スチーム・ナイト(デュエル・マスターズ)

登録日:2025/05/26 Mon 01:57:32
更新日:2025/05/26 Mon 21:47:30
所要時間:約 7 分で読めます







歴史の歯車として蒸熱とともに戦場を駆ける。

その名もスチーム・ナイト!



名声への蒸熱が彼らを動かしている。




スチーム・ナイトとは、TCGデュエル・マスターズ」における種族の一つ。


概要

DM25-RP1「王道W 第1弾 邪神vs邪神~ソウル・オブ・ジ・アビス~」から登場した特殊種族
友好色の三文明で構成された王道Wにおける五つの勢力の内、の所謂ドロマーを担当する多色種族であり、主に3色クリーチャーと単色クリーチャーが所属している。

戦国編を代表する種族のナイトが新たに「スチーム」の名を冠して再登場した。
所属クリーチャーも過去にナイトだったクリーチャーが主なモチーフとなっている他、不死鳥編出身のハイブリッド種族であるグランド・デビルグレートメカオー、更には《弾丸透魂スケルハンター》といった従来のナイトと無関係なクリーチャー達もスチーム・ナイトの一員としてリメイクされた。
サムライが新生した同弾収録のテクノ・サムライとは対を成している。

命名ルールは、元となったクリーチャーを二つ名に落とし込んだような漢字と平仮名の名前と共に、これまた元の名前をアレンジしたカタカナのルビが振られており、その前後を~が囲うというもの。
十王篇に登場したチーム銀河月光王国の特徴が合わさったようなネーミングであり、それらの種族とは所属文明もそれぞれ光・水と光・闇で共通する。

種族の特徴として、イラストでは古めかしくもメカニクルなスチームパンク風の装備を搭載し、殆どのスチーム・ナイトがそれぞれの文明に対応した色の本を携えている。
背景ストーリーの設定によれば、クリーチャー名はそれらの書籍のタイトルを元としている模様。
また、一部のスチーム・ナイトは従来のナイトの象徴だった魔銃も所持している。

ゲーム上の性能は王道Wの主要勢力に共通して、フュージョナーの超魂XとNEO進化及びG-NEO進化による進化戦略を主とする。
中でもスチーム・ナイトは、リアニメイトや手札・山札の上からの踏み倒しを駆使してcipを何度も発動し、従来のナイトの呪文フル活用をクリーチャーの使い回しという形で再現している。
また、ナイトの種族カテゴリにも属しており、そちらのサポートを享受できる。


代表的なクリーチャー

邪眼帝(インフェルノ・クルーエル・ロマノフ・サーガ) SR 光/水/闇文明 (6)
G-NEOクリーチャー:ドラゴン・ゾンビ/ダークロード/スチーム・ナイト 7500
G-NEO進化:光、水、または闇のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
ブロッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。
自分のターンの終わりに、このクリーチャーがタップしていれば、自分の他のクリーチャーを1体、手札に戻してもよい。そうしたら、それと同じ名前のクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。

邪眼皇ロマノフI世》のスチーム・ナイト。
初見だとスチーム・ナイトでも指折りの驚異的なルビの長さに圧倒される事間違いなし。
意訳するなら『煉獄の残虐なロマノフの物語』といった所か。地味に《ロマノフ》の名称カテゴリに属している。
効果はcipで墓地肥やしとコスト5以下のクリーチャーを踏み倒し、自分のターンの終了時に自身がタップしている事を条件として味方クリーチャーの出し直しが行える。
進化クリーチャーとして召喚すれば出したターンに攻撃してタップでき、G-NEO進化の耐性で次ターン以降も場に残れる可能性が高く、G-NEO進化と相性が良い。

西方より来る激流の竜騎公(ハイドロ・ビスマルク) SR 水文明 (6)
NEOクリーチャー:リキッド・ピープル/ポセイディア・ドラゴン/スチーム・ナイト 6000
NEO進化:光、水、または闇のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
NEO進化クリーチャーとして召喚するなら、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、カードを3枚引き、自分の手札を1枚、山札の上に置く。
各ターンに一度、クリーチャーが自分を攻撃する時、自分の山札の上から1枚を見てもよい。それが自分の手札の枚数以下のコストを持つカードなら、コストを支払わずに実行してもよい。実行しないなら、自分の手札に加える。

氷牙君主ハイドロ・ビスマルク帝》のスチーム・ナイト。
進化クリーチャーとして召喚するならコスト3で召喚でき、cipで3ドローしつつ手札から1枚選んで山札の上に置く。
更に、各ターンに一度クリーチャーに自分が攻撃される際に山札の一番上のカードを確認し、手札の枚数以下のコストであれば踏み倒せる。
cipで増やした手札と固定した山札上のカードが活かせる効果であり、クリーチャーや呪文のみならずカード全体の踏み倒しに対応している優秀なクリーチャーである。
紛らわしいが通常のNEOクリーチャーであり、G-NEO進化の除去耐性を持たない点には注意。
ランデスはしないしマナも潰さない

黒馬の騎兵長(フェルナンド・アンド・アンダルシア) UC 闇文明 (6)
クリーチャー:デーモン・コマンド/スチーム・ナイト/フュージョナー 8000
このクリーチャーの召喚コストを、自分の墓地にあるカード1枚につき1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
ブロッカー
W・ブレイカー
超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
このクリーチャーが攻撃する時、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。

魔光帝フェルナンドⅦ世》のスチーム・ナイト。
墓地にあるカードの数だけコスト軽減でき、アタックトリガーとして墓地のクリーチャー1体を手札に回収できる。
フュージョナーも兼ね備えており、超魂Xでアタックトリガーを進化先のクリーチャーに継承できる。

悪意の武器商人(アクアン・マリス・サービス) C 水文明 (3)
クリーチャー:サイバーロード/スチーム・ナイト 1000
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から光と闇のカードをすべて自分の手札に加えてもよい。残りを墓地に置く。

アクアン》のスチーム・ナイト。
水単色のクリーチャーでありながら闇・光文明のカードを回収する効果を持ったドロマー関連の元祖とも言えるアクアンがスチーム・ナイトに殴り込み。
効果もスチーム・ナイトの中で珍しく、元となったクリーチャーの性能が色濃く反映されており、cipで山札の上から3枚にあるカードの中から光と闇のカードを手札に加えつつ、残りを墓地に送るという《セブ・コアクマン》と同じものになっている。


背景ストーリー

歯車と蒸気で動く騎士の軍勢で、自身の名前と同じタイトルの本を所持しており、本の内容を遵守して行動する。
自分達が「歴史」という書物の歯車である事を誇りに思い、蒸気のように天まで上り詰めん程の名誉欲と上昇志向「蒸熱」を滾らせている。
自らの活躍が書物として後世に残り続ける事を望んでおり、自身の本を他のスチーム・ナイトに継承させる事で、力を受け継がせると共に歴史の歯車としての活躍を代行させる事も。

そんな彼らが超獣世界に姿を見せたのは、《アビスベル=ジャシン帝》率いる深淵の勢力と《堕チシ八叉ノ蛇神》率いる魔誕の勢力との決戦が始まろうとしていた頃。
先の《悪魔世界ワルドバロム》魔誕によって荒れ果てた火文明の焼け跡より、突如として現れた。
更にはスチーム・ナイトの出現と呼応するようにして、未知の技術を携えたモノノフであるテクノ・サムライまでもが超獣世界に来訪した。

一部のクリーチャー達が出現を予期していた「騎士道を極めた新たな軍勢」「蒸気の力を活用する一団」の正体であるものの、現時点では一切の情報が不明。
スチーム・ナイトは何処からやってきたのか?過去のナイトとの関係性は?そして目的は何なのか?
全てはまだ、謎に包まれている。


余談




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最終更新:2025年05月26日 21:47