コーカサスマン(キン肉マン)

登録日:2024/04/14 Sun 01:22:24
更新日:2025/04/14 Mon 22:53:58
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余の天界での名は“修練の神” しかし下天した今はその名を捨て

新たな名を授かった その名はコーカサスマン!


コーカサスマンとは『キン肉マン』に登場する超神の一人。
天界では“修練の神”の名で呼ばれていた。

戦績
vsマンモスマン●(サンクション・ノーズ・フェンシング)


【概要】

フェニックスに導かれたソ連領内*1の「地獄の門」ことダルヴァザガスクレーターにて、元知性チームマンモスマンと交戦するべく姿を現した。
その名の通りコーカサスオオカブトを象った強固なを纏っており、能力もシンプルにパワーと防御を前面に押し出した超神である。
調和の神ザ・ワンの真意を理解した上で行動していた同志の一人。


【人物】

笑い声は「ペギペギ」
“修練の神”らしく、修練によって磨かれた己の力に自信を見せる一方で、超人のことは「幾ら修練を重ねても成長することなどない存在」と断じており、それをかつての同志であったザ・マンに知らしめるべく“調和の神”の誘いに乗った模様。
つまり、何てことはない超人閻魔だった頃のザ・マンと同じ考え方である。
地上の様子を細かくリサーチしてたらザ・マンと始祖がようやく見つけた超人の可能性を悟り、戦いを回避できていたかもしれない。

一方、超人を見下しつつも侮れない相手であると判断しており、ランペイジマンからバイコーンさんが敗れたと聞いた時には彼自身を見下したり嘲るのではなく、元“神”であっても倒れる現状を「愉快」と評していた。


【活躍】

クエルノブレードの鉄壁の守りにより通常の戦い方では埒が明かないと悟ったのか、マンモスマンが速攻で仕掛けたアイス・ロック・ジャイロにより拘束されてリング外まで放り出されても簡単に抜け出し、カブトムシのようにわざわざガサガサと音を立てながら鉄柱を這い上がってリングに戻るというパフォーマンスめいた復帰を見せている。

偶然にもマンモスマンの最大の武器であるノーズ・フェンシングやビッグ・タスクと合わせ鏡になるように幾度も激しい攻防を繰り広げたが基本的に優勢であった。
そればかりか、的確な煽りで心を折るメンタル面での戦い方も心得ており、持って生まれたパワーのみで最強扱いされてきたマンモスマンは試合を諦めかけてしまう。

だが、そこにかつてマンモスマン自身が闇討ちしたウォーズマンや観客たちの声援が響いてきた。
友情パワーに目覚めて立ち上がったマンモスマンは、地力に於いてはコーカサスマンの方が遥かに上を行っていると認め、たった一点の突破に全てを賭ける。
そして自慢の鎧を全ての精力を込めたサンクション・ノーズ・フェンシングにより破られて敗北した。

試合終了後、崩れるリングから落下する所を戦いの中で評価を改めるに至った相手であるマンモスマンに一度は止められるものの、負けた自身に価値は無いと自らクレーターの業火に身を投じることを選択すると、見守っていた同志たちに改めて超人の強さを伝えつつ散っていった。
その後、全力を出し尽くしたマンモスマンもまた崩壊するリングから脱出する力は無いとして自死を選んだことで実質相打ちとなったものの、その死の衝撃は超神陣営にも大きかったらしく、コーカサスマンの盟友でもあったランペイジマンはマンモスマンが最後の力で飛ばした後を託すに足る超人を甦らせるだけのパワーとカピラリアの欠片を、追いかけようとするもう1人の超神を止めて、コーカサスマンに勝った褒美として黙って見送る判断をさせた。
バイコーンさんとの評価の差が露骨すぎませんかね……

試合に敗れたとはいえかつて最強候補とも言われたマンモスマンとほぼ相討ちに等しい戦いぶりを見せ、サタンクロスを破ったナチュラルに続き超神の強さを印象付けてみせた。
彼あたりから(読者がイメージする)神らしい威厳を備えた超神が登場し始めたこともあり、コーカサスマンを破ったマンモスマンを評価するランペイジマンも含めて超神というカテゴリがようやく評価され始めたともいえる。

コーカサスマンが敗れたことでザ・ワンはバベルの塔への道を開く気になったという。
地上で戦った他の面子が超人殲滅派超人への興味のベクトルがズレていると思われる連中なので、その点で差をつけられていたのがわかる。


【実力】

対戦相手がキン肉マンⅡ世』で株を落とすまでは最強超人の一角に挙げられていたマンモスマンということもあって試合の行方を注視されていたが、蓋を開ければ基礎的なスペックに於いてはそのマンモスマンをも圧倒するという桁外れのパワーを発揮。
自らと呼ぶカブトムシ特有の角・クエルノ・ブレードを頭部と背中に備え、攻防に活用。
その上防御も完璧で、堅牢な外皮は数多の超人が苦しめられたパワフル・ノーズとビッグ・タスクを易々と弾き返したパワーファイター。

似たタイプではあるものの体格に於いてはマンモスマンより一回り以上も小さく、実際にそれを理由に侮っていたマンモスマンは散々痛い目に遭わされることになった。

必殺技

  • ムーンサルトクエルノ
大きくジャンプして空中回転しながらクエルノブレードで攻撃する空中殺法。

  • スリートップ・クエルノ・ブレード
三本のクエルノ・ブレードを突き立てながら突進する。

  • 巨角田楽刺し
上空にいるクエルノ・ブレードで突き刺す。

  • ビッグクエルノタービン
体に回転をかけて、突き刺した敵を放り投げ、タックルで吹き飛ばす。クエルノ・ブレードもぶつけるため殺傷力も高い。

  • クエルノブレートフリップ
バックフリップの態勢で、上空からクエルノ・ブレードで突き刺す。

  • クエルノボンファイヤー
クエルノ・ブレードで何度も滅多刺しにする。

  • エクストリームクエルノ
高く跳躍してからのハイジャック・バックブリーカーの態勢で、相手の背をクエルノ・ブレードで突き刺すコーカサスマンの最大奥義。


余も楽しい追記・修正であった

さらばアニヲタ

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最終更新:2025年04月14日 22:53

*1 現トルクメニスタン。