汚物系デジモン

登録日:2010/11/15 Mon 23:29:42
更新日:2025/01/31 Fri 20:31:40
所要時間:約 3 分で読めます






今日で4日目か…


ピローン♪



おっ!…進化するぞ!





















                  
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ドン!!!



(゜д゜)


【概要】

デジタルモンスター』シリーズには何体かウ◯チを武器として使役するものが登場している。

初代携帯機版ではverごとに7種類いる成熟期のうちの1体が必ずそれであり、基本的には世話をろくにしていないと進化しやすい。

成熟期にもなると、怪獣型やドラゴン型、亜人型といったカッコイイ&強そうな面々が揃う。
そんな中でお世辞にもそうとはいえない外見、体力やバトルでの強さは一段階下の成長期並、寿命も短い、オマケに武器はウ◯チ…とまさにハズレキャラ的存在である。
デジモンの先輩である『たまごっち』でいうならにょろっち(蛇みたいなアレ)と同じポジション。

しかし、彼らはある秘密を抱えている…それは…

彼らの進化先は完全体の中で最強クラスに位置するモンスター

であるということ。
このことがわかった時、それはもう自分のデジモンがヌメモンやスカモンに育ってしまった子供たちには希望の光が刺したことだろう。

もっとも、バトルがそれほど強くない彼らで完全体条件(成長期、成熟期それぞれバトルを15回以上)を満たし、加えて進化確率に関わってくる勝率を高めで維持することは難しい。
しっかりしたお世話はもちろん、日々のトレーニングも欠かさず行い、少しでも勝てる可能性を上げておきたい。
少しでも確実にしたいなら成長期とのバトルが主体になりがちなのは秘密だ。



【主な汚物系デジモン】

ヌメモン

世代 成熟期
タイプ 軟体型
属性 ウィルス種
勢力 アンノウン
必殺技 ウ○チ(「ウ○チ投げ」とも)
連続ウ○チ投げ
長距離ウ○チ投げ
得意技 エンガチョキック
超悪臭噴射
初代育成ギア『デジタルモンスターVer.1』から登場。その後に続く汚物達の初代である。

ナメクジのような姿をしたデジモン。
暗くてジメジメした環境を好み、攻撃力も知性も無い。
成長期の間に育成をサボるとほぼ必ずコイツに進化し、その余りに衝撃的な攻撃方法で幼きテイマー達をどん底に叩き落とした。
ただし先述のように最強の完全体になる可能性を秘めているのでお願いだから、リセットはやめてあげよう。
ちなみに、初代には属性相性の設定なんてものが完全体にはないのでメタルグレイモンはこいつから進化する完全体に勝ち目はほぼない。
成熟期には存在するが同格の強さじゃないと意味がないので、どのみち関係ない。

育成ギア『デジタルモンスターX2』では、遂にX抗体を獲得。
体色が、濃いピンク色に変わり、体からこぼれ落ちた垢が小さいヌメモンとなって、自身の周りに漂っている。
必殺技は『ウ○チラッシュ』となり、小さいヌメモンと共に一斉に投げつける。
しかし、見た目に反して友達想いで、友達を守るためなら強い相手にも立ち向かう勇気を潜めている。
また、所持しているX抗体を口の中から見せびらかすが、ヨダレまみれで奪おうと思うデジモンはいないという。
X抗体って、そういうものなんだっけ??
「そもそも、もうこの時代じゃX抗体はそこまで希少じゃないよ」とかは言ってはいけない。



<亜種・派生種デジモン>

●ゲレモン
世代 成熟期
タイプ 軟体型
属性 ウィルス種
必殺技 ハイパースメル
キョーレツなニオイを身体中から撒き散らす技
ダーティパドル
ウ○チ
得意技 ポルカダッツ
PSソフト『デジモンワールド』で初登場した、黄色い体のヌメモン。
好戦的な性格をしており、誰であろうと喧嘩を売るがことごとく返り討ちにあう。
それでも全く懲りずに喧嘩を売りまくる。
「ゴーストゲーム」だとポピュラーだが生態はヌメモンと大して変わらないものとして扱われていた。
一方でキノコ食目当てに、ヒロたち人間に退治されたシャンブルモンたちを捕まえWin-Winを主張して苗床にするという狡猾さを見せている。


●カラツキヌメモン
世代 成熟期
タイプ 甲殻類型
属性 ウィルス種
必殺技 シェルズアタック
殻の中に体を隠して殻ごとぶつかる技。
熟成ウ○チ
殻の中に溜め込んだ熟成品を投げつける。
得意技 たいあたり
貝殻を背負ったヌメモン。
ゲレモン同様、デジワー初登場。
知能がそれなりに発達したが、ちょっとしたことで殻に閉じ籠るほど臆病になった。
なお、殻の中には熟成されたウ○チがこんもり詰まっている。


●ブラックキングヌメモン
世代 完全体
タイプ 軟体型
属性 ウィルス種
必殺技 ダークピューピル
つぶらな瞳から黒い光線を放つ。
ポイズンミュークス
口にたっぷり含んだ液をぶっかける技。
体が臭くベトベトになった上に毒にも冒されるという、何重苦も与える技。
闇のトラッシュデータ界の王としての地位を築いたデジモン。
ビジュアル的にはヌメモンよりカラツキヌメモン寄り。
完全体という事もあってか、ヌメモン系列では珍しくまともな攻撃が出来る。
対ウルトラマン用戦闘兵器な怪獣は無関係。

初登場はPSソフト『デジモンワールド3』。
なお、余談だがこのゲームではただの色違い「ヌメモン」が6種類も登場する。
通常の黄緑に加え、濃青、黄土色、青、赤、乳白色…と出てくるが、ゲレモンはいない。


●プラチナヌメモン
世代 究極体
タイプ 突然変異型
属性 ウィルス種
必殺技 エクスクレメント
相変わらずのウ○チ投げだが、一応プラチナ製。
プラチナエクスクレメント
エクスクレメントの連続発射。
得意技 プラチナバープ
ゲップと一緒に超悪臭を放つ技。
デジタルワールドで初めて“プラチィーナ鉱山”を発見し、そのデータを体に取り込んで進化したヌメモン。
性格は一変し、成金の如くありとあらゆる宝飾品のデータをかき集めては着飾っている。
(眼球から直接生えた)まつ毛もバチバチにキマっている。
容姿はともかく、とっても“ゴージャスなデジモン”。
黄金の翼と宝飾品で身を固めているため、防御力はかなり高いが、攻撃力はいまいち。

ゲームデジモンストーリー サイバースルゥース』では一体戦闘に参加させるごとに経験値が倍増していくというとんでもない稼ぎ性能を持つ。
経験値増加の装備アイテム「軍師のメモリ」をフル装備すると最終的になんと経験値10倍に。
ヌメモン系列とはいえさすがに究極体だけあってちゃんと戦えるし、どんどんレベルも上がっていくため見た目と違って心強い存在。

ゲームデジモンワールド ネクストオーダー』ではジジモンとジョグレスすることで、なんと、オメガモン ズワルトディフィートが誕生する。

アニメ『デジモンゴーストゲーム』では、初めて本編映像内に登場した究極体の栄誉を受けた。


●ゴールドヌメモン
世代 成熟期
タイプ 突然変異型
属性 ウィルス種
必殺技 ゴルドリアンラッシュ
金色のウ○チを連投する。
ゴールドエクスクレメント
巨大な黄金ウ○チを投げつける。
ゴルディーヌ鉱山のデータを取り込んだヌメモン。
翼が生えて派手なアクセサリーを身に着けた成金スタイル。
プラチナヌメモンとは違いまつ毛はなく、キリッとしたまゆ毛が特徴。
(やっぱり眼球から直接生えているが)

初登場は筐体型のゲーム「バトルターミナル」で、プラチナヌメモンの色違いだが世代は成熟期。
ただ、バトルターミナル02では究極体として扱われた模様。



ベジーモン

世代 成熟期
タイプ 食虫植物
属性 ウィルス種
必殺技 ウ○チ(ウ○チ投げ)
得意技 シャープリーフ
甘い吐息
超悪臭噴射
Ver.2で初登場した汚物系第2号。

長く伸びたツタと大きく開かれた口を持つ。
口から甘い匂いの息を吐き、それにおびき出された小型デジモンを捕食する。
要は、現実世界でも多く行われていた、デジモン本体を2台使って行う成長期虐めの構図である。
(デジモンで完全体以上にしたことのある人のほとんどは、この方法で進化させているだろうが)

さらに熟れると花を咲かせ、実をつけるという。
デジモンワールドではこいつを始まりの町に呼ぶと、肉畑で極上肉を生産してくれる他、なんと野菜も販売してくれる。
しかしやっぱり必殺技は……


<亜種・派生種デジモン>

●レッドベジーモン
世代 成熟期
タイプ 植物型
属性 ウィルス種
必殺技 ハザードブレス
強烈な臭いと毒素を帯びた息を吐き出す技。
得意技 レッドゾーン
きゅうけい
赤く熟れたベジーモン。
設定上はこのレッドベジーモンが本来の姿らしく、ベジーモンより強く、知性も高い。
性格もより陰険に、より狡猾になっている。
頭の草がシナっている、胴体がより丸く艶々している、触手の先端も太くなり短いトゲが生えている…など、地味に容姿も変わっている。

ザッソーモンと共にPSソフト『デジモンワールド』で初登場。
デジモンワールド デジタルカードアリーナ』ではデフォルト攻撃力0、特殊効果なしの×攻撃『きゅうけい』を持つ。
当然、そのままでは無意味な技だが、攻撃チップ等で固定値上昇は可能なので、
「休憩」で相手を倒すシュールな絵面も拝もうと思えば拝める。


●ザッソーモン
世代 成熟期
タイプ 植物型
属性 ウィルス種
必殺技 スクイーズバイン
触手で敵をグイグイしめ上げる技。
得意技 デッドウィード
ヘッドハーベスト
濃緑色のベジーモン。
こちらはほぼ完全なカラバリ。
熟して赤くなることはないが、かわりに手に入れた雑草の生命力で、切ってもたたいてもしぶとく生き残るらしい。
デジモンワールド」ではモノクロ商店のイベントでのケチっぷりで印象深い。
そのためか新板のデジモンカードゲームでのザッソーモンのカードはそのものなシチュエーションのイラストになった。



スカモン

世代 成熟期
タイプ 突然変異(ミュータント)
属性 ウィルス種
勢力 アンノウン
必殺技 ウ○チ(ウ○チ投げ)
ウ○チパラダイス
高速ウ○チ投げ
得意技 ヤケクソスマッシュ
Ver.3で初登場した汚物系(ry

デジモンを作った人は何を血迷ったのか、遂にこんなデジモンを生み出してしまった…

手が生えた黄金のウ○チの姿をしたデジモン。
コンピューター画面のゴミ箱に捨てられたデータのカスが集まって突然変異で誕生した。
ヌメモン同様、暗所を好み、他のデジモンからは嫌がられている。

知性がないため、チューモン(後述)というネズミ型デジモンを頭脳代わりに使っている。
まるでマキバオーだ。

スカウトモンスターの略ではない。
由来は“Scatology(スカトロジー)”、もしくは日本語で“外れ”を意味する俗語「スカ」からであろう。


<亜種・派生種デジモン>

●スカモン大王
世代 完全体
タイプ 突然変異(ミュータント)
属性 ウィルス種
勢力 アンノウン
必殺技 ウ○チ投げ
キングスタンプ
ハイジャンプ後に勢いよく落下してくる技。
肉体のみならず、精神的にも大ダメージ。
スカモン達の住み処と言われている「ダストキングダム」に君臨する王。
他のデジモンをスカモンに変えてしまう力を持つ。
何気に完全体で、身体のサイズも通常のスカモンを大きく超えるギガ盛りサイズ。
そのため、直接的な力もそこそこ。
金属のゴミをかき集めて作ったらしき王冠を頭にかぶっている。これは不足していた知能を発展させる機械と言われる。そのためチューモンなどの知恵役を必要としない。

初登場はPSソフト『デジモンワールド』で、上述通り、ファイル島のダストキングダムに君臨していた。
パラレル設定の『カードバトル』では、セブンズカードを持つカードリーダーの一体として登場。

公式ウェブでの英語表記が「GreatKingSCUMON」となっている。
「スカモン大王」という名前はデジモンの命名法則から外れているが、英語表記に準じるなら「グレートキングスカモン」となるか。
同じくデジモンワールド初登場の「ティラノ師匠」が後に「マスターティラノモン」に改名されたことを考えると*1
こっちもいつかは「グレートキングスカモン」や「キングスカモン」に変わるかもしれない。


●プラチナスカモン
世代 成熟期
タイプ 突然変異(ミュータント)
属性 ウィルス種
必殺技 レアメタルウ○チ
メタリックな輝きのブツを敵に投げつける。
得意技 ウ○チスライダー
メタリックガード
レアメタルのデータを取り込んでプラチナ色になったスカモン。

「サイバースルゥース」ではこいつも経験値アップのスキルがある。
世代の関係でプラチナヌメモンには劣るが、成熟期なので序盤から使えるのが強み。
はぐれメタルっぽいピーキーな性能なので戦闘で使いづらいのが弱点ではある。
(なんと防御力が999固定、その代わりHPがかなり低い)


●チューモン
世代 成長期
タイプ 獣型
属性 ウィルス種
必殺技 チーズ爆弾(ボム)
チーズの形をした爆弾を投げる技。
間違えて食べると大変なことになってしまう。
得意技 テル・ア・ライ
上述した、スカモンの頭脳となっている小型の獣型デジモン。
“肉食獣”の名を持つネットワーク上のトラップ「カーニボア」に捕獲されそうになっていた所を、偶然通りかかったスカモンに助けられてからの仲だという。
とはいえ、基本的には小心者+ワル知恵だけは働くので、自身が危なくなると逃げていく。
しかし、チューモン自身は『スカモンとは固い友情で結ばれている』と思っている。

元々はスカモンの設定+イラストでのみ登場していたが、『デジタルモンスターカードゲーム ブースター8~究極竜戦士の覚醒~』で独立した設定が与えられた。




◆ナニモン◆

世代 成熟期
タイプ インベイド型
属性 ウィルス種
必殺技 ウ○チダンク
ウ○チ
得意技 OYAJIパンチ
デッドワード
Ver.4で初登場した(ry
『OYAJI』の通称を持つ、異次元から来たインベイド型デジモン。
invade(インベイド)”とは「侵略する」という意味の英語。

元居た世界(恐らくた◯ごっちの世界)ではデジタルペットとして飼われ、酒に溺れた生活をしてたが、
弱肉強食のデジタルワールドに来て逞しく生まれ変わったという。
…………頭大丈夫? BAND△I?


◎アニメ『デジモンアドベンチャー』におけるナニモン

ナレーション「こいつはナニモン!? いや、そういう名前である。正体不明の流れ者、あだ名はOYAJI。必殺技は、ウンチ!!」

………


◎PSソフト『デジモンワールド』におけるナニモン

主人公「何者(なにもん)だ!?」

ナニモン「ナニモンだ!!」

主人公「……。」


<亜種・派生種デジモン>

●ボンバーナニモン
世代 成熟期
タイプ インベイド型
属性 ウィルス種
必殺技 フリースローボム
百発百中の爆弾を投げつける技。
爆・オヤジパンチ
強力な爆撃パンチを繰り出す技。
得意技 カウントダウン
真っ黒な爆弾のような姿に進化したナニモン。
見た目だけではなく、その身体自体が爆弾と化しているようだ。
よく見ると体色のせいかヒゲがなくなっていて、頭の毛も導火線になっている。
眉毛や後頭部の頭髪も、燃える炎のような色合いに変化している。
ただし、ワキ毛は健在。
初出は「デジタルカードアリーナ」
アニメ「セイバーズ」の第07話『トーマの休日 爆裂ボンバーナニモン』にも出た事はあるのだが割合マイナー。
それ以外では「ネクストオーダー」等でしかお目にかかれない。

●ハッスルナニモン
漫画版クロスウォーズ…の特別編のみに登場するという更にマイナーなデジモン。
頭の毛がトロフィーになり、胸からメダルを下げている。

●マジデナニモン
漫画「Vテイマー01」より。ゼロが進化した姿としてタイチが妄想していた未知のモンスター。

Citramon(シトラモン)
世代 成熟期?
タイプ インベイド型?
属性 ウィルス種?
必殺技 フルーツポンチノヴァ(シトラス・スパーキングとも)
オレンジ色の体色になり頭の毛が枝と葉っぱになった柑橘類っぽいナニモンの亜種?。

よほどのデジモンファンですら聞いたこともないという人も多いだろうがそれもそのはず。
北米版「セイバーズ」*2で上記のボンバーナニモンが爆発物テロを連想させるため規制回避のため生まれたデジモンなのである。
結局シトラスで遊園地を爆破じみたことしてるけど

大門大の吹き替えを行ったジェフ・ニモイは、自身のブログでこのエピソードについて語っている。
要約すると
  • 当初はエピソード自体がボツになるところであった(メインストーリーに大きく関わらないため)。
    • ただ、ボツになることはスタッフ一同にとって望ましいことではなかった。
  • そのための対策として、柑橘系のデジモンへの変更を提案。
    • なお、発案当初の名称はTangerinemon(タンジェリンモン)であった。
  • 東映も変更を了承。ただ、名称に関しては東映の指示で“Citramon(シトラモン)”とすることになった。
とのこと

一説では海外版「ハッカーズメモリー」に登場したという噂もあるが、そもそもナニモンはともかくボンバーナニモンは該当作未登場のため詳細は不明。(メダルには存在する)



レアモン

世代 成熟期
タイプ アンデッド
属性 ウィルス種
必殺技 ヘドロ
得意技 臭いガス
メタルガス
Ver.5で初登(ry

サイボーグ化に失敗して全身が腐ってしまったデジモン。
知性や攻撃力はほとんどなく、ただただ周囲に悪臭を撒き散らすしかない。
見た目がとにかくグロく、公式イラストはみんなのトラウマ

必殺技は一応「ヘドロ」…だがドットはどうみても以下略。

ちなみにアニメでは異様にデカい個体ヴァンデモン配下として、(東京湾)から上陸してきた。
そこ、ヘドラとか言うな。*3
他の汚物系のデジモンたちとは異なり、外見にギャグ要素がなくグロテスクながら迫力のあるビジュアルのため、アニメに登場した際はそれなりに強そうな描写がされている。

ちなみに登場時期の関係なのか亜種はいない。
そう、いなかったのだが…(後述)。


<亜種・派生種デジモン>

●レアレアモン
世代 完全体
タイプ アンデッド
属性 ウィルス種
必殺技 ディケイズン
体内で生成した毒ガスを無数の口から放つ技。
吸い込めば一瞬で絶命する程の威力を持つ。
decay(ディケイ)”(腐敗する)+“poison(ポイズン)”(毒)の造語であろうか。
ダイジェス
敵を丸呑み&溶解し、エネルギーを補充する。
「消化する」を意味する英語“digest(ダイジェスト)”からであろうか。
初登場から20年以上もかけ、遂に登場してしまった直系完全体
身体中から腐食したデジモンの肉体が飛び出しており、グロテスクさに磨きがかかっている。

進行する身体の腐食をさらなる機械化で補い、異形の姿に進化したレアモン。
肉体は破壊と生成を繰り返しており、目や口が生まれては朽ちていく。
全身から放つ悪臭も凄まじく、究極体デジモンといえども近寄ろうとはしない。

初登場はアニメ『デジモンアドベンチャー:』。
その後、『ゴーストゲーム』にも出演を果たしている。



ゴキモン

世代 成熟期
タイプ 昆虫型
属性 ウィルス種
セガサターンソフト『デジタルモンスターver.S デジモンテイマーズ』に登場したデジモン。
名前に違わず、黒きGの如き姿を持っている。
必殺技は明確にウ〇チなわけではなく、“ゴミ”をまき散らす『ドリームダスト』。
ただし、ドットは明確にウ〇チ。
また、当時の進化先はメカノリモン*4であり、その点でもVer1~Ver5の汚物系とはやや毛色が異なっている。

詳しくは昆虫型デジモンの項目にて。



ガーベモン

世代 これでも 完全体
タイプ 突然変異(ミュータント)
属性 ウィルス種
勢力 ウィンドガーディアンズ
必殺技 ウ○チバズーカ
得意技 ダーティーソーサー
デジモンペンデュラム4 ウィンドガーディアンズ』で初登場。
空き缶で作成したバズーカを構え、ごみ箱から顔を覗かせたような姿をしている。
頭部にはバナナの皮のようなものが被さっている。(もしくは髪の毛の代わりか)

データのカスが突然変異をおこした他の汚物系とは異なり、デスクトップのごみ箱そのものが意思を得て誕生した。
また、ごみ箱の中はブラックホールになっており、吸い込まれるとデジタルワールドから跡形も無く消去されてしまう。

アニメ『デジモンアドベンチャー』ではピノッキモン配下として三体が登場。
バズーカからはウ○チの砲弾を放つが、度重なるデジモン達の犠牲にキレたミミに鷲摑みにされて防がれる。
なお、それを目撃したピノッキモンは絶句してしまう。

また、まさかの黒い三連星のパロディをやらかしたことでも有名(こいつらを踏み台にしたのはリリモン)。

最後はメタルグレイモンのギガデストロイヤーにむけてバズーカを放つが、当然通じる訳もなく爆散。
なお、余波で吹き飛んだウ○チは見物していたピノッキモンの頭に…。

「アドベンチャー:」では気難しい発明家として登場し光子郎と意気投合した。
お得意のバズーカは冷凍兵器になっており、なんと汚物要素が全くないという意外な扱いを受けている。



ダメモン

世代 成熟期(クロスウォーズ)
タイプ 突然変異(ミュータント)
属性 ウィルス種
デジモンクロスウォーズ」で新たに登場した汚物系デジモン。
しかして、その実態は…。

詳しくは該当項目の項目にて。



ナマケモン

世代 成熟期
タイプ パペット型
属性 ウィルス種
目撃DIM IMPLUSE CITY(インパルスシティ)
必殺技 ウ○チ投げ
得意技 パラライズリック
痺れ毒を分泌する舌で舐める技だが、使用機会は稀。
バイタルブレス デジタルモンスターに付属のDIMカード*5「インパルスシティ」で初登場。
ネーミング的にありそうでなかったナマケモノモチーフのデジモン。
パペット型らしく、ぬいぐるみのような見た目だが、ところどころ爪が突き抜けていたり破れていたりする。

バイタルブレスにおける3つの進化条件である「バトル回数」「トロフィー」「バイタル値」が、いずれも他のデジモンへの進化条件を満たさなかった場合に進化する。
装着したまま運動しなければいい…というよりはバトルもせず、実績も狙わないまま装着し続けていれば進化できる、と考えたほうが良いだろう*6

運動タイプはレイジー型。
「激しい運動をするとメンタルDOWN」「運動をしない時間が続くとメンタルUP」という分かりやすいまでのナマケモノ
……なのだが、この「メンタル」の維持もまたバイタルブレスでは重要になる為、一概に「弱い」とは吐き捨てられず、「これはこれで強さを持った形態」と一応のフォローはされている。
ただし、バトルにおける必殺技の発生は5ターン中4ターン目と断トツで遅い為、勝とうとするなら相手の必殺技を回避し、粘りに粘って放つという運も求められる。
逆にタッチリンクでの野良バトルで出た場合は、成長期のパルスモンですら相性の問題で充分勝ちを狙えるチャンスだったりする。
あれ?やっぱり弱くない?

完全体への進化ルートはシュートモン、テンポモン、クライモンの3体。
いずれも他の成熟期からも進化可能である為、専用の進化ルートは存在しない。


【その他汚物系必殺技】

PSソフト『デジモンワールド

デジモンゲーの金字塔である当ゲームでは、汚物系の専用技が設定されている。
以下はその一覧。
超悪臭噴射
高速ウンチ投げ
巨大ウンチ投げ
巨大ウンチ乱れ投げ
ウンチ乱れ投げ
高速ウンチ乱れ投げ
エンガチョキック
究極ウンチ地獄絵図
基本的には技の威力もコスパも命中率も悪いクソ技揃い。
だが、『究極ウンチ地獄絵図』のみは“究極”の名に恥じず、画面全体で必中に加え、高確率で敵を「液晶化」の状態異常にする高性能を誇る。

また、デジワーのシステムを受け継ぐ「Re:Digitize」や「nextOrder」でもそれぞれ汚物系必殺技は専用系統として用意されている。

+ Re:Digitizeでの汚物系必殺技
Re:Digitizeでの汚物系必殺技
エンガチョキック
超悪臭噴射
ウンチトラップ
ウンチバリアー
ウンチ乱れ投げ
ウンチフォール
究極ウンチ地極絵図

+ nextOrderでの汚物系必殺技
nextOrderでの汚物系必殺技
エンガチョキック
超悪臭噴射
ウンチトス
ウンチアタックフィールド
ウンチ乱舞投げ
ゲリラ豪雨ウンチ
究極ウンチ爆発陣


【余談】

ここまで見ると『こいつはくせェーッ!!ゲロ以下の匂いがプンプ(ry』となる汚物たちだが、アニメ『デジモンアドベンチャー』ではヌメモンが思いもよらぬ活躍をして漢を挙げたことがある。

それは第49話「さらばヌメモン」でのこと。
ストーリー終盤、ダークマスターズの一角、ムゲンドラモンの奴隷になっていたヌメモン達をヒカリや太一達が助ける。
しかし、満身創痍の太一達の前にそのムゲンドラモンが現れる。
絶体絶命のピンチに、なんとヌメモン達が駆けつけ、ムゲンドラモンに立ち向かうのであった。
だが、世代も実力も隔絶した相手に適うはずもなく、哀れ一撃で消去されてしまう。
しかし、ヒカリのヌメモン達への思いが、アグモンに“光”を与え、ウォーグレイモンへと進化させ、ムゲンドラモンを撃破するのであった。
この話はヒカリと太一の兄弟愛も含めて、視聴者全員が涙腺爆発したはず。
ちなみに、ヌメモンたちは序盤にも登場し、そこでもミミに惚れ込んで、完全体であるもんざえモンに立ち向かうという漢を見せた事があった。
特に説明はなかったが同じ群れかもしれない(ヌメモン自体はピコデビモンが集めた雑兵の中にいたり、登場自体は他にもあった)。

なお、同じく汚物系のスカモンもこれまたミミに惚れ込む。
しかし、ダークマスターズ編突入時、スカモンは地殻変動に巻き込まれて死亡していたことが判明。
一人残されたチューモンは相棒を失いすっかり弱っていたが、ミミ(と子供達)に再開し、少し元気を取り戻す。
だが、子供たちがピエモン達に追い詰められた際、ミミに投げつけられた『トランプソード』から身を挺して守ることで命を落とした。

「ラスエボ」では世界中に現れたエオスモン分身により襲撃されたモブ選ばれし子どものパートナーとして登場。パートナーを守るため勇敢に立ち塞がる。
このパートナーの女の子がパートナーに似合わずかなり可愛いと評判。美女と汚物
分身なのであまり強くない(エクスブイモンら成熟期でも問題なく倒せるレベル)とはいえウンチ一本で大事なパートナーを守るために奮闘、
倒せこそしなかったが辺りをウンチまみれにして分身が(本体撃破により)消滅するまで粘るという男気を見せた。
ボロボロになってくたびれたヌメモンを支える女の子の姿には彼らの間にもかけがえのない絆があったことが伺える。

このように、ヌメモンとスカモンの二体は(作品にはよるが)案外扱いがいい事が多く、「汚くて下品だが憎めないヤツら」という、決して悪役でない事もしばしばである。

ニンテンドーDSソフト「デジモンストーリー ロストエボリューション」では、他の汚物系が進化先だけを残して軒並みデリーターによって進化ツリーから消去されたのに対して、
ヌメモン(と、1体のゲレモン)だけはある人物に匿われ、難を逃れている。

スカモンと似た姿をしているダメモンもご存知の通り主要級のキャラである。

更に、NOVEL「DIGIMON SEEKERS」においてはヌメモンが警視庁生活安全部サイバー犯罪課捜査第11係デジモン犯罪対策チーム、
通称デジ対の副班長を務める玉姫紗月のパートナーデジモンに抜擢。
現実でも飼育している程ナメクジ好きな紗月との相性は極めて良好なようで、
侮辱されれば「あたしのいとしいヌメモン」と呼んで反感を顕わにし、
傷付けられればマインドリンクの持続時間が危険域に達してなお労わりつつ怒りを募らせるなど、
彼女から非常に溺愛されている。

ちなみに上記の二匹以外にもベジーモンもアニメでは基本かませや小物扱いではあるものの当時としては貴重な植物型デジモンだったためデジモンワールドでは汚物系を脱却し通常進化として扱われるようになり(そのためか上記の汚物系の専用技は一切使わない)お世辞にもあまり強くない他の汚物系三体(ヌメモン、スカモン、ナニモン)とは違い戦闘も難なくこなせるようになった。
さらにデジモンサヴァイブでは主要人物のパートナーデジモンの進化形態として登場して(ただしその相棒からは当然ながら不評だったが)最終的にはオリンポス十二神のケレスモンや四聖獣のシェンウーモンにも進化してしまったりとゲーム方面では(作品にもよるが)意外と好待遇だったりする。
一方で、他の連中は悪人面のせいかあんまり扱いが良くないことが多い。


この汚物達に少しでも心当たりのある人は追記・修正お願いします。

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最終更新:2025年01月31日 20:31

*1 おそらく「マスターティラノモン」という長い名前では、テキストにおける文字数上限に引っかかったため。「デジタルカードバトル」ではメガドラモンの技名が「アルティメットS」などと省略表記されている。

*2 向こうでの名称は“Digimon Data Squad”

*3 こいつに限らず、Ver5の成熟期のドット絵は某怪獣映画シリーズのキャラクターにしか見えないものばかりになっていたりする。「モスラのたまごっち」の在庫を流用して作成されたのが原因という説が有力。

*4 当時は完全体に分類されていた

*5 バイタルブレスに差し込むメモリーカードであり、旧シリーズでいうVer.に相当するもの

*6 運動をしない時間が続くとバイタル値を得られず、そのまま起床時間24時間が経過するとデジモンが餓死する為