登録日:2011/10/28 Fri 11:11:33
更新日:2025/03/04 Tue 08:04:47
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『
桃太郎電鉄(ももたろうでんてつ)』とは、1988年に
ハドソン社から発売された
ファミリーコンピュータ用のゲームソフト、およびそのシリーズ作品。ここではシリーズ全体について解説する。
『桃太郎伝説』のセルフパロディで、『
桃鉄(ももてつ)』と呼ばれることが多いが『桃電(ももでん)』と呼ぶ人も一部いる。
生みの親は『桃太郎伝説』と同じ、
さくまあきら氏。
■社長のみなさん!概要ですよ~!
プレイヤーは
電鉄会社の社長さんとなって、
サイコロをふって電車(乗り物)を進め、全国各地の「物件駅」で「物件」を買いその収益金で資産を増やしていく、
すごろく風のボードゲーム。
例えば1,000万円で収益率10%の物件を購入したならば決算(後述)の際に100万円が手元に入ってくるという具合。
季節や止まった駅(マス)に応じて発生する様々なイベントを乗り越え、最後に「総資産」が一番多い人が勝ちとなる。
ゲーム内の「物件」は現実の
日本各地の名産品等に準拠しており、原作者のさくまあきら氏が実際に取材した中から厳選されたものが登場している。
中には聞きなれないヘンな名前の食品物件もあるが、どれも実際にある食品やお店がモデルとなっているのだ。
地理を覚えると有利なゲームだし、くりかえし遊ぶうちに意外とその勉強にもなる。実際、2023年からは『令和』をベースにした教育機関向けの『
教育版』が小中学校の教育現場で活用され始めている。
最大4人(一部作品では最大5人)で長時間プレイできるので、
正月休みに家族と遊んだり友達の家で夜通しプレイした人も多いのではないだろうか。
……え?いっしょにあそぶ友達がいなくていつも
CPUが相手だった?大丈夫!仲間は多いさ!
ちなみに一部の作品ではインターネット対戦にも対応しており、全国のプレイヤーやフレンドとネット対戦が可能。
見知らぬプレイヤーともネット対戦できるモードもあるが、『桃鉄』はゲームの性質上1プレイにどうしても時間がかかるので、なるべく時間に余裕のあるときにプレイすることを心がけたい。
■シリーズ一覧
いろいろな作品があるが、ここでは家庭用ゲーム機向けに発売されたシリーズを紹介。
なおナンバリングは一部だけで、またタイトルに特に統一された命名法則は無い。
シリーズ第1作目。
ファミリーコンピュータで発売。
元々さくま氏が作った紙製のボードゲームをベースにしていたこともあり、各プレイヤーごとに目的地が異なっていたり、貧乏神がいなかったりと本作だけルールが今と大幅に異なるが、この時点で既に「各地を巡って物件を買い集める」というシリーズの土台は完成されていた。
ちなみに商品のパッケージには「
日本一周すちゃらかトレイン」というサブタイトルが載っていた。らしい。
任天堂のファミコン40周年サイトでは『日本一周すちゃらかトレイン 桃太郎電鉄』の名義で扱われている。
2作目。
PCエンジンで発売され、その後
ゲームボーイやファミコンに移植された。
ルールが一新され、これが現在の「桃鉄」のベースとなる。
これ以降もゲームバランスの調整や新要素の搭載、マップのリニューアルなどは毎回行われているが、基本的なルールは大きく変わっていない。
「カード」や「貧乏神」も本作から。ボンビ~!
本作には桃太郎ランドが存在しない。
なお、タイトルに「スーパー」とあるが、
スーパーファミコンでは発売されていない。ファミコン全盛期の流行に乗った命名だが、看板に偽りは無いのでセーフ。
PCエンジンで発売。その後新カードの追加やゲームバランスの調整もされて
スーパーファミコンと
ゲームボーイに移植されている。
みんなの
トラウマ「
キングボンビー」初登場。グェッヘッヘ!
「ミニボンビー」も初登場なのねん。物件の「増資」システムは本作から。
「ハワイ」などの海外の島にも行けるようになったほか、役職を社長以外にすることが可能になった。
スーパーファミコンで発売。
ゲームギアにも移植されている。
夜叉姫が
桃太郎のアシスタントとしてニュースに登場するようになる。
「メカボンビー」初登場。うまくいけば、
キングボンビーを撃退できるようになった。
景気が変動することがあり、プラス駅&マイナス駅の増減額や目的地到着援助金に影響が出る。
高知・長崎の路面電車に注目
荒井注がスリの銀次を演じている。
引き続き
スーパーファミコンでの発売。
ROMの容量が増え、色々パワーアップ。ワープ駅、目的地候補変更などの新要素も多数。
「銀河鉄道カード」が初登場し、宇宙のマップに行けるようになった。
一定の年数経過で「秋田沖駅」や「
エロマンガ島」が出現するイベントも。
貧乏神の変身パターンに
ガッちゃんのパクリ「コマルン」が初登場。
ちなみに、「JR西日本PRESENTS」版という非売品の特別版もあり、開始地点が大阪になるなどの変更が施されている。
スーパーファミコンでは最後の作品。
さくま氏の公式サイトのブログによれば、
色々あって当時これでシリーズ最終作となる予定だったんだとか。
タイトルの『HAPPY』には「
ハッピーエンド」という意味が込められているらしい。
本作では長野オリンピックが開催され、該当都市の物件を持っていればお金が貰える。
カード売り場の減少やカードの価格上昇など難しくなった点も。
シリーズではおなじみとなった
キングボンビーのふるさと「ボンビラス星」は本作から。
目的地到着時に名産品が祝福するようになったほか、潜水艦を使った時のイベントが用意された。
また本作では
ゲーム中の夜叉姫がボイスつき(CV:横山智佐)。「がんばってね!」とか「ファイト!」とか言ってくれる。ちょっとうれしい。
PSで発売。プレイヤー全員に被害を与える「
ギーガボンビー」が初登場。
また本作からカード欄が「進行系」「便利系」2つのウィンドウに分かれ、最大所持枚数がそれぞれ5枚ずつまで(合計最大10枚)になった。
「○○ラリーカード」が初登場し、全国を巡ってスタンプを集めると多額の賞金が貰える。
ショッカーO野が主催するミニゲームが初登場。
これまで最強だった閻魔をさらに上回るCOMキャラ「さくま」が追加。
かわりに阿修羅がしばらくの作品でお役御免になってしまったが
桃太郎電鉄がPSで遊べるんだよ~♪
ゲームボーイで発売。上記『7』をベースに、いつもと違うルールで遊べる「とくべつゲーム」を搭載。
ミニボンビーが奪う金額が他のシリーズよりも大きく、貧乏神の方がマシな場合も。
PSで発売。タイトルの『V』は「ブイ」と読む。
9作目なので「ファイブ」じゃないよ。
独占している駅を災害から守れる「シェルター」システムや、ひとつの地方の全物件を丸ごと壊滅させる「ハルマゲド~ン」が新登場。
意味のないようなカードをくれる「
ペペペマン」が初登場。
本作では1999年の発売にちなんで、「世紀末イベント」が用意されている。
このほかにいろんな条件や特殊ルールで遊べる「バラエティ
ゲーム」を搭載。
さらに、
ゲーム本編で岡山の「
桃太郎ランド」を購入すると……!?
おまけ要素も充実した、色々てんこもりな一作。
PS2で発売。タイトルの『X』は「ばってん」と読むばい。「テン=10」ともかかっている…と思う。
本作からマップや一部キャラクターのグラフィックが3Dに。しかし
桃太郎や夜叉姫などのキャラクターは2Dのまま。
また「便利系」のカードを8枚まで持てるようになり、3月も通常行動が可能な月になった。
本作から
埼玉県の駅が登場するようになった。
そしていつもの全国編マップのほかに「九州編」マップを収録。「九州編」では全国編よりも広く作られた九州のマップが舞台。
さらに前作に引き続き「バラエティ
ゲーム」も収録。
本作のみ5段階増資が可能。
「古代怪獣デボンドビス」が新登場し、プレイヤー全員の持ち金を毎ターン奪っていく。
ドジラがドジラ―スにパワーアップし、撃退できなかった場合は周辺の都市も破壊する。
九州編で鹿児島の目的地に着くと「おいどん」が登場し、プレイヤーを手助けしてくれる。
九州編のみ鉄道省で鉄道を購入できるようになった。
COMキャラと順番に対決していく1Pモードが新登場。
本作から、3年間だけプレイする「桃鉄公式戦(後に「桃鉄3年決戦!」に改名)」で遊べるようになった。
PS2と
ゲームキューブで発売。
マスの色を変えて損害系カードを引かせる「
ブラックボンビー」が初登場。本作からゲストボンビーが毎回登場するようになる。
マップは全国編のみだが、前作の「九州編」にあったイベントやシステムが搭載されており、演出面もパワーアップ。
駅で売っている物件の数や価格のインフレが進むようになったのはこの作品から。
夜叉姫が目的地発表の時に、現地についての簡単な説明をするようになった。
借金状態でカード駅に止まると、「カードの神様」が登場することがあり追加でカードを引ける。
本作から、
スリの銀次の出現率が大幅に上がる「当たり年」が設定された。
東京駅の本社ビルが、
借金をしても手放さずに済み、ボンビーに処分されることも無くなった。
「バラエティ
ゲーム」では貧乏神がいっさい登場しない「貧乏神がいない!」モードが初登場。
対戦
ゲームとしては面白みに欠けるのであまりオススメできないモードだが、貧乏神を嫌うお子さんを持つ親からは子どもと一緒に遊びやすいと好評だったらしく、以降も何度か搭載された。
PS2とGCで発売。
いつもの全国編のほかに、近畿・中国・四国が舞台の「西日本編」マップも遊べまっせ。
全国編ではプレイヤーの所有物件をどんどん吹き飛ばす「
ハリケーンボンビー」が初登場。以降もレギュラーキャラとしてしばらく登場していた。
貧乏神に「ボンビー・モンキー」がつくことがあり、借金をチャラにしてくれるなどプレイヤーにいいことをしてくれる。
西日本編のみ、大阪の目的地に着くと貧乏神の代わりに「大阪のおばちゃん」が登場し、プレイヤーの行動を制限させてくる。
伊賀上野に着くと「忍者のっとりクン」が登場することがあり、他のプレイヤーの物件一つを乗っ取れる。
ナイスカード駅が新登場。比較的良いカードが手に入るが、デビル系カードが全く出ないわけではない。
記念仙人が登場する条件が大幅に増加した。
目的地に着いた時に
借金の場合は帳消しできるようになった。
本作から、自社発祥地の物件駅を設定できるようになり、止まるといいことが起こるほか、物件駅以外も目的地に選ばれるようになった。
PS2で発売。タイトルのとおり、今回の舞台はなんと
アメリカ(北米)。
アメリカが舞台なのでマップはこれまでの桃鉄と全く違うが、基本ルールはやはりほぼ変わらず。持ち金が「円」ではなく「ドル」になったくらい(現実とはレートが大きく異なり、10万円=1万ドル)である。
ロケットに乗って月面へ行けたり、海底で財宝探しができたり、過去の時代へ
タイムスリップしたり、
ラスベガスのカジノでギャンブルできたりと、新しいイベントも多数搭載。
新ゲストボンビーはカード枠を圧迫する「スペースボンビー」と、
変装だが「ビリリンモンロー」。なお、「メカボンビー」や「ブロックカード」は本作で廃止となった。
本作以降、貧乏神の変身シーンで「スリー、ツー、ワン……GO!」ボイスが出るようになった。
本作では
桃太郎ランドが登場しない代わりに最高額物件は「ネズミーワールド」である。
次に海外進出する作品は「WORLD」である。
ゲームボーイアドバンスで発売。マップは『12』の全国編がベース。
また本作は「いつもの桃鉄」モードをひとりでプレイ中に、所持しているカードを「デッキ」として保存できる機能を搭載。
保存したデッキは「桃鉄3年決戦!」モードに限り使用でき、はじめから好みのカードを所持した状態で
ゲームをプレイできるので、
色々なデッキを登録すればいつもとひと味違う対戦が楽しめる。
また、貧乏神が変身するキャラに、新たに「ピヨピー」が登場。カードを封印して、マスの色を変えるだけだが、ラインナップには、青、赤、黄色、N(ナイスカード)の他に紫まであり…。
PS2で発売。
プレイヤーにカードの効果の損害を与える「
ミサイルボンビー」が新登場。その他、「キングボンビー」をはじめ、「ブラックボンビー」「
ハリケーンボンビー」「
ギーガボンビー」といろんなボンビーが大集合の一作。
各地で出現しプレイヤーに影響を与える「
名産怪獣」は本作から。
中盤から「特別カード売り場」や「新千歳空港」などマップに変化が起こる。
ゲーム終了時の三賞(○○王)は廃止されたが、代わりにエンディングが面白くなった。
本作から、プレイヤーやCOMキャラが「絶好調」にパワーアップすることがある。
さらに、ある程度年数が経過すると宇宙から小惑星が落下するイベントが発生。
そしてその小惑星はなんと、日本列島に直撃してしまい……!?
PS2、
Wii、
Xbox 360で発売。
サブタイトルにもあるとおり「
北海道大移動」という新イベントが本作の目玉で、もろもろの事情により
北海道が文字通り四国の南へと「大移動」してしまう、というとんでもないイベントが発生する。
高知県の室戸岬と北海道の宗谷岬が繋がっているゲームなんてこの作品ぐらいだろう。
また本作から最長プレイ年数が100年となり、カード袋の「進行系」が「急行系」に変更された。
新ゲストボンビーはカード袋を封印し、手持ちのカードを毎月一枚損害系カードに変える「ゾンビボンビー」、カードを捨てたうえで、取り憑かれていないプレイヤーにお金、カード、物件をあげてしまう「ハピネスボンビー」、高額物件を一件ずつ捨ててしまう「イレーザーボンビー」の3体。なお、ピヨピーは改心したのか、名産怪獣として登場し、善行するようになった。
マップに表示されない「埋蔵金駅」が目的地になることがあり、発見した場合10倍の援助金が貰える。
中盤から物件駅で
100倍の金額で他プレイヤーの物件を乗っ取れるようになる。
終盤では「みらい超特急」という路線を開発するようになり、投資したお金は本社ビルと同様に手放すことが無い固定資産となる。
Xbox 360版は『15』の小惑星イベントの追加やみらい超特急のルート変更などの変更点がある。
ニンテンドーDSで発売。
携帯電話用アプリとして配信されていた2本の桃鉄を同時収録した一作。
新要素も追加されているが、基本的なシステムやゲーム内容は元のアプリに準拠している。
なお、プレイ年数は最長30年まで。また、カードの所持できる枚数は急行系・便利系の分類がなく最大8枚までとなり、物件の「増資」システムは本作で廃止となった。
本作から
群馬県の駅が登場するようになり、47都道府県コンプとなった。
また、「歴史ヒーロー」の先駆けとして、特定の一駅を独占することで「平賀源内」を仲間に加えることができる。
DSで発売。シリーズ20周年を記念した一作。マップが拡張され、新しい駅が多数追加。プレイ年数は桃太郎電鉄DSTOKYO&JAPANから伸びて50年までとなった
またニンテンドーWi-Fiコネクションによるオンライン対戦モードが搭載(現在は
サービス終了)。
新ゲストボンビーは、所持金を減らすカードを押し付ける「ロシアンボンビー」。
本作から、特定の物件駅を独占すると「歴史ヒーロー」が仲間となり、加勢したプレイヤーに様々な効果をもたらす。
- 桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻
Wiiで発売。条件を満たすと各地で仲間にできる「歴史ヒーロー」が多数登場。
またマップの規模が前作の1.5倍となり、前作に引き続きオンライン対戦モードも搭載(現在は
サービス終了)。
本作は全ての都道府県庁所在地に物件駅が登場している。
カードはふたたび「急行系」5枚「便利系」8枚まで持てる形式に。
物件が大量に増加したことにより物件や鉄道の価格がインフレし、桃太郎ランドに至っては
10兆円(前作の10倍)となった。
新ゲストボンビーは、プレイヤーを電車ごとどこかの駅に飛ばし料金を請求してくる「エアプレンボンビー」、9マス動くと爆発し周囲を含め甚大な被害を与える「バクレツボンビー」の2体。
PSPで発売。
『2010』をベースに、チーム戦ができる新モード「桃鉄タッグマッチ」を搭載。
「桃鉄タッグマッチ」モードではカード袋をチーム全員で共有し、チームの合計総資産を競いあう。
また『2010』で登場したゲストボンビーに加え、さらに独占駅を一駅ずつ潰す「ツルギボンビー」が新登場。
月初めのイラスト
カレンダーは本作が最後である。
なおオンライン対戦モードは搭載されていない。
DSで発売。なんと全世界が舞台の桃鉄。
世界各国が舞台だが通貨はいつもどおり「円」。
いろんな国を旅しながら物件を買いまくり、総資産世界一をめざそう。
新ゲストボンビーは損害系カードを直接複数枚押し付ける「デビルボンビー」、カードを捨てたうえでカードの収集を強要する「チャージボンビー」の2体。また「ロシアンボンビー」も再登場。
「忍者のっとりクン」は廃止された。
プレイ年数は20周年と同様最長50年まで。また、カードを持てる枚数は『20周年』と同様に8枚までとなった。
前作に引き続き、オンライン対戦モードも搭載(現在は
サービス終了)。
家庭用ゲーム機向けとしてはこれが最後の
ハドソン製『桃鉄』となった。
詳細は当該項目も参照。
3DSで発売。
前作からおよそ6年ぶりの発売で、2010年代及び平成時代最後の作品となった。
発売元は
任天堂だが、ゲーム製作には元
ハドソンのスタッフが参加している。
大人の事情でキャラクターデザインが一部キャラを除いて一新され、マップもさらに大きく拡張。新ゲストボンビーは、カードを毎月一枚ずつ捨てつつ当該カードを一年間入手不可能にする「ナイトメアボンビー」。
しかし、桃鉄マニアの皆様にとっては何より
「ハリケーンボンビー」のクビが一番大きいだろう。なお、「ペペペマン」や「ボンビー・モンキー」も本作で廃止となった。
キングボンビーがハリケーンボンビーと同じことをする場合がある。
本作は震災からの復興がテーマで、「いつもの桃鉄」モードでは実際に日本で起きた震災や復興に関するイベントが発生する。どんな内容かはあなたの目で確かめよう。
なお、オンライン対戦には非対応。
Nintendo Switchで発売。
『令和』と略される事が多い。
ゲストボンビーはハリケーンボンビーの後継?である「キングボンビーJr.ポコン」、借金を膨れ上がらせるだけの「ビッグボンビー」。キングボンビーの最凶形態なるものも出現して……!
詳しくは個別項目へ。
引き続き
Nintendo Switchで発売。DSのが英字で『WORLD』なのに対しこちらはカタカナで『ワールド』。
13年ぶりに世界全体を舞台としており、地球儀のような球体マップが目玉。「虫メガネ」機能で表示される各地の特色や国旗については、前者は旅行ガイドブック『地球の歩き方』編集部、後者は日本旗章学協会など専門家の監修も受けているほか、一番乗りすると現地語での挨拶や歓迎のボイスが流れる物件駅もあり、これらは全てその言語のネイティブスピーカーを起用しているとのこと。
目的地までの最短ルート表示機能の実装ほか、「いつもの桃鉄」で発生するイベントどれか一つだけを遊べる「ヒストリーモード」や、目的地に到着した際のイベントなどを振り返るモードも追加。
桃太郎ランドはある程度ゲームが進むと、オーストラリアはウルルに「ウルル平和公園」の名称で現れ、この駅で全6種の「建設資材」を全て買うことで獲得できるが、必要総額は過去最大クラスの
約16兆円。あなたは獲得できるか!?
さらに発売の約一年後には、かのオカルト雑誌『ムー』の監修を受けた「ムー大陸浮上!」アップデートが行われ、このモードではムー大陸へも行けるようになった。
新登場キャラクターは、シリーズ初の褐色肌眼鏡っ娘レポーターの「アリス」。新ゲストボンビーには、持ち金やカード、物件を周囲にばらまく「ばらまきボンビー」、エアプレンボンビーの強化版「世界旅行ボンビー」。一方で、「ロシアンボンビー」はデザイン担当の土居が降板したのか該当国の戦争の影響なのかわからないが登場しない。
「名産怪獣」に当たる「お祭り精霊」も各地に出現し、災害や臨時収入など様々な影響をもたらす。モッテケッテちゃんが可愛くて有能。ほか、「サステナブル(持続可能)」といったワードが出たり、強制イベントが伝染病や紛争やIT企業にまつわるものだったりするなど昨今の情勢も反映している。しかし一番乗りしたとはいえ紛争地域から支援金を貰って良いのか?
一方、移動系カードは元々使いきりだったものを除き繰り返し使えるのが標準となる形で周遊系カードは全廃。そのカードは「タンク系」と呼ばれ、確実に3回使えるようになったが、使い切ると確実に消滅する点が周遊系とは使い心地が大きく異なる。
他にも「急行系カード」が列車から飛行機になり名称も変更、インフレやイベント発生の基準が年数ではなくプレイヤーの資産水準「総資産レベル」に応じて進行するようになる、「動く目的地」の登場など、『令和』の要素を概ね踏襲しつつ変更点も多い挑戦的な作品となった。
ドコモのFOMAやソフトバンクの3Gなど向けに開発されていたアプリ版。2005年~2012年にかけて配信された。
TOKYO/JAPAN/WORLD/CHUBU/KANTO/TOHOKU/HOKKAIDO/KYUSHU/SETOUTHI/KINKI/AOMORI/SHIZUOKA/TOKAIの全13作(一部には豪華版のマイナーチェンジなどがある)。
携帯アプリ版なのでマップが小さい、プレイ期間が短いなど制約は多いが、様々なマップで桃鉄を楽しむ事ができた。
しかし前述の通り、DSでTOKYO&JAPANが移植されているが、他作に関しては残念ながら今はプレイ困難。
■社長!基本ルールですぞ!
最初にみんなが目指す「目的地」がルーレットで決定され、
順番にひとりずつサイコロをふったり「カード」を使ったりして「目的地」に一番乗りを目指す。途中にループがある場合はそこを何周かすることもできる。
そして移動後、止まった「駅(マス)」に応じて色々なイベントが発生したり物件やカードなどを購入したりできる。
プレイヤーの所持金はゲーム中では「持ち金」と呼ばれ、これを物件やカードの購入に充てる。銀行のように安全に預けておける場所は存在しないが、多く持ちすぎるとライバルやお邪魔キャラたちに奪われ素寒貧になりかねず、かといって少なすぎても欲しいものが買えないので、いつ、どんなタイミングでいくら使うかをよく考える必要がある。
毎ターン必ずサイコロを振るかカードを切るかしなくてはならず、能動的にパスを選ぶことはできない(そもそもそういったコマンドが存在しない)。例えば周囲をうんちなどで囲まれ1マスしか動ける余地が無く、かつそこから脱出できるカードを何も持っていないとき、サイコロを振って2以上が出たらパスさせられターンエンドとなる。何らかのカードやイベントの効果などのせいで行動不能のときは、行動するためのコマンドすら出ず強制的にパスさせられる。
そのときの目的地の駅にいちばん先にぴったり到着すると「一番乗り」となり、そのプレイヤーは目的地の住民や名産品に大歓迎を受け多額の援助金がもらえる。加えて、同じプレイヤーが連続して一番乗りを果たせばその回数に応じたボーナスも加算されていくほか、一定の回数ごとに、あるいは最下位の時にも「目的地の住民が見るに見かねた」ために副賞としてカードを貰える。
また、援助金を得てもなお持ち金が赤字の場合は「塗炭の苦しみを乗り越えて駆けつけた社長の心意気に、目的地の住民がその社長の持ち金をゼロにするため駆け回ってくれた」ということで借金が清算される作品もある。地元の住民に数兆の借金を返済させるのもどうかと思うがルールなので仕方ない。
しかし一方、このとき目的地からもっとも遠い位置にいたプレイヤーには、色々な悪さをする「貧乏神」がとりついてしまう。
その後次の目的地がルーレットで決定され、引き続きその目的地を目指してみんなで競うこととなる。
なお、次の目的地として選ばれた駅に選ばれるより前に停車していても、自分のターンが始まって即一番乗り扱いとはならず、「足踏みカード」などを使って改めてその駅に停まらなくてはならない。
プレイヤー全員が1回ずつ行動すると1ヵ月(1ターン)が経過。
このゲームでは「4月」から「3月」までの12ターンで「1年」となっており、所有する物件や月や季節の移り変わりに応じて台風や大雪、桜前線などの色々なイベントが発生し、臨時収入を得たり損害を被ったりすることがある。
また毎年「3月」が終わると「決算」が行われ、ここで自分が所有している物件の収益金をまとめてもらうことができる。臨時収入は決算期に関係無く、対象の物件を所持していればいつでも起こり得る。
旧作では「3月」は決算のための月として存在しており行動はできなかったが、『X』以降は他の月と同様にプレイヤーが行動可能な月となった。
上記の繰り返しでゲームを進めていき、設定した年数だけプレイすると終了。
最後に総資産(所有する物件の総額+最後の年の収益金を足した持ち金)が一番多い人が優勝となる。
設定できるプレイ年数は通常のモードでは最長「99年」、『16』以降は一部作品をのぞき、最長「100年」。
『20周年』『WORLD(DS版)』は「50年」まで、携帯アプリ版では「20年」もしくは「30年」まで。
またプレイ年数が3年間限定の「桃鉄3年決戦!」など、プレイ年数が変更できないモードもある。
■主な駅(マス)
「物件」を購入できる駅。「目的地」は基本的にこの物件駅の中から決定される。食品、鉱業、製造、観光、商業、水産、農林など数種類があり、農林なら豊作や凶作、食品なら「食品日本一」に選ばれる、通販会社なら選ばれた物件が安く買える、探偵会社なら他のプレイヤーのステータスをコマンドで覗き見できる……など、種類や性質に応じたイベントが起きる。
中には価格が同じ物件が複数あって利益率に差が付けられている場合もあり、それなら基本高い方を買うのが良い……と思うだろうが、臨時収入が狙える物件が必ずしも利益率が良いとは限らないのが難しいところ。
一度手に入れた手持ち物件は原則として能動的に売ることはできない。手放す手段は、赤字に転落した際に売り払ったり、ボンビーに悪行を働かれたり、他のプレイヤーに乗っ取られたりするなど。
作品によっては、自分が所有している物件がその駅にすでに有れば、物件を「増資」して、その物件の資産価値と収益率を上げることも可能。
(後期には「増資」システムが無く、増資したければ歴史ヒーローに頼るなどしなければならない作品もあるが、その場合収益率が高めに設定されているものが多い。)
また、その駅の物件を全て自分が所有すると「独占」となり、
独占している間はその駅の物件から得られる収益金が2倍となる。
しかし、一度誰かの所有となった物件にも乗っ取りをかけて奪ってしまうこともできる。
中には収益率がマイナスという、所持しているだけでコストばかりかかる物件もある……が、そうした物件は時折莫大な臨時収入が入ってくる、保有し続けるとやがてイベントが起きて高収益の物件に化けるなどのボーナスが隠されていることが多い。
独占しているなら収益率マイナスによる損失は半分となる。
物件を所有しているときに持ち金がマイナスになると、直ちに黒字になるまで手持ちの物件を売り払い負債の解消をしなければならないが、農林物件だけはこの状況になっても手放すことはできない。
その反面、収益率が低い物が多くなっているので長期戦向け。キングボンビーにぶち壊しにされながらも農林物件の収益金を元手に這い上がることも不可能ではない。
つまりは、借金を返せなくても資産として残しておけるし、おまけに貧乏神にも売られずに済む。ただしキングボンビーやハリケーンボンビーの物件捨てだけはどうしようもない。
農林以外の物件の売値は基本的に買値の半分。秘書に任せればランダムで何を売るか選んでくれるが、やはりここは売値は同じでも収益率が低いとか臨時収入の対象ではないとかで旨味の少ない方から自身で選び、また独占した都市があるならできる限り崩れないように心がけるのが良い。売れる物件を全て手放してもなお赤字のままだと借金を背負ってしまうことになる。
なお、どれだけ長期間高額の借金をしていてもゲームから脱落する事はないし、利息も設けられておらず取り立てもされない。でも現実では利息があるので決して真似しないように。
なので、借金を抱えてもめげずにぼやかずに立ち直る方法を模索するのも本作のポイントである。
止まると
お金がもらえる駅。もらえる金額はスロットで決定。
6〜8月は多くもらえるが、12〜2月は少ない。
後期作品では、「営業成績が好調」とのことでもらえる金額が稀に数倍にはねあがることがある。
止まると持ち金が減る駅。減る金額はスロットで決定。
失う額は夏は少ないが、冬はとても多い。
後期ではまれに何倍もの金額を取られることがあるので、持ち金が多くても油断は禁物。
また、「
スリの銀次」が登場し、持ち金の1/4・半分・全部のいずれかを盗まれてしまうこともある(「当たり年」だと他のマスでも出る)。
冬のマイナス駅に止まるのは勇気がいるが、冬に止まるとまれにその勇気に免じて「福の神」が現れ、逆に収入を得られることがある。
余談だが赤マスが多い地域は、さくま氏が実地取材に赴いた際に嫌な思い出があった場所だと本人がX(Twitter)で明かしている。
止まるとスロットで決定した「カード」が1枚貰える。どんなものが手に入るかは運しだい。
たいていは役に立つカードが手に入るが、持っているだけで自分が不利になり、しかも自分で捨てることができない危険なカードが手に入ってしまうこともある。マイナス駅と同様に
スリの銀次にも注意。止まるかどうかはよく考えたいところ。
入手したカードは一部を除いて自分のターンで使用でき、自分を有利にしたり相手のジャマをしたりできる。
後期のシリーズでは、高性能なカードが入手しやすい「ナイスカード駅」「スーパーカード駅」、一度に3枚もらえる「3カード駅」などの特殊なカード駅も存在する。
カードを購入したり、手持ちのカードを売ったりできる駅。後期のシリーズで登場している「とりかえしカード」は、この駅で売ることで処分できる。
作品によっては目的地に設定されることもある。
場所によって品揃えが違っており、止まりにくい駅ほど強力・便利なカードが販売されていることが多いほか、長期戦では年数が経つと品揃えが変わったり値上げしたりする作品もある。『15』と『16』では
超強力なカードが1回の来店で1枚ずつだけ買える。
「1ターンに1枚」ではないのがミソ。
ポイントを貯めれば持ち金が無くともそれで買えるほか、運が良ければ購入代金が全額返ってくることもある。
「100人に1人の無料キャンペーンに当たった」ということでそうなるが、どう計算してもその人数には届かない3年目までの間にも起きることにツッコんではいけない。
なお、『令和』から銀次がこの駅にも現れるようになった。
マップ上に数か所配置されており、止まるとほかの「ワープ駅」を指定してワープができる。
ただし、ワープした場合は自分の持ち金がゼロになってしまう。
持ち金がマイナスの場合でも0円になるので、借金持ちの場合は帳消しにしながら目的地に近づけて一石二鳥。
後期作品では、まれに失敗してあらぬ場所にワープしてしまうこともある。
『令和』からはヘリポート駅に名義を変えつつも続投しており、持ち金を残したまま移動できるようになったが、借金を確実には消してくれなくなった(しかし、利用時のイベントで借金を消してくれる事もあるので過去作の要素が完全に消えたわけではない)。ヘリポート駅から飛べる先はランダムで4箇所選ばれ、停まる度に変わる。
文字通りの賭けができる。
当てれば大きいこれらの駅に行ってみるか、額の差こそあれ確実に貰える青マスに停まるかはあなた次第。スロットやカジノでは全負けして損することも。宝くじは持ち金が減ることはない。
文字通りの駅。作品によっては目的地にされるが省略されることもあるなど扱いの差が激しい。ちなみに運営会社はそれぞれ「
桃太郎航空」「
桃太郎汽船」という名前のようだ。
停まっても特にイベントは起きないが、ご愛顧に感謝して、ということでカードをもらえる可能性があり、ごくたまにだが「シルバーカード」などレアなものが贈呈されることも。
カードを最大で十数枚預けたり、カード袋に空きがあれば引き出したりできる。いざというときの虎の子のカードを保管したり、損害系カードを封印したりするのに使える。COMは絶対に使用しない。
作品によってはキングボンビーがカードバンクを襲撃することもあるが……。
■◯◯社長は 〜〜カードを つかった!
様々なカードを用いつつ、いかに自分の状況を有利にしながら立ち回るかも本シリーズの楽しみの一つ。
持っているだけで効果を発揮するが発動条件を満たしたらただちに消滅するもの、コマンドで使う必要があるもの、一定時間経つと何かが起きるものなど色々ある。
【進行系カード】
サイコロを一度に複数ふって出た目の合計移動できるカード。
「急行カード」「特急カード」「新幹線カード」「のぞみカード」「リニアカード」の5種類があり、
それぞれサイコロを2個、3個、4個、5個、8個に増やす。
文字通り社長の「足」と言え、利用機会がかなり多いのでなるべく多めに持っておきたい所。
これが尽きる=敗北と言っても過言ではない程重要。
また、1枚で数回使用できる「○○周遊カード」、サイコロ6個かつ使い捨てのバージョンのない「ロイヤルEXカード」というものもある(旧作では急行カードは「オレンジカード」となる)が、『ワールド』では全廃。同作では、過去作では使用回数が不定だったカードの使用回数が一律3回までとされ、残り回数は横に表示されるタンクの目盛りで把握できるようになった。名前も飛行機系に変わり、それぞれ「プロペラ」、「双発プロペラ」、「ジェット」、「音速」、「超音速」、「ライトニング」に変更。「ライトニングカード」のみは使い切り。
関連して
ライバルのカードのタンク残量を減らす「ガス欠カード」や、過去作の「期間延長カード」「周遊マス」に当たる「満タンカード」「GSマス」が登場。
○の中は1から6までの特定の数字が入り、サイコロの出目をその数字にコントロールできる。
ゴールや貧乏神なすりつけなどのために特定マスにどうしても行きたい場合に有用。
「スペシャルカード」はこのカードの上位互換で、特定の数字ではなく、1から6まで自由に1回選べる。『令和』には上位互換で複数回使える「スペシャルズカード」もあった。
過去の作品ではその場にとどまってもう一度マスの効果を得られる「0進めるカード」もあったが、『G』あたりから「足踏みカード」に改名されている。そのマスにまた留まりたいときや、行き止まりのマスで貧乏神をなすりつけられた際の確実ななすりつけ返しに有効。
【便利系カード】
急行系以外の効果を得られるカード。様々な種類があるが、ここではその一部を記述。
うんちが ぷりぷり ぷりりんり~ん!
使うと、自分の位置にプリプリした巨大なうんちを落として1駅をまるごとふさぐカード。
消えるまでの間は誰も通行できなくなってしまう。
相手の進路を妨害したり、相手が連れている貧乏神から逃げやすくしたり等、使い方と状況次第ではかなり有効。
相手の近くに多数のうんちを落とす「とびちりカード」、目的地の駅により長期間残る「殿様うんち」を落とす「ばちあたりカード」、自身の列車が追い越しやすれ違いをされなくなる「うんち列車カード」、マップの任意の位置に落とせる「指定うんち!カード」といった亜種も。名前の割に意外と軽視できない。
またこれらを切ったあと、稀に「うんちをしてスッキリしたから」ということでもう一度行動できるチャンスが発生する作品もある。
実は、
上位のもの含めてCOMは総じてうんち対策が苦手という
弱点がある。貧乏神や赤マスを避けつつ目的地を目指すが積極的に寄り道はしない、うんち対策カードの優先度が低いというルーチンが主な原因。そのため、「ばちあたりカード」で目的地を封鎖されると
その辺をうろうろすることしかかなわなくなる。
これで最強COMのさくまさえ、絶好調状態でもほぼ無力化できるのでお試しあれ。
対策として「バキュームカード」を使用すると、すぐにうんちを消すことができる。
また、「うんち突入カード」をつかうと、うんちのある駅を数か月間素通りできるようになる。相手のうんちを牽制するだけでなく自分は好きなようにうんちをして自由に動き回るということも可能。なお、殿様うんちが消える前、目的地にうんち突入状態またはぶっとび系カードを使って一番乗りすると、殿様うんちはまた次の目的地に移る。
オナラで他のプレイヤーを乗り物ごとどこか遠くにふきとばす、現実的に考えるとすさまじいカード。
電車、フェリー、飛行機、相手がどの乗り物に乗っていても、オナラ一発で乗り物ごと遠くにふきとばしてしまう。
マス数ではなく単純距離でとばされるため、場合によってはとんでもない後退を余儀なくされる。
初期では、カード使用者自身が発射するオナラで近くのプレイヤーをふきとばすカードだったが、
『DX』以降は、「メタンガス星雲から来た」と称する「オナラマン」を召喚し、彼のオナラ攻撃で他のプレイヤー全員をふきとばすカードとなった。
これも使うタイミング次第で相手にかなりの嫌がらせができる。
ただし、まれにすかしっぺとなり不発に終わることも。また、オナラマンは銀河鉄道にいる相手のところにも行くことだけならできるが確定で不発となるので、その状況で使おうとすると「必ず失敗するがそれを承知で本当に『オナラカード』を切るのか?」といったことを秘書に確認される。
つかうと相手全員のカードを数か月間「ふういん」し、しばらく無効にして相手の行動をジャマできる。解消には基本ターン経過を待つしかなく、地味に嫌なカード。
類似のものに、相手の急行系カードを数か月間使用不可にする「徐行運転カード」もある。
他のプレイヤーを眠らせて数か月間動けなくする。
しかし眠っている間に「グッスリン」が現れることがあり、サイコロ勝負に勝てば目が覚めてすぐに行動できるようになるほか「めざましカード」も対策になる。
指名した一人を
まんま牛の姿に変え、しばらく1マスずつしか動けなくさせる。この間はカードなども使えない。
キングボンビーの付いている状況でこれを使われた挙げ句、ボンビラス星に飛ばされたら絶交したくなること請け合いである。
『USA』の0駅に囲まれたデンバーにいるときに使われると詰む話は「デンバーの悲劇」としてあまりにも有名。
他のプレイヤー1人のカードを1枚、運がよければもう1枚奪うことができ、相手と何マス離れていても使える。しかしかわされることもある。
欲しいカードを奪うのは勿論、使われたら困るカードを消す手段としても使える。相手の「刀狩りカード」を奪うのもお忘れなく。
似たものに「いただきますカード」があるが、こちらは奪いたい相手とぴったり重なる必要がある。しかし複数人固まっていれば全員から奪える他、無効化できないという強みがある。貧乏神をなすり付けた上にカードを奪えたときのカタルシスったらないね。
使うと
ヘリコプターやプライベートジェットに乗ってどこかの「物件駅」にランダムで移動する。
運が良ければ目的地辺りまで行けるが、悪いとあらぬ方向に……。
賭け要素が強いが、意外と役に立つことも多い。貧乏神つきのプレイヤーが近くにいるけど急行系が無い、でもなすりつけられるよりマシだからとにかく逃げたい時とか。
目的地までのマス数が極端に遠い≒どこにぶっとぼうが目的地へ近寄れる場合なんかにも使える。
利尻で使って礼文に着く可能性もなくはないが。
また、作品によってはこのカードで目的地に到着すると、ホールインワン特典が貰える事も。
COMキャラ「風神」のお気に入り。
ちなみに派生カード・亜種がかなり多い。「ぶっとび周遊カード」が代表的だが、それ以外の主なカードを紹介。
切ったあとにルーレットで引いた数字の分だけ目的地に近いマス(「九」を引けば目的地まで残り9マス、「一」なら目的地の隣マス)に移動できる「千載一遇カード」、
一度だけやり直しができる「夢のまた夢カード」、
ぶっとんだ先が気に入らなければ元の位置に戻ってこれる「とんぼ返りカード」、
自分を含む全員がぶっ飛ぶ「みなぶっとびカード」、
自分以外の一人にぶっとび効果を与える「ぶっとばしカード」「最果てカード」、
目的地の隣までぶっとべるが、サイコロで1を出さないと強制的に再ぶっとびしてしまう「うたかたの夢カード」、
ぶっとび方向が現在地よりも必ずカードに書かれた特定の方角になる「北へ!カード」「西へ!カード」「東へ!カード」、
他プレイヤーを
北海道やルーレットで選ばれた世界の秘境などのどこかへぶっとばしたうえに1ターン休みにする「屯田兵カード」「秘境探検カード」など……。
他の社長を自分のマスに集めることが可能。貧乏神のなすりつけや、誰かのゴールによるなすりつけられの阻止に有用。
たまにサミットの議論が成果を出して臨時ボーナスが入ることも。
これほどではないが他の社長を自分の付近に引き寄せる「きんしゃいカード」「近こう寄れ!カード」もある。
持っているだけでしばらくの間エンジェルが飛び去るまで毎月お金をくれるうれしいカード。
時々エンジェルが友達を呼んだり、より上位種の「ミカエル」に成長したりしてもらえる金額がより増えたり、ばらまきボンビーを貧乏神に戻すことも。この場合でも「ミカエルカード」に名前が変わることはない。
なお便利系では珍しくカード売り場での買い取りを「こんなありがたいカードをひきとるなんておそれおおくてできません!」とのことで謝絶され、設定上の買取価格も0円。神聖すぎて値段が付けられないということか。
「エンジェルカード」を他のいらないカード6枚を所持したうえで「君がすべて!カード」で増やすと?
ゴールすると賞金が2倍。『ワールド』ではさらに上位互換の『虎に翼×2カード』が登場し、こちらは賞金4倍。
景気の変動がある作品では、バブル景気の2倍/岩戸景気の10倍、ハワイにゴールした時の2倍も乗算される。岩戸景気でハワイにゴールすれば、10×2×2=40倍もの賞金になる。
ちなみにこのカードを持って一番乗りすると、翼が生えた虎が本当に表示される。
使うと、プレイヤー全員の借金(マイナスの持ち金)が帳消しになるカード。逆転への第一歩として。
長らく有料で、買えない者は貧乏神が買ってくるのを待つしかなかったが、『2010』以降は「カード売り場駅」で0円で買える(もらえる)ようになった。なお売値も0円。貧乏神も価格改定後はこのカードを持って来る時だけは「もらってきた」と言い、また持ち金も奪わない。
物件駅で買い物をするときに使えるカード。桃太郎ランド・モモタローランドをのぞく物件を1つだけ10分の1の価格で購入できる。
その超強力な効果に違わず、かなりの貴重品。資産を一気に増やせるチャンスなので、どこで使うべきか考えよう。『令和』以降はダビングも可能。
捨てようとすると「まさかゴールドカードをすてちゃうんですか!?」と驚かれ、本当にそうすると「なんという豪胆さでしょう!◯◯社長の才能にはもうひれ伏すばかりです!」と言われる小ネタも。
その他、最上位種に桃太郎ランドをのぞく物件を1つだけ無料で手に入れられるが12月に「徳政令カード」に退化変身する「シンデレラカード」、上位種に1駅の物件をすべて10分の1の価格で購入できる「プラチナカード」、下位種に物件を1つだけ半額で購入できる「シルバーカード」も。
物件一つ(桃太郎ランド以外)を毎月金利付きの8回払いで購入できる。最後の年では使用できない。
貧乏神や
キングボンビーが勝手に行うこともあり、後者の場合は他のプレイヤーに奢ることになる。
一部の作品では踏み倒すこともできるが、
失敗すると逮捕されて法の裁き(攻撃系カードの効果)を受けてしまう。
持っているだけで他人からのカード攻撃を防いでくれるカード。
一度、もしくは数回防ぐと壊れてなくなってしまう。ただし一部防げない物も有る。
一部作品では資金に余裕のある先行プレイヤーに「ブロックカード」を大量に買い込まれると、逆転が非常に困難になってしまうという厄介な問題があった。
『12』では1人につき同時に1枚しか持てないルールとなり、次回作の『USA』では廃止されてしまった。
かわりに、相手を攻撃するカードに命中率が設定されるようになった。
使うと、プレイヤー全員の持ち金が平均化され同じ金額になる強烈なカード。「ブロックカード」も効かないことも。
借金をしているプレイヤーの分も計算されるため、自分がたっぷり借金をしていると……?
名前の元ネタはおそらく「平将門(たいらのまさかど)」から。
銀河鉄道にワープできる。
銀河鉄道は一本道で全てプラス駅の上、行き止まりのゴールマスに達すれば、サイコロの数が余っていても目的地到達扱いになる。
『令和』からはデストロイ号への一番の対策にもなり、変身中でも銀河鉄道に行けば地上のマップには全く被害が出ない。
ただし、銀河鉄道はボンビラス星の次にゴールから遠い扱いとなるため、銀河鉄道にいる間に誰かがゴールすると誰かがボンビラス星にいる状態でない限り貧乏神がついてしまう。
また、他のプレイヤーもこのカードを使っていない限りなすりつけも不能、「レッドカード」を食らうと全部赤マスになるなど使い所も試される。
目的地がハワイや南極基地など遠くて行きづらい、「青マス2倍カード」や「虎につばさカード」を持っている、バブル景気など、ゴールのメリットが大きい時を狙いたいところ。
金を積むことで他の社長の所有物件を乗っ取れる。が、まれに失敗する。
『X』~『12』では有効期限がありターン経過で消滅する。
更に『X』『11』では「食品乗っ取りカード」「鉄道乗っ取りカード」など乗っ取れる物件の種類によって制限がある。
そして『G』からは無料で乗っ取れるようになったため、高額物件を奪ったり独占を崩してやったりして一発逆転も狙える。しかもまさかのカード自体の購入も可能。元手数億で数千億の物件を奪えることも。
貧乏神またはミニボンビーがついてしまったときに他人に押しつけられる。一部作品においてはキングボンビー以外の変身体にも有効。
だがたまに失敗もするのと、キングボンビーには全く効かない。
焼きみそは貧乏神の好物で、使うと貧乏神を呼び寄せる。カード使用直後は貧乏神も焼きみそに夢中で特に邪魔してこない。
あえて引き受けて次に誰かに押しつけたい場合や、借金額で競争する場合に用いる。
自分がキングに!……なるのではなく、貧乏神をその場でキングボンビーに変身させる。このカードで変身した場合は行動を始めるまでに必ず1ターン猶予があるのがせめてもの救いか。
ただし「(キングボンビーになるのは)たまにです」と説明書きにもあるようにミニボンビーに変身させてしまうこともあり、その場合キングボンビーにならなかったことを悔しがるテキストが流れる他、そもそも相手にかわされて失敗に終わる場合もある。
自分についた貧乏神を変身させるなんてヘマを犯すことはするなよ?
使うと自分のターンだけ全ての青マス・赤マスが黄マスになり、効果はしばらく続く。初期は全員に反映された。
使うと、自分以外の社長は全ての青・黄マスが赤マスになる。
なお「ブルーカード」なるものは存在しない。サッカーにないもんね。初期は自分も対象だった。
使うと他のプレイヤーを自由に操ることができる最強カード。
本当に何でもできるのでカードを全部捨てさせるもヨシ、ワープ駅で所持金を0にして変な場所に飛ばすもヨシ、
キングボンビーに突っ込んでもヨシと最強クラスの妨害が可能。
進行系を使って貧乏神を引き取ってからカード駅に行き、カードの売り買いを繰り返してカード全処分&所持金をほぼゼロにして、貧乏神の悪行で借金にさせる、なんていう
悪魔の所業もできる。
リアルファイト、友情崩壊の恐れもあるので悪用はほどほどに。
☆マークのマス……要は最寄りのカード売り場にワープできる。
『G』までは
BGMが
横浜ベイスターズのテーマ。
最近の作品では「☆飛び(周遊)カード」に名前を変え、ランダムな4箇所を提示されて、気に入らなければキャンセルもできるようになった。
一番近くの物件駅に行って物件購入が可能。一応スリの銀次対策にもなる。
海路や空路から抜け出したいときにも有効。
「スペシャルカード」が無くても、位置と使い方次第ではこれを使って確実に目的地に到着することも可能で、ハワイなど到達しにくいゴールにも難なく到達できる。
なお、一部作品によってはこの方法は通用しない。目的地まであと1マスの場合に2マス以上先の物件駅に突っ込む場合も。
ごくごくまれに大金が手に入る。
自分のカード1枚を複製できるが、作品によっては「シンデレラカード」など複製できないカードも存在する。
「ダビングカード」自身にも使えて、その場合は結果的に自分のターンをパスすることができる。
しかし『2017』『令和』ではターン消費無しでダビングができるようになったため、この戦法は使用不可となった。
5種類揃えるとその5枚をすべて消費して目的地に入ることができ、到着金もいつもの10倍貰える。封印されしエクゾディア
単独で使うと別のカードに変化する。
作品とカードによっては「ゴールドカード」のような貴重品に変化することもあり、単独使用のほうがメリットが大きかった……なんてこともよくある話。
「時限爆弾カード」や「デビルカード」を処分できる。
『2017』以降では一回につき数枚のカードに使える。
使用するとランダムでカード枠が一杯になるまでカードが出てくる。稀にデビルなど損害系カードが出てしまうこともあったが、『令和』以降では出ないことが明言されている。
所持しているだけで
スリの銀次と遭遇しても一枚につき一度だけ撃退でき、持ち金を盗まれずに済む。発動するとその名の通りパトカーのサイレン音(銀次曰く「この音だけは好きじゃねえ!」)が鳴り響く。
4分の1や半分のときではなく全額のときに発動させたいところ。
その名の通りその額の持ち金が手に入るし、一部作品を除いて使ったあとにもまた行動できる。
序盤で「100億円カード」なんてものを手に入れられたら、一気に独走の弾みが付くかもしれない。
自分の手持ちのカードを全部一種類の同じものにしてしまう。なおカード袋を埋める効果はない。
ミカエルがおり、カード袋がいっぱいのときに使うと?
カードまたはサイコロの出目を6に固定できる。
これを切ったあとにサイコロを8つ振る「リニアカード」や「ライトニングカード」を使えば、確定で48マス移動できてしまう。
指名した相手の数マス近くにテレポートできる。相手が目的地のすぐ手前の地点にいると、運が良ければ目的地に着地できることも。
似たような効果を持つカードとして「ぴったりカード」も存在し、こちらは指名した相手とぴったり同じマスにテレポートできるが、失敗のリスクがある。
しばらくの間赤マスに止まっても影響を受けない。
これの効果が持続している間は赤マスでスリの銀次が出現しなくなるため、「スリの銀次の当たり年」の対策にもなる。
効果はその名の通り。
ライバルがゴール目前のとき、あるいは入りづらくて面倒な位置だった場合の仕切り直しにも。
ただしたまに変わらないこともあるので過信しないのが吉。
昔は「?」が入っており、目的地が変わる方がレアケースだった。
効果はそのry。
効果はry。
効ry
自分含む指名した一人の持ち金を、たとえ何兆円持っていても一瞬でゼロにし(され)てしまう恐ろしいカード。たまに失敗することもあるので、ライバルがこのカードを引いた時に奪うか壊すかする手段が無いなら失敗を祈るしかない。
一方、もし自分や
ライバルも借金を抱えているときに自分に使えば、自分だけ借金を清算して再起の足がかりを掴めるし、全員に影響が及ぶ「徳政令カード」を切った時とは違って
ライバルだけ赤字のままにしておける。
ライバルの持ち金をごっそりいただける。決算直後で持ち金がたっぷりの4月に使うのがベスト。ただしかわされることもあるほか、持ち金がマイナスのライバルからは当然貰えない。
なお、これは現在の仕様。『WORLD』まではなんと必中かつ無効化(さくまの絶好調、弁慶の能力)不能、というとんでもないもので、一番手がダビングして持ち続けていると毎年確定で決算を総取り可能だった。
「使用した時点で最も持ち金が多いライバルの持ち金に数億円を加えた金額」を収入としてそのまま得られる。なお自分が持ち金トップの場合は使用不可。
あくまで自身の持ち金を増やすだけで、ライバルの持ち金そのものには一切干渉しないが、裏を返せば妨害系のカードに分類されないため、使用すれば確定で成功するという特徴がある。
指名したライバルの持ち金と自分のそれをとっかえっこしてしまう。切る前に持ち金をたっぷり使って目一杯減らしておくのがオススメ。
なお、自分が借金の時は使用不可。但し借金の相手を指名することはできるので「陰陽師カード」と併用すると……。
指名した相手のサイコロの出目を1〜2にしてしまう。
「絶好調カード」で上書きすることが可能だが、逆も然りで絶好調中にこれを食らうとまさに天国から地獄である。
ライバルのカードを数枚叩き割ってしまう。
切ると
どこかで聞いたようなBGMが流れ出して
号泣馬なる少年が現れ、「モーレツに感動している!」などで始まる口上を述べたあとボールを投げる、という演出が入る。
ぶっちゃけ切ってから終わるまで長い。
なおボンビラス星に連行されたプレイヤーのところにはさすがに届かない。
一枚につき一回のみの発動し、その後は消滅する。
これを持っている時に他のプレイヤーが目的地に一番乗りすると、そのプレイヤーが獲得した援助金とそっくり同額が貰えるムシのいい効果を持つ。一番乗りしたプレイヤーが「虎につばさ(×2)カード」を持っているとき、あるいは歴史ヒーローの加藤清正を仲間にしているときには、それらによる加算分も含まれるのでなお美味しい。目的地に入れる自信がなければダビングしておくのも手。
ただし連続一番乗り分の加算や副賞のカードは対象外で、複数枚所持していても効果は重複しない。またカードバンクに預けている時や、自分が一番乗りした時にも発動しない。
ちなみに発動すると「おな〜り〜」というお殿様のお出ましを思わせるSEが流れるほか、桃太郎が「お殿様カード」が発動したことを述べたあと「お殿様は何もしなくてもお金がもらえて気楽でいいなあ!」と皮肉?を言う。
【損害系カード】
うっかり手に入れてしまうとマイナスの影響が出る。捨てることも基本不能という迷惑なカード。
持ってしまうと悲壮な音楽とともに小憎らしい顔のデビルが現れ、消えるまでの間お金を毎月奪われてしまう。
種類がいくつか存在し、「リトルデビルカード」「デビルカード」「キングデビルカード」
「ラストデビルカード」の順に奪われる金額が増えていく。
「キングデビル」以下のカードは「おはらいカード」を使うことですぐに除去できる。
また、相手にデビルカード等を数枚送り込む「デビル派遣カード」もある。
「ラストデビルカード」だけは「おはらいカード」が効かず、対策も限られてくる。
キングボンビーがカードの保有枠の空欄を全部これで埋めてくることも。
手持ちのカードを毎月1枚ずつ消してしまう。「ワクチンカード」等で対策しない限り、全てのカードが無くなるまで消えない。
一応、デビルなどの損害系カードを消してくれる可能性も無いではない。
『USA』から登場。入手してからしばらく持ち続けていると効果が発動し、大損害を受けてしまう。
損害系カードでは例外的に「カード売り場駅」で安価とはいえ処分してもらえるので、それが主な対策になる。
『15』から登場。入手してからしばらく持ち続けると爆発し、大金とカード数枚を失う。持っていると微かにカチコチと不気味なカウント音も聞こえる。
しかし「つかう」ことで誰かに押し付けることが可能。恐怖のラリーの始まりである。
使う必要があるので、牛歩やふういん、ボンビラス星にいる抵抗出来ない相手に渡して平和に解決するのがオススメ。
『16』と『WORLD』に登場。持っているだけで毎ターン所持金が半減し続ける困りもの。
ゾンビボンビーが作り出したり、デビルボンビーが吐き出すが、極稀にカード駅でも掴まされてしまう。
数ヶ月耐えれば消える。
前述のボンビーの悪行などで複数手に入れてしまえば効果は重複する。2枚持っていれば、1兆円→2,500億円→625億円→156億2,500万円といった具合に減る。
こんな大富豪がボンビーに取り憑かれることは少ないだろうが、大体のプレイヤーは破滅に追い込まれる。
借金状態のときに借金を倍にするなどの効果はない。とはいえそこに安心している場合ではないが。
指定された駅に止まるまで消えず、カード欄を圧迫し続ける。
しかし対象駅に行けば消え、便利なカードが貰えることもある。
キングボンビーがカードを全て捨てたうえで保有枠をこれで全部埋めてくる悪行がある。
カード袋統合前は便利系を
埋める形で進行形は残しておいてくれた。だから何だという話だが。
統合後は進行形も一緒くたに消えたうえで8枚押し付けられるので過酷極まりない。
名産怪獣のチャカテキーンが大活躍するので、まずは静岡へ行こう。
バギクロスでチャラにしてくれることもないこともない。
手に入れたら合計999マス分、サイコロ(急行系カード使用時も含む)によって進まないと消えず、カード欄を圧迫し続ける。なお、進んだマスの分だけ999から差し引かれ、その度名前が残りマス数分を示す数に変わる。
さすがに厄介すぎたためか、近年では64カード、128カードというだいぶ優しくなったカードに生まれ変わった。
ちなみに指定マス分進みカードを消しても「よかったですね!」と言われるだけで特に何もご褒美はない。なんだそりゃ。
引いたら次のターン以降にサイコロで1を出すまで消えない。
1を出せなければパスさせられるし、このカードを持っている限り他のカードも切れない(=「シュレッダーカード」による処分も不可能)ので、運が悪いと何ヶ月も足止め。
「豪速球カード」でぶっ壊してもらえればその場で解放される。その他、貧乏神の瓦割り、キングボンビーの「バギクロス」、ナマハーゲンのカード捨てなどが挙げられるが、基本的にデメリットしかない。スリに遭わないだけまだマシか。
■COMプレイヤー
パーティープレイで足りない人数を補ったり
一人プレイで相手してもらったりする
CPUキャラだが、本シリーズでは常連とも言えるキャラが結構多くそれぞれの個性も豊か。
中には、思考パターンだけでなく特殊な補正がかかっていることもあり、生半可な腕では太刀打ちできないことも……。
初心者向けキャラ。
いちおう目的地を目指そうとはするが、物件の買いかたや移動も適当で、カードもほぼ使えないほど頭が悪い。特に豆鬼はサイコロも大きな目が出ない、絶好調になるとカードを
ライバルに配るなど、とにかく最弱。
両者が同時に登場する作品では、赤鬼は少しだけカードを使う事も有る。
赤鬼は『ワールド』では人間プレイヤーと同じ能力と高度な思考を兼ね備えたフェアプレー用COMになり、また同作でネット対戦中に回線落ちしたプレイヤーの代行も務める。
『16』にて登場。
うんちにかかわる行動が大好き。やっぱり頭は悪くて弱い。
しかし弱いCOMとしては絶好調が厄介で、毎ターンうんち系カードを無消費で使えるようになり、本人はうんち突入状態になる。とびちりカードを連発されると地獄になる。うんちに囲まれたまま絶好調が終わり墓穴を掘ることも多いが。
モデルは鳥嶋和彦。
いい加減な性格で、目的地を目指さずふらふらと移動し、物件購入も捻くれている。
毎月他のプレイヤーから少しずつ集金するが、天邪鬼と重なると奪うことができる。
たまにプレイヤーの名前や目的地を勝手に変えることがある。
そして絶好調になると他のプレイヤーは空路や海路に飛ばされ、他のプレイヤーのターンのみ色マスを問答無用でぶっとぶ、ボンビーや銀次に襲われる、テレポートで誰かの近くに行くといった滅茶苦茶な効果を持つマスに変えてしまう(出現するマスは1回の絶好調につき1種類)。
果ては汽車の代わりに本人がマップを歩く。
良くも悪くも賑やかし要員である。弱くはない。
弱いキャラには違い無いが、「農林物件大好き」という思考パターンから、長期戦になるとじわじわと追い上げてくることも。
後期作品では「冬場の赤マスは可能な限り避ける」という思考が追加され、ますます長期戦向きキャラになった。
農林物件のみ購入する訳ではなく、『16』ではごく稀に農林以外の物件を買うこともある。
「とにかく食品物件大好き」という特徴的な思考パターンを持つ。妨害系カードも多用するし、絶好調状態だとこのCOMが所有する食品物件が全て収益率100%になり、カードの命中率が上がり、しかも他の社長は食品物件が買えなくなるなどやはり厄介。
『16』では絶好調の強化版のパーフェクト状態(攻撃系カードか必中)や、大幅に弱体化するスランプ状態(攻撃系カード
命中率が0.1倍、サイコロの出目が1~3のみ)になることがある。
通称福助人形。
常にバブル景気(青マスや目的地到着金が2倍で赤マスは半額)を発動するキャラ。
絶好調になるとさらに青マスの利益が増える岩戸景気状態に。
カードのような姿をした鬼。カードを何度も使え、しかも損害系カードは入手直後に消去するというトンデモスペックを持つ。
雉。ただひたすら最短ルートを通りたがるようで、冬の赤マスであっても遠回りせずお構い無しに止まる。
なお、鳥だからといって空路が好きというわけではなさそう。
きじたと同様に最短距離を目指す。
きじたよりはは冬の赤マスの福の神が出やすい。
猿。
弱いキャラの部類ではあるが、イタズラ好きな性格なのか、積極的にお邪魔をしてくる、やっかいさを持った相手。
しかし攻撃・妨害系カードを即座に使いたがるものの、効率的なタイミング等は特に考えていない様子。
さるかわと同様に妨害系カードを多用する。雷神は絶好調でお金を奪う。
ぶっとびカードをよく使う。結構強い。絶好調ではぶっとびが千載一遇カード並みの結果になる。
青マスでは最高値を、赤マスでは最低値を引く。
守銭奴?
絶好調になると相手プレイヤーを眠らせたりカードや物件を捨てさせたりするなどの妨害を行う。より上位のCOMであろうと有効なので、あしゅら・えんま・さくまを手玉に取ることさえある。
なお、初登場の『20周年』では下位COMだった。
その他、対戦相手に選んだ際の
ゲーム開始時に、他のCOMキャラはしない挨拶をしてくるのも特徴の一つ。
なかなかの強さをもつ相手。夜叉姫は後に
桃太郎たちと同じ立場に組み込まれた。
貧乏神を極端に嫌がり、他者にとりついている場合は徹底的に避け、自身にとりついた場合はいかなる手段も選ばずに追い払おうとする。
特に、あしゅらは非常に賢い一方、卑怯を嫌う性格ゆえか攻撃・妨害系カードをほとんど使わず、手に入れてもすぐ売っ払ったり他者による助力を断ったりするほどストイックな一面も。なお彼は男である。
ただあしゅらは絶好調がとんでもなく厄介で、
何と1ターンに3回行動出来るようになる。しかも近くに貧乏神の取り付いたプレイヤーがいれば問答無用でぶっとばす。
卑怯な手は嫌いじゃないのか。
「冬眠カード」や、歴史ヒーローの「アシドメール」で拘束しても1回の行動分で1ターン分足止めされたという扱いとなり、すぐ拘束が解けてしまう。ちなみに「陰陽師カード」があればこの状態のあしゅらを操作できる。
総合的に高性能で、かなり強い。
上級者向けキャラで、かつての作品では最強キャラだった。
こいつが絶好調になると他のCOMまで絶好調にすることがある。その他、自分が借金状態ではないのに「徳政令カード」を使うこともある。
『7』より登場。元ネタは言わずもがなさくまあきら氏。作品によっては隠し要素になってもいる。
あらゆる思考パターンに隙が無いうえに、ある程度なら自らの運すらも操作できるようで、文句無しに完全無欠な最強COM。
他にも、中盤から解禁かつ普通なら売値の100倍かかる物件の乗っ取りを、序盤からたった3倍でできてしまう、やたらと絶好調になる上にその間はサイコロを7つ振れて(一部の歴史ヒーローの効果を除き)一切の攻撃を受け付けない(「絶好調くずしカード」すらも効かない)……このようにもはや卑怯、チートなレベル。
■物件駅
各地の特産品をテーマにした様々な物件を購入できる物件駅。
その中身は作品ごとに細かく入れ替わっているが、シリーズ伝統ともいえる特徴を持った駅も多い。
国内が舞台の作品では、シリーズ伝統で全物件の中でも最高額を誇る「桃太郎ランド」がある。
値段はシリーズが進むごとに上がっていく傾向にあるが、とにかく全物件で最高額なのは固定。購入すると特別なイベントが起きる。なお、その次にその時点で獲得している物件の全一覧を見るかどうか選べるが、もし見ることにしたらなんとスキップできない。慎重に選ぼう。
物件が出雲そば屋ばかりになっている。
単価は1,000万円で、とにかく独占が非常に楽なのがシリーズ通しての特徴。
単体としての収益は元の価格が低いため大きくはないが、序盤に出雲が目的地に指定され、最初にたどり着いて独占できるとかなりリードを広げられる。
また増資可能な作品の場合は簡単に最大独占増資できるため、こうなると無視できない資産を形成する。
特に『16』の場合は、増資を重ねると最終的に「3,000万円で収益率300%の物件が8件で計7億2,000万円の収益」というムチャクチャ強気な設定。
長期戦はともかく、短期決戦なら勝負が一気についてしまうことも。
同じ特徴を持った駅として、宇都宮(
ギョーザ屋オンリー。)や喜多方(喜多方ラーメン屋オンリー)等も存在する。
物件が富有柿園やみかん畑といった農林物件ばかりになっている。
安価高収益率の食品物件ばかりの出雲が短期決戦向きなら、こちらはやや高値低収益率ながら独占を崩されにくく長期戦向きと言える。
赤字でも売却されない農林物件は確実に資産となってくれるため、万が一体制を崩された際は立て直しの足掛かりとなる。
また歴史ヒーローのいる作品では、独占できると紀国屋文左衛門が登場し、捨てたカードを買い取ってくれるので収益の面でも悪くない。
収益率マイナスの金山が有る。持っていても普段は赤字が出るばかりだが、運が良いと……!?
野球チーム
があるが、『11』までは常に収益率マイナス
。悲しいくらい弱いのでなかなか優勝できないが、その代わり優勝した場合の利益が破格。
『12』以降は収益率プラスに転じているが、優勝時の利益が多い仕様はそのまま。
『ワールド』では野球チームの
値段が33億円・収益率4%になっている。あとは高額な「
映画ランドジャパン」や、『令和』のみだが安くて高収益な上に臨時収入も狙える食品物件「帰ってきた宮田麺児」が目玉。
行き止まりにあって入りにくいが、農林物件の中では収益率が高い牧場があるので長期戦で買い込まれると地味にキツイ。
台風や桜島噴火などの被害を受けやすいが、畑を所有していると稀に財宝が見つかることがある。
空路でしか行けない上に、一本道の行き止まりで直前にはマイナス駅も多数有ったり、近辺の物件駅が乏しくついでの買い物がしにくかったりと、とにかくハードルが高い。
ここがゴールなら、貧乏神が憑かないようにだけして物件駅買いあさりなどに勤しむのも一つの手。
その代わり、目的地に指定された場合援助金が2倍になる。
なお、ハワイから帰りたい時は「星に願いをカード」があると便利。
初登場の『7』から
東京ネズミーランドを有し、更に『11』から時勢に合わせ
東京ネズミーシーも追加された岡山に次ぐ高額都市。一時期は岡山より独占金額が高かった。
桃太郎ランドの値上がりでそれは解消されるも、『令和』ではZOZOの運営会社をモチーフにした物件が追加されたため、岡山(と鉄道省)以外では初となる独占額2兆円越え都市に。
あとは
プロ野球チームや、幕張メッセがモチーフだろうイベント会場もある。
「シンデレラカード」や「プラチナカード」が手に入ったら考えたい候補の一つだろう。
さくま氏がファンなこともあり
プロ野球チームが優遇されている。
更に特筆すべきは自動車会社。元の収益率は高額物件相応に低いが『15』からは途中で新社長
タンス・ニ・ゴーンが就任する。
桐だんすに詰まって顔と手足を出した外国人というふざけたビジュアルだが、その実力は本物で自動車会社はとんでもない収益率に化ける。
しかし『2017』からは
レバノンに逃亡したのでキャラデザイナーの降板でいなくなった。もしや未来予知?
登場は『16』からと比較的遅いが、「揚げ鯛焼き屋」があることでかなりの存在感を放つ。
初登場時点で単価1,000万円、収益率200%の優良物件だったが、『20周年』以降の作品ではなんと収益率500%。プレイ年数によっては勝敗の運命すら左右するだろう。
ちなみに『16』発売の直前にあたる2006年の『五所川原立佞武多』祭りでは『桃鉄』キャラの立佞武多が運行されており、この様子は『16』のオープニングムービーにも使用されたほか、Switch版では特典で汽車の外見をこの立佞武多が載ったものに設定できる。
厳密には物件駅ではないが記載。
鉄道路線を購入出来、通常の資産価値に応じた収益の他、自分を含むプレイヤーがマスを経由することで別途収益が発生する。初期は
三重県辺りを中心に購入対象からハブられている地域があったが『15』からは路線分けがリニューアルされ
北海道、本州、四国、九州本土の現実のJRが存在する地域は全域カバーされるようになった。
かなり高額で初期は数十〜百億、後年は兆単位の費用がかかると購入は大変だが一番の強みは&(b,red){借金になっても手放さずに済みどんなボンビーでも破壊出来ず相手に乗っ取られるリスクが非常に低いこと}。
『11』からは最高額の鉄道を購入すると専用の画面が見られ、多数の列車が登場する。当時の鉄道事情がよく反映されているのが特徴。『11』〜『G』の
大日本鉄道ではC57、
0系、
100系、
300系、
500系、
700系が登場。『15』以降の
大都会鉄道では(『タッグマッチ』以前→『令和』)E231系500番台→E235系0番台(
山手線)、E231系0番台→E231系500番台(
中央・総武線各駅停車)、253系→E259系(
成田エクスプレス)、201系→E233系0番台(
中央線快速)、
103系→E531系(
常磐線)、E351系→E353系(あずさ)、
205系→E233系7000番台(
埼京線)が登場する。
■景気
作品によっては「バブル」「岩戸景気」「不景気」「大恐慌」と言った形で1年単位で景気が変動することがある。『ワールド』ではお祭り精霊の一体・ラウドラムの効果によって、出現する1月にだけ変動が引き起こされる。
バブルの場合は目的地到達賞金が倍になり、青マスのお金も気前よくなる。
岩戸景気の場合は目的地到達賞金や青マスの金額が10倍という破格の1年間になる。
だが不景気だと到達賞金が半分になってしまい、青マスも渋くなる一方赤マスの被害が大きくなる。
最も恐るべきは大恐慌で、到達賞金は4分の1、赤マスの被害は更に膨大になる上、青マスが全部赤マスになるという事態になる。
■貧乏神及びボンビー達なのねん
『桃鉄』で一番重要で、そしてゲームの醍醐味でもあるのが、お邪魔キャラ「貧乏神」である。
一人称は「ボク」、二人称は「○○社長さん」。
口癖は「
ボンビー!」で、また
語尾に「~(な)のねん」「にょろ〜」と付けることが多い。
ぽっちゃり型でそばかすのある、褌姿のキャラクター。尻にもそばかすなんだかおできなんだかがある。モデルは「えのん」こと榎本一夫氏。『
週刊少年ジャンプ』にて掲載されていた読者投稿コーナー『ジャンプ放送局』のキャラクター、「榎さん」のデザインとしても使用されていた。
ちなみに『令和』からは猿とがま口が合体したような姿になった。
貧乏神は
ゲーム開始直後は登場せず、誰かが最初の目的地に到着したときに目的地から一番遠くにいた人にとりつき、以降列車の後ろを常についてくるようになる。
移動の際は走る、ホッピングを使う、線路沿いに転がる、海路の場合は浮き輪や手漕ぎボートを使う(その合間に
釣りをすることも)、
空路の場合は尻からタケコプターを生やすなど、移動手段のバリエーションは
無駄に豊富。
宇宙空間や氷でも褌一丁で平気なのはナイショだ。名産怪獣やお祭り精霊に気絶させられていても、目を瞑ったままズルズルと付いてくる。どんな原理よ……。
とりつかれると、プレイヤーの行動終了時に色々な悪行をしてくる。ちなみに何も操作をしていないまま放置すると、寝たり現在地付近の名産品を食べたり、自撮りをしたり、
列車の車体に尻を擦り付け出したりする。おいやめれ。
本人はプレイヤーの手伝いをしているつもりのようだが、その行いはプレイヤーをかえって不利にするものばかり。
しかし時たま有益なことをしてくれる場合もあり、その時は敏腕秘書をもじって貧腕秘書と呼ばれもするが、本当にたまーになので過度に期待してはいけない。
貧乏神は他の人のいる所を通過したり、同じ位置にぴったり止まったりすることによって他人になすりつけができる。
『桃鉄』は、この貧乏神をうまくかわせるかどうかで勝敗が分かれると言っても過言ではない。
ちなみに強いCOMキャラは、この「なすりつけ」を重視する傾向がある模様。
貧乏神が行う悪行の内容は、作品によって少しずつ違っているが、主に以下のようなものがある。
- とりついたプレイヤーの、農林以外の物件を半分の価格で勝手に売る。桃太郎ランドも例外ではない。悪行の中で発生確率が最も高い。「おまもりカード」を持っていれば防げる。作品によっては非独占状態の都市にある物件を優先する場合があり、一度に複数の物件を売ることも。
- カードを倍の価格で勝手に買ってくる。しかし、借金状態でカードが購入できない時に優秀なカードを買ってくる事も。
- とりついたプレイヤーのお金を使って、他のプレイヤーの物件を増資する。増資そのものが廃止された作品では見られない。秘書「それは投資だ!」
- サイコロやルーレットでくじ引きをする。結果にかかわらず参加料を払わされるが、当たりさえすればわりと豪華な景品がもらえるチャンスでもある。
- サイコロを振らせ、出た目だけ「折り返し運転」などと称して目的地から遠ざけられる。
- 手持ちのカードを、他のプレイヤーに1枚プレゼントしてしまう。
- 手持ちのカードを、かわら割りのように数枚破壊する。ちなみにモデルとなった榎本一夫氏も空手の有段者である。似たようなものに、ずっと使わないままのカードを消す「かわいい子には旅をさせよ」がある。どちらも、デビル系カードを消してくれることもある。
- クイズを出題し、間違えると罰金を払わされる。クイズのテーマは作品やモードによって異なる。外すと罰金を取られる。なお正解しても褒美は無いが、不利になるようなことは何もされずに済む。
- 「時は金なり」と、指定された秒数後にボタンを押すように求めてくる。ずれると罰金を払わされるが、ぴったり当てればサイコロ1個分追加で移動させてくれたりも。
- そのターンで移動する前に止まっていた駅に財布を忘れてしまう。元の駅まで戻れば何もないが、移動しなかった場合は高確率で持ち金が減る。被害額が財布に入る規模ではない(最小単位の時点で10万円)為か「そんなに入る財布どこで売ってる!」とツッコミが入る。
- 車掌ごっこ。列車の連結に失敗したり、雪のために損害金を出したりする。ちなみに冬以外でも雪のアナウンスをすることがあり、「こんな季節に雪が降るか!」とツッコミが入る。
- 「サイコロ省エネ中」と言い、数か月間サイコロの出目を1か2しか出せなくする。前述の「折り返し運転」の他、ショッカーO野のミニゲームやキングボンビーのサイコロ10個なども影響を受ける。
- 「徳政令カード」を貰ってくる。これがある多くの作品では徳政令カードは無料であるため、珍しく絶対に損害が出ない行動である。
- 最後っ屁パネル。最後の年の最終ターンで持ち金がプラスの時に発生し、16枚のパネルの中から1枚めくってお金のパネルが出ると持ち金が4~10倍(作品による)になるが、貧乏神のパネルの場合は持ち金が0円となる。当然ながらお金のパネルは1~2枚しかない。
- 大きなくしゃみをして、取り憑かれたプレイヤー以外の誰かを目的地の付近まで飛ばす。
- 物件を5倍の価格で買ってくる。物件自体はプレゼントされるものの、持ち金が0ないし少額の時にも発動する可能性があるため、購入資金で借金をさせられた上で(農林物件以外なら)結局その物件を即売る羽目になることも……。
そして、貧乏神の最大の特徴は「キングボンビー」をはじめとした他のボンビーにしばらくの間、変身することである。
悪行の凶悪さが増し、被害がさらに大きくなることも少なくない。
【ボンビーの種類】
「おこづかい ほちいのねん!」
ボンビー族の赤ちゃん。毎月プレイヤーにおこづかいをねだり、少額のお金をうばっていく。キャラデザの刷新前はフル◯ンだった。
運良くこれに変身すれば、見た目通りにかわいい被害だけで済むようになるし、たまに急行系カードを拾ってくる作品もあるなど貧乏神の中ではまだアタリに入る部類か。付いてくる際たまにコケる。かわいい。貧乏神に戻ると「もどらなくて いいのに!」という表示が出るのも納得?
「キ~~~ング ボンビー!!」
元祖ボンビー。巨大な悪行でプレイヤーを苦しめる。
その凶悪さはまさに鬼、悪魔。その一言につきる。貧乏神が可愛く見えるほどである。
『令和』以降では、最凶形態なるものも登場し…。
詳しくは個別項目へ。
「おなかがへって コマルン! コマルン!」
『DX』『HAPPY』で登場。当時の『桃太郎シリーズ』のスタッフである小丸良人氏がモデル。
羽根を持った貧乏神といった風貌で、毎月の行動終了後に食品・農林・水産の物件のいずれか一つを食べてしまう。
近年のキングボンビーや
ハリケーンボンビーといった面々に比べれば可愛いものだが、毎ターンほぼ確定で物件(とりわけ堅実な資産となりうる農林物件)が容赦なく消えていく様は地味に脅威。
たまにお腹がいっぱいで物件を食べないサービスタイムも存在するものの、
取り憑いた相手が食べられる物件を所持していない場合も時間切れまでは貧乏神に戻らない・貧乏神に戻る直前にも悪事を行うといった、他のボンビーには見られない独特の行動パターンを持っており、中々に侮れない。
さくま公認のシリーズではないが、後述の『桃太郎道中記』にもそのまま登場。なにげに声優が豪華。
貧乏神の頭上に黄色い猿がちょこんと出現。貧乏神の上に猿=貧乏が去るということで、ボンビー系の中で唯一善行をしてくれる。『12』から登場。
借金や捨てられないカードを消してくれたり、強力なカードを毎月くれたりする。
くれるカードが強すぎて、捨てるカードを選ぶのに苦労する事も。
『11』『15』で登場。黒い体と真っ赤な
ルージュを引いた顔に猫耳のような頭部を持つ、ブキミな姿のボンビー。
とりつかれているあいだはカードが使用不可となり、目的地と「マイナス駅」以外のほとんどの駅が「ブラック駅」に変化。
「ブラック駅」に止まると、通常の「カード駅」と同様にカードが手に入るが、「ウイルスカード」や「デビルカード」などのマイナスカードばかり。
ただし、ごくごくまれに「ゴールドカード」や「
ダイヤモンドカード」などの本当にレアなカードも手に入る。
「リトルデビルカード」や「
幸福な王子カード」のように、大した損害のないカードも多めなので変身ボンビーの中では比較的被害は軽め。
『11』では初登場ということもあってか序盤からガンガン変身してくるが、夏場の赤駅で回避も可能という抜け穴もあるので割と有情設定である。
ちなみに数あるボンビーの中でも珍しく、「サイコロを振る前」に悪行をしてくるため、他の人に押し付けてもそのターン内では被害を軽減できない。
逆に、すれ違って奪い取ってしまってもそのターン内ならば被害は皆無という特徴もある。
「ドッドド! ドドード! ドドード! ドドー!」
破壊こそ創造の始まりなり。『12』から登場。
詳細は個別項目へ。
『USA』で登場。
ペガサスに乗って登場する、赤い鎧を着たカッコいいボンビー……
と思ったら、その鎧の中にいたのは、いつもの「貧乏神」だった。
とりつかれると、毎ターン終了時にサイコロを1~2コふらされ、
出た目と同じ数だけカード袋のスロットにプレートをはりつけていき、カードを持てる数を減らしてしまう。
プレートがはられた所にあったカードは
消滅し、数か月間はプレートははりついたままとなる。
名前の由来は「宇宙」と「空間」のSPACEをかけたもの。
『G』で登場。それ以降の作品では名産怪獣として貧乏神とは別に登場する。
こちらも「サイコロを振る前」に悪行をしてくるタイプ。
とりつかれるとルーレットで色を決め、各地の駅の色が全てその色になる(紫ならボンビラス駅になる)。
また、とりつかれている間はカードが使用できない。どちらかと言えばこちらの方がデメリットか。
Nマスで便利なカードが引けたり大恐慌で赤マスを消したりと益になることも。
しかしたいがい赤か紫になるので利益は期待しない事。
なすりつけるたびに色が変化するので、有益な色に釣られて奪うと大変なことになる。
『15』で登場。怪獣のような姿のボンビー。
とりつかれると、毎ターン終了時に妨害系カードを数枚
ミサイルのごとくプレイヤーに発射し、ジャマをしてくる。
ハデな演出のわりに、やることは地味でちょっと笑えるが、
撃ちこんでくるカードの組み合わせしだいではかなりのダメージを受けることもあるので、油断は禁物。
とりついていないプレイヤーもダメージを受けることがある。
「カード交換カード」の場合は損害系カードと交換させられる。
「食ベテヤル! 食ベテヤル! 地球上ノ 全テノ物ヲ食ベテヤル! ゲフーッ! グフーッ!」
『7』『Jr.』『15』で登場。
キングボンビーの体内に寄生している宇宙
寄生獣。
キングボンビーが悪行を行うたびに画面に表示されたカウンターが1つずつ減っていき、0になると出現。以下の全ての悪行を全プレイヤーに行った後、宇宙へと飛び去っていく。
- 所持金全額を食べ尽くし「0円」にする(実はマイナスだった場合も0円になる。借用書の類いも食べてくれている?)。
- カードを1枚残らず食べて消し去る。
- 独占されたいずれかの駅1つの物件を全て食べ、その駅の物件を誰も所有していない状態に戻す(『7』『Jr.』のみ)。
- プレイヤー全員の便利系カード欄をすべて「とりかえしカード」でうめつくす(『15』のみ)。
イベント後はボンビー自体がマップからいなくなり、誰かが目的地に到着するまで貧乏神がいない状態となる。
カウントが5以下に減った場合は、マップのどこかにいるハサン仙人に頼めば出現カウンターをリセットしてもらえる(『15』では2回目以降の出現でないと依頼できない)。
また、「ゴッドカード」を持っていれば、身代わりになって所持金の半額を守ってくれる。
『16』で登場。紅い目がブキミな、
ゾンビのような姿のボンビー。
とりつかれるとカードが使用不能となり、毎ターン終了時に自分が持つカードを数枚腐らせ、
「デビルカード」「ゾンビカード」などの危険なカードに変化させてしまう。
ちなみに「ゾンビカード」とは、持っているだけで毎月自分の持ち金が半分に減っていくどえらいカード。
しかも、複数所持していると効果が重複するため変身したターンで誰かになすりつけるかカード売り場でカードを処分しないと借金転落がほぼ確定する恐ろしいボンビー。
カードが使用不能となるのがかなりキツイが、どうにかして誰かになすりつけたいところ。
『16』で登場。
とりつかれると、最初に自分の便利系カードをすべて粉々にし、
その後は、他のプレイヤーに自分が持つお金や物件、ハピネスボンビーが用意したカード(しかも超強力)を勝手に配っていってしまう。
とりつかれた人は不幸になるが、それ以外の人はちょっと幸せになる、変わったボンビーである。
『16』で登場。
とりつかれると、毎ターン終了時に自分の手持ちの物件のうち、最も高額な物件を1件ずつ消し去り、所有者のいない状態にする。
終盤に出てくるとそれはもう悲惨。幸い桃太郎ランドは優先順位が最後ではあるが、
ネズミーランド系は真っ先に消える。
ただ、高額物件を持っていないと出現しないという都合上
100年やって一切出番ナシというケースもザラ。
見た目は
消しゴム。ホラー映画のイレイザーヘッドではない。が、行動はえげつない。
『20周年』『WORLD(DS版)』に登場。『WORLD』ではその名の通り貧乏神がロシア国内にいる時のみ登場する。
毎月、数体のマトリョーシカから1体を選ばされ、その人形に入っているカードを入手させられる。
カードはどれも「-**億円カード」。「**」には数字が入る。
つかうと、カード名に記載されている金額と同じ額の持ち金が奪われる。
つかった時点でそのターンの行動が終わってしまうため地味に曲者。ついでに演出も長い。
しかも、入手してから1年間、つかわないで所持し続けていると……?
『2010』『タッグマッチ』に登場。
とりつかれると毎月どこかにつれていかれる。移動後はその移動距離に応じてお金を奪われてしまう。
但し、銀河鉄道ではプロペラが動かないので移動せずに済む。
『2010』『タッグマッチ』に登場。
とりつかれてから通算9マス以上移動して、自分にとりついたまま移動を終えると、そのターンの最後に大爆発を起こす。
爆発するともっていたカードがすべて無くなり、さらに列車の修理費用とし莫大な金額がかかってしまう。
また、爆発させたプレイヤーから周囲5マス以内にいるプレイヤーも被害を受ける。
ゲームバランスが過激な「桃鉄3年決戦!」モードでは、とりかえしがつかないほどの威力があるので要注意。
なお、移動数は「ぶっとびカード」などのヘリコプターで移動した場合も計算され、他人になすりつけたままターンを終えると、移動数はリセットされる。ちなみに「テレポートカード」や「ぴったりカード」といったワープして移動するカードはセーフ。「みなぶっとびカード」で無理矢理移動させると……!?
一度爆発するか、爆発させずに数か月やりすごすともとの貧乏神にもどるので、
手持ちのカードやマップをよく見て、慎重に行動しよう。
『タッグマッチ』に登場。
とりつかれると独占都市を1ヶ所選んで捨てる。独占都市を所有していない場合は変身しない。
『WORLD(DS版)』に登場。
とりつかれると、毎月デビル系カードを数枚ずつ送り込んでくる。
ゾンビとは違いカードを持っていなくても被害を受ける上押し付けられるカードのバリエーションが増えている。まさかの復刻を遂げたゾンビカードを押し付けられることも多い。
シンプルな悪行だが、地味にやっかいなボンビー。
『WORLD(DS版)』に登場。
とりつかれると、そのとき持っていたカードがすべて強制的に破棄され、
その後はサイコロをふって出た目の合計数のカードを要求し、カードを入手するとすぐに回収されてしまう。
貧乏神にもどったあとも、要求された数のカードを入手するまでは悪行の効果がは続く。ただ要求された数のカードをすべて渡すとお礼が貰える。
損害系カードも対象のためロシアンボンビーとデビルボンビーとの相性が最悪という欠点がある。
『2017』に登場。
とりつかれると、毎月1枚ずつ手持ちのカードを燃やして消滅させる。
燃やされたカードは呪いがかかり、その後1年間は入手してもすぐに燃えてしまい、再入手ができない。
使用機会の多いカードを燃やされた時は、まさしく「悪夢」である。
秘書「しかし、どのカードを燃やされたか覚えていなければならないほうがもっと悪夢だ!」
『令和』に登場。
サンタクロースのような姿をしている。
持ち金がマイナスの場合にのみ出現し、サイコロを振って出た目の数だけマイナスを倍増させていく。
しかし、マイナスがいくら膨らんだとしても「徳政令カード」や目的地到着ですぐに帳消しにできるので実際は被害はほとんど無いともいえる。但し、後のアップデートで憑りつかれている間は「徳政令カード」が使えなくなるよう調整が施された。
また、所持金がマイナスでないプレイヤーに移すと「つまらんなー!」と言って即座に元に戻る。
一方、アイドルグループ・ももいろクローバーZとのコラボ企画では「サンタボンビー」と称して白い服になり、またこのモードにおいてはいつもとは反対に取り憑いた社長の持ち金がプラスなら出目の数だけ倍増させてくれるという善行キャラになっている。
『令和』から登場。
キングボンビーの
息子で、語尾には「〜でしゅ」と付く。専用BGMは無く、父の出現中のものの流用。出現中にはマップに黒い霧のようなものが漂っている。
パパから伝授された「ハリケーンの舞」を踊る、早い話
ハリケーンボンビーの後継キャラに当たる。
最初の悪行は未熟なのか1件しか物件を飛ばさず、2回目以降も2件まで吹き飛ばす等最初のうちは
ハリケーンボンビーよりやさしい。
だが登場3回目における2回目の行動から本気を出し、最大20件ものの物件を飛ばすようになる。
ハリケーンボンビー同様周辺のプレイヤーの物件も吹き飛ばすが、こちらは最初から一気に数件の物件を飛ばしてくる。
一方で物件を所有していない場合は確定で、所有していても稀に「まだためらいがあるようだ!」ということで何もしない。
『ワールド』から登場。専用
BGM『俗世の欲望 捨てまショウ』は「エンジェルカード」を引いたときのそれのアレンジ。
「神さまのお手伝いにボランティア枠で参加」しているらしく、
天使を思わせるような出で立ち……だが、笑顔と泣き顔が半分ずつの仮面を付けているので、表情が分からない。おまけに、登場する時は地面に叩きつけられてからゆっくり起き上がり、待機中もマリオネットのように糸でぶら下がっているせいか常にカクカクとした挙動を見せるため雰囲気は不気味。なお開発陣によれば「
キングボンビーが操っているかも」とのこと。
悪行は「ため込んだ欲望をばら撒いてアナタの魂を輝かせる」という謳い文句のもと、その社長のお金、カード、物件のどれかを毎ターン周囲のマスにばらまくという、要するに
新興宗教の教祖。ばらまかれる物件の種類に制限は無く、農林物件も対象になる。
ばらまかれたものは時間が経つと消えてしまうが、その前に落ちているマスを通れば物件でもカードでも自分のものにできる。
早い話が乗っ取りと刀狩りをさせているような状態。カードも物件も無ければランダムで言い渡された額の分の持ち金をばらまかれ、もし足りなくなれば「借金してでも払いまショウ!」ということで借金させられる。
なすり付けられるリスクを取ってでもばらまかれたもの目当てで近付くか、やっぱり全力で逃げるか……さてどうしよう?
ちなみに、「エンジェルカード」のエンジェルとばらまきボンビーが同時に付いていると、エンジェルは逃げこそしないもののいつもの笑顔から一転、青ざめた顔を手で覆いうなだれるという小ネタがある。
しかし、確定で使える手段ではないが、このエンジェルが進化してミカエルが降臨すると一変。なんとばらまきボンビーを一喝して変身を解除してくれるのだ(ただし、既にミカエルになっている状態で貧乏神がばらまきボンビーになった場合にはその次のターンになる)。また、この時ばらまきボンビーは直前までの神様のような言動をかなぐり捨ててやけに慌てる。やっぱり新興宗教の教祖だろアンタ。
こちらも『ワールド』から登場。専用
BGMは
和ロックのような雰囲気。
一人称は「あちき」。舞妓あるいは花魁の顔をした、それを思わせる着物やぽっくりを身につけた鳥の体を持つハルピュイアのような形態で、京都弁で喋る。
取り憑いた社長が行動を終えた後、ランダムでどこかのマスに連れていき、移動距離に応じた持ち金を奪う。
早い話エアプレンボンビーの後継だが、あちらと異なり移動は1回につき3回まで行うことがあり、そうなると当然運賃も加算される。運次第では目的地に近付ける……が、そう思ったらまた反対方向に連れて行かれ遠ざかる場合もザラ。あと、行動を始める前の顔がえらく
怖い。( ゚д゚ )クワッ!!
おまけにセリフが
ヤンデレじみているという声も聞かれる。特に「あっちいけカード」を使ったときとか。
エンディングではあのナマハーゲンと行動していて、終盤ではナマハーゲンを載せて現れ、2位のプレイヤーを咥えて飛び去る演出がある。例の顔が画面いっぱいに映し出されるためやっぱり
怖い。
■歴史ヒーロー
一部作品では、特定の都市を独占することによってその地に縁のある偉人が仲間になり、史実での活躍にちなんだ能力を発揮して味方するプレイヤーを助けてくれる。
■その他のキャラクターたち
作品によるが、秘書以外はランダム、あるいは年数の経過などの諸条件を満たすと登場。
その名の通り社長の右腕。固有名は特に無い。
一人称は「わたくし」で、語尾によく「〜ですぞ!」と付けて話す。セリフのみの登場が主で容姿は判らないが、口調などから恐らく中年くらいの男性か。一番乗りしたときのフレーズ「住民は大歓迎ですぞ!」を言っているのも彼。
赤字に転落して手放す物件や攻撃系カードの相手を「おまかせ」にしたときに任せれば代行して選ぶ、カードの説明をするなどの「実務」面はもとより、貧乏神の悪行や使用しても意味が無い状況のカードを使用しようとしたプレイヤーにツッコミを入れるなどして試合を盛り上げてくれる。
また、「ぶっとびカード」を切った時には「わたくしはどこまでもお供させていただきますよ!」と言ってくれたり、桃太郎ランドを獲得した時には感慨に耽ったりと憎めないキャラクターをしている。
文字通り仙人のような見た目のキャラで「ウヒャヒャ…!」と笑うのが特徴。「◯駅独占する」「黄色マスに◯回停まる」「ボンビーの悪行◯回記念」などのような何らかの条件を達成すると現れ、カードやお金を恵んでくれたり借金を解消してくれたりする。
しかし本人も語るように気まぐれなので、キリの良い記録を達成しても確実に来るとは限らない。
舌を出し目玉の付いたUFOのような外見をしており、目的地に最も近いプレイヤー以外の誰かのもとにその月の行動開始前に飛来する。
遭遇すると強制的にサイコロを振らされ、指定の出目を出すと目的地近くまで連れて行ってくれるが、外すと何もせず去っていく。
赤マスに停まると出現する、カエルのようなキャラクター。サイコロで指定の出目を出すと、続いてルーレットで選ばれた急行系/タンク系カードを選びその効果で一気に進める。サイコロが外れても赤マスの影響は無しにしてくれる。テッテケテーとは異なり辞退することもできる。
青マスか黄マスに停まると出現。
一部作品の「
幸福な王子カード」と同じく、遭遇したプレイヤーは誰かに自分のカードを1枚あげなくてはならず、また損害系を渡すことはできない。
ミニゲームの司会進行を務める。ミニゲームを開催するか見送るかどうかは選ばれたプレイヤーが任意で決められる。
ちなみに実在する。
手持ちのカードが一定枚数以下のときに黄マスに停まると出現。
ランダムで選ばれた便利系カードを数枚くれ、運が良けれは強力なものが複数枚手に入ることも。
最下位のプレイヤーのもとに出現し、いくつかある選択肢のうちから選んだ願い事を1つだけ叶えてくれる。
貧乏神と並ぶシリーズお馴染みのお邪魔キャラ。
詳しくは個別項目へ。
■余談
『桃太郎伝説』や『桃鉄』シリーズでは、ある条件を満たすと女温を
覗いてしまうという、
ゲームの目的とは関係のないお遊びイベントがある。女湯イベントでは一枚絵が表示され、中にはB地区が見えてるちょっときわどいモノも……。
しかし、後期の『桃鉄』では
CEROの審査に配慮したらしく、温泉をのぞけるイベント自体はずっと収録されているものの、色気が抑えられたイラストとなっている。
また長い間見ていると、
スリの銀次や
キングボンビー等に所持金を取られてしまいもする。
ちなみに、一部の『桃鉄』では女性向けイベントという事なのか「男湯」をのぞけるイベントもあったりする。
その一枚絵に登場するのは
イケメンだったり、ガチムチだったり、ゴツイ漢たちだったり……。
作品によっては誰もいない女湯を見ることになったり…。
桃鉄シリーズは基本的に現代の日本や世界を舞台とした
ゲームだが、過去に1作だけ、江戸時代をモチーフにした『桃太郎道中記』が
セガサターンで発売されたことがある。
しかしこの作品にさくま氏は全くかかわっておらず、『桃鉄』『桃伝』のシリーズとして認めていない。
この作品では、
お金→【円】から【両】
カード→【お札】
ハワイ→【唐】
等、より和風をイメージしたものに差し替えられている。
移動も基本徒歩で、サイコロを増やす効果のお札を使った場合、かご、飛脚、
馬、馬車等が登場する。
さらに、
キングボンビーの先祖という設定の「ボンビー大魔王」が登場し、音声付きで喋る(CV
デーモン閣下)。
また、本家シリーズでの対戦キャラからいぬやま、さるかわ、きじたが外れて司会役に回り、入れ替わりで『III』以降、
進行役に回っていた夜叉姫が久しぶりに対戦相手として復帰した(思考ルーチンは本家シリーズにおける「きじた」と同様)
2007年から2009年にかけて、KADOKAWAの児童向け雑誌『ケロケロエース』に連載された本作が題材のコミカライズ作品。
桃太郎の子孫である現代人、桃木三太郎が「えんま新聞」の新米記者として、
各地の名産品や歴史を紹介する記事を執筆するため、フリーカメラマンの夜叉姫や先輩社員の貧乏神と共に日本全国を飛び回りつつ、
行く先々で梵屁羅主大王(
キングボンビー)が送り込むご当地怪獣が現れれば、
先祖代々受け継いできたお守りの力で変身ヒーロー「
サムライ・ピーチボーイ」へと変身。
「御札」として登場する『桃鉄』お馴染みのカードの力や、「鹿角」「烈風」「火走」といった剣術を駆使して立ち向かうというもの。
剣術名からもわかる通り、『桃太郎電鉄』が題材の作品にもかかわらず、
スピンオフ元となった『桃太郎伝説』の要素が多く盛り込まれた異色作となっている。
児童誌連載らしくうんちネタが多い他、児童誌連載らしからぬ夜叉姫のサービスシーンもふんだんに織り込まれている。
ハドソンがコナミに吸収合併されてから、色々な「
大人の事情」により、『
桃太郎』シリーズの開発は停止していた。
さくまあきら氏によると、桃鉄の新作はもう出せない(作らない)状態にあったという。
(シリーズ終了のくわしい事情は、さくまあきら氏のホームページ「さくまにあ」のブログで記述されているので、気になる方は、検索して調べてみよう。)
2012年2月1日に配信された携帯アプリ『桃太郎電鉄TOKAI』を最後に、『桃鉄』シリーズは幕を引いた。
これで、もう桃鉄の新作が出ることは永久にない……かと思われた。
ところが……
後の、2016年9月1日にインターネットで放送された「Nintendo3DS Direct」内で、なんと、
ニンテンドー3DS用ソフトとして『桃太郎電鉄』の最新作が開発中であることが発表された。
番組内では、原作者のさくまあきら氏からのメッセージを、開発中の
ゲーム画面を交えながら、番組のプレゼンターである
任天堂広報室の森本英機氏が丁寧に代読した。
ゲームのタイトル名は『
桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!』。
本作はおよそ6年ぶりの新作となり、2016年12月に発売された。発売元は
任天堂となっている。
さくまあきら氏は過去のインタビューで「桃鉄にオンライン対戦を付けるくらいなら
東大でも受験する」と発言していた。
その発言の真意は、「オンラインに詳しいスタッフをつけてくれるならともかく、自分で勉強して実装するなんて無理」というものであって、オンライン対戦自体を否定しているわけではない。どう考えても東大受験のほうが難しい気もするが…。
というかこれを間に受けるならオンライン対戦を実装できるスタッフを付けてくれなかったのか。
その後、DS、スイッチ版でオンライン対戦が実装された模様。
「アニヲタのみなさん すみよいアニヲタwikiを作るための 追記・修正をおねがいします!」
- ハリケーンが一番凶悪だな ウザいしウザいし -- 名無しさん (2014-03-01 14:25:33)
- ここに書いてないが、エアプレーンボンビーが一番困る。中々運が良くないと目的地につけないし、下手するとサイパンまで飛ばされたりするし。 -- 名無しさん (2014-04-03 21:28:43)
- シリーズ終了前にカルラをライバルかお邪魔キャラとして出して欲しかった -- ボンバーマン復活もまだか! (2014-09-13 18:32:25)
- 今更ながらたいらのまさカードの元ネタが平将門であることに気付いた。地理の勉強にはなるが歴史の勉強にはならんかった -- 名無しさん (2014-10-08 19:27:19)
- ご当地キャラは桃鉄の代わりになるのか? -- 名無しさん (2015-02-16 15:18:41)
- 女湯には触れんのか?w -- 名無しさん (2015-02-16 15:25:18)
- 遊戯王のエクゾディアの元ネタはもくてきちでしょう -- ジバニャン (2015-03-03 10:19:43)
- こうはっきりと「もう作らない」って宣言されたゲームシリーズも珍しいな。たいていはいつの間に消えていたパターンが多いし -- 名無しさん (2015-05-01 13:42:22)
- いただきストリートとは似てるようで違うかな? -- 名無しさん (2015-05-01 18:41:15)
- 桃鉄もいたストもお金を稼ぐゲームだけど、ルールがかなり違うね -- 名無しさん (2015-06-05 05:29:54)
- さくまとハドソンで一悶着あったからか。某格ゲーみたいに毎年新作発売してたし。 -- 名無しさん (2015-07-14 21:54:14)
- ↑ コナミが版権買って潰したから。 -- 名無しさん (2016-02-21 13:56:29)
- アメトーークでマイナス駅の理由を今更初めて知った。だから海は多いのか。 -- 名無しさん (2016-02-28 13:56:04)
- ビリで借金MAXから最後の年で一気に大逆転1位なんてした強者はいるのだろうか?w ビリがそう簡単に逆転させないってのはわかる、けど逆にバランス悪くないかってつくづく思う。あきらめろって言ってるようなものだよなー -- 名無しさん (2016-02-28 14:52:20)
- いくらスリルがあっても過剰なキングボンビーはオフに出来なきゃやらんわ。リアルファイト以前に電源消してしまうレベル -- 名無しさん (2016-03-07 16:31:42)
- 書かれてないけど、スペースボンビーが地味に厄介。あいつのせいでエンジェルカードがパーになった恨みは忘れられない。 -- 名無しさん (2016-03-07 16:33:46)
- そうか、もう5年も経つのか…。正直もう諦めてたからただただびっくり。 -- 名無しさん (2016-09-01 23:46:37)
- 3DSで新作発表されたね。オンライン対応だと嬉しいけど -- 名無しさん (2016-09-01 23:55:43)
- ありがとうNintendo&さくまさん!さらばKONAMI! -- 名無しさん (2016-09-02 00:01:34)
- 桃鉄が復活…!? や、やった…いぃぃぃぃやったぁぁぁぁ!! -- 名無しさん (2016-09-02 07:37:23)
- ↑3それは流石に間違いないと思うけど -- 名無しさん (2016-09-02 19:22:25)
- しかし、ライセンス使用料はしっかり取るコナミ。 -- 名無しさん (2016-09-07 07:35:07)
- なんか悪いかのように書いてるけど、それ(ライセンス使用料)企業的に当然だからね? -- 名無しさん (2016-12-24 14:29:42)
- 問題はその当然の権利を無駄に振ってる事 -- 名無しさん (2018-12-06 20:51:43)
- キングボンビーは逆転要素としては当たり前の存在だけど、腕前事態に差がある同士でやると結局、戦略や対策を練るのが不得手な人ばかりが一方的に落とされてく羽目になるからなあ -- 名無しさん (2019-03-30 13:52:41)
- VC配信は色々な意味で無理だな。 -- 名無しさん (2019-09-08 06:51:10)
- SFC最終作のHAPPYが一番面白いかなあ。switchのオンラインで配信してくれないかな。 -- 名無しさん (2019-09-08 11:05:26)
- 非電源のボードゲームも2種類ほどある、けれど検索しても詳細な情報はなかなか出てこない……そんなことをたまに思い出して何年経つのやら。 -- 名無しさん (2020-10-15 23:44:55)
- そろそろSwitch版について追記したいね ダブルミリオン達成はちょっと凄すぎる -- 名無しさん (2021-03-15 14:38:37)
- えっ かぐや姫と阿修羅って 古い作品ではどちらも同時にCOMプレイヤーで存在してたの? -- 名無しさん (2021-05-05 23:05:09)
- 現在メダルゲームのロケテスト中、ベースはSwitch版だがメダルゲーム向けにルールを変えた結果目的地がステーションによって違うという初代仕様が復活、「も」「く」「て」「き」「ち」カードも復活となり先祖返りした要素がいくつか見られる事に -- 名無しさん (2022-08-27 00:18:19)
- 貧乏神がいない桃鉄ってのも今となっては知る人ぞ知るだけど今の時代で貧乏神なしで遊んだらどうなるんだろうか。 -- 名無しさん (2022-09-15 17:50:51)
- 貧乏神には申し訳ないけど、出てこないモードで遊びたい時もある。 -- 名無しさん (2023-01-22 15:36:51)
- WORLDのスイッチ版が来たな -- 名無しさん (2023-02-10 13:52:39)
- 貧乏神なしの教育版桃鉄は、一度ついた格差を捲る方法はほとんどないという現実を叩き込んでくるそうな。目的は地理教育だから別に問題はないがゲームとしては面白くはないね。 -- 名無しさん (2023-05-13 08:24:50)
- 昔の桃鉄で東京ー新潟間や青森ー仙台間が8マスというのは割と有名な話。 -- 名無しさん (2023-08-31 13:19:25)
- 初代貧乏神はジャンプ放送局のえのさん。 -- 名無しさん (2023-09-23 23:58:23)
- パワプロアプリでコラボしたシナリオが本当に楽しかった。 -- 名無しさん (2023-11-27 14:09:13)
- 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-11-27 20:17:25)
- 長期戦だとCPUが弱すぎる スペシャルカードを捨てたり物件飛びを捨ててプロペラカード買ったりアホすぎる -- 名無しさん (2023-12-08 03:03:17)
- 一昔前の桃鉄リマスターしてほしい。歴史ヒーローがバランス悪いから15や16で遊んでるけど、いつまでps2使えるか分からんし -- 名無しさん (2024-01-11 10:16:33)
- さくまさんは過去に脳出血で倒れたことがあったから、あまり無理をしないでいただきたい。 -- 名無しさん (2024-03-13 15:28:25)
- DXには特定の回数のとき特別ルールで遊べるというのがあったけど、あんなふうに最初の所持カードをいじれるようなモードがあったら面白そう 似たようなのだと同じハドソンのスパボン4のマニアックモードみたいな感じ -- 名無しさん (2024-07-15 20:16:31)
歴史ヒーローが、強すぎる件はこちらです。www
アルデンテ記号 1122(」
最終更新:2025年03月04日 08:04