アットウィキロゴ

カードゲームうさぎ

登録日:2024/07/17 Wed 18:00:00
更新日:2026/07/17 Fri 16:24:50
所要時間:約 50分で読めます


このデッキが好きだからですよ!!

好きなデッキで勝つのが楽しいんじゃないですか!!


カードゲームうさぎは、Twitter(X)で連載されているカードゲーム漫画。作者はワタル。


概要

カードゲームを題材にした漫画ではあるが、ダイナミックにモンスターを召喚したり、不思議な力で世界を救ったりするホビー漫画ではない。
公開当初はカードゲームに関するあるあるネタを元にした4コマ漫画だったが*1、長期連載となった『うさぎとうさぎの奮闘記』以降は、TCGプレイヤーの努力や友情、葛藤を元にした群像劇となっている。
特に「デッキ選択、調整へのこだわり」については何度も登場する大きなテーマとなっており、オリジナルデッキにこだわるもの、一つのデッキを研究し尽くすもの、環境トップメタデッキを適切に運用することを信条とするものなど、それぞれの本気が見て取れる。
登場人物は全て動物(と約一名神話上の生き物)をモチーフに作られており、作中に登場するゲームもACG( Animal Card Game)という架空のものになっている。
……うん、架空のものだったんだ(後述)。

ストーリー(番外編となるうさヒヨ以外は連載順)

うさぎとうさぎの奮闘記

中学以来の復帰勢であるうさクズが、イベントで知り合った同じデッキタイプの使い手であるうさカスと協力し、カードショップZOOの平日大会で優勝するまでの物語。
全ての物語の基盤となる物語である。
ライ太が初めてZoo1位になった日からざっくり2年後くらいの話らしい*2
全編が作者のpixivにまとめられているほか、単行本も発売された。

鷲崎伝

『うさぎとうさぎの奮闘記』で登場した鷲崎剣士の若い頃を主軸に、CARD SHOP虎穴のメンバーの挑戦と別れを描く。時系列としては『うさぎとうさぎの奮闘記』の4年ほど前になる。*3
オリジナルデッキを回すことの楽しさや思いが全面に出た作風。
またZooの王者になる前の獅子山ライ太も登場しており、剣士と共にキャラが深掘りされている。
こちらも全編が作者のpixivにまとめられており、単行本化も果たした(2025年12日12日発売)。

エピソード・ライ太

『鷲崎伝』以降、獅子山ライ太がZooで頭角をあらわすまでの物語。
……のはずだったのだが、作者が挑戦的かつ意欲的に話を展開していった結果、一昔前のZooにおける群像劇の様相を呈してきており、月によっては主人公のライ太が全く出て来ないこともあったりする。
長期連載であったが2025年7月を持って無事完結。
作者pixivには途中までしかまとめられていないので、続きは(無料で追うなら)Twitter上にある追っかけアカウントを利用するのが良い。
またPixiv fanboxでも連載されており、支援者は一回分早く「先読み」できる他、限定漫画(本編の補足ストーリー、没ネタ、IFストーリーなど)も公開されている。

アニマルウォーズ

『うさぎとうさぎの奮闘記』最終話の1年後を描く最新作。
これまでの作品で登場したキャラクターたちが総集合しており、エピライ以上に群像劇としての側面が強い。
全体の主人公は決められておらず、展開毎に特定の人物が主役となりそれぞれのエピソードが展開されている。
ファン待望のマッチアップの実現や、キャラクター達の抱く信念が現実でも熱く議論されるなどより一層の注目を集めており、Xのトピックニュースにもたびたびピックアップされている。

うさぎとヒヨコの奮闘記

上京したての庭鳥ピヨ助が、口下手なソロプレイヤーの宇佐と出会い、ACGの奥深さを知っていく物語。
実在のカードショップ「ドラゴンスター」の公式HP上でコラム連載されているという異色の作品。
この作品のみ、他のシリーズからは登場人物が切り離されており、Zooを始めとした他店舗も登場しない。
メタゲームから推察する限り、時系列としては『うさぎとうさぎの奮闘記』の後に当たるようだ*4
現在休載中。

登場人物および所属チーム、店舗

Zoo

作中最も登場する都内最大規模のカードショップであり、通販の大手としても知られている。
平日、休日のデイリー大会に加えて半年に一度、店内でランク戦が行われるなど非常に精力的な店舗であり、日夜多くのプレイヤー達が鎬を削っている。
特にランク戦でトップ3に入った者達は『Zooのランカー』として店舗内外から畏怖と尊敬を集めると同時に、倒すべき目標として注目される。

『エピソード・ライ太』時点での店内メタゲームは龍堂会のハイレベルな環境研究により魔境と化しており、野良勇気をして『歪んでる』言わしめるほどだった(彼自身も歪みの原因の一つではあるが)。

『うさぎとうさぎの奮闘記』以後は先達から知見を受け継いだ次世代たちが、さらにボルケーノや虎穴の知識と技術を上乗せしたため歪みが加速。
トッププレーヤー達の握るデッキのアーキタイプが見事にバラけた上に、その中身も『メタ外のはずのレアデッキ』や『本人以外動かせないピーキー過ぎるオリジナルデッキ』など益々混沌としてきている。
そんな状況を反映するかのようにランキング戦のたびに2位以下は頻繁に入れ替わっている。


クロコン調整会

クロコンを愛好するうさクズとうさカスが意気投合して立ち上げた二人だけのチーム。
既に環境上位からは陥落しているクロコンで勝つ為に邁進しており、『うさうさ』の時代でオリジナルデッキ『クロコレスクロコン』を作り上げた。
『アニマル・ウォーズ』ではそれぞれの心境に変化が見え始めたが、内省を経た上での自身の成長や先輩たちからのフォローもあって、個々の強みを磨くべく他店舗への出稽古を開始する。

  • 九頭ラビ斗(うさクズ)
(主なデッキ:純正型クロダイルコントロール、クロコレスクロコン)
『うさぎとうさぎの奮闘記』の主人公。うさぎの黒いほう。フルネームは『アニマル・ウォーズ』にて作者の後付けにより判明。
中学生以来久しぶりにACGに復帰し、Zooにやってきた。初イベントは緊張から散々な結果に陥ったが、同じくクロコンを大会に持ち込んだうさカスと出会い意気投合。その他の仲間たちの力を借りつつ、うさカスと協力してクロコンの研究を続けていく。デッキ構築ではビルダー型。

『アニマル・ウォーズ』でも引き続き登場。時系列としては『うさうさ』本編の一年後に当たる。
序盤はイマイチ影が薄め…だったが要所要所で登場。
いわゆる一般的なカードゲーマーあるあるを体現する初期のような役回りで話を和ませてくれる。
しかし経験を積んだお陰か、強くなりたいという向上心が芽生え始めており勝率も上昇。
敗北した際も積極的に感想戦を行うなど徐々にガチ勢の片鱗が見え始めている。

番外編ではうさカス(の皮をかぶった作者)にツッコミを入れている。
作者曰く陰キャオタクとの事で初対面の人とも会話はできるが仲良くなるのが苦手な模様。

  • 粕谷うさ助(うさカス)
(主なデッキ:コンボ搭載型クロコン)
『うさぎとうさぎの奮闘記』のもう1人の主人公。うさぎのピンクのほう。フルネームが判明したのはうさクズと同じタイミング。
上京後、Zooを拠点にACGを行っていたが*5、最初は仲間を作ることができず、ミケ郎と知り合うまではぼっちだった。のちにZooにてうさクズと出会い、クロコン使い同士仲良くなっていく。デッキ構築ではチューナー型。

『アニマル・ウォーズ』でもそのあたりは変化なしで、相変わらずイキったり強がったりを繰り返していた。
しかし『ある出来事』を切っ掛けに自分自身を見つめ直し、己の弱さを受け入れる事を決意。
人間として成長するが、勢い余って空回りするなどまだまだ前途多難な様子。

作者の代理として盤外編で登場することもしばしば。
作者曰くこちらはイキリオタクとのことで、仲間内ではよく喋るが人見知りな傾向が見られる。

調整会のメンバーは上述の2名だが、ZOOや他店舗の上位勢から目を懸けられており人脈は多岐に渡る。
またそれぞれの出稽古先で、うさクズはCDC内にクロコン研究部を発足し、うさカスは虎穴勢と交流している。


  • ミケ郎
(主なデッキ:エターナル・コブラ)
うさカスの友達の三毛猫。彼女持ち。
コミュ強でうさクズとうさカスの関係を取り持つなど、いいやつ。作中でうさクズに敗北した時も、自身の驕りを痛感した上で、うさクズに称賛の言葉を送っていた。
『アニマル・ウォーズ』では余りZooに顔を出せていないようだが、その理由はなんと…!

  • キリン先生
(主なデッキ:ジラフ・バベル)
コマから顔が完全に見切れているキリン*6
『エピソード・ライ太』の頃から現在に至るまで《キリンの背比べ》を搭載したバベルデッキを使い続けている。
うさうさ本編の描写を見る限り、どうやらミケ郎やうさカスとも仲がいいらしい。

妻子ある身であり、番外編にて一家の大黒柱でありつつACGプレイヤーであろうとする彼の矜持を垣間見る事が出来る。

  • 獅子山ライ太
(主なデッキ:ブルードラゴン、レオ・ストームなどの環境デッキ)
全編通じて登場しているストイックライオン。いわゆる“ガチ勢”の体現者。
『エピソード・ライ太』の主人公……ということになってはいるが、ひと月丸々登場しないことも多い。
『鷲崎伝』の頃は虎穴にも出入りしており、その時点でZooのランキング3位。『エピソード・ライ太』終盤において龍堂を激戦の末に倒してランキング1位となった。『うさぎとうさぎの奮闘記』の頃にはZoo内でも追随を許さない不動のトップの座についている。

ACGに対するバイタリティは作中でもトップクラスであり、丸一日フリプしていても全く疲れず、先輩プレイヤーの強みも貪欲に吸収していこうとする。
「~けど」が口癖。ぶっきらぼうで遠慮をあまりない性格のため、身内でコミュニケーションがまとまりがちであり、くま吉たちが対人関係でヒヤヒヤすることも。そのわりに一人では龍堂会にコンタクトを取れないなど、妙なところでシャイ。
元々は格下と判断した相手に手を抜くなど生意気な面があったが、虎穴での薫陶を受けてその辺りも改善。特にヒョウとの出会いの影響は大きく、彼を師とあおいでいる。
Tier.1デッキを握るのは無論勝つためもあるが、「強いデッキのポテンシャルを活かす」のが好きなため。逆に自分のプレイングが原因でデッキの力を出しきれないことが嫌だ、とも。

一方でデッキビルドは大の苦手で「構築に関しては虎穴の面汚し」と(何故かドヤ顔で)自称するレベル。
作中で度々行われる仲間内とのデッキ制作相談会では、趣旨が完全に迷子になったデッキばかりを繰り出し総ツッコミを喰らうのがお約束と化している。(ちなみに前提が崩れて全部間違えてるのに採用理由だけはバッチリなど無駄に完成度は高いらしい)
ただしデッキチューナー及びプレイヤーとしては虎穴勢の影響も手伝ってピカイチであり、環境が形成されてくると本領を発揮する。
ACGを抜いたところでは結構な天然ボケかつ常識に欠ける所があり、都合が悪いとトボケたり前言撤回したり、意図的にボケたり空気が読めない発言もしたりわりとトンチンカンなことも言う。
ACG以外にもフットサルを趣味としており、ACGがなかったらフットサルをメインしてたと公言するほど好きらしく、こちらもめったに練習に来ない割には動けるとチームメンバーに言われるほどの腕前。
海鮮ピザが好物で、居酒屋などでは毎回頼んでいるほど。

  • 森野くま吉
(主なデッキ:ドルフィンコントロール等コントロール系デッキ全般)
ライ太、トラ夫の幼馴染みのクマ。カードゲーム以外にも読書とジム通いが趣味。
なんでもそつなくこなす性格と才能の持ち主。その要領の良さゆえか、『エピソード・ライ太』序盤では、人生は暇つぶし、ACGも友人がやっていたからやっているスタンスをとっており、本腰を据えてはいなかった*7
しかし、この時点でもかなりの実力を誇っており、龍堂会の面々にも一目置かれ、頭のキレを見込んでいたパン田には「本気になったくま吉と戦ってみたかった」と惜しまれたほど。
後に非常に練度の高い『アルカトラズ』と対戦したことで頭脳をフルに使う快感にハマり、ユキに素質を見出されたこと、CDCの蔵馬に気に入られたことでCDCに参加。コントロール使いとしての力量を高めていくこととなる。CDCでは明らかにキャラにあっていない盛り上げ係→参謀→関東代表と順調に昇進している。
冷静沈着に物事を運べるため、対人関係に不器用な幼馴染達や蔵馬の代弁を担当する割合が多い。しかし案外根っこは激情家のようで、トラ夫に啖呵を切られて内心ぐらぐらに燃えたぎっていたり、うさクズたちの友情を目にして涙を浮かべたりしている。特にトラ夫に対してはかなり強いライバル意識があるようで、トラ夫相手に意見が食い違った時にはかなり口が悪くなる。また、物事への頓着が薄いことからかえって柔軟にカードを運用できることが最大の強みとなる。

ボルケーノのチーム所属となった後もZooへは通い続けており、『うさぎとうさぎの奮闘記』の頃にはZoo屈指のコントロール使いとなっている。ついでに筋肉量もゴリゴリに増えている。
『アニマル・ウォーズ』でもその強さと面倒見の良さは顕在で、うさうさコンビの動向に目を懸けている。
ちなみに初期から存在するキャラクターながらフルネームが判明したのが2024年と非常に遅かった。

  • 虎谷トラ夫
(主なデッキ:ラビットハンデス、ブルドラ、ペリカンビート)
ライ太、くま吉の幼馴染のトラ。強面ながらメイド喫茶や(性的な)ASMRに造詣が深いなど、意外と作中では珍しい萌え豚気質。
中々の人見知りで、初めは人当たりのいいアギトに対しても二人きりになるのを恐れていた。
ところどころピュアで、冗談を受け止めては「真に受けちゃった!」となるのがお決まり。そのせいかちょっと察しも悪め。
知り合って間もないアギトにすっかり懐いていて、アギト側からももはやオカンの域で面倒を見られている。

『エピソード・ライ太』時点ではなんでもこなせるくま吉に対してコンプレックスを抱いており、自分が先に始めたACGに置いても彼に置いて行かれることだけは避けたいと感じていた。
それも影響してか、元々の臆病な性格も手伝って自分の殻を破りきれないところがあったが、パン田やキバの影響を受け、大きく成長していくことになる。
元々ライ太の尋常じゃない量の練習を相手にし、プレイ歴も同じだけあるためZoo上位陣が不在なら勝ち上がれる実力を持つ。
キバの指導に加え、二度に渡るくま吉との対戦を経て、激情のプレイングに臆病さでブレーキを適度にかける独自の強みを発見。これらが後に裏目を恐れぬ胆力と勝負勘の良さに昇華されている。

『うさぎとうさぎの奮闘記』や『アニマル・ウォーズ』でも、くま吉へのライバル心は相変わらず滾っている様子。(ついでに人見知りなのも変わらず)
何気にメインキャラの中では数少ないZOOのみを拠点とするプレイヤーとなっている。
ちなみに酒飲みの多い登場キャラクターの中で数少ない下戸であり、酒の席でもジュースを飲んでいることが多く、更に健啖家なのか食事は大盛りやガッツリ系を好む傾向にあり、今後が色々と心配になる食生活をしている。

  • 鰐野アギト
(主なデッキ:ラン&ガン、スプリントビートダウン、ネオ・ラン&ガン)
ライ太が所属しているフットサルチームのメンバーのワニ。しょっちゅう鼻先がコマから見切れている。
元々は会話の流れでライ太にくっついてZooに来ただけだったのだが、パン田の話術にかかってまんまとACGの沼にハマっていくことになる。
ACGを初めて数ヶ月で戦術のキモを理解しているなどくま吉やパン田を驚かせるゲームの才能があり、そこを野良に見込まれてHIDARUMAに参加し、弟子となる。龍堂会最後のランキング戦ではパン田の構築スタイルと野良のバーンのプレイングを受け継ぎ、メタ外のオリジナルデッキで勝ち星を積上げた。
朗らかで他人を立てるのが上手く、泥酔中かつ初対面の野良に対して和やかに一対一で会話ができるなど*8、作中随一のコミュニケーション能力の持ち主。どこへ行っても一瞬で誰とでも友人になり、関係を構築する様は驚愕の目で見られがち。こんなコミュ力最強で盛り上がる楽しい人物なうえ、モチベが高くセンスもある初心者とあって、アギト君見守り育て隊ともいうべき勢いでZooの先輩たちから可愛がられている。ACGの姫鰐
こういったコミュ力を得た経緯はFANBOX限定漫画に語られている。
後に完全にボルケーノに軸足を移してそちらをホームショップとしているが、Zooにも時折足を運んでおり*9、強豪プレイヤーとして認識されている。

『エピソード・ライ太』から『アニマル・ウォーズ』の間の時期にZooのランク3位に到達。野良との腹を割ったやり取りを経てHIDARUMA総括の座を継承。ダサいと嫌がっていたパーカーも己の意思でしっかり着こなしている。(後、相談役がやらかした時の謝罪&説教役も請け負う)
一方で『スプリントチーター』への惚れこみっぷりも尋常では無く、現在でもネオ・ランガンを改造しまくってランク上位に食い込むなど『HIDARUMAと虎穴のハイブリッド』を体現し続けている。ついでにデッキはフルフォイルになった。
元来のコミュ力に加えて野良の良きアツさ『だけ』を取り入れており、余り顔を出していないZooでもカリスマ的な人気ぶりを誇っている。

  • ビー使い
東京出張でZooにやってきたモブプレイヤー。
昔からビーが好きで使い続けているが、ブルドラ環境における全除去蔓延の煽りをもろに食らってしまう。
一時はビーを置くことも考えたが、パン田との邂逅を経て……

龍堂会

Zooを拠点に7年間活動していたチームで、『うさぎとうさぎの奮闘記』の頃には解散している。正式名称「ガチンコ調整会」だがダサいとの理由で誰もその名前で呼ばない。
『エピソード・ライ太』の頃に全盛期を迎えており、ライ太達が参加する直前で総員17人。毎月第二土曜に行われる定例会では「調整卓」「検討卓」「フリプ卓」に分かれてメタゲームを研究していた。また、ランカーもしくは野良のような特別参加の強豪を相手に行う「ボスラッシュ」という上位者3人連続勝ち抜き練習もまれに開催される。

  • 龍堂辰雄
(主なデッキ:ブルドラ、セイウチワンキル、キメラサイクル他なんでも)
龍堂会の主催を務める青い龍。既婚者。
豪放磊落かつ紳士的な性格。礼節や恩義を忘れず、面倒見も良いため、人望も厚い。
若い頃はそれほど強くなかったらしいが、先輩達から笑われつつも可愛がってもらい成長、全盛期の頃には9回連続ランク戦1位防衛というとてつもない記録を打ち立て、GPのトップ8にも輝いたことのある作中最強クラスの実力プレイヤー。
環境最良のデッキを使うことを心情としており、それに伴う努力も欠かさない。実際、キメラサイクルを使用するにあたっては月ノ輪に師事し、かつミニGPでの使用後も定期的に1人回しをしていた。
ヒョウとは出稽古を通じて義兄弟じみた親友関係になっている。
妻の出産が近づいており、それに伴って引退を決意。引退寸前に登場した《ブルードラゴン》を最後の相棒に選ぶ。この引退の決意が作中の登場人物に波紋を呼ぶこととなる。
他の登場人物と比べるとデザインが凝っているため描くのがめんどくさいと作者がぶっちゃけていたりする。

  • 氷室雪之丞(ユキ)
(主なデッキ:冬眠コン、冬季監獄などコントロール系全般)
龍堂会のNo.2を務めるオネェのホッキョクグマ。CDC創始者のうちの一人でもある。多くの登場人物からはユキと呼ばれている。
普段はオネェ口調だが凄む時は男性口調になる。
オリジナルの冬眠コンをはじめとした各種コントロールデッキの情報をブログ【ユキの部屋】にまとめており、作中のコントロール使いがこぞって読んでいるなど作中屈指のコントロール使い。
信条としてはコントロールは勝つための手段であり、勝てなければTier.1デッキも使うなど柔軟性がある。
とはいえ、本当は自身の作り上げた冬眠コンを愛しており、蔵馬との再会、CDCへの復帰を経て、冬眠コンの環境適応デッキである冬季監獄を研究することに決めた。
カードゲームに全く関係ない趣味としてお菓子作りがあり、お店に出せるレベルの腕前。
上記のお菓子作りの他、香水などのオネエ趣味もあるが、喫煙家だったり筋トレを趣味にしているなど、意外な一面もある。
龍堂の引退が近づいたある日、転職に伴い大阪勤務が決定。最後のランキング戦に臨んだのち、仲間と別れて大阪へと旅立って行った。
『アニマル・ウォーズ』編ではCDC関西代表に就任。LINEに酷似したアプリで関東勢と交流している様子が描かれている。

  • ワン馬キバ
(主なデッキ:ブルドラを始めとしたビートダウン)
龍堂会で名を馳せるビート使いのイヌ。パン田より少し年下だがかなり若く見られるとのこと。
ロジックもさる事ながら、その本質は対戦相手の所作や雰囲気を元にした勘を武器にする博打師であり、非常に華があるプレイヤーである。これはほとんど超能力の域であり、本人すら言語化できないため、作中トッププレイヤー達でも真似することが出来ない。昔から強気だった訳ではなく、過去編で店外遠征に対して弱気な発言をする描写がある。
龍堂会上位2人に負けず劣らず面倒見が良く、当初はただ積極的に参加できない客人でしかなかったトラ夫を親身になって気にかけ、弟子にし、彼の成長に大きく貢献することになる。また、遠征に来た蔵馬とも親交を深め、「ビート屋」と呼ばれる仲に。
龍堂会解散後は遠征を多く行うチームに所属し、各地で戦い続けている。
近隣の飲み屋を開拓してくのが趣味であり、fanboxではそんな彼を主人公にした盤外編が時折連載されている。
名前の元ネタは某格闘漫画の主人公であり、初登場時はモロにセリフを引用していた。

  • ゴリ山トオル
(主なデッキ:にゃんにゃんコントロール、ブルドラ、キメラサイクル)
初心者ながら龍堂会の門を叩いたゴリラ。
ガチ勢の修練場として名を馳せていた龍堂会に初心者ながら入りたいと言ったり、明らかに拒否されてる蔵馬にズケズケと話しかけたりする図太さと、学んだことを逐一ノートに記録する真面目さを併せ持つ。趣味だからこそ1番になりたいタイプ。
同じ年代でランカーとなったライ太や、自分より後からACGを始めたアギトのことを意識しており、特にアギトのことはライバルとして見ている*10
本気がゆえにしばしばシリアスにもなる面々に囲まれているが、
良い意味で深刻にならないのでアギトとはまた違った面でカードゲーム向きの性格。龍堂会では先輩たちに厳しく扱かれているが、その場しのぎのプレイが多いため、時々怒られている。
龍堂を超えたいと考えていたが、現役時代には(年季や練度の関係で)無理だと判断し、それでもなにか龍堂を超えるプレイをしたいと考えた結果、かつて龍堂が握っていたキメラサイクルに目をつけ(歴史が長く、「勝てるデッキ」だと判断したのもある)、キメラ・ギルドに入門し、ランク戦時点ではキメラサイクルを握ることになる。この頃に(他の理由ももちろんある)、ボルケーノに通いやすい立地に引越し、Zooとボルケーノを行き来しているプレイヤーたちの拠点になっている。

『アニマル・ウォーズ』の頃にはアギト同様、すっかりボルケーノをホームショップとしておりZooには時折訪れる程度となったが、「キメサイの人」としてうさぎコンビやモブにも名を知られる強豪プレイヤーとなっている。
『エピソード・ライ太』から『アニマル・ウォーズ』の間で、キメラサイクルのデッキ派生に事を発するキメラ・ギルド初の内紛を引き起こし、月ノ輪の勧めもあって一度チームを離脱。「キメサイ革命軍」という新チームを発足させたが、自身の力不足を実感すると共に「キメサイ解放軍」というチーム内勉強会を立ち上げる形でキメラ・ギルドに復帰した。
この過程で『異端児』『革命家』『キメサイ解放戦線の指導者』と呼ばれるようになった。

  • 有馬秀也
(主なデッキ:害ドラ)
ランク戦トップ8の龍堂会メンバー。ネームドのモブが欲しくなった作者の意向もあり、ほかのモブ同様シルエットのみの登場だが、名前から察するにおそらくウマ。
ユキに憧れてコントロールを使い続けており、最上位の3人に次ぐ実力者である。
ご多分にもれず面倒見がよく、後輩たちにも時に厳しく、時にノリよく接している。
『エピソード・ライ太』終盤でCDCに移籍した。
『アニマル・ウォーズ』ではCDC技術顧問に就任。あいかわらず兄貴分としてメンバー達から慕われており、また野良やクラマといった癖の強いボルケーノ勢相手にものらりくらりと対応する曲者っぷりを見せている。

メンバーでは無いが、野良は外部顧問という位置づけとなっている。また、ライ太達も最後の練習会に参加後はメンバーとして受け入れられている。

CARD SHOP 虎穴

この名前の店舗は『アニマル・ウォーズ』時点で2店舗存在しており、非常に強い関連があるため、合わせて記述する。
1. 『鷲崎伝』の頃まで営業していた個人経営のカードショップ。
 小規模ながらマニアックなシングルカードの在庫が豊富な店。
 店舗の小ささゆえに大規模イベントは開くことができず 常連はこの店でフリープレイをして腕を磨き合い、他店舗のイベントに遠征する「出稽古」を行なっていた。
 店長の一身上の都合により、『鷲崎伝』終盤にて閉店。

2.上述の1の店舗が閉店した後、ヒョウが地元に開業した店舗。
 旧虎穴の在り方を継いでいるためか、同様に小規模な店舗となっている。

虎穴勢(鷲崎伝)

特定のチーム名では無く虎穴の常連を一括りにした呼び名。
どちらかと言えば自称する事は少なく、主に出稽古先となる他店舗のプレイヤー達から尊敬と畏怖を込めて呼称されていた。
ほぼ全員がオリジナルデッキへの並々ならぬ拘りを持っており、顔メタを避ける為に毎週のようにデッキリストを更新。
さらに環境研究にも余念が無く、結果的に環境デッキも回すことができるほどACGに精通している。
旧虎穴の閉店に伴い自然解散となった。

  • 鷲崎剣士
(主なデッキ:イーグル・ビートダウン)
物腰丁寧で誰にでも敬語で話す、紳士的なワシ。『鷲崎伝』の主人公。
「好きなデッキで勝つのが楽しい」のが信条。独自のロジックと高いプレイングスキルでエースカード、「戦列の鷲」を徹底的に活躍させるいぶし銀の名プレイヤーで、作品を代表する項目冒頭のセリフはこの人のセリフ。
そんなカードゲーマーの鑑とも言える鷲崎だが、若かりし頃は生意気でマナーも悪く*11、「強いから」という理由で環境デッキを組んでは使い込まない内に自分の腕前を棚に上げ「弱い」とすぐ売り飛ばす等、おおよそ誉められたプレイヤーではなかった。
しかし、虎穴のメンバーの助けやライ太との出会い、そしてパン田からもらったパックから引き当てた「戦列の鷲」との出会いによりイーグル・ビートダウンを極める一端の虎穴勢へと成長していく。
カードが関わらないなら生意気ながらコミュニケーションに問題はなく、コミュ力は元々低くはない。世間体の危険度はギンのほうが上
虎穴閉店後は1人で出稽古をするため、イタチや鮫島の協力のもと他店で2年間腕を磨き、最後の虎穴勢の1人として、ライ太の待つZooの扉を叩くこととなる。敬語はこの期間にカバ六の言葉を思い出して身に染み込ませた。
『アニマル・ウォーズ』ではZoo及び新生虎穴をホームグラウンドとし、ランカーとして活躍している。
もはや専用機になるまでイーグル・ビートダウンを使い込んでいるが、実は大会で使わないだけで研究用に環境デッキは一通り組んでいる上に回し方も熟知しており、大会にイーグル・ビートダウンを持ち込み忘れ、くま吉から借りたデッキで優勝したことがあるなど、流石の虎穴勢といった逸話もある。
ライ太達とは年齢が近いが鷲崎の方がやや年下らしい。

  • 黒井ヒョウ
(主なデッキ:ダーク・レオパルド)
虎穴勢最古参のクロヒョウ。
攻撃的なプレイスタイルと、それに寄せた構築で高い勝率を誇るプレイヤー。虎穴以外のショップでもかなり有名なプレイヤーらしく虎穴に初めて顔を出したライ太も彼には一目置いていた。
龍堂とは連絡先こそ交換しなかったが互いに認める親友同士。龍堂会の練習にもゲストとして呼ばれており、初代ボスラッシュ突破者。
普段はクセの強い虎穴勢をまとめ上げる、厳しくも優しい良識あるリーダー格。
オリジナルデッキに注ぐ熱量はクレイジーとさえ称されるレベル。パン田は未熟な剣士が影響され考えすぎることを危惧しサシでの会話を止めていたほどで、実際にオリジナルデッキを握って環境を戦い抜く為の覚悟を説いた際には、結果的にとはいえ剣士の足がしばらく遠のくこととなった。
虎穴閉店時、師匠であるカバ六との最後の一戦を経て目標を失いしばらくはACGから離れたものの、一念発起し地元に「虎穴」と名付けたカードショップを立ち上げた。

『アニマル・ウォーズ』では常連からヒョウ店と呼ばれ慕われており、また甥っ子であるレオに自身のダーク・レオパルド(日本語版)を託すなど第一線からは身を引いてショップの経営に集中している様子。
そしてレオを通じて遂にライ太と剣士と再会し、成長を喜ぶと共に再び交流を深めている。
なお競技シーンから離れたとはいえその腕前は些かも錆び付いておらず、従来の攻めっ気に老獪さも加わった妙手を披露している。


  • パン田
(主なデッキ:ネオ・バッファロー)
バッファローデッキ一筋のパンダ。作者が決めきれなかったため、名前はない。
数期前の環境トップだったバッファローを、ストーリー設定も含めて惚れ込んでおり、いまだにコンボを搭載して勝ち続けている。
虎穴のメンバーの中では鷲崎の事を「剣坊」と呼んで特に可愛がっていた。
虎穴閉店後はZooに通い、ライ太達のグループに身を寄せるも、ブルドラ環境において自身の愛するバッファローでは太刀打ちできないことを痛感。これ以上続けるとACGそのものが嫌いになってしまうと判断し、多くのプレイヤーに惜しまれつつもACGを引退することを決めた*12。現在はダーツプレイヤー。
剣士やライ太達のグループの成長に大きな影響を与えており、特にトラ夫やアギトはパン田に励まされたことや教わったことを軸にACGと向き合うようになった。
物語から遠ざかったのちも度々IFの世界や回想に顔を出す人気キャラクターである。

  • 小粗豪
(主なデッキ:ゴリラコントロール)
コントロール使いのコアラ。
元々純粋なコントロール使いだったが、愛機の脅威となる新カード「マウントゴリラ」の研究をする内に惚れ込み、殴れるコントロールデッキであるゴリラコントロールを開発した。
虎穴閉店後は地元ショップでコントロール研究を行う傍ら、草の根大会を企画。その様子は盤外編にて語られる。

  • 八雲ギン
(主なデッキ:由紀子*13
虎穴が誇る変態キツネのコンボデッキビルダー。
脳内に使えそうなカードの記憶を役割ごとに分けて記憶するという化け物じみた才能の持ち主。
だが彼の真の恐ろしさは、
デッキ構築からプレイ時の心構えまで全てに性的な(しかもエグめの)表現を用いる
点であり、その悍ましさたるや虎穴のメンバーと作者と作者の奥さんと多くの読者がドン引きする程で、彼が1コマでも映るだけでコメント欄が騒然となる。
剣士とは別の意味で、他の店で妙なことを口走りやしないかハラハラする男。
一応、言い回しと性癖がアレ過ぎる事を除けば、的確なアドバイスもしてくれるし面倒見も良い人なのだが作者からは一刻も早く捕まってくれと懇願されている。
虎穴閉店後はコレクターとしての活動が主となり、由紀子関係のカードを他言語で揃え続けたらしい。
時折ifストーリーや番外編で彼のエピソードが披露されるが、更新されるたびに危険度が増している。
名前の由来は某STGの式神。

  • ドラ彦
(主なデッキ:赤猫バーン)
バーン使いのネコ。虎穴勢の中では唯一他のチームである「HIDARUMA」にも所属している。
他のHIDARUMAメンバーが野良の構築したバーンデッキを使い続ける中、虎穴勢らしくオリジナル構築でバーンと向き合う異色の存在でもある。これは本人が「野良に勝ちたい」と思っていることに起因する。
虎穴閉店後しばらくして、転勤により仙台に移住。移住先で自身のチーム「大炎上」を立ち上げ、GP東北のベスト8にメンバー2人を送り込むなど一大勢力となる。
『アニマル・ウォーズ』では直接の登場は無いものの、大炎上がHIDARUMAと双璧を為すレベルの強豪チームとして全国的に知られている事が仄めかされている。

  • 武藤カバ六
(主なデッキ:カオス・アニマル)
CARD SHOP虎穴の店長であるカバ。通称カバ店。名前の由来はおそらく某王様の相棒のおじいちゃん
若い頃はGPロンドンでベスト32まで到達した腕利きのプレイヤーであり、ヒョウの師匠。童貞。ヒョウが出会った頃は厳しい指導を行っていたようだが、今では優しい店長さん。
実父の体調悪化に伴い、実家に帰ることとなったため、やむなく虎穴を閉店。最後にヒョウからの挑戦を受けた。

このほか、ライ太もメンバーからは虎穴勢として扱われている。

虎穴勢(アニマルウォーズ)

ヒョウが開店した新しい虎穴をホームショップとする新世代の虎穴勢。
旧虎穴に勝るとも劣らないカードやデッキへの拘りと実力(と狂気)を内包しており、
数時間に渡るフリプや積極的な意見交換、他店舗への出稽古などで腕を磨いている。
ライ太達とヒョウの再会後はZOOのランカー経験者たちも訪れるようになり、プレイヤー達のさらなる成長に繋がっている。
当初はレオ以外のメンバーはモブだったが、204話で全員分のキャラデザと名前が付けられレギュラーに昇格した。

  • 黒井レオ
(主なデッキ:ダークレオパルド(カウンターレオパルド))
新生『虎穴』からの虎穴勢にしてヒョウの甥っ子のクロヒョウ。
初登場時に謎の新キャラとしてサバンナにてサスケを一蹴。その後Zooにて正体が明かされた。
師匠と慕う叔父から聞かされたであろう旧虎穴(と旧虎穴勢)に強い憧れを抱いており、剣士やライ太を先輩として慕っている。
プレイスタイルはカウンター寄りで、デッキ調整技術やプレイングの腕に加え、礼節や社交性も兼ね備えている。
とはいえまだまだ若手でありZoo初挑戦ではプレイヤー層の厚さに苦戦し、大手ショップ勢の強さを実感していた。
以前、作者が『サスケと同世代のもう一人がコンビを組んで活躍する話』をコメントで語った事があり、レオこそが件の人物であろうと目されている。
そのサスケとは何だかんだありつつも交流を深めており、昼食を共にする程仲良くなっている。

  • 雲井糸
(主なデッキ:蜘蛛デッキ)
新生『虎穴』からの虎穴勢。どマイナー種族『蜘蛛』に魅せられてしまったネコ。通称クモイ。
その偏愛ぶりは尋常なものではなく、初対面のうさカスに対して四コマ漫画にあるまじき文章量で15コマ以上も蜘蛛デッキについて語り続けるという衝撃的な初登場をかました。
その後も他の恵まれた虫種属に逆恨みに等しい嫉妬心を露にするわ、些細なワードに反応して蜘蛛を貶められたとブチ切れるわ、他のデッキを褒めた直後に蜘蛛ほどじゃないと宣うわ、尋常ではない蜘蛛至上主義を掲げている。
一応ライ太から『乗り手は強い』と褒められる程の実力者ではあり(←「え、アリ!?)、また蜘蛛が絡まなければ普通に会話出来るようで、特に古くからの仲である餓狼の事は『ガロちゃん』と呼んで親しく接している。
なお小柄な体格ながらトッピングマシマシの特盛牛丼をペロリと平らげるなど、見かけによらず大食漢な様子。

  • 深山餓狼
(主なデッキ:狼の夜(カスタム済み))
新生『虎穴』からの虎穴勢。ワイルドな狼のあんちゃん。通称ガロウ(クモイのみガロちゃんと呼ぶ)。
やや荒っぽい口調ながら面倒見がよく、暴走しがちな面子の抑え役も担う兄貴肌な性格。
初心者向けの構築済みデッキである『狼の夜』に惚れこみ徹底したチューニングを施して使用している。
建前上は「初心者と舐めてかかる相手を返り討ちにするのが楽しい」と嘯くが、真の目標は「自分の惚れた狼の夜でも勝てる事を証明する為に腕を磨いている」と語るアツい男。
実はデッキを選ばなければ、新虎穴勢の中では最も上手いと称されている。


  • 城下町城二
(主なデッキ:キャッスルズ)
新生『虎穴』からの虎穴勢。ある意味、新虎穴勢で最もヤバいネズミ。通称ジョージ。
イラストに「城」の雰囲気が出ている置物と汎用カードのみでデッキを構築するという狂気のビルダー。
勝ち筋よりも己のポリシー優先で、如何に便利そうなカードでも城でなければ断固として不採用を貫く。
一応、城に関するカードなら誰よりも詳しいのでその辺りのアドバイスは適格だが、大抵上位互換のカードが他に存在する為あんまり意味は無い。
言動の全てが城絡みな上に、理想から外れた提案に対してキレたり罵倒したりと情緒が振り切れており、クモイ以上に日常会話を成立させる事が困難な危険人物。
そんな調子でも確固たるプレイ技術に、あらゆる手練手管に分からん殺しまで絡めて勝ち星を挙げているところは流石の虎穴勢である。

このほか、旧虎穴勢からライ太と剣士が合流、レオを追ってサスケも通うようになり、うさカスも修行に来ている。

ボルケーノ

元々は玩具屋だったショップで、Zooと比べると少々田舎の方にある様子。3つのチームが根城としており*14、その結果、混沌とした独自のメタゲームを構成している。かつて互いを意識し合うあまり、露骨な対人メタを張り合った結果、全チームが主流メタデッキに勝てなくなるという失敗をしており、現在は3チームの相互扶助の理念の下、互いに協力しあっている。

HIDARUMA

野良勇気を初代統括とするバーンデッキチーム。野良のバーンプレイヤーとしての力量に憧れたプレイヤーの集団であり、野良が作成したデッキリストを元に作られたデッキをプレイし、互いに知見を深めている。大元は野良自身のバーン研究のために発足したチームであるため、基本的には野良謹製のデッキリストを遵守しているが、例外的にドラ彦とアギトはオリジナルのバーンデッキを回している。チーム名が胸に書かれたパーカーを全員で着ているが、他者から見たらダサくて罰ゲームか何かだと思われるらしい。
野良統括時代は各々が別々の店やチームで活動しており、定例の飲み会か野良からの召集が掛かった時にチームとして動くスタイルを取っている。
統括がアギトに移ってからも基本活動は変わらないものの、各メンバーが別個所属している火力チームとの繋がりをより強める方針に舵を切り、アギトのリーダー力もあって関東のバーンチームの総本山の様相を呈してきている。

  • 野良勇気
(主なデッキ:各種バーン、火龍)
作中最強レベルのバーン使いのネコ。通称「ボルケーノの火の玉小僧」。
エピライの12年前、先輩から貸してもらったバーンデッキでACGを初めて虜になり、そこから一貫してバーンデッキのみを使い続けている。結果、メタゲームをバーンを通してしか見ていないのだが、途方もない練習と知識で、相性不利の相手ですら焼き殺してしまえる極めて高いプレイスキルの持ち主。
本気を出せば同時に2人を並列で相手取る(オマケに勝ち越す)という常軌を逸したことも。なお、例外ひとつを除いて自らのデッキを全て『バーニング・ソウル』と呼んでいる。
若く見える*15が龍堂と同い年。一応さん付けで呼ばれる理由はfanboxにて語られている。
バーンしか握らないからこそプレイ速度も卓越して速く、意図してるわけではないが高速のプレイはそれだけで相手を威圧するほど。
またメイン使用しているデッキは全てプレミア価格がついている希少価値の高いカードでまとめ上げている。

一方でACG以外の人間性は壊滅的であり、子供っぽく喧嘩っ早い性格に加え『寝坊やパチンコで待ち合わせに遅刻』、『酔った勢いで他人に絡む上に飲みすぎて吐く』、『パチンコで負けて他人に借金する(しかも踏み倒し疑惑有り)』、『自分はろくに借りを返さない癖に他人には無闇に恩着せがましい』、『そうしたやらかしを棚に上げて謝罪しない』、『初対面の人間に金を借りた挙句に返さず、寄合の議題にされる』等々、クズエピソードを挙げればキリがない。
当然これらの失態はチームメンバーから叱責、罵倒され続けているが、一向に改善されずチーム外の知り合いからも相応に呆れられている。
野良勇気を知る人々のほぼ全員から人としてはゴミ、カス、クズと断言されているが、そのプレイスキルと親分気質のおかげで慕われてはいる。
ACG開始後、すぐに頭角を表したアギトを気に入り*16、坊やと呼びつつ弟子にしている。
「勝利報告はいらないから負けたときだけ言え」と伝え、まだまだ初心者のアギトのプレミをあげつらってはバカにして笑うなど印象は最悪だが、なんのかんの先達として、いちチームの頭として押さえるところはしっかり押さえたり、アギトを持ってかれることに抗議する龍堂会の面々を逆に絆すなど、リーダーをやるだけはある一面も。
ボルケーノのチーム会議に呼び出した時も、弟子のかわいさから横に着席させるなど、純粋に可愛がっている様子。

『アニマル・ウォーズ』時点ではアギトに統括を引き継ぎ、自らは相談役となっている。
龍堂とユキの不在に伴いボルケーノに身を潜め、ZOOへはランク戦はおろか休日大会すら不参加(その為ZOO内では過去の野良の戦績や活躍を知らない者達も増えていた)。
しかし『とあるお使い』を頼まれたため久方ぶりにZOOに来襲し、ついでとばかりに大会にも参加。
相変わらずの圧倒的な実力を見せつけると共に、ライ太たちより下の世代の中にも『粋』を貫くプレイヤーがいる事に感慨深さを覚えたのか、再びZOOに立ち寄るようになる。同時にクズっぷりも次世代に認識されつつある。


以下はHIDARUMA所属メンバー及び関連人物(決して広域指定暴力団HIDARUMAの二次団体、三次団体とかではない)

  • アギトの先輩(ホームは埼玉県某店舗)
(主なデッキ:各種バーン)
火力系チーム「着火会」のリーダーも兼任しているHIDARUMAメンバー。
一応チームで野良の構築を共有、フィードバックをしているもののあくまでサークルみたいなものとの事。

  • アギトの先輩(ホームは神奈川県某店舗)
(主なデッキ:各種バーン)
火力系チーム「イフリート」の外部顧問も兼任しているHIDARUMAメンバー。
イフリートのメンバーに火力捌きを指南している。
余談だが野良が外部顧問という難解な言葉を知っていた理由は、彼を真似たからではとアギトは予想している。

  • フレイムレッド*17
(主なデッキ:各種バーン)
火力系チーム「イフリート」のリーダーで、野良曰く根っからの火力馬鹿。(HIDARUMAではない為パーカーは無し)
ちなみにハンドルネームであり、本名は川畑潤と絶妙にバーンらしくない水属性ネーム。
野良相手にも食って掛かる程の非常に威勢のいい性格をしている…が、一度ティルトにハマると数か月引き籠る程の豆腐メンタルな上に、ランカーであるアギトにサインをねだるミーハー気質でもある為、恐らく根っこはそこまでオラオラ系ではない可能性有り。(どちらかいうとトラ夫に近い)

  • アギトの先輩(ホームは千葉県某店舗)
(主なデッキ:各種バーン)
県下三番目の広さを誇る巨大店舗内で、唯一の火力使いであるHIDARUMAメンバー。
作者直々に、アギト以外のHIDARUMAメンバーで最も野良に近い実力を持つと明言されている。

元々名うてのバーン使いであったところをHIDARUMA入りした事でさらに名声が高まり、最盛期には多数の個人と二つのチームを包括した巨大組織『火力連盟(バーニング・ユニオン)』の盟主を務めていた程。
しかしその巨大さが災いし店舗内で徹底的にメタられた結果、烏合の衆であった連盟は自然消滅。
それ以来一匹狼を貫いているがその強さは単騎でも店舗内メタを歪ませる程で、他のプレイヤー達は彼一人の為に火力対策を強いられている。

この他にアギトが在籍。ドラ彦も在籍していたが、東北転勤で離脱した。


キメラ・ギルド

月ノ輪権蔵がギルドマスターを務める、コンボデッキ「キメラサイクル」のチーム。その活動目的はキメラサイクルの研究と布教であり、そのためなら(いい意味でも悪い意味でも)努力を惜しまない。
古参の構成員はキメサイ一筋のプレイヤーばかりなので、基本的にキメサイ狂人ばかりである*18
『アニマル・ウォーズ』にて基本構築から外れた新機軸のキメサイを模索する「キメサイ解放軍」が内部に設立された。

  • 月ノ輪権蔵
(主なデッキ:キメラサイクル)
額に傷のあるツキノワグマ。登場人物からは「月さん」と呼ばれることが多く、さらにファンからは「キメサイおじさん」と呼ばれることも。
登場キャラクターの中でも特にACG歴の長いプレイヤーだが、この10年程度はキメサイ一筋。すぐにキメサイを布教したがり、キメサイを通してカードの話をしたがる。しばしば宗教勧誘じみた布教を行っているので、作者から早く捕まってくれと言われる始末。これらのエピソードから元々「狂人」と表現されていたが、『アニマル・ウォーズ』番外編にて、構成員が自分一人の頃からキメラ・ギルドを名乗り、初めて2人目の構成員が参入するまでの2年間、独学でキメラサイクルを極めたことが発覚。あまりの狂気に読者は唖然となった*19
とはいえそれさえ除けば根本的な性格や言動は紳士的であり、とかくクセの強いボルケーノ三頭の中ではまとめ役となる事も多い。チームメンバーからの信頼も厚く、キメサイ感の違いでゴリ山が起こした内紛もきちんと落とし所まで持って行った。
逆に言うと紳士ムーブからいきなり狂人に変化(キメサイ的に言うと「サイクル」)するのが厄介なのだが。
キメサイの腕前に関しては本物であり、チームメンバーすら分からないレベルのブラフや運用を行うことができ、関東では5本の指に入ると言われている。
龍堂には、互いの信念を飲み込んだ上で全幅の信頼をおいてキメサイ指導を行っている。龍堂の引退を前にした試合では、彼が大舞台での使用後もひとりでキメサイを回し続けたことを、プレイングを通して感じ取り、満足気だった。


  • ユダ(本名不明)
(主なデッキ:四ルート換装キメサイチャレンジ)
「キメサイ解放軍」所属のデッキビルダー。本編中で先輩ギルドメンバーと歓談中、基本構築の素晴らしさについて語った傍から自作キメサイを回すと話したことでユダと呼ばれていた。ゴリ山に誘われキメラ・ギルドに入会した時点で四ルート換装したデッキを作り、入会後も研究に没頭した天才デッキビルダー。彼の作った四ルート換装欠損型キメサイチャレンジは、その後他のキメサイチャレンジ参加者に高く評価され、それを基盤に独自チューンがなされている。

上記のこともあり、龍堂は一時期このチームで修行していたことがあり、正式入団はしていないが、メンバーからは仲間だと思われている。ゴリ山は入会→脱退→再入会&「キメサイ解放軍」設立となった。

CDC

蔵馬忍を総代表とするコントロールデッキチーム。正式名称はControl Daisuki Club(コントロール大好きクラブ)。
「コントロールデッキにおけるプレイングの研究と新構築の模索」を設立理念とし、入会したものは蔵馬からの知見を得てコントロールを極めたのち、脱退して地元で活躍するという活動を行っていた……というのは建前ならびに成り行きであり、真の設立理念は「大好きなコントロールデッキをコントロールが大好きな仲間と研究したい」というもの。蔵馬とその理念に共感したユキで創設した。
過去にはその理念を元にしてチームとして運営されていたが、ユキの離脱をきっかけにして、上記の活動に変化。だが真の設立理念と蔵馬のユキに対する友情を知ってからは、メンバーも腰掛け程度の参加ではなく、一つのチームとしてCDCに籍を置くようになっている。

  • 蔵馬忍
(主なデッキ:クラマシステム、アルカトラズなど、コントロール系デッキ全般)
神経質そうな風貌のキツネ。「三日天下」の異名を持つ。
慇懃無礼かつ他人を見下した性格をしておりそれを隠そうともしない、典型的な「頭のいいイヤなやつ」。人を平気でこきおろし、デリケートな心理を逆撫でする攻撃的な物言いはアギトでさえ苦手意識を持つレベル。
が、それらは自己肯定感の低さの裏返しであり、実際は心身ともに繊細な人物。「対等な友達が欲しい」と思っているが、自信が無いので口には出さず「人間関係は損得勘定」と言ってはばからない。結果的に友人は少ないが、キバとはZoo遠征時に仲良くなり、「ビート屋」と呼んでいる。
元は棋界出身者であったが、嫌味でストイックな性格と高すぎる腕、虚弱体質が災いして同年代や実力者との対戦をほとんど行えず、悶々とした日々を過ごしていた。ある日、たまたま物見遊山で足を運んだショップの雰囲気をみて心を動かされ、10日間の情報収集ののち実戦デビュー。3日後にはイベントで全勝し、それを聞いたユキにより「三日天下」の異名を付けられ、共にCDCの代表となる。
ユキとはしばらく友情を育んだものの、チームのボスとしての重圧からとった行動と、設立理念に反している自分をごまかしたことにより袂を分かつこととなる。
この確執はしばらく続いたが、野良の手引きとくま吉の協力により関係は修復された。表には出さないが、この件で2人には相当感謝している。
凄まじくプレイ速度が速い上に墓地や山札の枚数、山札の残りに何があるかまで完全に記憶することが出来、その上で確実なプレイングをする脅威のプレイヤー。コントロールデッキ全般を使いこなすが、十八番はアルカトラズで、デッキ相性もプレイスタイルも不利なキバを下している。また、デッキビルダー、チューナーとしても天才的であり、CDCメンバーへのデッキチューンアドバイスはもちろん、「エピソード・ライ太」最後のランキング戦TOP4のうち2人のデッキの基盤を作り上げている。
蔵馬で狐という事で察した人もいるかもしれないが元ネタになったのは妖狐のこの人……だが、作者の想定と大分異なった人物になってしまったらしい。

この他にユキが作中で復帰、くま吉、有馬、うさクズも入会している。

池袋サバンナ、バオバブ本店

虎穴勢が出稽古を行っていた店舗。
虎穴閉店後は剣士が出稽古に行きつつ、サバンナを一時的に拠点にしていた。
バオバブ本店も似たような立ち位置…だったのだが、後にあの八雲ギンと意気投合した『同類』がいるという衝撃的な事実が発覚した。

  • 内田イタチ
(主なデッキ:モモンガビート)
サバンナの常連のイタチ。名前の由来は忍者のお兄ちゃん
クールかつ面倒見のいい兄貴分。実力も高く、相手の手の内を読むことに長けている。時期によって髭があったりなかったり。
剣士が出稽古に来た際、サバンナを仮の止まり木とする事を提案。以降、虎穴勢に代わって彼に特訓を行った。
剣士にとっては大恩人であり、サバンナを第二の故郷と称するのも彼の存在が大きい。
『アニマル・ウォーズ』時点で会社内での昇進による多忙のため、惜しまれつつ引退。カード資産をサスケに譲っている。

  • 内田サスケ
イタチの弟。名前の由来はサスケェ……
生意気だが憎めない性格で、イタチにはよく怒られていたようだが、実際は年上勢から好かれやすい。
出稽古時代の剣士をよくからかっていたが、2年の付き合いで気心の知れた中になり、剣士がZOOに拠点を移す日は拗ねているかのような様子も見せていた。

『アニマル・ウォーズ』ではイタチのカード資産を受け継ぎ、サバンナの実力者として注目され始めていた。
ある日、いつものようにTire1デッキで勝ち星を積み上げていたが、初対面のレオに敗北。リベンジを申し込んだところ『Zooに来なよ』と返された事で、図らずもZooに足を運ぶこととなった。
その後はZooを中心に活動しているようで、さらにレオを追いかけて虎穴にも足繁く通っている内に仲良くなった。


  • 鮫島城
(主なデッキ:モモンガビート)
バオバブ常連のサメ。
こちらも面倒見のいい親分肌で、剣士の出稽古時代をサポートした。
イタチとセットで登場することが多いので、おそらくサメになったのは霧隠れの怪人の影響。

  • ギンの友達
バオバブのモブプレイヤー…否、『バオバブの怪物(けもの)』。
虎穴の怪物(けもの)・八雲ギンが出稽古先で唯一心を許したという逸話を持つ変態紳士であり、
常人の理解を遥かに凌駕するギンの意図を完璧に言語化出来るレベルの『同類』。
その凄まじさはFANBOXでぜひ確認して欲しい…

Zoo大阪店

Zooの大阪店。白虎組の本拠地。
難波の大型テナントに店を構えており、盛況なプレイ人口とプレイスキルの高さを誇る。
白虎のプロフィールからこちらでもランク戦が開催されている模様。
エピライ後に大阪に引っ越したユキもこちらを拠点としている様子。

  • 西村白虎
(主なデッキ:ライノシュート)
Zoo大阪店ランク1位の強豪にして、ガチデッキ調整グループ「白虎組」の頭を務めるホワイトタイガー。「難波の英雄」の異名を持つ。
気さくでノリが軽いフレンドリーな人柄ゆえに他プレイヤーから『白虎くん』と慕われている、龍堂とは別ベクトルの人格者にしてカリスマ。
また初心者も大歓迎の練習会を定期的に開催するなど界隈の発展にも熱心で、
彼がいなければZoo大阪店の大型テナントへの移転が二年は遅れていたと語られる。
プレイスタイルは教科書通りと言われるほど基本に忠実で、ベテランからすれば古臭さを感じる程。
しかし極限まで研ぎ澄まされた彼の技術には一切の隙が無く、様式美の領域と称される。

ドラゴンスター

実在するショップ。「うさぎとヒヨコの奮闘記」がドラゴンスターで連載されている関係で舞台となっている。

  • 庭鳥ピヨ助
(主なデッキ:エターナル・コブラ、複製シャーク)
上京したてのヒヨコ。
元々は地元のオタク友達と身内でカードゲームを楽しんでいたが、ドラゴンスターに足を運んだことで、宇佐や迅達にACGの真の面白さを教えてもらうことになる。
根が図太いためコミュニケーションで物怖じすることがなく、友達を求めていた宇佐ともすぐに仲良くなった。
現時点ではプレイングは自分がやりたいことだけをやるという形なのでシナジーを成しておらず、勝ち星をあげるには至っていない。

  • 宇佐
(主なデッキ:韋駄天脱兎)
ウサギの茶色いほう。
ACGの腕前はなかなかで、韋駄天脱兎で勝っている人くらいの認識は店内でされている。
が、本人は会話の内容を考え込んでしまうタイプの陰キャかつコミュ障で、友達を欲していたが、上手くいっていなかった
そんな中、ピヨ助と出会い、彼の練習相手になる代わりに友達となった*20

  • 知伊多迅
(主なデッキ:スプリント砲)
ドラスタ常連のチーター。
プレイ中は物静かかつ、威圧感のある様子だが、日常会話では砕けた物いいと仕草の好青年。
宇佐のことも手練の韋駄天脱兎プレイヤーとして認識していたが、会話を始めるタイミングをはかっていたらしい。
元々の性格の相性もあってか、ピヨ助とは速攻で友人同士となった。

ACGのデッキ

現実世界のTCG同様、ACGにもメタゲームが存在し、作中のほとんどのプレイヤーがメタゲームを意識したデッキ作りを行なっている。代表的なデッキをここに記述するが、作中名前のみ登場しているデッキについては名前のみ紹介する。なお、野良が使用しているバーンデッキは、こちらを参照されたし。

鷲崎伝以前からあるデッキ

  • キメラサイクル
前身のケルベロスコンボから数えると、十数年の歴史があるマルチコンボデッキ。なんと最新シリーズにまで使用者がいる。
通常だと5つものコンボが1つのデッキに搭載されており、尚且つそれらが互いにリンクしているという正気を疑う構築が最大の特徴。そのため、デッキレシピはほぼテンプレート化されており、使用カードやデッキリストが概ね普遍的なため、キメサイ使い、またはキメサイへの理解が深いプレイヤーしか理解できない暗号めいた符丁が多数存在する(オマケに方言のように地域による言い回しの違いが存在するらしい)。円環を成しているコンボは手札、盤面、対戦相手により次々に姿を変えるため、コンボデッキにもかかわらず試合の再現性は皆無。月ノ輪曰く、「これほど1人回しが楽しいデッキはない」「無限に味のするガム」。また、一流のキメサイ使いと一流のキメサイを知る相手プレイヤーによる試合になると、テンプレートから外れた構築がブラフになるというギャラリー置いてけぼりの試合が始まることも。
デッキの構造上、あらゆる相手に対抗策やブラフを構えられるが、初心者が使用しても力を十全に発揮するのは難しく、プレイ人口が増えないのが玉に瑕。「強いデッキなら使う」信条のライ太をして一応フリプなら回せるが、大会レベルに持ち込むには特殊すぎて扱いきれないと断言するあたりにその片鱗がみてとれる。また、セイウチワンキルのような高速即死コンボ、ハンドラのようなコンボパーツを的確に引っこ抜かれるデッキには相性が悪い。ついでに無闇に奥が深いので、一度ハマるとこのデッキ専門プレイヤーになりやすいらしい。一種の永続的狂気
『アニマル・ウォーズ』にて「基本構築と異なるが、複数コンボをリンクさせたデッキはキメラサイクルか否か」というデッキアイデンティティ上の問題が浮上し、最終的には基礎構築以外のデッキについては「キメサイチャレンジ」(後述)として分けられることとなった。
なお作者Twitterによると、ヒノカミ神楽から着想を得て生まれたデッキとのこと。つまりキメサイとは鬼滅サイクルの略だったんだよ!!

  • ビー
女王蜂を筆頭に、蜂を大量に横並びするデッキ。アントとは異なり、一気に大量展開するようだ。
昔から愛好家が多いようだが、ブルドラ環境に伴う全除去の増加によって一時期数が激減していた。

  • エア・フォース
航空戦力をハンデスでバックアップするビートダウン。
採用動物を航空戦力に極振りしているため、地上の動物全てを全面制圧することで環境を暴れ回った。対空射撃などのメタカードもものともせずに王座に君臨し続けたが、キーカードの《王鷲》が禁止指定されたことで消滅。その暴れぶりが作中でブルドラ環境と比較されることがある。

これら以外にも以下のデッキの存在が確認されている。
  • ペリカンビート
  • アント
  • オクトパスコントロール
  • パワーバッファロー

鷲崎伝期

  • イーグル・ビートダウン
ビートダウンからコンボ要員まで対応できる汎用動物、《戦列の鷲》を主軸にしたビートダウンデッキ。剣士のオリジナルデッキでもある。
タイガービートを参考に*21虎穴勢の助けを受けて原型が作られた。その後は虎穴の閉店、剣士の孤独な出稽古とブルドラ環境の逆風を経て、現在に至るまで研ぎ澄まされ続けている。現在では週一で更新され*22、トップメタにも勝ち続けている。
カード名の元ネタは恐らくMtGの《戦隊の鷹/Squadron Hawk(MTG)》。

  • ネオ・バッファロー
数期前のトップメタデッキ、パワー・バッファローにコンボ要素を搭載したパン田の愛用デッキ。
バッファローは「それぞれの条件を満たすことで3つの効果を発揮する」性質を持ち、以下にしてその条件を満たすかが重要となる。おそらく活躍当時は「条件さえ満たせば3つも効果を使い分けられる」強力なカードだったが、ブルドラ登場以前から既に「各々別の条件をクリアしなければ効果が使えないテクニカルで渋いカード」となっていたと推測される。
すでにカードパワーは時代にはあっていないバッファローを、パン田の愛と情熱でここまで活かし続けている。実際、ブルドラのぶっ壊れっぷりに呆気にとられつつも、様々なデッキタイプが乱立していた環境前期では、それなりに戦えていたほど。
しかし、虎穴の閉店に伴うパン田自身の緩やかなモチベーション低下が根っこにあり、オリジナルデッキの使い手同士と愚痴や冗談を言いつつ切磋琢磨できる環境の有無は大きかった。ブルードラゴン環境後期の構築固定、純粋なカードパワーの壁にどうしようもなくぶち当たり、その姿を消すこととなった。

  • クロコダイルコントロール
うさカスとうさクズの愛用デッキとしての印象が強いが、名前自体はこの頃から登場している。《帝王クロコダイル》、またはそのリメイク版の《帝王クロコダイルⅡ世》をフィニッシャーに、除去と妨害を併用する時代を超えて愛されるコントロールデッキ。
純正型とコンボ搭載型が存在し、うさカスとうさクズの研究によって、あえてフィニッシャーをゾウに切り替えたクロコレスクロコンも存在する。
カード名の元ネタは恐らくMtGの《皇帝クロコダイル/Emperor Crocodile》だが、中身はまるで違うものである。

  • セイウチワンキル
3種類のコンボパーツによる、最速2ターン目に決まる即死コンボデッキ。デッキパーツはコンボパーツとそのサーチやドローが大半を占めている。鷲崎伝以降もミニGPのトップに使用者がいる、ブルードラゴン環境にも対抗馬として存在するなど、かなり強力なコンボデッキであることが見て取れる。

  • エンドレス・フラミンゴ
無限ミンゴの名前でも登場するループコンボ。フラミンゴワルツの流れを汲むデッキであり、『鷲崎伝』時点ではTier.1のデッキだが、『エピソード・ライ太』の頃には少し古いデッキとなっているらしい。

  • 墓地モグラ
墓地に落としたモグラを釣り上げるいわゆるリアニメイトデッキ。後に発展したデッキデス墓地モグラが登場し、こちらは相手のデッキを削る特殊勝利を狙うルートもある模様。
ブルドラ環境初期にはまだ活躍の余地があったようだが、対コンボ型のハンドラや害ドラには分が悪かったようだ。

  • ダーク・レオパルド
『鷲崎伝』時点ではヒョウで統一した動物たちを手札破壊や除去でバックアップする部族ビートと紹介されていたが、カード化後および「アニマル・ウォーズ」での説明によると、黒豹と夜のシナジーを活かした構成のようである。
ヒョウの構築だと特定部族の瞬間強化が入っているため、テンポに緩急がつきやすいようだ。
レオに受け継がれてからは妨害を積んだクロックパーミッションに変化しており、「カウンター・レオパルド」とも呼ばれている。

  • 赤猫バーン
ドラ彦オリジナル構築のバーンデッキ。ダメージソースに《赤猫》を採用し、コンボと遜色ない速度を誇る。余談だがドラ彦には出稽古の様子について「俺のデッキ遅いから他の卓見て回る時間ねーもん」と語るシーンがあり、赤猫バーン到達までには低速バーンを研究していた可能性がみてとれる。
しかし、鷲崎伝のオマケにてドラ彦のこの発言は大会参加デッキのカウントを怠っていることを誤魔化すためのジョークだったことが明かされた。つまらない上に擦りすぎていて誰も反応しない様子に、ドラ彦も背中に哀愁を浮かべながら反省する様子が描かれた。

  • 由紀子
虎穴のサグラダファミリアとも称される、ギン専用機にして性欲のはけ口
虎穴時点では3種のコンボを搭載したコンボビートだったが、ブルドラ期にはコンボプランを減らしたVer.18.0が開発されている。
なお、3種のコンボはケルベロス・コンボと似ているが、こちらは環境コンボデッキを並列3つ投入したデッキのため、互いのコンボのリンク率は低いようだ。

これら以外にも以下のデッキがこの頃から登場している。
  • カオス・アニマル
  • 海蛇コントロール(改)
  • ゴリラビート
  • ゴリラコントロール*23

エピソード・ライ太期 ブルドラ登場前

  • にゃんにゃんコントロール
《母にゃんこ》から展開される子猫を主軸にしたコントロール。環境トップメタのデッキだったが、置物破壊しつつ除去耐性をもつブルードラゴンにより姿を消すこととなった。

  • 冬眠コントロール
戦闘を制限する《冬眠》と、その影響を受けない《冬将軍》をフィニッシャーにしたコントロールデッキ。ユキのオリジナルデッキだが、ブログで紹介しているため全国に使用者がいる。ほとんどのパーツが複数枚積みであり、リストが短い。経験者であればパッと見ただけで方針が分かりやすく、難易度が高くなりやすいコントロールでも使いやすいのがファンの多い一端である。
にゃんコン同様ブルードラゴンの影響で一時期冬の時代を迎えたが、蔵馬によってアルカトラズとのハイブリッドデッキである「冬季監獄」に生まれ変わった。

  • ラン&ガン
エンド時に手札に戻るデメリットを持つ代わりに高い打点を誇る《スプリントチーター》を軸に、火力でバックアップするデッキ。
ビートというよりバーン寄りの動きをするため、アギトは野良の知見を得ることとなった。

  • キュア・カウ
ライフゲインを攻撃力に変換する乳牛を主軸にしたデッキ。MtGで言うところの「ソウルシスターズ」のようなデッキだろうか。
使用者は登場していないが、ライ太によって解説されている。

  • ジラフ・バベル
《キリンの背比べ》による特殊勝利を狙うデッキ枚数250枚超えのタワーデッキ。キリン先生が愛してやまないデッキでもある。デッキ全体が《キリンの背比べ》のサーチとドローソース、除去、妨害、手札破壊で溢れかえっており、その上でもデッキの採用枠が通常デッキより多いので、使い手の使用感やこだわりを採用しやすいのが特徴。
インパクト絶大の見た目と希少性が相まって、バベル戦には多くのギャラリーが集まる。

  • ラビットハンデス
全体的に軽量のカードで構成されたビートダウンデッキ。
高速のビートによりコントロールに有利、ハンデスを使い回せるというギミックによりコンボとも戦えるらしい。
作中登場時点で最新に近いデッキらしく、ライ太たちもプレイングの最適解をすぐには決めかねる程度には難解な様子。

  • モモンガビート
変則的な航空戦力《ジェットモモンガ》をハンデスや妨害などの各種コントロール要素でバックアップするビートコントロール。
使い手の力量によっては器用貧乏で終わるようだが、鮫島やイタチレベルのプレイヤーなら十全に機能を発揮出来るようだ。
長期にわたってTier.1の座を維持していたが、チンパンビートに食い破られる形でメタゲームを去った。

  • 蔵馬システム
蔵馬がACGに興味を持って10日で完成させたデッキ。将棋の戦法を意識したデッキ名となっている。
その正体はフィニッシャーを一枚も搭載していない完全コントロールデッキであり、徹底した除去と妨害で相手を縛った後、デッキ枚数を僅かに多くした自己デッキによるライブラリーアウトで勝つという極端極まりないデッキ。
しかし、「将棋と異なり対局時計がない」「ゲーム制限時間がある」「対戦相手が自身の勝ちの目のなさに気づかない可能性がある」というゲーム性の違いを蔵馬がまだ理解していなかったため、うまく勝ち星を挙げられずにお蔵入りとなった。
ACGが実物カード化された際には蔵馬のデッキが発売されていないにも関わらず【蔵馬ループ】なる同系デッキが成立、そのまま環境入りを果たす珍妙な事態が発生した。
なお、MTGにはかつて、極めて近いコンセプトの元作られた「みのむしぶらりんしゃん」というデッキが存在した*24

これら以外にも以下のデッキがこの頃から登場している……と同時に、のちの《ブルードラゴン》および、それによって歪んだメタゲームによって多くのデッキが絶滅への道を余儀なくされた。
  • ラクダビート
  • ライノビート
  • チンパンビート
  • オオシャコガイコントロール
  • 飛魚コントロール
  • 穴熊要塞
  • リベンジタートル
  • ライノシュート

エピソード・ライ太期 ブルドラ登場後(青嵐環境)

  • ブルードラゴンビートダウン
攻守共に十分なスペック、選ばれない能力による除去耐性、航空能力、場に出た時の汎用除去能力を備えた上に、異常に低コストというオーパーツじみたスペックの《ブルードラゴン》を主軸にしたビートダウンデッキの総称で、青嵐の軍勢発売から《ブルードラゴン》禁止指定を受けるまで環境のトップを走り続けた。弱点である全除去さえ警戒していれば、軽量の《ブルードラゴン》を連打するだけでミラーマッチ以外あっさり勝てるという、まさにオーバーパワーな1枚。
環境初期は専用の軽量サーチ《竜笛》と併せての8枚体制を主軸にライフゲイン型からループコンボ型*25まで、あらゆるパターンのデッキが研究されていたが、《竜笛》が禁止され、代わりに《航空支援》を採用してから、以下の三つに大別されるようになる。

1.多量のピーピングハンデスで相手の脅威を素早く排除する「ハンドラ」
2.各種妨害で堅牢な守りを伴う「害ドラ」
3.多数の全体除去と専用回収カード《竜の再誕》によって他のブルドラに有利に立ち回る「純ドラ」

このデッキ……というより《ブルードラゴン》の登場により、置物型のコントロールデッキは壊滅。《ブルードラゴン》非採用のビートダウンはパワー負け。対《ブルードラゴン》用に各種デッキがこぞって全除去を採用したため、横並び戦略のデッキは煽りを食らって消滅と言う有様。あるものは「最高の環境」、あるものは「最悪の環境」と称した。

それから数年後…環境のインフレに伴い、『アニマル・ウォーズ』にて《ブルードラゴン》と《竜笛》の禁止が解除され復活。
早速環境において猛威をふるっているが、竜という種族にシナジーする新規カードも無く、メタカードとなる三猿の登場、さらに同時期に解禁された王鷲が戦列の鷲と見事に噛み合った事もあって、かつてのような無双ぶりは鳴りを潜めている。
《ブルードラゴン》は作者曰く、複数の元ネタやイメージソースから作られたカードらしい。

  • アルカトラズ
元はジェイル系コントロールのうち、デッキ修復用カードを採用して特に長期戦を意識したものの総称。
デッキタイプとしての歴史は古いようだが、作中に登場したのは蔵馬が使用した、ソフトロック系置物を大量投入し相手の思考を誘導する《ブルードラゴン》対策に寄せたもの。
通常のコントロールカード以外に、追加コストを強制するが相手に手札を1枚捨てられると破壊される《手枷》と《足枷》、自軍生物がいないときにしか機能しないスリップダメージ置物《意図的な酸性雨》、2ターンに1回しか攻撃できなくなる《白夜》、墓地を山札に大量に戻すことがコストの妨害《輪廻の狭間》等が組み込まれており、それらがそれぞれ複数の役割を果たす。
追加コスト要求で《ブルードラゴン》を筆頭にした相手の戦力投入を後ろ倒しにしつつ、これみよがしに《意図的な酸性雨》と《白夜》を設置して動物非採用に偽装。相手が無用と判断した全除去をこちらの置物の破壊コストに当てさせた後、《ブルードラゴン》を出すことでフィニッシュを決める。後半は墓地回収妨害を駆使してデッキ内のキーカードの濃度を後半まで維持し続けることが出来る……が、当然その分プレイ時間が異様に膨らみ、時間切れが原因で負けないが勝ちきれない可能性を孕んだ非常にとがった代物。プレイ時間を極小に切り分け、戦場と思考を完全にコントロールする蔵馬のような思考力がなければ回せない高難易度デッキ。
本来ならば置物全破壊カードによって容易く破られる構築だが、《ブルードラゴン》の蔓延により置物コントロールが死滅したため、メタをはられることがないのがこのデッキの厄介なところである。さらにブルドラ相手からすれば細かな置物全てが緩やかに締め上げてくるため、持ち前の除去能力をどこに使用するかの選択に迫られ、プレイングを一層難しくさせている。
このデッキコンセプトと冬眠コントロールのコンセプトのハイブリッドにより、冬季監獄が生まれた。

  • ネオラン&ガン
アギトがラン&ガンを独自チューンで発展させたデッキ。ハンデスにより妨害やラクダを斥けつつ、全体除去で盤面をリセット。そこから《灼熱の風》によってチーターをサーチ、もしくは《ブルードラゴン》を駿足で早期に殴りに行かせる、ハンドラとラン&ガンのハイブリッドのような構成になっている。そのため火力を搭載できるスロットが縮小されているが、オリジナルゆえのレシピ情報不足と立ち回り、さらには「HIDARUMA所属のアギト」という外部情報で火力採用率を誤認させている。

  • 火龍
龍堂会最後のランク戦に向けて、野良が蔵馬に依頼して用意した《ブルードラゴン》搭載型バーン。条件付き高火力で相手の妨害を切らせつつ、《ブルードラゴン》での睨み合いを行い後続火力で相手を焼き切る対ブルドラ型バーンデッキ。蔵馬の原案では《火達磨》を採用せず、「HIDARUMA総括野良」という外部情報でのブラフを狙っていたが、上位層がブラフに気づくことまで予見した野良によって1枚だけ採用されている。野良はこのデッキを『バーニング・ドラゴン』と呼んでいるらしい。

奮闘記期

  • エターナル・コブラ
無限コンボデッキの1種。「うさぎとヒヨコの奮闘記」の頃に追加パーツが入ったことでTier.1.5まで強化されたようだ。

  • レオ・ストーム
各種ライオンを活かして《ライオンの嵐》を打ち込むビートコンボデッキ。『うさぎとうさぎの奮闘記』の頃はトップメタデッキだったが、『うさぎとヒヨコの奮闘記』の頃は少し古いデッキという位置づけ。その後『アニマル・ウォーズ』の頃には新たにパーツを貰えたらしく、トップメタに返り咲いている。

  • 韋駄天脱兎
自軍動物に駿足を付与する《韋駄天》と《脱兎》を計8枚採用した高速ビートダウン。
サーチカードで各種デッキに対抗する攻撃時能力のある動物をサーチするシルバーバレット戦術も強み。

  • 動物砲
自軍動物を生贄にして攻撃力分のダメージを相手に与える置物である《動物砲》を主軸にしたデッキの総称。
《鉄檻》でロックをしたのち《ボスラット》から無限に湧き続けるトークンを撃ち込み続ける「ボスラット砲」、デメリット持ちの巨大動物《最高峰象》を撃ち込む「最高峰砲」などバリエーションがあるが、物語に登場したのは《スプリント・チーター》をビートと砲弾の両方で使用する「スプリント砲」である。

  • 複製シャーク
コンボ搭載型のビートデッキ。
ピーピングハンデスでの前方確認からシャークによるビートプランと複製によるコンボプランを選択できることが強み。

これら以外にも以下のデッキがこの頃から登場している。
  • ゾウさんビート
  • ドルフィンコントロール

アニマルウォーズ期

  • ドルフィンコントロール
特殊勝利搭載型コントロールデッキ。奮闘記時点で名前は出ており近代コントロールデッキの極地と称される。
対戦相手がカードを14回プレイすると特殊勝利する置物《海洋の楽園》を成立させる為に、相手にカードのプレイを強要させる事を軸としており、コントロールデッキの定説である『相手の攻勢を捌いた後にフィニッシャーで捲る』のではなく『攻勢を捌く事自体が勝利へ繋がる』というコンセプトを持つ。
《海洋の楽園》の強さにうさうさコンビは戦慄したが、くま吉曰く『特殊勝利で負けてる内はまだまだ』だそうである。

  • 無国籍軍
領土レスビートデッキ。
自ら領土を放棄するという超変則型のビートダウン。

  • 三命三不
物語と共に歩むデザイナーズコンボ。
名前の由来はデッキを象徴する6枚のキーカードからであり《天命の門出》《宿命の旅路》《運命の帰郷》で三命。
新弾で追加された《不屈の旅人》《不壊の相棒》《不滅の絶景》で三不。
《不屈の旅人》を軸にしたビートをメインとしながら《運命の帰郷》による勝利を目指す。
他にも《明日色のカメレオン》も入っており、プレイング次第で採用カードが似ているキメラ・サイクルへの擬態も可能。

  • ラビットハンデス(アニマルウォーズver)
ブルドラ登場前に活躍していたビートダウンデッキ。メタゲームの推移と共に数年越しに再浮上を果たした。
十八番のハンデスと快速のビートは未だ顕在。

  • 松崎心中
上述した四つのデッキと幾つかのコンボデッキが跋扈する混沌としたメタゲームの中で、環境上位に躍り出た高速コンボデッキ。
《悲恋哀々松崎心中》によるデッキからの二体同時墓地送りと《冥府からの脱出》による二体同時蘇生によりデカブツを即座に並べる事が可能で、ブン回れば3回目の自ターン時にコンボを成立させる事が出来る。
これだけ聞くととんでもないぶっ壊れ性能(実際、漫画のコメント欄の有識者たちもドン引きしていた)なのだが弱点も明確であり墓地対策を積まれると一気にやれる事が無くなる。
その上、相手に刺さるデカブツを吟味出来なければ空振りに終わる為使いこなすには相当な知識と技術を要する。

  • ネオ・ラン&ガン(ランク戦ver)
アニマルウォーズ初回にてアギトがランク戦に持ち込んだ独自デッキの最新ver。
長年の相棒《スプリントチーター》は勿論、別のカードの効果を纏える往年の名カード《炎猿》、攻撃成功時に小火力を飛ばす《燃え山羊》などのユニークな能力を持つ動物を採用した上で大量の火力を積み込んでいる。
圧倒的な攻撃力による電撃戦は勿論、本体火力連打、相手の盤面への波状攻撃など状況に応じた戦い方を選択可能で、アギトの高レベルな構築能力とプレイ技術が垣間見える。

  • ナイトイーグル
アニマルウォーズ初回にて剣士がランク戦に持ち込んだデッキ。
一応、アーキタイプとして存在するデッキだが剣士らしく独自のチューンやプレイを選択している。
本来は《戦列の鷲》の展開力と《鷲の卵》によって展開される《深淵の化け鷲》によるワンショットコンボが通説だが、あくまで剣士は《戦列の鷲》を強く使う為に、化け鷲の存在をブラフとして用いている。
ただし状況によっては化け鷲を降臨させる事もある。(心理描写から化け鷲採用が確定している)

  • キメサイチャレンジ
キメラサイクルを「複数の勝ち手段を互いにリンクさせたデッキ」と考えたゴリ山、および彼をしたう仲間達が模索した新機軸のデッキの総称。
当初はこれらをキメラサイクルと表現していたが、元のキメラサイクルを使用していたプレイヤー達と「これはキメサイなのか?」「どこからがキメサイなのか?」という議論を呼ぶこととなり、最終的にゴリ山が落とし所として「これらのデッキがいつか堂々とキメラサイクルを名乗れるように」という願いを込めてこの名前を使うことにした。

  • カウンター・レオパルド
ヒョウからダーク・レオパルドを受け継いだレオが自分専用にチューニングを施したデッキ。
攻撃偏重だった部分を抑え、代わりに妨害を積んだ事でクロックパーミッション型に変化している。

  • 害ドラ(トラ夫チューンver)
結果を出してきた害ドラのリストに、トラ夫が自分好みの調整を施した試作デッキ。
スピーディな現環境に対応すべく妨害を削り、その分軽量アタッカーを搭載。
序盤からライフを奪いつつ妨害を挟んで殴り勝っても良し。
盤面が停滞したらブルドラを投入し一気に捲っても良しという、好戦的な仕様。

  • ダーク・レオパルド(アニマルウォーズver)
ご存じヒョウの長年の相棒デッキ。剣士ほどでは無いにしろ虎穴勢らしくリストは更新し続けている。
トラ夫との対戦時は焼き討ちや火達磨などの火力系カードをガン積みした超アグレッシブ仕様だが、ヒョウの老獪な手練手管により緩急の利いた動きを見せる。

  • ダークバーン(旧名ナイトバーン)
夜系火力デッキ。かつてはナイトバーンと呼ばれていたが、騎士テーマが登場した為ややこしくなりダークバーンと呼ばれるようになった。
往年のバーン使い達がセカンドデッキとして愛用しており(コンボじみた動きが気分転換に丁度いいとの事)、現在でも新規カードを貰えている息の長いデッキ。

  • 四ルート換装キメサイチャレンジ
キメラ・ギルドの天才ユダが原型をビルドしたキメチャレの傑作であり、古典キメサイに最も近い新時代の構築。
『英雄の参戦』『崩落』『九尾』『神鳥ガルダ』の四ルート(キメサイで言う欠損型)で構成されている。
欠損のままで回せるだけでなく、空き部分に別のルートやカードを好みに合わせて搭載可能という自由度の高さを持ち、さらにはルートの終端同士までサイクルするという永久機関染みた仕様となっている。

  • スパイダー
ACGの中でマイナー種属とされる『虫』…の中でもさらにマイナーという『どマイナーデッキ』。
アニマルウォーズの時代に至るまで新規のカード供給は一切無し、そもそも種属統一構築すらままならないという不遇っぷり。
一応、過去に『蜘蛛メタビ』『大蜘蛛ロック』なる蜘蛛主体のデッキが存在したそうだがほんの一瞬の輝きで終わったという。
新虎穴勢のクモイが病的なまでに偏愛しているが、一体蜘蛛の何が彼にそこまで刺さったのかは不明。

  • 狼の夜…?
ご存知、ACG初心者御用達の構築済みデッキ。エピライ時代のアギトが最初に買ったデッキでもある。
当然ながら知名度は超メジャーなれど、メタゲーム上は超マイナー。
ACGの基本動作やルールを一通り学べるデッキであり、ここから様々なデッキに手を伸ばしていくのが大体のお決まりパターン。
なので『このデッキを使っている=初心者』と考えるのが普通なのだが…?
  • 狼の夜(ガロウチューンver)
虎穴が誇る狼使い、ガロウの手で調整された専用の狼の夜。
基本フレームは狼の夜だが強力な汎用カードでバッキバキにチューンされている上に、新虎穴勢随一と称される本人の実力も相まって、正に『初心者の皮を被った狼』と化している。
ただしガロウのポリシー故に原典を大きく逸脱するような改造は施しておらず、構築制限は後述するキャッスルズの次に厳しい。
結果的に現環境を泳ぎきるにはパワー不足なのは否めない。(サスケ曰く、「これで勝ってるガロウがヤバ過ぎる」)

  • 城-キャッスルズ-
こちらも皆さんご存知超メジャー、【城-キャッスルズ-】。デッキテーマは勿論、城。一部のプレイヤーからは懐かしいという声も…

鷲崎さん「無いです。存在しません。そんなものは」

…そう、無いのである。影も形も、そもそもそんなテーマでカードが刷られた事なぞACG史上皆無であり、何もかもジョージの完全な世迷い言である。
デッキ名は当然本人の造語であり、世界で使っているのも恐らくジョージただ一人。(令和の由紀子枠…?)
その中身はなんと城っぽいカードで構築しただけのイラスト以外のシナジーが全く無い、狂気の産物。
どれだけ有用そうなカードでも城でなければ不採用という、彼の美学や信念に一貫性はあるのだが周りからの理解は一向に得られていない
当然、出力なんぞ底抜け以下のレベルなのだが、乗り手の実力とわからん殺しで度々3-0まで持っていけるという謎の実績を誇っている。
余談だが、城デッキと気付いてあげるとジョージは勝利以上に大喜びするので、見掛けたらぜひ声をかけてあげよう!
ただし間違っても鉄檻の話なんてしちゃ駄目だよ!\テツオリハシロジャナイダロォ⁉/


余談

前述の通り、ACGは架空のカードゲームであり、現実世界には存在しない……はずが、クラウドファンディングにより実際に作られることとなった。
その結果集まった寄付は目標金額400万円でスタートしたにもかかわらず、なんと総額1億円オーバー。クラファンの環境に思いっきり風穴を空けることとなった。
前述のデッキのうち、「レオ・ストーム」はこの企画によって初めてデッキの内容が明らかになっている。
この勢いに乗って、第2段の作成決定、ブースターパック発売決定、全国グランプリ開催決定、書籍化時にプロモカードが付属……これ、ホントに同人カードゲームだよね?

追記、編集は自身のこだわりデッキで環境に風穴を空けてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年07月17日 16:24

*1 この頃は登場していたカードゲームもマジックザギャザリングのものだった。

*2 FANBOX内の作者解説より

*3 『うさぎとうさぎの奮闘記』で、剣士がイーグルビートダウンを使い始めて4年たったという発言がある。

*4 ライ太が『うさぎとうさぎの奮闘記』時点で環境最強と判断したレオ・ストームが少し古い、エターナル・コブラに強化パーツが増えて返り咲いたなどの描写がある

*5 実は『エピソード・ライ太』前後にはZooにやって来ている

*6 単行本書き下ろしに御尊顔が掲載されている

*7 実績等にも興味が無かったのか、友達が大会に参加していても参加せずにフリプに興じている事も多かった

*8 HIDARUMAメンバーですら、泥酔した野良には複数対応や会話の厳選などの正しいプレイ手順をふむ必要がある

*9 うさぎコンビの認識では「たま~にZoo居るよね」とのこと。

*10 ただし、くま吉とトラ夫のライバル関係とは違い、アギトの人の良さに完全に絆されているので、ACG以外の関係も良好

*11 このため、虎穴が営業していた頃には出稽古に連れていってもらえなかった

*12 鷲崎伝の後日談でも引退することが語られていた。

*13 盤外編にて由来が語られているが、あまりの理由に周囲はドン引きしていた。

*14 厳密にはHIDARUMAは都内全域に散らばって活動している為、根城にしているのはあくまで野良(後にアギトも)だけである。

*15 ユキ曰く「背は低いが顔立ちは整っている」。

*16 パン田とのやりとりも影響している。

*17 厳密には『HIDARUMA』のメンバーでは無いが関係性が深い為こちらに記載

*18 1人回ししすぎて夜更かしし仕事に遅刻する、興奮を沈めるために基本構築を1人回しするなど、端々から狂気が滲み出ている

*19 おまけにその頃ボコボコに負けようとも「弱いのは自分であってキメサイは最強のデッキ。」となんの疑いもなく思っていた。

*20 実際、練習相手となる条件として連絡先の交換を求めた

*21 くま吉が語った「元ネタはあるが原型をなくしてしまっている」はこのことと考えられる

*22 Zooに来た頃には先日はビート、その前はコンボ、その前は妨害連打……と《戦列の鷲》を採用している以外はアーキタイプすら変わっていた節がある。

*23 fanboxに詳細な説明がある

*24 勝ち手段をメインボードに1枚、ゲーム外領域サーチから引き込んでくるものを3枚のみ搭載。おまけにこの勝ち手段すら「勝てるかもしれない」くらいの脆弱なものであり、対戦相手が負けを認めることで1本取ることを前提に組まれている。

*25 Zooで噂になっていたが、製作者は本作品きっての変態ギツネである