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群像劇

登録日:2011/10/12 Wed 09:26:30
更新日:2026/10/02 Fri 09:11:39
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群像劇(ぐんぞうげき)とは、創作におけるシナリオ技法およびジャンルの一つ。
群像劇の代表作・映画『グランド・ホテル』の名を取り、「グランドホテル方式」と呼ばれることもあり、他にも「群集劇」と呼ばれていることもある。

概要

一般的に物語では1人の明確な主人公を設定し、基本的には主人公の視点や行動に沿って展開されていくケースが多い。
それに対し群像劇は、同一時間内の複数人の行動の同時進行を目的とする。これは『現代映画用語事典』などでもそのような旨の説明がされている事が多い。
作中にて、「一方その頃」とか「同じ頃○○は~」、「時は○○(時間や日にち等)まで遡る…」みたいな文言が出て違う人物に場面転換するシーンを見たことがある人もいるのではないだろうか。
2人ないし3人は当たり前で、作品によっては10人以上に及ぶこともある。
そのため視点がコロコロ切り替わり、登場人物の数だけドラマが存在する。
とはいえ、「誰がこの作品の主人公なのか?」という問題もあるからか、一応の主人公はある程度設定はされている事が多め。
ゲームの場合は、第〇章や〇〇編のような形でそれぞれに違う主人公でシナリオが進み、終盤や最終章で彼らが同じ場所に集結するという展開となる。他にはメインストーリーを進めていく(若しくは最後まで一度クリアする)とサイドストーリーのようなものが出現し、「この時あのキャラはどうしていたのか?」や「そのキャラは何を考えていたのか?」等が描写されることもあるが、この場合はプレイヤーの任意で見るかどうか決めることが多い。作品に深みが出るので見ておいて損はないだろう。

群像劇のカタルシスとしては
  • 1つの目的のもとに、バラバラだった登場人物全員が一ヶ所に集約する。
  • 当人同士は自覚していないが実は各人の行動が連鎖し合っていて、全てを見ている読者・視聴者のみが真相を知る。
等が挙げられる。
いずれにせよ、複数のバラバラだった点が一つの線に繋がった時の衝撃が最大の見物で、燃えたり感動するシーンへと発展していきやすいのである。

一方で群像劇の難点としては
  • とにかく登場人物が多く視点がコロコロ変わるため、キャラ立てと状況描写が上手くいっている作品ならまだしも、それが全然出来ていない作品だと、キャラの状態やストーリー展開といった状況整理が困難。
  • 登場人物が多い分、空気キャラも多くなりがちで、1人あたりの描写が薄かったり不十分であればキャラに感情移入しにくくなる。
  • 1つの出来事を描くのに登場人物分の描写が必要なので、必然的に場面展開が増えやすい割に、時間軸で見るとなかなか進まない場合もある。
等が挙げられる。

また、群像劇はキャラ描写を広く浅く描くことでバラバラの描写が1つにまとまる部分が魅力の部分なので、少人数を狭く深く描くことで魅力が発揮されるジャンルとの相性が悪い。
映画等で尺の都合により多く描写がされず、読者や視聴者の想像に任せる(考察してもらう)ことで出番が少ないまま終わる人物(一応主要キャラの一人)がいた場合も賛否が分かれるところでもある。特にそのキャラのファンなら猶更だろう。

なお文芸評論家の榎本秋氏はこの群像劇に対して「絶対的な主人公キャラクターがいない、複数の主人公格キャラクターが相互に絡み合って深みのある物語を展開する」タイプの物語形式であるとコメントしている。
また映画研究者の桑原圭裕氏から「アンサンブル映画も群像劇なのではないか?」という指摘もある。

主な群像劇


■映画・ドラマ・特撮


■海外作品


■ゲーム


■漫画・アニメ


■小説・ライトノベル


■その他


※群像劇で有名な映画監督・クリエイター

  • ロバート・アルトマン
  • ポール・トーマス・アンダーソン
  • クエンティン・タランティーノ
  • 三谷幸喜
  • 伊坂幸太郎
  • 成田良悟
  • 井上敏樹
  • 高橋悠也







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最終更新:2026年10月02日 09:11

*1 シーズン18以降

*2 第24話以降

*3 完璧超人始祖編以降

*4 インタビュアーが各主人公から話を聞くという形式で物語が進行する