真・女神転生 STRANGE JOURNEY

登録日:2010/12/20 (月) 00:13:58
更新日:2022/11/25 Fri 02:17:28
所要時間:約 3 分で読めます





人類よ。

これ以上、

何を望むのだ。





2009年10月8日により発売されたニンテンドーDSRPG。2017年10月26日にはニンテンドー3DS用リメイク『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』(以下、3DS版)が発売。

パッケージは色々言われてきたデモニカスーツ(「ひっくり返したバケツ」とも揶揄されたデザイン)を前面に出したインパクト抜群なアトラスの完全新作6作目*1
蓋を開ければナンバリングタイトルではないが従来どおり硬派な難易度で、ユーザーや制作サイドの一部には『真・女神転生』シリーズとほぼ同等に扱われている。


【あらすじ】

21世紀初頭、南極に突如出現した謎の空間「シュバルツバース」はあらゆる物質を飲み込み拡大を続けていた。

事態を重く見た国連はシュバルツバース内の有人探査を決定。主人公は派遣された「シュバルツバース調査隊」の一員となり、人類の命運を掛けた奇妙な旅(ストレンジジャーニー)へ赴くことに…

人類最後の旅(ジャーニー)が始まる


【登場人物】

CVは ドラマCD/3DS版 または3DS版のみ

  • 主人公
CV:小山力也/広瀬淳
調査隊の一員で、最先端揚陸艦隊の1号艦「レッドスプライト号」に搭乗する日本国籍の主人公。
デフォルト名は無く、「タダノヒトナリ」、「クズノハライドウ」、「アトラスヒーロー」などが当てられる。
通称「TDN」

CV:玄田哲章/石塚運昇
最先端揚陸艦隊の1号艦「レッドスプライト号」に搭乗し、シュバルツバース調査隊を率いる屈強な黒人男性。
勇猛果敢で責任感溢れる我らが隊長。

  • ヒメネス
CV:東地宏樹/櫻井孝宏
20代のヒスパニック系アメリカ人で叩き上げでのし上がった軍人。
主に戦闘を任とする2号艦「ブルージェット号」の一員。
捻くれ者でシニカルな性格の現実主義者で、調査隊に参加したのも金のため。その性格のから問題行動も多く、アーサーやゼレーニンに反発することもしばしば。

  • ゼレーニン
CV:甲斐田裕子/坂本真綾
金髪碧眼の女性のロシア人で科学者。調査隊での階級は中尉相当。主に調査・研究を担う3号艦「エルブス号」の一員。
潔癖性のきらいがあり、シュバルツバース突入後の過酷な環境も相俟って悪魔を強く拒絶。召喚プログラムにも難色を示した。

  • アーサー
CV:田中秀幸/子安武人
「レッドスプライト号」を管理し、任務を支援する管制AI。
高度な情報処理能力で調査隊を導くが、AI故に人の心境の機微が分からず隊員とギクシャクすることも。

  • バガブー
CV:阪口大助
身体の構成が他の悪魔とは異なる奇妙な悪魔。実験場で拘束されて虐げられていたがヒメネスの勘違いで救出され、それが縁で仲魔になる。
不気味な見た目だが所作は子供っぽい。
ヒメネスに懐き、またヒメネスからも愛着を持たれており、艦内でもたびたび召喚されているなど劇中におけるマスコットポジション。

  • マンセマット
CV:森川智之
主人公たちの前に時折現れ、協力する大天使。「マステマ」としても知られる。
シリーズお馴染みLAWの刺客なのだが……

  • ルイ・サイファー
CV:井上喜久子
メガテンプレイヤーお馴染みのあの方。今回は少女の姿で登場。
悪魔態にはならない。『真Ⅲ』以来かつ、名乗りながらも正体を現さないのはこれが初。
宿敵の方も表に出ていないため、傍観に徹することにしたのかもしれない。シュバルツバース内の存在との絡みも皆無。

あるいはシュバルツバースではなく、人類がそれを乗り越えた後に本気を出すつもりという線もある。
実際、主人公には一定の興味と期待を寄せているし、3DS版2周目以降で主人公が新たな可能性に向かった際にはルートを問わず正体を明かし、試練と褒美を用意している。

CV:松原大典 / 斉藤壮馬
調査隊メンバーの1人。
詳しくは個別項目を参照。

  • 三賢人
CV:チョー
冒頭からシルエットだけの姿を見せる謎の3人組。
3名とも穏やかな物腰の存在だが、シュバルツバースに呑み込まれ滅びようとする人類を「ヒト猿」と嘲り見下す傲慢さと、地球意思を熟知した高い知性を有している正体不明の存在。
調査隊に対してはシュバルツバースからの脱出を阻んだかと思えば脱出のために必要なカギを示したりという相反する行為をしつつ、傍観者然と見守っているが……
+ ネタバレ
その正体は、イスラエル共同体や神殿に内在するとされる神性「シェキナー」。
メタトロンの対として、サンダルフォン同様王国のセフィラを守護する。
唯一神に成り代わり、人類を己が手中に収めんと暗躍している。

  • アレックス
CV:潘めぐみ
3DS版追加キャラ。黒い風変わりなデモニカスーツを身に着けた少女。
アレックスのデモニカスーツに搭載されているAIコンピュータ「ジョージ」(CV:中村悠一)が相棒。
主人公やヒメネス、ゼレーニンを殺さんとシュバルツバースで襲い掛かる通り魔ガール。

CV:門脇舞以
3DS版追加キャラ。
よりもロリな外見で現れたハーベスト女神。
彼女を無理矢理襲って妊娠までさせたロリコン弟のゼウスに「何を考えているかわからない」とか言われる。


【システム】

  • 3Dダンジョン
デビルサマナー ソウルハッカーズ』以来の3Dダンジョン。
見た目は開発元が同じ『世界樹の迷宮』に近く、下画面にマップが表示される。
相も変わらずダンジョンは複雑で、隠し扉、一方通行、ダークゾーン、落とし穴、ワープ、ダメージ床等なんでもござれ。
ラスダンは踏破するだけでもかなりの時間が掛かり、クリア後クエストは最早マゾ。但しオートマッピング。

3DS版では追加要素により本編攻略は幾分か楽になったが、敵の強さも相俟って難易度上昇に拍車をかけている。
難易度カジュアルですら無策では叩き潰されること間違いなしの隠しボスが4体も追加された。

本作における主人公達の装備兼COMP。詳細は項目参照。デビルソースや本作における悪魔合体についても同様。

  • デビルCO-OP
敵の弱点を突いた時、同じスタンス(LAW-NEUTRAL-CHAOS)の戦闘メンバーが追撃するシステム。
同スタンスの仲間が多い程、デビルCO-OPの威力も上がり貴重なダメージ源となる。
基本的にデビルCO-OPありきのバランスになっているため、編成をちゃんと考えないと雑魚にも苦戦する。
一方でストーリー最終盤以降は弱点が突きにくかったりスタンスを揃えづらかったりして出番が減るのが難点。
だが、リメイク版ではこのシステムの価値を引上げさせる要素が多い。追加ルートに興味があるなら慣れておこう。

敵専用スキル。
命中するとこちらの所持金を問答無用で一気に削られるみんなのトラウマ。


【シュバルツバース】

南極に突如出現した、10万年以上前に文明及び前人類を滅亡させたとされる舞台
発生直後は直径1mにも満たない柱状の領域だったが、徐々に周囲を破壊・吸収しながら拡大し続けて各国の観測基地を吸収。やがて半径数百kmにも達する円盤状の空間を形成するに至った。
シュバルツバース侵入には特殊な有人探索艦が必須であり、それ以外の手段で侵入することは不可能。
外縁部の高度数1000mに触れたものを分子レベルで崩壊するプラズマ雲を形成し、内部に「セクター」と仮称される人間世界を模した幾つもの異次元世界が存在する。

ボス悪魔に「元より悪なる存在として生み出されたもの」やLAW属性は一体*2も存在しない。

ボスをつとめるのはCHAOSとしては在り方が弱く異質といえる「唯一神によって悪とされた」或いは「自らこそ世界の覇者と考え出した人類からの畏敬を失った」零落せし神々たち。
+ ...
絶対的な強さ故に古代に君臨した主神・魔王クラスにも拘わらず、人間がなぜ繁栄できたか分からないと言い、文明の利器を素晴らしいと言い、それらを学び取り込もうとした。
前半のボス4体に至っては、真の支配者である「母たち」の手によるとはいえ、CHAOSの理念からすれば惨めとも言える有様を悲嘆せず、次なる蘇生をも期待している。つまり、他の悪魔に依存することを恥じていない。その首魁ですらルート次第では他人に頼ることを肯定してしまっているのだ。

戦闘力の強さはもちろん大事だが、我が主張こそ真理、我が采配こそ至上、我が存在こそ絶対という、極まったLAWと等しくなるような強固なエゴこそがCHAOSの象徴

にもかかわらず、学ぼうとすること・他人に頼ること・上位存在の救済を期待することはすべて人間の業であり、言ってしまえば目的のためならなりふり構わず何でもする人間の矮小さゆえの脅威性に恐れを抱いているとさえ取れる。
また、大きな派閥や組織の一部であることを肯定しながらも階級差を意識し、自分の力不足を認知して向上を目指す………つまり「努力」を是とする在り方は『真・女神転生Ⅲ』の「ヨスガ」のコトワリや『デビルサバイバー2』の「実力主義」に近い(CHAOSでありながら他人に頼ることを糾弾するのが『真・女神転生IV Final』))。

もっとも、CHAOSの悪魔として不純とも欺瞞とも言えるこの人間らしさや、好奇心がゼレーニンに天使への道を選ばせ*3、3DS版で追加された新ルートで別の可能性を生み出すのだが。



  • モラクス/モロク
CV:黒田崇矢
主人公が最初に訪れる世界、「焼け焦げた国」セクター・アントリアを支配する魔王。
好戦的な性格で、シュバルツバースを通じて地球に攻め込むべく悪魔達の指揮官として準備を進めていた。
人類を効率的に殺戮する為の手段として、人間を最も多く殺す存在である人類の戦争の歴史や技術を模倣した燃え盛る廃墟のような異界「焼け焦げた国」を創造。
主人公に「血に飢えた人類を殺す悪魔こそ善なる存在ではないか」と問いかける。
牛の頭を持つソロモン72柱の一柱だが、真の姿は古代の中東で崇拝された邪神「モロク」*4


CV:羽多野渉
歓楽街を思わせる異界、「遊びふける国」セクター・ボーティーズを支配する魔王。
人間という存在に興味を示し、調査隊クルーを攫っては「ニンゲンを理解するための実験」と称して陰惨な拷問と虐殺を繰り返して研究を進めていた。
だが実のところ、内心では自分の理解が及ばない人類を根本的に嫌悪しており、対話・共存の余地は皆無。
また、かつて神として人類に崇拝されていた頃の栄光に執着しており、主人公に対して上から目線の協力を交渉してくる。
元ネタはキリスト教台頭以前のローマ世界で崇拝された太陽神だが、本来の姿は古代イランを中心に信仰された曙光や戦争を司る神「ミスラ」


  • オーカス/オルクス
CV:西村太佑
商品で埋め尽くされたショッピングモール模した異界、「買い漁る国」セクター・カリーナを支配する魔王。
ブォーノ!(ボーノ:イタリア語で「おいしい」の意味)」という独特の咆哮を放つ王冠を被った豚のようなビジュアルで、「食らう」という行為に強く執着して暴食の限りを尽くす。
人間を「地球の生産と消滅のリズムから外れた欲望の塊」と罵り嘲る。
元ネタはギリシャ・ローマ神話を起源とする冥界神(が中世において凋落した姿)だが、真の姿は古代イタリアにあったエトルリア文明で信仰された死の神「オルクス」。
余談だが、アニヲタ諸氏ならみんな大好きなオークさん達の王だとされることもあります。


CV:拝真之介/園崎未恵
産業廃棄物や工場排水などで汚染され尽くしたような異界「腐りただれた国」セクター・デルファイナスを支配する魔王。
闘争心の塊であり、弱肉強食の世界にいる存在を「美しい霊」と尊ぶ一方で、文明に染まり地球を害する人類を「醜い」「低俗極まる霊」と唾棄する典型的なCHAOS側の悪魔。
地球に原初の混沌をもたらし人類を美しい存在にすべく、悪魔を率いて地上に進行しようとした。
また「霊を研磨する機会」と称して魂を分割し、見えざる悪魔となって調査隊クルーの精神に寄生し、「デルファイナス奇症」を発症させて凶暴化させ殺し合わせた。
元ネタはインド神話に伝わる三面六臂の魔族だが、真の姿はウガリット神話の地母神「アシェラト」。仮の姿と真の姿とで性別が異なっている(ように見える)。


  • ウロボロス
CV:中村桜
「路を管する地」セクター・エリダヌスを支配する「母たち」と呼ばれる悪魔の一柱。
従来シリーズでは獣口調であるが、今作では荘厳な女性口調。母としての彼女の具体的な統治範囲は不明。
死と再生を司り、死せるものに再び生を与えることができる。自身はその力を配下の悪魔に与えることで不死身となっている。
死んだはずのゴア隊長が復活した原因。
元ネタは己の尾を噛んで環となったヘビもしくは竜を図案化した古代の象徴的存在。
作中では「母たるマイア」とも呼ばれ、ギリシャの母なる豊穣神マイアと習合することで「母」の属性を得ていると思われる。


CV:新井里美
「種の記される地」セクター・フォルナクスを支配する「母たち」の一柱。
誕生を司り、形を失った悪魔を新たに産むことで復活させる能力を持つ。また自身が産み落とそうとする悪魔たちを「子」と呼ぶ。
作中で生み出したのは最初のボス4体だけであるが、彼らは再誕した際には本来の姿を取り戻す形で復活を果たした。
他にも再誕を望む悪魔は彼女の部屋に無数にいる。
元ネタはバビロニアの創世神話『エヌマ・エリシュ』に登場する女神。


  • マーヤー
CV:たかはし智秋
「想の揺れる地」セクター・グルースを支配する「母たち」の一柱。
幻を司り、同時に未来を幻視することもできる。
元々は人類の未来に期待と希望を持っていた友好的な女神だったが、「人間の未来はかつてと比べて醜いものになっている」と語って失望しきってしまった。
グルース内は色褪せた各セクターの風景が複雑に交差し混ざり合い、マーヤーの引き起こす情報撹乱が調査隊クルーに牙を剥く異形の世界と化している。
元ネタはインドの宗教や哲学に現れる現実を幻と捉える思想において、その幻を形成する力の概念。


  • メムアレフ
CV:大原さやか
「命の起こる地」セクター・ホロロジウムを支配する「母たち」の一柱であり、シュバルツバースそのものの支配者。
「太母」とも呼ばれる本作のラスボス
一言で言うなら横たわる金色の女性で、巨大な仏像を彷彿とさせるビジュアルが特徴。
絶大な霊的波動を纏っており、デモニカの機能では悪魔召喚プログラムをもってしても彼女の姿を認識することができず、超常の力を借りてようやく対峙が可能となる。
地球意思の混沌面を司る存在であり、本来は「創造」の営みを受け持つ太母だったが、人類の愚行によって全てを破壊する存在へと変貌。
今ある生命を奪い新たな生命を生み出すために滅びの地シュバルツバースを生み出した。
特定の神としての元ネタはいないが、ヘブライ語における「水(メム)」と「始まり(アレフ)」を組み合わせた単語「MA」の名を持つ彼女は、強いて言えば「地母神」という概念そのものの擬人化である。


【嘆きの胎】

リメイク版で追加されたエクストラダンジョン。人間を守る神や天使に近い属性で、シュバルツバースの支配者の意に沿わない存在を封印する通称「牢獄」。
ボーティーズでのイベントから侵入できるようになり、各セクターで新しいメインアプリを入手すると新しいエリアを攻略できるようになっている。
各エリアの地母神・主神・種の源流など各セクターの主に劣らない神格を倒すことで特殊合体が解禁される。

各エリアは一階層だけながらそれなりに広く、一方通行床やダメージ床が大量に用意されている。
この中限定のアイテムとして、○○香コアDというものがあり、10個につき1個悪魔専用の香を精製することができる。ダメージ床で囲まれた場所では一度に5個入手できるが、画面切り替えでなく経過時間(歩数?)によって復活する特別仕様。このダンジョンを最奥部までクリアすることで、新ルートに進むことができる*5
また、デモニホらしき悪魔が出す条件に沿ったパーティ構成で特定の悪魔との戦闘に勝利する連続ミッションが発生し、クリアすると、サブクエスト用のレアフォルマを入手できる。


  • 天女アナーヒター
第一圏の支配者。ビジュアルも言動もわざとらしい程にエロい。
ペルシア神話の川や水を司る女神であり、命を育むという観点から子宝や豊穣なども担当する。
比較的穏やかな応対をするが、結局問答無用で勝負となる。彼女に勝利することで、デメテルが探していた「実り」を支配者たちが持っていることが判明する。
氷結属性を得意とし、お約束通り火炎属性が弱点。しかし、3ターン火炎属性攻撃を使えなくするスキルを使用する。

第二圏の支配者。実は追加悪魔じゃなかったりする(DS版ではパスワード限定)。
メソポタミア神話の愛と美の女神。また、地母神としての属性も持つ。豊穣など以上に、宵の明星、即ち大天使ミカエルに相当するのが一番アウトだったと思われる。
こちらも割と友好的ながら、実りを求める主人公の心を折るために体を折ろうとしてくる。
固有スキルはソウルスティール。相手は死ぬ…のは別のお話で、魅了状態のキャラ全員に対するエナジードレイン。デルファイナス攻略時に挑める割にはレベル45と妙に高め。

第三圏の支配者。出オチ。
エジプトの太陽神アメンが元だったとされ、光の相が強すぎるため闇によどむシュバルツバースとは相性が悪かったのだろう。
3DS版発表当初から新悪魔として紹介されており、『if…』のアモンの例があることからキーパーソンになるかと思われたが、
蓋を開けてみれば台詞らしい台詞が1つだけ。プレイによってそこで出番終了。でも主人公の間接的な命の恩人。
火炎属性を得意とする。展開次第では後に戦闘可能。中々厄介なスキルをもっているのだが、他二人のインパクトが強すぎるため印象が薄め。

  • 堕天使フォルネウス
第四圏の支配者。デカラビアを待たせていたりはしない。
フォルネウス自体は決して地母神などではないが、原形の一つとされるフォルニョートはアイスランド人やヨーロッパ貴族の源流とされる。
妙に小物臭いエイ。アモンを倒したアレックスを倒してやると息巻いているが、どう考えても無理である。
3ターンの間ターン終了時に恐怖を付与するフィールドを展開したり4回連続攻撃を放ってきたりと厄介な上、この後にアレックスが襲ってくるという隙の生じぬ二段構え。チャージ見てからテトラカーン余裕でした

第五圏の支配者。ロリコンファングジョーカー。
皆さんご存じエロ親父。息子や娘にひけをとらない、情け容赦なく残忍で苛烈なる戦闘狂戦神でもある。
ただし、美女(+美少年)と自身の権力闘争が絡んでいない場において崇め奉られていれば、弱者の守護神としての側面も持つ。
この二面性が半分こ悪魔というデザインに反映されている。
「雷霆ケラウノス」を右手首に、「アダマスの鎌」を左手首に装着している。あの、それあんたの父親が祖父を去勢するために使ったものなんですが。
下半が振るってどうする。
『デビルチルドレン 黒の書』以来で久しぶりに登場したせいか、ハッスルし過ぎてケラウノスとアダマスの鎌がそれぞれ「雷ダメージ&防御力4段階ダウン」と「物理ダメージ&ゼウスの攻撃力2段階アップ」という強烈な効果を発揮。更にゼウスに不利なバフ/デバフを消した後バフ/デバフ禁止という嫌すぎるフィールドを展開してくる。

  • 女神マリア
第六圏の支配者。
ブラックじゃない方。『NINE』と同様のデザインで、2D作品かつ悪魔としては本作が初出。
メムアレフとは別の母という概念を担っていることに加え、忌まわしい唯一神の使いを産んだ女というメムアレフにとって二重で許しがたいであろう存在。
終始穏やかな態度で、実りを望む主人公の資格を試すべく戦いを挑んでくる。
コンセントレイトとマハ○○ダイン系を操る他、神聖系を弱点化させるスキルを使用する。ママンなので子守歌も歌う。放っておくと永眠させられるけど。


【考察(ややリメイク版ネタバレ)】

+ ...
世界観及びCHAOS悪魔の特徴が異質であることは上記の通りだが、これにある見方を加えるととても面白いことになる。

シュバルツバースとは人類の繁栄の負荷によって膨れ上がる情報世界であり、人類にとっては影であり鏡でもある。
別シリーズの表現で言い換えると、人類史のシャドウである。
実際、古の神々の姿を取って、人間の弱さを抱えたまま、それを見せつけるように襲い掛かり、最終目的は人類の破滅、と件のシリーズ(というか2作目の邪神)を髣髴する行動原理となっている。
よって支配者らは古の神々の姿を取ったシャドウ○○(○○は戦争、退廃、消費etc)であるといえる。
その裏付けの一つとして、マンセマットはオーカスの吸収能力を見た際に「俺の知っているのと違う(意訳)」と語っている。

伊達に本家の系統に近いシナリオ構成なのにナンバリングから外されてはいない、ということだろうか。

となると、アレックスの語る3つのスタンスの未来すべてが破滅だったのも仕方ないといえる。
何せどれもシャドウを直視せずに無理矢理に消去あるいは身を委ねたのだから、未解決の根本的な問題に身を焼かれるか、影に飲まれるかの違いでしかない。
影を失った光あるいは光を消し去った影は存在が保てないのは道理である。
故に、主人公を殺しただけでは変わらなかった未来が、人類にフォーカスを当てて自意識を保った果ての結末を目指した途端に書き替わった理由にもなる。



追記・修正はデモニカスーツを着てからお願いします


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最終更新:2022年11月25日 02:17

*1 I~III、if、NINE

*2 ルート次第でボスとして立ちはだかる「シュバルツバースに侵入した」LAW属性の天使や人間はいる。

*3 これは人間同士の事情も大きいが

*4 ここでの悪魔のデザインは『デビルサマナー』で邪神ケモシとして登場していたもの。『真・女神転生NINE』で魔王モロクとして登場した別デザインもあるのだが、何故今回そちらを差し置いてケモシのビジュアルが採用されたのかは謎。伝承の系譜を紐解くと確かにケモシ≒モロクとも言えるのだが…

*5 進まなくてもいいが、「ラスボス」がパワーアップしてしまう