ウーズ(バイオハザード)

登録日:2022/11/11 Fri 17:47:12
更新日:2024/10/07 Mon 18:03:31
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この腕の変異…見たことのない形をしている


ウーズとは、『バイオハザードシリーズ』に登場するクリーチャー。
登場したのは『バイオハザードリベレーションズ』。


【概要】

人間をゾンビに変貌させる「T-ウイルス」に、深海で発見された新種の魚類病原ウィルス「ジ・アビス」を融合させる事で誕生したウイルス兵器「T(ティー)-Abyss(アビス)に感染した人間の成れの果て。
名前は「滴るもの」を意味する。

『リベレーションズ』では基本的に通常のゾンビは登場せず、このウーズがメインの雑魚クリーチャーにあたる存在となっている。


【特徴】

全身が白くふやけた、ブヨブヨした体をしている。
これは、ウイルス感染によって肉体が変異し、半ば液状化しているため。
名前の「滴るもの」とはここから来ており、つまりウーズとは、簡単に言えば「水死体ゾンビ」である。
ストーリー中で手に入るファイルや、ストーリー序盤で腕だけが変異した死体が登場している事から、ウーズに変異する時は自我や知性の消失よりも肉体が先に変異する模様。
ゾンビと違ってその姿は完全な化け物と化しており、生前の面影は全く見られない。
そのゾンビ以上に変異を遂げた影響なのか水分を欲しており、人間を襲うのはそのため。

変異は骨組織にも及び、骨成分が溶け出して外皮に流れ込んで硬化し、鈍器のようになっている。
ドアは開けられないが、軟体化した体を使って狭いダクトなどを通って神出鬼没に現れて人間に襲いかかり、ゲーム中(特にレイドモード)では何もいなかったはずの背後から突然襲われるという事がよく起こる。
動きは鈍いものの、従来のゾンビに比べると幾分素早く、歩行時には頭を振るようにしてフラフラと動くため照準を定めづらい。
さらに、痛覚を失っているため中々怯まず、結構なプレッシャーを与えてくる。

攻撃は硬化した腕での殴りかかりと、組みついてから口から出す巨大なヒルのような舌による吸血
頻繁に登場するザコではあるが侮れない攻撃力を持っており、特に狭い場所では油断しているとあっという間に追い込まれてしまい、吸血は振りほどくのに失敗して三段階目まで攻撃されると即死してしまう。

腕の先に骨成分が集まって強力な武器になっているが、その分関節は脆くなっていて弱点になっており、両腕に一定のダメージを与えると舌を出して動きを止めて、無防備になる。
また、ゾンビと同じく頭を狙えば大きなダメージを与える事ができ、脚を破壊すれば倒れて這いずり状態になるのも同じ。

死ぬと骨を残して溶けてしまうが、そのままの姿で床に倒れているものもいる。
残った死骸はジェネシスでスキャンしてしまおう。


【変異種】

多くの感染者は上記のように半液状化し片腕が肥大硬化した姿になるが、一部のウーズはここから更に特殊な変異を起こした姿になる。

●ピンサー

両腕が巨大なハサミのようになったウーズ。名前はエビやカニのハサミを意味する。
通常のウーズに比べて攻撃範囲が広く、ウーズと同じ距離感で戦おうとすると攻撃を食らってしまう。
両腕での挟み込み攻撃や脚払いを受けるとその場にダウンしてしまい、起き上がるまで動けなくなって武器がハンドガンしか使えなくなってしまうため、非常に危険。
耐久力も上がっており、ウーズの完全上位互換といえる敵である。


●トライコーン

「三角帽子」を意味するその名の通り、頭が三角に変化した姿をしている。
巨大化した右手をこちらに向けて発射してくる遠距離タイプで、接近すると殴りかかって来るが吸血攻撃は行わない。
距離を開けると厄介な敵だが、弾は攻撃で破壊でき*1、脚を破壊して這いずり状態にすれば弾を撃てなくなる。
接近戦が有効で、構えた腕を斬り付けると大きく怯むので、結構簡単に倒す事ができる。
ちなみに、飛び道具よりも殴りかかりの方が受けるダメージは大きい。
コイツの関して隠しトロフィーがある。


●チャンク

上半身が巨大な肉塊となったウーズ。名前は「塊」を意味する。
こちらを見つけると近づいて来て自爆し、大きなダメージを与えてくる。
この爆発は周りの敵にも有効で、近づかれる前に倒せば攻撃オブジェクトとして利用する事もできる。
普通に胴体を狙ってもいいが、脚を破壊して倒したり、B.O.W.デコイを投げればより簡単に爆発させる事ができる。


●グロブスター

に落ちたウーズが大量に海水を吸収した事で変化した、巨大な肉塊のようなクリーチャー。
名前は未確認生物(UMA)「グロテスク・ブロブ・モンスター」の略または「ブロブ」。
イモムシかナメクジのように這い回りながら体当たりしてくる。
地上で現れた時はそれほどではないが、水中では素早く泳いでこちらを即死攻撃の丸呑みにしてくる。
弱点は口の中。
水中では対処しにくいが、決まったルートを泳ぐという敵と言うよりも即死系ギミックの扱いになっているのでタイミングをみて通り抜けよう。


●レイチェルウーズ

ジル達と同じようにクイーン・ゼノビアに潜入したFBCのエージェント、レイチェル・フォリーがウーズに殺されてT-Abyssに感染し、変異した姿。
通常のウーズと比べてまだ自我を残しており、姿も生前の面影を残している。
詳しくは個別項目へ。


【亜種】


●スキャグデッド

感染者の体質によって通常のウーズとは異なる変異を遂げたタイプ。
詳しくは個別項目へ。


●シークリーパー

女性感染者が稀に変異するタイプ*2
下半身は人間の面影を残しているが、上半身は巨大な軟質の外皮に覆われ胴体からは虫のような六本腕が生え、腕でとらえた相手を腹部の口で捕食する。
水中での活動に特化しており、ある程度水が溜まっているステージで出現し、水中から突然飛び出しプレイヤーに襲い掛かる。
水場では捕捉しづらい反面、陸上行動は出来ずプレイヤーが水から上がれば攻撃出来なくなる。



【その他】

『バイオハザードリベレーションズ』が参戦している『PROJECT X ZONE』、『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』にもザコとして登場。声は長谷川芳明。
『PROJECT X ZONE』ではウーズしか登場しなかったが、『PROJECT X ZONE 2』ではピンサーとトライコーンも登場している。
主にS.I.Nやシャドルーが利用する生物兵器として現れ、何気に水中から現れるような専用の登場エフェクトを持っている。
ウーズだけじゃなく他のゾンビもそうだが、リュウケン風間仁などの格ゲーのキャラは躊躇なくぶん殴っているが、大丈夫なのだろうか?


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最終更新:2024年10月07日 18:03

*1 「アンベールドエディション」のみ。3DSでは破壊できない

*2 上記のレイチェルは女性だがウーズに変異していることからも、こちらへの変異確率は低いことがわかる