ドールズフロントライン

登録日:2019/09/26 Thu 02:00:00
更新日:2025/02/05 Wed 07:42:17
所要時間:約 105 分で読めます





 ようこそ、硝煙立ち込める「少女」たちの前線へ 



ドールズフロントラインとは、中国企業サンボーン(上海散爆)のMICAteam(雲母組)が開発、日本版の運営にはサンボーンジャパンが担当しているiOS/Android向けのゲームアプリ。通称はドルフロ。

日本版配信日は2018年8月1日に配信開始。
中国でのリリースは2016年5月20日配信され、他にも台湾、韓国、英語版も配信されている。

2021年の1月に旭プロダクション制作の下、アニメ化の放送が決定された。

ジャンルはターン制シミュレーション。




【あらすじ】


◆シーズン1
2030年、北蘭島事件で発生した大規模爆発によって、コーラップスが地球全体に拡散。これによって極東地域は人の住めない土地へと変貌した。

2045年、コーラップス汚染による人類生存可能領域の縮小と国家間の軋轢によって、核兵器を用いた第三次世界大戦の勃発。緒戦から核兵器の大量使用で航空、海上兵力が早期無力化、そして戦場における主役は銃器を用いた白兵戦が重点を占めるようになった。

2061年、鉄血工造の本部工場に正体不明の武装勢力が浸入、科学者リコリスの死亡と鉄血製AIが原因不明の暴走で人類への攻撃を始めることになった。通称「胡蝶事件」。

2062年、グリフィンの戦術指揮官増員の募集から入社したプレイヤーは鉄血との戦いに身を投じることになる。

北蘭島事件と第三次世界大戦を経験した国家には、国全体を統治する程の能力は残されておらず、重要施設や首都以外の運営を民間軍事会社に委託してしまう程に衰退している。


◆シーズン2
「たとえ・・・選んだ行き先が同じ地獄だとしても」

突如見知らぬ部屋で目覚めた指揮官は、ネイトと呼ばれる人物たちから「特異点」終盤に発生したダーティーボム起爆後の出来事を話すことになった。
何週間も眠っていた指揮官は「秩序乱流」で起きた3つの視点を振り返った。SOPⅡが殿部隊との合流を果たす視点、416が臨時編成された遊撃小隊を引き連れて撤退までの時間稼ぎをする視点、そしてダーティーボムの起爆地点の近くにいたアンジェリアの視点を語っていく。

その後無事に救出された指揮官は国家保安局の局長ゼリンスキーから、テロ組織認定されたグリフィン社の名誉回復のため、失踪したエージェントの捜索と任務を請負うことになった。


【ゲーム概要】


ドールズフロントラインは艦これ戦艦少女Rと同様に複数の資源アイテムを使い、キャラクター入手・装備開発・兵站管理を行う。
ゲーム内への課金要素は、ゲーム内通貨の「ダイヤ」を用いて各種アイテムの交換を行う。
主な交換例として、ガチャコイン(スキンと家具)と部隊数やアイテム等の上限拡張などがある。

キャラクター毎にレアリティ(☆の数)が設定されており、他のゲーム同様に高レアの大半は高性能となっている。
但し後述する「編成拡大」の関係上、序盤環境下での高レア育成は1、2人以内に絞り込む必要がある。*1

戦闘(作戦任務)は戦術マップと戦闘マップに分かれている。
戦術マップでは、編成した部隊を司令部マスから出撃させ、敵の司令部を占拠することでステージクリアとなる。ステージによっては殲滅戦や補給線維持などのクリア目標が存在する。
戦闘マップ(遭遇戦)では、3×3の陣形マスに配置させていた自ユニットが自動で攻撃のみを行う。プレイヤーに要求される操作は、スキル発動・ユニットのマス移動・任意の撤退がある。


【キャラクター/銃器】


登場する「戦術人形」は第一次世界大戦前から現代までの銃器を擬人化したもの。2021年5月現在、日本語版では300種類以上が実装されている。
そして日本産銃器のキャラクターには、国花である桜や日本らしさが取り入れられている。

また担当イラストレーターによる独自設定が存在する戦術人形もいる。*2


◆人形とは

グリフィンで運用している戦術人形の殆どは、高度なAIを搭載した民生用の「自律人形」を戦闘特化として改造されたヒューマノイドロボット
北蘭島事件以降に起きた労働力不足を補填する為に自律人形の研究と開発が進み、第三次大戦終結後では着実に人間と同様の機能と性能を確保している。
ペルシカはグリフィンから獲得したデータから人形の改良と開発に着手、段階的に人間と変わらぬ外観と疑似感情を加えていたことで、着々と人間社会へと馴染んでいった。
主に街中のカフェから僻地の炭鉱といった環境に溶け込んでいくも、中には犯罪組織の下っ端や違法改造を受けた人形も存在する。

人形によっては義手/義足といった器具や生々しい傷を持っている。
より詳しい話は後述。

+ 主な人形の一覧
◆ハンドガン(HG)
 ◇主な人形
 ・コンテンダー
  声優:瀬戸麻沙美
イラスト:細重ソウジ

 ・キャリコM950A
  声優:古賀葵
イラスト:音符

 ・コルトSAA
  声優:田中あいみ
イラスト:Saru

 ・G17
  声優:徳井青空
イラスト:Rain Lan

 ・M1911
  声優:松井恵理子
イラスト:spirtie


◆サブマシンガン(SMG)
 ◇主な人形
 ・トンプソン
  声優:種田梨沙
イラスト:NS

 ・Vector
  声優:早見沙織
イラスト:SA

 ・MP5
  声優:向山直美
イラスト:Saru

 ・PP-19
  声優:芹澤優
イラスト:八才

 ・MP40
  声優:松井恵理子
イラスト:废人


◆アサルトライフル(AR)
 ◇主な人形
 ・FAL
  声優:佳村はるか
イラスト:水乌龟

 ・64式自
  声優:植田佳奈
イラスト:Parsley

 ・G36
  声優:小清水亜美
イラスト:薯子Imoko

 ・AK-47
  声優:佐藤利奈
イラスト:厕所董事长

 ・StG44
  声優:茅野愛衣
イラスト:八才


◆ライフル(RF)
 ◇主な人形
 ・WA2000
  声優:戸松遥
イラスト:多元菌

 ・DSR-50
  声優:斉藤佑圭
イラスト:liduke

 ・スプリングフィールド
  声優:堀江由衣
イラスト:多元菌

 ・M14
  声優:大西沙織
イラスト:Rain Lan

 ・SVD
  声優:田中美海
イラスト:幻象黑兔


◆マシンガン(MG)
 ◇主な人形
 ・ネゲヴ
  声優:諏訪彩花
イラスト:十月十日奏

 ・PKP
  声優:津田美波
イラスト:虎三

 ・MG3
  声優:種田梨沙
イラスト:猫头神

 ・M1919A4
  声優:吉田幸代
イラスト:AS109

 ・M2HB
  声優:岩松泉
イラスト:15K


◆ショットガン(SG)
 ◇主な人形
 ・AA-12
  声優:本多真梨子
イラスト:Silverwing

 ・M1887
  声優:生天目仁美
イラスト:REALMBW

 ・KSG
  声優:伊藤静
イラスト:neco

 ・SPAS-12
  声優:小堀幸
イラスト:洲川Terras

 ・M590
  声優:青木瑠璃子
イラスト:防弾乳牛


【キャラクター/ストーリー】

◆グリフィン(G&K)

◇指揮官(プレイヤー)
グリフィン所属の新人戦術指揮官。プレイヤーの分身でありこのゲームの主人公の一人なのだが基本的にM4やUMP45など前線の人形たちを主軸にして物語が展開されるため正直ストーリー上では影が薄い
戦術人形からは「こひつじちゃん(ファルコン)」「ダーリン(M1911)」「マスター(Px4ストーム)」「飼育員(MP7)」等と好き勝手に呼ばれている。しかし基本的にはよく慕われ信頼されている様子。
過去の経歴は一切不明であり、唯一判明しているのは「第3次世界大戦の生存者」であることくらい。
性別・外見等については基本的にプレイヤーの想像に任されており、現在はアバターシステムが実装されているため課金すれば好みに合わせた姿を設定可能。

そのせいかシナリオ中でははっきりとした描写はほぼなく、キャラエピソードやメインシナリオ(秩序乱流以降)での台詞も中性的な口調になっている。
公式メディアミックスでも、コミカライズ版のジャンシアーヌやローディング画面で登場するモノクルを付けた指揮官(通称MADCORE指揮官)などバリエーション豊かなキャラ付けで描かれている。

+ 「秩序乱流」の受難
「秩序乱流」ではコーラップス爆弾起爆から指揮官がNYTO(ネイト)に誘拐されるまでの出来事を拷問部屋の中から回想劇として進行していく。
 誘拐されてから拷問されるまでの間は昏睡状態が9週間も続いていたり、救助後に保安局局長からグリフィン社の名誉回復の為のパシリになっている。

因みに、日本語版の秩序乱流開始時に公式コミカライズ担当のLing氏が、ネイトの尋問で ボロボロになったジャンシアーヌ  を描き上げている。


◇ジャンシアーヌ(中:简缇娅)

「昨日は夜通し作戦だったの!!布団返して!」

声優:小松未可子

漫画版「人形之歌」 に登場するS09地区所属の女性新人戦術指揮官。ゲーム本編での指揮官(プレイヤー)に相当する立ち位置のキャラクター。
日頃は人形に説教されるほどだらしなく新人らしい甘さもあるが、いざ作戦となれば真剣になり的確な戦況判断を見せる切れ者。
なるべく指揮下の人形達を犠牲にしたくないと考えており、そのために正面突破よりも搦め手を選びがちな慎重派でもある。
ちなみに彼女の指揮下の人形にはゲーム中で☆3以下のレアリティの人形が多い。
戦力不足に頭を抱えるようなシーンがあることを含め、手持ちがまだ揃っていない序盤の新人指揮官、というのをメタ的に表現した部分なのだと思われる。


◇カリーナ

「私たちの契約を忘れないでくださいね、お金はその一部にすぎないんですから」

  声優:東山奈央
イラスト:防弾牛乳、音符

グリフィン分屯基地の後方幕僚。本人曰く愛称は「カリン」だがそう呼んでいるプレイヤーはほぼ皆無
金髪のポニーテールと額のグラサンがトレードマーク。あとどこがとは言わないが立派。はだけられた谷間がセクシー。
本部から離れた基地故か人手不足に陥っており、戦闘補佐から兵站、施設管理等の業務まであれこれ仕事を回されている。
課金ショップの店員キャラでもあり、セリフからも見えるようにお金にがめつい所謂守銭奴
基本的には真面目で明るく社交的な性格だが、「他に好きなものがないだけでお金がそこまで好きなわけじゃない」とこぼすなどこのゲームの登場人物らしくどこか影のある一面も持っている。
また何かにつけてこき使われがちな苦労人でもあり、日々大量の作戦報告書の処理に追われている。
人形達同様に秘書官にも設定可能で、スキンも多数実装されている。ある意味では指揮官に対するメインヒロイン的な立ち位置……なのかも。


◇ヘリアン

「お前は一体……何者だ……」

グリフィンの上級代行官。
来た目は厳しい女性上官と言った感じだが、よく合コンに参加しては失敗して帰ってくる。(公式設定)


◇クルーガー

「起きろ、新兵。まだ戦えるか?」

声優:大塚明夫

民間軍事会社グリフィン&クルーガーの社長。
新ソ連内務省の元軍人で、知り合いのグリフィンからPMC設立のオファー受け退役した。*3
鍛え上げられた肉体と強面な顔がなんとも渋いおじさま。近づき難そうなオーラを醸し出すが、実は結構気さく。


◇フョードル・カモロフ
 石軍(シージュン) 
 川崎(カワサキ)
 フランクリン

漫画版「人形之歌」に登場する戦術指揮官。
カモロフは真面目かつ熱血な髭面の中年風男性(23才)、PPK以外はロシア系銃器。
石軍は対照的に面倒くさがりで二次元と三次元の女好きなメガネで、部下の人形はライフル系。
この二人の初登場は7話(第三戦役)、ハンターの居る輸送基地を攻略する際の友軍部隊として登場。

続いて川崎とフランクリンは12話(第五戦役)の極秘拠点での招集場所から登場。
川崎はスポーツ系義足とマントを着けた女性指揮官、劇中では基地防衛(12話)の最前線に立たされていた。
フランクリンはジャボを着けている技術職指揮官、劇中では基地防衛時(12話)に使用した樹脂配合を担当。


◆AR小隊(Anti Rain)

16LAB特製の戦術人形で構成された部隊。
この小隊は他の戦術人形と比べて、メンタルモデルのバックアップが確保することが出来ない性質上、メンタルモデルの破壊は人間の死と同じ意味を指す。このことから彼女ら独特の死生観を持ち合わせていると思われる。
但し、補充要員であるRO635だけは例外的にメンタルモデルのバックアップが許可されている。これは彼女自身が次世代機のテストベッドとして運用されている。

+ AR小隊の特殊性
AR小隊は16LAB製とは別の特殊性を持っている。ある時ペルシカは自律人形のマインドマップに似た構造を持つ「とある少女」を発見し、そこから特殊な脳をベースにAR小隊が作られた。
特にM4A1は「とある少女」の側面を色濃く受け継いでおり、劇中では鉄血や正規軍からはマークされている。これとは逆にRO635には「とある少女」の側面はあまりない。


 ◇M4A1
  声優:戸松遥
イラスト:海猫络合物→ZAGALA(MOD)

「これで、少しでも姉さんに、近づけたかな……」

AR小隊の小隊長にしてメインストーリーの主人公
物語序盤では実戦経験数が少なく繊細で責任感の強い小隊長として描かれており、小隊メンバーからは最優先保護対象として守られている。
戦術人形は人間と同様に睡眠を取れても夢は見れない、だが彼女だけは夢を見ることができる人形なのだ。
おとなしく儚げな雰囲気とは裏腹に、敵に向かって「鉄血のクズが」と吐き捨てたり、毎食シナモンロールばかり出されることに毒づいたりと結構口が悪い。クソっ!

性能はスキル「火力集中」で自身の火力を上げることができるほか、陣形効果の対象が SMGではなくAR という独自性を持つ。
メンタルアップグレードにより第2スキル「復讐者の印」を獲得する。第1スキル中に敵に特殊なマークを付与すると共に、第1スキル発動時に条件を満たす事で攻撃速度が大きく低下するが、
通常攻撃のダメージが爆発的に増加し範囲攻撃が追加される(ようは通常攻撃が 榴弾になる )というとんでもない代物。その爆発的火力と其処に至る経緯からプレイヤーから付けられたあだ名は「復讐爆殺魔」
+ 第十戦役以降のネタバレ
「貴方に脊髄なんか必要ですか?」

第8戦役終盤にて彼女に掛けられていたリミッターを外したことで無事にメンタルモデルの回復を果たすも、第10戦役終盤でエリザからの強制アクセスにより別の「何か」を解放された。
だが意識を取り戻した先の眼前には、頭部を撃ち抜かれ機能停止していたROが横たわっていた。

「特異点」から「異性体」までの間はアンジェリア指揮下の反逆小隊に回収され、新たな姿とM16から託されたケースを用いて反逆小隊の暫定的な小隊長となる。


 ◇M4 SOPMOD II
  声優:田村ゆかり
イラスト:海猫络合物→ZAGALA(MOD)

「爪から?それとも配線から一つづつ抜いてあげようか?」

小隊の切り込み役にしてムードメーカー。
いかにも悪役っぽい見た目通りと言うべきか、敵兵の虐待と解体したパーツのコレクションが趣味というサイコな性格の持ち主。
ただしエリート部隊の一員らしく敵味方の分別はついており、そういった残酷さを発揮するのは敵限定。普段は至って無邪気で人懐っこく、仲間意識も強い。

性能は範囲に爆発ダメージを与えるスキル「殺傷榴弾」に加え、人形装備の代わりにアタッチメントを2つ付けられるという攻撃的なもの。
メンタルアップグレードで第2スキル「狂乱サーカス」を獲得。榴弾着弾後にさらに小型の榴弾を3発発射する。
既視感がある見た目のダイナゲートを連れているが……?
+ 秩序乱流以降のネタバレ
第10戦役終盤に起きた正規軍の裏切りで機能停止寸の重症に追い込まれるも、M16からの強制覚醒で目覚めた後は鉄血人形の残骸から応急処置に使えそうな部品を漁った。
その後は戦場で取り残された補給部隊と共にグリフィン殿部隊への合流を目指す。


 ◇ST AR-15
  声優:加藤英美里
イラスト:LIN+

「指揮官、私なら彼女達を超えられるでしょうか?」

小隊の制止役かつ冷静沈着なメンバー。
小隊長として頼りないM4を後押し、暴走しがちなSOPⅡを抑制している。一方で稼働初期の頃は栄誉を求めスターになれると考えていた。
また小隊メンバーが負傷した際には、他の誰よりも怒り狂い敵を叩き潰しにいく一面もある。

性能は射速上昇スキル「突撃集中」による持続火力に優れるほか、SOPMOD同様アタッチメントを2つ装備可能。
また強力な専用装備を持ち、入手できれば大きく火力を底上げできる。
メンタルアップグレードで第2スキル「罪と罰」を獲得。第1スキルの効果中、ダメージ10%の追加攻撃を行う。更に敵が前述のM4A1の第2スキル「復讐者の刻印」でマークが付与されていればダメージ倍率が20%になる。
第1スキルの効果時間が15秒、CTが16秒なので一度スキルが発動すればほぼ常時ダメージ1.1倍~ダメージ1.2倍という優秀な効果。ただし装甲持ちには弱い。
全体として努力家の彼女らしい、フルスペックを発揮できるまでの育成が前提の大器晩成型と言える。
また、MOD3までメンタルアップグレードを進めた状態で副官に設定すると、真顔で急に乱射するという奇行が見られる。
そしてAR小隊の中どころか全戦術人形のなかでもかなりのまな板。
404小隊のUMP45と並ぶ貧乳キャラとして多くの指揮官に認識されている。
+ 特異点以降のネタバレ
その後「特異点」では自身のコンプレックスや小隊長へのケジメを付けるため、新たな姿で反逆小隊への参加を決める。
彼女に植付けられている傘ウイルスはM16とは違って、感染初期のタイミングでスタンドアローン状態に切替えさせている事で、ウイルスの進行を停めている。
その為ツェナープロトコルを介した通信が不可能になっているので、基本的にはごく普通の通信機かAK-12若しくはAN-94を経由させた通信手段しか持ち合わせていない。
「連鎖分裂」終盤にてようやく傘ウイルスを除去できた。


 ◇M16A1
  声優:山根希美
イラスト:海猫络合物

「よぉし、さっさとミッションをクリアして飲むぞぉ!」

小隊のリーダー的存在にして頼れる姉御肌。かなりの酒好きであり、本人曰く「趣味はジャックダニエル*4」。
劇中では部隊内随一の実力者としてM4A1の補佐役として担っており、単身での作戦遂行能力も高い。
三人の妹分たちを可愛がりつつ、時には冷静となり窮地に陥ろうとも大胆に切り抜ける。

範囲内の雑魚敵を一定時間無力化するスキル「閃光手榴弾」に加え、アタッチメントの代わりに人形装備を2つ装備できるARにしては珍しく防御的な性能。
また、通常はSGにしか装備できない防弾ベストを装備可能。ある程度ゲームが進んだプレイヤーからは経験値稼ぎの聖地こと0-2周回専用の女としてこき使われている
深層映写PVの中国・韓国版ではそれぞれ胡蝶事件頃と思わしきM16のスチルが描かれている。しかし日本版のPVは作り直されているため、M16のスチルは存在しない。
+ イベント「特異点」以降のネタバレ

第8戦役では鉄血の重要区域への潜入任務に赴いていたが、残りの任務の危険性からSOPⅡとROを一足先に撤退させる。その後は必要なデータを入手させるために改良型傘ウイルスを二度投与したことで、無事入手し輸送ドローンにデータとコンテナを遺す。

……そして「特異点」ラストの大陸間列車に乗り込んだM4の目の前に姿を現す。

「異性体」では6人のボス級人形を引き連れて、ベオグラードにあるバラクーダノード奪取に現れた。また彼女に宿っているOGASはM4程良好な関係を築けてはいない模様。


 ◇RO635
  声優:福原綾香
イラスト:海猫络合物

「はじめまして、指揮官。コルト9ミリサブマシンガン、ご指示を。」

とある事情によりM4A1の代行としてAR小隊の指揮を執ることになった新人メンバー。
加入前まではパレット小隊の部隊長として実地訓練を重ねており、第7戦役では増援という流れでAR小隊に加入した。その後は経験の浅い見習い隊長として働き、生真面目さ正義感が強い優等生キャラ。
何故かキメ台詞は風の都の二人で一人のヒーロー。でも見た目はどっちかと言えば光医者。

開幕3秒で自身の回避を上昇させ、敵の火力を低下させる専用スキル「メンタルインパクト」を持ち、ステータスも高水準のHPとそれなりの回避力を併せ持つ優秀なもの。
総合的に見てメインタンクとしては最高クラスのポテンシャルを誇っている。
AR15とは対照的に、立派な胸部装甲を持つ。
+ 秩序乱流以降のネタバレ
「なんでダイナゲートなのよおおおぉぉぉ!!」 
第10戦役終盤で気絶したM4を覚醒させる為に電子戦を展開していたが、エゴール大尉にその隙をつかれて後頭部に拳銃弾を撃ち込まれ機能停止する。
「秩序乱流」では正規軍の攻撃から生き延びたSOPⅡにメンタルモデルを回収され、その後暫くはSOPⅡとスケアクロウの一時休戦で獲得したダイナゲートが仮の身体となる。


◆404小隊(404 Not Found)

人間の指揮官を介さずとも小隊単独での作戦遂行能力を持つグリフィンの極秘任務部隊。
この小隊は人形達からは風の噂として社内の人間でさえ知るものは限られており、そして人間の傭兵達でさえやりたくないような危険な任務を高額な報酬と引き換えに遂行していると。

この小隊が秘匿されている理由としては、社会的に存在してはいけない違法人形の部隊である。その為404小隊の特例措置として接触した人形への記憶処理が施されている。
第10戦役序盤で404小隊の雇い主が国家保安局エージェントのアンジェリアだと判明した。


 ◇UMP45
  声優:嶺内ともみ
イラスト:ZAGALA

「UMP45が来ました。指揮官、仲良くやりましょう~。」

404小隊の小隊長かつイベントシナリオの主人公。左目に縦一戦の傷が特徴的。
表向きはおっとりとしていて人当たりがいい優等生タイプだが、その内心は容易く窺い知れない。悪く言えば腹黒。
ついでに言うと戦闘中はかなり口が悪い。「虫けらが!」「うぬぼれないで!」「立ったまま死ね!」
エリート顔負けの頭脳と戦況に左右されない冷静さが強みである策士。常に敵の一手二手先を行き、冷静に撃破していく。
劇中では戦闘と電子戦を熟す戦術人形だが、元々人形としての性能は低く数年前までは数合わせの戦力でしかなかった。その後は幾多の修羅場を潜り抜けた末に今の力を得た、努力の人。
主に二次創作において妹のUMP9との胸の大きさの差をいじられがち。本人の前で言うと鼻を折られるようだ。

性能は敵の攻撃速度と移動速度を低下させるスキル「発煙手榴弾」に加え、後ろ1列に火力+18%、会心率+30%という全SMGでもトップクラスの陣形効果を持つ短期戦向けメインタンク。
+ イベント「深層映写」以降のネタバレ
「不幸を届けにきた」
実は鉄血製の違法人形。平たく言えばスパイ。
ただしあくまでも企業としての鉄血工造製品であり、胡蝶事件以降のエルダーブレイン指揮下の武装勢力とは実質無関係。
それゆえグリフィン・鉄血両勢力の指揮系統からは切り離されており、M4A1とは違った意味でスタンドアロンな存在。

「ある任務」を遂行するため、同モデルである戦術人形・UMP40とともにIOP製電子戦戦術人形としてグリフィンに導入される。
しばらくはUMP40と共に訓練を励んでいたが、ある時を境に第六国家安全局の電子戦支援小隊として出向されることとなる。
その後は国家安全局による鉄血本部工場の襲撃任務に参加、そして科学者リコリスの死亡と同時に新型AIが暴走し……

「特異点」終盤、戦車隊との戦闘中にTNT爆発をモロに受けてしまい、素体の状態は危篤寸前であった。


 ◇UMP9
  声優:能登麻美子
イラスト:ZAGALA

「UMP9ただいま就任!みんなこれからは家族だ!」

404小隊のメンバーにしてUMP45の妹分。45同様に電子戦を得意としている。
45とは反対の右目にある傷と猫口がトレードマーク。
常に笑顔と軽口の絶えないムードメーカーだが、その調子のまま敵をなぶり殺しにできる残酷さも兼ね備えている。反面、小隊の仲間たちのことは「家族」と呼んで心から大事にしている。
スキルはM16と同じ「閃光手榴弾」。姉にはやや見劣りするものの、対雑魚なら確実に敵を足止めし被害を抑えてくれる優秀なタンク役。
+ ネタバレ注意
UMP45とは両者ともに姉妹のように振る舞っているものの、実は赤の他人。
かつては戦術人形ですらなく、単なる自律人形・レナとして人形の違法売買組織で客引き兼誘拐を担当していた。



 ◇416
  声優:野中藍
イラスト:NIXOO

「改造を重ねて……いつか、奴らを超えてみせる……っ!」

404小隊のメンバー。
普段は冷静そうに振る舞っているが、実はかなりプライドの高い完璧主義者かつ沸点の低い激情家。
表舞台で活躍するAR小隊、そして過去に因縁のあるM16を憎み、いつか彼女らを下す事を夢見ている。
何につけても神経質かつ執着質で、指揮官に対してもたまにヤンデレじみたことを言う。毎年4月16日になるとプレゼント付きの怪文書を送りつけてくる。
何かと面倒臭い部分が目立つ人物だが、執着している事柄さえ絡まなければ割と良識的でもあり、曲者揃いの404においてはツッコミ役に回ることも多い。
痛烈な皮肉と強烈な暴言を吐きつつも、なんだかんだで仲間の面倒を見てしまう隊のオカンである。あとめちゃくちゃ酒癖が悪い。

スキルはSOPMODと同じ「殺傷榴弾」だが高レア故にさらに火力倍率が高く、陣形も前1マスだけだが火力+40%という殺意の塊。
+ ネタバレ注意
まだ彼女が違法機体として表舞台から追われる前、国家保安局に出向していた過去がある。
その際にUMP45とは一度会ったことがある。
当時の彼女は「こんな落ちこぼれ名前なんて知る必要もないわ」と歯牙にかけていなかったが、まさかその落ちこぼれ人形が後の戦友になるとは思いもしなかっただろう。


 ◇G11
  声優:福原綾香
イラスト:音符

「任務完了。ふぅ……これで休めるでしょう?」

404小隊のメンバーでものぐさなニート。腑抜けた表情を浮かべた怠惰な人形。理由をつけてはサボろうとし、416の手を焼かせる。
……だが、一度スイッチが入れば「404で最もえげつない」と評される殺人マシンへと変貌。正確無比な射撃で鉄血を蜂の巣に変えていく。
前職はメイドさんだったそうだ。

発動中対象に3回攻撃を行う「ストームアイ」を持つ、装甲敵にこそ弱いがARどころか全戦術人形トップクラスのぶっ壊れアタッカー。


◆反逆小隊(TASK FORCE DEFY)

国家保安局所属の戦術人形部隊、担当指揮官はアンジェリア。
部隊メンバーであるAK-12とAN-94は、軍用モデルの特化型エリート人形として開発された。
反逆小隊の本格的な登場は「特異点」、元々は第十戦役の正規軍が合同作戦の裏で画策していた目的を探る為に、アンジェリアと共にS09地区へ赴くこととなった。

 ◇AK-12 
  声優:和氣あず未
イラスト:多元菌

「残念、このケープお気に入りだったのに……」

反逆小隊のメンバーでAN-94とは対照的に、常日頃にこやな表情をしてはいるものの神出鬼没で捉えがたい性格の持ち主。姉妹機であるAN-94との仲は良好である。
常に両目を閉じている理由は本人曰く、無駄な処理を省く為に行っているだけで視野等には影響が無いとのこと。
本気になると開眼し、感情を持たない殺人マシンと化して敵を殲滅する。
「特異点」では軍用モデルとして、電子戦特化の性能を大いに見せつけた。
因みに瞳のデザインは某ロボット漫画のアレに近い。

スキル「雪狼の眼」は効果中、火力、射速、命中、会心率を+35%する。上昇幅は低いように見えるが乗算でかかるのでDPSの跳ね上がりは半端じゃない。
ちなみにスキル効果中は 開眼する


 ◇AN-94 
  声優:沼倉愛美
イラスト:多元菌

「AK-12は特別だ…。彼女のためなら何でもできる。」

反逆小隊のメンバーでAK-12と比べて、基本的には冷静かつ淡々な口調で任務に対応する性格の持ち主。また自身のことをAK-12の付属品であると信じこんでいる。
本人は戦闘特化型ではあるものの、それ相応の電子戦能力を備えている。
余談として、AN-94本来の髪色は銀髪に淡い黄色を少しだけ加えるものであったが、モニターの変色に気づかぬまま納品してまったらしい。
本来の髪色はスキンと担当絵師がSNSで投稿しているイラストで確認できる。

スキル「ドールズトリガー」は、効果中2回攻撃を行うアクティブ効果と、ターゲット変更時に2回攻撃を行うパッシブ効果の複合スキル。
一見G11に劣るように見えるが持続時間が長いため、長期戦における実際のDPSはそこまで変わらない。

 ◇AK-15 
  声優:甲斐田裕子
イラスト:多元菌

「命令……ゴミ掃除。」

反逆小隊の追加メンバーで大柄かつ無愛想な性格。通称メスゴリラ。他のメンバーには塩対応気味であり、特にAK-12とはソリが合わない。
その体格故格闘戦も得意とし、小隊内で唯一拳銃(MP-443)とナイフを携行している。

スキル「白獒の瞳」は、短時間自身を「激怒」状態にしてステータスを上げるパッシブ効果と短時間敵に対し自身の火力/命中/会心率を40%上昇させ、攻撃される場合は自身の回避を40%上昇させるアクティブ効果を持つ。
アクティブ効果は敵の数が多くなるとデバフを受けやすくなることに注意。

 ◇RPK-16 
  声優:渕上舞
イラスト:多元菌

「行きましょう。さっさと片付けましょうね。」

反逆小隊の追加メンバーで明るく話術に長けるが、どこかミステリアスな雰囲気がある。ともに追加されたAK-15にはさながら彼女をあしらようなやり取りをしていた。
しかし、パラデウスの協力者を指を叩き折るなど徐々にエグい面が透けて見え……。

戦闘でも他の小隊メンバーに匹敵するが専門は電子戦。

スキル「狡猾なる銀狐」は、弾倉を全て使い切った際自動でARモードに移行し、自身の一部ステータスを変動(射速が下がる代わり命中率が上がる)させ、アクティブ効果で元に戻る。

◆鉄血工造

今作における主な敵対陣営。制御AIの暴走をきっかけに人類に反旗を翻した人形達。
その内実はというと、良くも悪くも「血も涙もない殺人マシン軍団」というのとはやや趣を異にする人間臭い連中。
作戦指揮を務めるハイエンドモデルの人形達はIOP製の人形を超える高度な思考能力を持つものの、基本的に我が強く全体としての目的意識より個の思惑で動きがちな傾向にある。
利用し利用されはもちろんのこと、情報統制による唐突な囮作戦なども横行しており、そういった独断専行が作戦の綻びとなることも多い。
一方上官の命令と戦友の身柄を秤にかけて後者を取るなど強い仲間意識を見せる者もおり*5
さらに クリスマスには情勢に余裕があればお祝いもする など、殺伐一辺倒ではなく平素はむしろ仲良くしているようでもある。

+ 主なエネミー
イベント「異性体」より強化版個体である「SWAP」が登場する。

  • 一般人形兵
◇リッパー
サブマシンガンを装備した人形兵。人形兵の中では単体での脅威度は低め。
しかしこちら側のSMGと同様にHPと回避がそこそこ高く、数が多いと厄介。
強化版は開幕でシールドを展開する上にリンク数が減少する度に無敵時間を得るなど、壁としての性能が高まる。


◇ヴェスピド
アサルトライフルを装備した人形兵。耐久性はリッパーには劣るが、火力が高いので侮れない。
後半の戦役になると性能がよりアタッカー寄りになり、HPが下がる一方で火力が大幅に上昇する。
強化版では更に性能が変化し、バッファー兼デバッファーという味方側で言うHGのような立ち位置になる。

◇イェーガー
ライフルを装備した(ry。例によってHPが低く攻撃速度は遅いが、火力も命中も高い。
弱点についても盾役となる人形と同時に出現することでカバーしてこようとする。
こちらのRFと違って後衛を的確に攻撃してくることがないのが救い。
ちなみに鉄血が反乱を起こすまでは壊れにくいと評判で一番売れ筋な人形だったらしい。
その設定を反映してか、融合勢力でも低レアにも関わらず非常に使い勝手の良いアタッカーである。

強化版ではHPが大幅に上昇する上に破甲能力を持ち、SGでの耐久が困難になる。
おまけに開幕8秒+照準2.5秒の狙撃スキルを持つようになり、後衛が狙われる危険性も持つ。
ターゲットとなった人形を撤退させるか、フォースシールドなどで上手く凌ぐと良いだろう。

◇ストライカー
マシンガンを(ry。火力も命中もあまり高くないが、凄まじい連射性で味方をゴリゴリ削る。
回避が低めでHPに偏重しているタイプのSMGにとっては一番厄介なタイプかもしれない。
先述の通り火力は高くなく破甲値も持っていないので、ショットガンを盾役にするのも手。

強化版はイェーガー同様に破甲能力を持つためSGで受けるのは悪手となる。HPも2000を超える。
イェーガー同様にRFや重装部隊で先んじて頭数を減らそう。

◇ガード
シールド持ちの人形兵。見た目の通り火力は皆無だが、異常にHPが高い。
ほとんどの場合イェーガーやストライカーといった高火力の後衛と同時に出現するので、こいつを如何に対処するかが重要。
開幕火力で押し切るか、RFで後衛から先に撃破してやると良いだろう。

強化版ではHPが倍増し、おまけに攻撃しなくなる代わりにHPの30%分のシールドを展開し、硬さに磨きがかかる。
例によってイェーガーSWAPやストライカーSWAPと同時に出現することがほとんどである。

◇ドラグーン
二足歩行のメカに搭乗した人形兵。火力、耐久力、機動性の全てにおいて隙がなく、特に移動速度が異常に速いため一瞬で接近を許してしまう。

強化版では火力と攻撃速度こそ落ちるものの、ただでさえ速い移動速度と射程が異常に伸びる。
おまけに開幕でHP15%分のシールドを展開し、その効果中火力を2倍にする。弱体化が仕事してない
火力は倍加しても58であり、破甲も持たないのでSGで受け切ることは不可能ではない。

◇ブルート
ナイフを持った白兵戦タイプの人形兵。ドラグーンがのろまに見えるほどのスピードでこちらに突っ込んでくる。
命中は低いが火力と破甲が高く、うっかりSGを矢面に立たせるとあっという間にズタズタに切り刻まれてしまう。
高回避のSMGやHGなら比較的安全に対応可能。幸い耐久は紙同然なので被弾しないことを祈りつつ速攻で倒してしまおう。
強化版は攻撃する度に防御力を減少させる能力を持つが、防御力を持たない人形にとっては大した問題ではないだろう。

  • 一般機械兵
◇プラウラー
車輪付きの足が生えた自走砲。はっきり言って弱い。数多く出てきても処理にはあまり困らないだろう。

強化版でも元々が貧弱故か特殊なスキルも持たず、他の鉄血兵と比較すればかなり地味。
しかし、何気に回避が45もあるので命中が低い人形だと手こずるかもしれない。手榴弾で一発だが

◇スカウト
洗濯バサミみたいな形の浮遊砲。ガードがHPで耐えるタイプならこっちは回避で耐えるタイプの盾。
序盤のうちは見た目通りの雑魚でしかないが、戦役が進むと異常な回避でこちらの攻撃を避けてくるので、無策で挑むのは避けたほうが良い。
特に命中にデバフのかかる夜戦では対策必須。必中かつ出の早い手榴弾でさっさと退場願うのがお手軽。

◇ダイナゲート
カメラのような本体に四本足と機銃がポン付けされたような機械。
グリフィン側からも可愛らしいと認識されているらしく、鹵獲された個体がスキンやイベント、スピンオフなどにマスコットとして度々登場する。通称「わんこ」
耐久力は脆弱だが、時に100を超える大群で襲いかかる。見た目に似合わずやたらと高火力でもあり、
もし接近を許せば甚大な被害を受けることになるので侮れない。
性質上RFとは相性が悪く、逆に手榴弾持ちのSMGや凄まじい連射速度のMGそしてG11にとってはカモ。

◇ジャガー
プラウラーに似た形の自走砲。攻撃速度は遅いが、後衛に必中の迫撃砲をぶち込んでくる極めて厄介な存在。
回避するには対象を移動させなければならないので、他の敵の処理が遅れがち。
後ろに控えていることが多いのでRFに狙い撃ちさせてもいいだろう。

◇ゴリアテ
ボールに手が生えたようなメカ。
その実態は「敵を追跡して大爆発する自爆攻撃専用兵器」であり、こちらに接触して数秒後に部隊全員を一瞬で戦闘不能にしてくる。
黒いものは近づく前に倒すことを前提としているのでHPが低かったり常識的だったりするが、
赤いものはいわゆる「ハズレエネミー」で、 普通の手段では絶対に倒せない異様なHP を誇る。
融合勢力では「ゴリアテ工場」という謎のマシンから無限に生成されて敵に自爆特攻を仕掛ける。

  • 装甲人形兵
◇イージス
頑丈なアーマーを身に纏った人形。正規軍の技術が用いられているらしい。性質はガードに近く、高いHPと装甲で後衛を守る盾役。

強化版では正規軍のヒドラ並の装甲を得ているため最大強化された☆5徹甲弾は必須。おまけにガードSWAP同様のHP30%分のシールドスキル持ち。
火力は大して上がっていないが地味に破甲を持つようになってるので、SGをちくちく削られて鬱陶しい。

  • 装甲機械兵
◇ニーマム
二足歩行型の自走砲台。
性能は装甲持ちのイェーガーと言った感じ。あっちよりも動きと射速は遅いが、火力はなおのこと高くなっている。
まともに撃たれれば大被害は免れないのでうまく時間を稼ぎつつ早いうちに始末してしまうのが大事。
装甲を抜きにすれば脆いものの、この手のユニットの例に漏れずだいたいイージスと組んで出てくるのが厄介。
強化版はイェーガーSWAP同様の狙撃スキルを持つ。

◇タランチュラ
装甲持ちのダイナゲート。それ以上でも以下でもない。
しかし装甲持ちなぶん対処法が限られてくるのが厄介なところ。やはりMGや手榴弾SMGには弱い。

◇マンティコア
四脚型の無人戦車。
HP・火力ともに高く、おまけに装甲持ちのくせに攻撃を回避してくるという文句なしの強敵
幸い装甲は薄めなので火力バフをかけたARで対処は可能だが、ステージによって性能がまちまちなことから指揮官に頭を抱えさせがち。
逆に融合勢力で味方にした場合は非常に強力であり、1体で壁役と火力役の両方を兼ねることができる。

真に恐ろしいのはこいつですら正規軍の兵器の劣化版でしかないということ。
その意味は後半の戦役で嫌というほど思い知らされることになるだろう。

◇ジュピター
正規軍のデータを盗んだ鉄血が開発した巨大な固定砲台。鉄血でのコードネームは「マルドゥーク」。
その見た目に違わず凄まじい威力と範囲の榴弾砲をぶっ放してくるため、特定の編成を除けば正面突破は極めて困難。
しかし自身のいるマスを包囲占領されると、豆鉄砲みたいな威力の機銃でしか攻撃できなくなるという弱点がある。

+ ボス一覧
◇エージェント
型番:SP47 Agent

「ご主人様を邪魔するようなゴミ共は、わたくしが排除いたしますわ。」

鉄血の最上級指揮官の一角であり、名前通り鉄血人形達の制御AIである「エルダーブレイン」の代理人を務めている。
エルダーブレインを「ご主人様」と呼び、忠実にその意思を代行する冷徹なメイド。
サブアームで武器を足に取り付けているせいで常時パンツ丸見え。


◇スケアクロウ
型番:SP65 Scarecrow

「はじめまして。そして、死んでください。」


第1戦役のボス。武器として小型のビットを従えた指揮者のような人形。
最初のボスということもあってゲーム的にはそんなに強敵でもなく、自分でも「ただの下級人形」と名乗っている。
しかし機密保持のためなら即自爆を選択するなど冷徹で的確な判断力を持ち合わせており、敵対関係にある相手とも不必要な交戦は避けようとするなど、非常に頭の切れる有能な兵士でもある。


◇エクスキューショナー
型番:SP88 Executioner

「挑戦しに来たのは貴様らか?」

CV:伊藤静

第2戦役のボス。大振りの刀と拳銃が武器。
いわゆる初心者キラー的な存在で、自慢の人形達を刀の錆にされた指揮官多数。包囲占領やフレンド部隊を駆使して戦わずして勝つというのも手。あいつがいじめる
口調も性格も荒っぽい俺っ子で、積極的に敵陣に攻め込む果敢な切り込み隊長。
名前の通り特定のターゲットを追い詰めて始末するのが得意。
敵には容赦しない一方、弱いものいじめや無意味な暴力を好まない武人気質な一面を持つ。
また仲間思いでもあり、特にハンターとは固い絆で結ばれている。


◇ハンター
型番:SP721 Hunter

「ターゲット確認。ハンティング開始。」

第3戦役のボス。二丁拳銃が武器。
敵を有利な状況に誘い込んで仕留めることを好む慎重派。冷静な性格だが、名前の通り戦いを「狩り」に例えて楽しむ好戦的な面も持つ。
相方のエクスキューショナーとは欠点を補い合う間柄。


◇イントゥルーダー
型番:SP914 Intruder

「ご覧の通り、開演でございます!」

第4戦役のボス。武器はアサルトライフルとガトリングがニコイチになった独特のもの。
実戦もこなせるが本職はハッカーで電子戦が得意。観劇が趣味で、普段から演出家を気取ったような言動をする。
飄々とした物言いで相手を煙に巻く抜け目ない策士。


◇デストロイヤー
型番:SP5NANO Destroyer

「なんだ〜。これしか残ってないの?食べ残しじゃん。」

第5戦役のボス。火力が自慢の重火器使い。
一撃が恐ろしく重く、通常攻撃一発で1Link持って行かれるのはザラ。移動速度が遅く命中も低いのでSMGかHGを盾にコントロールを駆使して被弾を抑えると楽に戦える。
見た目も性格も子供のようで、生意気だが泣き虫。その上妙に負け癖がついてしまっており、敵味方双方から微妙にナメられている。
鉄血側のギャグ要員その1。


◇アルケミスト
型番:SP7C Alchemist

「楽に死ねると思うなよ?」

第6戦役のボス。所謂ジャマダハルと銃を一体化させたような武器を持つ白兵戦タイプの人形で、敵をテレポートで翻弄しながら切り刻む。
やや強面な見た目の印象通りの残酷なサディストで、敵をいたぶり殺すのが大好き。
本来の仕事は捕虜への拷問らしい。
一方身内に対しては意外と情深く面倒見のいい姉御としても振る舞う、二面性のある人物。


◇ドリーマー
型番:SPACA Dreamer

「あなたの信念とかいうやつはどうしたおぉい?」

第7、8戦役のボス。武器はスナイパーライフルのようなもの。
見た目は幼いものの、他人を弄び罠にはめることを好む悪辣な性格の持ち主。キレると途端に口が悪くなり、ゲスな本性が垣間見える。
雑魚に足止めさせつつ画面外から超遠距離射撃を繰り出してくるなど、ゲーム的にもいやらしい戦法を使ってくる厄介な相手。
性格が性格のため身内にもやや敵が多い。一方デストロイヤーには友達と思われており、純粋に信用を向けてくる彼女を騙して遊んだり捨て駒にするなど色々と手酷く扱っている。

一方、融合勢力として指揮官のもとへ下ってからはなんと強烈なヤンデレという別の意味で危険な側面を見せつけてくるように。


◇ジャッジ
型番:SPSP Judge

「かかって来な!」

第9、10戦役のボス。
尊大な性格で、公平さや誠実さに強く拘る堅物。幼児体型なのを気にしているらしく、チビ呼ばわりされると激昂する。
集中砲火をものともしないバリアや両足に備えたブースターによる機動力など、他の鉄血人形とは一線を画す戦闘能力の持ち主。
ゲーム的にも相当な強敵で、バリアによる高い耐久力やライダーキックスリップダメージ付きのスキルに加えかなりの高射速・高命中で攻めてくるためSMGやHGなどの回避盾ではあっという間に溶かされてしまう。
SG・MG軸の長期戦を前提とした編成でなければ正面突破は難しい。裁判官ならぬ持ち物検査官。


◇ウロボロス
型番:SP235 Ouroboros

「私が相手なら、負けても恥じることはないだろう。」

イベント「キューブ作戦」のボス。セーラー服姿と古風な口調が特徴的。
AI同士での蠱毒を生き延びて生まれてきたという経歴の持ち主で、極端な合理主義者にして傲慢な野心家。
自分以外の全てを盤上の駒と見なし、平然と使い捨てて目的を達成しようとする。
一方でその傲慢で非情な性格は最大の欠点でもあり、プライドを傷つけられるとすぐ冷静さを欠くうえ身内からの人望も薄い。
スキルは「スティンガーバースト」。無数のミサイルを放ち1体に大ダメージを与えるが、移動させれば回避は難しくない。
その狡猾さで404小隊を追い詰めるも、捨て駒にしたエクスキューショナー達に逆に裏切られ当初の目論見が破綻。エージェントにも見限られ大敗を喫し、破壊されたボディはグリフィン側の人形の素材にされるという屈辱的な末路を辿ることに……

その後は紆余曲折あってグリフィン側の協力者となり、最終的には融合勢力の1人として運用も可能に。
仲間入り以降は性格もかなり丸くなっており、真面目な努力家としての一面が表に出るようになっている。


◇ゲーガー
型番:SP21 Gager

「跪け。それともこの銃弾を一発食らうか、どっちか選びな。」

イベント「低体温症」のボス。
真面目でクールな上級指揮官だが、微妙に苦労人気質。
悪辣なドリーマーに苛立たされたり、その場のノリで好き勝手するアーキテクトに手を焼かされたりと、厄介者揃いの同僚や上司に振り回されがち。
スキルは「純白の牙」。手持ちのクロスボウのような武器からブレードを展開し、横一列にダメージを与える。
実はアーキテクトのことを仲間としてとても大事に思っている。捕虜にされた後もずっと気にかけており、自ら赴いて助け出そうとしたりクリスマスにこっそりプレゼントを届けに行ったことも。


◇アーキテクト
型番:SPzh3000 Architect

「おぉ〜!やっぱあたしって、超ラッキーじゃん!」

イベント「低体温症」のボス。
かなりの上位権限を持っている(一応ゲーガーの上司にあたる)わりにやたらとノリの軽い性格で、勢い任せに行動しては敵も味方も困惑させるトラブルメーカーにしてムードメーカー。
鉄血側のギャグ要員その2。だが良くも悪くも単純なデストロイヤーに比べるとなんとなく腹の底が読めず油断ならない一面も。
スキルは「ラストカーニバル」。グレネードをぶっ放し、十字状の5マス(3発目のみ3×3の9マス)にダメージを与える。キラッ☆
紆余曲折あって今はグリフィンの捕虜となっているものの、落ち込みも悔しがりもせず捕虜生活をエンジョイしている。


◇ケルベロス
型番:Garm = Type Kerberos
イベント「深層映写」のボス。一言で言えばでかいDinergate。
ギャグみたいな見た目だが性能は普通に高く、優れた機動力・頑丈な装甲・高い火力と三拍子揃っており大いに404とグリフィンを苦しめた。
スキルは「壊滅光線」。上1列か下1列をミサイルで爆撃しつつ、真ん中1列を多段ヒットの目からビームで薙ぎ払う。
新しいボディを欲しがったデストロイヤーがドリーマーの「手違い」でこれに入れられてしまった。


◇ガイア
型番:Gaia
イベント「深層映写」のボス。とある人形に酷似した外見を持つ。
スキルは「大地終焉」。対象を中心に爆弾を降らすことで、縦横5マスの菱形状の範囲にダメージを与える。安全地帯がどうやっても3マスにしかならず回避が困難。
デストロイヤーの新型ボディ。今度は希望通りに美人で強い体をもらえた。
見た目はデストロイヤーをそのまま成長させたような感じ。胸部装甲もしっかり厚くなった。

◇エルダーブレイン
リコリスが手掛けた高性能AIにして、胡蝶事件で人類に反旗を翻した陣営の頭領。
初登場の第6戦役ではAR-15の手引きで直接M4との対話をするために現れたのだが、危機を察したAR-15がエリザ(ダミー)を道ずれにビルごと爆破される。
続いて第7戦役では前回の轍を踏まぬよう、今回はエリザがM4の元へ向かうことになった。
+ 第10戦役及び「特異点」以降のネタバレ
「特異点」では正規軍のサーバーをあと一歩の所で掌握しかけるなどの活躍があったものの、終盤はエゴールの有人部隊に捕まってしまう。そのまま大陸間横断列車でカーター将軍の元に送られそうになるも、M16が間一髪の所で救出した。


◆正規軍特殊作戦司令部(KCCO)

作中の正規軍は主に第八戦役のADVパートから登場するカーター将軍指揮下の特殊部隊。また戦闘パートにおける本格的な参戦は第十戦役から。
 正規軍がどの国の軍隊なのかは「特異点」以降から段々と判明してくる。そして設定画集2と第十一戦役のADVパートで新ソビエト連邦であると分かった。
特異点での判断材料だと、OKBナンバー(ソ連の設計局)や国家保安局が汎ヨーロッパ連合などの西側諸国を警戒していたことから、巷ではワルシャワ条約機構の加盟国ではないかと思われていた。

正規軍のターン開始時に表示されるKCCOは、現実のロシア連邦軍参謀本部の特殊部隊の略称も同様である。
「秩序乱流」のエゴール曰く、大半の隊員がWW3の従軍経験者。M4が起爆させたダーティボムでELID化した?気にするな!


◇カーター将軍

「教授、これはあなたの想像力を試すゲームではないのだぞ!」

新ソ連陸軍総参謀部メンバーの准将にして特殊作戦軍の司令官。
一介の士官(行政職出身)から将官へ上り詰め、30年以上の軍務経験があるベテラン軍人。それと同時に自律人形の黎明期から投資と支持をしている。
かつての部下であるクルーガーに対して、武器の密輸や管轄地区の報道管制等の便宜を図らせていた。そしてクルーガーを計画成就の生贄として、過去の違法行為と濡れ衣(テロ行為)と共に逮捕させた。

本人は東西間で構想されている連合政府に対して、拒否反応を示している軍人の一人。
30年前のミンスク付近で発生したOKB-413爆破未遂事件では、ハーヴェルと共に施設の無力化に参加した。
+ 「特異点」以降のネタバレ
第11戦役終盤で正規軍が意図的に「傘」ウイルスを流出させたのは、遺跡起動の鍵であるエリザを奪取させる計画の一部であった。
エリザを態と正規軍サーバー内へと侵入させ、逆ハッキングを仕掛けるもオーガスといった外部要因によって手痛い攻撃を受ける。

遺跡起動の理由としては、遺跡由来の兵器で「相互確証破壊」による冷戦期復活を目論んでいる。
それ故かウィリアムの言い成りとして動いている場面がある。


◇エゴール大尉 

「情報封鎖エリアのやり方が相変わらず粗末だな」

新ソ連陸軍の大尉にしてカーターの副官。
劇中では自律部隊や人間部隊と共に前線の指揮を執っている。当人もWW3の従軍経験者があり、部隊内での人望が高い。設定画集2にて幸せな家庭を持っていると判明。
+ 第10戦役及び「特異点」以降のネタバレ
彼の所属する正規軍の部隊は元よりクーデターを計画しており、鉄血の中枢である「エルダーブレイン」を奪取しようとしていた。
第10戦役終盤、合同演習中の「傘」ウィルス起動によりグリフィンの人形が正規軍を攻撃したことを名目にグリフィンを殲滅しようとする。
叛逆小隊と404小隊に翻弄されつつも圧倒的な戦力差で彼らを追い詰めるが、M4A1が起爆したコーラップス液爆弾に被曝。
イベント「秩序乱流」にて、多くの仲間を奪ったグリフィンとアンジェリアに復讐を誓う様子が描かれる。
+ 保有兵器
  • 人形兵
◇キュクロープス
正規軍の戦術人形。生体パーツを一切オミットした無骨な見た目で、ARを装備した個体とSGを装備した個体がいる。
ステータスはそう高くないが、戦闘開始後しばらくすると榴弾を発射してくる。

◇イージス(正規軍)
同名の鉄血装甲兵の正規軍バージョン。というよりこっちの方がコピー元である。ステータスもこちらの方が高い。

◇ケンタウロス
弓を装備した人形兵。たかが弓と侮るなかれ、火力はそこそこだが射程が長い上に命中も破甲も持つためSMGでもSGでもゴリゴリ削ってくる。
おまけにスキルで焼夷弾を放ち、プレイヤー側が扱う焼夷手榴弾のように継続ダメージを与えるゾーンを生成する。
後述のオルトロスと同時に出現することが多く、高難易度ステージでは指揮官を苦しめる存在となっている。

◇ミノタウロス
他の正規軍人形兵より大型のユニット。その見た目に違わず高いHPと防御力を持ち、部隊の壁役となる。
スキルによって攻撃しなくなる代わりに被ダメージを80%軽減するモードに入るため、瞬間的に大ダメージを出せる竹槍型のRFが推奨される。
攻撃面はイージスのように貧弱かといえばそうでもなく、電撃による通常攻撃は必中、多段ヒット、後衛への貫通の三拍子揃っているため脅威度が高い。
また、1戦闘に1回だけドッペルゾルドナーよろしくミサイルによる爆撃を行うため、通常攻撃ともどもシールドを張ることが可能なHGが有効。

  • 機械兵
◇ダクティル
円盤に虫みたいな四本足がついた機械。Gじみた生理的嫌悪感を催す動きと共にこちら側をガン無視しながら進軍し、地雷を設置する。
地雷は踏むとそこそこ痛いので速急に撃破するべし。
イベント「碧海秘話」ではカニの姿で登場した。地雷の代わりにヒトデを設置してくる。

◇ケリュネティス
ニーマムの正規軍バージョン。やはりニーマムと比べて強化されており、特に射撃速度の上昇によりコントロールが困難になっている。

◇ヒドラ
マンティコアの正規軍バージョン。装甲が極めて高く、最大強化した徹甲弾を装備したRFやMGでなければ撃破は困難を極める。
攻撃力も極めて高く、ただでさえ強い雑魚と称されるマンティコアが順当以上に強化された文句なしの強敵。
その性能は味方となった場合にも遺憾無く発揮され、相対する鉄血兵を鎧袖一触してしまう。ジュピターすら真正面から突破してしまうので恐ろしい。
イベント「碧海秘話」では巨大なヤドカリの姿で登場した。見た目はともかく中身はヒドラそのものなため、舐めてかかってはいけない。

◇テュポーン
正規軍の主力戦車。鉄血のジュピターのような存在だが、戦車なので当然マップ上で移動する。
陣形の最奥に鎮座し、多段ヒットするレーザーを一直線に薙ぎ払ってくる。おまけに3体横並びでの登場なので安全地帯なんてものはない。
基本的に回避すべき強敵だが、懐まで接近すれば俯角を取れずに攻撃できなくなるという弱点があり、それを利用して無理矢理突破もできなくもない。

◇レッキセンター
巨大なコンテナのようなユニット。攻撃能力は持たないが、後述パスファインダーを無限に生成してくる。
装甲が高いがパスファインダーの生成に追いつく火力を出せない部隊では撃破不可能なため、射速の遅いRFやリロードの隙が大きいMGだと不利になりがち。

◇パスファインダー
球体に短い2本足が生えたような機械。正規軍版ダイナゲート
能力は大したことないが、レッキセンターによってどんどん生成されていくため火力不足の部隊ではこいつの波に飲まれてしまう。
イベント「碧海秘話」ではスイカの姿で登場した。なお、レッキセンターは海の家である。
さらに後のイベント「ウェイブ・ラングラー」ではバレーボールとサメ型の遊具の姿で登場。どの方向性を目指しているのやら。

◇オルトロス
名前の通り犬のような姿の四足歩行ロボット。犬と言われるダイナゲートよりよっぽど犬らしい姿をしている。
移動速度が非常に早く、スキルによってダメージを現在HPに応じて一定回数無効化するシールドを展開してくる。
なお、吸収量はあくまで「ダメージ」ではなく「攻撃回数」のため、射撃速度の速い人形が有利となる。
特に一度の攻撃で複数回ダメージを与えるAR-15、G11、AN-94などはこいつに特効すると言ってもいい。

◇アルゴノーツ
イベント「連鎖分裂」終盤にて登場し、指揮官達の度肝を抜いた正規軍の巨大装甲列車。
カライナ(先頭車両)、ヴィーラ(中間車両)、パピス(後尾車両)の3つに分かれており、それぞれに搭載されている兵器が異なる。
単純な戦闘力はもちろんのこと、プレイヤーが扱う重装部隊の如く味方ユニットに支援砲撃を行う能力を持つため非常に危険。
乗り込んで撃破する場合は他の車両の支援が届かない先頭から、SG+MG編成で仕掛けるのがよい。

◇クラトス
剣と盾を持った三本脚の近接ユニット。頑強そうな見た目に違わず防御とHPがかなり高く、ミノタウロスのように攻撃性能にも優れた強敵。
スキルで自分にシールドを展開し、また自他問わずにシールドを獲得している場合は攻撃が横一列に貫通するようになる。
また、HPが30%以下になると攻撃と移動をしなくなる代わりに受けるダメージが-50%される。

◇アケロン
兵器と言うよりは攻撃も移動も行わない装置のようなもの。存在している間、一定時間ごとに味方全員にシールドを展開してくる。
先述のクラトスの能力を誘発するため、同時に出てくると厄介。


◆パラデウス

ヴァルハラコラボからイベント「秩序乱流」で突如現れた白を基調とした謎の第四勢力。
多くのユニットには偏向障壁と呼ばれる耐久値アリの○○%ダメージカットのシールドを持っている。
100%の偏向障壁を持つ敵ユニットには攻撃が一切通用しないため、倒すには重装部隊の支援が必須となる。

初登場の「秩序乱流」では友軍のグリフィン人形から「殺しても死なない」と言わせる程のしぶとさ故に、当初は「白い勢力」として呼ばれていた。
そうして「異性体」のとあるタイミングにて勢力名がパラデウスと判明した。
+ 第11戦役と「異性体」以降のネタバレ
「ヤツらを動かしているのは、『信仰心』という名の力。
 絶望した人間が微かな希望に求める欲望は、絶大なエネルギーを生む。」

白ネイトがELIDで変異した人間相手に受洗者と呼んだことから、ELIDにまつわる武装カルト集団。
第11戦役に登場したK曰く、感染者にELIDの完全治療をダシに信者または支持者を獲得させ、信心深い信者を加工して人形兵の素材として組み込まれていると告げられた。更に「異性体」ではベオグラード駐屯部隊に信者の協力者が居たことから、相当根深い組織である。

そして「連鎖分裂」の舞台地であるエストニア共和国のタリンでは、信者の難民相手に完全免疫体を作り上げるための人体実験(計画的な虐殺)を行っていた。その上ネイトがM4のもとになった少女のクローン体を一部機械化させた存在だと判明する。
+ 保有戦力
◇ストレリツィ
パラデウス版リッパーかキュクロープスとでも言うべき人形兵。特殊能力も偏向障壁も持たないのでパラデウスの中では処理しやすい部類。

◇ロデレロ
砲台を背負った人形兵。多少の偏向障壁と装甲を持つ。
接敵後しばらくすると最前列の人形の前にジャンプし、テュポーンのようなレーザーで横1列を薙ぎ払う。

◇ドッペルゾルドナー
武装を満載した二足歩行する大型人形兵。名前が言いにくい長いので指揮官からは「ガ〇ダム」と通称される。言うほどガン〇ムっぽくないが
偏向障壁と装甲を備える上に火力も高い 極めて危険なユニット 。通常攻撃が榴弾のためLink数が多いほど甚大な被害を被り、しばらくすると榴弾を乱射してくる。
この乱射攻撃が極めて厄介で、ランダム8マスをターゲッティングしてくる上に範囲が広いので凄まじいダメージを与えてくる。HPが低いHGRF編成だと一撃で壊滅させられかねない。
1LinkかつHPが高い挑発妖精や双子妖精が非常に有効だが、先述の特殊攻撃は挑発妖精を無視して攻撃してくるので 何が何でも最優先で撃破するべし

◇ウーラン
多彩な攻撃手段を持つ戦車。100%の偏向障壁を持つので重装部隊なしでの撃破はまず不可能。もちろんHPや装甲も高水準。
通常攻撃は特に追加効果のない主砲。さらに突進とミサイル発射の2つの特殊攻撃を持ち、前者はフォースシールドを貫通し後者は範囲攻撃。
こいつも全ての攻撃に対して挑発妖精と双子妖精が有効なので、それらを装備した重装部隊とHGRF編成で対処するとよいだろう。

◇グラディエータ
ゴリラのようなイカつい外見の人型ユニット。例によって偏向障壁と装甲を持つ為かなり硬い、パラデウス版ミノタウロスのような敵。
通常攻撃でパンチを繰り出すが、時折両腕を掲げてエネルギー球を叩きつけてくる攻撃通称螺○丸、あるいは元○玉を繰り出してくる。
隙が大きいため移動することで回避可能だが、スキルで射撃速度と移動速度を低下させてくるなど、見た目に反して多芸。

◇ガンナー
大型の銃を装備した人型ユニット。耐久力はあまり高くない後衛ユニットで、例によってグラディエータと同時に出現することが多い。
攻撃能力は非常に高いという程でもないが、3秒ごとに命中と回避を低下させてくる攻撃を行ってくるためSMGやHGは一瞬で溶かされてしまう。
挑発妖精やSGを盾にするのが得策と言える。

◇パトローラ
長い3本足が生えた胴体からビーム砲が吊り下げられたような外見の大型ユニットで、 パラデウス屈指の難敵
その巨体に反して異様に俊敏で、戦闘中はぴょんぴょんと激しく跳ね回る姿が見られる。
距離が離れていると歩いて接近してくるが、その時の動きが非常に気持ち悪いと評判
まず戦闘開始時点では最大HPの150%のシールドを展開しており、シールドを貫通する攻撃以外ではダメージを与えることは不可能。
戦闘開始から10秒経過するとシールドを解除して狙撃モードとなり、攻撃が必中+貫通攻撃となる上に回避が 1900% 上昇する。
当然ながら普通の部隊ではまともに攻撃を当てられない上に、まごまごしていると再びシールドを張られてしまう。
その性質上、瞬間的に大ダメージを与えられる竹槍型RFが非常に有効。というか竹槍等必中攻撃が可能な部隊以外では攻略は絶望的である。

◇ピクシス
マンホールのような形状の固定砲台。鉄血ボスのジャッジのように低火力高命中高射速の2体攻撃を行うためSGで受けるべきである。
対策さえできれば大した強敵ではないが、後方に陣取っていることが多いためSGの耐久がちまちまと削られて鬱陶しい。

◇パニッシュ
盾に変形する斧を携えた近接人型ユニット。盾を構えながら前進し、その間は受けるダメージが半減する。
斧による攻撃は後方の1人にも命中するので早めに盾役を前進させて足止めするとよい。

◇ケルビム
天使の輪のようなものがついた浮遊砲台。リンク数が少ないユニットに大きなダメージを与える能力を持つ。マンティコア絶対殺すマン。
破甲も高いのでグリフィン部隊ならSMG、融合勢力ならリッパーSWAP辺りで受けたい。

◇ヴィシュヌ
正規軍のアケロンに近い挙動をする支援ユニット。味方のデバフを取り除いた上でシールドを展開したり、敵のバフを解除したりしてくる。
これらの能力を発動するタイミングは決まっているので、それを見極めて味方のスキルを使うべきである。


◇NYTO(ネイト)

パラデウスを統一する謎の戦闘人形群。大半の者は同じ顔立ちだがその一部は突然変異やさらなる改造によって容姿が変えられ人間社会に溶け込んでいる。

+ NYTO一覧
◇NYTO(尋問官)

「指揮官、もう一度、知っていることを教えて。」

「秩序乱流」では「お父さま」の指示で、指揮官を尋問しある人物らの情報を聞き出すために登場。
指揮官の第一印象では最初期の試作人形のような気味の悪い視線、その声は形容しがたく聞き覚えがある。また彼女らの尋問中ある人物からのハッキングがあり救援の知らせを届かせる。噓を吐いた際(BAD END)には、追加の腹パンや自白剤注入などのパターンがある。

◇黒NYTO 
「あなたたちは・・・なにも得られない・・・」 

◇白NYTO 
「お父様に、私の功績を伝えなさい。理解できた?」 

黒ネイトは等身大の銃を持つボスユニットだが、上位ユニットである白ネイトから理不尽な扱いを受けている。また黒ネイトが撃破あるいは負傷される度に「赤い液体」というワードが出る。
白ネイトは大鎌を持つボスユニット、下位ユニットの黒ネイトに対して理不尽な理由で体罰を与えるブラック上司。

戦闘面ではボス役として、偏向障壁と赤ゴリアテ並みのHPを持つ。一定時間でStreletを召喚してくる為やや時間がかかる。
特殊攻撃の「ブラックオベリスク」と「ホワイトナイト」は範囲攻撃となるが、攻撃準備に張ったシールドを破壊すれば攻撃を阻止出来る。また戦闘時には挑発妖精と双子妖精が有効。パラデウスは煽り耐性が低いのかもしれない


◇ニモゲン 
◇マーキュラス 

「異性体」で登場する上位の新型ネイトの二人。
劇中のニモゲンは主に、ベオグラードで行われる和平会議への奇襲を仕掛けた。
そしてマーキュラスは、ベオグラードに眠っているバラクーダノードの捜索に当たっていた。
上位個体なだけあって腕に仕込まれたかぎ爪型の機械触手を駆使して戦っていくのだが、最後はM4A1とSTAR-15の同時狙撃で二人の遮断装置が破壊され、片方は発狂しつつ逃走しもう片方はその場で射殺されるというあっけない終わり方となった。


◇廃棄された異性体 

「連鎖分裂」で登場するネイトの一種。
廃棄都市タリンに居るネイトなのだが、その正体は傘ウイルスに適応出来なかった失敗作の総称。
タリンに廃棄された彼女たちは都市から出ることを許されず、彼女に残された手段は後述するエピフィラムの栽培ぐらいしかなかった。


◇失格異性体 

廃棄された異性体の一種なのだが、他の異性体とは異なる姿を持つ。
この異性体はエピフィラムを使用した集団自殺で何度も生き残った個体であり、「異性体」で登場したニモゲンの肉体を奪い取ったネイトでもある。

ニモゲンの肉体を獲得した異性体は「お父さま」に認められるための行動を取るのだが……。
彼女の最後はM4との戦闘を繰り広げるも、M4自身は殺す気は無くOGASが全ての異性体メンタルを取り込むまでの時間稼ぎをしていた。


◇モリドー 
「鏡像論」で登場する最上位ネイトの1人。
劇中ではとある人間の女性に化けており、彼女の身分を悪用して諜報活動を行っていた。自分と同じ容姿のマハリアンに強い憎悪を持っている。

戦闘時には蜘蛛に似た機械触手を装着し、姿を隠しながら攻撃を行う。
「鏡像論」時点で彼女と接敵したら倒すことが不可能なため公式で逃げることを推奨されている。


◇グレイ 
「鏡像論」で登場する最上位ネイトの1人。
劇中では高名な外科医に化けている。人としての偽装を教えたモリドーのことを「先生」と呼んでいる。

戦闘時にはサソリのような機械触手を装着し、デバフや増援を呼ぶなどといったスキルを操る。
「鏡像論」時点ではモリドーと同様倒すことは不可能のため公式で逃げることを推奨されている。


◇ナルシス 
「鏡像論」で登場する最上位ネイトの1人。悪玉版SOPMODⅡ
突然変異した個体でNYTOの中でもトップクラスに凶暴な性格。モリドーお抱えの刺客。

戦闘時には大量のホバーブレードを操り、それがなくなると自ら格闘戦をしかけてくる。
それでも公式曰くモリドー、グレイと異なり「頑張れば倒せる」とのこと。


◇グリク 
「回帰定理」で新たに登場する最上級ネイトの1人。グレイに付き従う剣士。
他のネイト同様の冷酷さも見せるが大体は義理堅くマトモ。まあ他が酷すぎるだけだけど。

スキル「空蝉落とし」でダミー人形を破壊してくる性質がある。倒す際はシールド貫通系のスキルを持つ人形で対抗することが推奨される。

◇ブラメド 
「回帰定理」で新たに登場する最上級ネイトの1人。
劇中ではオペラ歌手に化けている。ビッチ(公式)。

スキル「曼珠沙華の舞」はHPが少なくなったときに一番強い人形からステータスを奪い取る。その他、増援を呼ぶ性質もある。

◇ネムラン 
「静止点」で新たに登場する最上級ネイトの1人。
女王のような姿をしており「お父様」の側近的存在だが……。

戦闘時はエネルギー玉を操って攻撃する。


◆その他

◇ペルシカ
元「90Wish」メンバーであり本編ではIOP社の援助で運営されている研究機関16Labの主任研究員。
一見ズボラで変人と思わせる所はあるものの、第二世代戦術人形の基礎とAR小隊を生み出した天才。大学院生時代では謎のネコミミは無いが、この頃から甘ったるいコーヒーと生活力の無さがあった。


◇リコリス 
元「90Wish」メンバーであり人工知能分野の天才にして鉄血の上級AI「エリザ」の開発者。
 ペルシカとはとあるドイツの大学研究室以来の付き合いだったが、WW3終結後のWW3終結後の次世代人形の研究開発で注力すべく内容に意見が割れたことで、リコリスは水面下による鉄血社への移籍を決行する。
移籍後には高性能AIである「エリザ」を開発するも、2061年の胡蝶事件で命を落とした。


◇ウィリアム教授 
元「90Wish」メンバーの科学者。リコリスとペルシカに対して並みならぬ憎悪を持ち、遺跡技術に対する異様な興味を抱いているマッドサイエンティスト。
+ ネタバレ
その正体はオーベルシュタイン家の長男で、推定15歳の少年。NYTOから「お父様」と呼ばれるパラデウスの頭目でもある。

「教授」とも呼ばれるが、早い話が「万能の天才少年が先人が産み出した科学技術をパクって自分の野心に利用しているだけ」
であり、ドルフロの時点では遺跡技術を得ようとしてばかりで、自分から技術を開発する姿は見られない。
(ペルシカとリコリスを恨んだ理由は、自分の研究データを勝手に送りつけ「これで人間を復活させろ」と無茶振りこいて拒否されたから。
ちなみに、このデータを参考にAR小隊の人形達とエリザが開発されている)。

また、過去に愛する人を理不尽に奪われた経験から倫理観の欠如が著しく、傍目にはサイコパスとしか思えない言動を繰り返す。

元は「面包房少女」のキャラだった。リメイク版の「逆コーラップス:パン屋作戦」にも登場するが、ドルフロの時間軸に合わせある程度若返っている。

◇マハリアン 
「鏡像論」に登場、パラデウスの支配地域で医療を人々に与え、「聖女」と呼ばれている女性。とあるネイトと瓜二つの外見をしているが……。


◇アンジェリア 
国家保安局所属のエージェントであり反逆小隊の戦術指揮官。
WW3開戦直前まではモスクワで家族と共に幸せに暮らしていたが、大戦初期の核兵器の撃ち合いでミサイル防衛網を突破した核弾頭の流れ弾で両親を失う。その後はゼリンスキーと文通したり、学校を占拠したテロリスト相手に戦っていた。

本格的な登場は第10戦役で行われる合同作戦(鉄血本部への攻撃)の動向を探るべく、反逆小隊と共にS09地区へと赴いた。道中は旧知の中であるペルシカから、第8戦役と「深層映写」でキーとなる輸送ドローンの回収とM4の護送を引き受けた。
+ 「秩序乱流」以降のネタバレ
「特異点」終盤で起爆させたダーティーボムの影響でELID化寸前の汚染を受けた。
「秩序乱流」後はELIDの治療を受けていたが、指揮官とゼリンスキーの初対面で保安局を抜け出していたことが判明した。どうやら保安局から抜け出した後は、Kに保護されていると思われる。


◇ゼリンスキー 
「特異点」ではチラッと登場していたが、「秩序乱流」のランキング戦ストーリーで本格的に登場した国家保安局の局長。*6
本名はヴィクトル・パヴロヴィチ・ゼリンスキー。2000年生まれのベラルーシ系ポーランド人。
国家保安局の局長なだけあって相当な切れ者であるものの、ゼリンスキー本人が目の前に現れた際の任務はとても危険で死期が訪れてくるとも言われている。またゼリンスキーは未婚ではあるもの子供好き(意味深)な模様。


◇ハーヴェル・ウィトキン 
第9戦役から登場する自律人形の大手企業IOP社の最高経営責任者。
会社設立以前は新ソ連の「シベリアライフライン計画」で自律人形「ALR-51C(T)」の開発に携わっていたが、数年後にはウクライナでIOP社を設立し翌年には後継機である「ALR-52P」を全世界に向けて発表した。特異点以降はグリフィン等に対して根回しを利かせた支援を行っている。

◇ルニシア 
M4の夢に登場した謎の少女。ペルシカやリコリスとも知り合いだった。
その正体は……?

◇シーア 
404小隊への支援や交渉等を担当する真面目な少女。


◇デール 
404小隊の担当整備士である陽気な少年。シーアとは姉弟関係である模様。


◇K
第11戦役から登場するベオグラードの情報屋。*7
劇中ある団体の調査をしていたが、とうとう団体に目を付けられ下水道へと逃げ込んで行った。
下水道へ逃げ込む前にはセーフハウスで身代りの成りすまし人形*8を用意、遠隔操作でメイド人形に仕込ませた自壊プログラムを起動。他にも下水道内の構造を掌握しその上隠し部屋を用意しているなど只の情報屋ではない模様。

指揮官に渡したアタッシュケースの中身にはベオグラード内に潜伏しているパラデウス工作員のリストと座標が記されていた。
そうして三日間に及ぶ潜伏工作員の掃討とTV記者に扮してウルリッヒ主席の護衛に就かせたまでは順調に進んでいたが……。


◇マーロウ
外見はごく普通のメイド人形と変わりはないが、劇中チンピラを素手で赤子の手を捻るような格闘術と高度な電子戦能力を備えていることから、只のサービス型自立人形ではないと窺える。
また司法関係の業務経験があるRO曰く、彼女の存在がもし行政側に知れ渡れれば禁固刑十数年はくだらない違法改造人形である。


◇ウルリッヒ主席 
「異性体」から登場する汎ヨーロッパ連盟執行委員会の主席。
本名はギルダ・ウルリッヒ。2029年生まれの西ドイツ人であり生粋のロクサット主義者。
2052年のクリスマスに起きた暴動事件で民衆と新ソ連の衝突を未然に防ぎ、心臓病の影響で退任した前主席の後釜として僅か34歳で代理出席の座に着いた傑物。


◇ロシチン大使 
「異性体」で登場した駐ヨーロッパ新ソ連大使。
ウルリッヒ主席と共に中立都市ベオグラードで和平会議を開くはずだったが、反乱軍の放った30mm弾砲撃で命を落とす。


◇ELID
便宜上コーラップス耐性の持つ人間が被爆し、結晶化と理性を無くした成れの果て。*9
なお「秩序乱流」で現れる個体は基本的に、「特異点」終盤で起爆したコーラップス爆弾に巻き込まれた正規兵たちであった。

感染し肉体がケイ素へと置換される事で、動きが鈍い代わりに戦術人形並みの耐久力と物量に任せた数で押し込んでくる。また肉体が肥大化したボス級は、戦闘時に微量なスリップダメージを巻き散らかす。


【シナリオ】

◆メイン

 ◇第零戦役  The Seed
       「水に呑まれ、底に沈む。」

 ◇プロローグ
AR小隊はS09地区への潜入探索任務の最中に、運悪く鉄血の代理人に発見されてしまう。一時は代理人の手から逃れられたが、今度は鉄血の大舞台に包囲されてしまった。
小隊は最終手段として、科学者リコリスのデータと共にM4A1をS09地区から脱出させる為に陽動作戦を行った。


 ◇第一戦役  Wake Up
       「どれだけの間眠っていたか、知りたい?」

 ◇第二戦役  The Echo
       「帰り道を探しましょう。銃弾は一回に一発ね。」

 ◇第三戦役  Silence
       「真のハンターの選択。」

 ◇第四戦役  The Message
       「嵐がやってくる。」

 ◇第五戦役  The Kindling
       「宴会で飲み干した酒の量は、流れ出る血の量に等しいはずよ。」

 ◇第六戦役  Comet
       「暗闇に迷い込んだ少女を捜す、それすなわち運命を書き換える呪文。」

 ◇第七戦役  Partner
       「人と人の絆こそ、まごうことなき力の源だ。」

 ◇第八戦役  Spark
       「お前を取り込んでる壁をぶち壊しに来たんだ。さあ、世界を見晴らし、命を捧げよ。」

 ◇第九戦役  Lost
       「ねぇ、あなたの心はどこにあるの?」

 ◇第十戦役  Purgatory
       「逆境の中で幸せだった過去を思い出すこと。それは想像を絶する苦痛だ。」

 ◇第十一戦役 The Hunt
       「混沌の中を一人歩きながらも、その全てを愛してしまったことはありますか?」



【ホーム画面】

◆戦闘

主に作戦任務/後方支援/模擬作戦/常設イベントの4つが用意されている。


◇作戦任務
1戦役ごとに通常/緊急/夜戦のマップが用意されている。

通常:6ステージ構成。
緊急:4ステージ構成。通常よりも難易度が上昇
夜戦:4ステージ構成。ドロップが戦術人形から装備品となる。


◇後方支援
編成済みの部隊を一定時間送り込むことで資源やアイテム等を獲得出来る。
また後方支援には該当する戦役を開放させる必要もあり、最大4部隊まで送れる。


◇模擬作戦
決められた曜日ごとに開放される模擬作戦をクリアすることで、強化用アイテムと経験地を獲得できる。日曜日は全模擬作戦が開放される。


 強化練習(月、木、日)
一本道化になったマップを突き進む。
獲得した増幅カプセルは人形強化専用で、1個使用すればステータスが1上昇する。


 資料収集(火、金、日)
人形と妖精のスキル訓練で必要なアイテムを獲得。


 経験地特訓(水、土、日)
戦術人形と作戦報告書の経験値を獲得するステージ。


 メンタル回廊(常設)
メンタルアップグレードで必要となる記憶の欠片を獲得するステージ。


 防御演習(常設)
特定の戦役クリアで開放。


 ターゲット訓練(常設)
資源の消費無しで決められた敵との戦闘が出来るステージ。
2021/04/23のアップデートにて、出撃しているステージ内の敵編成をコピー出来る。


◇常設イベント
過去に開催された大型イベントを常設化。
常設化に伴い、一部ステージで獲得出来る戦術人形とクリア報酬が変更されている。


低体温症 -ARCTIC WARFARE-
実施期間 :2019/01/25 ~ 02/22
 常設化 :2019/09/04
 時系列 :Ep7.5


深層映写 -DEEP DIVE-
実施期間 :2019/05/17 ~ 06/14
 常設化 :2019/12/13
 時系列 :Ep8.5


特異点  -Singularty-
実施期間 :2020/01/17 ~ 02/14
 常設化 :2020/07/24
 時系列 :Ep10.5


秩序乱流 -Continuum Turbulence-
実施期間 :2020/05/29 ~ 06/26
 常設化 :2020/12/31
 時系列 :Ep10.75


◇過去に実施されたイベント 
キューブ作戦
実施期間 :2018/09/11 ~ 10/12
 時系列 :Ep5.5


異性体  -ISOMER-
実施期間 :2020/11/27 ~ 12/25
 時系列 :Ep11.5


連鎖分裂 -SHATTERED CONNEXION-
実施期間 :2021/03/26 ~ 04/23
 時系列 :Ep11.75



◇局地戦区
2020年7月に実装された全プレイヤー協力?のレイドイベント。
ざっくり言えば妖精と重装部隊が使える防御演習にして、任意で難易度別のステージを1日2回で挑戦できる。1回の挑戦で連続10回の戦闘を行う必要があり、要塞拠点ではボス戦が追加される。

 『戦区偵察(浸透偵察)』
指定されている3区域からドローンを投入させるトトカルチョ。
獲得ポイントは投入数が少ない区域では2倍、多い区域では半分という仕様になる。

 『戦区施設』
ステージ攻略した際に獲得できた素材を投入することで、部隊数増加・妖精指令増加・重装部隊の使用回数増加がある。また施設拡張は共有されていない為、難易度毎に投入する必要がある。
各施設はレベル3までだが、レベルMAXの施設に余った素材を投入出来る。

 『ボーナス人形』
それぞれの戦区で指定されている人形を編成させる事で、攻略後のリザルトで換算される。
ボーナスの恩恵は編成数ではなく合計レベルとなっており、必ずしも戦闘に出す必要は無い。

第一回
報酬:重装部隊『M2』(中枢データ)
期間:2020/07/10 ~ 07/31


第二回
報酬:重装部隊『M2』(中枢データ)
期間:2021/01/15 ~ 02/05


第三回
報酬:重装部隊『AT4』(中枢データ)
期間:2021/05/14 ~ 06/04



◆編成

◇配置
1部隊に付き戦術人形は最大5人、妖精1機までの編成となっている。

◇ハンドガン(HG)
全銃種対象の陣形効果とバフ・デバフスキルによる部隊の補助を得意とする銃種。
回避はSMGと同等以上に高いもののそれ以外の能力は押し並べて低く、単体での戦闘能力にはあまり期待できない。
移動速度が速くコントロールしやすい点と回避の高さを活かしてタンク役になれる場面もあるが、耐久面をダミーリンクに頼る都合上十分な育成は必須。せめて外骨格を装備できるLV80以上にはなっていないと厳しい。
一方で全銃種対象かつ倍率の高い陣形効果*10を持つため、うまく組み込めば部隊全体の戦力を大きく底上げできる。
また、修復・運用時の資源消費量も全銃種中で最低。互いにバフをかけ合えばそこそこ戦えるため、場合によっては低難易度マップの周回時に5HG部隊を起用して安く済ませる、といった運用も可能。
そのほかHGの無二の特性として夜戦時に隣接マスの視界確保が可能という点が挙げられる。そのため実質的に夜戦マップでは1部隊に1挺はHGが必須となる。
スキルには広範囲を対象とするバフ・デバフを持つ人形が多い。ただし一部には特殊な攻撃スキルを持つものもいる。


◇サブマシンガン(SMG)
基本的に前衛の回避型タンクに向く銃種。
高いHPと回避値を持ち、場持ちに優れる。反面攻撃関係のステータスは射速以外基本的に低め。
陣形効果は後方のARに作用するため、前衛SMG・後衛ARのARSMG編成を基本とする。

スキル・ステータスの面で大まかに言って耐久力特化のメインタンク型の人形とそこそこの耐久と攻撃・デバフでの役割を両立するサブタンク型の人形の2つに分けられる。
メインタンク向けのスキルとしては自己回避バフやダメージを一定値または一定時間無効化するシールド系スキル、
サブタンク向けにはスタングレネードなどのデバフスキル、及び手榴弾や高倍率の火力バフなどの攻撃スキルがある。
また、数は少ないが効果を切り替えられるスキルを持ち、編成に応じてメイン・サブタンクのどちらにでもなれる人形もいる。


◇アサルトライフル(AR)
汎用性に優れる後衛アタッカー向きの銃種。
他の銃種と比べ尖ったところは少ないが、火力・射速・命中のバランスが良く場面を選ばない活躍が期待できる。
陣形効果は前方のSMGを対象とする。前述のARSMG編成は攻守のバランスが優れているため、雑魚の対処から対ボス戦まで困ったらまず組んでおくといい。

アタッカー系の銃種では唯一夜戦装備*11を持てるというのも特徴の一つ。
後衛の中では移動速度も早めで、頻繁に範囲攻撃を使ってくるボスへの対処にも向いている。
一方、大元がバランス型という位置付けにある銃種ゆえか、逆に一般的なARの枠に収まらないような性能を持つ人形*12も散見される。
スキルについては攻撃系の自己バフ、もしくは必中・範囲対象の榴弾攻撃が主。


◇ライフル(RF)
火力一点集中型の後衛アタッカー向け銃種。
射速は低く手数に劣るため物量戦を仕掛けてくる敵は苦手だが、火力と命中に優れるため一撃の威力で勝る。
加えて全銃種中で唯一前衛よりも後衛の敵を優先して狙う行動ルーチンを持ち、ボスなどの大物狩りや壁役と後衛アタッカーが組んで出てくるような敵の対処に向いている。
また、夜戦マップや大型イベントでは装甲持ちの敵への対処に苦慮させられるが、
RFは徹甲弾を装備でき装甲を貫通してダメージを与えられるため、そういったマップでは重宝するだろう。
陣形効果は前方、あるいは同列のHGが対象。唯一スキルCT減少効果を持つ銃種のため、HGを前衛・RFを後衛とするHGRF編成はHGのバフスキルを高速で発動し、上昇した火力で少数の敵を粉砕する短期決戦向き。

スキルは大きく分けて自己バフと高倍率の狙撃スキルの2タイプがある。
基本的には自己バフの方が汎用性が高く使いやすい。特にRFは射速の低さが最大の欠点であるため、それを自前でカバーできる射速バフ持ちのRFは非常に重宝される。
一方狙撃スキルは癖が強くやや扱いづらい。しかしボス戦においては大量にバフを盛った狙撃スキルでの一撃必殺を狙う戦法*13が有効となる場合も。


◇マシンガン(MG)
手数重視のアタッカー向け銃種。
他の銃種とは攻撃のスパンが異なり、弾倉を撃ち尽くすまで高速で連射*14し続けた後時間をかけてリロードを行う。
命中は低いが火力は高く、連射速度もあいまって攻撃中は非常に高いDPSを叩き出す。RF同様徹甲弾を装備できるため装甲持ちにも対処可能。
ただしリロード中は何もできず非常に隙が大きくなってしまうため、1弾倉目で決着をつけるような短期決戦向けの運用が基本となる。 *15
陣形効果は最前列のSGを対象にする。
また、他の銃種と比べ非常に運用コストが高い。ご利用は計画的に。

スキルに関しては性質上1弾倉目のうちに発動できるものの採用率が目に見えて高い。
開幕3秒で発動でき効果も確定会心+命中上昇と強力な「狩猟衝動」や3発に1発攻撃が強化されるパッシブスキル「スタッカート」がその代表例。
反面出足の遅い「火力集中MG」や「準備万端」はあからさまに不遇。特に準備万端は効果の方も微妙な倍率の火力バフに発動タイミング上ほぼ意味のない装弾数上昇と控えめに言って悲惨の一言。


◇ショットガン(MG)
回避盾のSMGに対し、こちらは防御型のタンク役となる銃種。
HPはSMG以上に高く全銃種でもトップクラスだが、回避は逆に最低レベル。しかし装甲持ちの敵同様防御値を持ち、被弾時のダメージそのものを軽減することができる。
最低1ダメージまで抑えられるため単発火力の低い相手に対しては非常にタフ。一方ボス等の高火力持ちや装甲を貫通させてくる相手には分が悪い。
また、攻撃時には散弾で複数体を巻き込み、低確率でだが命中した相手をノックバックさせることがある。
陣形効果は最後列のMGを対象とする。中央がガラ空きになる都合上、場合によっては横一列が空白になることもあるため、MGあるいはSGを1体減らしてバフ要員としてHGを入れるのも手。

スキルは防御の自己バフや相手をノックバックさせる攻撃スキル等が主なもの。しかし多くは開幕CTが8秒以上と長く、陣形効果の性質上短期戦向きのMGと組むことが多いため、発動する間も無く戦闘が終わることも多々ある。
MG同様運用コストは大きく、使いどころは考えていく必要がある。また、一部任務報酬等で入手可能なものを除き、基本的に大型製造でしか手に入らないため数を集めるのにはかなりの時間と資源を必要とする。
ただし他の銃種とは違って、レアリティ毎の性能差はそこまで大きくない。SGにとって防御値とHP以外のステータスはほぼ誤差のようなもので、かつどのSGも防御値が20~24の間に収まっているため、壁としての性能には致命的な差は出にくい。
そのためしっかり装備を整え陣形効果を踏ませれば低レアショットガンでも十分に戦わせることができる。


 ◇陣形配置
3×3マスの中に戦術人形を配置させる。
各人形の位置を説明する際は電卓等の1~9のテンキーになぞらえることが多い。

敵は基本的に前列に立っている人形を優先して攻撃してくるため、前方にSMGやSGなどのタンク、後方にAR・RF・MGなどのアタッカーを配置するのが基本。
ダメージ分散や陣形効果、コントロールのしやすさ等も考慮すると前衛2人・後衛3人のF字型またはb字型の陣形が基本となる。
ただし銃種や敵の範囲攻撃スキルへの対策等も絡んでくるため、実際には臨機応変な配置が求められる。


 ◇装備
キャラクターはそれぞれ アタッチメント 弾倉 人形装備 の3つの装備スロットを持ち、それぞれ1つずつアイテムを装備することができる。
レベルの進行度具合によって、スロット解放と高レアリティ装備の制限が解除される。
高性能だがデメリットを持つ装備も多く、フル活用する場合は銃種に合わせた装備が求められる。
一部の戦術人形は専用装備を持つ。汎用装備の上位互換となる強力な性能を誇るが、基本的にイベントや夜間戦役での低確率ドロップでの入手となるため、道は険しい。

 スロットの開放レベル
  1つ目:Lv20
  2つ目:Lv50
  3つ目:Lv80


 レアリティごとの装備可能レベル
  星3:Lv30から
  星4:Lv45から
  星5:Lv60から

+ 装備一覧
◇アタッチメント
・オプティカルサイト
会心(クリティカル。与ダメージ1.5倍)の発生率を上昇させる。これを含めサイト3種はHG以外の全銃種で装備可能。
下の2つと異なり、デメリットはないため使いやすく、基本的にAR・ RFの標準装備といっても過言ではない。

・ホロサイト
命中と火力が上昇する代わり、デメリットとして射速が低下する。
榴弾スキル持ちのARやSMG、射速があまり関係しないMGやSGなど火力を稼ぐ必要のある人形向け。
ただしRFについてはただでさえ低い射速が落ちるため例外。

・ドットサイト
命中が大きく上昇し、射速が僅かに落ちる。
命中の低いSMGやMG、SGに向く。

・夜戦装備
暗視能力 ステータスを付加し、夜戦における命中ペナルティを低下させる。 RF、MG以外装備可能。
未装備時のペナルティは昼戦時の90%。スキルや陣形効果など含めた合計の値にかかるため、夜戦マップには必須の装備。

・サイレンサー
会心率と回避を上昇させる。 RF、MG以外装備可能。
アタッチメント枠ながら回避を上昇させるため、タンク役となるHGやSMGには唯一と言っていい選択肢。
会心率はオプティカルサイトほどではないが、サイトが不足している際は代用品として使われることも。

◇弾倉
・徹甲弾
破甲 ステータスを付加し、数値分だけ敵装甲ユニットの防御を無視してダメージを与える。 RF、MG専用。
防御を持つ敵装甲ユニットに与えられるダメージは、火力-防御で計算され、火力<防御の場合は、強制的に1ダメージとなる。
高い防御を持つ装甲兵が多数出現する夜戦やイベントでは大前提の装備である。

・特殊弾
要するにホローポイント弾。火力が上昇する代わり、破甲値を減少させる。HG、SMG専用。
火力が控えめなHGやSMGにおいて、ダメージを底上げ出来る数少ない存在。手榴弾スキルを持つサブタンクには優先して装備したい。
破甲ペナルティは装甲ユニットを相手にしないHGやSMGにはあってないようなものなので無問題。

・散弾
火力と会心ダメージを上昇させる バックショット と、1体しか攻撃出来なくなる代わりに通常攻撃のダメージが3倍になる スラッグ弾 の2種類がある。SG専用。
基本的にバックショット一択。
スラッグ弾については、 「通常攻撃のダメージ3倍」 という表現が曲者で、火力ステータスは上がらないためスキルダメージには全く寄与しない。
それどころか通常攻撃の対象が減るため、敵が実質1体となるボス戦でもない限りメリットは薄い。そのせいで公式でいらない子認定を受けた

・高速弾
火力を大きく上昇させる。AR専用。
火力ステータスを参照する攻撃スキル持ちの多いARだけあり、あればあるほど嬉しい。

◇人形装備
・外骨格
回避のみを上昇させる X型外骨格 と、X型よりも回避の上昇幅が大きいものの、代わりに火力が減少する T型外骨格 の2種が存在する。HG、SMG、ARが装備可能。
火力を落としたくないサブタンクSMGやARにはX型を、前衛の要となるメインタンク型SMGやHGにはT型を装備したい。

・防弾ベスト
防御を上昇させ、わずかに回避が減少する。SG専用。
基本的にSGの数だけ有れば十分。

・アサルトパック
装弾数を増加させ、回避を減少させる。MG専用。
リロード中は行動出来なくなるMGにとって、手数を増やしリロードまでの時間を延ばす必須……というか固定装備。
最低レアリティが星4なので、I.O.P特殊オーダーで確定入手できる手頃な強化素材としての利用法も。

・カモフラージュベスト
会心ダメージを増加する代わりに、移動速度が低下する。 RF専用。
コントロールを必要とするボス戦や、敵後衛が遠く離れており移動する必要がある戦闘など装備しないほうがいいケースもあるため一長一短。


 ◇戦闘/戦略妖精
「深層映写」から実装された部隊のサポートユニット。
自身を妖精と思い込んでいる愉快なAIにして、可愛らしい姿をアバターとして投影している。

戦闘系は戦闘中にバフや特殊なアクションが発動でき、戦略系は戦場マップでの操作となる。
他にも装備させる事で、部隊全体へのステータスバフ等がある。


◆重装部隊(火力小隊)

2020年05月22日から実装、人形部隊同様の運用だが出撃は大型飛行場限定と直接戦闘が不可能な部隊。
重装部隊は直接戦闘が出来ない代わりに、自身の射程圏内で発生した人形部隊の戦闘に火力支援を行える。

第八戦役の通常8-5をクリアすることで関連施設が解放される。
因みに大型イベント「秩序乱流」以降からは重装部隊が必須になる。これは「偏向障壁」持ちのエネミーを重装部隊で削る必要がある。

殺傷=人形部隊における火力値。
破砕=偏向障壁を削る際の能力値。
精度=人形部隊における命中率
装填=人形部隊における連射速度。

◇BGM-71
アメリカ製の対戦車ミサイル。
装填能力以外は高水準で纏まっており、特に偏向障壁持ちへの対処能力が高い。

◇2B14
ロシア製の中迫撃砲。
対戦車ミサイルに比べて破砕能力はかなり低いが、殺傷能力の高さと火力と命中のデバフが主となる。

◇AGS-30
ロシア製のオートマチックグレネードランチャー。
能力値はバランス良く纏まっており、特に装填能力の高さとバランスの良いスキルがある。

◇M2
フランス製(アメリカ運用)の軽迫撃砲。
能力値は2B14に近い。

◇AT4
スウェーデン製の使い捨て無反動砲。
BGM-71と比べて破砕性能は落ちるも、装填性能が上がっている。


◆開発

◇スキル訓練
人形と妖精のスキルレベルを上げられる。*16
妖精のスキル強化には人形の倍の時間のアイテム量を必要とする。
快速訓練契約を使用すれば訓練を即時終了させられるが、入手手段がログインボーナスや物資箱と限られている為無暗に使えない。


◇強化
人形用装備と妖精を強化させる。
人形用装備は☆3以上を+10まで強化出来るが、専用装備は☆5の3倍が要求される。
妖精は一定のレベルと開発値を満たすことで☆が上がり、☆が上がることに部隊バフが強化されていく。


◇較正
チケットと資源を消費させることで装備の能力値と妖精の非固有スキルを修正できる。
製造やイベント等で入手した装備は、能力値の振れ幅がある為それを矯正させる。
非固有の天賦スキルをランダムで入れ替える。


◇メンタルアップグレード(MOD)
ざっくり言えば艦隊これくしょんの改二と同様、いくつかの条件を満たすことでイラストとSDが変化しステータス等が強化される追加機能。
MODの3段階を解放させることで、レベル上限が20解放や2個目のスキルが解放される。但しこのMODを進めるには、大量の代用コアと専用アイテムの記憶の欠片が必要となる。
大型イベント『連鎖分裂』の実装により、☆5人形・416のMOD化が解放された。ただ☆5のMODには新専用アイテム新型射撃管制モジュールが追加された。

MOD用の専用アイテムである記憶の欠片の入手手段は模擬作戦とカフェにある人形個別のショートストーリー閲覧で獲得できる。だが新型射撃管制モジュールに関しては、前線基地での交換か大型イベントの攻略報酬となっている。

MOD1
 条件:レベル100、好感度100、編成拡大MAX
 強化:レベル上限+10、レアリティ上昇、陣形効果強化、第一スキル強化

MOD2
 条件:レベル110
 強化:レベル上限+5、第二スキル解放、

MOD3
 条件:レベル115
 追加:レベル上限+5、好感度上限+50(誓約済)、専用装備の入手


◆工廠

 ◇人形製造
人員/弾薬/配給/機材の資材と製造券をバランス良く投入することで、キャラクターを製造できる。(ショットガンは大型製造のみ)
各銃種毎の基本レシピとプレイヤーの製造履歴が用意されている。


 ◇人形強化
不要になった戦術人形を強化素材として使う。
後述する回収分解でコアを入手できるレアリティの人形は使わない方が無難。


 ◇編制拡大(ダミーリンク)
キャラクターが一定レベル以上になるとダミーを増やせる。(最大4回まで)
編制拡大には同一の人形或は代用コアの消費で行える。また各レアリティ毎によって代用コアの消費量が変化するので注意。
表記の通りレアリティによって総消費量に莫大な差が出るため、序盤は拡大しやすい低レアリティを使うのがセオリー。

  編制拡大で必要になる人形の必要数
   1回目(Lv10):1
   2回目(Lv30):1
   3回目(Lv70):2
   4回目(Lv90):3


  各レアリティ毎の1体分の消費量(代用コア)
   星2:1
   星3:3
   星4:9
   星5:15


 ◇装備製造
人形製造と同様に資源を投入することで戦術人形の装備を開発させる。
戦術/戦略妖精の獲得には大型製造で回す必要がある。

2020年11月のアップデートで追加された「I.O.P特殊オーダー」を使うことで、指定された装備を獲得できる。*17


 ◇回収分解
戦術人形/装備品/妖精を分解することで資材と代用コアを獲得できる。
星3以上の戦術人形を解体することで代用コアを入手できる。


◆修復

HPが減った人形を回復することができる。銃種とHP減少量によって修復時間が変化する。
快速修復契約を使用すればどんなダメージでも即時に修復可能。一撃で重傷となりうる強敵が出現しがちなイベントでは湯水のように消費されていく。


◆宿舎

◇戦術人形の宿舎
宿舎では宿舎の内装をカスタマイズしたり、「バッテリー」を回収する。またバッテリーの回収時間にフレンドに訪問すると早いもの勝ちの獲得競争がある。*18

ショップ等で入手したコインをガチャで使う事で、戦術人形用のスキンと宿舎用家具を獲得出来る。
ガチャには季節物の限定ガチャと過去の限定ガチャを安く回せる煌めきガチャがある。
また限定ガチャには救済措置として引換券があり、それを貯める事で入手出来なかったスキンや家具を交換可能。

複数入手したスキンを同一の戦術人形にプレゼントすればブラックカードを獲得出来る。
因みにLive2Dスキンの交換コストは重め。


◇カフェ
カフェではMODとスキンのショートシナリオやイベントPVが閲覧出来る。
コーヒーマシンから閲覧出来るMODシナリオでは、シナリオを見る毎に「記憶の欠片」を獲得出来る。
2020年06月現在、レコードプレーヤーで閲覧出来るスキンシナリオのテーマ8つである。

映写機では過去の大型イベントPVを視聴することが出来る。
本棚でもバッテリーを支払うことで、AC130氏の四コマ漫画が閲覧できる。四コマの購入数によってGSh-18(HG)とスキンを獲得。


◇指揮官クローゼット
プレイヤーのアバターを複数の部位でカスタマイズ出来る機能。また特定の系統衣装を収集することで、経験値上昇やスキル訓練の短縮が可能となる。
ショップでは部位毎の試着とカラーバリエーションの確認ができる。


 ◇救護室
施設のレベルを上げると、飼える動物の種類が増えていく。
前線基地の実装によって、探索時に獲得できるトークンを増やせる。


 ◇データルーム
戦闘と模擬作戦「経験値特訓」で獲得した「トータル経験値」とバッテリーを消費させることで、人形と妖精への還元アイテム「作戦報告書」を作成することが出来る。
アップデートで追加された『思い出の本棚』は指定された所有人形を育成や該当するスキンを獲得することで解放されるショートストーリー。


 ◇妖精格納庫
上述のデータルームと同様に、妖精関係の施設がある。


◇カフェ 
 『ノート』 
スキンのショートストーリーを観た際に獲得したアイテムがここで閲覧することが出来る。


 『レコードプレイヤー』 
ガチャやイベント等で獲得したアイテムを戦術人形にプレゼントするか解放委託することで、スキンのショートストーリーを閲覧することが出来る。


 『映写機』 
大量のバッテリーを支払うことで実装された大型イベントPVを視聴することが出来る。また解放時に宿舎用アイテムのポスターが獲得できる。


 『本棚』 
映写機同様にバッテリーを支払えば、オフィシャル四コマ(作者:AC130)が閲覧できる。
四コマ漫画5個分を購入することで、GSh-18(HG)を入手可能となる。


 『コーヒーマシン』 
メンタルアップグレードが実装されている戦術人形のショートストーリーを閲覧することが出来る。
またMODのある戦術人形を所持していれば、1話目をみることができる。


◇前線基地 
後方支援にペット同伴と資源消費が追加された探査系コンテンツ。
探索で獲得出来た交換用アイテムは、ブラックマーケットで代用コアや戦術人形の専用装備を交換できる。


◇情報センター
ここでは原始・純正サンプルと呼ばれる専用アイテムを、収集と解析を行う為の施設。
また獲得したサンプルの使い道は、解析機で後述する中枢データとチップを獲得出来る。
サンプル解析の発出率はチップが出やすいが、純正サンプルの解析では中枢データが出やすい。


 『中枢データ』
火力小隊の獲得と獲得後の☆上げに必要となる。
未入手の火力小隊は5個が要求され、獲得済みの小隊データは☆数の強化で必要になっていく。
また初めて解析を行えば、火力小隊のBGM-71の中枢データ5個を貰える。


 『チップ』
重装部隊の装備に当たるアイテム。
解析で獲得したチップは某電脳世界の岩男と同様にステータス強化可能。

火力小隊の☆が増えることで回路と呼ばれるカスタマイズ領域が拡大するが、回路の領域サイズは火力小隊によっての違いがある。


◇格納庫
格納庫では重装部隊の修復、レベルとスキル上げ、装備チップの保管庫が存在する。
因みにレベル上げにはバッテリーと専用の作戦報告書が必要で、作戦報告書の入手方法は通常版と同様にデータルームかブラックマーケットでの入手となる。
能力値上げは増幅カプセル限定である。


【用語】


◆テクノロジー 

◇自律人形
先述の通り。アニヲタ的に言えば「hIE」「ギフティア」「ヒューマギア」「マリオネット」「サード」辺りを思い浮かべてもらえばわかりやすいだろう。
 キッカケは「北蘭島事件」を始めとするコーラップス汚染と新ソ連が発案した「シベリアライフライン計画」が事の始まりである。自律人形が出始めた30年代は無機質でロボットらしい外見であったが、40年代に入ると人間と変わらぬ姿を持つ「ニンフ」がリリースされる。
 また一般的な自律人形たちは内戦や災害等の影響で人手不足の職場へと赴き、作中世界の人間は常日頃に彼女たちを目にしている。動力源はバッテリー稼働なのだが、人間と同様の食事を摂ることで電力を得られる模様。

人々を隣で支える人類の友にして、時には人を上回る力を発揮する優秀な道具。人形たちは人々に受け入れられ、愛されているのである。
 そしてこの手の作品のお約束だが……「人にそっくりな機械」という存在に嫌悪を抱く者、体の良い道具として壊れるまで使い続ける者、喜び痛めつけ下卑た快感に浸る者もまた、少なからず存在する。

一方でこの様なロボットには珍しく、自分たちが使い潰される道具として使われる事については特に苦に感じておらず、自分たちは人形なのでそういう物であると基本的に考えている。
その上で、「自分たちの使い方を間違えるな!」等の怒りを抱く者は自体は存在する。 決して人間に憧れているわけではなく、彼女らは「道具」や「機械」としての誇りとプライドを持っているのだ。



◇戦術人形
軍事転用された自律人形。
初めての戦術人形は2042年のウクライナ内戦で「リッパー」が数度投入されていたが、本格的な投入は第三次世界大戦中の鉄血社とIOP社製であった。
 大戦前のIOP社はサービス向け人形の開発や他社への技術譲渡やライセンスを結んでいた。後に「一般業務用から娘代わりの愛玩用まで種類を問わず、ほんの少しの改造で戦闘転用可能」という「コア技術」と後述の「ASST」により別方向でシェアを伸ばし始めた。

IOPが2057年以降に確立させた第二世代は、基本性能の向上や次世代通信システム「ツェナーネットワーク」を採用。


 『第一世代』
 2041~57年
 主な企業:IOP、鉄血

 IOP製  :高性能だが信頼性が低い。
 鉄血製 :質実剛健で信頼性が高い。

黎明期故にAIは未発達なので、当時の戦術人形は単純な作業のみ操作可能である。
イントロダクションでも触れたが、見た目もまさにロボットといった感じ。


 『第二世代』
 2057年以降
 主な企業:IOP

 新概念
 ・ASST(烙印システム/スティグマ)
 ・ダミーネットワーク
 ・コア

外観が人間とほぼ変わらなくなり、AI性能も一気に向上。
第二世代の特徴の一つであるダミーネットワークは、主機たる戦術人形が同一外観のダミー人形を自身の統率ネットワークに加えることを指す。また主機とダミー人形は意識を共有している。
ASSTは、人形と武器に特別な繋がりを持たせる特殊技術。どんな古い扱いづらい銃であっても、その銃と関連付けられた人形が扱えば生身の人間を凌駕する戦闘能力を得られる。
曰く、「銃と一心同体」「銃そのものが自分の新しい四肢や感覚器」に近い状態になるらしく、その銃に関しては誰にも負けないプロフェッショナルとなる。

そしてコア技術はそれらの制御システムを1つの小さなモジュールにまとめ、簡単に着脱出来るようにしたもの。
業務用だろうがメイドさんだろうが関係なく、IOP製人形に組み込めばその瞬間から「戦術人形」になり、取り外せば「一般自律人形」になる。
(人形自身のポテンシャルや相性による伸びしろ、戦術人形としての経験差も存在するが……。)


◇ダミー人形
主機の戦術人形よりも製造コストを必要最低限まで抑え込んだ人形である。

制御は主機が担っており、先述した「コア」と呼ばれるパーツに搭載された「ダミーネットワーク」によって最大4機のダミー人形を制御できる。
戦闘中に分身しているように見えるのは、この機能によるもの。

公式漫画版「人形之歌」では、ダミー人形と主機との違いを明確に描かれている。
ダミーと主機との共通点は、使用銃器と肉体のシルエットと頭髪のみ。また主機が身に着けている衣服に関しては、メタルギアソリッド4のオクトパス・カムフラージュのような機能で再現している。


◇傘ウイルス 
人形のプロトコルを鉄血専用のプロトコルへと強制的に書き換えるコンピューターウイルス。
ストーリー上初めての感染者はAR-15。他に感染した人形は主に、UMP45とM4とM16も感染していた。
このウイルスは本来OGASシステムのオリジナルコードを圧縮させ、ネイトに植付けさせるために創られた。


◇OGAS(オーガス) 
本来は遺跡兵器「バラクーダ」を制御するために開発されたシステムだが、本編では大方人形のメンタルに宿るAIを指す。
傘ウイルスに感染した人形のプロトコルが書換えられ、全ての書換えが済んだ後に宿主が膨大な演算に耐えられなかった場合はメンタルが融解してしまうリスクがある。
またネイトにOGASを宿すには人形と同様に傘ウイルスに感染する必要がある。ただネイトたちはM4程にOGASの演算に対する耐性が無いため、リミッターが設けられている。


◆組織・勢力 

◇グリフィン(G&K)
正式名称は「民間軍事会社グリフィン&クルーガー」。略してG&K。
内務省軍人のベレゾヴィッチ・クルーガーとグリフィンが2053年に設立した民間軍事会社(PMC)。設立のきっかけは戦後のヨーロッパへ派遣された憲兵(新ソ連兵)の死亡を抑える為、クルーガーはグリフィンからPMC設立のオファーを受けて退役した。

退役後は元上官のカーター将軍や後述の専属契約を結んでいるIOP社などから、要人警護からテロ鎮圧といった雑務を請負っている。こうしてクルーガーの手腕とツテによりグリフィン社は大手PMCとして名を連ねている。
 因みにPMCの治安維持活動そのものはWW3末期には始まっており、主に東欧のPMCが新ソ連の助力を受けヨーロッパとアフリカで活動していた。


◇I.O.P.製造会社(Important Operation Prototype)
本編開始時点で戦術・自律人形の圧倒的なシェアを占めている大手企業。
 WW3開始前は主に世界初の自律人形「ALR-52P」を発表、そして他社への技術譲渡やライセンスを結んでいた。そしてウクライナ内戦終結後は、国内の人手不足解消の為にサービス人形「ニンフ」を発表し民間への認知を高めていく。

WW3勃発直後は鉄血社と共に新ソ連へと接収され、兵站用だったり実戦用を開発していた。しかし後述する鉄血社はウクライナ内戦で戦闘用の自律人形をテスト運用していた経験もあってか、シェアを大幅に奪われる羽目となる。
 大戦末期には技術者集団「90wish」の元メンバーであるペルシカとリコリスを保護した。それからペルシカは「16Lab」の主任研究員になり、リコリスは鉄血で新型AI関係の研究者になった。



◇鉄血工造株式会社
通称『鉄血』
元々は2030年代の東欧で設立した軍需産業。
 この企業もハーヴェルが発表した自律人形「ALR-52P」を元に人形を開発していた。その後は2042年のウクライナ内戦で「リッパー」を数度投入していた。

WW3では前述のIOP社と同様の道筋を辿っていたが、大戦終結後はIOP社に居たリコリスに新型AIに関する資金援助を持ち掛け引き抜きに成功させた。しかし2061年の「胡蝶事件」によって事実上の倒産。
 そのため、現在では人類へと牙を剥いた鉄血製の戦術人形達の勢力を指す事が大半。


◇正規軍特殊作戦司令部(KCCO)
カーター将軍指揮下の新ソ連特殊部隊。
正規軍特殊部隊なだけあって、対ELID用光学兵装を装備した最新鋭戦車などの強力な陸上兵器が配備されている。またカーター将軍指揮下の部隊が本格的に動けば、たった数日で鉄血を壊滅させることができる程の戦力差がある。

第10戦役では一時的にも正規軍仕様のマンティコア(友軍部隊操作)が味方になってくれる。
因みに人間の歩兵が装備している自動小銃はAN-94風になっている。


◇国家保安局
正規軍同様に新ソ連に属する情報機関。
初登場は「深層映写」の回想場面からだが、本格的な登場は「特異点」で登場したエージェントのアンジェリアと局長のゼリンスキーであった。


◇パラデウス
「秩序乱流」から登場してきた謎の第四勢力。
主に白を基調とした兵器群と「ネイト」呼ばれるボスユニットが居る。それとELIDによってミュータント化した者に対して受洗者と呼んでいる。


◇汎ヨーロッパ連盟 
第三次世界大戦後に欧州連合の後継組織として設立したと思われるロクサット主義主体の連合国家。
劇中では関係者のギルダ・ウルリッヒ主席がベオグラードで開催される和平会議へ赴いた。


◆その他 

◇コーラップス
世界各地に点在する遺跡から発見され『崩壊液』とも呼ばれている謎の物質。
物質に浸透すると莫大なエネルギーを放出させながら分子構造を破壊し、崩壊させる危険な性質を持つ。
また、生命体に対しても非常に有害であり「E.L.I.D」と呼ばれる奇病の原因となる。

その一方で、どんなものも崩壊させてしまうが、 特定の手順を踏めば崩壊した残骸を別の物質に再精製可能 という特性もある。
これを利用し加工しづらい物質や安い物質を崩壊させ素材に替える「コーラップス技術」と、その素材を再精製して物を作り出す「逆コーラップス技術」が開発され、現代の錬金術として世界の技術レベルを大幅に上昇させた。


◇E.L.I.D
正式名称『広域性低放射感染症』

コーラップスに被爆した生命体が発症する疾病及び発症者を指す。
被爆したら最後、即死か肉体の結晶化が待ち受けている。
一般的に耐性の無い人間は即死コースなのだが、耐性持ちが被爆した際は肉体の崩壊やミュータント化等のバリエーションが存在する。
ELIDの応急処置としてアドレナリンを打ち込むことで、一時的に症状の進行を遅らせる。

『感染者の主な症状』
その1:皮膚が爛れながら結晶化していく。(中期)
その2:結晶化の進行具合によっては銃の引き金が不可。
その3:段階的に理性が無くなっていく。

『感染の進行段階』
α-Time(初期) :新陳代謝の加速と軽度の幻聴と幻覚。
β-Time(中期) :高い新陳代謝と深刻な幻聴と幻覚。散発的な意識障害と同時に攻撃的な動作を取る。
          変異細胞の代謝で内臓と皮膚に不規則なケイ素化が現れる。
Infected(末期) :対象の脳波が観測出来なくなり、骨密度の上昇や内臓と皮膚に顕著な珪化が見られる。
???      :人間の頭を取り付けた、名状しがたいモンスター。(通称D型)


◇北蘭島事件
2030年、上海周辺の遺跡で起きた地球規模の大災害。
何らかの原因で遺跡に保管されていたコーラップスが大量に放出され、周囲の物質を崩壊させながら莫大なエネルギーを放ち大爆発。
その結果、地表の大半がコーラップスによって汚染されて死の地と変貌を遂げ、E.L.I.Dのパンデミックを引き起こした。


◇第三次世界大戦
2045年から51年にかけて核兵器が使われた三度目の世界大戦。*19
2030年の北蘭島事件を初めとするコーラップス汚染の影響で、地球上のあらゆる場所が人の住めない領域へと変えてしまった。拡散した一部のコーラップスは成層圏にまで広がり、雲となったことで「核の冬」に似た現象で各国は衛星の制御を失ってしまう。また成層圏で形成されたコーラップス雲が、人類による接触可能となる減衰はおよそ10万年かかる結果が出た。

今大戦は三段階に分けられており、初めの第一段階は交戦国間による大陸間弾道攻撃と核ミサイルが行われた。次の第二段階は核巡航ミサイル搭載の戦略爆撃機を互いに送り、侵攻して来る爆撃機を迎撃する為の大規模な海戦と空中戦が三度も展開された。最後の第三段階は白兵戦による未汚染領域の争奪戦へと移行していった。

6年間続いた世界大戦の結果、三千程あった各国の師団が消滅し汚染による人口減少をさらに悪化させた事で、生き残った国々は停戦協定を結んでしまう程のダメージを負った。


◇胡蝶事件
2061年、鉄血の製造工場で起きた事件。
武装勢力が製造工場に突入し、それに対して工場の防衛機構が働いた結果、鉄血製の戦術人形全てに致命的なエラーが発生。
リコリスを始めとした鉄血の職員のほぼ全員を殺害し、人類へと牙を剥くこととなる。
+ ネタバレ注意
M16、416、UMP45、UMP40は胡蝶事件当日、国家保安局に出向して鉄血製造工場での任務についていた人形。
当時は落ちこぼれ人形だった45と40は、この作戦にて「ある使命」の為に捨て駒になる運命だったのだが…?
+ さらにネタバレ
「リコリスが起動できるのなら、自分にもできると考える人が現れた。
 そうなった時、リコリスの利用価値はなくなるのだ。」

鉄血で運用されているオーガス・プロトコルは元々、OKB-413の補助システムであったが1983年の「ジュネーブ声明」によって封印される。
その後はこっそりとリコリスの元にオーガスシステムが運び出され、システムの起動方法を見つける。だがシステムの真相に気付いたリコリスは、何らかの手段を用いてシステムをロック。
そこからはリコリス以外にもオーガスを起動させる人間が現れたことで、本人の利用価値が無くなった。


◇ロクサット主義
ドルフロとパン屋世界で広まっている政治理論体系。
元々は国連遺跡署の事務局長だったレーダー・アルバート・ロクサットは没年の2033年にネットワーク上で、狭義の階級管理説と高度な自動化システム管理主導型社会による政治理論体形を公開。

その後国連から追放された一部の遺跡署の職員はプロメテウス計画を始動。ヨーロッパ地域では様々な層から支持されている。
ただ新ソ連国内においてはロクサット主義の名は広まっておらず、「異性体」でその名を聞いた指揮官とカリーナも初めて聞いた反応であった。

スローガンは主に「世界の輝きを更新せよ」と「新世界の輝きとなるべく」である。
本編の約10年後である2070年代には列強諸国で構成されたロクサット主義合衆国連盟が台頭している。


◇中立都市ベオグラード 
登場時期:Ep.11、Ep.11.5「異性体」
バルカン半島の内陸に位置するセルビア共和国の首都だった汚染都市。
「異性体」では汎欧州連盟のウルリッヒ主席と新ソ連のロシチン大使が、ここベオグラードで和平会議の開催を予定していた。
指揮官は保安局とKから会議開催の準備として、都市に潜伏しているパラデウス工作員の掃討と会議当日のウルリッヒ主席の護衛任務を請けることになった。

こうして和平会議当日になると、一部の駐屯部隊がパラデウスの信奉者として反乱を起こした。反乱軍はベオグラード東部の防護壁を爆破させ都市内部にELIDを招き入れた。
この反乱の裏側ではバラクーダノードを入手ために現れた新型ネイトとM16率いる鉄血が登場していた。


◇廃棄都市タリン 
登場時期:Ep.11.75「連鎖分裂」
バルト三国の一つである北欧エストニア共和国の首都だった廃棄都市。
当初タリンはパルディスキ潜水基地への移動で通過する場所としか見ていなかったが、廃棄都市を探索していくうちにパラデウスの狂気を目撃する。

十数年も廃棄された都市で稼働している自律砲台と電源設備。そして防護壁の制御装置が置かれているビル内では、難民の遺体とELIDを見つける。
+ ネタバレ
廃棄都市タリンは傘ウイルスに耐えれなかったネイトの廃棄所であると同時に、パラデウスの信徒に対してエピフィラムの開花を使った実験場だった。
恐らく信徒に行っていた実験は、日本で見つかった完全免疫体を見つけるものと思われている。この実験は少なくとも5年は続いていた。


◇パルディスキ潜水基地 
同じくエストニア共和国の廃棄都市タリンの西にある原子力潜水艦の基地。
表向きは劇中の約30年に封鎖された原潜基地なのだが、その実基地の地下には旧ソ連製遺跡兵器「バラクーダ」13機と関連設備が眠っている秘密基地の一つ。


◇エピフィラム(優曇華) 
「連鎖分裂」に登場するサボテン科の一種。
過去に90wishが汚染区域の浄化道具として研究していたのだが、この植物にはある欠陥が見つかったのだ。それは開花時に吸収していたコーラップス粒子を一気に放出していまう性質があった。

浄化目的に使えない植物なのだが、ウィリアムただ一人だけがその大層性質を気に入っていた。
またペルシカが90wishを去る頃には、品種改良に励んでいた。


【余談】

◆メディアミックス

◇ドールズフロントライン 人形之歌(中:少女前線 人形之歌)
漫画担当:Ling

ビリビリ動画にて公式コミカライズ版が2018年11月から連載開始。また日本語翻訳版は、2019年7月の月刊コミックスREXで連載開始することとなった。
コミカライズ版の始まりはプロローグ前。科学者リコリスがS09地区のセーフハウスにて何らかのデータを残したという情報を元に、AR小隊が潜入探索任務を始めていこうとする場面から始まる。

中国語:ビリビリ動画にて連載(無料)
    2018年11月~(25日前後更新)

翻訳版:月刊コミックスREXにて連載
    2019年7月~

単行本・1巻:2020年1月27日
単行本・2巻:2020年7月27日
単行本・3巻:2021年3月27日


◇公式4コマ ドールズフロントライン トリガーハッピー
漫画担当:鳶村

主人公のWA2000とスプリングフィールドを中心とする4コマ漫画。
ツイッターの公式アカウントとまんが4コマぱれっとにて掲載されている。


◇アンソロジーコミックス
DNA、電撃コミックにてドールズフロントラインのアンソロジーコミックが発売中。


◇公式設定画集
他の設定画集同様にゲーム内で使用されたイラストや画像素材が掲載されている。
また日本語版の巻末には本作と同人版パン屋少女に関する文書史料が存在する。*20
Vol.1&2は日本語版のリリース記念のタイミングで販売されている。


◇オリジナルサウンドトラック
ゲーム内のBGMとボーカル曲が収録されているOST。
サントラ1弾と2弾のジャケットイラストにはLIN+氏描き下ろしのST AR-15となっており、ボーカル曲には「特異点」のテーマ曲が収録されている。
第二弾の限定版には上海と東京で開演されたオーケストラ・コンサートが収録されている。


◇キャラクターソング
グリフィン情報局秩序乱流SPの放送内で発表されたキャラソン集。
生放送ではSOP MODⅡの曲が先行公開され、他の収録曲にはUMP姉妹のデュエット等の全11曲が収録予定となっている。


◇どるふろ 癒し編
2019年10月より、ミニアニメが放送開始。
ゆる~いSDキャラ風にデフォルメされたAR小隊と404の面々をメインに癒し編と銘打たれた通り、基本的に1話完結形式のほっこり和やかなそして時折ぶち込まれるメタネタ・パロディネタストーリーとなっている。
オリジナルキャラとしてSOPMODⅡが鉄血のジャンクパーツから作った、自身を模した妖精サイズのミニ人形「SOPMODⅡジュニア」とコンセプトは似ていながらジュピターキャノン以上の巨体とその砲撃を何発浴びても平然としている程の装甲、そして変形するだけでガス欠を起こす大型機動兵器「SOPMODⅡジャイアント」が登場。
特にジュニアの方は本編に逆輸入してほしいとの声が多く上がる程の人気ぶり。


◇どるふろ 狂乱編
癒し編に続くミニアニメ第二段。
今回はAR小隊や404だけでなく様々な人形達が登場し、狂乱編の名の通りメタネタ・パロディネタ全開のドタバタギャグコメディが展開される。


◇本編のTVアニメ化 
邪神ちゃんドロップキックコラボと同じタイミングで発表されたTVアニメ版。
制作にはワーナー・ブラザース・ジャパンと旭プロダクションが決まった。


◇ドルフロ初心者支援攻略基礎知識
You tubeの公式チャンネルにて初心者向けの解説動画が投稿されている。それと動画内では初心者プレイヤーのスコーピオンと解説役のステンMk-2が、主に新米プレイヤーがつまづきやすい点を動画で解説してくれる。
また、番外編5.5では404小隊の416とG11が、ドルフロ世界を大まかに紹介してくれる。

#1    ゲームの進め方
#2    戦術人形と部隊編成
#3    資源・アイテム収集
#3.5   ショップ
#4    人形育成
#5    レベリングとコア収集
#5.5   世界観
#6    夜戦
#7    第九戦役
#7.5   妖精解説(最終回
#EX01  メンタルアップグレード(特別編)
#EX02  重装部隊(特別編)
#EX03  局地戦区(特別編)


◆ゲーム内のボーカル曲

◇「What Am I Fighting For」AKINO WITH BLESS4
「特異点」のテーマソング。

◇「Frontline」Guriri
サントラ第二弾に収録されているボーカル曲。
この曲では日本語、英語、韓国語のバリエーションが存在する。

◇「シラカバの光」AKINO WITH BLESS4
「異性体」のエンディング曲。

◇「Connexion」R!N/Gemie
「連鎖分裂」のエンディング曲。
+ 未開催イベントのボーカル曲
◇「Polaris」花たん
SHATTERED CONNEXIONの次に開催されるPOLARIZED LIGHTのエンディング曲。

◇「rainfall」Tielle
POLARIZED LIGHTの次に開催されるRANDOMNESSのエンディング曲。

◇「A Moment of My Nightmare」J’Nique Nicole
RANDOMNESSの次に開催されるMIRROR STAGEの主題歌。
またドナ・バーク氏がボーカル・ディレクターとして参加している。


◆初心者救済要素

ここでは2019年11月8日のアップデートで追加と変更されたステージ攻略報酬を指す。
特定ステージをクリアランク関係なく攻略することで、レベルアップ済みの戦術人形とアイテムが獲得出来る。そして獲得人形20体の内14体はメンタルアップグレードの内定が決まっている。*21


◆時系列

+ 本編前 ⇒ 本編 ⇒ 本編後
本編開始前
◇1905年
ツングースカの遺跡が大爆発を起こす。*22


◇1960年代
中国・上海沖の北蘭島遺跡にて未知の知的生命体「GAVIRUL」を発掘。


◇1976年
南極基地で遺跡研究をしていた米軍兵士がELIDを発症し死亡。表向きには初の死亡者。


◇1983年
冷戦終結。


◇1985年
東西ドイツの統一


◇1991年
ソ連国内でクーデターが起こり、ロシア連邦が成立。


◇2023年
南極氷河地下にて最大規模の遺跡を発見する。

南極遺跡の調査計画には、ヨナス博士と李徳明博士を中心とした調査部隊が編制。
調査隊メンバーには、ELID用新型防護服と遺伝子治療が施された。


◇2025年
国連遺跡部門による南極氷河地下遺跡の開発が本格的に始まる。


◇2029年
大規模な滑走路と港湾施設を擁した1万人規模の基地を建設。


◇2030年
1月、北蘭島事件発生

3月、第二次朝鮮戦争勃発

5月、日本国内で移送反対派がクーデターを起こす。

6月、日本・名古屋にてELID完全免疫体の少女を国連遺跡部門が保護する。

   ウラジオストクへの脱出最中に免疫体の少女が流れ弾を受けて死亡。

9月、アメリカ・ソルトレイクシティで崩壊液容器の強制分解をしたことで大爆発が発生。


◇2031年
鉄血工造株式会社設立

第二次ロシア革命により「新ソ連」誕生。


◇2032年
ミンスクに集結していた残存ロシア連邦軍が新ソ連軍によって壊滅。


◇2033年
1月、レーダー・アルバート・ロクサット逝去。
ロクサットが構想した世界統一政府構想が「ロクサット主義」として纏められる。


4月、国連遺跡部門の職員の大半が、南極で計画されている「ビーコン計画」へ参加。
残りの職員はロクサット主義に基づいた「プロメテウス計画」を推進。


南極陣営が空洞都市の建設に成功する。


新ソ連でシベリアライフライン計画を始動。
ハーヴェル・ウィトキンが自律人形の雛型であるALR-51C(T)を発表。


◇2035年
スカンジナビア半島で突如発生した「オーロラ事件」でヨーロッパは二分される。


ウクライナ内戦でIOP社が設立。


◇2036年
IOP社が世界初の自律人形ALR-52P。


◇2041年
高度人材の派遣や富豪の移民等により、南極陣営の人口が約1400万人にまで膨れ上がる。


◇2042年
ウクライナ内戦勃発。


◇2043年
IOP社はサービス人形「ニンフ」を発表。


◇2044年
東ドイツ蜂起や共和国宮殿流血事件などでドイツ内線へと突入。


◇2045年
第三次世界大戦勃発。


南極陣営は国家として独立、それと同時に絶対的な中立を宣言する。


◇2047年
米軍がドイツへ進攻。


◇2049年
元「90Wish」のメンバーであるペルシカとリコリスがハーヴェルらに保護される。


◇2050年
アジア戦線はアメリカの敗北がほぼ確定。


◇2051年
第三次世界大戦終結


◇2053年
グリフィン設立


◇2054年
リコリスが鉄血に移籍。


◇2061年
上半期、AR小隊結成

下半期、胡蝶事件発生


本編開始後
◇2062年
指揮官(プレイヤー)がグリフィンへの入社とS09地区への配属。


本編以降の出来事
◇2070年代
ドルフロ2本編。


◇2075年
南オーストラリア海域で運航していたタンカー船が海賊に襲われ、救難信号を受信した南極軍により救出された出来事。

前述のタンカー事件をきっかけに、ロクサットと南極との間に外交関係が樹立された。


◇2078年
ロクサットに加盟していた数ヵ国が脱退、その直後に脱退国と南極政府による連邦政府が成立。


◇2089年
第一次南極戦争勃発


◇2092年
パン屋作戦発動


◇2094年
第一次南極戦争終結


◇2112年
第二次南極戦争勃発


『補足』
ドルフロ本編から約30年後の人類は、新たな冷戦へと突入することになった。作中世界における新冷戦では、南極で先端技術を確立させた「南極連邦」と列強諸国で構成された「ロクサット主義合衆国連盟」との対立構造になっている。


◆関連作品

◇パン屋少女(原題:面包房少女)
◇逆コーラップス:パン屋作戦 Reverse Collapse: Code Name Bakery
『面包房少女』は同人時代のMICAteamが、2013年の中国・同人即売会で出したターン制SRPG。
そして『逆コーラップス:パン屋作戦』は『面包房少女』のリメイク作品として発表され、プラットフォームはSteamNintendo Switch/スマホ向けに開発されている。*23

本作はドルフロから約30年後の2090年代前半、二大勢力である南極連邦とロクサット主義合衆国連盟(URNS)による第一次南極戦争の最中、両陣営は「三女神計画」の成果物を密かに探していた。


◇Girls Frontline EXILIUM(少前2:追放) 
2020年5月の4周年記念生放送で発表された3D系シミュレーション。
舞台は2070年代の東欧、グリフィンを辞めた指揮官はバウンティーハンターとして過ごしていたが、再び陰謀へと巻き込まれることになる。


◇GLITCH LAND(少前:谲境) 
少女前線2と同タイミングで発表された2DピクセルのRPG。
元々は「HK416 Not Found」と呼ばれるアクションゲームツクールMV(英:Pixel Game Maker MV)製の二次創作同人であったが、製作者本人が本家サンボーンへと入職したことで本作は公式化リメイクとなった。


◇NEURAL CLOUD(少前:云图计划) 
こちらも少女前線2と同タイミングで発表されたオートチェス+ローグライクと町つくり系。
NEURAL CLOUDはドルフロ本編の過去編かつ、セカンダリレベル(電脳空間)からの脱出が不可能になったのこと。
そしてティザームービーには清潔で健康なペルシカと42Labなる存在が現れた。


◆中国版との違い

◇キャラ、イベント等の実装順序
中国版が先行しているので新機能や戦略等がこちらよりも進んでいるが、稀に中国版で実装された軽量化や新機能は数ヶ月遅れで追加されてくる場合がある。
また大型イベント等の情報を一足先に知りたい時は、英語版公式サイトやSNSアカウントで見られる。但し、ローカライズ毎によって新キャラやスキン等の実装順序は違っている。


◇グラフィック
アズールレーン同様に中国版ではキャライラストへの規制が掛かっている。主な規制対象としては胸や下着等の露出関係。
具体的な変化を確認したい場合は、他言語版のプレイ動画やスクリーンショット或いは、非企業系Wikiに設置されている海外Wikiのリンク先で見られる。

 『規制が掛かったキャラ(一部)』
 AS Val:ビキニからタンクトップ。
 9A-91:ネグリジェ風衣装の透け具合が無くなる。
 TAC-50:ハロウィンスキンの重症イラストで見えていた下着が消滅。
 Px4 ストーム:スカート丈が若干長めに変更。


◆コラボイベント(日本語版)

◇ブレイブルー&ギルティギア
日本のアークシステムワークスが開発した格闘ゲーム「ブレイブルー」「ギルティギア Xrd」とのコラボ。

イベント:ウサギ狩り作戦
実施期間:2018/11/23 ~ 12/24
+ 登場キャラ
◇ノエル
  声優:近藤佳奈子
イラスト:水熊

アークシステムワークス社の格闘ゲーム「ブレイブルー」の登場人物。
ドルフロにおける銃種はHG。
アークエネミー「魔銃・ベルヴェルク」でガンカタを行う他、スキンではμ-12の姿となり神器「ムラクモ」を用いる。
アタッカータイプのHGだが、スキルの癖が強すぎるため扱いが難しい。

◇エルフェルト
  声優:洲崎綾
イラスト:ZAGALA

アークシステムワークス社の格闘ゲーム「ギルティギア Xrd」の登場人物。
ドルフロにおける銃種はSG。
愛銃「Missトラヴァイエ」をぶっ放しつつ、スキル時は「Missコンフィール」と原作での必殺技で使ったバズーカも持ち出す。
SGとしてはスキルのCTの長さを除けば全体的に高水準にまとまった性能を持ち、現在に至るまで高い評価を得ている。


VA-11 HALL-A
通称ヴァルハラ。
ベネズエラのインディースタジオSukeban Gamesが開発したサイバーパンクADVとのコラボ。

因みに日英版は中台韓版よりも、コラボイベント内で登場する敵全体が弱体化補正を受けている。
この理由として、2019年9月現在の日英版では未登場の新勢力や強化型の鉄血兵がわんさかと出ている為。


実施期間:2019/09/17 ~ 10/08
+ 登場キャラ
◇ジル・スティングレイ
  声優:無し
イラスト:小吃

グリッチシティ公認バー「VA-11 Hall-A」のバーテンダーで主人公。黒髪ツインテールの27歳かつバイセクシャル。

因みに、(便宜上HGとして扱われているが)彼女自身はドルフロ初の非戦闘人形なので、戦闘中も攻撃は一切行わずカクテル作成によるバフで部隊をサポートする。
また作成するカクテルは装備の組み合わせによって変わり、それぞれに違った効果を持つ。
攻撃こそできないもののカクテルと陣形効果によるバフはどちらも強力極まりなく、サポーターとしては非常に優秀。


◇デイナ・ゼイン
  声優:無し
イラスト:DOGALA

「VA-11 Hall-A」のオーナー。元レスラーであり、通り名は「赤い彗星のデイナ」と呼ばれていた。
ドルフロにおける銃種はSG。だが銃器は一切使わず己の肉体とロケットパンチのみで戦う。
そのせいで攻撃回りは独自の挙動が多く扱いにくいが、壁役としては及第点で陣形効果も強力。体を張って部下を守り支える理想の上司、というとそれらしいかもしれない。


◇ドロシー・ヘイズ
  声優:無し
イラスト:废人

「VA-11 Hall-A」の客の一人。口を開けば下ネタ嵐となる感情豊かなリリム(アンドロイド)。
ドルフロにおける銃種はSMG。
原作で指を銃へ違法改造していることを示唆していたので、それを反映して指から射撃を行う。
癖は強めだが便利で強力なスイッチ型のスキルを持つ万能タンク。またARだけでなくRFも対象となる独特の陣形効果を持つ。


◇アルマ・アルマス
  声優:無し
イラスト:洲川Terras

「VA-11 Hall-A」の客の一人。ハッカー兼セキュリティコンサルタントの褐色肌美人。
ドルフロにおける銃種はMG。本来は戦いとは無縁なキャラなので、このゲームではビットを呼びそこから射撃する。
出は遅いもののそこそこ強いスキルと防御バフの陣形効果を持つ長期戦向けのMG。普段使い向きではないが刺さるところでは刺さるタイプ。


◇セイ・P・アサギリ
  声優:無し
イラスト:NIN

「VA-11 Hall-A」の客の一人。荒廃したグリッチシティの治安維持活動を行う「ホワイトナイト」の隊員。
ドルフロにおける銃種はHG。
他人へのシールド付与スキルを持つ貴重な存在。ダメージそのものを低く抑えられるSGとの相性がいい。


◇ステラ・星井
  声優:無し
イラスト:暖森

「VA-11 Hall-A」の客の一人。猫耳、義眼、ロールヘア属性を持つお嬢様。
ドルフロにおける銃種はRF。こちらも原作では戦わないキャラな為、自身を模した小型ロボに射撃を行わせる。
単体だとかなり使いにくい性能をしているが、セイと同時編成することでシナジーを発揮する。


◇DJMAX RESPECT
韓国のNEOWIZが開発した音楽ゲームとのコラボ。また本イベント名の「Glory Day」はコラボ元のOPテーマである。*24

イベント:Glory Day
実施期間:2020/03/06 ~ 03/27
+ 登場キャラ
◇エル・クレア
  声優:無し
イラスト:水熊

DJMAX過去作のメインキャラクターである「エル」の転生体。ドルフロにおける銃種はHG。


◇エル・フェイル
  声優:無し
イラスト:水熊

エル・クレア同様に「エル」のもう一つの転生体。ドルフロにおける銃種はHG。


ガンスリンガーガール
「月刊コミック電撃大王」にて連載されていた、相田裕の漫画作品とのコラボ。
本コラボのシナリオ執筆には羽中Pが担当、また登場するキャラの担当声優はアニメ2期のメンバー。

実施期間:2020/09/11 ~ 10/09
+ 登場キャラ
◇ヘンリエッタ
  声優:
イラスト:多元菌

「GUNSLINGER GIRL」ではメインヒロインを担っている少女。
使用する武器はP90を採用している。


◇リコ
  声優:
イラスト:薯子Imoko

「GUNSLINGER GIRL」の義体1期生の中では明るく好奇心旺盛な少女。
使用する武器はドラグノフを採用している。


◇トリエラ
  声優:
イラスト:多元菌

「GUNSLINGER GIRL」の義体1期生の中でも戦闘と語学に優れている少女。
使用する武器はウィンチェスターM1897を採用している。


◇クラエス
  声優:
イラスト:RIRE

「GUNSLINGER GIRL」の義体1期生の中においては義体研究開発の任務を担当している少女。
使用する武器はMINIMI軽機関銃を採用している。


◇アンジェリカ
  声優:
イラスト:陆银
「GUNSLINGER GIRL」の義体1期生の中だと入院しがちな少女。
使用する武器はステアーAUG軽機関銃仕様を採用している。


Tom Clancy's The Division(UBI SOFT)
フランスのUBISOFTが販売・運営しているオンラインゲームのコラボ。
本コラボは過去に開催されたコラボのように原作キャラが登場するのではなく、エージェント化した416とベクターがプレイアブル化することになった。

同じようにUBISOFTコラボを発表したアークナイツでは『レインボーシックスシージ』に登場するオペレーター「タチャンカ」のプレイアブル化が決まった。

イベント:闇懸金
実施期間:2021/02/05 ~ 03/05
+ 登場キャラ
◇エージェント416
  声優:無し
イラスト:NIXOO

グリフィンの416とは別存在の416。
より正確に言えば、ESCAPE FROM TARKOV並に難しいDivisionで有利に進ませようと、デールが416のバックアップ用メンタルをいじったコピー。


◇エージェントVector
  声優:無し
イラスト:RIRE

グリフィンのVectorとは別存在のVector。
こちらもゲームに参加したVectorが好成績を出していたことから、デールがこっそりと作り出したコピー。


◇エージェントディーマ
  声優:無し
イラスト:多元菌
ゲーム大会に参加したグリフィン側からは女性NPCのオペレーターだと思われる。
その実は416のコピーを無理矢理使ったことでゲーム内に閉じ込められたデール。


◇日本語版未実装のコラボ
+ *注意*大陸版の生放送等で公開されている情報を記載しています。
◇崩壊学園(シリーズ二作目)
開催そのものが不可能とも呼ばれているコラボ元の一つ。


戦場のヴァルキュリア(シリーズ1~3作目)
2018年末のweiboでコラボ企画が突如に頓挫したと囁かれ、その後にヴァルキュリアシリーズのキャラクターSDが流出していた。
因みにVA-11 HALL-Aコラボはヴァルキュリアコラボの代替企画として開催されたとも言われている。



追記・修正は赤ゴリアテを真正面から撃破してからお願いします。

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最終更新:2025年02月05日 07:42

*1 編成拡大は同一キャラ又は代用コアを消費させるシステムなので、☆5キャラの育成は予めに決めておかなければならない。

*2 例えばSPAS-12は混成特殊部隊出身で元々は機械的な性格、S.A.T.8は殺しと戦闘以外のほぼ全ての仕事を経験しているバイト戦士、等

*3 カーター将軍との関係性は、WW3中に陸軍へ引き抜かれたことがある。

*4 テネシーウイスキーの有名な銘柄のひとつ

*5 普段矢面に立たされがちな前線指揮官クラスの人形に顕著

*6 ランキング戦のストーリーは図鑑に登録されない仕様

*7 ゲーム上は英語寄りの発言としてベルグラード(Belgrade)となっている。

*8 この人形はとある政治犯罪で使用され生産中止へと追い込まれた。

*9 耐性の無い人間は被爆した瞬間に亡くなる。

*10 HGのみ編成拡大時に効果量が上昇する

*11 ドルフロの夜戦においてはこれを持っていないと命中率に大幅なデバフがかかるため、回避値を持たない装甲系エネミー以外にはほぼ無力となってしまう

*12 同じARに陣形効果でバフをかけられるM4A1やリベロール、完全にタンク向けの性能をしているM16A1、火力・命中がトップで射速がワーストでありスキルでRFと同じく後衛を狙うRFB、火力1位、命中と射速がワーストでAR枠でありながら徹甲弾と夜戦装備が両立可能な元ネタの銃種が不明瞭な6P62、HGのような陣形効果と発動中MGばりの連射速度を発揮できるスキルを併せ持ちもはや何の銃種なのかも怪しいキメラと化しているAUGなど

*13 通称「竹槍」

*14 連射速度は射速値によらず一定。射速値はリロードの時間に影響する

*15 ただし複数回リロードを挟むような長期戦を強いられる状況もなくはない。ネゲヴは長期戦でのみ爆発的なDPSを得られる固有スキルを持ち、そういった場面では非常に強力

*16 重装部隊は専用施設でスキル強化をする必要がある。

*17 但し、装備のレアリティはランダムである。

*18 バッテリーの獲得数は自身とフレンドの宿舎解放数で変動する。

*19 開戦直後、南極は絶対的な中立を宣言する。

*20 本来の大陸版仕様では、機密記録として別冊に分けられていた。

*21 編成拡大の進行状態に関しては、入手時のレベルに合わせて拡大されている。

*22 現実のツングースカ大爆発が1908年。

*23 因みに、2020年7月末に開催された中国・上海のChinaJoy 2020で試遊出来たとのこと。

*24 因みに2020年3月12日にブラッシュアップ版がsteamでリリースされている。