登録日:2024/01/25 Thu 15:04:38
更新日:2024/10/09 Wed 10:55:47
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【概要】
初登場は「桃太郎電鉄11」。
全身真っ黒で
猫のような見た目をしてる。
『桃鉄』シリーズに登場するおじゃまキャラ「貧乏神」が変身した姿の一つで、初登場の11ではタイトルに名前がついてる他、15でも再登場した。桃鉄11は前作のからの非常に変更点が多いのだが、そのうち最大の目玉として披露された。
変身ボンビーの中では珍しく、初登場時の演出がないかわりに、マスを黒く染める演出が長めの別演出になる。
専用曲は「暗黒のブラックボンビー」
【悪行】
取り憑かれると
尻尾を振りながら、
必殺技のペイント・イット・ブラックで取り憑いたプレイヤーのみ、マイナス駅と目的地以外の駅を
ブラック駅に変えるというもの。
ブラック駅はナイスカード駅の逆バージョンで、
高確率で損害系のカードを引かされる他、稀にもう1枚引かせることもある。
更に
カードも封印するので急行系を使った擦り付けは近くに他のプレイヤーがいない限りほぼ不可能である。
使おうとしても
ギュルッフッフッ!
カードなど つかわず
ゆっくり 暗黒面を
楽しもうではないか!
ユー・シャル・ノウ
サティスファクション!
と言われるだけ。
そしてこいつの真に厄介な点は、
取り憑いた時点で即行動するというものだ。
ハリケーンボンビーなども変身した初ターンなら行動してきたが、こいつに限っては
2回目の行動時にになすりつけられたプレイヤーに対しても即座にブラック駅に変えてカードも封印するのだ。
しかも貧乏神に戻るタイミングは他のボンビーと同じターン終了後なので
なすりつけ合いに巻き込まれるといつまで経っても戻らないまま悪行を続けるという性質を持つ。
ブラック駅は基本損害系カードのみ選出されるが低確率でレアなカードが混じっていることもある。
【ブラック駅のラインナップ】
○リトルデビルカード、デビルカード、キングデビルカード
毎度お馴染みデビル系カード。所持してると毎月お金を奪われる。
リトルデビルは少額だが、キングデビルは多くのお金を奪う。しかもキングデビルカードは本来8年目以降しか出現しない(キングボンビーの悪行含め)がブラック駅はそれを無視してキングデビルカードを排出するという性質があるため危険。
カードを封印されてるので変身が解けない限りはおはらいカードでの撃退も不可能。
○ウィルスカード
所持してるとコンピューター・ルームにウィルスが侵入して、急行系もしくは便利系のカードが無くなるまで毎月1枚ずつ食べる。
ワクチンカードを打っていれば即撃退が可能。
ワクチンは5年間まで効果が適用されるので、事前に使用していたら防ぐことも可能。
一方デビルだろうがお構い無しに消してしまうため状況によってはブラック駅の被害を抑えるのに使えるかも?
○規模縮小カード
所持すると、指定されたランダムの物件1個を処分しないといけない。
1個目は嫌なら処分を免れることができるが、2個目に提示された物件は強制的に処分させられる。非独占駅物件が指定されればまだいいが、確定ではないので厄介。
○減反政策カード
所持すると、サイコロを振って出た出目の分の農林物件を処分される。
規模縮小カードと違って自分で処分する物件を選べるので、独占が崩れることは起きにくい。
16以降はカード駅に停まった時に起こるランダムイベントになった。
○幸福な王子カード
童話の『
幸福な王子』に基づいて、所持してると他のプレイヤーに自分が持っているカードを1枚渡さないといけない。
ちなみに損害系カードを渡すことは不可能。
これでも持ち金や物件自体には影響はないので被害としてはまだ軽い。こちらも16からはランダムイベントに。
○ゴールドカード
損害系ではない低確率で獲得できるカード。
効果は
桃太郎ランドを除く選んだ物件1件を10分の1の値段で購入することが可能というチート級のカードである。
上位互換としては1つの駅にある物件全てを10分の1の値段で、買えるプラチナカードがある。
○ダイヤモンドカード
こちらもゴールドと同じで低確率で入手できる損害系ではないカード。
使い道はカード売り場駅で売ることしかできないが、売れる値段がかなり高く、序盤に出たらかなり嬉しい。
バブル、岩戸景気の時には更に買い取れる値段が上がるが、逆に不景気、大恐慌の時は値段が下がるので注意。
なお、カードは前述の通り封印されているのですぐにこれらを使うのは不可能。
また、これらのカードを引いた次のターンに
幸福な王子カードを引くという悲劇もたまに起きる。
【対策】
○マイナス駅
先ほども挙げた通り、マイナス駅と目的地はブラック駅にならないため、マイナス駅に止まれば損害系カードを引かずに済む。
しかし夏場はまだしも冬場になると多くのお金を取られて、最悪デビル以上のお金を請求されることもあるので注意。そして
奴により甚大な被害をもたらされることも。それを見据えたのか、本作からは「当たり年」まで存在するし。
後電車伝助からもう一度行動できるという名の拷問を受けることもある。
冬はあえてブラック駅に突撃し、
幸福な王子カードやリトルデビルカードなどで被害が収まるのを祈るという手段もある。
○物件
15限定だが、近江八幡の製薬会社と渋谷のIT企業を所持していると、製薬会社からデビキラーが完成して、デビルを即撃退してくれる。
IT企業からはワクチン・プログラムを開発し、ウィルスを即消滅させてくれる。
この2件を持ってるだけで、半分以上の損害系カードを防ぐことが可能。ただ手持ちにカードが入ること自体を防ぐワクチンと異なりデビキラーは手持ちに入ってから消去するため手持ちいっぱいの時に引いてしまうと1枚カードを捨てなければならない。
【その他】
プラス駅、マイナス駅、カード駅の見た目を黒く塗りつぶして判別できないようにする効果があるブラックカードという物があった。こちらはマスの効果はそのままで、物件駅以外のマスにとまりづらくする効果がある。
CPUの天邪鬼の絶好調で物件駅以外の駅ほぼ全てをブラック駅に変えたりピヨピーがマスを塗り替えたり(ブラックにすることこそないが、紫にすることがある。紫とはボンビラス駅。つまり…)と似たようなことをしてくるキャラがたびたび見られる。
何より彼の功績は、桃鉄11以降、ゲストボンビーと呼ばれる貧乏神の追加形態の先駆けとなったことである。
ハリケーンボンビーも彼の評判が悪ければ生まれなかったかもしれない。
彼らのようなゲストボンビーの出現で基本的にお金を奪う
キングボンビーと、ひねった悪行をする一芸特化のゲストボンビーに役割が分業された。
各セリフは
イギリスのロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」のパロディ。
技名のペイント・イット・ブラックはザ・ローリング・ストーンズの楽曲名、カードを使おうとした時の「ユー・シャル・ノウ・サティスファクション」というセリフは『サティスファクション』という曲の「I can't get know satisfaction」の意味を反転させたものとなっている。
追記・修正はブラック駅でゴールドカードと
ダイヤモンドカードを引き当ててからお願いします。
- ゴールカードが当たった動画を見たときは あれ、当たるんだ と感動したのはいい思い出。だって絶対に当たることはないと思ってたし。 -- 名無しさん (2024-01-25 15:53:29)
- これでもし2010に再登場してたらラストデビルカードで悲鳴が上がっていただろう -- 名無しさん (2024-01-26 05:32:03)
最終更新:2024年10月09日 10:55