登録日:2023/03/30 Thu 21:39:46
更新日:2024/07/12 Fri 22:38:45
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華麗な舞から繰り出される必殺の「武舞独繰」!
【基本データ】
レベル |
完全体 |
種族 |
アンデッド型 |
タイプ |
ウィルス種 |
必殺技 |
・蝶絶喇叭蹴 強烈な蹴り技。 |
・サウザンドアロー 腕に仕込んだ無数のレイピアを繰り出す。アローって弓では…? |
【概要】
「デジモンアクセル エビルゲノム」にて、グランドラクモン系譜の完全体として初登場。
名前の通り『マタドール』…闘牛士の姿をしたアンデッド型デジモン。
とある博物館の民族舞踊データベースから生まれたとされる、華麗な舞を踊る
吸血鬼にして武闘家。
舞の動きを独自にアレンジした体術「
武舞独繰」を極めている他、両腕に仕込んだ無数のレイピアを武器に戦う。
吸血鬼なのでデジモンの血を吸わなければ生きていくことは出来ないが、誰でも良いわけではなく、強いデジモンの血のみを求めて各地を転々としているらしい。
デジモン氷河期真っ只中で、知名度の差が特に激しいアクセル初登場組の中ではメディア進出に恵まれており、いずれもかなり濃いキャラ付けがなされているのが特徴。
グランドラクモンの系譜では間違いなく一番目立っている。
また、闘牛をモチーフとしたデジモンとしてブルモンが存在するが、関連性は不明。
【関連作品でのマタドゥルモン】
CV:
平田広明
バグラ軍所属。スイーツゾーン侵攻部隊の隊長で
タクティモンの配下。
リリスモンの方がよくない?
元ネタ由来かスペイン語を交えて話す他、
「甘い」が口癖でかなりの甘党。
どれぐらい甘党かと言うと、城にパティシエのみを閉じ込めてスイーツを作らせ、スイーツ勝負では
クロスハート…というかアカリが心のこもったお菓子を作ったことで勝者と認め、賛辞の言葉まで送ったほど。
しかしその本性はブレイクドラモンの復活を目論み、他のデジモンからデータを吸い取って
レアモンに変えていた冷血漢。
と表記されたのはもはや伝説。
また、中の人&足技&料理対決ということで
某コックを連想した視聴者も多い。
CV:
千葉繁
主人公ケイスケの友人、乃木優が
ヤンホモ化した原因。
優がケイスケのアカウントを奪い、同時にアカウント奪還の協力者Kを演じる自作自演を行っていたのは、すべてマタドゥルモンが優を言葉巧みに刺激して彼のコンプレックスを肥大化させたからである。
優の心を弄び親友同士の殺し合いを演出しようとした残忍な外道だが、既にイーターや
アルカディモンといったより強大な脅威に立ち向かわなければならない状況であったため、
消化試合みたいな流れで戦うことになってしまう。
だが、実際の戦闘においては、「吸血鬼の甘言」が相当厄介。
効果は
こちらのデジモンの攻撃力を上げつつ、防御力と知力を下げつつ、パニック状態にさせること=行動制限をかけつつ自傷ダメージを増大させるもの。
…つまり
ポケモンでいうところの「いばる」に相当する技。
この技によりこちらは思うように行動ができず、また後半のボスなだけあってHPもそれなりに多く、何の対策もなしに倒すのはかなり骨が折れる敵として印象に残ったプレイヤーも多いことだろう。
なお、アドリブの帝王、千葉繁の怪演によりインパクトは凄まじい。
頭の血管がちぎれるんじゃないかってくらいハイテンションな「ちょーぜつらっぱしゅうぅ↑!!」「オラオラオラァ!!」や断末魔の叫びはファンでなくとも必聴。世紀末でやれ。
CV:堀秀行
第25話「紅ノ饗宴」に登場。
吸血鬼デジモン達による人間支配「ヴァンパイアの千年王国」をもくろむ
ヴァンデモンの協力者の一人で、表向きはヴァンデモンが扮した大企業エッセ・ヴCEO「アビエル京極」、その側近として振る舞っていた。具体的な役職は不明。
だが実際は
ヴァンデモンと上下関係などはなく対等な関係。吸血鬼を同胞とするヴァンデモンもそのことは全く気にしておらず、ビジネスライクながら良好な仲だった様子。
人間に扮しているときは敬語を使いこなす執事だが、素の口調は高慢ながら落ち着いている。
出番が少ないことや上記二体が濃すぎるため霞むが、
豪華声優の落ち着きながらも高慢さを出したボイスもあってこの個体もじゅうぶんに濃い。
同話には同じくヴァンデモンの協力者としてドラクモンとサングルゥモンも登場しており、グランドラクモンの成長期~完全体までのルートがまとめて登場したことになった。
結果として最終形態であるグランドラクモンのみハブられたかたちとなったが、25話はカノーヴァイスモンへの初進化エピソードであり、ヴァンデモンがメインヴィランである以上、究極体は敵でも味方でも出すわけにはいかなかったのだろう。
ベテルガンマモンとヴァンデモンの戦いでは、ガンマモン達とデジモンを使う人間を単に倒すのではなく彼らを吸血鬼にしてヴァンパイアの千年王国にふさわしい眷属・千年王国建設の幹部になれる存在か自分で試したいヴァンデモンの意向もあって椅子に座って見物していた(一応、
「我々は見物でよいな?」と確認はした)。
しかしヴァンデモンに追い詰められながらも、天ノ河宙との絆を深めたベテルガンマモンが
カノーヴァイスモンへと超進化を果たしたことに驚く。
ヴァンデモンがカノーヴァイスモンにかなわず敗走したのを見て彼に見切りをつけ、サングルゥモン共々何処かへと去っていった。
あっさりその場を去ったあたり、ヴァンデモンの理想自体にはあまり関心が無かったようにも思える。
人間の血の味に興味を持ったとか、同じ吸血鬼デジモンのよしみでヴァンデモンの頼みを一応聞いたとかそんな感じだったのだろうか?
【余談】
担当声優は全員過去にデジモンを演じた経験がある。平田氏はご存知
レオモンで、堀氏はデスジェネラル最弱でお馴染み
ドルビックモン。
そして千葉氏はクロスウォーズでサゴモン…と言いたいところだがそれよりも前にバトルクロニクルでなんと
ディアボロモンを演じていた。
もちろんハイテンションキャラである。
アニメ・ゲーム共に敵役ばかりだが、善良な個体も存在するようで、デジモンウェブの公式Twitterイラストではパタモン、ドンドコモンと一緒に花見を行い、ドンドコモンの太鼓の演奏にあわせて踊るマタドゥルモンが描かれている。やっぱり濃い…。
更なる余談だが、いわゆる「昔のデジモンカード」(以降旧デジカと呼ぶ)において、このデジモンのカード(Bx-167)が極めてブッ壊れであったことはこのカードゲームのプレイヤー内では有名。
端的に言えば、「絶対に後攻になる」「バトル中に相手スロットのオプションカードをすべてダークエリア」の2つの効果を持っていたのだが、この組み合わせが滅茶苦茶強力だった。
旧デジカのルールは、簡単に言えば「自分のデジモン同士をバトルさせ、各自のポイントを減らしあい、先にポイントをゼロにした方が勝ち」というもの。
「オプションカード」は、そのバトルを有利にするカードが多く、スロットという特定のゾーンにセットし、バトル中に使用することが多いのだが、旧デジカは少々処理が珍しく、「バトルは後攻から処理を開始する」のである。
…お気づきだろうか。このマタドゥルモン、「相手がバトル中使おうと思っていたオプションカードを処理できる」のである。
しかも、能力で後攻になるのでほぼ確実に。
これにより、相手は「オプションカード」という有力な補助手段がなくなってしまい、バトルで極めて不利になってしまう。
マタドゥルモンには特に耐性のようなものがなく、能力を無くして妨害もできないこともないのだが、このカードは受けられる補助が非常に多く、バトルに入る前の事前の対策も難しかったのも強さに拍車をかけていた。
結局、旧デジカがサポート終了するまでずっと一戦級だったため、印象に残った旧プレイヤーも多かったのである。
追言己・修正をお原頁いします。
- 昔のデジモンカードではあり得ないぐらい壊れた能力を持っていたデジモンである -- 名無しさん (2023-03-31 00:26:07)
- 項目作成乙です。このデジモン、未だに頭部の構造がどうなっているのかが分からん・・・ -- 名無しさん (2023-03-31 11:05:39)
- 公式擬人化イケメン過ぎるわ -- 名無しさん (2023-09-10 21:22:53)
最終更新:2024年07月12日 22:38