登録日:2012/06/01(金) 00:19:33
更新日:2024/01/07 Sun 21:57:07
所要時間:約 5 分で読めます
変わらないものなどないというのなら―――運命にも変わってもらうとしよう
傾物語(かぶきものがたり)とは講談社BOXから発売されている100パーセント修羅で書かれた小説。
物語シリーズのセカンドシーズン第2弾にあたる。
メタ発言が他のシリーズより多く、時系列が未来の「
猫物語[白]」の感想を語ったり、
他の
タイムトラベルを扱ってる漫画を例に挙げたりする。
なおこの作品では基本的に『幼女』と『童女』と『少女』しか登場しない。
第閑話 まよいキョンシー
夏休みの最終日の夜、大学受験の勉強のため宿題が終わっていなかった。
そこで宿題をするためにタイムマシンで昨日に戻りたいと冗談で言ったが、
忍野忍は承諾し北白蛇神社へ向かう。
神社に溜まった霊的エネルギーを使い過去へ繋がるゲートをくぐる。
しかし、そこは11年前の5月13日であった。
そこで暦はふと
母の日に交通事故で亡くなる少女「
八九寺真宵」を助けようと思いつく。
運命に抗うため暦と忍の物語が始まる。
■登場人物
主人公。大学受験前の高校3年生。
吸血鬼もどきの人間。
「たすけて、のぶえもん!」
夏休みの宿題が終わらず忍に過去に戻りたいと言った。
今作では『肋骨』と『鎖骨』フェチが判明し忍の肋骨をぐりぐりしていた。
ちなみに、アニメ
偽物語のED中に忍の肋骨をギロのように弾くカットがある。
今回の
メインヒロインの幼女。人間もどきの吸血鬼
暦にお願いされ昨日にタイムリープを試みたが、失敗し11年前に飛んでしまう。
「明日から儂のことミステイク忍と呼んでもらっても構わん」
街中では目立つので
撫子の中学の制服で留学生のふりをする。
キャラが安定しておらずキャラが崩壊しまくる。
「あ、じゃあじゃあじゃあ!肩車肩車!」
11年前の母の日交通事故に遭う少女。
見ず知らずの高校生(暦)からのセクハラから
逃げるため赤信号を無視しトラックにはねられそうになるが、
なんとか助かり母に会いにいくことができた。
しかし、少女がここで生存したため、世界の運命を変える結果となった。
11年前の6歳の幼女。
さすがにまだ「ぺったんこ」だが暦にセクハラされかける。おまわりさんこっちです!
「なんでもは知りません。知ってることだけ」のセリフはこの頃から健在。
最近、直江津高校に転入してきた1年の少女。
忍野メメの姪だというが…
反魂の術で蘇った式神の童女。
『僕はキメ顔でそう言った』っと言わなくなりその事を
黒歴史と自認した。
「お姉ちゃん(
影縫余弦)はどうして僕を生き返らせたのか」と意味を知りたがっている。
八九時真宵を助けて暦と忍は元の時代に戻ったがそこは
戻った先には人が一人もおらずゴーストタウンと化していた。
街のいたる所で
ゾンビが徘徊している状況である。
そこで忍は「世界を滅ぼしたのは儂じゃ」を言う。
その理由とは
6月14日(つばさキャット)で家出した忍を暦が探すことになった。
そこで八九寺からミスタードーナツの前で忍を見たという情報を知ることができなかった。
そのため暦はブラック羽川との戦闘で殺される結果となった。
暦が死んだ事により忍は元の姿「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」に返り咲いた。
だが暦の死によりキスショットは世界に絶望、暴走し世界を滅ぼそうとする。
その後、羽川翼を初め周囲の人間を片っ端から眷属にし自我を持たないゾンビにしていった。
つまり八九寺が交通事故に遭遇せず
怪異にならなかったため、暦と会うという出来事がおこらなかった結果、世界が滅んだ。
■登場人物
- キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード
暦が死に完全体に戻った忍の真の姿で世界を滅ぼそうと暴走する。
世界を滅ぼした後、自殺を試みるが失敗し全身が焼け欄れ見る影もなくなっていた。
カーゴパンツにタンクトップでミリタリージャケットを羽織っている22歳の女性。
ゾンビに囲まれた暦と忍に米を浴びせ助けてくれた。
忍野メメから手紙を預かっており暦に渡した。
そして彼女の正体とは…
怪異にならず大人になった八九寺真宵である
本人は登場せず手紙のみ登場。
暦達が別世界から来たことも知っており、
これからどうすればいいのか道を示してくれる。
以下余談
タイトルの“傾”は“化”+“頁”
追記・修正はタイムトラベルをしてからお願いします。
- 物語シリーズで一番規模の大きいストーリーだったので、劇場版でやって欲しかったな -- 名無しさん (2013-09-29 15:24:29)
- 傷すら出来てないのに何を -- 名無しさん (2013-09-29 15:31:49)
- この世界線での羽川翼と戦場ヶ原ひたぎはどうなったのかな? -- 名無しさん (2014-05-25 18:21:23)
- 物語シリーズの中じゃ珍しく全てが救われて終わった物語だと思う。あくまでもこれ単体で見た場合だが -- 名無しさん (2015-12-15 23:48:40)
- パラレルワールドって明確な制限でもない限りは全部の可能性分存在し得るから八九寺が事故に遭わず忍が暦と上手くやってける世界も存在してるはずなんだけどなー。本人たちも言ってたけど忍か暦のどっちかがほんのちょっとだけ踏み出してればそういう世界になってたと思うけどわざわざ滅んだ世界に飛んだのは暦の内心のせいだろうか? -- 名無しさん (2016-02-29 21:01:41)
- 滅茶苦茶しょうもない理由から気軽に始まった割にとんでもない第三次になってる辺りものぶえもん感あった -- 名無しさん (2024-01-07 21:57:07)
最終更新:2024年01月07日 21:57