リクーム

登録日:2021/10/05 Tue 20:28:38
更新日:2025/04/20 Sun 22:01:35
所要時間:約 3 分で読めます





さあベジータちゃん

こんどはオレたちの番だよ~


リクームは漫画ドラゴンボール』の登場人物。

声 - 内海賢二(Z)、佐々木誠二(改)

●目次

【概要】

フリーザ軍の精鋭部隊、ギニュー特戦隊の一員。
パワータイプの隊員で、バータに次ぐ巨漢。
外見は地球人と遜色ないもので、悟飯からは「パイナップル頭」と称された。
地球人タイプでこの強さなことが「それぞれの出身種族の突然変異」である特戦隊を象徴していると言われることも。

エリート部隊だけあって余裕な態度が目立つ特戦隊の中でも一際茶目っ気のある発言が多いが、やっていることは格下への煽り・挑発であり本性はかなり嫌味なサディスト。
ふざけた態度と幼稚で小馬鹿にしたような言動で相手を揶揄したり、戦闘相手を弄ぶ癖がある。
その性格の悪さは仲間のジースやバータが「あいつ、イヤな性格だよな~」と苦笑するほど。


【戦闘能力】

ファイトスタイル自体は小細工を一切弄さず特殊能力にも頼らない正統派の戦士であり、隊員の中でも特に打たれ強い。
また口から高出力の気功波を放つ「リクームイレイザーガン」という大技を持つ。
アニメでは作中でも珍しいレスリング技使いという特徴も付与され、エルボーやパイルドライバー等を披露している。

ベジータを赤子同然に扱い、開幕早々にラッシュ攻撃やエネルギー弾の乱射を受けても、顔面にエネルギー波を撃たれても、リクームイレイザーガンを放った際にクリリンから不意討ちを受けても平然としているなど、かつてのナッパを彷彿させる異常な耐久力を披露。
攻撃を受ける度に服装がボロボロになっていき、ついには尻が丸出しになったが、本人はまるで利いた風もなかった。

……ただ、上述した「クリリンの不意打ち」とは口から光線を発射したさなかの脳天からの一撃
おかげで技が口の中で暴発し、渾身のエネルギー波が鼻から噴き出し歯を吹っ飛ばした。これはさすがに堪えたらしく、キレかけている。


【作中での活躍】

ジャンケンで他のメンバーに勝利したことで、ベジータと戦う権利を獲得。
当初はベジータと1対1で対決していたが、ベジータを圧倒するあまりの強さにクリリンと悟飯が加勢を決断。
上記のクリリンの不意打ちにキレかけたため、ジースとバータにチョコレートパフェを奢るのを条件としてリクーム1人で3人の相手をすることになった。

しかし底の見えないパワーとタフネス、そして見た目以上のスピードを誇示し数的不利をものともしない。
ドドリアとザーボンを倒したベジータをボコボコにし、さらにクリリンの全身の骨を一撃で折ってしまい、最後に残った怒れば強大な力を発揮するはずの悟飯の首の骨もあっさり折ってしまった。
まさに悪魔のような強さを見せ付けたが、ナメック星に到着した悟空には圧倒されてしまう。
周辺一帯を吹き飛ばす威力という必殺技「リクームウルトラファイティングミラクルボンバー」*1で反撃しようとするも、 あまりにも長い必殺技名を言ってる途中で一撃で倒された。
終始おちゃらけて格好つけた態度も格下の戦士達を圧倒している時は底知れない恐怖を醸し出すが、格上相手にも同じことをやって瞬殺されては間抜けさしか感じさせないのだった。

この負け方のためか、バータは悟空と直接戦い実力を思い知らされるまで「リクームが油断していたのと妙な偶然のせい」と思っていたようだ。

バータ共々悟空にやられた時点では気絶しているだけだったが、仙豆によって回復し戦闘力を上げたベジータに跡形も無く消し飛ばされた。

明確な戦闘力数は不明だが、この時のベジータの戦闘力が3万近く*2らしいので、これを軽く上回っているはずである。
クリリンが感じている気の大きさによるとジース、バータの戦闘力も同程度のようだ。
そのジースとバータを悟空が圧倒したことを知った上でギニューが「戦闘力6万ほど」と推測していたので、彼らの戦闘力は4~5万台といったところか。


『Z』では死後、同僚3人と共に修行の相手として界王星に呼び寄せられたが、全員敗北して地獄に落とされている。
特にリクームはベジータを赤子扱いした実績がありながらヤムチャに負けたことが話題となった。
しかしヤムチャ達と一緒に界王星で修行したピッコロに対してネイルが「信じられんほどのパワー」と評していたので、それほどの効果があったのかもしれない。


【台詞集】

  • うおーーーっ!!! オレがベジータだーーーーーーーっ!!!
  • さあてとそろそろお遊びをはじめようぜ
  • 2匹のチビチビちゃんたちベジータちゃんのお手伝いをしてもいいからね 遠慮しないでどんどんひきょうな手を使うんだよ
  • ギニュー 特戦隊 リクーム!!! とうっ!!!
  • ハーーイ!
  • もっとビシッ!とした技はないのか? ないんならそろそろ殺しちゃうけどいいか?
  • お命頂だい!!! とうっ!!!
  • いまのふいうちはなかなかだったぞ!
  • おかげで歯が…… ちょ…ちょっとアタマにきちゃったかな………
  • ちっ!しまったな~ つい力が入っちまった…! もうちょっと遊ぶつもりだったのによ~
  • はーーっはっは!!! あいてがわるすぎたな!!!!
  • これいじょう大ボケヤロウのジョーダンにはつきあってられねぇ 一瞬で永久におとなしくさせてやるぜ!
  • 4匹まとめてあの世に送ってやるぜ!!!

【余談】

  • 名前の由来は「クリーム」。

  • ギニュー特戦隊の中でもとりわけポージングにこだわりがあるようで、戦闘中も様々な決めポーズを披露した。
    • 後に悟飯がグレートサイヤマンとしてギニュー特戦隊みたいなポーズをノリノリで決めるようになったが、悟飯の目の前でポージング決めてた特戦隊メンバーはコイツだけである

  • イキのいいキャラクターは、旧版で演じていた内海御大をして「かなり気に入っている」と言わせた程。
    近年の設定では特戦隊No.2はジースとされているが、記事によってはリクームをNo.2相当として紹介している物もある程で、実際に初登場時の活躍ぶりは特戦隊随一であった。

  • 見た目がボロボロになるまで攻撃されても意に介さないタフさ、地球人と遜色ない容姿、口から気功波を吐く必殺技、仲間を圧倒するも悟空に倒される、最後はベジータに殺されるなど全体的にナッパを彷彿させる要素が多いとも言われる。

  • 上記の戦闘シーンの多さと技の多彩さ故か、ゲーム『武勇烈伝』や『バーストリミット』等では特戦隊の中でプレイアブルになったのがギニューとリクームだけだったりと優遇されている。

  • 出演作品によっては靴の爪先部分の模様があったりなかったりとムラが激しい。原作にも1コマだけ模様があるが、近年の作品では模様ありが多い傾向にある。

  • 前任者との落差もあってか『改』以降の声優変更については色々言われたが、近年は演技のレベルが上がったこともあってかゲーム等でもそのような批判は見られなくなってきている。

  • 一部ゲーム作品では特戦隊に無理強いさせるギニュー隊長を諌めるために、圧倒的格上であるギニュー隊長に真正面から「あんたは間違っている。」と言い放ち勝負を挑むなど、オリジナルのシナリオの面でも優遇されている部分もある。


もっとビシッ!とした追記はないのか?

ないんならそろそろ修正しちゃうけどいいか?


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • リクーム
  • ギニュー特戦隊
  • フリーザ軍
  • ドラゴンボール
  • ドラゴンボール登場人物項目
  • ドラゴンボール悪役リンク
  • 内海賢二
  • 佐々木誠二
  • クリーム
  • パワーキャラ
  • レスリング
  • ケツ
  • パイナップル
  • お調子者
  • おちゃらけ
  • 嫌味
  • 挑発
  • 煽り
  • 愛すべき外道
  • サディスト
  • 濃すぎるキャラクター性
  • 演者の怪演
  • 優遇
  • 何故かなかなか立たなかった項目
  • 第二のナッパ
  • ハーイ
  • お命頂戴
  • 悪役
  • 初登場がフリーザ編
  • 脳筋
最終更新:2025年04月20日 22:01

*1 アニメでは「リクームウルトラファイティングミラクルアタック」

*2 原作では「2万近く」と言われているが、ナメック星到着直後のベジータの戦闘力は24000なのでファンの間では基本的にミスとして片付けられている