ラルゲユウス(ウルトラ怪獣)

登録日:2022/05/20 Fri 18:07:45
更新日:2023/04/14 Fri 20:01:55
所要時間:約 3 分で読めます





鳥を…鳥を見た…

ラルゲユウスとは、円谷プロの特撮ドラマ『ウルトラQ』第12話「鳥を見た」に登場した怪獣である。


出典:ウルトラQ/円谷プロ/第12話「鳥を見た」/1966年3月20日放送


【スペック】

身長:7cm~50m
体重:300g~15000t
別名:古代怪鳥
出身地:第三氷河期以前の地球


【概要】

第三氷河期以前に絶滅したといわれる鳥類の一種。10世紀にもインドで大量発生したらしい。絶滅してねーじゃねーか
そして60年代の現代にも998年の船とともにタイムスリップしてきた。

普段は文鳥とほぼ同じサイズだが、夜になると巨大化する。
その翼からは風速40メートルの突風を起こし、マッハ1.5の速度で500時間飛行することができる。

人を襲い家畜を喰らうなど凶暴な性格だが、自分を育ててくれた少年には恩義を感じるなど知能も高い。


【活躍】

昔乗り込んでいた船と共に現代にやってきたラルゲユウスは、深夜の動物園にて動物達を捕食し、従業員を負傷させる。
その後、発見された船に戻り、調査に来た万城目達に見つかるも、その後船が沈没したためその隙を突いて逃亡。
文鳥の姿で彷徨っていた所を地元の少年である三郎に拾われ、「クロオ」と名付けられた。

だが、三郎に世話されている間にも夜な夜な巨大化し村を襲っており、所在が発覚したしため三郎から引き離され、
一の谷博士の助言で警察の留置所に監禁されたが、その場で巨大化して警察署を破壊して飛び出し、周囲の建物も破壊しながら進撃。
三郎と万城目達のいる海岸へと到着し、三郎に別れを告げると南の空へ飛び去って行った。

その後の動向は不明。人気のない場所で暮らしているのか、元の時代へ帰っていったのか…


【その他の作品における活躍】

あらすじは映像作品と概ね共通だが、漫画では明確に「四次元の世界を通って過去の時代から幽霊船と共に現代に現れた」と作中で解説されており、
結末も一度沈みながらも再び浮上した幽霊船を引き連れて、人間の知らない四次元の世界を通って現代から去っていった事が万城目の口から明言されている。
あと幽霊船のビジュアルが映像作品のいかにもなボロ船から若干豪華なデザインに変わっている

第51話にて登場。
「怪獣ラーメン」の従業員である10匹の鳥怪獣「怪獣ラーメン十傑」の1人として登場。役割はラーメンの鍋に浸かって出汁をとることである。



【余談】

  • 当時の資料では「ラルギュウス」「ラルゲリュース」「ラルギュース」と書かれていた。


  • 70年代に連載された『マカロニほうれん荘』という漫画では主人公が突如ラルゲユウスになるシーンがある。

  • 三郎を演じた津沢氏は、次作『ウルトラマン』にて準レギュラーのホシノ少年を演じている。

  • 初登場の『Q』第12話では、オープニングにスタッフロールが表示されず、エンディングにて流れる形式になっていた。


  • 名前の由来はカモメの学名'''Larus canus'''を捩ったものと言われている。


追記・修正は鳥を見てからお願いします。


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最終更新:2023年04月14日 20:01