野原ひまわり

登録日:2023/07/05 Wed 00:11:30
更新日:2025/02/13 Thu 21:37:35
所要時間:たいやい!(約 5 分で読めます)




野原ひまわりは『クレヨンしんちゃん』の登場人物である。
声:こおろぎさとみ


【概要】

野原ひろしとみさえの第二子でしんのすけの妹。
漫画版16巻、アニメ「赤ちゃんが生まれたゾ」にて初登場。
作中での愛称は「ひま」。

癖の強い茶髪の天然パーマと兄に似た下膨れ気味の顔立ちをしている。
漫画版では赤色のベビー服を着ているが、アニメでは黄色でカエルの刺繡が入った前掛けをつけている。

基本的には赤ちゃんらしく無邪気だが、立場を利用して要求やおねだりを意地でも通そうとするなど、あのしんのすけの妹というだけあってかなりしたたかでませており、やんちゃでいたずら好きな面が見受けられる。

自他共に認める美少女で、実際同世代の子供に惚れられたり雑誌のモデルになったこともある。
みさえに似てかなりの面食いで、泣き出すとだいたい雑誌などのイケメン俳優の写真で作ったお面をつけてあやしている*1
病院の担当の先生やベビーシッターも選り好みして暴れだし、出禁になった場所もいくつかある。また、美人に鼻の下を伸ばす男達には軽蔑した目線を向けるが、野原家の男どもに似たのか自身も巨乳好きでもある。

かなりの気分屋かつ女王様気質で、イケメン以外だとよほど気にいった相手でないとなびかない。

光り物や化粧品も大好物で、よくみさえのアクセサリーや口紅でいたずらしてはトラブルを引き起こいている。ただし、オマタさんにもらった金のメダルを捨ててしまったみさえと異なり目利の才能は確か。
光り物といってもその対象は寿司や金属類、ボーちゃんの鼻水などにまで及ぶ。他にもしんのすけのおもちゃの怪獣しりまるだしの尻をよく好んで舐めている。

赤ん坊なので基本的な戦闘能力はないのだが、特技の高速ハイハイで多数の大人相手ですら手玉にとり、時には頭突きや引っ搔きをお見舞いする。
しかも縄でつながったみさえをハイハイで引っ張ったりミニボートを押し出して海に浮かべたりと侮れない身体能力をしている。

両親や兄に似て勇敢で心優しい面もあり、「嵐を呼ぶジャングル」では、さらわれた大人達を探しに行ったっきりしんのすけ達が戻って来なくなった際に痺れを切らし、非常食のミルクとオムツを持参してシロと共に跡を追いかけてきたほか、パラダイスキングに従わされていたとはいえ悪さをしたサル達に大人達が仕返ししようとするのをなだめてとめている。
本質もまだまだ子供なため、 怖いことがあると泣き出したり辛い時にへこんでいる。

成長後を描いたエピソードもいくつかあり、「オラの花嫁」ではスタイリッシュな美人の国際警察となっていた。


【主な人間関係】

ご存じ主人公にして兄。 アニメでは実質名付け親でもある。
お菓子の取り合いなど些細な事でケンカすることもあるが、基本的に仲が良く強い絆で結ばれた兄妹。
しんのすけも徐々に兄として自覚が芽生えてきたのか、口では嫌々言いつつもミルクの世話やオムツ代えなどよく面倒を見てやっている。
また、まだ赤ちゃん言葉でしか話せないひまわりの通訳も完璧にこなしている。
成長後は「お兄ちゃん」と呼んでいる模様。

両親。
赤ん坊ということでやや甘めに見られているが、調子に乗って痛い目をみることも。
ひまわりが生まれたばかりの頃は二人ともしんのすけにあまり構ってあげられなくなり冷たくしてしまい、家出騒動を経て自省している。このエピソードを描いた「お兄ちゃんだって甘えたいゾ」は必見である。
なお、成長後の両親の呼び方は兄と異なり「パパ」「ママ」。

  • シロ
野原家のペット。
外に抜け出す時や映画等で乗り物替わりになっている。
心労の原因の一つ。

臨時隊員として扱われている。
皆一人っ子なのもあって憧れの存在として羨ましがられている(特に風間くん)。
ネネちゃんとはイケメンを巡って女の争いを繰り広げたことも。

  • 酢乙女あい
基本自分以外の美人になびかないひまわりだが、あいちゃんだけは例外。
彼女が野原家にできる嫁だとアピールしに来た際、身に着けていたダイヤとルビーのブレスレット*2を譲ってもらっていらい「ねーたん」と呼んで懐いている。
ちなみに当のしんのすけは「これを機に本当に結婚させられてしまうのでは」と本気で悩んでいる。

子供が生まれた時のための練習等で何度か面倒を見たことがあるが、まだ育児に不慣れだったこともあり懐いてもらえなかった。
幼稚園児になったひまわりを描いた外伝でも担任になっているが、散々振り回されている。
一方、彼女の娘の桃のことはかなり気に入っている。

  • しんこちゃん
アニメで時々登場する謎めいた女の子。
ひまわりと仲が良く、彼女からもらった人形を大事にもっている。
名言はされていないが、正体は成長したひまわりだと半ば示唆されている…*3

  • 大屋主代
またずれ荘の大家さん。
ひょんなことから一時的にひまわりを預かって以来、飲酒運転の車にはねられて亡くなった娘*4を思い出すため可愛がっており、当初微妙な雰囲気だった野原家との関係が好転するきっかけとなった。


【余談】

ひまわりの誕生経緯については、原作者の臼井儀人がネタ作りに限界を感じたことからテコ入れとして登場させようとしたのがきっかけである。

名前は一般公募で寄せられた10万7135通もの応募の中から臼井先生によって選出された。

アニメでは、出生届の期限まで名前が中々決まらず悩む中、秋田から来た父方の祖父母である銀の介とつるが「野原家伝統の方法」として、それぞれ考えた名前を書いた紙を紙飛行機にして飛ばし一番長く飛んだものから選ぶことを提案。結果しんのすけが考えた名前に決まったという経緯が加えられている*5。途中でしんのすけの紙飛行機が壁にぶつかり落ちそうになった所をひまわりが手で仰いで防いだことから、銀の介は「この子が自分でこの名前を選んだ」と解釈している。

キャスティングについてはこおろぎ直々に指名されたらしい。


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最終更新:2025年02月13日 21:37

*1 ひろし曰く虚しいあやし方。

*2 初めて寝返りをうった記念にもらったもので30万円相当。

*3 ただし、「オラの花嫁」と同様あくまで将来の世界線の一つと考えられる。

*4 これは原作での設定だが、ファミリー向けのアニメ版では明らかにハードすぎる設定の為、未亡人という設定に変更されている。

*5 他の人達の名前は、みさえが「ゆずほ」、ひろしが「りえ」、銀の介が「ぎん子」、つるが「かめ」。