登録日:2023/02/03 Fri 06:31:50
更新日:2024/11/30 Sat 16:31:20
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ここでは、RPG作品『女神転生』及び『ペルソナ』シリーズに登場する「
強い雑魚」を紹介する。
強い雑魚の定義や、他作品における強い雑魚については本項目の方を参照の事。
一覧
第4エリア「マズルカの回廊」に登場する敵専用悪魔。同エリアの難易度上昇の原因。
当時はまだレベルを下げるエナジードレインや即死攻撃を使ってこなかったものの、こちらを「やられる前にやる」タイプの強敵である。
周囲の敵に比べて知力と機敏さが高く、そこから放たれる攻撃魔法「カンデオン」で全員のHPを満遍なくガリガリ削り、「マリンカリン」と麻痺攻撃で何もさせずにこちらを仕留めにかかる。
出現数も5~8体と多く、こちらの「エトナ」で一度に封じられる数を超えている。防御力は低いものの、本作ではゲームシステム上「狙った個体への集中攻撃」が出来ないため数を減らすのも容易ではない。
会話による戦闘回避も望めず、先制されれば適正レベル+仲魔3体フル召喚PTでも半壊しかねない。
最初の
ダンジョン「京浜第3シェルター」で頻繁に出現する雑魚悪魔。
ガンの一撃で倒せる様な敵だが、毒の状態異常がこの時点では凶悪。
シェルター内には回復施設として医務室があるものの
状態異常の回復は出来ず、アイテム購入場所もない。
一目散に最寄りの街の邪教の館に駆け込むしか無いのだが、
「ボスのネビロスを倒さずともシェルター外へ脱出出来る」事はノーヒント。
また邪教の館までは地味に距離があり、到着前に毒ダメージで頓死も十分あり得る。序盤のHP回復手段は限られているのも死亡率を引き上げている要因である。
そして治療費は100マッカ以上と、序盤としてはボッタクリに等しい金額をふんだくられる。
いっそ毒を受けたら散財してから召喚中の仲魔を全てCOMPに退避させてパートナー共々死んで所持金の半額をカロンに渡して蘇生してもらった方が安上がりまである。
終盤の
ダンジョン「アスタロート城」で登場する悪魔。
毒ガスによる毒の状態異常で攻撃力が下がってしまうため戦闘が長引きやすいが、
防具での予防手段が存在しない石化攻撃を集団でぶっ放してくる。仲魔は石化してもリカバリーが効くが、人間が全員石化するとゲームオーバー。
しかも
出現するタイミングが最悪で、よりによって城の城主であるアスタロートにヒロインが拉致されて
人間が主人公1人しかいないタイミングで現れる。
内部的にはヒロインは離脱していないという扱いなのかパーティー人数が5人に制限され、6人目の枠に仲魔を追加する事も出来ず、主人公が狙われる可能性も上がっている。
無論、主人公が石化=即全滅となると、メデューサ飛び交う城の決死行もやり直し。
城内部でも石化
回復魔法ペトラディを使える悪魔フーリーを仲魔にする事は可能だが、どのみち主人公に石化が直撃したら無意味なので本当に気休め程度。
アスタロートを倒せばヒロインが復帰するので、一直線に救出を優先すればある程度危険度は下がるが、
帰り道で石化しないという保証はどこにもない。
不安であればラグの店で「施餓鬼の霊薬」を用意して、出現を抑制してしまうのが吉。他の悪魔からのドロップアイテム狙いならアスタロートを倒した後で1Fでやればいい。
終盤
ダンジョン「恐れの山」に出現するDARK悪魔。
ほぼ確実に集団(2~6体)で出現し「1~8回攻撃で混乱効果をもたらすテンタラフー」「味方を豚にするBOOの呪い」に加え「最大で3人を即死させるムドハンマ」まで使う、当時のナムコの悪意の塊。
味方は最大6人パーティーなのでムドハンマ1発で半壊し得るし、主人公&ヒロインの人間2人が両方共死亡すると即座に
ゲームオーバーなので、集団で容赦なくぶっ放されるだけで脅威である。先手を取られたらまずあの世が見える。
こいつのせいで「恐れの山突入→ムドハンマで人間狙い撃ちで全滅→カロン宅配便で所持金半額→恐れの山突入…」の
無限ループも非常に起こり易い。
おまけにBOOの呪いで豚になると「COMPも魔法も使えず基礎ステータス5」になってしまい、人間やトラスタルトでの脱出役が豚になってしまうと地獄の様相を呈する。
一応マカジャマは有効だが、成功させるには相手よりも高い機敏さと知恵が要求される上に、サウォバクは両方が高い為、計画的にヒロインを育成してないと成功率か行動順のいずれかで不安が出てしまう。
仲魔だとヒロインの様に特化したステータスとマカジャマを両立できる者が少なく、もっと封殺が狙いづらい。
しかも魔法を封じてもBOOの呪いは平然とぶっ放すのが泣かせてくれる。
HPはあまり高くないので攻撃が当たりさえすれば楽には倒せるが、その前の相手の動きに関してはお祈りするしかない…。
ダークゾーンと扉の多さ、それに起因する高い
エンカウント率も相俟って、恐れの山がシリーズでも伝説レベルの難易度になった原因の1つであり、幾多のプレイヤーの心を折ってきた。
施餓鬼の霊薬やオートパイロットバグで
エンカウントを抑えて強行突破したプレイヤーも少なくない。
同
ダンジョンには下記のギリメカテ(ギリメカラ)も徘徊しており同じくムドハンマを使うが、出現する最大数は少なくムドハンマの使用頻度も低く、高めの確率でマカジャマやムドオンも通じるので相対的に脅威度は低い。
- 邪鬼(邪神)ギリメカラ(女神転生シリーズ、ペルソナシリーズ)
女神転生・ペルソナシリーズにおいてほぼ常連で最古株の悪魔。見た目は1つ目の象である事がほとんど。初期作品では「ギリメカテ」という名前になっていた。
シリーズ全体で共通して
物理反射属性を持ち、作品によっては即死魔法も使いこなす。
初見殺し・AUTO戦闘殺し・主人公殺しな凶悪悪魔だが、初出となる『デジタルデビル物語 女神転生II』の攻略本には
物理反射の旨が記載されていないという壮大な罠が……
そして、時を経て
ストレンジジャーニー。ギリメカラで検索すれば速攻で「物理反射」が返ってくるご時世に対応してか、一度倒すか事前に仲魔として作るかしないと姿が判別できないという仕様により猛威を振るう事となった。
…実際は
ギリメカラの前に外道ドッペルゲンガー相手に物理や銃を、凶鳥カマソッソに銃を反射されてお陀仏したプレイヤーの数が多かったのだが。ちなみにギリメカラは銃ならば「吸収」どまりなのでセーフ。
ゲーム中盤に差し掛かった頃に攻略することになる「ヒロインの精神世界」に出現する雑魚敵。
元々の物理の火力が高いにも関わらず、
その物理攻撃力を上昇させる魔法「タルカジャ」を使ってくるという厄介極まりない敵。HPの低いロウヒーローや仲魔を
たった2〜3発程度で沈めてくる。
更には、
こちらの攻撃力を下げる魔法「タルンダ」も使ってくる。1ターンにこれらの魔法を連続で使われることもザラであり、使われれば使われるだけドンドンとジリ貧になっていく。単純な脳筋でないのは、流石インテリ系悪魔といったところか。
おまけにLv35と、挑む時期の主人公よりLvが高いため、会話や逃走の成功率が低い・エストマで誤魔化せないケースが多いのもこいつの強さに拍車をかけている。こんな奴が
最大4体も出現するのだから恐ろしい。
ここのマップ自体も長く複雑であり、こいつとの
エンカウントの危険性が増している。
この時期は、敵全体を感電させる魔法「マハジオ」が使えるヒロインがストーリー上離脱しているため、マハジオを使える仲魔の作成をサボったメガテニストは、ここで泣きを見ることだろう。
- 妖魔テング、闘鬼ヤクシャ、邪鬼ラクシャーサ、幽鬼サンニ・ヤカー(真・女神転生)
ゲーム後半のキーポイントとなる「四天王の館」に出現する雑魚達。皆Lv40以上と中々の実力者。
問題はこの館に
序盤から入れてしまう事。奥の四天王の部屋には封印が施されているものの、通路は普通に歩き回れてこいつらも出現する。
警告メッセージ等も特になく、フィールド探索中に何も知らずに入った初見プレイヤーを尽く血祭りに上げた。
……が、この
ゲームは即死攻撃や神経弾といった戦闘における抜け道が結構多い為、それらを熟知したプレイヤーからは逆に
経験値稼ぎのカモにされる事も。
とはいえそれらはある程度運が絡む手段ばかりであり、失敗した瞬間にフルボッコにされるのでやはり油断ならない。
シリーズにおいて序盤悪魔として定番の彼女だが、『if』に於いてはCOMP未所持でも進入可能な学校1Fの体育館前廊下に出現し、最序盤では脅威でしかないジオンガをぶっ放す。
最序盤限定で会話内容が特殊なためお助けキャラの側面が強い彼女だが、COMP未所持という事は悪魔との交渉が不可能という事であり、所持していたとしてもFULL MOONの時間帯は交渉を受け付けられずほぼ確実に戦闘せざるを得ない。逃走に失敗してこけた瞬間に三途の川がチラつく。
ジオンガの消費MPに対して最大MPが序盤悪魔故に低く設定されているのでガス欠自体は早いが、序盤では2発も耐えられるか非常に怪しいライン。もし生き残ったとしても感電のバステに掛かってしまえばスリップダメージのおまけ付き。
装備もステータスも貧弱な開始1時間足らずでジオンガの直撃を受ければ、一撃で昇天してカロンとの面接行きとなる可能性が高い。
両者共に最序盤の敵として出て来る雑魚……のはずが、あらゆる
人修羅を無慈悲にパトらせる恐怖の存在と化した。
ガキは過去作から何故かステータスが微量上方修正されており、Lv2に上がりたての人修羅1人でLv4のこいつと戦わされる(この時点で微妙に命中や回避で不利)。最初の連戦において戦闘のチュートリアルも兼ねているはずなのに遠慮容赦の欠片もない攻撃を浴びせかけ、一度クリティカルすれば最後そのままハメ殺されて人修羅が天へ召される、通称「
ガキパト」はもはや恒例行事や洗礼と化した。
チンは最初のダンジョンを抜けてヘトヘトな人修羅一行に無慈悲に襲いかかり、全体攻撃の「はばたき」の波状攻撃でパトらせようとする。通称
「チンパト」「鳥葬」。
彼等はチュートリアル或いは最序盤だからそんなに敵の攻撃がきつい事は無いだろうとタカを括った
人修羅に、1度クリティカルを許せば全滅も普通にありえるブレスターンバトルの高難易度を叩き込む教官的な存在とも言える。
だからと言って全く有難くはないが。
ちなみに、チンの弱点である火炎を突くことの出来るアイテム「マハラギの石」を謎の場所で3つ入手できる。先制を取れたなら、チンに対して惜しまず使おう。攻略本では、
「マハラギの石は、シンジュク衛生病院分院の強敵、妖鬼シキガミに使おう」とか書いてある。
嘘つけ。
ストーリー序盤の終わり近くに訪れる「マントラ軍本営」に出現する雑魚。
マントラ軍の主戦力とも言えるこいつは、
とにかくタフ。
HP264と、同時期に出現する敵の中ではオルトロスに次いでHPが高い。また、唯一の弱点が神経と、火力に関係ない&
意識しないとスキル欄からすっぽぬけてる弱点なのも辛い。
しかしこいつが本当に悪質なのはそこではない。問題はこいつの所持スキルにある。
所持スキルは「暴れまくり」「雄叫び」の2つのみで、
通常攻撃はまず使わない。どちらか二択で、どちらを使われても地獄が確定する。
「暴れまくり」は乱対象の複数回物理攻撃。本作のプレスターンアイコン制も相まって、クリティカルを出されると被ダメージがキツくなる。
そして「雄叫び」
これが問題。このスキルの効果は、
「敵全体の物理・魔法攻撃力を2段階下げる」というもの。本作は補助魔法の影響はかなり大きく、雄叫びを2回打たれれば
初期値の半分(火力半分)にまで下がってしまい、まともにダメージが通らなくなる。
ドンドンとジリ貧になるため、オニや取り巻きの悪魔に行動回数を稼がれパトる可能性は充分に有り得る。出し惜しみはせず、
人修羅の「竜巻」や最も効果てきめんな「シバブー」などで速攻で処理する必要があるだろう。
ちなみに攻略本には、
「こいつ1体相手で楽に勝てないようなら、この先のイケブクロ攻略は困難だと思ったほうがいい」と書いてある。つまりこのゲームはそういうゲームである。
(ランダムエンカウントだけでなくイケブクロ入口のシンボルと会話すると「こいつ1体」との戦いになる。なおマニアクスではこれ以上の壁ボスが指南役として登場している。)
- 鬼女ヤクシニー(真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE-)
物語が中盤に差し掛かる頃の「カブキチョウ捕囚所」に登場する鬼女。
常に単独出現するレア敵だが、周囲の敵よりもLvが10程度高い。
このため悪魔会話で仲魔にしたり、同じ悪魔を加えて見逃してもらったりという手が使いにくい。またエストマ効果で悪魔の出現を抑制したとしても、頭一つ抜けたこの悪魔の出現率だけが残るという可能性もある。
ひとたびターンを渡せばクリティカル率の高い物理攻撃「ギロチンカット」やPANIC付き全体攻撃魔法「テンタラフー」でこちらを蹂躙し、焦って物理で殴ると「猛反撃」でひどいダメージを返してくる。
これらの攻撃が主人公に集中すれば即ゲームオーバーという時点でも強いのに、下記の「獣の眼光」の強化版「龍の眼光」で行動回数を4回に増やしながら襲ってくる。
雑魚敵はこの手のスキルを1体にならないと使わないのだが、「常に単独出現」という形態のせいで使用率がかなり高く、先制されたら心の準備をしなければならない。
後にアマラ神殿・赤の神殿では複数で出現する雑魚になり、味方側Lvも大分上回るため対処も楽になるが、全体物理スキルで処理に失敗すると「猛反撃」ラッシュで狩られたり、計算ミスで1体にしてターンを回してしまうと龍の眼光で逆襲されたりと、脅威自体は消えてはいない。
同様のルーチンを持つ雑魚悪魔は地霊サルタヒコ、邪神アラハバキ、堕天使エリゴール、妖精セタンタ、堕天使オセ、魔王ロキ、夜魔クイーンメイブ、邪神アルシエルと、他に8種も存在する。
いずれもヤクシニーの様なフライング出現じみた強さではなく「他の敵と同時に現れたら足止めをして後回しにする」「他の敵の弱点を突く全体攻撃に巻き込んで、行動回数を稼いで倒す」等の手段をとれれば対処はできるが、
スタッフもわかっているのかこれらの面子には単独エンカウントするテーブルが組まれている。
そのため遭遇してすぐに、先制4回行動による「『気合い』による物理攻撃強化→我らが
人修羅を狙い撃ち」や、「『ムド』連打による即死」や、「暴れるだけ暴れて『逃走』や物品要求」したりと、理不尽な結果をもたらす事例が少なくない。
かつて2ch(5ch)に存在した全滅体験を書き記すスレでは常連としてその名を連ねている。
中盤の鬼門「ヨヨギ公園」に主に出現するお方。その凶悪な性能で数多の
人修羅をパトらせた。
氷結属性魔法の最高位に位置する「
絶対零度」という乱対象の複数回魔法攻撃を使ってくるのだが、ティターニアの高い魔力・Lvから放たれるこのスキルの威力は脅威以外の何物でもない。
一発打たれたら高確率でパーティが半壊するのに加えて、
攻略に着手するレベル帯だと氷結弱点が加わりがちなのでワンターンキルされたプレイヤーは多い。
さらに恐ろしいのが、この魔法が「氷結属性」であるという点。氷結属性の魔法は、食らうと一定確率で「FREEZE」状態になるのだが、この状態では
食らう物理攻撃全てがクリティカルとなってしまう。
ティターニアは「暴れまくり」を使う妖精トロールとよくセットで出現するため、仮に
絶対零度を食らって生き延びたとしても、FREEZE状態となった仲魔や
人修羅が、的確に暴れまくりをブチ込まれてパトるのは誰もが一回は通る道。
加えてヨヨギ公園には物理で猛威を振るう妖精セタンタが出現するため、物理への対策を優先して氷結耐性がお粗末になっている事が多いのも、その凶悪さに拍車をかけている。
「じゃあ急いでティターニアを倒せば」と考えると思うが、それはそれで困難。
「魔法全般半減」という驚異的な防御相性によって高揚+魔法スキルでもまともなダメージを与える事ができず、さらには
「破魔・呪殺反射」まで付いているという徹底ぶり。
マニアクス版で追加された魔人ホワイトライダーを採用しているプレイヤーならば、「破魔無効以上の相性を持たない対象を100%即死させる」という強力なスキル「ゴッドアロー」で大抵の敵はそれで楽に処理できるのだがこの悪魔には「破魔反射」の相性があるせいでそれも不可能。
加えてHPも432と高く、1ターンで倒し切るのは難しい。駄目押しに、
「メディアラハン(味方全体のHP全回復)」も所持している。どうしろと。
といった感じに一切の容赦なくこちらの命を刈り取りにくるティターニアは、一部のプレイヤーから畏怖と尊敬の念を込めて
「必殺仕事人」と呼ばれている。或いは
「君と凍り付くRPG」。
余談だが電撃PlayStationの攻略ライターの一人のお気に入りだったらしく、他の仲魔が変わるなかティターニアだけは最後までパーティインしていた。実際、特別な思い入れがなくても
ラスボスまで連れて行ける優秀な悪魔である。
無印版では板東宮全域、マニアクスでは追加
ダンジョンの「アマラ深界」に出現する雑魚敵。
こちらの雑魚敵、「真空刃」という衝撃属性の単体魔法を使用してくる。それだけだったら良かったのだが、なんとこいつ、
衝撃高揚(衝撃属性スキルの威力1.5倍)のスキルを持っている。
衝撃属性は氷結・電撃属性と異なりバッドステータス付与はないが、その分基礎威力が高い。「真空刃」の
威力90(ザンは37)という基礎威力の高さと衝撃高揚が合わさり、挑む時期によっては耐性のない味方や人修羅を
オーバーキルするダメージを叩き出す。
衝撃耐性のマガタマを付ければ、と思うかもしれないが、それより優先したい耐性があるため衝撃属性への耐性は無い事が殆ど。
集団で出現して先制→真空刃連打→仲魔と人修羅オーバーキルというパトの流れは、
上記の鳥葬を思い起こさせる理不尽さを有している。
ゲーム終盤のダンジョン「カグツチ塔」や、アマラ深界に出現する悪魔。強敵が数多犇めく真Ⅲに於いて、
1、2を争う総合力を持つ真Ⅲ屈指の強雑魚。
HPが異常に高く、その数値は脅威の
817。雑魚敵の中ではスルト、アルシエルに次ぐ作中第三位のHPを誇る。それでいて、
「破魔無効、呪殺反射、魔法全般半減」という驚異的な防御相性を有しているため、体感的な耐久力は更に高い。唯一等倍でダメージを通せるのは物理だが、こいつは「猛反撃」という
物理攻撃を行うと確率で物理攻撃を返してくるスキルも持つため、それにもリスクが付き纏う。
一応ティターニアと同じで状態異常耐性には穴があるが、
意識しないと状態異常系はまずスキル欄には入ってこないところも辛い。
それでいて攻撃面も隙が無く、全体物理攻撃最強格の「冥界破」、全体氷結攻撃最上位の「マハブフダイン」、更には全体PANICの「パニックボイス」と、確実にこちらを殺しに掛かってくる。特に恐ろしいのが「マハブフダイン」からの「冥界破」のコンボであり、運悪くFREEZE状態になって冥界破を喰らった暁には、
仲魔だろうが人修羅だろうが無慈悲に消し飛ばされる。
ゲーム終盤に採用される事が多い仲魔には氷結無効以上の相性を持つキャラが少なく、完全に防ぎ切る事が難しい事も相まって、その脅威性に拍車を掛けている。
因みに、こいつの上位種的な存在として「魔王アルシエル」が存在するが、時折アバドンとセットで出現して
テトラカーンを張ってくる。物理攻撃が通らなくなってジリ貧になるのは勿論のこと、
テトラカーンが張られている事をうっかり忘れて慈母の晩餐を放ってパトる、通称
「バンサンカーン」という事態を引き起こす極悪パーティーとして名高い。
魔王にしてプレイヤーに
トラウマを植え付けたモト劇場の支配人。無印版からマニクロに至るまでサービスしてくれる。
雑魚敵として通常出現するのは本編ラスト
ダンジョン「カグツチ塔」の上層部や、追加
ダンジョン「アマラ深界」の第4カルパなどに限られる。
後者では
無限ループエリア「12mの永遠」で、最下位クラスの敵に紛れて出現し油断したプレイヤーを葬り去る「時期不相応に強い雑魚」枠として登場。
状態異常や即死による搦め手は受け付けず、こちらを万能相性の「メギドラオン」で吹き飛ばしてくる(防御相性で防げず回避率を上げてお祈りするしかない)。
さすがにボス敵の時の様な「獣の眼光」による連続行動は行わないが、同時に多数出現する外道シャドウからマカカジャを沢山受けた後に超高威力化したメギドラオンをぶッ放したり(俗称
「モトシンフォニー」)、単純に3体で出現し連発したりする事で、回避に失敗するとLv3桁でマサカドゥスつきの人修羅でさえパトらせてくる。
いくら強くても戦闘後のアフターケアを怠ると死ねる可能性がつきまとうのであった。
- 凶鳥モー・ショボー、悪霊くちさけ、悪霊はなこさん、悪霊ブキミちゃん(女神異聞録ペルソナ)
序盤から登場する本作の
トラウマ要素達。
最大HP依存の大ダメージを繰り出す呪殺魔法を集団でぶっ放すはなこさんとくちさけ、
(現在HPの2倍)のダメージを与える自爆技のバイナルストライクで味方全体のHPを1にし、最悪マハザンでトドメを刺してくるモー・ショボー、
その両方を駆使するブキミちゃんにより全滅したプレイヤーは数知れず。
モー・ショボーはバイナルストライク使いの中では一番LvもHPも低いが、素早さがトップクラスに高いので命中率が高く一番恐ろしいという逆転現象を起こしている。
はなこさんと
ブキミちゃんは見た目が便器だから大した事はないと油断すると主人公のアッーを何度も聞くハメになる。くちさけも隠しキャラ以外では交渉で興味を引く事が難しく、交渉での戦闘回避も厳しい。
2にも続投したが、はなこさんとブキミちゃんは序盤に期間限定の噂悪魔として登場する為か
便器の材質が変わったのかそこそこ頑丈な位で落ち着き、くちさけもマイルドな強さになったものの、モー・ショボーはマハザンが削除された代わりにマハガルが追加されて
脅威度はほぼ据え置きになっている。
最終盤に登場する本作屈指の死因悪魔。
アナライズで表記される防御相性こそ「魔法に弱い」とされるものの、実際は全ての雑魚悪魔の中で最大の魔法攻撃力と魔法防御力を誇るため、生半可な魔法では歯が立たない。
その上で放たれる「マハジオダイン」は高威力であり、耐性で無効化できないと必中即死する「ヘルズアイズ」まで備えている為、アクティブなペルソナのチョイスによっては1ターンキルの恐れすらある。
エストマ(敵出現抑制)もバックアッパー(所定ポイント以外でセーブ)もない本作でラスダンの深層にこんなんが出てくるのだからもう…。
ちなみに専用の口調が数字ばかりで初見だと何を言っているかわからないが、「賢い」悪魔の興味を引く要領でコンタクトに臨めば、戦闘回避は難しくない。
解読にキーボードのテンキーが必要だったり、宝石を指定してきた時に何を指定されているのか分からないとかいう点はあるが。
追記・修正は満月の時であろうと危険な雑魚を前に会話で乗り切ろうとしながらお願いします。
- 他に話せることがあったら、モー・ショボーとくちさけとはなこさんとブキミちゃんは分けられるかもしれない -- 名無しさん (2023-02-03 17:55:19)
- 真・女神転生、新宿に出るガイア教徒おにじょろうは個人的にはこの枠に入るとおもうけどみんなからすればそうでもないのかな? -- 名無しさん (2023-02-03 23:06:30)
- ↑犠牲に遭った体験談がどんだけ多いかによる。その上でどうして厄介になったのかの内訳がわかれば枠に入れる。そんな感じでは。 -- 名無しさん (2023-02-04 05:58:33)
- メガテン3ならティターニアとかアバドンも入るかも -- 名無しさん (2023-02-04 06:25:17)
- FC版1のサキュバスは入れていいだろうか。1やった人は多分みんなひどい目にあったはずw -- 名無しさん (2023-02-04 06:30:43)
- ペルソナシリーズだとあんまりいない印象だな。ゲーム内で「他のザコより明らかに強いヤツ」と明言されているのは強いけど(PQのカブトムシとかアニヲタwikiに専用項目あるくらい)アレはこの項目の方向性とは微妙に違うし -- 名無しさん (2023-02-04 09:55:58)
- モトとかボスとして出現した時限定の奴は削っていいのでは? -- 名無しさん (2023-02-04 10:00:37)
- ソウルハッカーズだと妖魔シワンナ、邪神ミシャグジさま、怪異あかマント、妖鬼ヤクシャがフライング出現してきて肝を何回も潰したよ…はい、全員ワンパンで天に召してくる強い雑魚です。 -- 名無しさん (2023-02-04 11:03:22)
- メガテン5の台東区は他のエリアで最後に戦うような雑魚敵ともいきなり戦えるからレベル差が大体10から15離れてるランダやヤマタノオロチと戦って殺される人が多かったな レベル差によるダメ補正が大きいから倒そうにもかなり長丁場になるし -- 名無しさん (2023-02-04 11:09:33)
- このゲームシリーズそもそも強い雑魚多すぎんか…… -- 名無しさん (2023-02-04 16:39:47)
- ↑ソウルハッカーズまでと真3以降でかなり内容が変わるけど、どちらの地層にも「なんでこの段階でこんな目に遭うんだ」みたいな出会いはあるよねw -- 名無しさん (2023-02-04 17:33:46)
- ↑真3だったら逆に弱い雑魚敵の方が稀有な気がする。目立たないだけで皆強いし -- 名無しさん (2024-06-24 21:53:32)
- 真4で軍勢に初遭遇した時はわけも分からずボコボコにされて、まだ進んじゃいけないフロアに入ったのかと思ったら -- 名無しさん (2024-06-25 00:15:40)
- 今更だけど、真Ⅲのヤクシニーの欄の他八種の悪魔も、詳しく紹介したい気はする -- 名無しさん (2024-06-25 10:15:46)
- 真3ティターニアの主な出現場所の代々木公園は連戦になることが多いから、それもパト率の高さにつながってるな。その反面、レベル上げにも適してる。おかげで「代々木公園で人妻狩り」とか言われてたり。 -- 名無しさん (2024-08-20 12:15:55)
- ↑言い得て妙ですねw自分がプレイしたときも、代々木公園には穴場(穴だけに)としてお世話になってました -- 名無しさん (2024-08-20 20:16:39)
- 3以降のペルソナシリーズは雑魚戦がダウン取ってからの総攻撃が基本戦術になるから行動がどれだけ厄介でも先制取って弱点ついて殲滅って動きが出来ることがほとんどだし、それが出来ない弱点のない雑魚でも「面倒くさい」であって -- 名無しさん (2024-10-04 15:18:26)
- モトは真3のシンフォニーが有名だがソウルハッカーズもやばい。新月時に攻撃力爆増・新月時はバックアタックが発生しやすい・全悪魔中最高クラスの魔法威力でメギドラぶっ放してくるから相当高レベルでもポックリ逝ける。 -- 名無しさん (2024-11-30 16:31:20)
最終更新:2024年11月30日 16:31