拳願仕合/拳願会(ケンガンアシュラ)

登録日:2021/03/17 (水曜日) 11:05:00
更新日:2023/09/30 Sat 11:39:12
所要時間:約 25 分で読めます





闘技者の拳に、願いを託す。

拳願仕合


拳願会(けんがんかい)とは『ケンガンアシュラ』および続編の『ケンガンオメガ』に登場する裏格闘技団体の名称で、拳願仕合(けんがんじあい)とはそこで行われる仕合の名称。


●目次


【概要】

日本経済界において、江戸時代から続けられてきた商人たちによる利権をかけた闘い。
現代では裏格闘技団体という扱いであり、日本裏格闘技界において最大規模を誇る団体でもある。

『ケンガンアシュラ』での絶命トーナメント終了から『ケンガンオメガ』までの間にそれまで業界第2位の裏格闘技団体だった「煉獄」が業界第3位の団体「毘沙門」と統合したことにより日本裏格闘技界最大規模の地位を明け渡しているが、それでも全団体で最もレベルが高いとされている。
一方で半世紀以上も会長職を務めていた前任の片原滅堂の威光が弱まったことで求心力が失われつつあり、『ケンガンオメガ』の頃になると拳願会員が仕合画像をダークウェブに流出させたり拳願仕合よりもファイトマネーが高額な煉獄へ移籍する闘技者が現れるなど問題も抱えるようになる。

『ケンガンアシュラ』では専ら「拳願仕合」と呼称されていたが、これは拳願会内部で起こる出来事が物語の中心だったためで、正確には商人たちが所属する組合が「拳願会」、拳願会が運営する仕合が「拳願仕合」であり、『ケンガンオメガ』では煉獄や「」など外部勢力との戦いをメインに物語が進むため、正式名称である「拳願会」と呼ばれることが多くなった。
ぶっちゃけ裏格闘技団体というより企業組合としての側面が強いのだが、やっていることはステゴロ勝負なので、特にツッコまれていない。


【成り立ち】

時は正徳五年、世は泰平なれどその陰で、商人達による血で血を洗う争いが昼夜問わず繰り返されてきた。

商人達が欲したものは御用商人の最上位「御用達」。あらゆる業種において物品調達を独占できるその特権は、全ての商人が喉から手が出るほど欲する地位であった。

脅迫、謀略、そして暗殺。ありとあらゆる手を使い商売敵を蹴落としていった。争いの中で更なる禍根が生まれ、憎しみの連鎖が築かれていき、巨大化した暴力の連鎖は当事者の商人達ですら制御不能になっていった。

この世が修羅道と成り変わろうとしていた時、徳川幕府七代将軍徳川家継(当時5歳)は禍根の中心である商人達を呼び出し、ある命を下した。

争いを収めたくば、正々堂々と雌雄を決すがよい

子供らしい単純で率直な提案であったが、商人達はこの単純な結論に帰結した者はいなかった。暴力は秩序を得た。
商人達は組合を結成し利害が対立した場合、組合を通して勝負の場を設け、勝負の結果を絶対とした。双方が雇い入れた腕自慢によるこの代理戦争は、拳願仕合として現代まで連綿と受け継がれていくこととなった。
そして結成から約4ヶ月後に家継が逝去した際には次期将軍の座を賭けた最初の拳願仕合が行われ、尾張藩主・徳川継友側は闘技者として山田浅右衛門を選出、紀州藩側は藩主徳川吉宗自身が闘技者として出場し、結果は吉宗が勝利したことで彼が将軍となった。


なお、週刊少年チャンピオンに掲載されたコラボ漫画によれば、徳川光圀によって造られた闘技場の流れを汲む後楽園地下の闘技場とは、同じ徳川家由来であることから「兄弟」として一世紀を超える交流が密かに保たれているという。
各々の闘技場の古馴染や幹部にはその事実を知って観戦する者も居れば、交流があること自体を把握していない者も居る。


【特徴】

現在では417社が加盟しており、会員になるには
  • 富と社会的地位
  • 拳願会の承認
が必要となるが、会員証は商人にとって喉から手が出るほど欲しい代物であるため、実は挑戦料1億円で会員権を賭けた非公式仕合が行われている(会員証は本来1億以上の価値があるため、公式の審判が派遣される)。

会員は仕合を見届ける義務があることから観客は基本的に会員及びその関係者*1に限定されており、仕合の勝敗は賭けの対象にもなっているため、仕合の流れ次第では普通に野次も飛ぶ

また後述のように企業間の政治的駆け引きも絡んでくるため陰謀や政治で勝敗が左右されることも多く、決着に至るまでのクリーンさという点では豊田のワンマン経営で派閥の存在しない煉獄の方が遥かに優秀である。
一方で達人同士が純粋に力で競い合い勝敗を決める真剣勝負という面では拳願仕合側に軍配が上がるのもまた事実。
拳願仕合に慣れた者からは、煉獄方式の勝敗の付け方に対して「茶番」「こんな結果に納得いくのか?」と評して不快感を顕す人物もいたりする。
拳願仕合も煉獄もどちらも一長一短であり、そこら辺は好みの違いだろう。

ちなみに仕合そのものが企業利益とダイレクトに絡むため、秘匿性の関係から目立たないためにも国内トップレベルの裏格闘技団体ながら常設の専用会場は無い。(加えて国内の大企業関係者etcが堂々と闇賭博をしているという倫理的なアウトっぷりも大きいと考えられる)
そのため仕合するたびに金網やリングをいちいち設営することはなく、仕合会場として人目に付かない廃墟や地下駐車場などの殺風景な場所を貸し切って行われる。よって「場外」による決着は存在しない。


【ルール】

拳願仕合とそれを運営する拳願会は言わば裏格闘技団体であるため、ルールは無いに等しい
そのため、目潰しや金的などは禁止されておらず相手を死なせてしまってもペナルティは存在しない

唯一、明確にされているのが武器の使用禁止であり、仕合前にはボディチェックが行われる。
しかし、この武器使用禁止のルールには穴があり、ボディチェックをすり抜けた武器は使用してもお咎め無しとなってしまう。
というのも、審判のチェックを通過するということは嫌疑なしの太鼓判を押されたということとなり、審判の目を掻い潜った反則を糾弾することは拳願会の権威の失墜・信用問題となりかねないため、仕合中の武器の使用は「無かった」ことにされてしまう。
そして商人・企業で構成されている拳願会において、チェックをすり抜けた違反を糾弾することは自分の目は偽物を見抜けない節穴だと世間に公表することであり、今後の商いに影響を及ぼして更なる損害を被ってしまう可能性がある。
また、観客席からの手出しは原則禁止されているが、モスキート音による妨害や極小通信機によるサポートなどは、(作中では気づかれていないのもあるが)実質的にスルーされている。
映像撮影については明文化されてはいないが基本的に禁止な様子。ただし、これも隠しカメラによる撮影が横行しているなど実質お咎めなしに近い。


ルール改定後

『ケンガンオメガ』では新会長に就任した乃木の方針で「闘技者を死なせた企業は最長1年間の拳願仕合禁止」が大原則として定められた。付随して以下の新ルールが制定されている。
  • 明らかに重症の闘技者を出場させて死なせた企業にはペナルティ(これにより企業が闘技者に無理な連戦を強いることが不可能となった)
  • 仕合決着後や相手の降参後に対戦相手を殺害したら殺害した側の企業がペナルティを負う(ただし故意ではなく「不慮の事故」として判断された場合は『リング禍』とされお咎めはない)
  • 闘技者を新たに雇用したい場合は山下商事に登録しなければならない(直接雇用は禁止だが元々雇われていた場合は登録の必要はない)
とはいえ不慮の事故による死は許容されているため、煉獄ほど不殺を徹底しているわけではない。
この大規模改革により、闘技者は「企業専属」「フリー」の2種類に分類されるようになる。

ルール改定に伴い、
  • 新ルールに対応した下記のフリーの闘技者管理・派遣部門の「山下商事」
  • フリー闘技者の選考や基準に満たない闘技者をふるい落とす採用試験を行う「採用部門」の設立
など大規模な組織改革が行われている。
また以前は有力な闘技者は企業が専属という形で独占している状態であったが、新ルールの制定により稀に企業所属闘技者が他企業の仕合にスポット参戦する場合もある。



【所属企業】

拳願仕合での成績順に「企業序列」が決められるが、企業の集合体であるため、企業間で派閥を結成している。
現在は

  • 三傑
拳願会最古の派閥。
元々は3社で構成されていたが、うち1社が明治時代に倒産したため現在は2社となっている。
現在の所属企業はNENTENDOとセントリーの2社だが、未だに派閥を名乗っているため、一部では「時代遅れ」「過去の栄光しか誇れない」と侮蔑気味に評されている。

  • 四龍
拳願会で2番目に古い派閥。
現在の所属企業は八頭貿易・白夜新聞・古海製薬・乃木グループの4社。

  • 百人会
現拳願会最大派閥。
他の派閥と異なり東洋電力を頂点としたピラミッド組織で、複数の企業を従える。
現在は広告・流通・アミューズメントなど様々な業種の企業が属しており、ペナソニックや西品治警備保障も先代社長の頃まではここに属していた。

この3つの派閥が存在するが、次代の覇権を狙う戦国時代に例えられるほどに深刻な派閥の対立を抱えている。
絶命トーナメント時の東洋電力の一件で『ケンガンオメガ』では「百人会」の勢いが衰え、「三傑」の一社の社長が失脚したこともあり、新たに岩美重工とガンダイによる「岩美重工派」が台頭した。

また、創業年数、拳願仕合通算戦績、企業概要などは単行本カバーに記載されており、一部の企業は世界観を共有する『ダンベル何キロ持てる?』にも登場している。
アニメ版では各企業のロゴマークが設定されており、闘技者が仕合で身につける衣服にもプリントされている。



【用語】

闘技者

企業の代理として仕合に出場する者達。登録闘技者数は物語開始時点で1205名とされる。
暗殺者のような裏稼業の人間だけでなく、プロレスラー、大相撲力士、プロボクサー、総合格闘家といった表格闘技界の著名人も数多く参加している。
作中では無敗の闘技者がやたらと多いが、これは仕合の結果がそのまま自社の面子や利益などにダイレクトに反映されることが多いことから、闘技者は仕合に負けると解雇される場合があるためであるが、闘技者が引退後に所属企業の社員となる場合もある。
また闘技者の年間仕合数は平均8.5仕合*3とされ、報酬もそれなりの額が保証されているものの、仕合の過酷さに見合っているとは言い難いとのこと。

他の格闘漫画のキャラと同様仕合での勝利数が多い闘技者ほど強いことになるが、拳願仕合で闘技者が勝利したことでその雇用主である企業が獲得した資産の総額である「企業獲得資産」も闘技者の強さの指標の一つとなっている。
例として、仕合数が少ないのに獲得総額が多い闘技者は重要な仕合を任される実力者*4とされるが、反対に仕合数の多さの割に獲得総額が少ない闘技者は重要な仕合は任されない使い捨てという具合である。
但し獲得資産額は業種によって異なるため*5、必ずしもこの法則が当てはまるとは限らない*6

拳願絶命トーナメント

拳願会会長の座を賭けて行われるトーナメント。
詳細は個別項目を参照。


その他

  • 変則拳願仕合
3社以上が利権を求めた場合に行われる仕合。
1対1で行われる通常の拳願仕合と異なり仕合形式はバトルロイヤル戦となっている。

  • 山下商事
単発〜短期契約が可能なフリー闘技者を管理・派遣する部門。
『ケンガンアシュラ』ではペーパーカンパニーだったが、絶命トーナメント後に新会長となった乃木による組織改革の一環として会員権を保有しない代わりに拳願会の一機関となった(表向きは人材派遣会社)。
現在の登録中のフリー闘技者は500名余。

予算は拳願会から出ており、契約金は全額闘技者へ渡る仕組みで仕合に勝利しても山下商事が成功報酬を受け取ることはなく、不正をするメリットもないので特定の企業を贔屓することもない。
またルール改正にて企業が新しい闘技者を雇用したい場合は、山下商事に登録しているフリー闘技者から必ず雇わなければならなくなっている(元々雇われていた闘技者は登録の必要はない)。

  • ニュージェネレーションズ
絶命トーナメント後の2年間でデビューした若手実力派闘技者達の総称。
全員がフリー闘技者で山下商事がデータ管理している。

  • 超新星(スーパーノヴァ)
煉獄との対抗戦後に頭角を現した拳願会、煉獄の若手トップ集団の総称。

  • 戦鬼杯
拳願会と煉獄の合同開催となるイベント。
優勝賞金は5000万円で拳願仕合では賞金付きトーナメントは初開催、煉獄では一部の闘士しか5000万円は稼げないこともあり、超新星を始め拳願会のニュージェネレーションズや古豪闘技者、煉獄の若手闘士が参加を表明している一方で反乃木勢力を中心に絶命トーナメント開催の噂が流れていることで有力闘技者・闘士の参加希望者が少なくなっている。
参加人数の関係で予選リーグから行われ、予選は参加者が4人一組となって8グループに分かれて総当たり戦を行い、1位の者が本戦に進出する。
なお予選リーグは各人2週間に1仕合行うため、本選出場者が決まるのは最短で6週間かかる。
ちなみに参加者の多くがこれまで敗北描写がか多いことから読者の間では二軍の大会とも評されている。


【所属闘技者】

絶命トーナメント出場闘技者

  • 『阿修羅』十鬼蛇王馬(ときたおうま)
CV:鈴木達央
本作の主人公。
かつて十鬼蛇二虎が創造するも、創設者である二虎の死によって一代で途絶えたと言われていた伝説の武術「二虎流」の使い手。
師である二虎の仇を討ち、自身の最強を証明すべく「拳願仕合」に参加した。
詳しくは項目を参照。

CV:金子隼人
義武不動産所属の闘技者。
「理人」という名前は自分で付けた綽名*7で本名は中田一郎(なかたいちろう)
お世辞にもオツムがよいとは言えず、女性と見ればすぐにナンパに走るお調子者だが、我の強い闘技者達を纏め上げる妙なカリスマ性を持つ陽気なムードメーカー。
王馬のデビュー戦の対戦相手で、王馬に敗北したことで義武不動産から解雇された。
その後は乃木グループ系列の運送業でアルバイトをしていたが、SH(すごく冷えてる)冷凍の社長が夜逃げしてしまったため、乃木グループからの援助で史上初の社長兼闘技者として復活を果たす。
SH冷凍の代表として拳願絶命トーナメントに出場した。

CV:稲田徹
ガンダイ所属の闘技者。
超日本プロレスに所属するプロレスラーで、本名は「関林純平」。
流派は『プロレス』
ヒールレスラーのような凶悪な人相ではあるが、面倒見がよく、ファンからの期待は裏切れないタイプ。

CV:浪川大輔
皇桜学園グループ所属の闘技者。流派は古流武術の一派である「孤影流」
黒い長髪が印象的な美しい男性。
皇桜学園グループの闘技者採用試験に潜り込み、試験官の小津俊夫を倒して闘技者の座につく。
「中」に住んでいた頃に、十鬼蛇王馬に命を救われた事から、彼を神格化しており、王馬を変えてしまった二虎を憎悪している。

乃木グループ所属の闘技者。流派は「初見流合気道」
『不真面目を絵に描いたような男』『拳願仕合史上最強の無責任男』と呼ばれるほどに素行に問題がある軟派男。
通算成績は39勝15敗と黒星が多いが、その内容が寝坊9回、バックレ4回、ド忘れ2回なあたり、かなりのいい加減さが窺える。
それでも実力は闘技者の中でも上位クラスで若槻武士に勝利し、「滅堂の牙」候補としてスカウトされた事もあるが、スカウトから1週間ほどで「飽きた」と護衛者を辞めている。
しかしもし辞めてなければ五代目「滅堂の牙」は彼になっていただろうと言われている。

  • 絞殺王(キングオブストラングラー)今井コスモ(いまい    )
西品治警備保障所属の闘技者。
史上最年少の14歳で拳願仕合のデビューを果たした格闘技の天才。
流派は「柔術」。若槻をもってして『天才』と言わしめる実力者。

CV:遊佐浩二
義伊國屋書店所属の闘技者。
本業は将棋の棋士で、流派は介者剣術の一種である紅人流(くじんりゅう)
トーナメント会場へ向かう船で、義伊國屋書店の代表闘技者権を賭けて氷室涼と戦い勝利。
義伊國屋書店の代表として拳願絶命トーナメントに参加する。
顔のパーツ構造が串田とそっくりなため、初めて見た人からはよく兄妹と勘違いされる。

  • 『皇帝』アダム・ダッドリー
身長:192cm
体重:107kg
拳願仕合戦績:1勝0敗
企業獲得資産:76億4600万円
年齢:28歳
誕生日:2月22日
趣味:銃のコレクション
CV:堀井茶渡

ボスバーガー所属のアメリカ人闘技者。
いかにもオラオラ系のヤンキーや半グレ然とした言動とビジュアルで、両肩のドクロのタトゥーと「FUCK」の文字がデカデカと刻印された銀の前歯がトレードマーク。
ビジュアルに違わず「ホモ野郎」「ジャップ」などのアメリカの下品なスラングを多く用いるためかなり口は悪いところがあるものの根は良識的。
コスモとは戦いを経て良好な関係を築いていくなど友情に厚い面を持つ。
なおイラついたり仲間の戦局が悪くなったりと、自身が不快感を感じると「FUCK!!」 と叫んだり毒付く癖がある。

流儀は我流。
異常に発達した脊柱起立筋を持ち、その強靭な体幹とホッケーファイトで磨かれた喧嘩殺法から繰り出される独特かつ強烈な打撃が持ち味のストライカー。
腰を満足に回せないほど完全に姿勢が崩れた状態で手打ちのパンチを繰り出しても、相手のノックアウトを狙えるだけの高い威力を発揮できる。
また見かけによらず戦いでは卑怯な行為を嫌っており、ファイトスタイルはかなり正々堂々としたもの。

元はアイスホッケーの選手でアメリカ屈指の乱闘要員として活躍し引退後はストリートファイトに参加。
「米国最強の喧嘩屋」パンク・アボットに勝利したことでボスバーガー社長のロナルド原口に闘技者としてスカウト。
ボスバーガーの代表として拳願絶命トーナメントに参加するも一回戦で今井コスモに敗れた。
その後はリベンジを誓うも何だかんだでコスモや西品治と一緒に行動するようになり、その縁で絶命トーナメント後に日本に残留し、『ケンガンオメガ』ではコスモと同じ西品治警備保証に所属しつつ、コスモとともに暮石光世の下で修行しており、打撃力・技術力・罵倒の語彙力にさらに磨きがかかっている。
戦鬼杯予選リーグではFグループでルカ・タイラントを習得した寝技で撃破した。その後も順調に勝利を重ね、本戦進出を決める。

  • 『解剖魔』(はなふさ)はじめ
身長:174cm
体重:62kg
拳願仕合戦績:初参戦
年齢:秘密♥
誕生日:12月1日
尊敬する人物:ブラック・ジャックドクター・キリコ
CV:石田彰

帝都大学所属の闘技者。
なんでもかんでもすぐに解剖したがるマッドサイエンティストだが、医者としての腕前は無免許の天才外科医にも匹敵する*8
不謹慎な発言が多いものの医師としての腕は勿論、狂気を理性でしっかり飼いならしているため、暗い見た目とは裏腹にコミュニケーション能力も高いため、なんだかんだで患者達からの人気も高い。

表向きはフリーランスの外科医だが、その正体は日本政府から派遣された国家に仇なす者を秘密裏に始末するエージェント。
指で相手の急所を突く霊枢禽拿術(れいすうきんなじゅつ)の他、人体改造で獲得した骨の刃や体に仕込んだ致死性のウィルスなど、他の闘技者とは一線を画した格闘スタイルが特徴で、仕合前のボディチェックを潜り抜け、トーナメントで武器を使用した唯一の人物。
おまけに万が一自身が死んだ時にも損傷具合では簡単に蘇生できるレベルに肉体改造ができるほどで、おそらく作中で最も人間離れしている。
一方で自身の実力は鍛え上げられた他の闘技者には劣ると自覚しているようで、もしも坂東が最初から本気を出していたら、それこそ為す術もなく一撃で負けていただろうと評している。

帝都大学の代表として拳願絶命トーナメントに参加するも一回戦で坂東洋平に敗れ、首を折られたが総長に元に戻してもらい瞬く間に生き返り、その後は専ら医務室で負傷者の治療をしている*9
また絶命トーナメント後の王馬の治療の際に、何者かから王馬の心臓が届けられたことでその心臓を王馬に移植しており、その関係で滅堂と呉一族以外では唯一王馬の事情を知っていた。
煉獄との対抗戦では絶命トーナメント時と同様医務室で負傷者の治療をしている。
なにかと深刻なダメージを受けることが多い本シリーズでは、先生がいなかったら何人死んでるかわかったもんじゃねえ!(少なくとも茂吉と王馬は確実に死んでいただろう)

  • 『日本海の大入道』賀露吉成(かろよしなり)
身長:206cm
体重:165kg
拳願仕合戦績:初参戦
年齢:51歳
誕生日:4月25日
好きな歌:兄弟船
CV:斧アツシ

あじろ水産所属の闘技者。
本業はあじろ水産専属の漁師で、つなぎにねじりハチマキ、髭面でスキンヘッドの大男。
漁師歴40年の超ベテランであり、『人食いホホジロザメを海中で絞め殺す』『暴風雨吹き荒れる中で難破船の乗組員全員を単身で担いで泳ぎ救出する』『日本領海内に不法侵入した環境保護団体シーシェパードの船舶を撃沈させ、国際テロリストポール・マンソンを捕らえた』など数々の伝説の持ち主。
格闘技未経験者だが、40年に渡り荒海で漁師を勤めてきた事で得た驚異的な体幹の強さ・パワー・バランス感覚、漁師としての知識と技術を応用した正確な打撃といった熟練の技術を併せ持つ。
おまけに普段から陸酔いを患っているため、頭部に攻撃を受けて脳を揺らされると逆に平衡感覚を取り戻してパワーアップするという独特な特徴を持つ。

速水からの脅迫であじろ水産の代表として拳願絶命トーナメントに参加。
予選のバトルロイヤルを生き残り本選に駒を進め、一回戦で鎧塚(よろいづか)サーパインと対戦。
速水からは八百長の指示*10が出されていたが、漁港を潰そうとする東洋電力へ復讐するために指示を破り本気で闘うも、力及ばず敗れた。

夜明けの村所属の闘技者。
ミャンマー出身だが、故郷の村がダム建設で消滅したため雇い主である鎧塚実光の手引きで兄弟や村の住民達とともに夜明けの村に移民してきた。
割とヘビーな過去を背負っているが、基本的には叫び声がデフォの超熱血バカで、いかにも人の話を聞かなさそうな感じだが、意外と聞き分けはいいタイプ。
流派はミャンマーの伝統武術である「ミャンマーラウェイ」

  • 『暗黒鳥』沢田慶三郎(さわだけいざぶろう)
身長:181cm
体重:74kg
拳願仕合戦績:4勝0敗
企業獲得資産:210億9000万円
年齢:25歳
誕生日:6月11日
好きなアーティスト:ヴィレッジ・ピープル
最近観た映画:イン&アウト
CV:保志総一朗

マーダーミュージック所属の闘技者。
傘の広いキノコ頭が特徴の細身の男で、オネエ口調で喋り色男を見ると頬を染めたりするが、他人に同性愛者扱いやオカマ扱いされるとキレる癖の強い人物。
また卑劣な真似をする相手には怒りを激らせる誇り高い面を持つ。
日本舞踏の家元の家の生まれで次期宗主として将来を嘱望されていたが、ある出来事を切っ掛けにバレエに傾倒することとなり、やがて闘技者への道を歩むこととなった。
かつては番格を張っていた経験があり、理人とはそのころからの腐れ縁。
顔を見合わす度にお互いを煽ってはケンカをするものの、自分以外の男に負けたら承知しないと実力そのものは認めている様子。

流儀は『バレエ』
バレエで培った抜群のボディコントロール、体のバネ、バランス感覚、柔軟性から繰り出す「強烈な回転を乗せた変幻自在の蹴り技」を得意とする。

マーダーミュージックの代表として拳願絶命トーナメントに出場。
予選のバトルロイヤルを生き残り本選に駒を進めるも、雇い主であるマーダーミュージック社長の戸川好子が棄権したため一回戦で不戦敗で敗退。
舞台裏でユリウスと戦ったが規格外の筋肉の前に一蹴され敗北してしまった。
ケンガンオメガでの戦鬼杯予選リーグでは久々の仕合となるもきっちり仕上げてきており、Gグループでと対戦し、「バレエの蹴り」で優位に立つも、徐々にリードを広げられて最後は敗北した。

CV:小山力也
若桜生命所属の闘技者。
本業は警察官で、警視庁最強の第44機動隊を統べる男。流派は「逮捕術」
「相手の動きを見てから反応しても相手の動きを凌駕できる」という圧倒的な反射神経の持ち主で、拳願絶命トーナメントではそれを用いて雇い主である檜山瞬花と半ば不正めいた事を行っている。
「正義のためであれば、何をしても良い」という歪んだ正義感を持つ今作屈指の危険人物。
重度のダーティハリー症候群に罹っており、裏では自分が「悪」と見なした人間はおろか犯罪者の血縁に至るまでをを秘密裏に処刑してまわっている狂人で、上記の檜山との不正紛いの連携は檜山が指示を出すことで阿古谷の暴走を抑える意味合いがある。

  • 破壊者(デストロイヤー)河野春男(こうのはるお)
身長:242cm
体重:315kg(ハル時158kg)
拳願仕合戦績:4勝0敗
企業獲得資産:3102億4600万円
年齢:22歳
誕生日:3月17日
好きな食べ物:脂っこい物・味付けが濃い物全般
嫌いな場所:電気がない所
CV:水島大宙

NENTENDO所属の闘技者。
ヒマラヤ山脈に住む山岳民族の出身で本名は「ハル」。
その身体能力の高さから故郷の人々からは「インドラの化身」とまで呼ばれており、故郷の村ではリーダーを務めていたが、ある日NENTENDO社長の河野秋男にスカウトされ日本に来日。
河野秋男の養子となり「河野春男」の名前を与えられ、日本国籍に帰化したが、春男を完全に操り人形にしようと目論んだ秋男の策略で美食や娯楽などの贅沢を覚えた結果、300㎏越えの超肥満体となるなどすっかり堕落し、ネットとゲームとお菓子がないと生きて行けないニートと化してしまった。
それでも過去にゲーム業界で行われたバトルロイヤルではNENTENDOの代表として圧勝するなど強さは衰えていない。
NENTENDOの代表として拳願絶命トーナメントに参加するも、一回戦で阿古谷清秋に敗れた。
その後は敗北した事で秋男に用済みとして捨てられてしまい、途方に暮れて会場を去ろうとしていたところ、関林ジュンに「帰る前に俺の試合を見て行け」と声を掛けられる。
当初こそ疑心暗鬼で試合を見守るだけであったが、関林の信念溢れる戦いと勝利に触発され、「変わりたい」という強い思いを胸に関林に弟子入りした。
トーナメント後に養子縁組は解消されているが、「良い関係ではなかったが日本に連れてきてもらった恩があるから貰った名前は大事にしたい」という理由から改名はしていない。
『ケンガンオメガ』では体重は更に20㎏増量しており、超日本プロレスの全国巡業では現地のご当地料理を食べまくるため、巡業の度に10㎏太っているらしい*11
対抗戦後は多少痩せた描写はあるが実力は前作よりも上がっており、戦鬼杯予選リーグではFグループで氷室と対戦し、壮絶な潰し合いの末に関林直伝のラリアートで勝利したが、阿古谷戦での膝の古傷が悪化し、以降の試合を負傷棄権した。

  • 『滅殺する牧師』茂吉(もきち)・ロビンソン
身長:189cm
体重:99kg
拳願仕合戦績:48勝0敗(ケンガンアシュラ) → 48勝1敗(ケンガンオメガ)
企業獲得資産:7088億3490万円
年齢:34歳(ケンガンアシュラ)→36歳(ケンガンオメガ)
誕生日:2月27日
影響を受けた映画:ウォリアーズ、さらば青春の光
不良時代の特技:カツ上げ
CV:村瀬克輝

セントリー所属の闘技者。
本業は牧師で、流派は名探偵「シャーロック・ホームズ」も使い手だったとされる幻の武術バリツ
若い頃は厳しい修行を課す父親に反発し、14歳で家を飛び出した後は、裏社会で悪行三昧の日々を送っていた。父親の死後、異母妹のエレナと共に父親の友人だった牧師に引き取られ、共に暮らすうちに改心し、牧師の死後は教会を引き継ぎ、牧師となった。
「妹の為なら神にさえ闘いを挑む」と言うほどのシスコン。
普段は慈愛に満ちあふれた温厚な人物であるが、エレナに悪い虫がつこうものなら不良時代の性格と口調に戻り、近寄ってくる男達を無慈悲に叩きのめす。
セントリーの代表として拳願絶命トーナメントに参加するも、一回戦で呉雷庵と対戦し首を折られて敗北した。
本来なら死亡していたが、英の蘇生処置で奇跡的に一命をとりとめ、トーナメント最終日で意識が回復し、トーナメント終了後はイギリスに帰国してリハビリに励んでいる。
雷庵に完膚なきまでに叩きのめされたが、実際は48戦無敗の実力者で、「外し」を使用していない状態の雷庵を一方的に打ちのめすなどその実力は本物。
『ケンガンオメガ』ではリハビリの甲斐もあって闘技者に復帰した。
シスコンぶりは相変わらずだが、実力は前作よりも上がっている。

  • 『禁忌の末裔』呉雷庵(くれらいあん)
CV:松岡禎丞
アンダーマウント社所属の闘技者。
奈良時代から続く暗殺者の一族呉一族』の一人。
呉一族の歴史上でも最高の天才とされているが、血と闘争を好む残忍な性格の持ち主で、自らの欲望のままに闘うため一族からも異端視されている。
呉一族の暗殺術も収めているが、本人の気質から基本的には喧嘩殺法を好み、圧倒的な身体能力で対戦相手を一方的に蹂躙することを喜びとする。

  • 『黒呪の亡霊』因幡良(いなばりょう)
CV:緒方恵美
ペナソニック所属の闘技者。155cm・62kgと本作最小・最軽量級。
本業はペナソニック創業一族・瓜田家に仕える暗殺者で、幼少期より鍛え上げた長髪を用いた暗殺術『因幡流』の使い手。
貞子を彷彿とさせるビジュアルと、常に四足歩行で移動するせいもあって不気味な印象を受けるが、素顔は意外と愛くるしく、結構明るい性格。
雇用主である瓜田や西品治とは幼稚園の頃からの幼なじみ。

CV:加瀬康之
古海製薬所属の闘技者。
現役最古参闘技者かつ歴代最多勝利数闘技者。
生まれながらに常人の52倍の筋繊維密度を持つ「超人体質」の持ち主で身長193cmに体重193kgという規格外の肉体を持つ。
流派は「フルコンタクト空手」
初見や黒木と同じく、加納アギトと渡り合えると噂される闘技者の1人。
詳細は個別項目を参照。

  • 『測定不能』室淵剛三(むろぶちごうぞう)
身長:187cm
体重:110kg
拳願仕合戦績:19勝1敗
企業獲得資産:682億9600万円
年齢:43歳
誕生日:10月8日
好きな球技:野球
好きな言葉:やればできる
CV:一条和矢

ユナイテッドクロージング所属の闘技者。
元オリンピックの金メダリストで25年間の内、国際大会での敗北はわずか5回という記録を持つ伝説のデカスリート。
その後、41歳で闘技者に転向し、武術に頼らず純粋な身体能力のみで勝利を重ねていった。
過去に若槻武士と対戦し敗れた事からリベンジを誓っている。
ユナイテッドクロージングの代表として拳願絶命トーナメントに参加するも、一回戦で若槻に敗北した。
原作では若槻の猛攻に一矢報いていたが、アニメ版では戦闘シーンが大幅にカットされ、ほぼ一撃で倒されている。
『ケンガンオメガ』でも闘技者をしていたが、龍鬼が対抗戦代表に内定する約半年前に行われた阿古谷との仕合で暴走した阿古谷の過剰な攻撃で意識不明の重体となる。
復帰1戦目で黒狼に敗北しており、対抗戦開催時は阿古谷戦の傷の悪化により拳願仕合長期欠場を余儀なくされる。
しかし当人は阿古谷のことは恨んでおらず、むしろ彼の実力を評価して対抗戦の代表選手に推薦し、復帰に向けてリハビリに励んでいる。

CV:白熊寛嗣
東洋電力所属の闘技者。
常人では死に至る過度のドーピングとスポーツ医学に基づいたトレーニングによって得た「人類最高の筋肉」の持ち主。
更にスポーツ生理学、スポーツ医学、果ては心理学や物理学も修めており、人類史上最強の筋肉とそのスペックを最大限に引き出す高い知能を持つ
詳細は個別項目を参照。

CV:川本宗幸
海一証券所属の闘技者。
欲求が高ぶると血の涙を流すことから『泣き男』と呼ばれている。
生まれつき強い殺人衝動を抱える快楽殺人鬼。
流派は「柔道」
詳細は個別項目を参照。

  • 『番人』二階堂蓮(にかいどうれん)
身長:174cm
体重:73㎏
拳願仕合戦績:初参戦
年齢:24歳
誕生日:1月12日
特技:動物に好かれること
好きな武将:徳川家康
CV:沢城千春

白夜新聞所属の闘技者。
速水勝正配下の闘技者の中でも中心的な人物だが正体は旧日本軍特殊部隊「天狼衆」の長で、独自に4人の配下を抱える。
露出度が高めなファッション*12を好むキザなナルシストだが、護衛者となってからは普通のスーツを着ている。
一応ファッションセンスがアレなだけで性格自体は高潔で常識的な考え方もできる冷静沈着な人物。
流派は日本式中国拳法「天狼拳」
拳法家としての実力も然ることながら、本領は自らが率いる特殊部隊「天狼衆」を用いた破壊工作や隠密行動である。

拳願絶命トーナメントでは本来の雇い主である速水の命令で白夜新聞の闘技者・武本久安を倒してその立場を奪い、白夜新聞社長・赤野鉄砂希を速水の傀儡にするが、速水が自分たちを捨て駒として利用しようとしていることを知らされて離反し、『ケンガンオメガ』までの間に部下達と共に護衛者の一部帯となり、諜報活動に従事している。


  • 『土俵の喧嘩屋』鬼王山尊(きおうざんたける)
身長:194cm
体重:159kg
拳願仕合戦績:7勝0敗
企業獲得資産:221億1610万円
年齢:20歳
誕生日:7月28日
尊敬する力士:元横綱 高値乃花*13
好きな漫画:「今日から俺は!!」
CV:三宅健太

禍谷園所属の闘技者。
本業は大相撲の関取で、現横綱の弟でもあり、その素質は横綱である実兄を超えると言われている。
「まだ十両だが、いずれは横綱確実」と将来を嘱望されているものの、同時に路上での喧嘩や道場破りを繰り返すなど素行が悪く角界の問題児。
兄たちの前で話が出ること自体がタブーとされるほどに兄弟仲も険悪なものと思われているが、兄達は尊の才能を高く評価しており、絶命トーナメントへの参加理由も、慢心してる弟の鼻っ柱をへし折ってもらうつもりだった。
粗暴な性格だが、方向音痴で危なっかしい行動を取る禍谷園秘書の桜の面倒を見たり、東洋電力によるクーデターの際に兄達が守護者鎮圧を名目に関取衆を引き連れて暴れる姿を見て「俺のこと言えた義理かよ…」と内心突っ込むなど割と常識的。

流儀は「古代相撲」
鍛え上げられた強靭な肉体と圧倒的なパワーを誇るが、制約の多い現在の「相撲」の有様を疑問視しており、拳願仕合では相撲をベースに相撲では禁止されている蹴りやパンチを取り入れている。
……が、初戦で戦った関林からは「総合格闘技の真似事」と揶揄されており、実際短期決戦に特化した現代の相撲取りの体形と古代相撲との相性が悪いという欠点も抱えている。

禍谷園の代表として拳願絶命トーナメントに参加するも、一回戦で関林ジュンに敗れた。*15
その後は真面目に相撲に取り組むようになり、『ケンガンオメガ』ではますます力をつけて関脇に昇進しており、異名も『不良関脇』となっている。
怪我で休場することもあったらしいが、闘技者と力士を両立している。煉獄との対抗戦でも選手候補に挙がったが、当初の開催時期は11月だったため、本業の場所中と重なるので参加は難しいとされ、選考から外れた。
モデルは元大関「雅山」。

  • 『夢の国から来た男』根津(ねづ)マサミ
身長:221cm
体重:111kg
拳願仕合戦績:初参戦
年齢:22歳
誕生日:1月1日
人生のバイブル:成りあがり(著・矢沢永吉)
CV:星野佑典、緑川光(『ダンベル何キロ持てる?』)

栃木ディスティニーランド所属の闘技者。
本業は栃木ディスティニーランドのマスコットキャラクター「モッキー」のスーツアクター。
着ぐるみの中身はかなりの長身にリーゼントといういかつい姿。
栃木最大の暴走族「爆音地帯」の三代目総長で、引退後は拳願会、煉獄に次ぐ裏社会3位の規模を誇る裏格闘技団体「毘沙門」で絶対王者として君臨していたが、栃木ディスティニーランドの社長である夢野国博にスカウトされた。なお、当人もディスティニーランドの大ファンである。
栃木ディスティニーランドの代表として拳願絶命トーナメントに参加するも、一回戦で御雷零に敗れた。
その後付き合いの長い竹丸美姫と婚約し、『ケンガンオメガ』までの間で結婚し、それを機に闘技者を引退した。
『ダンベル何キロ持てる?』ではモッキーとしてきぐるみ姿で登場している。

  • 顔のない男(グレートアクター)千葉貴之(ちばたかゆき)
身長:179cm
体重:85kg
拳願仕合戦績:初参戦
年齢:37歳
誕生日:10月12日
好きTV番組:モノマネ番組
CV:星野貴紀

義武不動産所属の闘技者。
本業は裏専門の役者で、相手の技を完璧にトレースできるという卓越した技量の持ち主
トレースできる人物は、将棋の棋士や亡くなった空手師範などにもなれるほど多岐にわたり、近しい人間でも見分けることが不可能なほど。
加えて弁舌にも長け、話術と模倣の技巧を駆使したブラフや駆け引きもこなせる。

劇中では理人に代わって義武不動産の代表として拳願絶命トーナメントに参加するも取り込んだ技の選択を誤った事で一回戦で初見泉に敗れた。
『ケンガンオメガ』でも闘技者をしており、5連勝がかかった仕合で鬼王山と戦い、中国拳法主体の立ち回りを試みたが、上手投げで地面に叩きつけられ敗北。
戦鬼杯予選リーグではHグループで後田に完勝するが、その後の龍鬼との仕合で彼の羅刹掌を首に受けて倒される。命に別条はないが、次の試合は難しいとのこと。

  • 『血染めの象牙』坂東洋平(ばんどうようへい)
身長:201cm
体重:147kg
拳願仕合戦績:初参戦
年齢:51歳
誕生日:6月13日
特技:人体の研究
独房での過ごし方:読書
CV:楠見尚己

十王通信所属の闘技者。
元々は脳神経医学を研究する帝都大学医学生だったが、3年次に暴力団の事務所を襲撃し、組員及び警官を素手で大量殺人した死刑囚。
流儀はなし。
だが「超軟体体質」と呼ばれる特異体質の持ち主で関節の稼働域が広く一切の関節技が利かず、異常な可動域を駆使した変則的な打撃を武器とする。
この特異体質によって過去45回に及ぶ絞首刑を生き延びており、未だに死刑執行中の身。
また体質を利用し、関節を強引に外して腕のリーチを伸ばして鞭のように振るい、間合いの外から相手を撲殺する攻撃も可能。
だが、この技は射程が上・横・左・右の四方に限定され、筋肉への負担が大きすぎて多用すると肩関節の炎症や関節包面断裂といったダメージを受ける、精密機動が要求されるため距離感を損なうと使えなくなるといった欠点がある。
しかし一般人では視認すら困難な速度で両腕を振り回すことにより、対象の頭部に直撃すると「頭が爆発した」と錯覚するほどの破壊力を発揮するため防御は難しい。
本人も筋肉負担が大きい欠点は認識しており、上記襲撃時は細身の肉体だったが現在はその身体は凄まじくビルドアップされている。*16

トーナメント一回戦で英に勝利するも、致死性の高いウイルスに侵されて死を待つだけだったが、高田と古海の取引で治療に成功し、二回戦で初見と闘うも敗北する。
その後は厳重に拘束されていたが東洋電力のクーデター中に拘束を解き、SH冷凍職員を狙う守護者の大郷を殺害して彼らを救った。
トーナメント後は再収監されており、『ケンガンオメガ』までの間に面会に来た山下健蔵に「」がかつて自身のスポンサーだったことを明かした。

八頭貿易所属の闘技者。流派は「ボクシング」
ボクシング四大団体のヘビー級統一王者で、ボクシング史上最強とも謳われるボクシング界の絶対王者
ボクシングに転向する以前は史上最年少でムエタイのチャンピオンに戴冠しており、タイでは英雄視されている。
タイ王国政財界の実質的支配者であるラルマー13世に忠誠を誓っており、拳願絶命トーナメントにもラルマー13世の命令で参加した。
サーパインから一方的にライバル視されており、シャワーや食事中にもお構いなしに勝負を申し込んでくる行為に頭を悩ませているが、唯一KO出来なかった相手として実力そのものは認めている。
戦闘ではボクシングの超高速打撃に加えムエタイの脚技や動きを組み合わせて戦う全闘技者の中でも屈指の実力者でありストライカー。

CV:小西克幸
ムジテレビ所属の闘技者。流派は「総合格闘技」
世界最大の総合格闘技団体「アルティメットファイト」のヘビー級王者で、表の世界でも有名な総合格闘家。
普段は女好きで関西弁の陽気なおっさんという印象を受けるが、常に鍛錬を忘れない努力家の顔を持つ。
派手な決め技を持たず、打・投・組・絞の基礎技術の練度を極限まで高めた、技と技の継ぎ目が殆ど存在しない変幻自在の攻撃を得意とする巧者。

ゴールドプレジャーグループ所属の闘技者。
流派は武神建御雷神が創造したと伝えられる一子相伝の暗殺拳「雷心流」
元は暗殺者だったが、とある暗殺依頼を受けた際に標的だった倉吉理乃に一目ぼれ。暗殺者を引退してゴールドプレジャーグループの闘技者となる。
恋人である倉吉理乃との約束で「不殺」を誓っており、拳願絶命トーナメントに参加したのも暗殺拳ではなく武術としての「雷心流」の強さを証明するため。

岩美重工所属の闘技者。
アフリカからやってきた伝説の傭兵。
「コンゴの死神」「伝説の殺戮傭兵」などいくつもの異名を持ち、彼の存在は最新鋭の銃火器で武装したソマリア沖の海賊たちですら震え上がるほど。
流派は傭兵時代から鍛えられたルール無用の軍隊格闘技(サイレント・キリング)
拳願絶命トーナメントで唯一明確な意思を持って殺人を行っている一方で、仕事以外では殺人行為は行わないダーティながらも男らしいビジネスライクな性格。

モーターヘッドモータース所属の闘技者。
流派は沖縄発祥の殺人拳法「怪腕流」
拳願絶命トーナメントの参加者の中でも別格の実力者で、その実力は優勝候補である五代目「滅堂の牙」に匹敵。
こと『武術』においてはアギトすらも遅れを取りかねないとされる加納アギトと並ぶ作中最強クラスの一角。
「弟子は取らない」と言いつつ『ケンガンオメガ』での煉獄との対抗戦へは観戦には訪れている「弟子が心配おじさん」。
詳しくは項目を参照。

CV:大塚明夫
大日本銀行所属の闘技者。
157戦無敗という記録を持つ、拳願仕合の頂点に君臨する男。
通称の「滅堂の牙」は歴代片桐滅堂が擁する闘技者に与えられる通称で、加納アギトは五代目に当たる。
「拳願仕合の帝王」の異名も持ち、その名に恥じぬ風格と威厳、実力を持つが、世間一般には疎いのかたまに天然発言が飛び出すことも。
詳しくは項目を参照。

ニュージェネレーションズ

『ケンガンオメガ』の主人公。
物語開始の3年前(『ケンガンアシュラ』の開始1年前)に王馬に惨敗しており、恨みを持っている。
王馬の足跡を辿り裏格闘技界の情報を集めていたところ、拳願絶命トーナメントで彼が戦っている静止画を発見したことで、彼が拳願仕合に参戦していたことを知る。友人に頼んで拳願仕合について調べてもらい、山下商事に接触する。
そして一夫に連れられて見学した拳願仕合でレベルの差を痛感するも、誰より強くなるという野心を捨てられなかったため、見習い闘技者として山下家に居候しながら山下商事で働くことになる。

『ケンガンオメガ』のもう一人の主人公。
王馬の師匠である二虎の師匠にあたる臥王鵡角の血族と思われる青年。王馬と瓜二つの顔立ちをしているが、体格はやや小柄で、年齢も20歳ほど。
かなりの数を殺しているためか実戦経験は豊富で、二階堂を圧倒するほどの実力者であるものの、登場時点では仕合の経験はない。
実力は申し分ないが、殺人に対する「罪悪感」が欠落しており、試験であることを忘れて対戦相手を殺害しようとするなど、欠けている部分も多い*17
「蟲」と敵対しており、「爺ちゃん」から「蟲は悪なので、皆殺しにしなければならない」と教えられて育ち、臥王流を伝授された。滅堂に接触して拳願仕合に参加したのも彼らをおびき出すためである。
一方で「蟲」のナイダン・ムンフバトからは「オメガ」「最後の子」と呼ばれている。

  • 『ウルフソルジャー』打吹黒狼(うつぶきこうろう)
身長:192cm
体重:110kg
拳願仕合戦績:7勝0敗
年齢:30歳
誕生日:10月27日
趣味:シルバーアクセサリー収集

龍鬼のデビュー戦の相手で、ニュージェネレーションズの一人。
デビューしたのは1年前だが、既に7勝を重ねており、うち3勝は20勝以上挙げている闘技者からの白星である*18などルーキーの中でも一番勢いのある闘技者で、一夫曰く、「闘技者の新人王」。
スポーツ一家に生まれ、幼少期から様々な競技で実績を挙げており、ポイント制防具空手団体の名門「月輪会」の全国大会を5年連続制覇している。

流派は「防具空手」だがキックボクシングも取り入れている。
「手数」と「当てる」ことに特化した高速コンビネーションで押し込み、足が止まったところで全力の殴打で仕留めるという、シンプル故に攻略の難しい戦法を得意とし、鳩尾への連打を受けても倒れないほどのタフネスにも優れている。
更にその実力に驕ることのない冷静沈着な判断力も大きな武器であり、必勝スタイルに固執せず、通用しなければ次々と攻め方を変えてくる切り替わりの速さも特筆すべき長所。

煉獄との対抗戦の出場選手に志願しており、ニュージェネレーションズ最強の闘技者として有力候補になっていたが、初参戦となった速水正樹に締め落とされて敗北する。

  • BRUTAL LILY(ブルータル リリー)*19百合川泰樹(ゆりかわ たいじゅ)
ニュージェネレーションズの1人。
使用武術は「パンクラチオン」。見た目はイロモノだがニュージェネレーションズ最強候補の黒狼に匹敵するレベルの実力者。
セント不動産の闘技者として出場し、龍鬼と激闘を繰り広げ、「地伏龍」を防ぐなど健闘するが、敗北した。
戦鬼杯予選リーグではBグループでコスモに打撃戦の末に敗北した。

  • 『ゴースト』幽崎(ゆうざき) 無門(むもん)(本物)
身長:189cm
体重:101kg
年齢:28歳
誕生日:4月4日
趣味:カマキリの飼育
悩み:眼精疲労

拳願会に移籍した元煉獄A級闘士。
流派は「七星蛇形拳」
単行本7巻のキャラ紹介によると、かなりの実力者だったらしいが、実は作中に登場した幽崎は「」の構成員による成りすましであり、隼の調査によると本物の幽崎は煉獄を去る1ヵ月前後に殺害され、遺体を焼かれて個人を特定できる痕跡をことごとく「隠滅」されていた
このことから煉獄よりもファイトマネーの安い拳願会への移籍も「蟲」としての作戦のためだった可能性がある。

  • 『鬼鯱』村雨秀哉(むらさめしゅうや)
身長:204cm
体重:150kg
拳願仕合戦績:1勝3敗
年齢:28歳
誕生日:3月8日
趣味:ドラム
好きな映画:カンフーハッスル

若手の闘技者。
ベースは「ボクシング」で、決め技として不完全な発勁モドキの技「鉄槌」を持つ。組み合わせとしては今一つだが、巨体を活かしたごり押しは十分に驚異的。しかし、頭に血が昇ると攻撃が荒く大味になるのが弱点で、フィニッシュの鉄槌も実は発勁と呼ぶのも烏滸がましい稚拙なレベルて右手でしか打てない。
中小裏格闘技団体であれば目立った活躍ができるであろうポテンシャルを持つが、拳願仕合闘技者の中での実力は最下層(1勝も試合後に即引退した相手から得たもの)で、雑魚キャラ扱いされている弓ヶ浜よりも弱い(作者いわく「天地ほどの実力差がある」)
成島光我の闘技者採用試験の相手として選ばれるが、光我が必殺技として温めていた三日月蹴りとブラジリアンキックを受けて敗北した。

  • 『暴走ちんすこう』渡慶次 幸太(とけしこうた)
ニュージェネレーションズの一人。
他の裏格闘技団体で活躍しており、拳願仕合に移籍してきた。
黒狼でも勝てるかどうか分からないというほどの実力者で、11月に行われた仕合では、氷室を相手に善戦し、敗北したものの傷を負わせている。
戦鬼杯予選リーグではHグループで龍鬼と対戦し、中盤で突如失速した彼に勝利する。

東洋電力の新たな所属闘技者にして現役の大学生で、「殴慶ボーイ」のお坊ちゃん。
速水勝正の息子ということになっているが、年齢が若いものの2年前に死亡したはずの「泣き男」目黒正樹と同じ名前と顔を持ち、弟とされているものの戸籍上では該当する人物はおらず、性格も理知的であるなど謎が多い。
詳細は個別項目を参照。

  • 『八代目滅堂の牙』三朝(みささ)
元五番隊隊長で、現在は滅堂の息子・烈堂が率いる殲滅部隊隊員で烈堂の副官的存在。護衛者トップクラスの美形。
烈堂の拳法の師であり、徒手の戦いなら殲滅部隊で断トツで、狭い空間での戦闘に特に長けているらしい。
『ケンガンオメガ』までの間に六代目滅堂の牙だった弓ヶ浜が滅堂を裏切って煉獄へ移籍したため、烈堂の推薦で『八代目滅堂の牙』に就任している*20

超新星

  • 『サンパウロの奇跡』レオナルド・シウバ
身長:184cm
体重:93kg
拳願仕合戦績:6勝0敗

ブラジル出身の超新星の一人。超新星一の寝技師と言われる。
ブラジル系ギャング「ルタ」ヘッドのエスコルピオとは兄弟分。
口髭が印象的な中年男性。一見気さくだが実際は血の気が多く、ブラジルの地下格闘場においてギャラの配分でギャングと揉めた際はギャングを半殺しにしたことがある。
流儀は『シウバ流柔術』。シウバ流柔術から護身術の要素を抜いて競技化したものがブラジリアン柔術とされる。
非凡な打撃の才能を相手の攻撃を捌くことに特化させた超防御型スタイルが特徴で、徹底的に相手の攻撃を捌き続けて生まれた相手の一瞬の隙を狙ってカウンターの寝技や関節技を決める堅実な戦いを得意とする。
その関係からレオナルド側からは殆ど打撃を繰り出さない。
そしてシウバ本人も「投げて極めて絞めれば人は倒せる」という考えから派手な技を不要と断じ、地味ながらも堅実な技の数々で攻め立てる。

戦鬼杯予選リーグではAグループに配置され、第一仕合では同じブラジル人のアルベルト比留間に対して終始優位に立ち、最後は裸絞めで勝利した。その後も順調に勝利を重ね、洪を撃破して本戦進出を決めるも、洪との試合でのダメージがまだ残っている模様。

  • 『剛力坊主』小野田一戒(おのだいっかい)
拳願仕合戦績:4勝0敗

超新星の一人。
坊主だが自称破戒僧のため普通に飲酒しており、金遣いもかなり荒い。
戦鬼杯予選リーグではDグループで超新星対決となった仕合で死闘の末にキム・チャンギに敗北し、以降の試合を負傷棄権した。

その他闘技者

  • 『仁王の駒田』駒田茂(こまだしげる)
身長:192cm
体重:121kg
拳願仕合戦績:4勝0敗
年齢:42歳
誕生日:8月1日
最近はまっていること:日本酒の飲み比べ
CV:白熊寛嗣

乃木グループ所属闘技者→SH冷凍副社長。
身の丈190cmはあろう巨漢で、背中には異名の由来であると思われる仁王の刺青が彫られている。
拳願仕合でも名の知れた闘技者だったが、ストリートファイトで王馬に敗北したことで乃木グループから解雇された。
後に理人からスカウトされる形でイワンと共にSH冷凍の副社長となる。

  • 『ロシアの死神』イワン・カラエフ
身長:176cm
体重:76kg(キックボクシング仕合時は70kg)
年齢:33歳
誕生日:1月6日
嫌いな場所:寒い所
CV:阿座上洋平

義武不動産所属闘技者→SH冷凍副社長。
ロシア出身のキックボクサーで、「ダンベル何キロ持てる?」の登場人物であるジーナ・ボイドは彼の姪。
得意技はハイキックでその威力から「死神の鎌」と呼ばれている。

  • 呪術師(メディスンマン)蕪木浩二(かぶらぎこうじ)
身長:170cm
体重:92kg
拳願仕合戦績:7勝10敗
年齢:45歳
誕生日:9月13日
好きな食べ物:納豆

湖山マート所属の闘技者。
見た目はデブの中年男性にしか見えないが、全身に暗器を仕込んでおり、戦った闘技者を全員再起不能にしている。
王馬の二戦目の対戦相手。
拳願絶命トーナメントには選手としては参加しなかったものの、速水に雇われ陰で暗躍している。
アニメでは未登場で試合ごと無かったことにされてしまった為王馬の勝利数は原作よりも1勝少なくなっている。

  • 蛮勇知将(インテリジェンス・バーバリアン)小津俊夫(おづとしお)
拳願仕合戦績:11勝0敗
CV:飛田展男(『ダンベル何キロ持てる?』)

皇桜学園グループ所属闘技者。表向きは皇桜女子大学文学部英文学科准教授。
皇桜学園グループ最強と称されるほどの実力者で、ボディビルダーばりの筋肉による並み外れた「怪力」、卓越した「格闘術」、大学教授を務められるほどの冷静沈着な「頭脳」の三本柱を併せ持つトータルファイター。
世間体を気にするタイプらしく、教授として教鞭を振るっている時の物腰はとても穏やかだが、闘技者として暴れている時が素の状態らしい。
皇桜学園闘技者採用バトルロイヤルに試験官として参加し、最後まで残っていた桐生を「評価」しようと襲うも、羅刹掌により右腕と首を捻られて敗北。
筋肉・筋トレ関連の著書も何冊か出版しており、『ダンベル何キロ持てる?』では著書が主人公たちに絶賛されていた。

  • 『四川の人食い虎』洪 小虎(ホン シャオフー)
身長:184cm
体重:86kg
拳願仕合戦績:35勝1敗(ケンガンアシュラ)→38勝2敗(ケンガンオメガ)
年齢:29歳

岩美重工所属の闘技者。
流派は「極意拳」という中国拳法で、脳内麻薬のコントロールによって痛覚をシャットアウトできるため、痛みを無効化し、加減なしの強力な打撃を放つことができる。
かつて加納アギトと対峙し、敗北こそしたものの再起不能を免れた数少ない闘技者の一人でもある。
絶命トーナメント開催1か月前の拳願仕合において御雷と対戦したが、圧倒的な実力差を見せつけられ、両膝を蹴り砕かれ動けなくなり敗北。
敗北を認めず砕けた膝で立ち上がるという驚愕の気概を見せるが、理乃の「おすわり」の一言で脳内麻薬の分泌を止められ、蘇った痛覚により完全に戦闘不能となる。
『ケンガンオメガ』では関林、春男に次ぐ「岩美重工派」の実力者として活動している。
実力は健在で、戦鬼杯予選リーグではAグループに配置され、ベテランプロレスラー古崎仁清を相手に格の違いを見せつけて圧勝した。

  • 『暴君』森政志(もりまさし)
拳願仕合戦績:14勝0敗
ゴールドプレジャーグループの元・正闘技者。
路上仕込みの喧嘩術で勝利の山を築いた強者だが、同社の正闘技者を決める戦いで御雷に瞬殺されてしまう。

  • 『ロケットマン』ジェリー・タイソン
身長:188cm
体重:95kg
拳願仕合戦績:3勝0敗
企業獲得資産:19億5200万円
年齢:34歳(ケンガンオメガ)
誕生日:4月3日
いつか住みたい場所:ビバリーヒルズ
CV:マシューまさるバロン

22世紀ファックスコーポレーション所属のアメリカ人闘技者。
米国のデトロイト出身で17歳の時父親の仕事の都合により中国へ移住。
新天地で中国拳法と出会い、様々な動物の形態動作を模倣想像し考案された『象形拳』を修める。
しかし、ある時、『なぜ人よりも弱い獣を模倣せねばならないのか?』という疑問を持ち、その果てに『真に模倣すべきは兵器』という考えに辿り着き、独自の拳法である『J(ジェリー)式象形拳』を完成させた。
22世紀ファックスコーポレーションの代表として拳願絶命トーナメントに参加したものの、予選のバトルロイヤルで王馬に敗れ予選敗退。
本選では成り行きから押しかけ解説員となる。
絶命トーナメントの翌年には連敗したことで体力の限界を感じ、闘技者を引退した。『ケンガンオメガ』では拳願会の職員を勤めており、対抗戦の準備では鞘香の補佐に回り、煉獄との対抗戦本番は2年前のトーナメントと同じく彼女とコンビで解説を担当。

  • 『アラブの旋風』ハサド
身長:178cm
体重:80kg
拳願仕合戦績:17勝0敗
企業獲得資産:2205億7600万円
年齢:27歳
誕生日:8月3日
好きな食べ物:日本式カレー(ビーフだとなお良し)
嫌いな食べ物:生野菜全般
CV:櫻井孝宏

ペルシイ石油所属の闘技者。
中東にある某国の第一王位継承者でありながら、新たな知識を得るために勝手に国を飛び出した問題児。タイ王国政財界の支配者であるラルマーとは友人同士。
流派は文献を基に独学で学んだ『首里手』。神速の突きを得意技とし、過去に2秒で試合を終えた実績を持っている。
予選を圧倒的な強さで勝ち抜き本選へと駒を進めるも、片原滅堂の私兵である護衛者に粛清され海に捨てられた。
その後は蕪木浩二に命を救われた事から蕪木と行動を共にしている。

CV:水中雅章
義伊國屋書店所属の闘技者。
流派は伝説のアクション俳優『ブルース・リー』が中国拳法から創造した武術截拳道(ジークンドー)
拳法の達人であるが、「中」出身のため武器の扱いにも長けている。
女性に好かれやすく、「チャラ男」と周囲に言われるが本人にその自覚は無い。
本戦直前に金田から義伊國屋書店の代表闘技者権を賭けた決闘を挑まれ敗北。
闘技者の座を奪われるも、金田のことは恨んではおらず、むしろその能力の高さと強さを求める志に感服しており、その後は友人のような関係となった。
決闘以来、最終話までずっと骨折しっぱなしだったことを読者にネタにされ続けている。

  • 『狂信鬼』永島銀司(ながしまぎんじ)
十王通信闘技者候補。
顔の左半面に「人は裁かれねばならない」と縦一行の刺青を入れている。
カルト教団「救世界」の狂信的信者で、対立するカルト教団「神の軍勢」の幹部と信徒の計56名を素手で殺害した
鉄製の手錠を指先で飴細工のように千切る怪力の持ち主で、戦闘時は中腰の姿勢で手を貫手にし、極限まで肘を後方に引き寄せた奇っ怪な構えをとる。
同じ「素手による大量殺人犯」である坂東と拳願絶命トーナメント出場権を巡って殺し合いをさせられることになる。トーナメントへの出場と引き換えに得られるという「つかの間の自由」を「邪教徒を根絶やしにせよとの天命」と受け取り、坂東を邪教徒と見なして攻撃を仕掛けるが、一撃で殺害された。
なお、「神の軍勢」の教祖は永島が起こした事件後に英によって始末されている。
独特の構えは読者のみならず作者・編集からもネタにされ、単行本PRでは「本を買わなければならない」買う時のポーズとして度々登場し、マンガワンで連載中の別の漫画の単行本PRにも使われた*21ことがある。

  • 『武神』武本久安(たけもとひさやす)
白夜新聞所属の闘技者。作中の闘技者では最高齢の82歳。
45歳の時「武本流実戦拳法」を創立。
以来37年90回を超える野仕合を行いその全てに勝利してきた。
白夜新聞の代表として拳願絶命トーナメントに参加したものの、東電の刺客である二階堂に敗れ、本選の開始前にリタイア。
代わりに二階堂が白夜新聞の代表として絶命トーナメントに参加した。

  • 乾町三(いぬいまちぞう)
海一証券所属の闘技者。通称は不明。
海一証券の代表として拳願絶命トーナメントに参加したものの、東電の刺客である目黒に敗れ、本選の開始前にリタイア。
代わりに目黒が海一証券の代表として絶命トーナメントに参加した。

  • 『憂国のハラトク』原田徳次郎(はらだとくじろう)
拳願仕合戦績:9勝0敗
企業獲得資産:690億4200万円

ふじま運送闘技者にして政治団体「晩稲会」行動隊長。
敵対組織からは「特攻のハラトク」と恐れられている武闘派。
それなりに名の知れた闘技者だが、予選では賀露にラッシュを受けきられ強烈な張り手一発で敗北した。
トーナメント本選も観戦していたが、自身を一撃で倒した賀露がサーパインに圧倒されている様子に愕然としていた。

  • 『火を吐く醇風掌』後田武郎(うしろだたけろう)
身長:171cm
体重:98kg
拳願仕合戦績:7勝0敗
企業獲得資産:110億5000万円
年齢:34歳
誕生日:10月5日
好きな歌:エル・コンドル・パッソ
CV:徳本英一郎

いずみ食品代表闘技者。
名の知れた実力者だが、予選ではハサドに瞬殺される。
その後トーナメント本戦期間限定で義武の護衛として雇われる*22
戦鬼杯予選リーグではHグループで千葉に完敗する。

  • 『8ビートボクシング』アキ斉藤(さいとう)
身長:198cm
体重:112kg
拳願仕合戦績:6勝0敗
企業獲得資産:32億2800万円
年齢:36歳
誕生日:5月1日
学生時代のあだ名:斉マン
CV:下妻由幸

鹿王院建設代表闘技者。
名の知れた実力者だが、予選ではハサドに瞬殺される。
その後トーナメント本戦期間限定で義武の護衛として雇われる。
戦鬼杯予選リーグEグループでの第二戦で光我と対戦するも、ボディブローを食らって敗北する。

  • 『獣人』下田佐治(しもださじ)
身長:175cm
体重:78kg
拳願仕合戦績:2勝0敗
企業獲得資産:40億2100万円
年齢:34歳
誕生日:7月23日
特技:バックからの首絞め
CV:五味洸一

大亜細亜航空闘技者。
サンボをベースとしたサブミッションを得意とし、サンボでは反則の絞め技を使う。
上記の原田、後田、斉藤より知名度は低いものの、理人からは「骨のある奴」と評されていた。
予選では理人に絞め技を極めるが、彼の馬鹿力にサブミッションが外され敗北した。

  • 『我道館空手の喧嘩番長』横田将靖(よこたまさやす)
拳願仕合戦績:15勝4敗
非公式仕合戦績:27勝0敗

牛民フードサービス所属闘技者。
会員証を賭けた非公式仕合で王馬と対戦し、一撃で仕留められた。

本業が「売れない小説家」という異色の闘技者。『ケンガンオメガ』より登場。
「尾道 二徳」のペンネームで活動しており、通称はそのペンネームに由来する。
流派は「サンボ」
20歳を過ぎるまでは格闘技未経験者だったが、サンボと出会って以降は僅か10年で実力を身に付け、知人の紹介で5年ほど前から拳願仕合に参戦するようになり、絶命トーナメントの前、敗れはしたものの加納アギトをあと一歩のところまで追い詰めた実力者。

  • 『英雄』ノエル・ワグナス
闘技者の1人。『ケンガンオメガ』より登場。
デビューはコスモと同時期だが、怪我で長期離脱していた。
絶命トーナメント出場組に匹敵する実力者とされ、対抗戦前に金田と仕合を行い、金田の肋骨を2本折るも、壮絶な読み合いの末に敗北した。

  • 塚本征四郎(つかもとせいしろう)
ベテラン闘技者だが、戦鬼杯予選リーグBブロックで煉獄C級闘士の桜川に敗北した。

  • 『ロシアの怪人闘技者』イリューヒン・アシモフ
レジェンド級の実力者で、戦鬼杯予選リーグCブロックで煉獄C級闘士の弓削を一蹴した。

過去の闘技者

  • 新之助(しんのすけ)
約300年前に行われた史上初の拳願仕合「将軍位争奪マッチ」に紀州藩側の闘技者として出場した葵の御紋を入れた覆面を被った武人。
その正体は当時の紀州藩藩主で後の8代将軍・徳川吉宗本人
吉宗は武勇に秀でており、6代将軍徳川家宣の正室・天英院と7代将軍徳川家継の生母・月光院に擁立され、自ら闘技者として仕合に出場した(一夫曰く「リアル暴れん坊将軍」)。
浅右衛門の猛攻に苦戦しつつも、ヘーリング・ブロイエル反射を利用した胸への掌打で迷走神経失神を引き起こして勝利し、8代将軍の座に就いた(闘技者として拳願仕合に参加したのはその1回のみ)。

  • 『首切り浅右衛門』山田浅右衛門貞武(やまだあさえもんさだたけ)
「将軍位争奪マッチ」に尾張藩側の闘技者として出場した伝説の死刑執行人、
刀身一体の「武器人間」で、体格がほぼ同じ新之助を吹っ飛ばす程の馬力を持つ。全身の筋肉を連動させ、刀と化した手刀を叩きつける「拝み斬り}」で新之助を苦しめたが、息を吸い込んだタイミングで胸を強打され、肺に急激な圧力がかかって迷走神経が誤作動を起こし、脳への血流が停止したために失神、敗北した。

  • 『拳眼』山下一之進(やましたいちのしん)
拳願会黎明期に乃木グループの前進である「乃木屋」の闘技者として拳願仕合に出場していた男で、山下家の先祖にあたる人物。
当時最強の闘技者の一角で、超人的な動体視力を武器にあらゆる攻撃を見切っていた。
没落武家の出身で、乃木屋から資金援助を受ける代わりに仕合に参加していたが、長年の無理が祟って体を壊しており、それでも夢のために戦うも第1回拳願絶命トーナメントの決勝戦を前に死亡し、実家の跡取りだった兄も急死したため、山下家は途絶えたとされていた。

  • 『幻技』琴浦茂之介(ことうらしげのすけ)
茂吉の先祖で幕末に活躍した闘技者。
他流派の技を積極的に取り込む異質な古流武術「無遷流」の使い手。
江戸十傑に名を連ねた稀代の武人にして「幻技」と呼ばれた伝説の闘技者。
明治になり海外への渡航が解禁されると更なる強敵を求め日本を飛び出し当時格闘技が隆盛を誇っていた大英帝国へ渡る。
その地でボクシングやレスリングなどの西洋武術と日本の古武術や柔術と組み合わせ「バリツ」を創造した。

呉一族の現当主。
20代の頃は自らのやり方で暗殺者の頂点に立つと言って呉一族を抜けてフリーで活動していた。
この頃の外見は雷庵に近く、残忍で狂暴な性格だった。
とある依頼で滅堂の命を狙うも、紆余曲折あって拳願会会員となった滅堂の闘技者となる。
闘技者となってからは圧倒的な力で挑戦者をねじ伏せ、裏格闘技のリングを血で染め続けたが、とある闘技者*23との闘いによって人生初の敗北を味わう。
ある意味天狗の鼻が折れて慢心を捨てた彼は、『滅堂の牙』を辞めて更なる強さを求めて一族に復帰し、「外し」を始めとした秘伝の技を習得し当主の座へとついた。
後に『滅堂の牙』に復帰した恵利央は、滅堂が全財産と命をかけた当時の絶命トーナメントで重傷を負いながらも優勝し、拳願会会長の地位に導いた。

  • ネウェンパイン
元夜明けの村所属闘技者。サーパインの兄。
ダム建設のため立ち退きを迫られた故郷の村を救うため日本に向かい、撤回の条件として要求された法外な金額を稼ぐために5年間闘技者として戦い続けていたが、ある仕合の後に無理が祟り無念のまま死亡してしまう*24
「戦士は施しを受けない」が口癖の高潔な男で、自身の村の苦境も雇用主である鎧塚実光には一切伝えていなかった。
実光によれば「鬼神のごとき強さだった」とのことで、拳願仕合でも強豪として名を馳せていた。

  • パーパイン
元夜明けの村所属闘技者。サーパイン、ネウェンパインの父親。故人。
かつては「昭和の名闘技者」として知られていた。
2021年に週刊少年チャンピオンに掲載されたコラボ漫画によれば若かりし頃に虎殺しと呼ばれる空手家と戦ったことが描かれた。

  • 『米国最強の喧嘩屋』パンク・アボット
テキサスのストリートファイトで絶対王者として君臨していたがアダム・ダッドリーに敗れた。

煉獄のA級闘士。
元は若手の護衛者で、加納アギトの引退後に平隊員から一気に『滅堂の牙』となるが、実はかなり前から煉獄と内通しており、最初から滅堂の牙の名を利用するだけのつもりだった
そして『牙』就任から間も無く滅堂を裏切り、出奔の際に護衛者1名*25を殺害してよりファイトマネーが高額な煉獄に移籍したため、『裏切りの牙』とも呼ばれる。
煉獄でもトップクラスの実力を誇るが、品性下劣が服を着て歩いているような振る舞いからホセには「糞」呼ばわりされている。
いろんな意味で強烈なインパクトを残しており、読者から人気と注目を集めた『ケンガンオメガ』屈指のネタキャラ。
対抗戦時点での煉獄における仕合成績は9勝5敗。
虚勢を張りながらも対抗戦に集ったトップ層の中では最弱候補な上、作者直々に「歴代牙でも最弱」と評価された辺りがネタキャラ感を加速させている。

【拳願会会員】

  • 山下一夫(やましたかずお)
身長:167㎝
体重:65㎏
年齢:56歳
誕生日:3月8日
好きなもの:格闘技観戦、平穏な暮らし
座右の銘:「人間万事 塞翁が馬」
CV:チョー

本作のもう一人の主人公にして、(恐らく)格闘漫画では最年長のメインヒロイン(公式)。
乃木グループの子会社である乃木出版に勤務する冴えないサラリーマン。
勤続34年ながら平社員で、会社では年下の上司からいつも小言を言われている。
私生活では妻に逃げられ、長男は引きこもりで同じ家にいながら10年もの間姿を見ておらず、次男は暴走族所属の不良と、重たい家庭問題を抱えている。
会社からの帰宅途中で偶然にも乃木グループの闘技者である駒田と王馬のストリートファイトを目撃したことを切っ掛けに乃木グループ会長の乃木秀樹に王馬の世話係を命じられた。
また絶命トーナメントに王馬を乃木グループとは別枠で出場させるため、乃木によってペーパー企業「山下商事」の社長にされ参戦費用として乃木から1億&50億という莫大な借りを押しつけられつつ自身も「拳願会」会員となる。
押しに弱かったり間の抜けたところもあったりするが、根っからのお人好しなため、慕う人物も多い。
『ケンガンアシュラ』最終回では乃木出版を辞め正式に山下商事を立ち上げ、『ケンガンオメガ』では山下商事は「拳願会」の出場選手(主にフリー闘技者)を雇用・派遣する拳願会の一機関となっているため、社長であると同時に拳願会の役員でもある。
相変わらず腰が低いが、どこか只者ではない様子も感じさせる。観察眼が鋭く、よく人を見ているため、豊田といった大物に気に入られたり目をかけられたりする一面もあり、滅堂に面と向かって文句を言うなど精神的に成長した所も。
王馬と瓜二つの龍鬼や目黒正樹と同じ顔を持つ速水正樹の存在から、2人が王馬と目黒のクローンではないかとの疑惑を持ちDNA鑑定を行った矢先、長男の健蔵から「蟲」の存在を知らされて「禁忌に触れた」のではないかと警告を受け、直後に夏忌とその弟子達に襲われ、絶体絶命のところを王馬に助けられる。
現在は次男の康夫と暮らしており、成り行きで光我と龍鬼を住まわせる。

  • 片原滅堂(かたはらめつどう)
身長:161cm
体重:48kg
年齢:96歳
誕生日:12月2日
好きな食べ物:肉全般、甘い物全般
CV:柴田秀勝

大日本銀行の総帥にして拳願会会長。
日本経済界の影の黒幕(フィクサー)であり、半世紀の長きに亘り拳願会の頂点に君臨してきた男*26
既に90歳を超えており外見は杖を突いた老人だが、老獪で凄みを感じさせる。
その反面若い頃から女好きで、老年になっても精力は衰えず愛人との間に曾孫ほどに歳の離れた子を儲けている。
特攻隊の生き残りであり、戦時中に戦闘機でアメリカの空母に特攻し生き残った経験がある。
戦後は闇市から身を起こし日本経済界の帝王にまでのし上がったものの、内心では頂点に君臨し続ける事に飽き飽きしている。
護衛者」と呼ばれる私兵部隊を率いており、その中で最強の実力者に「滅堂の牙」の称号を与えている。
『ケンガンオメガ』では相談役として活動している。

  • 乃木秀樹(のぎひでき)
身長:177cm
体重:72kg
年齢:61歳
誕生日:4月29日
好きな葉巻の銘柄:モンテクリストA
CV:中田譲治

乃木グループ会長。
拳願会の中でも有数の実力者で、同時に拳願会会長の座を狙う野心家。
自社の闘技者であった駒田を倒した王馬を闘技者として雇用し、本人のみが知る「ある事情」から一夫に王馬の世話係を命じた。
絶命トーナメントで優勝した鷹風の推薦により会長に就任、就任後は闘技者の死亡事故ゼロを目指して組織改革を進めるも、『ケンガンオメガ』では滅堂の引退により拳願会が求心力を失いつつあることを危惧し、「煉獄」の東アジア裏格闘技界とのパイプを手に入れるため、豊田からの合併を賭けた対抗戦の提案を呑むことを決意する。
王馬と同じ顔の龍鬼の出現や、器官培養された王馬自身の心臓が届いた件、目黒正樹と同じ顔の速水正樹の存在から、「蟲」が王馬のクローンを作っており、速水勝正が「蟲」からクローンの「技術提供」を受けているのではないかとも考えている。

  • 義武啓郎(よしたけよしろう)
身長:168cm
体重:67kg
年齢:39歳
誕生日:10月29日
好きな本:三国志
好きなゲーム:マイクタイソン・パンチアウト!!
CV:山本兼平

義武不動産社長。
オネエ口調が特徴で内股や立てた小指などオカマ的な仕草が目立つが、「玉無し」扱いされると怒る。気が立つと内股の角度が深くなるらしい。
不動産界のホープで、派閥に属することなく若くして拳願会でも上位の地位を得ていることから、拳願会でも一目置かれている。
拳願会会長の座を狙う野心家で、同じく拳願会会長の座を狙う乃木とは犬猿の仲。
しかし、一夫とは気が合うらしく、新参者の一夫に拳願会員や拳願会の勢力図など説明してくれた。

東洋電力会長。
拳願会の中でも最大勢力を誇る百人会の長。
拳願会会長の座を狙う野心家で、次期拳願会会長の最有力候補。
かつて拳願会会長の座を狙い片原滅堂に敗れた事から滅堂に強い憎しみを抱いている。

  • 倉吉理乃(くらよしりの)
身長:164cm
体重:52kg
年齢:不明
誕生日:5月25日
好きな食べ物:バナナ
CV:豊崎愛生

ゴールドプレジャーグループ代表。
グラマーな美女で、相手の性本能を刺激して男性を強制的に従わせる能力を持っている。
東洋電力会長の速水は彼女の実父だが、親子関係は冷え切っている。

  • 東郷(とうごう)とまり
身長:162cm
体重:50kg
年齢:26歳
誕生日:10月11日
特技:討論
趣味:兵器開発
CV:小林ゆう

岩美重工社長。
確かな経営手腕を持つが、「日本経済界の奇人」「死の商人」と呼ばれるなど女性にしてはかなり奇抜な性格で、口調も男っぽい。
外見は黒髪の長髪にギラギラした目付きとギザギザの歯が特徴。
同じ合理主義者であるムテバとは雇用主と闘技者という関係においてなかなか相性が良いが、彼の服に関する長話には辟易している。
絶命トーナメントでガンダイを傘下に収め、新たに「岩美重工派」を結成し、『ケンガンオメガ』では拳願会の役員となっている。
対抗戦に出場させようとしていた関林と春男の出場辞退によりトーナメントでムテバから貰った「一度だけ無料で依頼を受ける」権利を用いてムテバに再び接触を図ったものの、彼から代理として指名された元東電闘技者であるユリウスを出場選手として送り込む。(その際に報酬を支払っている事からさすがに代理送られるだけで無料権を使用するのはもったいないと感じて使用はしていないと思われる)

  • 鎧塚実光(よろいづかさねみつ)
身長:155cm
体重:38kg
年齢:76歳
誕生日:5月12日
特技:死んだふり
CV:佐々木省三

夜明けの村の村長。
拳願会の中でも最大勢力を誇る百人会のNo.2。
速水とは若い頃から共に歩んできた盟友だが、速水とは違い義理人情に厚い性格。
滅堂への強い憎しみの余り変貌してしまった速水に不信感を抱いている。
ちなみに夜明けの村は拳願会唯一の財団法人であり、元は大規模農場だったが、現在は企業でも何でもない普通の村

  • 奏流院紫音(そうりゅういんしおん)
身長:165cm
体重:55kg
年齢:聞いたら殺す*27
誕生日:6月9日
趣味:ウエイトトレーニング
CV:ゆかな

皇桜学園グループ総帥で皇桜学園理事長。咥えたばこが印象的な美女。
ダンベル何キロ持てる?」の登場人物である奏流院朱美の実姉。
妹と同じく筋金入りの筋肉フェチ。
乃木グループ所属の闘技者である初見泉は元カレで、高校生の頃付き合っていたが、初見が浮気したので分かれた。
桐生刹那が危険な存在と認識しながら、覚悟の上で闘技者として採用している。

  • 大屋(おおや)(けん)
身長:164cm
体重:78kg
年齢:65歳
誕生日:9月14日
こだわり:酒ならなんでも飲む
CV:浦山迅

義伊國屋書店会長。27歳の時に拳願会に加入した。
山下一夫とは王馬と関林の仕合で野次を飛ばした自分に絡んできた際に知り合って以降は飲み友達となり、お互いに「カズちゃん」「ケンちゃん」とあだ名で呼び合うほどの仲。
ぱっと見は酔っ払いのおっさんだが、日本書店業界の重鎮であり、時折大企業の社長らしく野心に満ち溢れた表情を見せる。

  • 檜山(ひやま)瞬花(しゅんか)
身長:150cm
体重:43kg
年齢:28歳
誕生日:6月27日
趣味:着物の収集
嫌いなもの:孤独
CV:渕上舞

若桜生命社長。
短くそろえた黒髪と和服が印象的な和風美女。小柄な体格のため、とまりやアダムから「座敷童」と呼ばれたこともある。
正確な体内時計を持ち、時計が無くても秒単位で時間を把握することができる。
自社の闘技者である阿古谷清秋とは男女の関係で、財産目当てで父と叔父を殺害した従兄弟に殺されかけた所を阿古谷に助けられたことから、彼に依存しきっている。
妄想癖があり阿古谷に「仕置は後だ」と宣告された単行本7巻のカバー裏では緊縛されて放置されるのを妄想して頬を染めて喜ぶ檜山の姿が描かれている…
そしてコスモ戦が描かれた単行本15巻では全裸でケモミミと尻尾を付けて犬小屋に繋がれるのを妄想して頬を染めて喜ぶ檜山の姿が描かれている…

  • 瓜田(うりた)数奇造(すきぞう)
身長:170cm
体重:55kg
年齢:30歳
誕生日:5月14日
趣味:眼鏡の手入れ
特技:宴会芸
CV:加藤将之

ペナソニック社長。王馬と因幡良の試合に自社株の10%を賭けることを一夫に提案した。
因幡、西品治とは幼馴染。ある人物の差し金で西品治の父親の暗殺を因幡の父親に命じた実父を蹴落として社長に就任した。

  • 鹿野玄(しかのげん)
身長:185cm
体重:91kg
年齢:63歳
誕生日:10月4日
好きなタイプ:髪の長い男
CV:石井康嗣

ガンダイ会長。
元闘技者だが同世代最強だった禍谷重蔵の後塵を拝してきたため、自身を「凡百の闘技者だった」と称している。
関林を信頼し、アギトにも劣らないと確信している。

  • 湖山大正(こやまたいしょう)
湖山マート社長。
闘技者に対する信頼は篤く、反則攻撃にも協力を惜しまない。

  • 西品治(にしほんじ)(あきら)
身長:175cm
体重:66kg
年齢:30歳
誕生日:8月12日
特技:硬式テニス
趣味:日焼け
CV:松風雅也

西品治警備保障社長。暮石のジムの後輩で、コスモの通うジムの先輩。
ペナソニックの瓜田、因幡とは幼馴染だが、高校生の時に父親が因幡の父親に暗殺されている。しかし父親が裏で悪どいことに手を染めていたこともあり因幡を恨むことはなく、以降も良好な関係を続けている。
因幡の父親に暗殺を命じたのは瓜田の父親だが、実は瓜田の父親に更に暗殺を命じた人物がいたことが物語の終盤近くに明かされる。

  • 太田正彦(おおたまさひこ)
身長:169cm
体重:102kg
年齢:47歳
誕生日:11月2日
人生で一番傷ついたあだ名:脂身
CV:亀岡孝洋

アンダーマウント社の表向きの社長。
前の会社をリストラされて再就職先を探していたところを当時中学生だった健蔵と出会い、影武者に抜擢された。
社員からの評価はさほど高くなく、裏に本物の社長がいるのではないかと噂されており、事実全ての業務は健蔵の指示通りに行っている。
健蔵のことは「社長」と呼び、敬服しており、彼の父親である一夫のことも、「健蔵の父親だから凄い人」と思い込んでいる。
求道の拳の登場人物で六真会館所属の空手家・太田正男は弟にあたる。

  • 鈴木栄作(すずきえいさく)
ベルシイ石油社長。

  • 飯田正(いいだただし)
身長:170cm
体重:62kg
年齢:58歳
誕生日:9月27日
特技:無茶な要求を押し通すこと
CV:徳本英一郎

八頭貿易社長。
タイ王国政財界の重鎮であるラルマーと直接交渉するなどかなりの大物。

  • ロナルド原口(はらぐち)
身長:186cm
体重:73kg
年齢:39歳
誕生日:5月15日
嫌いな食べ物:フライドチキン
CV:真殿光昭

ボスバーガー社長で百人会のメンバーの一人。
某ハンバーガーショップのマスコットキャラクターとよく似た外見をしているが、メイクではなく素顔。実はハンバーガーよりもラーメン好きという一面もある。
絶命トーナメントの代表闘技者として「米国最強の喧嘩屋」パンク・アボット*28をスカウトすべくテキサス州を訪れたが、目の前でアダムがパンク・アボットを破ったため、代わりにアダムを自社の代表闘技者としてスカウトした。

  • 河野秋男(こうのあきお)
身長:150cm
体重:51kg
年齢:63歳
誕生日:7月29日
好きな物:寿司
CV:塾一久

NENTENDO社長。春男の義理の父親。
頭部だけが丸く太った外見をしている。
商才はあるが根っからの小悪党で拳願会での地位復権に異常な執着を見せている。
自社の代表闘技者とすべく春男ことハルをスカウトして養子として迎え入れたが、春男がしょっちゅう暴れては家を壊すのが悩みの種になっている。
トーナメントで春男が負けたことで春男を見捨てたが、速水のクーデターに加担していたため、トーナメント後は社長を解任される。

  • 橋田敬(はしだたかし)
身長:165cm
体重:68kg
年齢:66歳
誕生日:2月28日
今したいこと:隠居
CV:高橋伸也

セントリー会長。
同じ派閥の秋男とつるんでいるが、悪人ではない。
トーナメント後は気ままな余生を過ごしたいと考えている。

  • 古海平八(ふるみへいはち)
身長:170cm
体重:130kg
年齢:61歳
誕生日:9月2日
好きな歌手:井上陽水

古海製薬代表取締役。
情に厚く、義で動くタイプの人間。所属闘技者の若槻武士とは彼が幼少の頃からの仲。
現状の拳願会の在り方に不満を抱いている改革派で、古海製薬は乃木グループと同じ四龍派閥でもあるため、拳願絶命トーナメントでは乃木を支持している。

  • 柳真(やなぎまこと)
身長:170cm
体重:54kg
年齢:44歳
誕生日:10月4日
社員に言いたいこと:お願いだから定時に帰って

ユナイテッドクロージング社長。
滅堂相手でも怯まず噛み付くなどかなり度量があり、敗北を素直に認め、勝者を讃えることができるなど、癖の強い拳願会員の中では好人物。
実は若者向けのファッションセンスがゼロという服飾業界の人間として致命的な弱点を持つ。

  • 戸川好子(とがわよしこ)
身長:156cm
体重:48kg
年齢:25歳
誕生日:3月30日
好きなタイプ:デカいロン毛のマッチョ
CV:桑谷夏子

マーダーミュージック社長。拳願会の女性経営者の中では最年少の部類。
自社の闘技者である沢田慶三郎とはプライベートでも仲が良く、休日には一緒にショッピングに行ったりもしている。

  • 野村公平(のむらこうへい)
身長:163cm
体重:60kg
年齢:54歳
誕生日:5月30日
特技:前歯で缶詰開け

海一証券社長。
作中に登場した名前付の拳願会員の中では1コマしかセリフがなく、最もモブに近い会員。

  • 網代光臨丸(あじろこうりんまる)
身長:167cm
体重:65kg
年齢:68歳
誕生日:7月9日
意外な事実:生魚が食べられない
CV:小林操

あじろ水産社長。
代表闘技者である賀露吉成ともども、職人気質で豪快な漁師*29
漁港を閉鎖されたくなければ東電の駒になれと脅され、不承不承従うが……。

  • 禍谷重蔵(まがたにじゅうぞう)
身長:198cm
体重:165kg
年齢:61歳
誕生日:6月18日
好きな料理:麻婆春雨
CV:天田益男

禍谷園社長。
元闘技者で、当代を代表する実力を誇っており、額の傷はガンダイの鹿野に付けられたもので、現在でもトレーニングを続けている。
鬼王山の双子の兄達に「天狗の鼻をへし折ってもらいたい」と頼まれトーナメントに参加したが、鬼王山の詰めの甘さから優勝することはないと踏んでいた。
しかし鬼王山の実力は認めており、この敗北を糧にさらなる成長を期待している。

  • 夢野国博(ゆめのくにひろ)
身長:171cm
体重:73kg
年齢:57歳
ライバル視している遊園地:ユナイテッドスタジオ十三(USJ、大阪府)
CV:松本大

栃木ディスティニーランド社長。
野望の大きさに反して器は小さい。夢の国とは程遠い外見をしており、本人も自覚しているため、各種行事には覆面を付けて参加している。
ディスティニーランドは東電の傘下に入っているが、網代や鎧塚と異なり速水の背後に潜む者達とのコネクションを得るために自らの意思で速水の下に付いていた。

  • 鷹風切己(たかかぜきりみ)
身長:180cm
体重:72kg
年齢:59歳
誕生日:12月24日
好きなドリンク:ジャックコーク
CV:竹内良太

モーターヘッドモータース社長。
大企業の社長でありながら一年の大半を海外で過ごしており、しかも定まった住居を持たず特注のキャンピングカーで寝泊まりしながら旅をしているという変わり者。
あるインディアンの長老から「イエローホーク」というインディアンネームを授かって以来、人生哲学に目覚めたと公言している。
大企業の社長だが、本人曰く「たまたま金持ちの家に生まれて、たまたま会社を引き継いだだけ」のため、金や権力には関心がなく、拳願絶命トーナメントに参加したのも、友人の黒木に頼まれたからで、云わば名義貸しをしているに過ぎない。
拳願絶命トーナメントに優勝したものの、上記の理由から拳願会会長にはならず乃木秀樹を拳願会会長に指名した。

  • 赤野鉄砂希(あかのてさき)
身長:168cm
体重:66kg
年齢:66歳
誕生日:1月25日
ポリシー:白夜は社会の木鐸たれ

白夜新聞社長。アカの手先
企業序列上位企業の社長だが、現在は特定の闘技者を雇っていない。

  • 太宰由紀夫(だざいゆきお)
身長:164cm
体重:59kg
年齢:55歳
誕生日:11月13日
趣味:筋トレ
CV:増谷康紀

帝都大学総長。古典のような言葉使いが特徴。
モデルは言うまでもなく昭和の文豪「太宰治」。
坂東洋平とは学生時代は同期で友人だったが*30、道を踏み外した事から現在は絶縁している。
絶命トーナメントでは、日本政府の依頼で、坂東を抹殺するべく英はじめを自社の代表闘技者として派遣した。

  • 高田清助(たかだせいすけ)
十王通信社長。
速水以上の野心家として知られ、法務大臣と交渉して死刑囚の坂東をトーナメントに参加させるなど政府ともパイプを持つ。
絶命トーナメント本戦出場企業の経営者の中では唯一プロフィールが不明。
二回戦後に速水の側近で実は「」のメンバーだった龍の接触を受けたのを最後に続編に至るまで一度も登場していない

  • 熱海久(あたみひさし)
身長:169cm
体重:60kg
年齢:72歳
誕生日:11月18日
好きな場所:お台場

ムジテレビ会長。
大久保の実力に信頼を寄せており、彼ならば滅堂の牙も倒しうると信じている。大久保がアギトに完敗してからも、いつかリベンジを果たすことを願っている。

  • 周防(すおう)みほの
身長:156cm
体重:48kg
年齢:23歳
誕生日:10月25日
苦手なこと:会社経営

周防製鉄(企業序列414位)社長。
急死した父から社長の座を引き継ぐが、元々会社経営者としては素人のため、100年に一度の世界的金融危機により業績を急降下させてしまう。
起死回生のチャンスをつかむため拳願絶命トーナメントに送り込んだ闘技者も予選で理人に瞬殺され、本戦での勝敗の賭けでも負け続け、資産差し押さえまであとわずかの状況下で山下商事に全財産を賭けたことで70億円の借金を完済できた。
それ以降の賭けでは大きく黒字を出しており、『ケンガンオメガ』の頃には「名の通った企業の代表」と認められるほどに成長している。

  • 鍋美樹男(なべみきお)
牛民フードサービス社長。
小銭稼ぎ感覚で願会会員証を賭けた非公式仕合をしていた。
絶命トーナメントには興味がなく、マイペースに稼ぎするつもりだったが、王馬により会員証を奪取されたため大損してしまう。

  • 速水勝次郎(はやみかつじろう)
東洋電力社長。
速水勝正の弟だが彼と異なり堅実かつ柔軟な人物。
兄の死後は後任として会社運営を引き継いでいる。


【拳願会スタッフ】

レフェリー

拳願仕合では基本的に反則やリングアウトが存在しないため、審判が果たす役割は少なく、主な仕事は仕合開始と終了の合図を出すことしかない。

  • 山本小石(やまもとこいし)
身長:170㎝
体重:100㎏
年齢:62歳
誕生日:10月30日
あだな:鬼軍曹
レフェリー歴:21年
CV:徳本英一郎

スキンヘッドで太った男。
ベテランレフェリーだが仕合を止めるのはやや遅め。
審判の存在が戦いを「殺し合い」から「仕合」に昇華させるという持論を持つ。後進に道を譲ろうと考えていたが滅堂から直々に慰留されたため、70歳前後までは現役を続行しようと思っている。絶命トーナメントではAブロックを担当するが、アニメ版では全試合のレフェリーを担当している。
モデルは新日本プロレスの山本小鉄。

  • 田城(たしろ)もさし
身長:172㎝
体重:51㎏
年齢:44歳
誕生日:8月31日
趣味:駄洒落
レフェリー歴:8年

眼鏡をかけた中年男性。歌手、コメディアンを経てレフェリーになった異色の経歴を持つ。
厳格なレフェリングに定評がある一方で、平時は闘技者と気さくに接する。
拳願絶命トーナメントではBブロックを担当し、決勝戦の審判を山本から委ねられた。
モデルはタレントの田代まさし。

  • アンナ・パウラ
身長:165㎝
体重:56㎏
年齢:26歳
誕生日:6月19日
好きな料理:シュラスコ
出身:ブラジル
レフェリー歴:2年

拳願仕合唯一の女性レフェリー。
日本留学中にスカウトされた過去を持ち、外国人闘技者の通訳をすることもあり、ブラジル格闘家糸のパイプ役としても活躍している。
拳願絶命トーナメントではCブロックを担当する。
プライベートでは格闘技よりサッカーが好き。

  • チーター服部(はっとり)
身長:165㎝
体重:66㎏
年齢:55歳
誕生日:7月20日
自慢:若いころはメッチャ強かった(自称)

後ろ髪を結った髭の男。チーターはあだ名であり、本名を知るものは少ない。
レスリング経験者で、かつては闘技者として活躍していたが、怪我で引退し17年前レフェリーに転向した。
元闘技者だけあり、実力を見極める眼力はピカイチで、拳願会のレフェリー育成も担当している。
拳願絶命トーナメントではDブロックを担当する。
モデルはタイガー服部。

闘技者採用部門

乃木の拳願会会長就任に伴い導入された採用試験の立ち合いを見届ける部門。
不採用になった闘技者候補と揉めることも多いため、腕の立つ人間を集めている。

  • 菅原豊(すがわらゆたか)
身長:168cm
体重:60kg
年齢:58歳
誕生日:7月14日
趣味: 紅茶
特技:チェス

採用部門部長。一夫とは以前から面識があったらしい。
戦闘能力としては結構強い方で、本物の樫尾より少し強く、下級闘技者くらいなら一人で制圧する実力がある。
光我の闘技者採用試験の直後、樫尾が別人に入れ替わっていることに気づき公園で戦闘となるが、ワイヤーで頭部の上半分と右腕を切断されて殺害される。

  • 樫尾亨(かしおとおる)
身長:181cm(本物)
体重:72kg(本物)
年齢:30歳(本物)
誕生日:9月14日(本物)
趣味:バス釣り(本物)
好きな歌手:ビーチボーイズ(本物)

採用部門所属の男性。
実は「蟲」である夏の弟子が本物の樫尾を殺害して入れ替わっていた。
本物は菅原より少し弱いが、2人で連携すれば中級闘技者ぐらいまでなら押さえ込める実力者だった。

闘技者スカウト部門

乃木の拳願会会長就任に伴い闘技者の直接雇用が禁止されたため、それに伴いフリー闘技者をスカウトするために導入された部門。

  • 串田凛(くしだりん)
身長:148cm
体重:45㎏
年齢:24歳
誕生日:2月6日
好きな異性のタイプ:二重で長身のイケメン

拳願絶命トーナメントにおいて、乃木から山下に送られた秘書。
「ッス」という語尾が口癖のフランクそうな美女だが、乃木から「トーナメント水面下で権謀渦巻く企業間の不正から山下を守る」ことを任されており、相当のキレ者であるが、色々と重要な情報を山下に説明し忘れていることが多い。顔のパーツが金田末吉とほぼ同じであるが本人たちに自覚はなく、血縁関係もない。
本来の秘書である秋山楓よりも会長から多くの情報を与えられており、王馬たちグループ傘下の闘技者の動向を密かに監視し、調査結果をつぶさに報告している。
その正体は滅堂直属の諜報員で、王馬と同じく不法占拠区「中」の九蜘出身。
身勝手で暴力で全てを解決しようとする同郷の人間を嫌っているが、王馬や氷室は例外として親しく接している。
「中」から出てきたばかりの自分に親身になってくれた滅堂に恩義を感じているが、善人すぎて危なっかしい一夫を放っておけず、トーナメント後は本来の主人から離れ、一夫の補佐に努めることを決める。
『ケンガンオメガ』では闘技者スカウト部部長として活動しており、物語開始時はエジプトに長期出張中だったが、煉獄との対抗戦時はフランスでスカウト活度を行っている。

その他スタッフ

  • 片原鞘香(かたはらさやか)
身長:166cm
体重:54kg
年齢:22歳
誕生日:7月20日
特技:誰とでも仲良くなる
休日の息抜き:烈堂と遊ぶこと
CV:平田真菜

滅堂の愛人の娘で烈堂の異母姉。
何でもこなせる能力の高さは拳願会でも指折りとされ、拳願絶命トーナメントの司会進行役を務める。
父親同様器が大きく、社交性も高いため異性からはかなりモテており、護衛者の中にも隠れファンがいるほどだが本人に自覚はない。
羞恥心の薄いタチらしく、普段から弟が心配するほど露出度の高い服を着ている。

滅堂の私兵で絶命トーナメントの管理運営を行う。
詳細は個別項目を参照。

  • 『魔弾の射手』(くれ) 風水(ふうすい)
身長:164cm
体重:49kg
年齢:19歳
誕生日:6月18日
特技:狙撃、射撃、尾行
趣味:水泳
異名:魔弾の射手
CV:鈴木美園

呉雷庵の妹で、一族でもどんな仕事もこなせる優等生として知られている。格闘マンガには禁じ手の狙撃手キャラでもある
自分の兄を「イカレてる」と評するなどドライな性格。カルラ同様、東京に在住しており、歳も近いため仲が良い。普段は皇桜学園に通う大学生。
遠い親戚の変造とは仲が良く、恵利央から依頼主である山下健蔵を監視するよう命じられた時は一緒に行動していた。
ケンガンオメガでも拳願会と関わっており、呉一族の窓口担当をしている。
「外し」の解放率は28%。劇中では、格闘マンガの定義が崩れるせいか「魔弾の射手」に相応しい狙撃能力は未だに見せた事は無い。



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最終更新:2023年09月30日 11:39

*1 秘書や雇用している闘技者など

*2 奏流院家は平安貴族をルーツに持つ日本の超名門一族で、学校は所有する土地の「ごくごく一部」でしかないが、その敷地は広大で、クマが出る大森林地帯に隣接している

*3 表世界最大の格闘技団体「アルティメットファイト」登録選手の年間試合は平均1.6試合とされる。

*4 4仕合で3000億円以上を獲得した春男や48仕合で7000億円超えを獲得している茂吉、30〜50仕合で1兆円以上を獲得したユリウスや初見など。

*5 拳願仕合の激戦区とされるゲーム業界は一仕合で動く金額も大きいとされる。

*6 獲得資産額が600〜700億台の室淵やコスモは勝利数の多さから強豪闘技者とされている。

*7 人間の理を超えた者という意味

*8 上記の通り尊敬する人物としても名を挙げている。

*9 秘書兼看護師の吉沢共々常に医務室にいるせいで誤解されがちだが、彼らとは別に正規の医務室ドクターやナースはいるものの、医者としての腕は英の方が圧倒的に高いため全くと言っていいほど活躍の場がない状態となっている(正規の医務室ドクターとナースは単行本11巻のおまけ漫画に一コマ登場しただけ)。

*10 賀露はサーパインも八百長に加担していると思い込んで唾棄していたが、実際はサーパインだけが何も知らない状態だった。続編のケンガンオメガにて観客席で一緒に応援をしているシーンがあるので、どうやらその辺の誤解は解けている模様。

*11 超日本プロレスでは身体作りのためにご飯や肉料理を大量に食べさせられるが、春男の場合はあまりにも食べ過ぎるため蔵地からもほどほどにするように言われている。

*12 松田曰く『猥褻物』

*13 求道の拳の登場人物

*14 土俵の直径と同じ長さ

*15 この勝敗の理由は、「相撲がプロレスに負けたのではなく、プロレスを心の底から信じた関林に、相撲を軽んじていた鬼王山が負けたのだ」と評価をされている。

*16 本人の言によれば「何とか耐えられる(けど負担は大きいからあまり多用したくはない)」程度には筋肉を付けているようだ。

*17 一方で独善的な基準で殺人を正当化している阿古谷には強い嫌悪感を示しており、モラルが無いと言うよりも一般人とは違う彼なりの線引きを順守して生きているのだと思われる

*18 この3勝のうち2勝は室淵剛三と原田徳治郎に勝利したものだが、原田とは接戦の末の勝利であり、室淵は黒狼との仕合が阿古谷戦の怪我からの復帰1戦目だった。

*19 日本語訳で「残酷な百合」。

*20 七代目滅堂の牙については現時点では詳細は語られていない。

*21 しかも構えをとったのはその漫画のヒロイン

*22 義武不動産に移籍する訳でもなく期間だけのため、雇用主も反対する理由がなく、報酬をトーナメント参加費の穴埋めにもできることから義武の依頼を許可している。

*23 この闘技者については名前はおろか姿すら明らかになっていないが、一部では王馬の師匠・十鬼蛇二虎の師匠である臥王鵡角ではないかと考察されている。

*24 そのころにはすでに村はなくなっていた。

*25 かつて三朝の部下だった者

*26 半世紀以上会長を務めたのは拳願会史上彼が初めてでもある。

*27 16年前の時点で19歳。

*28 過去に拳願仕合出場経験もある実力者。

*29 デスクワークが苦手なため、普段から社長自ら漁に出ている。

*30 浪人したため年齢は太宰が上。