登録日:2025/05/26 Mon 12:11:51
更新日:2025/05/28 Wed 10:58:41NEW!
所要時間:約 57 分で読めます
本項目は「
Identity V」に登場するキャラクターの一覧、その中でも対戦で使用できるサバイバー、ハンターに限って順に解説する。
なお、役職にカギ括弧がついているキャラクターは、カギ括弧も含めてそれが役職名になっている。これは本作の物語が探偵オルフェイスの回想録になっており、その中において探偵の推理により定義された役職名であることを意味している。
※この項目にはメインストーリー、背景推理、キャラクターの日の手紙のネタバレ等含まれます!
【サバイバー】
2025年5月時点で48名のサバイバーが実装されている。
エミリー・ダイアー CV.若林直美
役職は医師。一見看護師に見えなくもない服装の女性だが、れっきとした医師。
メインストーリーでは、彼女の日記をオルフェウスが発見しそこで「秘宝」の存在を知る流れとなっている。
過去に出会った少女と約束した「彼女を治すこと」を果たせなかったのを心残りにしていた。???「私の天使、私の良薬!」
エミリー・ダイアーという名前は偽名であり、本名は
リディア・ジョーンズ
。
かつては個人の産婦人科診療所を営みつつ、医療ボランティアとして通っていた精神病院で出会った少女・リサを気に掛けていたが、赤字続きで経営が苦しかった故に「秘密」の医療サービスを開始。
明言はされていないが、患者が妊婦であったこと、当時は宗教的な理由もあって妊娠中絶・堕胎を違法行為として厳しく罰する地域が現在よりも遥かに多かったことから、彼女が行っていた違法行為も堕胎関連の施術だと思われる。
法律と医療従事者としての良心に背いたことで診療所の経営は軌道に乗るが、ある患者が違法施術中に死亡したことをきっかけに指名手配を受け、名前を偽って逃亡を続けていた。
フレディ・ライリー CV.逢坂良太
役職は弁護士。白いワイシャツに赤いネクタイと現代的な衣服、丸眼鏡と突き出た前歯がチャームポイントの男性。
Ver.1.0でのチュートリアルのムービーでは、彼に似た人物がオルフェウスの隣人として登場しているが関連性は明らかになっていない。
妻を亡くしており、その原因を探し出す為に荘園へ来た。
サービス開始当初から存在するキャラクターだが、彼の背景推理で明かされる擁護不可能な行いの外道さ、関係者達の末路の悲惨さが一際目立っており、何かと槍玉に挙げられやすい。
彼の結婚は略奪婚である。
1874年3月14日、レオ・ベイカーはとある女性と結婚し、1876年12月21日にリサという名前の子をもうける。そんな彼と友人関係にあったフレディは、彼の妻――マーシャに恋をしてしまう。
マーシャは
人妻で、娘もいる。しかし、中産階級としてのプライドの高さから庶民の恋や愛というものを冷笑的に見ていたフレディは、初めての恋に狂気的なまでにのめり込み、彼女にラブレターや花束を贈って熱烈なアプローチを送り始める。
当時8歳前後まで成長したリサは頻繁に家を訪れる彼に対し「とても親切で、いつもお花を持ってきてくれる」と、悪感情は抱いてなかった模様。
一方その頃、ベイカー家の夫婦仲はあまり良くなかったようで、リサは両親が喧嘩しているその様子を日記に綴っている。
夫との不仲と、フレディからのアプローチ。思い悩んだマーシャは最終的に
フレディの手を取り、二人は駆け落ちした。
また、フレディはその際にレオを騙して負債額が4桁にのぼる軍需工場を買わせ、新事業に反対するマーシャとの亀裂を決定的にした上で全ての財産を巻き上げており、娘のリサは孤児院へ送られ、借金を背負いきれなくなったレオは工場と共に焼身自殺を図ったりと、ベイカー家崩壊の元凶となっている。
レオを騙してマーシャと共に駆け落ちしたことはレオのキャラクター紹介文の中でも触れられているが、背景推理で詳細に描写された所業には多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
このゲームの世界観がいかようなものかを強烈に印象付けた第一人者かもしれない。
なお、一連の企みは後にマーシャにもバレ、彼女は二人の間にできていたお腹の子とともにフレディの元を去ったが……。
クリーチャー・ピアソン CV.小西克幸
役職は泥棒。“慈善家”を自称する吃音が激しい挙動不審な男性で、右目が
青、左目が
黄色の
オッドアイ。左目は布地をボタン風に縫い付けた意匠。
自身の成長環境に由来したものではあるが、孤児院を経営していた時はわざと孤児の身体を欠損させて物乞いさせていた。孤児院は後に教会に買収される。
ウッズさんにゾッコン。しかし当の本人からは拒絶されている。
ロリコン扱いされてるがウッズさんは22歳である。
ユニークな動きのエモートがもっぱらの評判。
エマ・ウッズ CV.斎藤千和
役職は庭師。麦わら帽子と緑のエプロンが特徴的な本ゲームの看板娘なの!
常に笑顔を浮かべているが、両親の離婚、精神病院で治療と称した虐待を受けていたりと、幼少の頃の経歴はあまり明るくない。
カカシさんにゾッコン。公式Twitterの広報係でもあるの。
{
彼女の本名…あるいはかつての名は、
リサ・ベイカー
。
弁護士・フレディが破滅に追いやったベイカー家の娘であり、医師・エミリーが救えなかった精神病院の患者であり、そして泥棒・クリーチャーが金と引き換えに精神病院へと連れ戻した脱走者である。
一見すると快活で純朴な女性に見えるが、エミリーは彼女がフェティシズムと妄想性障害の合併症状を引き起こしていると判断しており、更には人格解離の疑いも持たれているなど、精神状態は非常に不安定。
その状態で、"リサ・ベイカー"にとって憎むべき人間が集まった荘園に招かれたことには、荘園の主の冷酷な意図が垣間見える。
セルヴェ・ル・ロイ CV.高木渉
役職はマジシャン。マジック用の短いステッキを持ち、シルクハットとスーツを着こなす男性。
幼い頃からマジシャンに憧れていたセルヴェは有名マジシャンに弟子入りしたが、タネも仕掛けもあるマジックの裏側を知ったことや、師匠のアシスタントばかりの立場に嫌気が差していた。
やがて、マジックショー中のとあるアクシデントで師匠が事故死するが、独立したセルヴェの名声は師匠には及ばす、ベルギーから移住したロンドンでマジックグッズの専門店を営む傍ら、大マジシャンの後継者として巡回公演を行うに留まっていた。
Ver.1.0のチュートリアルのムービーでは、何故かハンター道化師に襲われていた。
カート・フランク CV.宮下栄治
役職は冒険家。ガリバー旅行記を片手にリュックを背負った髭面の男性。
海や原生林を渡り、数々の国を訪れたサバイバルマスター!…という妄想を抱いた、ただの一般男性。
幼い頃から夢見がちな性格だったことで学生時代に周囲に馴染めず、従軍した際に旅行記の読み聞かせをして好評を得たことで妄想癖が悪化し、一時は精神病院に入院していた過去がある。
周囲を惹きつけるほどに口説は達者……なのだが、それ故に自分が優れた冒険家であるという誇大妄想を抱えたまま他人と接触した場合、(悪意無く)周囲を唆して無謀な行動に走りかねないと心配され、精神病院からの退院を反対されていた。
ナワーブ・サベダー CV.岡本信彦
役職は傭兵。ボロボロな緑のフードを被った男性。
かつてはインド会社に勤めていたグルカ兵(ネパールの山岳民族出身の傭兵)だったが、現在は退役している。あるターゲットの追跡で荘園へ来る。
公式イラストやプロモーション企画ではやたらと食べ物を食べている姿が見られ、配膳機能の料理を食べる種類の多さは断トツ。告知から2年経っても未だに日記が実装されないどころかカートに先を越された。
マーサ・ベハムフィール
役職は空軍。軍服ワンピースのような装いの女性。毛糸の流れが特殊なサイドテール。
軍用機のパイロットを目指していたが、時代が時代による女性像の押し付けに苦悩しており、自分の飛行機を操縦する為の頼れる「スポンサー」を求め、荘園を訪れた。
彼女がゲーム中で所有するアイテムは「信号銃」で、ハンターに撃つと数秒のスタン状態を与えるが
弾が障害物にぶつからない限りどこまでも追跡してくる。
マーサは軍用機のパイロットを志して空軍に入隊したが、女性らしさを求めた両親からは反対され、職場からも性別を理由にパイロットへの着任を認められず、「信号銃を使用した着陸補佐のための合図係」という不本意な職務に追いやられていた。
交際相手となった同僚パイロット・ヘンリーはパイロットに憧れる彼女を応援してくれたが、とある濃霧の日に着陸に失敗し、帰らぬ人となる。
背景推理で読むことができる「信号銃を忘れるな」という文言から察するに、ヘンリーが着陸を失敗した原因は…。
そして、マーサは今度こそパイロットとなるため、荘園を訪れた…はず、なのだが…?
1週目の誕生日のタスクをクリアすることで手に入る手紙により、明かされる一つの真実。
それは、彼女が荘園の主に雇われた人間であり、
「マーサ・ベハムフィール」の名を騙る赤の他人
であるということ。
身分を偽った彼女の正体については、3週目の誕生日のタスクで手に入る実験記録でも名前が伏せられるなど謎に包まれているが、「レディ・ファウロ」のPVでは、彼女を裏切って逃走した生徒が「マーサ・ベハムフィール」を騙った女性であることが示唆されている。
この経歴に加えて女性キャラの中ではアクション性に長けているためか、コラボ衣装が非常に多い。
フィオナ・ジルマン CV.日笠陽子
役職は祭司。角が生えたフードを被る奇妙な服装の女性。
神秘主義者であり、
クトゥルフ神話に出てくる
ヨグ=ソトースを崇拝しているらしいが、相手にしてくれる人はいない模様。
調査員に依頼して湖景村について調査していた。
肌の露出の規制の厳しい中国版のゲームにしては珍しく、露出の多い衣装の多いセクシー担当。
トレイシー・レズニック CV.佐倉綾音
役職は機械技師。ゴーグルにオレンジ色のつなぎの女性。彼女のみ2つのモデルが最初期から存在し、初期衣装のモデルは少々顔が丸い。
幼い頃に母を亡くし、男手一つで育ててくれた父も亡くしてからは、とある発明に心血を注いでいる。
荘園からは賞金を餌に招待されていたが、本人的にはその荘園に隠されている装置の方に関心を持っている。
ウィリアム・エリス CV.子安武人
役職はオフェンス。浅黒い肌に黒いユニフォームの体格が良いスポーツマン。
新しいスポーツの創始者という名誉を得る為に、荘園の主人の誘いを受ける。
モデルはラグビーの創始者とされるウィリアム・ウェッブ・エリスと思われる。しかし、彼の持つボールのデザインはなぜか
アメリカンフットボールのもの。
というかちょいちょいこちらと混同している節が見られる。
幼い頃にセルヴェの師匠が死亡したマジックショーのアクシデントに遭遇していたらしく、準備中のセルヴェが鎖に何かを仕掛けていたのを目撃していたため、事故を装って師匠を殺したのはではないかと疑っている。
相手選手にわざと怪我を負わせるような危険なタックルを行っていた過去を持つが、スポーツマンシップが確立していなかった当時の価値観では問題視されていなかった行為であり、とあるハンターがウィリアムの処遇に対して「愚かだが罪はない人間を相手に、こんな仕打ちをする必要があるのか(意訳)」と同情を滲ませる程度には善良寄りの性格をしている。
待機中や試合中の様子を見るとかなり陽気な性格に見えるが、意外にもシナリオ中だとかなり大人しく、どこか気の弱い性格をしている。
ヘレナ・アダムス CV.Lynn
役職は心眼。青いバケットキャップとスカートを身に着けた
盲目の少女。
文学の才能に長けており、学費の援助を名乗り出た荘園の主人の手紙を受け、白杖を携えて荘園へと足を踏み入れる。
この設定上、彼女のみ操作すると視界が暗くなる特殊な仕様が施されている。
背景推理からしてモデルはヘレン・ケラーと思われるが、史実の女史とは違い耳が聞こえる、実家は大工の家など、複数の相違点がある。
後述する少女を除けば、年齢が判明しているサバイバーキャラの中では最も若い19歳。
また、彼女本人には目立った精神的問題も悪業も見当たらない希少なキャラ。
ウィラ・ナイエル CV.能登麻美子
役職は調香師。全体的に紫色でまとめられたミニドレスの女性。
「忘却の香水」のレシピの由来を追って荘園へ訪れる。調香師なだけに鼻が敏感だが、医薬品の生み出す異臭が嫌いな模様。
目元のほくろが色っぽい美人で、交際を求められることも多かったらしい。
本名は
クロエ・ナイエル
。本物のウィラの
双子の妹。
優雅で誰からも愛される美人なウィラと、香水作りばかりで変人扱いされていたクロエ。
クロエの調香師としての天賦の才を認め、応援していたのはウィラだけだった。
そんな中、ウィラは「クロエの才能を世間に認めさせたい」と悩んでいた。
クロエの才能は、このまま埋もれさせていいものではない。しかし、内向的な彼女は表舞台に出ることを良しとしないだろう。
そこでウィラは、クロエの作り出した作品で香水ショップをオープン。表に出る役を自分が引き受けて、クロエの香水を世間に広めようとしたのだ。
ウィラの目論見通り、クロエの作った香水は業界内でも絶賛される。
しかし、ニュースの一面には「調香師ウィラ・ナイエル頭角を現す。」の文言が飾られた。
ニュースの切り抜きを見て、姉が自分の才能を利用したと勘違いしたクロエはウィラを殺害、そして「ウィラ・ナイエル」に成り代わりその人生を享受することにした。
突如失踪した変わり者の「クロエ」を、気にとめる者などいなかった。
後にクロエは、ウィラの日記を発見してその真意を知るも後の祭り。
クロエは後悔に苛まれながらも、「ウィラ・ナイエル」として生きていくしかなかった。
「ウィラ」、もといクロエが忘却の香水を作っていたのも、その過去を忘れて徹底的に「ウィラ」になるため。
元ネタは映画作品『パフューム ある人殺しの物語』。
カヴィン・アユソ
役職はカウボーイ。投げ縄技術の長けているテンガロンハットを被った男性。
アメリカ出身で役職の通り実家は牧場だが、現在は放浪の旅に出ている。
女性の前では自己顕示欲を現し庇護欲で溢れている等、女性に対し並々ならぬ好意を見せる。反面、同性である男性の扱いはぞんざい。
投げ縄はかつて出会ったインディアンの少女から渡されたものであり、先住民族への敬愛と自分がそれを踏みにじった白人社会の一員であることに悩み続ける、彼の過去の象徴でもある。
彼が女性に向ける庇護欲の本質は、
「少年時代に出逢った少女を守れなかったことに対する罪悪感の反映」
であり、男性に対するぞんざいな扱いは
「意気地なしで無力だった過去の自分の投影」
である。
決して裕福でない辺鄙な牧場に生まれたカヴィンは、少年時代のある冬の日、飢えと寒さで興奮状態にあった雄牛に吹雪の中襲われていたところを、一人のインディアンの少女――アンジェリーナに救われた。
アンジェリーナの投げ縄により暴れ牛から救われたカヴィンだったが、彼女は道に迷っているさなかだった。
カヴィンと両親は命の恩人でもある彼女を暖かく家に迎え入れ、別れが訪れるまでの一時の団欒の中、カヴィンはアンジェリーナから投げ縄を贈られ、その技術を教わり、彼女との親交を深めていった。
アンジェリーナと別れてしばらくの時が経ったある日、カヴィンが見つけたのは一通の懸賞通知だった。
その内容は、インディアンを殺した米国住人に懸賞金が与えられるというもの。
壊れかけの暖炉を直せないほど困窮していたはずの家に来た牛や羊は、この懸賞金により得たものなのだろうか?
では、
その賞金に懸けられたインディアンとは――?
察してしまった「別れ」の真相は、カヴィンの忘れられない悪夢となった。
成長したカヴィンは、アンジェリーナの遺した投げ縄を手に、実家を離れて放浪の旅に出た。
しかし旅の途中で遭難してしまい、空腹と寒さに襲われ死を覚悟したカヴィンだったが、そこを再びインディアンの部族に救われ――そしてアンジェリーナの両親と出逢った。
九死に一生を得たカヴィンは、命を救われた感謝の気持ちと自身の両親の罪、同胞の悪業の罪悪感を抱えながら、しばらく部族とともに過ごし始める。
しかし、米軍のインディアン文化に対する侵攻は激しさを増していき、いつしか白人であるカヴィンは部族の人間から「裏切り者」の疑いを持たれるようになっていた。
そしてアンジェリーナの行方について問われたカヴィンは、彼女の両親に真相を告げるのを躊躇い
「彼女は戻られていないのですか?」
と彼らに嘘を吐いてしまう。
二度もアンジェリーナと部族たちを裏切ることとなってしまったカヴィンは、族長へ別れの手紙と全財産を残し、後ろめたい気持ちのまま部族から去ることしか出来なかった。
マルガレータ・ツェレ CV.遠藤綾
役職は踊り子。ピンクのノースリーブのトップスに同色のホットパンツと全体的に薄着。
マルゲリータではない。
ただの村娘から一転して、サーカス団員として華々しい衣装を身に纏っていた時期もあったが、現在は夫との別れで金に困窮していた。
彼女の携帯するオルゴールは、別れた夫からかつてプレゼントされたもの。設置したオルゴールの範囲内でしばらく放置していると、オルゴールのメロディーに合わせて踊り出す特殊モーションが見れる。
ゲーム内ボイスが非常にエロい。
名前の由来はマタ=ハリの本名からと思われる。
彼女の過去には、「マルガレータ・ツェレ」以外の2つの名前がある。
1つ目の名前は
ナターシャ
。
小さな漁村・湖景村で叔父夫妻に育てられた彼女の本名であり、村を訪れたサーカス団の微笑みピエロ・セルゲイに連れられて村を出るまで名乗っていた名前。
そして2つ目の名前は
ナタリー
。
セルジオと共に加入したサーカス団・ノイジーサーカスに所属していた頃の名前であり、泣きピエロ/道化師のジョーカーが恋に落ち、月の河公園でのカーニバルナイトで虐殺事件を起こすきっかけとなった張本人である。
漁村での暮らしに嫌気が差していたナターシャはセルゲイの誘いに乗って村を抜け出し、ナタリーという偽名を名乗ってノイジーサーカスの一員となるが、夫となったセルゲイからはDVを受けていたようで、衣装に隠れたその身体は痣だらけになっていた。
彼女に好意を抱いていたジョーカーがその痣に気付き、ナタリーをセルゲイから引き離そうとしたことで3人の関係は拗れ、カーニバルナイトでの虐殺事件へと繋がっていった。
虐殺事件の際、河に飛び込んだことで表向きたった1人の生存者となったナタリーは、更にマルガレータと名前を変え細々と生活していたが、招待状に従って訪れた荘園でかつてのノイジーサーカスの同僚たちに再会することとなる。
イライ・クラーク CV.鈴村健一
役職は占い師。フード付きのローブを纏い、布で両目を目隠しした男性で、傍にはフクロウと思しき使い鳥が付き従っている。
元々ドルイドの教えを信仰しており天眼の能力を有していたが、ある時小麦市場の暴落で婚約者の実家が大打撃を受けるという未来を見る。
「彼女に教えるべきではない。」という声に逆らったイライはその情報を婚約者に教えてしまい、それが誓約を破ってしまう遠因となり天眼の力をほとんど失う。
やがて婚約者の助言により天眼の力を再び取り戻し、「これから招かれるだろうが、断ってはいけない」と告げる声を聞いたイライは荘園からの招待を受け、「ゲーム」に参加することとなった。
使い鳥の名前はブロディウィズ。はーい、元気?
イソップ・カール CV.内山昂輝
役職は納棺師。マスクをつけた内向的な銀髪の男性。公募キャラその1。
ある女性の納棺の際に彼女の娘に宛てた手紙を見つけ、女性の願いを叶えるべく荘園へ赴いた。
高レアリティ衣装になるとマスクを外しがち。死生観が独特で、彼のモチーフは映画「アフターライフ」から来ていることが原案者から公言されている。
幼少期に母親が死亡したイソップは、彼女の納棺にあたった納棺師、ジェイ・カールの養子となり、彼のもとで育つ。
だが、学校からは「自閉症、もしくは他の問題を抱えている」と判断されたことで退学せざるを得ず、以後は養父の教えに従い納棺師としての技術を習得した。
しかし、その教えとは「魂の救済のため、
彷徨い苦しむ者はそれが生物学的には生きている人間であっても納棺する
」というものだった。
相手が「自分が死んでいることを認める」ように説得し、拒絶するようであれば薬物を注射した上で「納棺」するという行いは狂気的としか言えないものなのだが、イソップはその教えに忠実に従い、招待状を受け取り荘園に向かった養父が高所から墜落した無惨な状態で戻ってきた際、彼を教えに従って「納棺」した。
やがて、上述のようにある女性の招待状を手に入れ荘園を訪れる機会を得たイソップは、そこで「無音の友」に相応しい相手……無口で内向的なポストマン・ビクターと出会うのだった。
ノートン・キャンベル CV.羽多野渉
役職は探鉱者。蝋燭のついたヘルメットに、顔の半分を覆うケロイドが目に付く地質探鉱者。
鉱山で起きた爆発事故の唯一の生存者であり、かつては父の跡を継いで炭鉱夫として働いていたが、事故の際に発見した隕石磁石を利用して鉱脈を探す探鉱者に転身した。
周囲には勤勉で誠実な男だと思われているが、その裏には何か含みがある振る舞いも見せる。
当時の炭鉱夫は少ない賃金しか得られない上、採掘の際の粉塵に肺を蝕まれて寿命を削るような過酷な職業であり、父の跡を継いだのもそれ以外に選択肢がなかったといういわゆる「貧困の連鎖」の犠牲者。
その過去から、探鉱者に転身したとはいえ裕福になったとは言えない現状にコンプレックスを持っているのか、富裕層の人間を異様に嫌う。
IDENTITYシステムに対応するキャラは、ハンター「フールズ・ゴールド」のノートン・キャンベル。
荘園で行われた「最後のゲーム」の参加者。クレイバーグ競馬場から姿を消して以降消息不明となったフレデリックと入れ替わるように荘園へ訪れた。
数々の危機や悪夢で心労を負ったアリスが朝食のために食堂へ向かった時には、パンと牛乳だけというなんとも質素な食事を貪っていた。
アリスの挨拶には一瞥を返すのみと、かなり不愛想。
メインホールの荘園では食堂に常駐しており、ノートンに言わせると「粗末な暇つぶし」であるボードゲームを通して彼の好感度を上げることが出来る。詳細は割愛するがルドーにカード要素が合わさったようなルールで、1プレイにかかる時間がミニゲームの中で一番長いがメインの対戦より夢中になってしまうという人も。
パトリシア・ドーヴァル CV.小林ゆう
役職は呪術師。独特のメイクが施された黒人女性。母親は当時フランスの植民地だったハイチ出身だが、彼女の出生には、今は亡き母親が受けた
暴行の末に生まれたという経歴があり、彼女の言う「侵略者」の血も入っている。
奴隷船での航海中に生まれ、ほどなくして母を亡くしたパトリシアは、流れ着いたアメリカのニューオリンズで、ブードゥー教の司祭の養女となる。
養母の教えで薬草学や呪術の知識を身に着けたパトリシアは、自身のルーツを探すべく旅に出て、エウリュディケ荘園に足を踏み入れる。
彼女の呪術は彼女自身も呪っているとのこと。
モウロ CV.関智一
役職は野人。相棒の猪と行動を共にする、白髪交じりのボサボサの髪に枯れ葉がついたみすぼらしい男性。サバイバーキャラの中では最年長の45歳。
かつては森で動物に育てられていた所謂
野生児。
人間に見つかった後は文明社会に連れられたがそれに馴染むことが出来ず、エウリュディケ荘園に解決の道を求める。
ゲーム中も相棒の猪がずっと傍をついてくる。そして隠密しようとしても猪でバレやすい。野生児の彼の出自は…?
3週目の誕生日タスクをクリアすることで明かされるフルネームは、
モウロ・モートン
。
幼い頃に引き取られたノイジーサーカスの団長・バーナードから人為的に「野生児」として育てられており、
森で育ったという経歴は全くのでたらめ。
曰く「人生最初の10年は私の世界には犬のぬいぐるみと木製の壁4面しかなかった」。虐待同然の経歴を持ちながらも、文字の読み書きは出来る模様。
4週目の誕生日のタスクをクリアすると読むことができる手紙によると、元々は彼の両親がノイジーサーカスの団長にあたる人物だったらしい。
両親の死後、叔父であるバーナードが団長の座に就いてしまい、幼くして両親を喪ったモウロはバーナードにより「野生児」としての人生を強いられることとなった。
ノイジーサーカスの同僚だったマイクの協力により、人として扱われることのなかったノイジーサーカスから脱走を果たすものの、調査組織に雇われていたナワーブがモウロの捜索のため荘園に来る理由になったり、ナワーブの手により「失踪」した後もセルヴェからその身を探られたり、何かと追われている。
自分の自業自得か、これが自分の運命なのか。
「人間」としての尊厳を奪われ、自分の価値もついぞ得られず、辿り着いた荘園ではノイジーサーカスの関係者が次々破滅していく中でたった一人取り残され……結局最期まで「仲間外れ」だった彼が最後に残したと思われるメモには、「早く終わらせてくれ」という悲痛な思いが残されていた。
マイク・モートン CV.福山潤
役職は曲芸師。金髪の天パ、青い瞳の中の星が目を引く、そばかすの男性。
カーニバルナイトの虐殺事件で実家同然だったノイジーサーカスが壊滅し、その惨劇の元凶を探し出そうとしている。
野人のモウロがノイジーサーカス脱走を決意した際には手助けしており、泣きピエロ/道化師のジョーカーとも親しくしていたが、一方でノイジーサーカスの団長だったバーナードを「まさに理想の父親」とかなり慕っていたこともあり、ノイジーサーカスの人間関係が問題だらけの火薬庫状態だったことには全く気付いていなかった。
翻訳の質がまだ安定していない頃に背景推理が実装されたせいか、文章が全体的に危うい。
IDENTITYシステムに対応するキャラは、ハンター「フラバルー」のマイク・モートン。
ホセ・バーデン
役職は一等航海士。左目に傷、左腕に
義手を付けた赤ら顔の男性。
ホセはイギリス王室に仕える船乗りの一族出身で、自身も子爵の地位を与えられた優れた航海士であった。
彼の持つ懐中時計には不思議な力があるらしく、波と潮を操り時間に遅れることなく目的地に到着するとして高く評価されていたが、「驚夢症」という睡眠障害に悩まされ、次第に酒に溺れるようになる。
その後、父が乗った船が王室の財宝などを積んだまま行方不明となり、飲酒のせいで乗船時間に遅れて置き去りにされていたホセは責任を問われ、財産と地位を剥奪された。
やがて、父と共に消えた船に積まれていたはずの骨董の傘がエウリュディケ荘園にあるという情報を得たホセは、バーデン家没落のきっかけとなった失踪事件の真相と父の行方の手がかりを求め、荘園へ向かう決心をする。
デミ・バーボン CV.白石涼子
役職はバーメイド。赤い頭巾と部分的に白い肌と髪が特徴的な女性。
奇跡の酒「ドーフリン」のレシピをきっかけに、そして失踪した兄を探しに荘園へ向かう。
目元がウインクしているかのような意匠になっている。開けた胸元のホクロが大変セクシー。
ビクター・グランツ CV.村瀬歩
役職はポストマン。配達員の制服と思しき赤い帽子とジャケットを身に着けた、無口な男性。上述のモウロとは違い、相棒の子犬であるウィックは能力を使う時にしか姿を現さない。公募キャラその2。
口先による言葉を信じておらず、手紙の中の言葉こそが物事の真実だという(偏った)考えを持っている。初めて自分宛ての手紙を受け取ったことに感激して、送り主である荘園へ向かった。
彼のみ、まるで塞ぐかのように口元を縫われている。何気に社交以外のことは何でも得意というハイスペ。
余談だが、舞台版にて彼を演じた俳優はこのゲームのガチ勢であり、ハンターの最高段位であるヒュドラに到達していたことから、ファンからは
「ヒュドラのポストマン」
の呼び名で畏怖された。サバイバーなのにハンターの称号とはこれ如何に。
アンドルー・クレス CV.島﨑信長
役職は墓守。先天性の
アルビノで、黒いコートと外套を纏った男性。
その外見で母親共々に迫害を受けた過去がある。救済を求める日々の中、荘園の主人からの手紙で他人に理解される喜びを知り、荘園に赴く。
自身の信仰の為に墓守という職に勤めていたが、迫害された過去のトラウマと、良い墓に入るには賄賂が必要だと思い知らされたことによって精神が荒んでおり、やってたことは正直
墓荒し
。
ルカ・バルサー CV.梅原裕一郎
役職は「囚人」。左目の痣に茶髪のポニーテール、囚人服を着た男性。
かつては天才発明家として永久機関の開発を目指していたが、師匠と諍いになった末に事故を起こして死なせたとして殺人容疑にかけられ、更には事故の際に負った脳の損傷で記憶障害にも陥る。本来は絞首刑に処されるはずだったが、刑の執行直前に何故か釈放された。
後に、荘園から巨額の報酬が約束された招待状を受け取り、自身の発明を完成させるべくエウリュディケ荘園の招待を受けた。
メリー・プリニウス CV.甲斐田裕子
役職は昆虫学者。養蜂防護を思わせる大きな覆面を被っていて分かりにくいが、女性。
元々はエウリュディケ荘園とは別の貧しい荘園で働くメイドであり、昆虫学については趣味で学んでいるだけだったが、同好の士だった勤務先の荘園の主人に見初められたことがきっかけで一躍生物学会の明星に登り詰めたことから、学会では有名らしい。
しかし、かつての主人であった夫とは死別しており、背景推理では死別する前から夫との関係が上手く行っていなかったことが示唆されている。
覆面キャラではあるが、リザルト画面や衣装によっては素顔を覗くことができ、片頬に痣がある以外はかなり美人。
荘園で行われた「最後のゲーム」の参加者。ゲーム時の姿と違い、ストーリー中では顔を覆うようにベールがついた帽子を被っており、「女性にしては高い身長、大柄でがっしりとした体つき」とアリスから評されている。
夫の件については「研究と同じで人生は危険が伴うもの、過去のこと」と流していたが、同時に荘園に来た目的とも後に語っている。
メリーの夫の死因は非常に珍しい蜂の毒だった。生き物の毒で死ぬこと自体、希少ではあっても決して起こらないわけではないと、メリーも最初は疑っていなかった。
しかし遺品整理の際、日頃から几帳面な性格であり研究についての記録を怠るなどありえないはずの夫の観察日記に、その蜂の記録が残されていないことに気付く。
そうするうちに、荘園の持ち主から夫の死因となった蜂の標本が届き、同時に送られてきた手紙には「『ゲーム』の参加と引き換えに、蜂の情報と夫の死因を教える」と記されていた。
メインホールの荘園では温室に常駐しており、植物の世話……というより茂みの中の昆虫探しを通して彼女の好感度を上げることが出来る。見本の昆虫の画像と同じ昆虫を茂みの中から探して捕まえるのが目標となっており、収集を進めるうちに画面上の昆虫の数が増えたり葉の陰に隠れたりと難易度が上がる。
好感度を上限まで上げるためにはミニゲームを何度も繰り返しクリアしなければならない……のだが、如何せん昆虫の画像がそれなりに緻密であり人によっては彼女のミニゲームが一番キツイとの声も。
エドガー・ワルデン
役職は画家。赤いベレー帽に絵具で汚れた袖と画家らしい恰好の男性。公募キャラその3。
彼も招待状を受けた1人だが、荘園のゲームに参加したのはお金の為ではないらしい。
自身の芸術には絶対的な自信とプライドがある……が、人物画は不得意。
左利き。
ガンジ・グプタ
役職はバッツマン。褐色の肌に火傷の跡がある男性。ウィリアムと同じスポーツマンだが、こちらは標準的な体格のモデル。
クリケットに天才的な才能を持っていたが、推薦されたことで訪れた異郷での扱いはあまり良くなかった様子。
躁鬱の症状を患っており、火を避けるよう診断書が出されている。
1週目の誕生日のタスクをクリアすると読むことができる手紙では、彼が周囲からは「子爵のご機嫌取りに贈られた、クリケットが得意な『プレゼント』」として見られ、人間扱いすらされていなかったことが窺える。
好きなものが玩具だったり、携帯品に羊のぬいぐるみが実装されていたりと少し少年じみた嗜好がある模様。
アニー・レスター
役職は玩具職人。チェコの民族衣装をまとった三つ編みの女性。
生まれてすぐ母を亡くし、母の面影を追った父からは似ていないと
ネグレクトされていた。成人してからも、結婚した男の実態が父親と手を組んだ結婚詐欺師であり、母の遺産を持ち逃げされる目に遭ってしまうと散々。
彼女を騙した2人の情報を知っているという手紙を貰い、確認するべく荘園に向かう。
エミール
役職は患者。頭に包帯を巻いた患者服の男性。エダとお揃いの針金の指輪を付けている。
ホワイトサンド精神病院に入院する以前の記憶を失っており、そこでエダとの出逢いを果たす。
闘犬と闘わされたりと凄惨な目に遭っていた過去があるようで、入院時には高熱で生死の境を彷徨うなど心身共に深い傷を負って自我が崩壊しかけていた。
エダの治療によって持ち直していた病状が再び悪化し始めたため、更なる治療法を探すというエダについていく形で荘園に向かう。
自分の治療にあたるエダを特別な人と理解しており、彼女の治療を受け入れていると同時に並々ならぬ執着を見せる。
エダ・メスマー
役職は「心理学者」。ボリュームがある茶髪ロングの医療服を着た女性。エミールとお揃いの針金の指輪を付けている。
ホワイトサンド精神病院でエミールと出逢い、彼を救えるのは自分だけだと信じている。
安定していたエミールの容態が再び悪化し始め苦悩していた中、知人から有効な治療法の話を持ち掛けられ招待を受ける。
エミールとは共依存のような関係にあり、並々ならぬ執着を見せる。公式Twitterのファンサービスの一環として行われるキャラクターからのリプライでは、エミールからの返信が行われるとしばらくしてからそれを削除、改めてエダからエミールの様子をうかがうような返信が残される。
「オルフェウス」 CV.三木眞一郎
役職は小説家。右目にモノクルを着け白いモーニングューモーニングコートを着た男性。Ver.1.0の主人公だった探偵オルフェウスの10年前の姿。
(精神不安定で常に浮かない表情をしている影響もあるとはいえ)くたびれたおっさん感の漂う現在の探偵オルフェウスと比べると、顔立ちには面影があるものの容姿の整ったイケメンであり、かなりのギャップがある。
エウリュディケ荘園と深い関わりがあるらしいが、現段階では断片的な情報しか明かされていない。
偶然にも戚、グレイスと同じ誕生日。こんだけ大所帯なら被りもするだろうがそれにしても多すぎである。
IDENTITYシステムに対応するキャラは、ハンター「悪夢」の「オルフェウス」。
荘園で行われた「最後のゲーム」の参加者。出版社との契約で、公の場ではペンネームの「オルフェウス」を名乗っている。
アリスは彼が出版した小説を全て集めており、荘園に向かう際にそのうちの1冊を荘園に持って行っている。どれを持って行くかはプレイヤーが選べる。
確認できる著書は
- 顔のない残骸
- 死神の笛の声
- バラの窓の下
- Call of the Abyss
- 13件目のプレゼント
- アザミの刺
- スイートホーム
- 沼に消えたアスクレーピオス
- 死の白馬(最新刊。予告の新聞記事や言及のみ)
の9冊。メインストーリーで一切の言及がなくアリスの本棚にも並んでいないため正式な著書となるかは不明だが、パラレルワールドとなるイベントストーリー内で確認できる「女王蜂」も含めるなら合計10冊。
いずれもストーリー概要について触れられていないが、タイトルは特定人物や事件を彷彿させるものになっている。
アリスとは、彼女が荘園に到着した翌日の朝食時に対面した。かなり社交的な振る舞いでアリスとメリーに挨拶をしたが、さりげなくフレデリックには挨拶をしないどころか後の話題の中で彼を皮肉るなど強か。
少しならピアノを弾けるというアリスに、考案中の「すごく面白い物語」である新作の内容と引き換えに一曲弾いて欲しいと要望した。幼い頃のアリスの遊び相手も、面白いストーリーを書いては読み聞かせてくれていたそうだが…?
メインホールの荘園ではリビングに常駐しており、ピアノの演奏を通して彼の好感度を上げることが出来る。言わば音ゲーであり、8分割されたライン上から落ちてくるノーツをタイミングよくタップ、ホールド、あるいはスライド等して得点を稼いでいく。難易度は「簡単」「普通」「困難」の3つ。
収録曲はメインストーリーに関連するものや周年記念で使用された楽曲であり、あくまでミニゲームだからか判定はかなり緩い上に認識難や物量譜面といったノーツ配置もなく、全体を通して素直なものが多い。ある程度音ゲーに慣れている人であれば「困難」でAP(オールパーフェクト)を取ることも容易。
役職は「少女」。人形を抱えた白いワンピースの金髪ロリ。年齢は明かされていないが、イベントストーリーでは「6歳か7歳ほどの少女」と触れられている。
「オルフェウス」とただならぬ関係であることは確かだが、曖昧な部分も多く謎が多い。
「オルフェウス」は彼女のことを自分の娘だと思い込んでいるが、「オルフェウス」の記憶に関する描写を整理すると腑に落ちない点がいくつもあり、メインストーリーで発見された不審な薬剤の効果や「少女」の正体のことも含めると、その記憶がどこまで正確かはかなり怪しい。
IDENTITYシステムに対応するキャラは、サバイバー記者のアリス・デロス。
ジョーカー CV.平田広明
役職は泣きピエロ。
IDENTITYシステムで実装された、ハンター
道化師のサバイバーの姿。
義足の右足に赤毛は共通しており、陰気な泣き顔と白い花が生えた帽子を被っている男。
腰につけている微笑みの仮面は…?
本来はカーニバルナイトの虐殺事件が起きる前に化粧品に強酸を混入される被害に遭っており、ストーリーでは顔に負った化学熱傷の傷をピエロのメイクで目立たないよう隠しているが、サバイバーとして操作できる泣きピエロは傷を負う前の素顔バージョンになっている。
ルキノ・ドゥルギ
役職は教授。IDENTITYシステムで実装された、ハンター魔トカゲのサバイバーの姿。魔トカゲと化す前、人間時代の姿といえよう。
新種の爬虫類の影響か、随所に鱗化している皮膚が覗き額にガーゼを当てている。変異以前に構えていた実験室の清掃員からは「若そうに見えて、性格も良さそう」と語られている。
名字は表記揺れで「ディルシ」と表記されている部分があり、公式サイトでも「ディルシ」と表記されていた時期があったが、教授ルキノの実装を機に現在は「ドゥルギ」に統一されている。
戚十一
役職は骨董商。チャイナ風のトップスに黒いスカートを身に着けた中国人の女性。名前の読みは「チー シーイー」。
店の前で言い争いをしていた少女を助けたことをきっかけに彼女と仲良くなるが、その少女が荘園による策謀か消息不明になる。
実は棒術を得意としており、ゲーム内のスキルも手に持った笛(簫)を武器に転用して棒術を披露するなど武術を全面的に押し出したもののため、役職のイメージと正反対。
「戚十一」という名は偽名であり、本名は
簫七
(シャオ チー)。
政治闘争から帝への謀反を企てたという濡れ衣を着せられ、一族全員が処刑という憂き目にあった簫家の、唯一の生き残り。
家族を失ってからは元使用人に匿われて逃走しつつ武術を身に付け、一族を陥れた相手への復讐を試みたものの、影武者を用意されていたために失敗に終わり、偽名を名乗って骨董商として潜伏する日々を送っていた。
しかし、店先での言い争いに介入した際に助けた少女が偶然にも因縁がある唐家の孫娘・唐肆(タン スー)であり、運命の皮肉を感じつつも何も知らない彼女と交流を深めていった。
豪商である唐家に連なる店が一斉に店じまいしたのと同時に、彼女の骨董店も無期限の休業に入っており、恐らくは消息不明となった唐肆の行方を捜索するために荘園に訪れたと思われる。
フレデリック・クレイバーグ CV.増田俊樹
役職は作曲家。赤いタキシードにまつ毛がバサバサな男性。公式
イケメン。
音楽一家のもとに生まれ音楽を心から愛していたが、残念ながら家柄に見合うだけの才能には恵まれていなかった。
役職を反映し、解読の際には音ゲーじみたQTEをこなして解読速度を上げることができる。
荘園で行われた「最後のゲーム」の参加者。アリスがエウリュディケ荘園に到着した時、父がある友人のために作ったという曲をリビングのピアノで弾いていた。挨拶の際、アリスはフレデリックに握手をしようとしたが彼が応えることはなく、そそくさと部屋に戻ってしまった。
翌日、居館内を調査していたアリスは、人目を避けるように外出するフレデリックを見かける。後を追った先に辿り着いたのは、件のクレイバーグ競馬場だった。
何やらこの競馬場である物を探しているようだが…?
ノートンと入れ替わりで消息不明になったため仕方ないというか当然というか、メインストーリーに関わるキャラクターの中で唯一彼のNPC好感度システムが実装されておらず、彼との好感度システムを求める声も少なくない。
アリス・デロス CV.堀江由衣
役職は記者。メインストーリーのアリスのサバイバーバージョンであり、IDENTITYシステムで実装されたサバイバー「少女」のもう一つの姿。すなわち「少女」の名も…。
荘園にやってきた理由は上記の通り。後頭部の三つ編みは何故か解けてしまっており、ポニーテールのようになっている。
彼女の持つカメラを使うと、少女の持つ人形に似た少年の幻影が出てくる。
バルクやボンボンの背景推理、各種動画、そして2周年オフラインパック特典である
「記憶の端切れ」
を含めた情報から推測できるその正体は、かつての荘園の主人であるデニス・デローズ(デロス)の娘であり、オルフェウスの義妹。
デローズ(デロス)夫妻に引き取られたオルフェウスとは幼馴染のように仲良く過ごしていたが、荘園を襲った惨劇によって両親が殺害されたトラウマから深刻な錯乱状態に陥り、長年孤児院で監禁同然の扱いを受けていた。
前述の「記憶の端切れ」には、血縁関係がないことを理由にアリスの孤児院からの引き取りを拒否する(オルフェウス宛てと思われる)手紙、そしてアリスが残したと思われる日記や「お兄さん」に宛てたメッセージが含まれている。
メッセージに綴られていたのは、「
これが読まれているということは、自分で直接思いを伝える試みは失敗した
のだろう」ということ、「ある部屋を見たことで探していた人物がすぐ近くに居たことに気付いた」こと、そして「私の両親の死について自分を責めないで」という彼女の「お兄さん」に対する思いだった。
オフラインパック購入者に「記憶の端切れ」が届いたことが、このメッセージが読まれたことを示すと考えれば、彼女の安否は……?
チャールス・ホルト
役職は航空エンジニア。目元が隠れる程に前髪が伸びている全体的にもっさりした男性。
本業は高所作業に従事する建設作業員だが、貧しい生活ながらも勤務先の親友と「空を飛ぶ」という憧憬を抱き、仕事の傍らで飛行装置の開発に取り組んでいた。
しかし、建築会社から機械装置を買い取りたいと持ち掛けられたチャールスは気弱な性格と一時の金に目が眩んだことで断り切れず、未完成の装置を売ってしまい、それを背負った唯一の親友は「空を飛んだ」。
それ以来チャールスの両手は震え続け、その悪夢にうなされるようになった。
体格は大柄だが、佇まいは身を縮こまらせておりかなり弱々しく、スタッフによればデザインコンセプトは「大柄で
ちょっとダメなおじさん
」。
まるでダメじゃないだけまだマシか……?
リリー・バリエル
役職は応援団。オレンジ色の髪を二つ結びに括り、ひび割れた乗馬帽を被った、チアポンポンを両手に持つ少女。
バリエル家の令嬢として裕福な幼少期を送ったが、父親が大金を使って開催にこぎつけた競馬大会で、騎手として参加した兄のサイモンが落馬事故により脊髄を損傷、脳にもダメージを受けて知能指数が幼児レベルにまで落ちる深刻な状態となる。
次男であることを理由に一族内での立場が弱いことを気に病んでいたリリーの父は、名声を得るために開催した大会で起こった災難に耐えられず、酒に溺れて暴力を振るうようになった末に「事故死」。
父の事故死の一報を受けた母も、遺体の身元確認に向かったまま失踪してしまう。
かくして幸福だったはずのバリエル家は地獄に叩き落され、リリー自身の精神も、トラウマにより現実を正確に判断できない程不安定になっている。
そんなリリーは祖父であるバリエル伯爵から、兄の療養費の援助と引き換えにとある債務の取り立てを指示され、荘園を訪れることとなる。
マティアス・チェルニン CV.花江夏樹
役職は人形師。左目のボタンは抜け落ち、唇が乱雑に縫われ、左腕は待ち針が刺さったままと、他のサバイバーとは比にならないレベルで痛々しい風貌の男性。
プラハ出身で、父親の一族が受け継いできた人形劇をパリで披露したことをきっかけに、一家は富と名声を得ることになる。
しかし、内気なマティアスはそんな家庭と相容れない存在となり、彼の立場は自身の幼少期をモデルに作られた人形「ルイ」に取って代わられるようになっていった。
それに耐えられなくなったマティアスは自身の23歳の誕生日に、父親がパフォーマンスのカーテンコールに応えている隙を狙って、楽屋の「ルイ」を燃やしてしまう。
この火事が原因となった転倒事故で両親が亡くなり、マティアスも左半身に重傷を負ったが、彼にとっては「ルイ」が死んだ事実を思えば全く気にならなかった。
しかし後日、マティアス宛に届けられた木の箱の中には新品の「ルイ」が入っていた。
そうして、何度処分しても「蘇生」する「ルイ」の存在によって発狂寸前まで追い詰められたマティアスは、「ルイ」が入っていた箱に同封された紋章に気付き、そこからエウリュディケ荘園に辿り着く。
フロリアン・ブランド
役職は火災調査員。顔に巻いた包帯で右目が隠れており、消防隊員のような制服に身を包んだ男性だが、浮かべる表情は笑顔そのもの。(>∀<)←こんな感じ
幼少期の不幸な事故で両親を失い孤児院で暮らしていたフロリアンだったが、彼は孤児院の管理人から子供たちをまとめるリーダーに選ばれるほどの真面目で責任感のある性格を持ち合わせていた。
フロリアンが成人近くなる頃孤児院で火災が発生し、彼は消えることのない炎に繰り返し突撃し多くの子どもと管理人たちを救い出した。彼のその勇敢さは新聞で報道され、これがきっかけで火災保険の会社に勤めるようになる。
駆け付けられる限り火災現場へ赴き、最も危険な救助にいつも参加していた彼の担当した街の救助成功率は高く、負傷者も少なかった。そんなフロリアンを、住人の人々も「ブランドさんは誰よりも優しい人だ!」と尊敬し、好感を抱いていた。
…ただし、その街の火事発生率も非常に高いものだったとか。
実装告知の際、火炎調査員と誤って表記された。
フロリアンが担当する街の火事発生率の高さは彼自身の放火によって引き起こされていることがほのめかされており、同時にその現場の救助活動へは積極的に参加し表彰状が贈られるほどの優秀な実績を残す、まさしく彼のマッチポンプである。ポンプ(水)は彼のゲーム内の能力に全く登場しないが。
彼が火災保険の会社に入るきっかけになった孤児院の火事事故にも関与……というかキャラストーリーPVでは明確に放火している。
フロリアンは炎に対し懐かしい温もりを抱いており、同時にそれを公正な試練と捉えている。この考えは彼の身に起きた不幸な事故にある。
幼少期に自宅で火災が発生した際、両親は必死でフロリアンを火の手から守ったもののそれと引き換えに命を落としてしまう。生き残ったフロリアンは孤児院に入ることになったが、孤児院の院長は寄付を募るための宣伝活動に彼の来歴を利用している節があり、実際に愛の奇跡と称されたフロリアンの運命は多くの著名人から同情と寄付金を集めていた。
しかしフロリアンにとっては、部屋に残された両親が炎に呑み込まれる様がトラウマとして残っていた。彼はその苦痛を和らげるために「両親の愛はずっとフロリアンの傍にいる」という大人たちの話を信じ、その考えは次第にある種の導きや啓示のような存在へと昇華されていった。
そうしてトラウマだった火災を拒むことをやめ、むしろ無償の愛情を芽生えさせたフロリアンは火そのものに対する研究をし続け、火災は彼の運命をもう一度変えることになった。
上述のマッチポンプについては自身の名利のための自作自演というより、彼の考える「神の奇跡」に基づいたものと考えられる。
……それにしても、彼に限らずこのゲームは孤児院と火事(放火)に何かと縁があるようだ。
エブリン・モレー
役職は「レディ・ファウロ」。ファー付きの膝丈コートを纏った美女。
孤児院出身であり、彼女を引き取った養母はエブリンに極めて贅沢な生活を送らせていた。
しかしそのせいで養母は高額な負債を背負っており、とある債権者と養母の間で衝突が起こった際、養母を守ろうとしたエブリンは過失で相手を殺害してしまう。
一時は殺人罪の指名手配に追われ警察の追跡から逃亡するものの、重い病気を患った養母から連絡を受けたのをきっかけにその身を現す。
その先で彼女を待ち受けていたのは謎の大物との出会いだった。
その人物はエブリンの釈放と養母の療養に同意し、交換条件としてエブリンがより多くの「レディ・ファウロ」を10年間育てることを提示した。
エブリンは順調に「育成」の仕事をこなし、9年目にはエブリンの腕前を全て受け継ぐほどに優秀な逸材もいた。
しかし、その生徒は彼女を裏切って脱走してしまう。
脱走した生徒の始末を命じられたエブリンは、生徒が最後に現れたエウリュディケ荘園に向かうことになった。
養母の教育の影響で嗅覚と味覚を失っており、養母はその償いとしてエブリンに豊かな生活を与えていた。
リチャード・スターリング CV.立花慎之介
役職は「騎士」。バシネットを小脇に抱えた端正な顔立ちのウルフカットの男性。右目が
茶、左目が
青の
オッドアイになっている。
長年子供がいなかったスターリング家に双子の姉弟が生まれるが、4歳の時に突然二人とも行方不明になってしまう。ほどなくして姉は見つかり弟が見つかったのはその3年後だったが、幼い頃に歌っていた童謡が正確だったため姉も弟本人が帰ってきたと認めていた。しかし、いつも一緒だった姉は次第に弟に違和感を、そして彼がずっと嘘をついていることに気付く。
やがて姉は結婚適齢期を迎え、嘘で人々の争いを引き起こす弟の秘密を知った彼女はこれを機に彼から逃げようとするものの、弟は彼女を階段から突き落としてしまう。この時にようやく周囲もリチャードの悪行を知り、姉が結婚式に参列する時にリチャードは幽閉され、その後姉は行方不明となった。そして両親の死後、遺産を全て受け継いだリチャードは行方不明になった姉を探す旅へと赴く。
ボタン目ながらも美形の印象を受けるビジュアルといかにもな肩書きにより、実装告知がなされた直後から様々な期待と注目をプレイヤー達から集めていたが、いざキャラストーリーPVが発表されてみれば(動画内から読み取れる情報自体非常に限られているとはいえ)双子の姉に強い執着を寄せるその様から早々に
シスコン呼ばわりされることとなった。
ウェンディ・フート
役職は気象学者。ウェーブがかったショートカットの金髪でジト目の女性。頭にはピクミンの如く風向機をつけている。
幼い頃に超大型ハリケーンが故郷を襲い、ウェンディは父親がハリケーンに巻き込まれてしまうのを目の当たりにしてしまう。ウェンディは「自分が天気を予測できていれば父は亡くならなかったかもしれない」と自責の念に駆られ気象学の実験に没頭するようになり、ウェンディの開花していく気象学の才能を見た母親は友人伝いで彼女をニューヨーク州の女子学院へと推薦した。
学園での研究は大きな成果を挙げるものの論文発表の過程は順風満帆とはいかず、孤独な研究の道も逆境が続いていた。そんな中、一通の「研究の盛会」の招待状が彼女の元に届く。
モデルは二酸化炭素による温室効果を最初に発見した女性科学者ユーニス・ニュートン・フットであることが開発秘話にて語られている。
ブリュンヒルド・ウェルフ
役職は弓使い。ざっくばらんに切られた髪から短めのおさげを垂らした赤毛の女性。左目に眼帯を付けている。
バイキングの血筋を受け継いでいるウェルフ一族の娘として生まれ、ブリュンヒルドは母親への強い憧れから彼女のような船長になる事を心に誓っていた。しかし、娘の幸せと自由を束縛したくない思いから母親は長男を後継人として育てようとする。
選ばれなかったのは自身の努力不足のせいだと思い込んだブリュンヒルドは、次兄に見守られながら日々訓練と学習に励み、遂に「ウィンランド」号と母に作ってもらった弓を受け取ることができた。ようやく母が自分を認めてくれたと大いに喜んだブリュンヒルドは、母親の「承認」の正しさを証明したいがあまり一族から逸脱した行動を取るようになってしまう。そしてその行動はある神話の予言のように、戦士を黄昏のヴァルハラに向かわせてしまうこととなった。
実装に伴って彼女がメインとなるイベントが開催されたが、彼女のセリフの半分が伏字にされる場面があったりとかなり口が悪い。
推理スタント(正式な本名は不明)
役職は幸運児。茶髪で眼鏡でそばかすで長袖にジーンズと特に特徴のない男性。
サービス開始当初から存在しており誕生日や好きなものといったプロフィールはあるが、彼自身のストーリーは存在しない特殊なキャラ。
普段のゲームがオルフェウスの推理の再現という体を踏まえると、名もなき登場人物といったところか。
そのため役職である「幸運児」以外の呼び名が存在せず、舞台版では「『幸運児』だと呼びにくいですよね」という本人の気遣いで「ボーイ」という仮名を名乗っている。
また、ゲーム内の推理タスクは背景推理ではなく自己分析が実装されている。
Ver.1.0でのゲーム開始時のチュートリアルでは、彼を操作してサバイバー陣営の基本アクションを学べた。
【ハンター】
2025年5月時点で32名のハンターが実装されている。
レオ
通称、復讐者。黄色いシャツにオーバーオールが特徴の、覆面と包帯で頭を覆った男。
彼の持つ武器は鮫のぬいぐるみだが、表現規制の都合で持たされているだけで本来は鎌。
ゲーム開始時のチュートリアルでは、彼を操作してハンター陣営の基本アクションを学ぶ。
ボロい服で覆面が外れた素顔を覗くことができるが、瞳の色が娘と同じ。
本名は
レオ・ベイカー
で、庭師エマ・ウッズもといリサ・ベイカーの父親。
フレディに妻のマーシャと財産を奪われ破産に追い詰められた末、負債を抱えた工場に火を放ち焼身自殺を図った。
ジョーカー CV.平田広明
通称、
道化師。まさしくピエロと呼ぶべき風貌の赤毛の男性。右足が
義足。
かつてはノイジーサーカスで泣きピエロをしていた。新しく入団したナタリーに片想いをしていたが……。
彼もまたおもちゃのロケットのような武器を持つが、本来はチェーンソー。
あれ、元ゲームにもチェーンソーを振り回す殺人鬼がいたような……。
IDENTITYシステムに対応するキャラは、サバイバー泣きピエロのジョーカー。
ベイン・ペレッツ
通称、断罪狩人。首にトラバサミを提げ鹿の頭を被った男。
それまでの彼は、森に入った密猟者を捕えても二度と入らないよう諭して逃がすほど優しい心の持ち主だったが、かつて逃がした密猟者に裏切られたことで残忍なハンターとなった。
鹿の頭はあくまで被り物であり、中身自体は正真正銘の人間。公式曰く、鹿の頭は脱げるが少し手伝ってもらう必要があるとのこと。
ジャック CV.古川慎
通称、リッパー。面長の仮面にシルクハットを被った英国紳士風の装いだが、同時に左手にはおぞましい大きな爪を装着している。
幼い頃から彼の中には「悪い子」が存在しており、「良い子」の彼は「悪い子」に振り回される半生に悩まされていた模様。
モデルはかの有名なシリアルキラー、
ジャック・ザ・リッパー。
「良い子」の職業は容疑者候補の一人である「ウォルター・リチャード・シッカート」を参考にしていると思われる。
ゲーム内の数々の場面で、クラシック音楽の鼻歌を歌っている。
ヴィオレッタ CV.三上枝織
通称、結魂者。巨大な蜘蛛を思わせるカラクリ仕掛けの義肢を使いこなす。
非常に分かりにくいが中身はちゃんとあり、女性。更に言うなら先天的に両手足が欠損した五体不満足の体。
赤ん坊の頃、とある見世物小屋に捨てられていたところをそこの管理人に拾われ、フリークショーのスターとして脚光を浴びていた。
……が、観衆に飽きられた後は一転、三流サーカス団へ売り払われてしまった。
長らく触れられることもなく謎に包まれていたが、その素顔は幼さを感じられる純朴な顔立ちをしたダークブラウンの三つ編み。
通称、芸者。赤い着物に白塗りの化粧をした女性。このゲームでは唯一の日本人。
吉原で有名な芸者であったが、仕事で出会った異国の軍人と恋に落ち結婚、彼の故郷であるイギリスへ渡る。
しかし、美智子のことを良く思っていなかった義父の手により、夫が出張している間にその愛を引き裂かれ行方知れずとなった。
美智子が行方不明になってからも、夫のマールスはずっと彼女のことを探している。
ゲーム中では「さくらさくら」を口ずさむことがある。
ちなみに公式もたまに間違えるが彼女の口調は廓詞であり、関西弁ではない。
ハスター
通称、黄衣の王。黄色のコートからは、うねる触手と底知れない顔を覗かせる。
黄色のコートを纏う顔つきが見えない使者を黄衣の王と呼んだらしいが、その素性は謎に包まれている。
元ネタは
クトゥルフ神話の
ハスター。
だがこちらのハスターは、湖が大きな特徴である村と深い関わりがあったり、脚の代わりに複数の触手を伸ばした見た目からユーザーの呼び名が
タコだったり、「ポセイドン」という名前の衣装があったりと、何かと水属性的な扱い。
謝必安/范無咎 CV.豊永利行(一人二役)
通称、白黒無常。魂が傘に宿っている2人1組のハンターで、全体的に白い方が謝必安、全体的に黒い方が范無咎。容貌は似ているが、2人の間に血縁関係はない。
生前はとても仲が良く、2人とも衙役(清時代の公務員みたいなもの)として勤めていた。しかし、2人のどちらかが地方大員の息子を傷つけたと訴えを起こされる。
互いが互いを庇うような応酬の末、大雨が降る南台橋で范無咎が全ての罪を被って溺死、それに精神を病んだ謝必安は後を追うように南台橋で縊死した。
元ネタは中国の民間神話に登場する七爺八爺。衣装によっては互いの色合いが逆転したりして、正直紛らわしい。
ジョゼフ・ドラソネス CV.神谷浩史
通称、写真家。白い髪に青を基調とした服装の貴族然とした男性。左手にシミターを持っている。
貴族の階級にあり、かつては双子の弟であるクロードがいたが、フランス革命による亡命の中で病により彼を失う。
時間とともに薄れゆく記憶と変わりゆく現実をどうにか保存したいと、写真撮影と霊魂学に傾倒し始めた。
見た目は若々しい17歳の青年だが、実は
齢60歳
と高齢。
バルク・ラ・パドゥーラ
通称、狂眼。片手片足に義肢を装着し、全身の所々に機械を装着した、細身の裸エプロンおじいちゃん。
エウリュディケ荘園の関係者であり、ある事件の生き残りとも言える彼はそれ以来ずっと主人たちの帰りを待ち続けている。荘園の謎に関わりが深いキャラクターと見られている。
本業は建築家だがからくり仕掛けを好む発明家の一面も持っており、ボンボンを作った張本人。若い頃はかなりハンサムな容貌だった模様。
イドーラ CV.勝生真沙子
通称、夢の魔女。本体は蛇の下半身を持つ目隠しした女性(?)。ボロ布を身に纏った黒髪の少女を信者に従えている。
背景推理に本人の影はないが珍しい生き物が好きらしく、ある人物の異変に関わっていると見られる。
元ネタは
クトゥルフ神話のイドーラ。
また、信者のモデルは「カーラ・フェイ・タッカー」と公式で発表されているが、見た目の特徴以外にこれといった共通点はない。
ロビー・ホワイト
通称、泣き虫。麻袋を被った(?)オーバーオールの少年。
元々は裕福な家庭の子供だったが、とある事件で両親を亡くしてしまう。
ホワイトサンド孤児院に姉のドロレスと入れられるが、孤児院が買収されて精神病院となった後に事故で
頭と命を落とす。
自分の体ほどある大きさの斧を引きずるが、中国版では表現規制により複雑に枝分かれした
ホウキ木の枝に変更された。
元ネタはグリム童話のねずの木。
ルキノ・ドゥルギ
通称、魔トカゲ。一見すると緑のジャケットを腕に通した二足歩行のトカゲのような怪物だが、元生物学者の元人間。
疑問に対する答えが得られないことを「祟る」と表現するほど知識欲が旺盛だが、ある爬虫類の研究に深入りしたことで蛇の呪いにかかる。
爬虫類の毒液を利用した研究をしていた。実験の方法は、自らの体に爬虫類の毒を打ちその変化を見るという体を張ったもの。
ククリナイフに似たナイフを握っているが、こちらも表現規制で中国版では緑色のペンチに変更されている。
IDENTITYシステムに対応するキャラは、サバイバー教授のルキノ・ドゥルギ。
通称、血の女王。首に縫い目が施されている赤いドレスの元女王様。
贅沢な暮らしを享受していたが、フランス革命により捕らえられギロチンで頭を落とされてしまう。
モデルは言わずもがな、マリー・アントワネット。
斬首されたからか、ゲーム中のボイスでは頻繁に咳払いをしたり、板をぶつけられるとズレた頭を慌てて整えるかのような動きを見せる。
ボンボン
通称、ガード№26。ボール型爆弾と釘バットを手にした、タキシードを着たペンギン型マスコットのような見た目のロボット。
バルクが作ったロボットだが、とある少女に「ボンボン」という名前を与えられたことで感情が芽生えてしまった。
バルクはそれを良く思っておらず、何度もコアとなる部品の入れ替えやプログラムの書き換えを試したが、ボンボンは再起動時に決まって同じセリフを繰り返すようになった。
「
ダンガンロンパ」コラボに際し、モノクマの衣装を着せることを前提に実装が決まったキャラでもある。ハジメマシテ、ボンボン。
アン
通称、「使徒」。黒猫を引き連れた異様に首が長いシスター。
疫病の流行で母を亡くしてから、父は猫の神像の宗教を信仰し始めた。そして住人からは、疫病の原因が悪魔に取り憑かれたアンにあると責められ、ある新月の夜に襲撃されて死にゆく間際に黒猫の加護を得る。
元々重瞳だったらしく、その瞳の異様さが悪魔憑きと迫害される要因になっていた。
アントニオ
通称、ヴァイオリニスト。脱力した腕がどこか不気味な、長い髪を触手の如く自在に動かしヴァイオリンを弾く男。
音楽の才能に溢れていて宮廷楽団の誘いも受けていたが、本人はギャンブルに身を入れ過ぎて楽器を抵当に回すほど。
モデルは実在した音楽家のニコロ・パガニーニで実装前の名前もパガニーニだったが、現行のアントニオに変更された。そのせいで日本では
某燃える闘魂みたいなあだ名をつけられたけど。
なお、
赤ワインが好物だが高級なものより安酒を好む。
ガラテア CV.戸松遥
通称、彫刻師。点滴瓶をぶら下げた車椅子に座った、ボロボロな患者服の女性。一見少女に見えるが小人症であり、年齢自体は成人していると思われる。
彫像に話しかけていたガラテアの奇行に憤った父親がベランダから彫像を投げ捨てたところ、ガラテアは迷いなくその後を追って飛び降りた。そのせいで半身不随になり精神病院に入れられるものの、彼女は回復するどころかますます狂気に陥った。
キャラクター紹介PVが怖い。
ペルシー
通称、「
アンデッド」。大きなタンクを背負い大剣を片手で振り回す大男。「アシュレイ・ウッド」氏によるデザインのコラボハンター。
「死者蘇生」と「パーフェクトヒューマン」の研究に没頭する博士であったが、そこで作り上げたモンスターによって命を落とす。
しかし、何者かの手によってペルシーの墓が掘り出され、一緒に埋められていた記録と機材を持ち出されてしまう。
その記録と機材が、ペルシーを「アンデッド」として蘇らせることとなった。
元ネタはフランケンシュタインの怪物。某オリエンタルラジオは関係ない。
ウィル三兄弟
通称、破輪。三つのお面が縦に並んだ不気味な容貌。一見するとボロ布を纏った一人の人間のようにも見えるが、その実態は三つ子の兄弟が組体操の如く縦に並んだものであり、下から長男、次男、三男。こちらも全員小人症。
幼い頃にやはりというか三人共々両親に捨てられたところをセイントキャサリン劇団に拾われ、三人で一人として舞台に立っていた。しかし劇団のオーナーが姿を消した後三兄弟も行方をくらませ、夜な夜な自分たちの両親を探しているらしい。
ウィル三兄弟なので名前はそれぞれにあると思われるが、公式曰く長男が寡黙、次男が悲観、三男が道化と、それぞれの仮面の感情で呼ばれているとのこと。
居館の家具のインタラクションは三人仲良く使用する。
通称、漁師。籠を背負い銛を手にしたワンピースの女性。首部分の謎の腫瘍のせいで言葉を話せず、空中を泳ぐように移動する。
赤ん坊だったグレイスがとある漁村に流れ着くと同時に、不漁問題が解決したことで村人たちに豊漁の神と勝手に崇められていた。
しかし、再び不漁が訪れた年にグレイスが何もしないことに村人たちは怒り、彼女を「偽りの神」だと告発する怪文書が投げ込まれたこともあって掌を返したように彼女を責め始める。
最期は本物の神の怒りを鎮めるためという理由で、物言えぬまま彼女は湖に沈められてしまった。もっとも、グレイス自身は神のつもりなど微塵もなかったのだが。
なお、移動モーションが歩きではなく泳ぐような動きなのは、湖に沈められた際に抵抗できないよう足を杭で貫かれたため。
フィリップ CV.三浦勝之
通称、蝋人形師。左半身にかつて
妹だったものを融合させた
黒髪の男。
蝋人形を使って人相と犯罪の関係について研究していたが、妹を置いて世界各国を飛び回って研究している間に、何者かの手により彼女が殺されてしまう。蝋死体となった妹の傍には「お前のせいだ」という言葉が残されていた。
妹の名前はクリスティーナだが、フィリップは肩の女性が妹であるということしか覚えていない。
「オルフェウス」 CV.三木眞一郎
通称、「悪夢」。IDENTITYシステムで実装された、サバイバー小説家のハンターの姿。
ペストマスクを被り、万年筆の先端らしき部品を指に装着した、カラスを彷彿とさせる男。
彼もまた、探偵オルフェウスのもう一つの姿。彼の存在とオルフェウスの関係性は不明。
キーガン・ニコラス・キーオ
通称、書記官。大量の書類を抱えた上半身が大変ふくよかな女性。
兄弟と同じように弁護士を目指していたが、時代が時代であるが故の女性という縛りに囚われていた過去があり、自分が受けた不公平な仕打ちに対する復讐心を抱えている。
少女時代から少々ぽっちゃりな輪郭だったが、現在よりはるかに痩せていた。
したくない結婚の縁談を切る一心でわざと肥える、不正に手を染めた兄の「世話」をするなど行動力が高い。
実は名前だけなら実装より前から登場しており、リッパー(=ジャック)の記念日の手紙の記録に彼女の手記が残されている。
通称、隠者。フードと杖で魔法使いみたいな見た目をした男性。顔にイナズマ模様の痣がある。
ある事故の爆発から目覚めると、ローブを着た謎の者たちに押し入られ新たな人生を手に入れることとなる。
「囚人」ルカの元師匠であり、それより以前は彼の父親とも友人関係にあった。このノミ、サバクトビバッタ、シャクトリ、キョジンツユムシが!
通称、夜の番人。蝙蝠とも兎とも取れる耳付きフードと仮面、鋭い竹馬のようなものを脚につけている。
貴族にあたる家の双子の片割れとして生まれたが、「死児」として吹雪く森の中に捨てられた。
それを赤髪の女性に拾われ、以後は彼女を「母親」として育つこととなる。
元ネタは
クトゥルフ神話のイタクァと思われるが、母親を守るために吹雪の夜に現れる恐怖の化身「イタカ」を名乗っているだけで、彼自身はれっきとした生者と思われる。
サングリア
通称、オペラ歌手。割れた仮面と黒いマントを手にしたスタイリッシュな女性。
舞台上では金儲けの道具としか見られず、幼少の頃より父親から鞭で虐待を受けていたが、ある一人の女性との出逢いが彼女を変えた。
ゲーム中だと、稀にオペラ「魔笛」に登場する「夜の女王のアリア」の一節を歌う。
ノートン・キャンベル CV.羽多野渉
通称、「フールズ・ゴールド」。IDENTITYシステムで実装された、サバイバー探鉱者のハンターの姿。
胴体や手足の一部は複数の岩が集まって構成されており、つるはしを手に凶悪な笑みを浮かべる。
開発秘話でデザイナーが語ったところによると、サバイバーとしての探鉱者は「寡黙で勤勉」という表向きの姿、ハンターとしての「フールズ・ゴールド」はその裏に隠された「怒りと野心、欲望」を強調しており、「フールズ・ゴールド」の石化した身体や胴体に空いた大穴は鉱山事故の際の行動によって倫理観や善の一面が壊れ「人間性を失った」ことを象徴しているという。
サバイバー/ハンター間のIDENTITYシステムが実装された中だと、一番顔つきに面影が残っている。同一人物なのでそりゃそうなのだが。
「フールズ・ゴールド」とは、金と間違えられやすい黄鉄鉱、別名「愚者の黄金」のこと。
蛇足だが、ノートンの火傷跡は左側に出来ているため、鉱山の爆発事故では自身から見て左側から爆風を受けたと見られる。
しかし、爆発事故の詳細を描いた「フールズ・ゴールド」のキャラストーリーPVでは、自身から見て右側から爆風を受けている。ただの作画ミス?
「アイヴィ」
通称、時空の影。黒いドレスを纏う女性だが、左右の目の間にはもう一つの目が開かれている三眼、逆立つような髪のあたりにはよく見ると不気味な生命体が憑りついている。
背中が繋がった結合双生児の姉妹として生まれ、彼女たちは分離手術を受けるものの、傷口からの感染症により片割れのイーディスは絶命、アイヴィにはいつ死んでもおかしくない障害が残ってしまう。
この経験はアイヴィの心に深い穴を残し、生き残りとなったアイヴィは海を渡った先の学校で、優れた学力をもって魂の研究について没頭する。
その執着心は、最初は無理解だった友人が次第に彼女を応援し、サポートをしてくれるようになるほどだった。
しかし、研究を深めるうちに自身が間欠的な記憶障害を患っていることに気付いたうえ、奇妙な夢を見るようになり、徐々に「何か」に変化していった。
元ネタは
クトゥルフ神話のイースの大いなる種族と思われる。
ジェフリー・ボナヴィータ
通称、「足萎えの羊」。生まれつき不自然な角度に曲がった左足に、右目が羊と似た瞳孔をした男。顔が野生爆弾のくっきーに似ている。
先天的な足の特徴を持って生まれたジェフリーを両親は受け入れることができず、そんなジェフリーを引き取ったのはホーソン動物園の園長だった。動物たちに心慰められ、動物園の飼育員として彼らと一緒に成長していったジェフリーだったが、獰猛なライオンでさえ彼に懐く様子は一部の人達に「ジェフリーには邪悪な力が宿っている」という暗い思惑を抱かせた。
やがてホーソン動物園の売上は次第に落ち込んでいき、園長は売上を維持するために動物園でもパフォーマンスを始めようと決める。ショーの進行担当には動物に最も詳しいジェフリーが選ばれ、最初こそは超絶的なパフォーマンスで観客を喜ばせていたものの、園長は集客の維持と更なる利益のために更に過激なパフォーマンスを要求し始め、反対にジェフリーは動物たちを守るためにパフォーマンスの内容を慎重に吟味するなど、パフォーマンスの方向性に齟齬が生じていた。それに我慢ならなくなった園長は、遂にジェフリーを動物たちと同格に落とし、誇張した内容の宣伝を始めてしまう。
観客の高まる要求とそれに応え続けるホーソン動物園。刺激的なショーは過激さを増していき……。
頭に羊を思わせる角が生えているが、実際はカチューシャのような被り物をしているように見えなくもない。
マイク・モートン CV.福山潤
通称、「フラバルー」。IDENTITYシステムで実装された、サバイバー曲芸師のハンターの姿。
腹周りや体の節々がバネになっており、右目の星は健在だが復讐と絶望に染まったその奥は底知れない暗闇が広がる。こちらもIDENTITYシステムとして実装されたキャラクターの中ではかなり面影が残っている。というか他の面々が容貌やら体格やら変わりすぎなだけかもしれない。
「フラバルー」とは「がやがや」、「喧騒」等の賑やかさを表現する英単語であり、このゲームにおいては彼が在籍していたフラバルーサーカス団そのものを指す。……要するに「ノイジーサーカス」の翻訳ブレである。
バレンティナ・ヤガ・ヴァシーリエヴァ
通称、雑貨商。色々な玩具や飴が入った籠を提げた白髪交じりの痩せ衰えた老婦人といった容姿。あと名前が長い。
十数人にも及ぶ大家族の兄弟の一人として生まれ、平凡な品物を面白い小物に改造し市場で売るといった商売の才覚に恵まれた彼女にとって、家の貧しさは家族の幸福に比べれば取るに足らない欠点でしかなかった。
しかし父が失業し賭博に溺れてからは家の借金は増えていく一方、彼女の商売の才能をもってしてもそれを埋めることは出来ず、次第に幸福だった家庭も崩壊していった。そうして生きることに疲弊した彼女は、フードで顔を隠した見知らぬ男から血のように赤い宝石を差し出され、「等価」な取引か考える余力もなくそれを受け取ってしまった。
キャラクターストーリーPVにて聞こえる鼻歌がロシアの有名な子守唄であり、彼女の出身はロシアであると推察されるが残念ながら元ゲームとは違い彼女がゲーム中で歌うことはない。
追記修正は4逃げか4吊りしてからお願いします。
- ストーリー改変で何か変わったっけ? -- 名無しさん (2025-05-27 01:27:16)
- ゲームやってると、役職が名前みたいな気分になる -- 名無しさん (2025-05-27 01:27:41)
- ハンターの名前をいくつかフルネームに修正していただいてますが、こちらを項目作成時の状態に差し戻してもよろしいでしょうか?というのも、ファミリーネームがゲーム内で表記揺れしているキャラはルキノだけでなく、ベインは「ペレッツ」と「ペリッツ」、バルクが「ラ・パドゥーラ」と「ラパドゥーラ」の両方がゲーム内で確認されています。今後どちらが正式なものとして扱われるのか分かりかねた曖昧な状態で大きく表示しない方が良いと考えたため、サバイバー/ハンター問わず公式サイトやキャラプレビューで確認できる名前を準拠に記載しておりました。(その割にはアルヴァは見落として名前のみの表記になっていましたが…)もしファミリーネームの記載は残しておきたいということであれば、本文中で触れる形にするのはいかがでしょう? -- 名無しさん (2025-05-27 17:18:22)
- 別件ですが、エマの精神年齢についてやトレイシーの項目の最後の行、美智子の口調についてはどの媒体からの情報になりますでしょうか?人物像等については個人の解釈や思い込みが混じるのを避けるため、可能な限りゲーム内や公式サイト、それに準じた媒体で判明している事実のみに限っての内容のが良いのではと考えています。 -- 名無しさん (2025-05-27 18:44:10)
最終更新:2025年05月28日 10:58