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ゾンビ(バイオハザードシリーズ)

登録日:2011/10/19 Wed 00:23:36
更新日:2026/10/27 Tue 22:04:18
所要時間:あああぁぁぁぁ……(約 18 分で読めます)





サバイバルホラーゲーム『バイオハザードシリーズ』に登場するクリーチャーであり同シリーズの代名詞的存在。
初代から登場している雑魚敵であり、後発タイトルの発表と共に多数のクリーチャーが誕生している中でも未だシリーズの象徴となっている代表的なクリーチャーである。



【概要】

多国籍製薬会社・アンブレラ社が密かに開発していたウイルス兵器「T(ティー)-ウイルス」に感染した人間の成れの果て。
理性もなく死んだような状態でうろつき、食欲だけで新鮮な肉を求めてさまようカニバリズムの権化。

「ゾンビ」というのはそのビジュアルや行動から作中で広がった通称であり、アンブレラ側の正式名称では「活性死者」。
といってもこの活性死者というワードは作中でも殆ど使われず、アンブレラの人間を含め専らゾンビ呼びしている。
実写映画版では「アンデッド」と呼称されている。


ブードゥー教のゾンビは呪術等により死者が蘇ったものだが、「T-ウイルス」には死者を蘇らせる力はない。
バイオハザードのゾンビは生きた人間が「T-ウイルス」により変貌した姿であり、一応ギリギリ生きてる。
『3』の医師が遺したファイルによると、医学的にはとうに死んでいる状態らしいが。
ちなみに感染の症状の1つとして、長期の仮死状態に陥るというケースもある。

基本的に既に完全に死亡している生物に新たに感染する事は無い。*1
ただし死亡して間もない感染者が死んだ状態からゾンビとなるケースは確認されている。
例として墓場の地中から這い出してくるゾンビは、ウイルスパニックの混乱の中で感染後仮死状態になって埋葬された感染者が地中で息を吹き返したもの。
また、S.T.A.R.S.のブラッドは追跡者の触手のT-ウィルスが濃すぎて、即死物だったのに肉体が再構築されてゾンビ化したとかなんとか。

T-ウィルスは非常に強力な感染力を持ち、汚染水などによる経口感染・血液感染など、あらゆる感染経路で拡散する。
人間や動物だけでなく植物にも感染し、容易に変異を引き起こすという、まさに悪夢のようなウイルス兵器である。
正式名称は「タイラントウィルス」で「Tyrant=暴君」を意味し頭文字のTを取り、T-ウィルスと呼ばれている。


【特徴】

人間が「T-ウイルス」に感染した状態で一定時間が経過すると、皮膚の痒み(かゆい)を訴えはじめる。
更に前頭葉が破壊されて理性を失い、異常な食欲(うま)と飢餓感に支配され、新陳代謝の異常によって皮膚が潰瘍や壊死を起こして腐り落ちていく*2。
知性が完全に失われて残されたのは生命活動の最も基本的な本能である「食欲」のみとなる為、食べられそうな物は見境なく喰らいつく。
残飯の肉や他人の死体は勿論、たとえ親しかった相手であっても彼らにとっては単なる食い物でしかない。
このため彼らは人間や他のゾンビの肉を求めさ迷い歩き続けるようになる。
基本的に生者(新鮮な肉)を追い求めるが、獲物が捕まえられない場合は仮死状態のゾンビを餌として共食いしたりもする。

前頭葉が破壊された影響で知能が低下しており、道具や武器を使うことはできない為、獲物を襲う際は引っ掻きや噛みつきで攻撃する。
これらもウイルス感染の原因となる為、ワクチンや抗体がない者にとっては非常に危険である。
また知能が低下していると言っても、人間だった頃の記憶自体は残っており、ドアを開けたりゾンビ化する前の習慣を繰り返したりする個体もいる。
『1』の飼育員の日記を見る限り「人を食うようになる」方が「一応は文字を書ける」よりも先に来るらしいので、そういう個体はゾンビになりたてのものかもしれない。
GAIDENではバールのようなもので攻撃してくるゾンビもいたが、そちらは黒歴史なので忘れていいだろう。
逆に新陳代謝が不完全ながら向上した影響で、体感的な腕力は並の人間以上になっている。
人間だと死に至るレベルの肉体的ダメージにも耐えるほどの頑強さ・生命力を獲得する。
また生前の肉体の影響も大きく受けるため、訓練された軍人などのゾンビはより強い個体になる。
逆に埋葬にされたりした者は普通のゾンビ以上に朽ちており、耐久力・俊敏性・攻撃力などの身体能力は非常に低くなる。

一方、ゾンビ化に伴い理性が無くなり従属や敵味方の判別なども出来なくなっているため、組織的な戦力として扱うのは困難。
上記の通りT-ウイルス自体の感染力によって汚染が広範囲に広がる危険もあり、軍事兵器としては不適格な部分も多い。
ただ逆に純粋な破壊目的の無差別バイオテロには用いられやすい。捕虜にウィルスを投与してから解放するなどの撹乱作戦で敵の士気を激減させられる。
アンブレラでも当初から実験用に多くのゾンビが生み出されてはいたものの、あくまでもTウィルス適合実験の副産物でしかない。
「ウェスカーズリポート2」でも元々ゾンビ自体の戦闘能力は期待されておらず「Tウィルスで敵軍が無力化される」のが主目的で、
ゾンビの役目は「自分で歩いて人を襲ってTウィルスをまき散らす」ことであるとされていた。*3
軍事利用可能なB.O.Wとしてはハンターやタイラントなどの完成を待たなければならなかった。

尚、10人に1人の割合で抗体を持った人間が存在する。抗体を持っている者は感染しても変異しない。主人公達がゾンビにならないのはこのため。
1000万人に1人の割合でウィルスの完全適合者もおり、その場合は自我を失うことなく肉体が増強され変異も任意で操れる。
タイラントなどに見られる劇的な形状変化(スーパー化)は肉体のリミッターを解除された状態。

また、初期作品では死亡した個体は部屋を移動するとその死体が消滅していたが、初代の公式パーフェクトガイドでは「完全に死んでしまうと肉体が分解されてしまうのだろう」との記載があった。
同作のヨーンが2度目の対決で倒すと肉体が紫に変色して崩れ溶解する描写があり、それと同じと説明されていたが、T-ウイルス感染生物全体の特徴としてそうなのか、現行の設定で採用されているかは不明。
GC版『1』だとクリムゾンヘッドになる関係でゾンビは一部例外を除き部屋を出ても死体が残るし、ケルベロスやハンターも部屋を出るまでは残るが、キメラは溶解していく描写がある。

〈弱点〉

心臓は撃ち抜かれても死なないが、脳等の中枢神経、ないしそれがある頭部を完全に破壊された場合は死に至る。
また、新陳代謝の向上はそのまま必要な食料の増加を招いており、エネルギー供給が追い付かなくなると生命活動を停止する。
意外にも呼吸も必要らしく、水に浸かった場所で足を破壊する等して水に沈めると溺れ死ぬ。*4
獲物が近くにいない状態が続くと仮死状態となり動かなくなり、この状態なら溺れ死んだりもしない。
また、火達磨になりながらも火の中を平然と突っ切る個体はいるが、あくまで痛くないからひるまないというだけで
流石に火自体への耐性はなく、火炎系の銃器や燃料とライターなどで死体に着火してやればやがては燃え尽きてしまう。


他にも充分な餌にありつけず、エネルギー切れにより生命活動を停止する個体がほとんど。
しかし、中には餌にありついたことで「リッカー」や「サスペンデッド」に進化するケースも存在する。
ただ、『レクエイム』ではこの設定に矛盾する個体が現れている。*5
一度生命活動を停止したゾンビの中には突然変異により「クリムゾン・ヘッド」となるものもいる。

反応も鈍く動きも遅いため、死者が蘇った事によるパニック状態であったり、異常なぐらいの数のゾンビが押し寄せない限り、一般人でも退治できる。
ただ頭部が弱点である事を突き止める前にその感染力の高さで感染者が溢れ返るため、後手に回ると歯止めがきかない。


〈治療法〉

T-ウィルスのワクチンはOBのデイライトなど存在し、3ではそれなりの設備があったとはいえ予備知識ゼロのはずの町の医者が作れるほどお手軽に作れる。
(ただしデイライトは『アウトブレイク』で生み出された物で、少なくともラクーンシティが壊滅寸前に陥った時点では完成していなかった。)
尚、デイライトは体内のウィルスを死滅させる為、Tウィルスが生命維持に必須のゾンビ達クリーチャーにとっては劇薬であり即死する。

一旦ゾンビ化の兆候が現れたらもはや手遅れらしく、ゾンビ化する前にトドメを刺した方が弾が少なくて済むと、あるロシア人が言っていた。
これもいい加減にやるとだめで、GC版『1』では「ある自殺者の遺書」というファイルで「一緒に逃げてたロバートがゾンビ化したので殺して浴室に入れておいた」という記述と
銃弾が1発減っている二連発拳銃があるのでこれでロバートを射殺したと思われる(名前不詳のこの自殺者自身は縊死)のだが、
浴室に行くと射殺されたロバートはゾンビになって襲ってくる。ついでにこの自殺者もゾンビ化してロープをちぎって襲ってくる。

発症以前なら感染後でもワクチンを打てば助かる場合があり、ラクーンシティ事件の時点で不完全なものがアンブレラ配下の特殊部隊などに使われていた*6、ジルもこれで助かっているが、
最終的には『OB2』の終盤で発症前ならもっと確実に抑えられるワクチンのデータが持ち出され元アンブレラの研究員フレデリック・ダウニングの研究により「T-ワクチン」として完成した。

〈かゆうま〉

バイオのゾンビと言えば「かゆうま」と即イメージされるが、これは日記の最後に書かれた遺言の様なメッセージの略称である。
正確には「かゆい うま」である。
詳細は個別項目を参照。


【ゲームでは…】

所謂雑魚敵であり登場作品では最も多く登場する敵。シリーズの象徴と言ってもいいだろう。
単体では対処は容易だが、狭い場所だったり、大勢と出くわした場合は苦戦を強いられる嫌らしさが特徴。中には妙に固いのもいる。*7
ありふれた雑魚敵ポジションの割には攻撃力がかなり高く、初代『1』ではかみつきの最大ダメージがタイラントの爪攻撃を上回る(レバガチャで半分以下に抑えられるが*8)。
また、初代『1』のみ噛みつきから振りほどいた際に周囲のゾンビを巻き込めないため、ゾンビ同士で挟み撃ちにされると「噛みつかれる→振りほどく→周辺で待機していた別のゾンビからの噛みつき→振りほどく→先に押し倒しから戻ってきたゾンビからの(ry」の極悪コンボが決まり死亡が確定と序盤でありながら決して侮れない敵だった。*9
更にリメイク版に登場した「クリムゾン・ヘッド」は素早い動きで迫ってくる強敵。何も知らない新規プレイヤーや旧作プレイヤーに驚きとトラウマを植え付けた。

標準的な難易度のモブゾンビならハンドガンを5発程度当てれば倒せることが多いが、ショットガン等で頭部を粉砕すれば一撃で倒せ、総合的に弾も節約できるのでオススメ。
通り抜けるだけなら脚を破壊して転ばせる手もあるが、多くの場合這いずってくるので油断は禁物。*10
ちなみにゾンビに這いずりや倒れ込みで噛みつかれた場合、作品によっては振り払う時に確定で頭を踏みつぶしたり、蹴り飛ばしたりして弾を使わずに即死させられる。一噛み食らうことになるが特殊な個体やハーブに余裕があれば敢えて狙ってみるのも一考。
とはいえ、全部を相手するといずれ弾とハーブが足りなくなるのでスルーできる所はスルーしよう。無駄遣いが死に繋がるのがバイオハザードというゲームである。

動きに慣れていて囲まれたり追いつめられたりしなければ、ナイフでも対処可能。
武器の切り替えが少々面倒だが、ハンドガンでダウンを取り、起き上がるまでの時間をナイフでチクチクすることで安定と弾薬の節約が両立できる。
ただし『バイオハザード2』のゾンビはナイフに異常に耐性があるので注意*11。せめてハンドガンで対処しよう。

主な攻撃方法は掴みかかっての噛みつき。また高低差があると胃酸を口から吐き出す。アウトブレイクやクロニクルでは引っかきも使う。

クロニクルシリーズではガンシューティングのためハンドガンが無制限となっており、弾が切れて詰むと言ったことは起こらない。
というかむしろ倒さないと進行しないため、倒さないといけない。スルー推奨のバイオシリーズでは珍しい扱い。
アンブレラではラクーンシティ壊滅事件から耐久力が上がるだけでなく、物量も増えるのでクリティカル(ヘッドショット)を狙えないとかなり辛い。
更にヘッドショットといってもHoDシリーズのように頭であればどこを当ててもOKではなく、眉間辺りを狙わないとヘッドショット判定されないとややシビア。
ショットガンやマシンガンのサブウエポンを使う手も有るがこちらは弾が有限。
幸いHoDシリーズのゾンビと比べると動きは非常に遅いため落ち着いて眉間を狙おう。
ダークサイドはハンドガンが改造可能になり、ハンドガンだけでもクリティカルを出せなくてもゴリ押せるようになった。
しかし逆にクリティカルを稼いで評価上げがしにくくなったとも。

アウトブレイクシリーズではひっかきの威力がバカにならない上、安全地帯以外はドアをぶち破って別のエリアから侵入してくる。
また今はなきオンラインでは、感染率100%などで死亡すると一定時間ゾンビ化したまま行動できるので、ネタプレイのお供だった。
但しあまりやり過ぎるとBANされる要因にもなっていた。

『レクイエム』では新たに変異型t-ウイルスに感染した個体が登場。
従来のT-ウイルス産のゾンビと比べ、知能の低下が大きく抑えられておりその結果、従来でも稀に見られた「生前の行動・習慣を模倣する」という設定がより顕著に表れ、武器を扱える他、一方通行ながら言葉も喋る事ができる。

コンプライアンス関係でゾンビ化した子供はゲーム本編に直接登場しないものの、子供も例外無くゾンビ化したのは想像に難くない。*12
なお、コンプライアンス関係の制約が無い実写映画版ではⅡにてゾンビ化した子供が普通に登場しており、ラクーンシティ小学校でゾンビ化した生徒達が集団で生存者に襲いかかるというおぞましい様子が描かれていた。


【登場作品】


女性が登場したのは2から。

終盤に近づくと大抵全裸ゾンビが出てくる(終盤の舞台は大体アンブレラの施設なので実験台にされてたのがゾンビ化した模様)。

ゲーム以外の媒体

漫画


小説


ドラマCD


実写映画



実写映画版では先述の通り、原作では登場していない(させられない)子供のゾンビが実現した他、最大の違いとして「栄養が無くても30年生き続ける」という差異があり、世界規模で感染が拡大し数年が経った後も膨大な数のゾンビが各地で彷徨い続けている。

またシリーズオリジナルのゾンビとしてウイルスの変異やプラーガによって強化された「スーパーアンデッド」「マジニ・アンデッド」「ジュアヴォ・アンデッド」など多数の亜種が登場している。


CG映画




この内『ヴェンデッタ』のみT-ウィルス由来のゾンビではなく、映画オリジナルの新たなウィルス「A-ウィルス」*13によって変貌したもの。
T-ウィルス由来のゾンビと比べ、筋力や感染力が強化されている他、最大の特徴として「敵と味方を区別できる」「ワクチンで元の人間に戻す事ができる」こと。
肉体を強化したうえで、制御も容易となったことで生体兵器としてはバイオハザードシリーズのゾンビの中でも屈指の完成度を誇る。

【主なゾンビ化した人物】

  • フォレスト・スパイヤー(S.T.A.R.S.ブラヴォーチーム隊員)
・アルバート・ウェスカー(S.T.A.R.S.アルファチーム隊長)(黒歴史)
  • エドワード・デューイ(S.T.A.R.S.ブラヴォーチーム隊員)
  • ブラッド・ヴィッカーズ(S.T.A.R.S.アルファチーム隊員)
  • マービン・ブラナー(R.P.D.警官)
  • マーフィー・シーカー(U.B.C.S.隊員)
  • 飼育係(アンブレラ職員、『飼育係の日記』を書いた人物)
  • アダム・ベンフォード(『6』当時のアメリカ大統領)


【『バイオハザード6』では…】

『6』では久々にナンバリングタイトルでの復活となったが、T-ウイルス由来のゾンビではない。
レオン編、エイダ編で相手をする事になり、外見は似ているものの、武器を使用したり飛び掛かってくるなど、これまでとは全く異なる。

このゾンビはC-ウイルスという新種のウイルスに空気感染した人間のなれの果て。
6の時点でのアメリカ大統領にしてレオンの友人だったアダム・ベンフォードやトールオークス、達芝の市民らが変貌したのもこれ。

外観こそT-ウイルス感染者に似てはいるが、こちらは動きも素早く、難易度ノーマルでも攻撃力が高いうえ、金網をよじ登ったり飛びついてきたりする。
特に飛びつきは脅威で、追尾性が高く全体的にステージが暗い事も相まって不意の1撃を貰いやすい。またダウンさせたところトドメをさそうとしたら、素早い掴みモーションのせいで逆に掴みかかられ窮地に追い込まれるというパターンも結構多い。*14
さらにある程度の知能が残っているため、手軽な凶器(ゴルフクラブ、ハンマー、斧、瓶etc)を振り回す。
それだけに飽き足らず、従来ではほとんど当たらなかった胃液を遠距離から正確に当ててきて怯まされたり、元警官や元BSAA隊員の中にはライフルやマグナムをぶっ放す奴もおり、いずれもゾンビとは思えない命中精度でぶっ放してくるためT-ウイルス感染者よりも遥かに脅威性が増している。これはゾンビですか?
こんな奴らが大挙して襲ってくるのだからプレイヤーにとってはたまったもんではなく、従来のゾンビとあまりに別物過ぎて6が不評寄りの評価を受ける要因の1つとなっている。

他にも、T-ウイルス感染者は死体はそのまま残るが、C-ウイルスゾンビは死亡すると身体が溶解し消滅するという特徴もある。
ちなみにT-ウイルスゾンビに傷付けられると抗体持ちでない限りゾンビ化してしまうが、C-ウイルスゾンビの場合はゾンビ化しないらしい。
またT-ウイルス感染者と同様、ゾンビが変異した変異体「ブラッドショット」も存在する。

なお、「空気感染」と限定したのには理由がある。
ゾンビ化するのは空気中に散布されたウイルス(青色の霧状をしている)を吸い込んだ者だけ。
直接注射で投与された場合にはジュアヴォという別のB.O.W.に変化するからである。
「ジュアヴォ」はゾンビと異なり、自我は薄れるが知能そのものは完全に保たれ、見た目も顔面を除けばほぼ人間のまま。
その行動パターンはどちらかというと4、5に登場した「ガナード」や「マジニ」、映画版の「スーパーアンデッド」に近いB.O.W.である。


【バリエーション】

  • ゾンビ改
『2』に登場する、B.O.W.として人為的に生み出された強化型ゾンビ。
見た目は筋肉組織が剥き出しとなった人体模型のような姿で、通常のゾンビを大幅に上回る攻撃力を誇る。
尚、『1』旧版の研究所に登場する全裸ゾンビは見た目は似てるが攻撃力などはそのままだが、倒しても部屋を出ると復活する*15。
GC版以後は普通のゾンビ以下の弱さになり、倒しても復活しないどころか普通のゾンビで起きるクリムゾンヘッド化も起きないようになった*16。
『0』でも似たような裸のゾンビが処理場に出てきたが、こちらは本当にただの見た目違いで強さなどは全く同じ。
B.O.W.としてはやはり失敗作だったのか後のシリーズでは登場していない。

  • クリムゾン・ヘッド
無印リメイク版に登場するT-ウイルスゾンビ変異体。クリムゾンという名が表すように赤褐色の体色である。
なんらかの原因で生命活動を停止した時に「V-ACT」と呼ばれる細胞活性化現象を引き起こして再度動き出した状態。
倒したゾンビの死体を一定時間以上放置すると、クリムゾンヘッドとして復活する。
凶暴化著しいだけでなく移動速度も速く、鋭く伸びた爪で襲い掛かってくる。移動の邪魔になるゾンビを殴ったりもする。
なお、全てのゾンビが変異する訳ではない。死体を燃やすか頭を破壊すれば変異を阻止できる。

  • クリムゾン・ヘッド・プロト1
同じく無印リメイク版に登場。
記録上「V-ACT」現象及び変異が最初に確認された個体。通常のクリムゾン・ヘッド以上に凶暴で危険。
だがアンブレラはサンプルとして有用だと判断し、捕獲された後に洋館裏にある墓場の地下室に封印されていた。
キーアイテム持ちなので絶対に倒さなければならない。

『2』に登場するゾンビの変異体。全身の皮が剥がれ脳みそや筋繊維がむき出しになったような姿になっている。
上記の通り多くの人間を捕食するなどして栄養を蓄えたゾンビが偶に変異する。
詳しくは個別項目参照。

  • グリーンゾンビ
『アウトブレイク FILE2』に登場。T-ウイルスに感染した植物と融合したゾンビ。
頭にT-ウイルス植物の花が咲いており、ダメージを受けるとそこから毒花粉が撒き散らされる。

  • 寄生虫ゾンビ
『バイオハザード CODE:Veronica』に登場した腹に寄生虫が植え付けられたゾンビ。
死ぬとランダムで寄生虫が飛び出して攻撃してくる。

  • P-Zガスゾンビ
『RE:2』に登場した神経ガス「P-Zガス」で変異したゾンビ。紫色に変色して、口から毒ガスを吐いている。

  • ペイルヘッド
『RE:2』に登場した突然変異によって驚異的な再生能力を得たゾンビ。全身真っ白で体毛もなく、顔には口しかない。
高い再生力で腐敗もせず多少の傷なら即座に回復する上、足も速く強敵だが、体力が低くなると動きが遅くなる。
見た感じは若干『7』のモールデッドにも似ている。

  • ブラッドショット
『6』に登場するC-ウイルス由来のゾンビ変異体。全身の筋組織がむき出しになりさらに機敏になった。
ただ最初からこの状態で出てくる事は少なく、特定のゾンビ*17を攻撃すると一気にコイツに変貌するという過程で出現する事が多い。
弱点は心臓部であり、飛び掛かり時にカウンターを決めた場合、心臓を踏みつぶして1撃で仕留めることができる。カウンターの受付け時間も長い為、単体だとゾンビ以上に処理が楽という声も。
実写映画版『ファイナル』でも登場しているが、そちらはC-ウイルスは関係なく人為的に造られた生物兵器となっている。

  • シュリーカー
『6』に登場する(ry 発達した喉を膨らませ叫ぶことで他のゾンビを凶暴化させる。
またゾンビであるにもかかわらず、自ら積極的な攻撃は仕掛けず時折逃げ惑うように動く事もある。
厄介ではあるがこの喉が最大の弱点でもあり、またここを攻撃されて倒されると断末魔の叫びを挙げて周りのゾンビを巻き添えにしてしまう。

バイオ6には、このクリーチャーに関するファイルが存在するのだが、その筆者は文面を見る限り、生きながらにして食われつつある状況でファイルを書き残しているという、ツッコミどころ満載なものとなっている。

  • ウーパー
『6』に(ry 肉体が肥大化し(レオン曰くXLサイズ)耐久力が上がっている。
見た目相応の力を持つだけでなく動きもかなり素早いが、一方で段差に四苦八苦したりする場面も。足が弱点。
上位個体としてより大型で強力なウーパー・シュプリームが存在する。

  • ブリスターヘッド
『レクイエム』に登場した新たな変異体。変異型t-ウィルスに感染した人間が1度活動を停止した後、体組織が再生し狂暴化した姿。
処理方法といい従来だとクリムゾン・ヘッドに近いが、肥大化した頭部の腫瘍や長くなった舌など、外観はリッカーに近い。
タフなうえに不規則な動きで射線を外しながら走り寄ったりもするため、弱点である頭部を狙いにくく、特にグレース編では難敵となる。
対策の1つとして破血アンプルをゾンビに打ち込む事で死体を残す事なく処理できる。変異した後でも有効。
より強力な個体として、全身が変異したブリスターボーンが存在する。



その他

『バイオハザード4』と『バイオハザード5』に登場するクリーチャー。
ガナードは寄生生物「プラーガ」に寄生された人間でゾンビと似ているが別物。
マジニはトライセル社に渡ったプラーガの改良型(タイプ2、3)を寄生させられて操られた人間達。
どちらもTウィルスゾンビと比較すると知能・スピードが高い。その代わりにウィルスと違い無差別感染は起きない。


  • スーパーアンデッド
映画版『Ⅲ』に登場。同作主人公アリスの血液から作られた血清を投与されたゾンビ。外見上の特徴としては、体中に大量の発疹がみられ、眼球が黒く染まっている。
血清の作用で食欲をある程度抑えられ、同時に知能と素早さを始めとした様々な能力が強化された同シリーズにおける所謂「走るゾンビ」の先駆け。
血清により大人しくなったかと思いきや、すぐに抑えが効かなくなったばかりかより凶暴化し、更にウィルスの感染力も強化されているので従来のワクチンも効かず、事故って噛まれたりなんぞしたら…
元々はアンブレラの「アンデッドの飼い慣らし計画」の元で誕生した失敗作であったが、その凶暴性に目を付けられ生物兵器として転用された。


  • この世のものではない者(仮称)
初のサウンド・ドラマ「マコバヴィレッジの惨劇」に登場したゾンビらしき何か。
なんと異形化してもある程度時間が過ぎると元のまともな人間に戻る。戻っている間は見た目も常人と何ら変わりない。
異形化中の記憶はなく、時間が経つとまた再び変異し、これを繰り返して最終的に肉が腐り落ちたゾンビになる。
完全なゾンビにまでなると元には戻らなくなる。また、このゾンビや変異者に噛まれても感染はしない。
原因は毒蛇の血を飲む邪教の儀式で、アークレイの森の中の恐らくバイオ1のアダー(小蛇)の血を飲んだ事。
ただし上述の通りT-ウィルスとはかけ離れた特性の為、別の要因が考えられるが作中では不明のまま終わる。

  • 感染者
2026年の実写映画版『バイオハザード』に登場する。パンフレットでは監督から「ゾンビ」と呼ばれているが、劇中では一貫して「感染者」と呼ばれ、ゾンビという呼称は出てこない。
本作ではT-ウィルスが登場せず、作中では「生物に急激な進化を促すアンブレラの発明品」と説明されており、ウイルスか菌類か寄生虫かさえ不明である。
噛みつかれるなどすることで感染し、傷口から黒く変色するなどの変化を経て、腕や脚などの末端が触手のような形に異形化していく。
さらに異形化が広がると目玉のような組織が発現したり、触手の先端や腹部などに第二の口が出現するなどして人の形からかけ離れていく。
このため性質的にはG-ウィルスが近いと言えるか。
変化に個人差があるようで、最初に主人公ブライアンが遭遇した感染者の女性は人型を保ったまま意識を失い凶暴化していたが、後に会った少女は母に噛まれた足から異形になったが、意識はまだ残っていて普通に会話可能だった(直後に頭部まで変化して襲ってきたが)。
さらには驚異的な再生能力を有しており、頭部を破壊されても別の部位に脳組織ができるのか活動可能な場合も。
最初に襲いかかった感染者の女性はショットガンで頭を吹き飛ばされた後に首から触手が生えて他の感染者の肉体を取り込み、しまいには複数の人間と団子状態になって転がりながらブライアンを追いかけ続けるというおぞましい姿に変化した。
誰が呼んだか「塊魂」。ちょうど公開年に最新作Switch2版が出たし
しかしビルの屋上から落下して砕け散った感染者の肉体は再生しなかったので、ある程度の限界はある模様。

治療法として解毒剤があるのだが、本編開始時では在庫がアンブレラ幹部のミスによって失われてしまった。裏切らないな!
そこでブライアンの荷物がその材料と判明し、研究室のあるラクーン総合病院の最上階を目指すのが最終目標となる。


追記・修正とゾンビの倒し損ねは忘れないようにお願いします。

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最終更新:2026年10月27日 22:04

*1 リアルでもウィルスは宿主の細胞に自分を作らせるので死んだ細胞では増殖できない。

*2 ゾンビに殺された直後にゾンビとして覚醒したケースもある

*3 ケルべロスやハンターなども「対ウィルス装備をして動きが鈍くなった敵兵を傷つける」ものとして作られ(ハンターはそこそこガチ戦闘にも使えたが)、タイラントのようなガチで普通の軍隊と殴り合いして善戦できるB.O.W.は当初は想定外。

*4 ただし、普通の人間よりは長時間生存でき『1』で洋館内にバスタブに沈んでいたゾンビが襲ってくることがあった。

*5 詳しくは該当項目を参照してほしいが、栄養を摂取できるような環境でない中、約28年間も彷徨い続けていた個体が登場している。恐らくは黒幕の手によって体内のウィルスが変異した事で克服したものと思われるが、作中でハッキリとした言及はない。

*6 『3』の「傭兵の手帳」に「俺達はウィルス抗体を投与されているがここまで環境汚染がひどいと感染する危険もありうる」とのこと

*7 このような個体はゾンビ化する前に体を鍛えていた場合が多い

*8 ただしレバガチャで半分以下にしてなお高火力であることは間違いない。というかレバガチャしない場合、体力最大のクリスでも3回で確実に死亡するゲーム中最強の攻撃である

*9 流石に開発側も問題点と感じたようで『2』から振りほどいた際に周辺のゾンビを巻き込めるように改善され、このような理不尽な状況はほぼなくなった。また、DS移植版『デッドリーサイレンス』のリバースモードでは掴まれた際にゾンビをタッチすることで殴り倒せるようになっている。

*10 初期作品では足を破壊した時点で死亡扱いになり、最初から這いずりのものを除けば部屋を出入りすることで這いずり状態にしたゾンビを消すことも出来た。

*11 バイオ2のゾンビは個体によってHPが異なるが約40~118まで設定されており、ナイフで与えられるダメージは僅か3。ちなみにハンドガンで14~16ダメージ。

*12 『RE:2』で登場したエマ・ケンドはゾンビ化する直前の少女というギリギリの描写であった。

*13 正式名称は『アニマリティ・ウィルス』

*14 ゾンビ側のモーションの素早さ以上にバイオ6は体術中の無敵時間が短く、特にナイフやライフル系のストンプモーションが大振りな事も反撃を受けやすい要因となっている。

*15 通常はゾンビを倒せばその部屋を再び訪れてもゾンビはいないが、研究所の裸ゾンビはたとえ頭部を破壊しても部屋を出入りすると再び五体満足で出現する。劇中のファイルなどで理由が明記されてないので、復活ではなく別個体が次々現れる可能性もあり。

*16 研究所に出現するゾンビでも、白衣を着ている研究員のゾンビはクリムゾンヘッドになるので注意。

*17 ブラッドショットに変異する個体は目が赤く血走っており、皮膚も赤みがかっている。