ゴーストバスターズ2(映画)

登録日:2024/02/19 (月) 17:08:13
更新日:2024/04/07 Sun 23:39:29
所要時間:約 20 分で読めます





ややや(If There's Something Strange)

ケッタイな(In You're neighborhood)

誰を呼ぼう?(Who You gonna Call)

ゴーストバスターズを!(GHOST BUSTERS!)


『ゴーストバスターズ2(原題:GHOST BUSTERS Ⅱ)』は、1989年に公開された米国のSFホラー・コメディ映画。
84年に公開された『ゴーストバスターズ』の続編。

前作と同じく、製作・監督はアイヴァン・ライトマン。
原作・脚本はダン・エイクロイドとハロルド・ライミス。

また、主要なキャストも前作から引き継ぎと、ファンにとっても期待通りの続編となった。

……実際に、初公開時には北米興行収入で第一位を獲得する話題作となったのだが、たった一週間でワーナー渾身の『バットマン』に記録を塗り替えられてしまったという、哀しい逸話がある。

興行的には成功したものの、上述の通りで殆ど間を置かずに公開された『バットマン』に話題を奪われてしまったこと等も重なってか売上は前作を下回り、作品その物の評価も前作には及ばなかった。

とはいえ、既に映画以外にも人気が波及し広くメディア展開していた都合もあってか、ファンからは十分に満足出来る内容だったし、更なる続編を望まれると共に(本作の出来に不満があったビル・マーレイ以外の)製作側も続編への意欲を見せていたのだが、以降は20年以上に渡る紆余曲折と嘘か真かのいざこざが起こり、続編企画の始動が出来ない状況が続いた……ということでも知られてしまっている。



【物語】

━━破壊の神ゴーザとの戦いから5年。

ニューヨークを救った英雄となった筈のゴーストバスターズであったが、ゴーザを倒す=ニューヨーク全体で飽和する程に高まっていた霊的エネルギーが消え去るということでもあった為に、事件後はゴーストの出現情報もぱったりと止んでしまい、事件の検証も当事者達の曖昧な証言ばかりでまともに出来なくなる……という超常現象あるあるの末に、最後の決戦の舞台となった高層アパートやその他の施設の破壊といった諸々の責任を押し付けられてしまい、遂には市と郡に訴えられて破産に追い込まれ、結果ゴーストバスターズは解散。以降は、連絡を取り合いつつも各々が別の道へと進み、平凡だが退屈、そして人々に擦られる日々を過ごしていた。

そんな中、ピーターと恋仲となるもゴタゴタの中で破局し、別の男性と結婚して子供を得るも結局は別れてシングルマザーとなっていたディナの周辺で、再び異変が起き始める。
今ではピーターを介さずとも気心の知れた友人となっていたイゴンの下を訪れたディナは、愛息オスカーを乗せた乳母車が突如として走り出した後に道路の真ん中でピタリと止まった件についての調査を依頼。
ディナはイゴンに「レイに相談するのはいいがピーターに知らせるのはNG」と釘を刺していたが、タイミング良く(悪く)訪問したピーターに目敏く察知されてしまい、ピーターも強引に調査に参加することに。

こうして調査を開始した三人だったが、久々の本物の心霊現象に盛り上がった末に、届け出も無しに工事業者を扮って道路の真ん中に穴を空けてしまい、パトロール中の警官に目を付けられてしまうことに。
更にはタイミング悪く警官に詰められてる途中で、スライムに襲われたレイがパニックを起こして送電線を切断してしまい、広範囲での停電を引き起こしてしまう。

現場を押さえられた三人は裁判所に出廷させられると、オカルト否定論者の裁判長より今回の事故のついでに、過去のゴーストバスターズの活動の全てがインチキだったとして詰められ重罪を課されそうになるが、証拠品として提出していた“人の感情に呼応して活性する”スライムが裁判長の怒りのボルテージに合わせて急活性化。
このことで、かつて裁判長が死刑判決を下して電気椅子送りにしたことで恨み骨髄だった殺人犯スコレーリ兄弟の霊がゴーストとなって出現。法廷を荒らしまくる。
あまりの事態に裁判長自身からこの場でのゴースト退治の依頼を受けた三人は、この混乱に乗じて過去に出されていた活動停止命令の却下も含めた無罪を勝ち取ると、5年ぶりにプロトンパックに電源を入れてゴースト退治に成功。外で待機していたマスコミ陣に対し、高らかにゴーストバスターズの復活を宣言するのだった。

こうして再びの霊的エネルギーの高まりによりゴースト退治に大忙しとなる四人だったが、これはまたもやニューヨークに危機が迫っている証明でもあった。

今回の異変の元凶は、ディナが子育ての為に一時的な職として就いていた美術館のヤノシュ博士の美術品修復工房に運び込まれていた肖像画に宿る、東欧の独裁者にして魔術師のヴィーゴ大公の亡霊。
ヴィーゴの強大な魔力により、ニューヨーク地下の廃線となった地下鉄線に負の感情のエネルギーが物質化したスライムの大河が形成され、それがニューヨーク全体の霊的エネルギーの高まりを呼び込み、ヴィーゴの現世復活の為の下準備となっていたのだ。
そして、ヴィーゴは新たなる肉体としてオスカーを狙っていた。

現地調査と、遂に自宅のバスタブで襲われたディナの証言もあり、美術館に乗り込んだゴーストバスターズはヴィーゴが生きていることを確認して今回の敵を見定める。

そしてヴィーゴが自らの復活の日と予告していた年の変わり目(12月31日深夜)を目前に控えた日。ディナとの食事に出かけたピーターを除く三人は、かつてレイが地下に降ろされた際に目撃したスライムの大河の実地調査へと出かけ、その大河がヴィーゴの居る美術館に流れ着いていることを確認する。

もう帰宅を待っている時間は無いとピーターとディナが食事をする高級レストランへと乗り込んだ三人は地下であったことをピーターに伝えるが、その異様さから警察に通報されてしまい、巻き添えでピーターも含めて逮捕されてしまった。
それでも市長に再びニューヨークに危機が迫っていることを知らせようとするが、上手く説明出来ない内にゴーストバスターズに反感を持つ市長の秘書のジャックにより、精神病院送りにされてしまうのだった。

……そして、オスカーがヴィーゴに拐われてしまい、5年前を超えるレベルのゴーストの大量発生でニューヨークは大混乱。
ゴーストバスターズはオスカーとニューヨークを救うことが出来るのか?


【ゴーストバスターズの装備】


■プロトンパック

■ゴーストトラップ

前作の項目を参照。
裁判所で急遽動かすことになった時にはピーターから「何年も使ってなかったけどちゃんと動くかな?」と心配されたが、(作劇上の都合もあって)何の問題もなく動いた。「電池は5000年持つはずだよ」発言もこの場面。アークリアクターかな?
なお、レイもイゴンもメンテナンスしてたかどうかについては特に触れていない。おいおい……。
そんなオーバーテクノロジーの産物を前作の段階で4つも製作していたが、今作ではさらにもう1つ(予備として)製作している。
異常なエンジニアリングの高さだが、「ゴースト退治のため」に製作したのであって「お金儲けのため」に製作したのではないというのがイゴンらしいっちゃらしいところ。そりゃ柳田理科雄先生も「本当に天才です!」って絶賛するわな。
そのせいで子や孫世代が金銭面で苦労することになったのだから物悲しいが……。

■スライム噴射機(仮称)

今作のゴーストバスターズの切り札。正のエネルギーで満たしたスライムを噴射する装置。
プロトンビームが効かない巨大スライムやヴィーゴにも効果があり、洗脳されたヤノシュやレイを無傷かつ瞬時に正気に戻してしまう等、圧倒的な効果を発揮した。
……ただまあ、そうは言ってもスライムをぶっかけるだけなので、ヌルヌルのベチャベチャになりながら気分はハッピーになってるヤノシュとレイは果たして正気と言っていいのかだいぶ怪しいものがある。
プロトンパックよりもはるかに大型で動き辛そう。さしずめハイドラント

■ECTO-1

ゴーストバスターズの専用車。
基本仕様は前作と同じだと思われるが、救急ランプ部分に電光掲示板が設置されておりメッセージが出るようになっている。


【主要登場人物】


ゴーストバスターズ関係者

前作で基本的な設定や世界観を描いていたためか、今作では個々人の掘り下げが濃密になっている。
尚、揃って前作でも密かに貫かれていた「自分達の言いたいことを優先して話すために説明が下手」という悪癖が今回も出ており、相変わらず事情を知らない外部の人間からの理解を得られ難いという天丼芸が繰り返されている。

■ピーター・ヴェンクマン
演:ビル・マーレイ
(自称)心理学と超心理学の権威だが、ゴーストバスターズの解散後は口の上手さと知名度を活かして、時にはペテン師と批判されつつも、TVで超常現象関連のレギュラー番組を持つ三流タレントに転身していた。
前回の事件で関わりを持ったディナとは本心から惹かれ合っていたものの、ここ数年の間のゴタゴタ(大半はプレイボーイなピーターの不実さ故の自業自得)が原因で別れてしまい、挙げ句にその僅かな隙でディナが別の相手と結婚してしまったことにショックを受け、レイやイゴン達以外とは連絡を取らない、本心を開かない……と、気楽に見えて孤独な生活を続けてきたのが窺える。何度も言うが自業自得だけど。
そんな中、偶さかに訪れたタイミングでレイとイゴンがディナからの依頼を受けて調査に出ようとしているのに同行し、すったもんだの末に見事にゴーストバスターズを復活させることに成功する。
かつて手放してしまったディナのことはやっぱり想い続けていたようで、危険を察知したディナが自身のアパートに逃げ込んだ後には男寡婦の生活ぶりに呆れられながらも、今度は真摯に距離を深めていこうとする。
口下手揃いのバスターズの中では例外的に喋りが上手く(だが、すぐに相手をおちょくる挑発をするために説明はやっぱり上手くない)、滅茶苦茶なことを言っているのに法廷では傍聴人を味方に付けかけた程。

■レイモンド(レイ)・スタンツ
演:ダン・エイクロイド
ゴーストバスターズの解散後は趣味と実益を活かしたオカルト関連本&グッズ販売の店舗を経営しつつ、ウィンストンを相方にゴーストバスターズの装備とコスチュームを利用したパーティ芸人としても活動していた。
付き合ってくれているウィンストンからすらも「ゴーストバスターズは過去の栄光」と言われてしまうも、それでも5年前の活躍を忘れられない……という様子だったが、ディナからの調査を受けたことがきっかけでゴーストバスターズの復活に成功する。
今回も、前作で触れられていた土壇場でのやらかしは健在で、地下調査の際にはピーターとイゴンに無言で地下に降ろされる役を押し付けられた上に、スライムに襲われて慌てていたせいで送電線を壊してしまった。簡単に壊れるぐらい老朽化していた可能性も否めないが。
挙げ句にヴィーゴの肖像画の調査に向かった際に精神汚染を受けて、密かにヤノシュに続く傀儡候補とまでされて最後の最後で憑依されたのだが、極めて冷静なピーターや他のメンバーには通じずにあっさりとあしらわれてしまった。

■イゴン・スペングラー
演:ハロルド・ライミス
ゴーストバスターズの解散後は一人だけ大学に戻り研究室を与えられており、実質的にレイとの共同研究となる「人の感情がエネルギーとなる」実験を行っていた。
そして、正に研究内容と合致する人の感情が物質化したスライムを利用して力を得ようとするヴィーゴとの戦いに於いてはその知識が突破口となり、スライムが負の感情のみならず正の感情でも活性化することを発見していたことが逆転の一手となった。
教育に厳しいか貧しい家庭で育ったのか、ディナの部屋の調査に赴いた際には恵まれた発育環境を整えてもらっているオスカーの境遇に対して、自身の寂しい幼少時代を吐露する場面も。

■ウィンストン・ゼドモア
演:アーニー・ハドソン
前作では“給料が良いから”と入社してきた素人だったが、今や学者三人組とは同志にして固い絆で結ばれた親友となっており、大した稼ぎも得られないのに文句を言いつつもレイのドサ回りにも付き合っており、三人が法廷に突き出された際にも友人として見守りに来ていた。スコレーリ兄弟のゴーストが現れた時は姿が見えないが、傍聴人らの避難を優先したんだろうか?*1
解散後の職業は不明*2だが、ゴーストバスターズが復活してからは当然のように隊員として復帰。
今回は自社CMにも出演したり、心霊調査にも同行する等、変人集団とも調子を合わせられるまでになっている。
映画での出番が増えたのに伴い、無かったことにされていた前作の『りり』とは違い、ハル研究所が開発したファミコンソフト『NEWゴーストバスターズ2』にはハブられずに登場。

■ルイス・タリー
演:リック・モラニス
前回の事件に巻き込まれた会計士で、弁護士資格も持っていたことからゴーストバスターズの弁護士として出廷した。実は夜学で取った資格だったらしく、事実を知った三人をいきなり失望させた。苦学しただろうに、色々と報われない男である。
しかも「刑事罰は専門外」と言っていた通りの体たらくで、刑の軽減を請願する陳述では全く希望を伝えることが出来ず、挙げ句にはピーターが口にした言い訳を一言一句オウム返しのように伝え始めた為に「誘導尋問」を取られてしまう等、たった1回の法廷で敗訴間近まで追い込まれる。
だが、スコレーリ兄弟のゴースト出現が“何よりのバスターズの正当性の証明”となったことで初の法廷での勝利(●●●●●●●●)を勝ち取ることに。
ゴーストバスターズの復活後は専門である会計士として雇われ、経理関連の仕事を一手に引き受けていた。
また、今作では同僚となったジャニーンに惚れたようで、不器用なアプローチながらも何だかんだで関係を深めることに成功。
終盤には、ジャニーンに装備を着せてもらい出動し、まさかの大金星を挙げて(実際には何の役にも立っていないのだが、中でピーター達が事件を解決したタイミングで外に居たルイスが美術館に取り付いていたスライムを払ったと勘違いされて)人々の称賛を浴びる。
ハル研の『ゴーストバスターズ2』でもハブられていない。ウィンストン「俺だって最初からハル研製なら…」

■ジャニーン・メルニッツ
演:アニー・ポッツ
ゴーストバスターズの秘書兼本部の電話番で、解散後の動向は不明だが、営業再開と共に何事もなかったかのように戻ってきていた。
前作は普通の格好だったのだが、今作からは赤髪のマッシュルームに異常に派手な服装と一気にキャラが濃くなっている。
ピーターよりディナとのデートの為にオスカーのベビーシッターを任されると、食事に誘ってくれたルイスを巻き込んだ事で急接近。ピーターとディナが居ない間に盛り上がる程の仲に。
終盤にはルイスに装備を与え、熱烈なキスと共に5人目のバスターズとして送り出す。


その他の人物


■ディナ・バレット
演:シガニー・ウィーバー
前作に引き続きヒロインとして登場。因みに、惑星LV-426帰りである。
本来の職業はチェリストだが、この5年の間にピーターと破局→別の男性と結婚・出産→離婚してシングルマザーに……という目まぐるしい環境の変化もあってか、特に子育てに時間を割くために一次的にヤノシュの美術品修復アトリエでの仕事に就いている。
元夫が誰かは明確にはされていないものの、話を聞く限りは前作のイケメンバイオリニストがお相手だったか。
今作でも異変の元凶となる存在に狙われてしまっており、愛息オスカーに起きた異変についてイゴンに相談したことで物語が始まっていく。
また、前作のルイス(それにピーター)に続いて、今作はヤノシュとまたも変な奴に惚れられた。男運が良いんだか悪いんだか……。

■オスカー
演:ウィル・デュッチェンドーフ/ハンク・デュッチェンドーフ
ディナの愛息。ヴィーゴに現世での新たな肉体として狙われることに。
尚、続編企画が推移していた頃のインタビューにてシガニー・ウィーバーは「オスカーがゴーストバスターズになる」案を出していた。

■ヤノシュ・ポーハ博士
演:ピーター・マクニコル
美術館にて美術品の修復アトリエを任されている、キャリアはあるが自惚れ屋の風采の上がらない小男。
自分のアトリエにやって来たディナにベタ惚れしていたが、全く相手にされていなかった。
その心の隙間をヴィーゴに付け込まれて傀儡とされ、クライマックス前には人間でありながら半ばゴースト化して、空中からオスカーを誘拐した。
日本語吹き替え、字幕では何故かオカマ口調となっている。特にソフト版の千葉繁御大はハマり役。
『ソフィーの選択』で若くしてキャリアを掴んだ中の人は、本作の出演にてコミカルな演技に目覚め、続く『アダムス・ファミリー2』でも上客に媚びる嫌味なキャンプ場支配人夫婦の夫を好演。
レギュラー出演した人気ドラマ『アリーmyラブ』ではエミー賞コメディ部門にて助演男優賞に輝いている。

■ジャック・ハードメイヤー
演:カート・フラー
NY市長補佐官。
知事選出馬も見据える市長の腹心として働きつつお零れを狙っており、その邪魔になり得る存在としてゴーストバスターズのことを必要以上に警戒している。要は前作のウォルター・ペックに続く足引っ張り役。
警戒が過ぎて、三人組が法廷に引っ張り出された時にはなるべく大きな罪を課せるようにと堂々と頼み込んでいた程だったが、まんまと失敗。
その後は復活したバスターズの活躍を忸怩たる思いで見ていたが、終盤にバスターズが市長に嘆願にやって来た時には彼等の余りの説明の下手さ(素人には伝わらないレベルの専門的な話を並べ立てる)を利用して精神病院送りにした。
……が、運悪くその直後からバスターズが言っていた通りのスライムの飽和によるゴーストの大量発生事件が起きてしまい、ゴーストバスターズを頼ろうとした市長に精神病院送りにしたことを告げたことで怒られて、任を解かれて追い出された。
実はその後の展開にてカットされたシーンがあり、スライムに覆われた美術館にバスターズが止めるのも聞かずに入ろうとして取り込まれる→その後にバスターズに救われて和解……という流れがあった。
この経緯がバッサリと無くなっている為、勝利を納めたバスターズが美術館の外に出た際のカットの一つにジャックらしき人物も交ざっていて、敵対していた筈のバスターズを送り出して拍手で讃えていたり、EDの紹介部分では唐突に市民と肩を組んで歌っていたりと、不自然に見えるシーンがある。

■レニー市長
演:デヴィッド・マーギュリーズ
前作から引き続いて登場のNY市長。
腐れ縁となったゴーストバスターズのことは厄介者と思ってはいるものの、個人的には能力を認めている模様(色々なしがらみもあって他のお偉方や市の役人が“インチキ”呼ばわりするのを止めることも出来ないのだろう)。
最終決戦前には寝室に現れたラガーディア市長*3に叱責されたとして事件解決に前向きになっており、会議室に入ってくるなりゴーストバスターズを呼べと言っていたものの、ジャックからバスターズを精神病院送りにしたと聞き激怒。ジャックを追放して、バスターズを自らの権限で解放させた。
事件解決後のEDでは、バスターズとディナの為に授賞式と記念式典を開いている場面が見られる。

スティーヴン・ウェクスラー裁判長
演:ハリス・ユーリン
三人組が起こした停電事件の法廷を裁いた人物。あだ名は“石頭”らしい。
オカルト否定論者らしく、予てよりゴーストバスターズの活動の全てをインチキだと決めつけており、過去の行いも含めてついでとばかりに三人を監獄送りにしようと気張っていた。裁判長なのに私情まみれなのはどうなんですかね。
しかし、それが仇となって証拠として持ち込まれていたスライムに負のエネルギーを与えてしまい、スコレーリ兄弟のゴーストを出現させてしまうことに。
当然のように真っ先に命を狙われたことから、命からがら三人に助けを求め、過去の裁判所命令として出していた活動禁止命令を解いた。

■ヴィーゴ大公
演:ヴィルヘルム・フォン・ホンブルグ/声:マックス・フォン・シドー
正式な呼び名はヴィーゴ・フォン・ホンブルグ・デュッセルドルフ*4
16世紀の東欧カルパチア*5の支配者だったが、魔術師でもあったヴィーゴは民に圧政と血の弾圧を強いた暴君として、生きとし生けるもの全てに憎まれていた。
105歳という長寿だったが、その最期は寿命ではなく遂に蜂起した民達による暗殺であり、毒を盛られた所を寄って集って刺され、更に肉体をバラバラにされて殺されたのだという。しかし、その生首は「必ず蘇る」と予言を残した……という凄まじい逸話を残す。
事実、その伝説が真実であると証明するかの如く、魂は滅び去ってはおらず霊界に於いて君臨。
現世に於いても、ヤヌシュのアトリエに運び込まれた自身の肖像画に宿っており、多くの人々の悪意を集められるニューヨークにて現世への復活・転生の為の準備を開始。
人々の悪意から生み出したスライムをニューヨークの地下に満たしていき、更に人々の悪意を増長させると共に自らの力の糧としていた。
非常に強大な魔力を持つが、霊体の状態では不完全なのか新たな肉体としてオスカーを求めている。
モデルはやはりワラキア公ヴラド3世だろうか。


主なゴースト


■スライマー
前作で老舗ホテルにて捕まった後で解放されて自由となった、緑色でブサイクな食いしん坊のゴースト。
単に物を食い散らかす以上の悪さをしないためか何だかんだで外でも上手くやれるようになっていたらしく、ゴーストバスターズが復活した後は大胆にも本部に食い散らかしに来ていた。
終盤のゴースト大量発生の際には何故か市バスを運転しており、顔馴染みとなったルイスを美術館まで移送してくれた。
というか形状的に足が無いのでアクセルもブレーキも踏めないだろと突っ込みたいところだが……。
当のルイスも「大型免許持ってるの?」と突っ込んでたが、ちゃんと送り届けてるのだから結構いいやつである。(未公開シーンではジャニーンからも「無害だから」と説明されている)

■スコレーリ兄弟
かつて、ウェクスラー裁判長が電気椅子送りにした極悪兄弟のゴースト。
死刑時の再現なのか、電気椅子と合体して電撃を放つ能力で暴れ回ったが復活したゴーストバスターズに退治される。

スライム
ヴィーゴが人々のネガティブ()の感情から生み出したと思われる、半物質・半霊体の特性を持つ粘液状の生命体。
スライム自体は何もしないのだが、人々の感情を受け取ることで更に増殖したり、感情と霊的エネルギーの導電体としての役目を果たす。
また、そのままの状態では全開状態のプロトンビームすら受け付けない。*6
ニューヨークの地下に大量に満たされていったことで使われなくなった廃線を大河の様に循環するようになり*7、地上の人々の間に不和を巻き起こし、再度のゴーストの実体化による大騒動をも頻発させた。タートルズ涙目。
……しかし、レイとイゴンの調査により感情に反応する=ポジティブ()な感情にも反応するということが発見され、レイとイゴンが夜な夜な愛を囁いて浄化されたスライムが逆利用され、自由の女神をも動かすエネルギーとして使われて反撃の狼煙となった。
負のエネルギーで満たされたスライムは赤みがかっているが、正のエネルギーで満たされた場合、ピンク色となる。「かわいい」と言い続けてたらほんとにかわいくなる……かもしれない?

■自由の女神
ニューヨーク湾内のリバティ島に立つ、ピーター曰く「フランスから来た浜ガール」。
本拠地である美術館がスライムで覆われて打つ手がなくなったゴーストバスターズだったが、愛車である「ECTO-1」のナンバープレートにも描かれていた彼女を、不和で満たされたニューヨークでも市民に正義と団結を取り戻させる為のシンボルとして利用することを思いつき、内部を正のスライムで満たし、大音量でハワード・ハンツベリーの『Higher And Higher』を鳴り響かせたことでスライムが活性化して松明が本物の炎となって燃え上がり起動。巨大娘ですね、わかります。
ニューヨークへ上陸すると共に人々の大合唱も加えてヴィーゴの結界を破りバスターズを内部へ侵入させる道を開いた。ところで、事件解決後はまた動かして元の場所に戻したんですかね? エンディングじゃ元通りになってるし。*8

この他、ゴーストバスターズが廃棄された地下鉄線で遭遇した幽霊列車*9、ジョギングしていた人々を驚かせたらランナーのゴースト、シアターから出現したゴースト、マンハッタンのアーチに出現した巨大なゴースト、金持ちの婦人が着ていたミンクのコートが生き返ったゴースト、船体・乗客諸共にゴースト化したタイタニック号……等。



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最終更新:2024年04月07日 23:39

*1 編集ミスなのか傍聴席に始めはいないが、途中から座ってて、最終的にはいなくなってる。話の流れ的にゴースト出現時には全く描写されないのも合わせてなんとも不自然。

*2 『アフターライフ』での描写から察するに、この頃から地に足を着けたビジネスを模索していたのかもしれない。その上で他メンバーとは親しい友人として接していたのだからいい人である。

*3 フィオレロ・ラガーディア。伝説的な逸話を残した名政治家にしてNY市長。

*4 綴りの都合、「ヴィゴ」や「ビーゴ」など表記ゆれがある。

*5 ウクライナの最西端

*6 中に明らかに人が居る状況であった為か、前作のようなビーム交差は使われなかった。

*7 負の感情を受け取って大量に増殖していたためか、この時ばかりは調査に来たレイをも引きずり込もうとした。

*8 余談だが、自由の女神の台座部分は47メートルと結構な高さがある。始めの一歩を踏み出した時にその落差を一気に降りたなら頭部にいた四人は一たまりもなかったろう。ゆっくり歩かせないと乗り心地は言うまでもなく悪そう。急かすピーターやイゴンに対してレイが言った「足からの振動で粉々に崩れちまう」というセリフは全くもってその通りである。

*9 イゴン曰く、1920年のニューヨーク・オールバニーで起きた脱線事故の車両。マルボーン・ストリート鉄道事故は1918年だしイゴンの「何百人も犠牲者が出た」という発言ともかみ合わないのでちょっと違うっぽい。ウィキペディア間違ってない?