主人公。
黒髪ツインテまな板オタクのバイセクシャル27才(属性から晒していくスタイル)
非常に博識で頭の回転が速く、ヴァルハラに訪れる奇人・変人共のあらゆる話題にがっぷり四つ組む事が出来る、ある意味スゴイバーテンダー。
但し、知識がありすぎて話がやや蘊蓄気味になってしまう点と、好きな事に入れ込み過ぎる嫌いがある点から、上司やお客さんに「オタク」呼ばわりされることもしばしば。(彼女がなぜそんなに物知りなのかにもきちんと理由がある。)
今でこそ彼女はそういわれる事に全く抵抗がないが、その気質は自身の過去にしっかり傷跡を残している。
彼女は小さい頃「自分と同じ名前の魔法少女アニメ」に夢中になり、全話の台詞を諳んじ、コスプレも嗜む程だったが、ほどなくしてそれが原因でイジメの対象になる。
ツインテールはその時の名残であるし、そのアニメの再放送が決まれば涙を流す位今でも作品に対する愛は変わらない。
ただ、その過去は「自分を本名で呼ばれる事にすら拒否反応を示す」レベルの黒歴史となってしまった。
なので残念ながら今の彼女のコスプレ姿を拝む機会は永遠に訪れない。 他の作品では見れるのに…
実は黒歴史はまだあるのだが…かわいそうなのでやめておこう。
また、本編開始前に最愛の彼女と喧嘩別れしており、その影響もあってかどこかよそよそしくて人を寄せ付けないオーラを纏っている。
表情もいつもむっつりしていて憂鬱気味。
だが一方では人のぬくもりに心底飢えており、満たされたい欲求と人と関わって再び傷つくかもしれない恐怖との板挟みで、最早自力ではどうする事もできない袋小路に嵌ってしまっている。
常連様曰く「ご主人からボールを投げてもらうのを永遠に待っている犬」
そんなこんなで今は「"彼女自身がしゃべる役を兼任する"飼い猫」と「 必殺技みたいな名前のいかがわしいサイト」だけが彼女にとっての慰みとなっている。
実は(とは言えないほどあからさまだが)職場のボスであるデイナに想いを寄せており、自分の部屋に彼女の写真を飾ったり、待ち受けに彼女とのツーショットを登録したりしている。隠し撮り画像もいっぱいあるらしい。
自称永遠の17歳で「2次元」好きなジルの上司。バキバキに割れた腹筋を持ち、隻腕で片腕は義手になっている。なので 必殺技が使える。
非常に数多くの職歴を持ち色んな顔を持っているが、世間に最も知られている顔は 「レスラー」としての彼女。
相手の三倍の速さで動く事から「 赤い彗星」の異名を持ち、そのあまりの強さ故に彼女に関する武勇伝はどれもこれも最早都市伝説の領域に達してしまっている。
その大半は
「彼女が隻腕なのはあまりに腕力が強すぎてボールを投げる時に腕がすっぽ抜けてしまったから」
などという感じの下らない物だが、訪れる客たちには彼女の強さを直に目にしたものも多く、少なくとも
「素手でグリズリー10体を蹴散らした」
「フランスパン一本で暴徒の群れを鎮圧した」
のは事実らしい。
上司として、人間として非常に頼りがいのある人物で、常にジルを気にかけ世話を焼いてくれる。
勤務が終わると必ず何かと理由を付けてボーナスをくれるのでプレイヤーにとっても非常に有難い存在。
しかし欠点が無いわけではなく、彼女は何故か自分が目にするあらゆるものに「物理的に突っ込もうとする」変な悪癖がある。
「元カノ」との初デートで頭に突っ込んだバケツが取れなくなったり、友人の瓶に腕を突っ込んで抜けなくなったり、お客のヘルメットに頭を突っ込んで抜けなくなったり…
バーの常連でありその道のプロでもあるドロシーはこれに対して「見つけた穴に手当たり次第突っ込んではいけない」と含蓄のあるコメントを残している。コイツは見知らぬオッサンの尻にハロゲンランプ突っ込んでるけどな!!
「元カノ」という言葉が出てきたように、彼女はバイセクシャルではないものの、女性とお付き合いした経験は持っている。
ジルはこれを聞いた時に「ワンチャンあるかも」と思った……かもしれない。
ヴァルハラでただ一人の男性バーテンダー。通称「ギル」。
ジルは決して自分を本名で呼ばせない為、お互いを「ギル」「ジル」と呼び合っており、非常にややこしい。実際ゲーム中でも突っ込まれている。
かなり「ワケあり」な人物であり、彼の素性についてはほとんど何も分かっていない。
そもそも彼の名前ですらID上では「ロバート」である。(これはデイナの計らいで「死亡した前任のバーテンダー」の物を流用している為。)
デイナも個人的に彼の素性を追ってはいるが、奇妙な事に「見つかる彼の痕跡はいつも別の痕跡と矛盾する」のだそうだ。(例えばフランスとイギリスに同時に存在してる、といった具合)
なので現在の彼女は可能な限り「ヴァルハラでの彼」だけを見て信頼に足るかどうかを判断している。
ギリアンもそんな彼女に恩義を感じており、バーテンダーとしては至極真っ当に働いている。但し自分の事は語らない。
ジルは彼に信は置いているが、秘密主義な所にはやきもきしており「もっと自分達との距離を詰めなさい」と叱咤しているご様子。お前が言うな。
そのせいもあってか、ヴァルハラに訪れる面々、特に女性陣からは本人そっちのけで好き勝手にキャラ付けされている。
アルマはそもそも彼を「ギリアン」とすら呼ばないし、あまり面識のないお客様からも
「ギリアンってよりジョンでしょ」
「過去にKGBとひと悶着あったっぽい」
「昨日絶対ヤッた」
等々言われ放題。
そしてそれらは完全に的外れってわけでもない所が彼のキャラをますますわからないものにしている。
ジルの友人の一人でありバーの常連であるハッカー。
「褐色金髪巨乳縦セタ眼鏡」
という男性諸君にどストレートな外見が大きな特徴。
特に胸には絶対の自信と誇りを持っており、 「この胸には愛と夢がいっぱい詰まっているの♪」が彼女の口癖。
彼女の身体は 能力強化の為に両手を切り落として義手に付け替えているので完全にオーガニックなわけではないが、少なくとも胸は100%天然である事を主張して譲らない。よって必殺技は こっちではなく こっちになる。おまえもか。
元あった両手は別の人にあげた(移植手術に使った)とのこと。
その見た目に違わず男性遍歴は相当派手で、ジルに言わせれば「彼女が一人の男に費やす時間は普通の基準では"付き合った"内に入らない」。
しかし本人は人のぬくもりの有難さをよく理解しておりそれに飢える事もないので、ジルは呆れながらも正直な所羨ましがっている。
また、他人からの目はともかく、少なくとも彼女自身は「恋愛」「結婚」「将来」に対しては常に真剣に考え真面目なスタンスをとっているつもりらしい。
どうやら「自分以上にデスパレートな女が身内にいる事」が少なからず彼女の人生観に影響を与えているようだ。
因みに彼女の胸の大きさは遺伝的なモノらしく、身内は皆巨乳揃い。
姉妹は勿論、男性である「弟」すらも、最近胸が大きくなってきて困ってるのだとか。
ヴァルハラの常連である売春婦。
明らかに10歳そこそこの外見であるが、彼女は人間ではなく人工生命体である「リリム」と呼ばれる存在であり、更に精神年齢的には24歳との事。なので合法。やったね。
人工物であるにもかかわらず常に溌溂としており、下手な人間よりもよっぽど感情の起伏に富んでいる。頻繁に表情がころころ変わり、差分の量も変化に乏しい主人公をぶっちぎって圧倒的。
その経験の豊富さから、あらゆる話題をシモの方へ持っていけるだけのボキャブラリーを持ち、事実そうする。
その引き出しはトンデモなく多く、その気になれば周りのお客さんをドン引きさせて帰らせるような話を持ち出すこともできる。
本人はこの仕事にとても誇りを持っておりどのエピソードも楽しそうに話すが、自身の見た目がそうさせるのか、彼女自身をご所望というよりは
「俺の生徒になってくれ」
「実の娘になってくれ」
「透明人間(!?)になってくれ」
といった何かに成りきる「ゴッコプレイ」用としての需要が多く、最近少々食傷気味とのこと。
また、自身の体験談という意味では人工生命体関係の話題も豊富で
「ロボット三原則がいかにくだらないモノであるか」とか
「リリムは誕生の際に完全にランダムに嗜好と恐怖の対象を設定されるという話」
「人工生命体はハッキングに関するワードに性的興奮を覚える」
等々、彼女の話すネタはどれもこの世界の風俗(二重の意味で)を窺い知るのにとても有益なモノばかりとなっている。
本作の舞台における警察…の様なモノである「ホワイトナイト」の構成員。純真ドジっ子筋肉娘。
非常におっちょこちょいな性格をしており、パトロール先で幾度となく自身の装備であるヘルメットを置き去りにしている。
しかし周囲の彼女に対する評判が良いせいもあり、「今の所」幸運にもそのヘルメットは一度も盗まれることなく彼女に返却されている。
こう書くとボンクラな印象を与えてしまうが、本来の彼女は無能からは程遠い人物。
格闘技のクラヴ・マガの達人で全身筋肉の塊。親友曰く「相手が生身であれば彼女が負ける事はまずない」との事。
また観察眼も非常に鋭く、ドロシーを一目見ただけで彼女が備えている違法改造の数々を看破した。
彼女がこの職業を選んだのは過去に「ホワイトナイトに襲われていた所を他のホワイトナイトに助けられた」事が遠因となっており、
「自分も誰かを助ける事が出来る存在になりたい」という思いが現在の彼女を形作っている。
しかしそのきっかけとなった事実そのものが示している通り、ホワイトナイトは彼女の純粋な気持ちに応えられる様な高潔な組織ではない。
彼女自身、それは十分承知している……つもりだった。
セイの親友で、グリッチシティを牛耳る巨大企業「財閥・コーポレーション」のお嬢様。
「ノースリーブツインドリル義眼ネコ耳おっぱい」
と、この方も属性贅沢盛りな人物。
特に目を引くのはその猫耳。彼女が嬉しそうな表情をするとそれに合わせてこれもピコピコと動く。カワイイ。
ただ、皮肉な事にこれらの属性の殆どは彼女の本意によるものではない。
まず件の耳だが、グリッチシティでは大気中に市民監視用のナノマシンが散布されており、常時コレを摂取する羽目になる人々の中には、遺伝子改造を施さないと命に関わる拒絶反応を起こす者が一定数存在する。
その改造の副産物として抱えるモノがこの耳であり、そういった人たちは「キャット・ブーマー」と呼ばれている。
この耳自体が目的で我が子に改造手術を施す不埒な親もいるらしいが、少なくとも彼女の場合は必要に迫られた上でこうなっている。
また彼女は自身の胸の大きさにコンプレックスを持っており、常に胸を「小さく見せる」努力をしている。その最たるものが「ツインドリル」でこれで他人の視線を誘導しているのだとか。
人の事情は人それぞれ、というお話。
残る義眼については……是非本編で確かめて頂きたい。
中盤から登場する、アロハシャツとサングラスのイカした柴犬。
CIRA(犬種独立救済協会)という野良犬の支援団体に所属しているが、活動資金を得るため、ヴァルハラでパートタイマーとして働くことになった。 但し仕事らしい仕事をしている描写がない。
持ち歌に何故か 必殺技みたいな名前が多いリリムのアイドル。
元々は一介のピアニストだったらしいが、人々に喜びを与える使命に目覚め、アイドルに転身した。
現在はファンの数は10万人を超えており(本人曰く、業界ではこれでも少ない方らしい)、ライブのチケットは出せばすぐに売り切れる始末。
先述のステラは彼女の大ファン なので、実に金持ちらしい強引な手段でチケットを手に入れる事もあるのだとか。
バーに訪れる際の彼女は常に微笑みを絶やさず、持ち出す話題も基本的に明るく楽しいモノばかり。流石はアイドルといった所。 但し、お酒が入ると…
因みにゲーム中で聞く機会はないが、 彼女のボーカル曲は実際に作られている。
探せばすぐ出てくるので聞いてみるのもいいだろう。
新聞社「オーグメンテッド・アイ」のオーナー兼編集長。
オーグメンテッド・アイも彼自身もかなり名が知られている存在だが、その評判は
「あらゆるものを大げさに掻き立て無意味な事ばかり報道するクソ新聞」と「常に香水塗れで上から目線のクソ野郎」
と、正にボロクソ。
ただ、彼がその口から吐き出す言葉の端々からは
「自分達に都合が悪い事実には即圧力をかけてくる財閥コーポレーション」
「真実そっちのけでひたすら閲覧数のみを追及してくる出資者」
「なんだかんだいって刺激しか求めない読者」
「そしてそんな奴らと付き合っていかなければいけない自分自身」
に対する不満が常に零れており、どうやら単純に「彼がクソだから」で済まされるほど、この世界は単純ではなさそうだ。
「そこから頭が外れちゃうんじゃないか?」
と思える位目立つ継ぎ目が首周りにある男性客。但し、コレが「唯のファッション」なのか、本当に継ぎ目なのかはわからない。
「ちょっと捻くれたイヤなヤツ」といった感じの客で、普段は
「セックスツアーに行った」だの
「売春婦に娘の役をやってもらっている(ん!?)」だの
女性であるジルにとって面白くない話ばかりする。
ただ、こちらもちょっと捻くれて対応を変えてやると、その見た目からは決してわからない彼の一面を見せてくれるようになる。
こちらの出方次第で受ける印象がガラリと変わるという意味では、この作品で最も「攻略しがいのあるキャラクター」とも言えるだろう。
ヴァルハラ常連の一人で半身サイボーグの殺し屋。どうやらギリアンの「裏の顔」とも多少付き合いがあるらしい。
商業柄、体内の追跡ナノマシン除去手術を受けており、その影響で一部の記憶を失っている。
自分の本名も忘れてしまっておりこの名前も「もしかしたらジェイミーだったかもしれない」位のものでしかない。
見た目こそゴツいが、内面は「殺し屋」という肩書から引き出されるイメージとは程遠い、非常に物腰やわらかで理性的な人物。
曰くこの仕事は極力クリーンさが求められるのでそうである意味はあるし、そもそも殺し屋"らしくある"必要もない、とのこと。
彼が提供する話題には
「サイバースペース」
「脳が焼き切れる」
「容器に入った脳味噌だけの人間」
等々、あからさまに アレを連想させるような単語が出てくる。義体化繋がりか?
犬(生物学な意味で)が経営する会社である「セイファートイカンパニー」のお抱え獣医。
全開にしているおでこがチャームポイント。通称「ベティ」。
一言で彼女を表すと「ドSのガチレズ」。
アルマの男性遍歴に負けないくらい今迄多くの女性を相手にしてきたが、誰かと付き合い些細な欠点を見つけてはしょうもない蔑称を添えて別れる事を繰り返している。
気弱な女の子の後輩を「怯える様をもっと見たいから♪」という理由でイジメたり、自分を口説いてくる男が本気かどうか確かめる為「水攻め」を敢行しようとするなど、口も素行も悪い。
同僚のリリムであるディールと同伴するが多いが、端から見たら彼はもう同僚というよりは「被害担当」という感じ。(因みに彼の事も「ポンコツ」呼ばわりである。)
辛抱強くはあるがイマイチ男らしさに欠けるディールに対して、ある日彼女は自分がイジめている女の子と交際する様、焚きつけるのだが…
ベティのお目付け役兼被害者である男性型リリム。
但し、ドロシーやキラ☆ミキと違ってその見た目には「かなりロボットらしい」面影を残している。
破天荒なベティとは対照的に、控え目で落ち着いた雰囲気を漂わせる個体。「病的なレベルのコーギー好き」という一点を除けば、だが。
コーギーの写真で埋め尽くされた部屋でコーギーの抱き枕を抱いて眠り、コーギーばかりいる会社に務め、コーギーの為に働く、という毎日が彼にとってはこの上なく幸せらしい。
ベティの方は犬が嫌いなわけではないのだが、「産婦人科で毎日アレを見る羽目になる医者と同じ理屈」で既に辟易しており、いつまで経っても飽きる事のない彼に呆れている。あと彼のジョークセンスにも。
先述の通りベティには日頃から振り回されているが、"他の人間達"と違って、彼が彼女に愛想を尽かしたり、彼女の下から去ったりする事は決して無い。
それは彼が人工物だからなのか、それとも…
自分自身の生活を24時間365日まるごと配信している女の子で、「名は体を表す」を地で行く女性。
何かのプラグインなのか、彼女の配信中は常に「視聴者からのコメントが右から左に流れる」。
「プレミアム会員」向けにライブセックスなども手掛けており、特典として彼女の「NNDモデル」のコードなんかももらえるのだとか。
因みに駆け出しの頃は「ニコニコ・チェン」の名前で売り出していたらしいが"古臭いイメージがしてやめた"との事。…悪意は無いモノだと思いたい。
元々の彼女は平凡な女性でクレイジーな事をするようなタイプではなかったのだが、
たまたま友人の何の変哲もない生放送に参加し、自分へのコメントに感動し、その後一人でやった配信がトドメとなって、今のような彼女になった。現実でもそーいうのいそう…
ナルシスト気味の"自称"詩人。
良くも悪くも個性的な客が犇めくヴァルハラの中で、最も「変人」という言葉が似合う男性。
「?」の形を象っている前髪や、詩人を気取った意味不明な言葉、謎かけのような注文で常にこちらの神経を逆撫でしてくる。
が、それが却って応対するジルの優秀さを引き立てている点は面白い。
彼とのやりとりでは、そのにわかっぷりに対して悉く正確にツッコみを入れる彼女の博識さが光る。
恐らく殆どのプレイヤーが一番最初に殺意を覚える客だろうが、辛抱強く接していればいずれその苦労は報われる…かもしれない。
ある殺し屋コンビの行方を追っている私立探偵。
見た目がかなりみすぼらしく、冴えないイメージが纏わりつくオッサンだが、探偵としての能力は高いらしい。ステラも彼に仕事を依頼する事があるのだとか。
喧嘩別れしてそのまま音信不通になった娘がおり、方々尽くして彼女を探していくうちに探偵に必要な情報収集能力が身についたとの事。
因みに、殆ど客が注文と違うカクテルが出されると文句を言う中、こいつだけは逆に喜ぶ傾向がある。(料金を踏み倒せるので)
懐事情は相当寂しいご様子だ。
ジェイミーが言及していた、世界に五体しかいない脳味噌だけで生命活動を維持している人間(?)。
シンプルながらインパクト絶大な見た目をしている。
ただ、「ガラス瓶の中に浮かぶ脳味噌」というその恰好は、 あっちより寧ろ こっちの方に近い。
自然界が生み出した最も複雑なコンピューター、すなわち人間の脳を解析する研究の手助けをしているらしい。
初見のジルがそうであったように、瓶詰めの脳みそである事を憐れむ人は大勢いるが、
本人は 「肉体があったころ自分がやれることはほとんどなかったが、新しい存在になったことでより多くの事が成し遂げられるようになった」と非常に満足気。
そうなると次に気になるのが「以前のテイラーがどんな人だったのか?」だが
「自分の性別に関する記憶だけがすっぽり抜けている」
「(写真などで)昔の自分と向き合うのがちょっと怖い」
「今では完全に"物体"だが、昔から自分はそんな存在だと感じていた」
という言葉の端々から察するに、あまり愉快なモノではなさそうだ。
兎にも角にも、今彼(?)は自分の生を満喫している。それだけは揺るがない真実だと言える。
ホモセクシャルのバイク便配達員。
何故か無性に彼を「さん」づけで呼びたくなる様な見た目をしている。
バイカーらしくワイルドに振舞おうとしているが、端から見ても明らかに無理をしている。
男らしいカクテルを注文するが、その実甘くてガーリーなヤツの方が好きだったり、
自分に声を掛けた女性に、自分はホモだから口説くなと断った上ですかさず
「いや、君たちに魅力がないわけじゃないんだけど…」
とフォローを入れたりと、その様はジルから言わせればとってもキュート。 確かにこれは野郎からの需要がありそうだ…
オーグメンテッド・アイのインターン。
ゲームが進むと彼女の執筆した記事を目にする機会もある。
「やめて!私に乱暴する気でしょう?エロ同人みたいに!」
を実際にやるとどれだけ見苦しいかをプレイヤーに教えてくれる奉仕精神あふれる女性。
ぶっちゃけそれ以外の特徴が思いつかないので誰か追記して
かつてジルの恋人であったレノアの妹。
レノアと喧嘩別れした後のジルは彼女とも一切コンタクトをとっていなかったが、
彼女はネット掲示板にあった情報からジルの居場所を突き止めた。
ある日突然ヴァルハラにやってきてジルに「ある事」を告げるのだが……
いつの間にかジルに纏わりつくようになった「幽霊の様なモノ」
いつも突然現れてはジルにちょっかいを出し、時には「第四の壁」を超えたメタい事もやってくる。
ジルは仕事中でもお構いなしの彼女に心底迷惑しているが、ジルを除いて彼女を認識できる"人間"はいない為、誰かに相談する事も出来ず、
「自分はいよいよおかしくなってしまったのでは?」と割と本気で悩んでいる。
その辺りを反映してか、彼女の名前だけは「通常テキストと同じで色がついていない」という大きな特徴がある。
「セーラー服の下にジーンズ」というちょっと奇抜な恰好をしている。
「こうすれば大勢の人の目を引けるでしょ?」が彼女の弁。「そもそも見えていないじゃん!」というツッコミは野暮らしい。
彼女自身、自分が「どのような存在か」もわかっていないご様子だが、
少なくとも彼女が「何者だったか」はゲームを進めればわかる。
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