登録日:2023/11/12 Sun 10:52:07
更新日:2025/03/18 Tue 07:31:56
所要時間:やく 7ふんでよめ!
『
超おどる メイド イン ワリオ』(
WarioWare: Move It!)とは、2023年11月3日に発売された
Nintendo Switch用ソフトである。
つりあげろ!
お寿司!?
つりあげろ!
頼む頼む頼む頼む…!
怖っ!ポセイドン!?石ポセイドン!?
つまりをとれ!
水ん中におるもんやからな!
プードル…?風船プードル!
つまりをとれ!
スッポンか?何だ!?
おじい…!
(失笑)
プチゲーム
200種類
以上!
秒で遊べ!秒で笑え!
超おどる
メイドインワリオ
11月3日(金)発売
お笑いコンビ・千鳥が変わりばんこに本作をプレイするというもの。
がいようを かけ!
『
メイド イン ワリオ』シリーズ20周年の節目に発表。その名の通り
Wiiで発売された『おどる メイド イン ワリオ』のリブート作にあたる。
Joy-Conを操作して直感的にプレイできるのは『おどる』譲りで、作中にも
- 「作法」が「カマエ」、「作法棒」(Wiiリモコン)が「カマエ石」(Joy-Con)になっている
- カマエ初登場時のシュールな語り
- 各ステージにサブタイトルがある
- ワリオステージ・アシュリーステージの構図
- ラスボスステージ
と『おどる』をセルフオマージュした要素が多数見られる。
本作もストーリーモードの2人協力プレイが可能。中には2人でしか遊べないステージもある。(後述)
ストーリーモードで あそべ!
にんにくバーガーを50個も
大人買いし、南国リゾート「バリオモロ島」の団体旅行券を引き当てたワリオ。モナ達社員を引き連れてのワリオカンパニー社員旅行に行くことになった。
というわけで、いつものダイヤモンドシティではなく、バリオモロ島での出来事が今作のエピソードである。
ゲーム全体的にもどこかトロピカル。
■セクション1
初登場のカマエ |
シュッポッポ |
ライフアイコン |
ニンニク |
1周あたりのゲーム数 |
10 |
いつものテハジメにあたる面。
島に伝わる宝石・「カマエ石」をもらったワリオは「ただの石じゃねーか!」と投げ捨ててしまい、いろいろあった結果バリオモロ島に潜む森の原住民達に追っかけられるワリオがカマエ石を持って逃げる…といった流れ。
ボスゲームは「たこたこハンマー」。たこワリオが突き出す触手に混ざったデンキウナギを叩いてしまうとミスになるので気をつけよう。
触手を制すればあとは連打で楽に倒せる。
初登場のカマエ |
ノビアガリ・ナルホド |
ライフアイコン |
酸素ボンベ |
1周あたりのゲーム数 |
13 |
ここから複数のカマエが入り混じって登場する。
バリオモロ島の海中の写真に写っていた人魚らしきシルエットを見て、「人魚に会いたい!」ってなったモナがダイビングに挑むという内容。比較的単純なゲームがそろっている。
恒例の「はなのあな」やCMに登場した「ラバーカップ」もここで登場。
ボスゲームは「ろうそくベアー」(ノビアガリ)。両手に持った蝋燭を操作して大砲に火を点け、ケーキを狙うアリを倒そう。火を消されても蝋燭をくっつけることで復活できるので落ち着いて。
ストーリーを見た後に再度ボスゲームをクリアすると本物の人魚に会える
- クライゴア&ペニー&マイク「壁画のナゾをつきとめろ!」
初登場のカマエ |
カタモミ・オオイバリ・(テバナシの印) |
ライフアイコン |
鉛筆 |
1周あたりのゲーム数 |
14 |
バリオモロ島の壁画にあった謎の生き物の絵を見て、本物に会いに行こうと携帯型タイムマシンで過去へ飛んだクライゴアたち。飛んだ先にいた古代人の絵描きから絵のモデルを頼まれるという内容。
ここからは身体を大きく動かすプチゲームが増える。筋肉痛にならないよう注意。
ボスゲームは
「どくリンゴ」(オオイバリ)。毒リンゴを
丸呑み食べてしまった
お姫様の内臓を回転させて無事排出しよう。消化液や
トゲに触れてしまうとリンゴが消化され失敗となる。レベルが上がるとより巧妙になり、慎重な操作が必要になる。
レベル1の時点で生き物として明らかにおかしな体内構造だが、りんごを丸呑みしてる時点でどこかおかしい。
初登場のカマエ |
ツナヒキ・テンビン・(テバナシの印) |
ライフアイコン |
魔法の薬 |
1周あたりのゲーム数 |
14 |
謎の木の実を食べてしまい、小さくなってしまったレッドに魔法の木の実を食べさせて元に戻そうとするストーリーである。
アシュリーはノースリーブのワンピースを披露しておりめちゃくちゃ可愛い。…が、特にボスゲーム直前のインターバルではサディスティックな一面もみせる。
ボスゲームは「イカロスさん」(テンビン)。カマエ石を翼に見立てて障害物を除けながらゴール目指して飛んでいくが、かなりの体力を消耗する。ライフは3コあり全部なくなると失敗となるが、道中の回復手段は豊富。また、足元の川に沈むと即アウトなので、しっかり羽ばたこう。
ジョイコンの傾き等で翼の向きを調整できるが、元に戻すのが難しい点に注意。
初登場のカマエ |
ゴウワン・リョウテノリ・コケコッコ・(テバナシの印) |
ライフアイコン |
つるはし |
1周あたりのゲーム数 |
14 |
たびたび不運に見舞われたオービュロンに「記憶喪失」というシリーズ最大の危機が襲い掛かり、、彼が搭乗している、宇宙船のオインカーが彼の記憶を呼び起こすストーリー。
カマエが3つに増えたが焦らずに対処していこう。
ボスゲームは「マッスルロード」(ゴウワン)。正しいカードを選んですごろくを進んだ後マッチョマンが取っている正しいポーズを選ぶ二部構成。クリアすると無数のマッチョマンが祝ってくれる。
ライフアイコン |
タイヤ |
1周あたりのゲーム数 |
17 |
セクション1で登場したプチゲームが勢ぞろい。ボス以外はレベル2からスタートする。『おどる』のようにジミーではなく『ゴージャス』と同様これまでのメンバーが担当する。
従来のリミックス同様、ボスゲームは初めからレベル3で、周回ごとに違うジャンルのボスゲームに挑むことになる。
■セクション2
初登場のカマエ |
キヲツケ・ミギテウツシ・ニンジャ |
ライフアイコン |
忍者刀 |
1周あたりのゲーム数 |
15 |
お菓子屋さんを探しに行ったら、前作に登場した謎の少年「レオ」に地図を奪われ、追いかけた先でどこかで見たことあるような
食虫植物「フラワニ」と戦うことになってしまった双子ニンジャの戦いを描く。
かつてワリオを苦しめた強敵の面影があるフラワニを二人が倒せるかはプレイヤーの腕次第である。
ボスゲームは
「ユニフォームくばり」(キヲツケ)。アメフト選手にヘルメット・シャツ・ズボン・ソックスとスパイクのうち2種類を配ろう。レベル1はあっさり終わるが、レベルが上がると犬がユニフォームを着せてきたり
逆に選手が脱ぎ捨てたりする。
2人プレイで大きく難化するボスゲームである。(後述)
初登場のカマエ |
シコフミ・クロコダイル |
ライフアイコン |
格闘ゲーム風の体力ゲージ |
1周あたりのゲーム数 |
15 |
『おどる』初登場の二人のステージ。
岬で修業をするクリケットとマンティス。しかし、寒くなり、現れた謎のペンギンに決闘を挑まれてしまう。
唯一南国ムードとは無縁なステージである。というか岬の名前でオチていた。
ボスゲームは「きんあつめダンジョン」(クロコダイル)。ロボットを操作してビームで金を落とし集めよう。赤い部分に触れてしまうか、制限時間を過ぎるとアウトで、レベルが上がると少々繊細な操作を要求される。
金以外を落としてはいけないということはないので、根元を落として時短を狙おう。
初登場のカマエ |
アーチャー・トキメキ・ソナエモノ |
ライフアイコン |
サーフボード |
1周あたりのゲーム数 |
15 |
『おどる』ではリミックスステージを担当していたジミーが今回は通常ステージを担当。ジミーが何故かサメに乗ってサーフィンをする。
ボスゲームは
「にくやきロボット」(ソナエモノ)。
本作屈指の鬼門ボスで、肉はしっかりカマエ石を置いた状態でひっくり返さないと間に合わず焦げてしまう。またレベル2ではひっくり返せないグラタンが、レベル3では焼けるのが早いパイナップルと焼けるのが遅いターキーが加わる。
ひっくり返すたびにアームの電池残量が減っていき、切れたらカマエ石をブランブランさせて充電する必要がある。実は
ストラップの絡まりを防ぐためでありよくできている。
初登場のカマエ |
ボタンの印 |
ライフアイコン |
歯車 |
1周あたりのゲーム数 |
15 |
『まわる』の
オマージュか、踊りとボタン操作を組み合わせたステージを担当。ただし、扱うボタンはまわるの14倍の14個に増加。闇雲にボタンを押せば良いわけではなく、どのボタンかしっかり見極めて押そう。「おどる」メイドインワリオであることは忘れずに。
ストーリーはたびたび参加してきたレース物。昼寝をしていたらボートレース場に紛れ込んでしまう。今度は海で大レースだ!
ボスゲームは
「ロケットパンチ」(カタモミ)。前方から迫ってくる敵にロケットパンチを撃ち込むシューティングゲーム。しっかり構えないとクロスアームになってしまい、狙いが定まらない事も。
ちなみにこのロボット、よく見ると洋式トイレである。
ライフアイコン |
ハートマーク |
1周あたりのゲーム数 |
15 |
みんな大好きニンテンドーステージで、これまで登場した「オオイバリ」「キヲツケ」「シコフミ」以外の全てのカマエにボタン操作が加わる。
ファイブワット、エイティーンボルト、サーティーンアンプの3人が謎の店にフラフラと入り込んだが帰ってこない。彼らを探した先でエイティーンボルトの落とし物を見たナインボルトが謎の店に潜入し…という内容で、
以前のゲーマー同様ホラーテイスト。掟破りのほぼ拍子レスのインターバルの曲から別のゲームをしているみたいな感じに…。
今回はSwitchのゲームが中心のラインナップだが、今まで皆勤賞だった
スーパーマリオブラザーズ・
ゲーム&ウォッチからのゲームが採用されないという面も見られる。
ボスゲームは
「スーパーマリオ64DS」(テンビン)。レベル1では「
ピーチのかくれスライダー」、レベル2では「
さむいさむいマウンテン」、レベル3は「
たかいたかいマウンテン」のスライダーが登場。身体を傾けてマリオをゴールに導こう。隠しショートカットもしっかりと再現。
また、
マリオと
ルイージのボイスは『
ワンダー』から担当するケビン・アフガニ氏によって再録されている。
ライフアイコン |
タイヤ |
1周あたりのゲーム数 |
19 |
セクション2で登場したプチゲームが総登場。
夜のツアーなのにセクション1より年齢層が低い気もするが、保護者も多いのでまあ良しとしよう。
勘がいい人は気づいたかもしれないが、ドリブル&スピッツ・ナインボルト面で前半戦のカマエも出てきているため、全てのカマエが現れる。さらにはテバナシ・ボタン操作とあわただしいことこの上ない。実質ラストステージの前哨戦のような様相である。
ライフアイコン |
神様の像 |
1周あたりのゲーム数 |
21 |
「アッセバーム火山」の遺跡にあった宝物を奪おうとしたワリオが、神の封印を解いてしまってことで火山に飲み込まれ、ワリオと火山が合体、「ボルケーノワリオ」に変貌してしまう。
ワリオステージのプチゲームと、「ノビアガリ」「リョウテノリ」「ソナエモノ」を除く全てのカマエが総登場。インターバルではボルケーノワリオが降らせてくる隕石を踊って跳ね返す。
ボスゲームは「スーパーワリオダンサーズ」(キヲツケ)。なんと『おどる』のラスボス「ワリオダンサーズ」がリメイクされて登場。2個持ちになったためかカマエ石が反応しやすくなり難易度は『おどる』よりも下がっている。途中で8人に増えたり輪になったりと賑やかさも倍増。
サブモードで あそべ!
ストーリーモードをクリアすると「マッスル☆エクササイズ」が解禁。クライゴア、『ゴージャス』に登場したミスターハッスルとともに身体を大きく動かすプチゲームで「Msl」を上げていこう。上げた「Msl」に応じてクライゴアの姿が変わる。『おどる』のクライゴアステージの焼き直しながら運動量は大きく増えている。
「マッスル☆エクササイズ」で一定点数を取ると恒例の「ごちゃまぜ」「ゲキむず」「スリリング」が解禁される。さらに「スリリング」で一定点数取るとモナを操作するシューティングゲーム「ウォッシューター」が解禁。
「ミュージアム」は『おどる』の「さほうでん」と同様ハイスコアが残らず速度を設定してレベル1~レベル3をプレイするのみとなっている。全部のプチゲームを解放するとPyoro Wが解禁される。
また、やり込み要素として復活の儀式で登場した「せいなるポーズ」を集める作業がある。各ステージの2周目以降のボスゲーム後に登場するので、安定してボスゲームまで到達できる腕前を磨いておこう。こちらはコンプリートしてもご褒美などがあるわけではないので、自己満足ではある。
みんなであそべ!
『
おすそわける』と同様本作もストーリーモードの2人協力プレイが可能。
基本的には交互に1人用プチゲームを行う形だが、それぞれ異なったカマエ・役割を充てられて二人で協力し合うプチゲームもある。
一例として…
- 片方のプレイヤーが頭の位置を揃え、もう片方のプレイヤーはハサミを動かす「みつあみカット」。
- 常に4点セットすべてが要求され、分業が大変な「ユニフォームくばり」。
などなど。
また、片方が失敗しても、もう片方が同じプチゲームを成功すればライフが減らない「レスキューチャレンジ」というシステムもあり、ゲームに慣れていない知り合いとプレイするときも安心。
十数キャラの操作・挙動を完全に覚えてないと門前払いな上、正味足の引っ張り合いだった前作の2人プレイとは違う
また、2人限定のモードが3つ搭載されている。
二人で遊ぶゲームだけが出題されるモードである。また、ごちゃまぜタイプのモードでは珍しくボスゲームが挟まり、ライフの回復が可能。
カットとアナに扮して、片方はからくりを操作して画面を見えるようにする。もう片方は見える画面の範囲内からゲームをするといういきぴったりとは違う協力モード。
二人でプチゲームを遊び、より長く生き残った方が勝ちのモード。
班で設定や、早い者勝ちルールによるプチゲーム早解き勝負も設定できて腕前に差があっても熱い対戦ができる。
また、パーティーモードも搭載。『おどる』のようにカマエ石を1コだけ使ってプレイできる。ハチャメチャな
すごろく「ギャラクシーすごろく」や『
あつまれ!!メイドインワリオ』以来の復活となる「ドクターにきけ!」などが遊べる。
よだんを よめ!
今作も『
おすそわける』に引き続いて「リズム天国」シリーズからのカメオ出演多数。
特に、クリケット&マンティスステージに登場するカンフー女子
シカーダ
は『みんなのリズム天国』の「カンフーボール」に登場するプレイヤーなのだが、
「カンフーボール」にはクリケット本人が相方としてカメオ出演しているため、
姉弟子というのはおそらく事実。
カット&アナステージに登場する巨大植物の
フラワニ
。
これが『
ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝』に登場したボスキャラクター
フラワナにそっくりであると話題になっている。近種か、親戚か何かなのかもしれない。
レオがヨダレでゾンビにされなくてよかった。
なお、英語名は
Cractus
で、これは
フラワナと全く同じ名前。
追記・修正は公式ホームページからダウンロードできるアシュリー・レッドのお面を付けてからお願いします。
- 編集競合発生したらちゃんと直してね 自分はいいけど、人によっては一発で荒らし通報されるよ -- 名無しさん (2023-11-12 11:47:57)
- タイトル見たらドラクエ11のブギーの専用特技思い出した -- 名無しさん (2023-11-12 12:35:33)
- 『どくリンゴ』って、「まわる」「ゴージャス」の『しょうか』がボスに昇格した感じ? -- 名無しさん (2023-11-12 20:20:43)
- 体を動かすのが嫌いというわけじゃないけど、個人的にはボタン操作でも遊べるようにして欲しかったというのが本音。不服ならゴージャスやれよって言われたらそれまでだけども -- 名無しさん (2023-11-14 13:20:52)
- ↑たまには体を動かそうね!楽しく運動できていいよ! -- 名無しさん (2023-11-14 17:05:49)
- 初報のニンダイで偉い人が踊ってたのが印象的だったw -- 名無しさん (2023-12-12 10:19:37)
- 個人的にプチゲームと音楽は歴代で一番好きだけど、多人数用のパーティゲームとして作られたのか一人用のおまけモードが少なすぎるのとカンパニー面々毎の出番にバラつきがあって影の薄いキャラが居るのが残念。 -- 名無しさん (2024-11-22 18:13:59)
- ちなみに単独プレイ時のボルケーノワリオではリョウテノリが出てこないが協力プレイになるとあるプチゲームで出てくるようになる -- 名無しさん (2025-03-18 07:31:56)
最終更新:2025年03月18日 07:31