クィンギブド(ゼルダの伝説)

登録日:2023/07/15 Sat 22:06:30
更新日:2024/10/20 Sun 15:11:11
所要時間:約 15 分で読めます




クィンギブドとは、『ゼルダの伝説』に登場する敵キャラクター。
登場作品は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』。


【概要】

神話時代より蘇った巨悪、魔王ガノンドロフによって差し向けられた魔物。
雷の賢者の覚醒を阻むべくゲルド地方に送り込まれ、砂漠に隠された雷の神殿に潜伏。ゲルド砂漠に砂嵐とギブドの大群を放ち、ゲルドの街を侵攻していた。

その見た目は、端的に言えば上半身をマッシブにしたハサミムシのようなフォルム。
しかし、蜘蛛のような4対の脚に甲虫のような爪先を持ち、チョウバエのような羽で空を飛び、ゴキブリのような尾葉*1までついている。
その面もカマキリのような下三角の面持ち、のような触覚、ゾウムシのような顎を備えているという、様々な虫のパーツをミックスしたような異形の怪虫。ついでにハチやアリのような社会性まで持っている。
虫嫌いからすれば何もかもが気持ち悪い魔物であろう。


【能力】

クィンギブドの主たる能力は2つ。

1つ目は、大規模な砂嵐を巻き起こす力
この力により、ゲルド砂漠全域は一寸先も見えないほどの砂嵐に見舞われている。またその操る力も非常に器用であり、臨戦時には局所的な砂嵐を発生させて外敵を排除にかかる。
また、ギブド達の光に弱いという点をカバーする面でも有用。
2つ目は、異形の魔物、ギブドを生み出す力
クィンギブドは巨大な柱状の巣*2を作り出し、そこから無尽蔵にギブドを生み出してくる。
ギブドは鈍重だが物理攻撃が通じにくい魔物。ひとたび群れを成せば集落をも食らいつくす大軍勢となり、女王の盾となり矛となる屈強な兵士団となって襲い掛かってくる。

ゲルド地方に住むゲルド族は武勇に長ける反面、閉鎖的なコミュニティを築いているという弱点がある。
クィンギブドは、砂嵐でゲルドの街を完全に孤立させたうえで、物理攻撃が効かない魔物の群れを尖兵として差し向けることで、ゲルド族に対して非常に効率的な侵攻を仕掛けている。
実際、天変地異後のゲルド族は生活圏を殆ど奪われるほどに追い詰められていた。もしリンクの救援が間に合わなければ、ゲルドの街は命運尽きて砂の底、だったかもしれない。

クィンギブドの侵攻は一見するとただめちゃくちゃ規模のでかい虫害のようにも思えるが、そのやり口はゼルダの伝説史上にも稀に見るほど卑劣。
クィンギブドは天変地異直後からゲルド族への侵攻を開始していたと思われるが、ゲルド族を孤立させてなお、その壊滅までは至っていなかった。
ところが、リンクとルージュにより初めて痛手を負わされた直後から、突如としてゲルドの街への総攻撃を開始しているのである。
すなわち、クィンギブドはその気になればいつでもゲルドの街を潰すことが出来たにもかかわらず、本気を出さずに兵を小出しにし、ゲルド族を甚振っていたということである。案の定、ゲルド族達はなすすべもなく被害を受け苦汁を飲んでいた。
そう考えると虫唾が走る性の悪さだが、しかし、その卑劣さが仇となり、リンクとルージュに反撃の機を与えることになってしまったのは彼奴の傲りというべきだろうか。


【防衛戦】

目前の敵を排除せよ! 我らが最後の砦なのだ!

クィンギブドが仕掛けてくる最初の攻撃。
北ゲルド遺跡でリンクとルージュが手を組んだ直後、ギブドの大群を退ける防衛戦が発生する。

前哨戦・カラカラバザール

前哨戦はカラカラバザール。バザールの付近にギブドの巣が発生し、直ぐに駆けつけたリンクとルージュによって防衛戦が開始される。
ここではじりじりと迫ってくるギブド複数と、正面にあるギブドの巣1つを全て粉砕すれば良い。
ギブドはルージュの雷、または手持ちの属性素材を使った攻撃で殲滅できる。
ここでがギブドの弱点であることが判り、さらにはギブドの巣を破壊する手段も判明する。

総攻撃・ゲルドの街

カラカラバザールの防衛に成功すると、行方知れずだったゼルダが突如姿を現す。
かと思えば、ゲルドの街周辺に大規模な砂嵐が発生。それと同時に、ゲルドの街門付近にギブドの巣が複数発生し、ゼルダはそのまま砂嵐の中へと姿を消してしまった。
リンクとルージュはすぐさまゲルドの街に戻り、いよいよ仕掛けてきたギブドの総攻撃を退けることになる。

最初のカラカラバザール戦は実質ルージュの能力のチュートリアルも兼ねているため簡単だが、ゲルドの街ではタワーディフェンスよろしく本格的な防衛戦が展開される。
ゲルド族の兵や兵器、ゾナウギア兵器の配備を行い、3方向に現れたギブドの巣を全て破壊し、迫ってくるギブドを全滅させなければならない。
前哨戦とは比にならない大群が迫る他、羽が生えた新手のモスギブドや四つん這いの高速移動タイプも混じってくるようになる。


2回に渡る防衛戦のどちらでも、ルージュの体力が尽きてしまった場合にもゲームオーバーになるので注意が必要。
特にゲルドの街においては、巣の破壊にもたついているうちにルージュが狙われるということもある。
防衛戦時にはルージュを回復させる手段はないため、なるべくルージュへの進撃を回避することを優先したほうが良い。
ルージュから離れれば離れるほど雷のチャージに時間がかかるため、無駄な連発や攻撃を外すのは避けたいところ。ギブドを蹴散らすだけなら普通の属性攻撃でも足りるため、手持ちの素材は惜しまず使っていきたい。

ちなみに戦闘前には「樽と木材を組み合わせたバリケード」「大砲で攻撃する砲手」「火吹きリザルフォスの角付剣を装備した剣兵」「シビレリザルフォスの角付槍を装備した槍兵」を街の各門に配置することができるので、そちらもうまく組み合わせよう。ただし砲兵の攻撃は自分も巻き込まれるので注意。
縛りプレイを望むなら敢えて誰も配置せず戦うのもアリ


【直接対決(1回目)】

ゲルドの街への総攻撃を退けた後、リンクとルージュは謎の声の導きに応じ、古代壁画の示す場所 雷の神殿 を地下より呼び起こす。
しかし、雷の神殿の入り口にクィンギブドが繭を張って待ち構えており、訪れたリンクとルージュを迎え撃ってくる。

神殿に巣食うボスが神殿に入る前に小手調べで挑んでくるという、珍しいパターン。
クィンギブドはギブドと同じく全身が硬く物理攻撃が通用しないため、どうにか装甲を弱体化させなければならない。
弱体化の手段は、先の防衛戦で活用した通り、ルージュの雷
また、それ以外の手段でも、炎と爆発の全ての属性が有効打になっている。これらの攻撃を当てると共に身体が白化し、物理攻撃が通じるようになる。

ただし、白化させただけではダウンが取れず、動きと防御力が鈍くなるだけで攻撃の激しさはほとんど緩まらない。さらに痛手を負わせたいならば、その後も猛攻を退け、追撃を加えてダウンをとる必要がある。
フリザゲイラボルドゴーマとは異なる、ギミック解除だけでは突破できない純粋なアクションバトルとなる。

攻撃

  • 砂嵐
巨大な砂嵐を前方に複数発生させる。砂嵐に巻き込まれればダメージを受けて吹き飛ばされる上、弓矢なども遮蔽される。さらに砂塵で視界が不良になるなど、攻守を兼ねた一撃。
巨体なクィンギブドを完全に防ぐ形で展開されるため、うまく隙間を潜り抜けるか、大きく迂回して避ける必要がある。
これにルージュが巻き込まれると雷のチャージが強制解除されてしまうという地味な嫌がらせも。

  • フェイント
攻撃を受けて白化すると、少しの距離を飛んだ後に倒れ伏すが、倒れ伏したと見せかけてほぼノーモーションで砂嵐を放ってくるパターンもある。
ラッシュをかけるチャンスと接近したところで食らわされると痛い。

  • 薙ぎ払い
リンクが接近していると基本的には距離を置こうとするが、たまに繰り出してくる、巨大な腕を振るう攻撃。
たかが薙ぎ払いと甘く見るなかれ。威力が異常に強く、直撃してしまうと鍛えた防具でもハート7~8個ほど持っていかれる
4地方のうち最初にゲルド砂漠に来たリンクであればまず間違いなく一撃で葬られるだろう
砂嵐の攻撃も考慮し、隙がないうちに迂闊にクィンギブドに近づくのは避けたい。

  • 突進
前方めがけて突進する。ホーミングはないので左右に避ければ良いが、モーションが短く素早いため、うっかりスタミナを切らしている等の場合には直撃を受ける可能性も。
そしてこの攻撃も異様に威力が高い。

  • 砂ビーム
リンクが遠目にいる際に繰り出してくる技。砂なのかビームなのか分からないが、砂を鋭く吹き付けて攻撃。
しかも適度にカニ歩きしながらリンクを狙って攻撃してくるので、範囲、追尾性能共に高い。
クィンギブドから距離をとろうと背を向けている隙にやられることもある。常に油断はしない事。

  • 空中攻撃
上空に飛び上がり、しばらく様子をうかがった後、リンクめがけて突進してくる。
空中に静止しているため恰好の弓矢の的になるかとおもいきや、弓で狙うと素早く横に動いて矢を回避する


【直接対決(2回目)】

神殿前の戦いで体力をある程度減らすと、クィンギブドは一時撤退。
雷の神殿の最奥部に逃げ込み、神殿を攻略し最奥にたどり着いたリンクとルージュと再度相まみえて決戦となる。

体力が半分以上の時の攻撃パターンは1回目と同じだが、体力が半分になると演出が入り、周囲のギブドの巣を起動してそこからギブドを呼び出してくる。
また、このパターンに入るとクィンギブドは飛翔し上空に留まるようになり、標的を定めにくくしてくる。クィンギブドに翻弄されているうちにギブドに取り囲まれることもあるので、ギブドの排除と巣の破壊は速やかに行っておきたい。
巣を破壊すれば天井から光が差し込むようになる。鏡をくっつけた盾をまだ手元に残しているなら…

攻撃(追加パターン)

  • ギブド召喚
体力が半分以下で使用。周囲に展開されたギブドの巣から無尽蔵にギブドとモスギブドが生まれてくる。
複数ある巣から一気に湧いてくると、あっというまに10体近くに取り囲まれてしまうことも。巣を破壊するまで止まることはないので、とにかく急いで巣を破壊すること。
ちなみにこのギブドはいくら倒しても素材を落とさない。ケチ。
また、クィンギブドはボスの例に漏れず混乱は効かないので、女王自らギブドを一掃してくれるなどはない。残念……

  • 上空から砂ビーム
体力が半分になると、クィンギブドはほぼ常に上空に陣取るようになる。
しかしクィンギブド本体もただ上空でぼんやりしているわけではなく、上から砂ビームを撃って応戦してくる。


【攻略法】

基本的にはどうにかして白化させる→白化している間にダメージを与えるorダウンをとる、の繰り返し。
  • ルージュの雷
最も順当な攻略法。ルージュの雷を命中させることで白化を与えることが出来る。
ルージュの雷はリンクを巻き込まない上、これ自体の威力もそこそこなので、積極的に命中させていきたいところ。上空に陣取られている時でも問題なく届くのが心強い。
ただし、後半戦ではルージュの雷はギブドの大群を退けるのにも役立つ。リキャストの仕様が特殊なので、使いどころを誤らないように。

  • スクラビルド属性攻撃
一番簡単なのは属性素材を付与した弓矢による攻撃。ほぼノーリスク、隙も最小限で白化できる。上述の通り、属性は基本的になんでもいい。おすすめは威力と範囲に優れた爆弾矢。
上空にいる間は弓矢を回避する行動をとることもあること、上に気を取られていると地上のギブドに襲われることがあるという点だけは気をつけたい。
スクラビルドの属性武器も有効だが、リンクから絶えず距離を置くように動く上、クィンギブドは近接攻撃の一撃が重く、武器が届かない上空に留まられると手が出せなくなるので少し分が悪い。

  • ユン坊の突進
すでにユン坊と盟約を結んでいるのであれば、炎を纏うユン坊の突進も有効。
左右に忙しなく動くクィンギブドだが、うまく命中させれば0コストで白化が可能。後半戦で上空に留まられている間には使えない。

  • シドの水の力
シドの水属性付与も有効。水の斬撃を飛ばして命中させれば白化を狙える。
だが、弓矢やユン坊の突進に比べるとリーチが短く、弾速も遅いため、素早いクィンギブドには命中させづらい。命中させようと無理をして接近しすぎないように。
クィンギブドの攻撃は威力が高いため、体力が不安であれば水纏いのダメージ無効化も役に立つ。

  • 光を当てる
雷の神殿2回戦後半限定。ギブドの巣を破壊すると、その場所の天井から光が漏れてくる。
光はギブドやクィンギブドの弱点であり、これを鏡などで操り当てることで僅かなダメージとともに白化させ、行動不能にすることができる。


【強さ】

4地方を襲う大型魔物の中でなぜかクィンギブドは攻撃力がけた違いに高く、手数が多く攻撃にも隙がないうえに、
ギブドの数の暴力も相まって、頭ひとつ抜けた強ボスという評価が多い。
先輩の 雷のカースガノン といい、やはり武勇に長けるゲルド族には一回り強い魔物をぶつけているということだろうか。

対処に必要な属性素材や仲間の賢者は他の地方を攻略していく中で集まっていき、防具強化や強力な弓の調達などもその過程で行うことになるはずなので、
終盤に挑めば順当な難易度になるのだが、逆に先に回せば回すほど苦行と化すタイプの強敵と言える。


【討伐後】

砂嵐の元凶たるクィンギブドを討伐することにより、砂漠の砂嵐は去り、ギブドの大群が集落を襲うことはなくなった。
ギブドの生き残りがいくらか砂漠に潜んではいるが、巣の形成能力や、街を襲うほどの大所帯はもう残っていない模様。ゲルド砂漠は救われる。
同時に雷の神殿の秘石が解放され、雷の賢者ルージュとの盟約を交わすことになる。
ルージュの雷は弓矢1本というコストを費やすのに対し、攻撃性能が抜群に高い。雑魚敵なら確定でスタンをとれる上、鎧敵の装甲を破壊するのも簡単になるので、普段の戦闘でも活躍してくれることだろう。
ただ、いかんせんクリアするまでの難易度はそこそこ高いため、難しいと感じたら後回しでも良い。


【倒さなかった場合】

雷の神殿を攻略する前にガノンドロフの下へ向かった場合、ガノンドロフ戦の前哨戦として戦うことになる。その実力ゆえか、大ボス4体中堂々の4番手。
この戦いでもギブドの巣を用意し、ギブドを召喚してくる。厄介なのは地下個体のためギブド・モスギブドが瘴気を纏っているという点。
属性攻撃さえ使えれば突破できるボスであるとはいえ、ノーリスクで広範囲を一掃できるルージュなしで戦うのはかなり厳しい。

なお、本当に初見で来てしまった場合、クィンギブドの防御力を下げる方法に関してはノーヒントであるため、全然攻撃が効かず、なすすべなくやられる、などということもありえるかもしれない。
上述の通り弱点が属性全部と多いので闇雲にいろいろ試せば割と何とかはなるのだが、「こいつの弱点は放水柱か!」などと間違えて認識してしまうといらない苦労をする羽目になる。


【野生個体】

雷の神殿攻略後に、地底に野生個体が出現するようになる。全3カ所。
もちろんギブドの巣もあり、召喚される個体はやはり瘴気を纏っている。ついでに上から光が差すギミックがないため、純粋な強化個体
倒すとドロップする クィンギブドの巨大羽 はボス系トップの攻撃力40のスクラビルド素材だが、武器につけると風を吹かせる団扇属性になりコログのうちわの上位互換。
普段は魔物に直接攻撃しつつ隙を作り水場があれば落として倒すという運用になるだろう。また盾に付けるとやたらと大盾になるが向きが少し変だからか特に特別な効果はない。

他の大ボス同様、初回撃破時にゾナウエネルギー結晶100個分が宝箱から手に入る。


【関連のある魔物・人物】

  • ギブド
天変地異後からゲルド砂漠に現れた異形の魔物。
クィンギブドはギブドを無尽蔵に生み出す巣を生成する力を持ち、いわば女王アリと兵隊アリの関係である模様。
その形はぱっと見は人間型にも見えるが、アンバランスに長い腕を持ち、剥き出しの肋骨に脊椎のみでつながった上下半身、ゾウムシのように縦に裂けた顎を持つなど、およそ人間とはかけ離れたパーツが組み合わさっており非常に不気味。

従来のゼルダの伝説シリーズのギブドは包帯を巻いたミイラのような化け物であったが、今作では昆虫の要素がミックスされているようである。
デザイン的にはギブドの親戚的存在にしてシリーズ屈指のトラウマ魔物と名高いリーデッド(リーデット)の系譜に近い。

この魔物の最も厄介な所は、親玉と同様に物理攻撃がほとんど通らない防御力。
ただし、属性攻撃に弱いという点も親玉と同じ。ルージュの雷強力な弓による火炎の実一撃で沈む程度のHPでもある。
二足歩行時の動きは鈍重だが、四つん這いになってゴキブリのような動きぶりで高速移動することもできる。

  • モスギブド
ギブドに羽が生えた個体。ルージュからは羽つきと呼ばれている。
ギブドと『ゼルダの伝説 風のタクト』に登場したガモースを掛け合わせたような姿をしており、まさしくガモースのような派手な模様の羽で空を飛ぶことができる。
上空からの攻撃ゲロを仕掛けてくる他、障害物を飛び越え、攻撃対象に一直線に向かうことができるという厄介な性質も。

これらのギブドは雷の神殿攻略後は地底・地上のごく一部の地域にしか出現しないが、ドロップ素材である「ギブドの骨」が矢のスクラビルド素材として優秀なため赤い月の夜を迎えるたびにリンクたちに狩られている。
また先述したようにクィンギブドから出てくる個体はギブドの骨を落とさないため要注意。

  • ルージュ
若く猛々しいゲルド族の長。
迫りくる異形の魔物にも怯まず、ゲルドの兵達と共に天変地異に立ち向かっている。

ウルボザと同じ雷の力を発現。ルージュの雷はギブドに対して非常に有効で、ギブドの集団を一撃で焼き払いクィンギブドの強固な外殻も弱体化させることができる。
ただ、初登場時にはまだ雷を操り切れておらず、ギブドの侵攻を食い止めるには至っていなかった。
一転、リンクの加勢により、彼の導きの元で雷を標的に命中させる術を会得。上述の防衛戦の頃にはギブドの大群を退けることに成功した。
古代より続くゲルドの掟に背いてでもリンクの立ち入りを許可したのは、一族を救った英断であった。

防衛戦では、ギブドの群れがルージュに迫り、ルージュの体力が尽きるとゲームオーバーになる。
イベント以外で仲間NPCが倒される唯一のケースであり、リンクが倒れる以外でゲームオーバーになる初のケースでもある。
ルージュが命を落とすと雷の賢者の血を引くものがいなくなるためだろうか。

……つまり、物語開始時点で雷の賢者の根絶には既に王手がかかっている状態だったのである。

  • ゼルダ姫
突如として砂漠に現れ、そして砂嵐の中に消えていったゼルダ姫。
ゲルド砂漠での登場はこれだけ。ルージュに真の友と言わしめるゼルダの真意は、猶、不明のままとなる。

全ての元凶。ゲルド地方にクィンギブドを送り込んだ張本人。
ゲルドの集落はガノンドロフにとっては故郷にあたるはずだが、もしクィンギブドの侵攻が成功していれば、ゲルドの街は間違いなく地図から消えていた。
このことから、ガノンドロフは現代のゲルド族のことはとっくに見限っているのだろう。

四地方を侵略する大ボス級モンスター。つまりクィンギブドの同僚。詳細は各項目にて。
これらも各々がハイラルを苦しめる恐るべき強敵だが、やはりクィンギブドが頭一つ抜けていると評価されるのが凄い所。


【余談】

  • 写真・人形
4大ボスの例に漏れず、ハイラル図鑑に登録可能。キルトンに頼めば人形も作ってもらえる。
雷の神殿戦で撮影を忘れていても、後で地底の野生個体を撮影すればよい点も同じ。
クィンギブドとギブド、モスギブドの人形を作ってディスプレイすれば、クィンギブドごっこもできるぞ!



ギブドのみなさん、追記修正をよろしくお願いいたします。

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最終更新:2024年10月20日 15:11

*1 ゴキブリやコオロギにある尻尾のような器官で、風を感知することができる。なお、画像を検索すると高確率でゴキブリの説明画像が出るので注意

*2 作中では総じて巣と呼ばれているが、正確には卵嚢のようなものである可能性もある。当項目では以降も巣と表記