アロナ/シッテムの箱(ブルーアーカイブ)

登録日:2022/11/10 Sun 21:00:16
更新日:2025/02/11 Tue 18:05:11
所要時間:約 22 分で読めます






私は先生をずっと、ずーっと待っていました!



アロナ(ARONA)とは、ゲームブルーアーカイブ -Blue Archive-』の登場キャラクター。
また、本項目ではアロナと不可分の存在である「シッテムの箱」についても記載する。



【プロフィール】

所属:(なし)
年齢:???
誕生日:???
身長:138cm*1
イラスト:Hwansang
CV:小原好美



【概要】

主人公が持つタブレット型端末「シッテムの箱」のメインOS兼システム管理者。

薄水色の髪と空色のセーラー服、白いカチューシャに同色のリボン、おパンツは白と水色の縞模様、感情に合わせてハート型からギザギザまで、黄緑色や赤色などにも変わる*2水色の円環状のヘイロー、ショットガンを仕込んだを持つ。
ゲーム内では任務やスケジュール、ガチャなどの激務に追われる先生のサポートする「秘書」であり、公式YouTubeチャンネル「アロナちゃんねる」では普通に喋っているが、そうでないときはイントネーションや抑揚が非常に独特な合成音声(通称アロナ弁)で話す*3。アロナの存在は先生にしか認知できず、声も聞こえないらしい。
好物なのかカステラやイチゴミルクを夢の中で食べる食いしん坊で甘えん坊、性格や知識は見た目相応で少々……否、かなり抜けている部分も多いが、ショットガンでエッチなデータを削☆除*4したり、逆ハッキングをくしゃみ一発で撃退*5してみせたりなど、非常に多岐かつ高度な能力を持つ。

アロナの教室

アロナが常駐する、足首くらいまで水に浸かって半壊した教室。
机や椅子が無造作に積み上げられているほか、外には青空とだだっ広い海が広がっている。ただし状況によっては星が瞬く夜空にも変化する。
この空間がどのような概念なのかは作中では曖昧。
プロローグでは「画面をタッチして指紋認証する」など画面越しに先生と交流している体で描かれているが、「アロナちゃんねる」やアニメ版*6においては、先生もシッテムの箱の中に入っている*7描写があり、外の物も持ち込めるようだ。


【シッテムの箱】




……我々は望む、七つの嘆きを。
……我々は覚えている、ジェリコの古則を。



連邦生徒会長が先生に向けて残したアイテム。
見た目は本作リリース時点でも若干古さを感じさせるベゼル部分が広めのタブレット端末だが、いつ誰が製造したのかはおろかOSやシステムもあらゆることが不明であり、
連邦生徒会長から預かったリンには起動すらできず、ある組織がキヴォトスの常識を超越した処理能力を持つサーバー8台で無理矢理起動を試みるも逆にサーバーダウンさせられてしまった。
しかも頑丈なようで液晶が割れていても普通に使用できていた。
そんなシッテムの箱の起動パスワードを知る先生ははあっさり起動および操作でき、以降肝腎な所で先生の力となり身を守ってくれる先生の切り札の1つ。
メタ的に言えば、ゲームをプレイしている時にプレイヤーが触っている端末のメタファーと言える存在。

以上の概要の時点でもとんでもないスペックがあるのは想像に難くないことだろうが
もっとすごいのはやろうと思えばキヴォトス全てを管理可能とされるほどの電子戦機能を持ち、作中では以下の事を行っている。

  • サンクトゥムタワーへのアクセス
  • シャーレ地下に設置されている物質製造機「クラフトチェンバー」の起動
  • 管理者不在だったキヴォトスの行政権を司る「サンクトゥムタワー」制御権限を短時間で取得
  • 連邦生徒会データベースから情報窃取*8
  • 遠隔地から対象をスキャンし分析
  • とある異常存在から受けたサイバー攻撃のカウンター

といったように、限定的な使い方にはなっているもののそれでも十分破格の機能の数々を発揮しているが、
日常的に銃弾が飛び交うキヴォトスに降り立った「銃弾一発で普通に死の危険がある、我々と同じ人間」である先生にとって、ある意味最も重要な機能が防護フィールドの展開(※便宜上の呼称)。
事実上の常時発動扱いで、銃弾に留まらずミサイルの爆発や瓦礫の落下など、およそあらゆる外的要因*9から先生を保護できる優れもの。
しかし、この機能はそれ相応のリソースを割いて使う機能なので無敵ではない。過負荷に陥りバリアーが弱まるのか大きな怪我に至らなくても気絶してしまったり、過負荷でシッテムの箱がダウンや機能停止に陥り一気に先生の身が危なくなる。
普通の戦闘では自分で安全を確保しているという体になっているため、描写されるのはまともに回避し得ない場合のみ*10

なお、先生があまり目立ち過ぎないよう濫用しないためか、生徒のほとんどには「シッテムの箱」の存在自体もあまり知られていない
そのせいもあり、生徒たちは先生が防護フィールドで守られていることを知らず「先生は普通の人間なんだから気をつけなきゃ」という発言をしていることが多い。
前述のように絶対安全ではないので、どちらにせよそういう扱いをされる方が無難ではあるだろうが。







【メインストーリーにおいて】

プロローグにおいて、失踪した連邦生徒会長の代行を務める主席行政官・リンから受け取る。
ただし、いつもアロナと掛け合いするのもテンポが悪いためか、以降は作劇上意味がある時以外は全く登場しない。
イベントストーリーについても同様……というかイベントストーリーでアロナに頼るようなことはほぼないが。

+ Vol.3「エデン条約」編

第3章「私たちの物語」

エデン条約調印式に出席するべく会場を訪れた先生。
しかしそれを狙ったアリウス分校のテロにより、会場に巡航ミサイルが撃ち込まれ爆発。
アロナの物理的干渉によって瓦礫に埋もれながらも無傷で済んだ先生だったが、相当に負荷がかかってしまったのかアロナがダウンしてしまう。

その後状況を立て直すべく会場から撤退しようとする先生だったが、その先生を狙うアリウススクワッドのリーダー・サオリから銃撃を受けてしまい、腹部に被弾して意識を失う重傷を負う。
救助に駆け付けたゲヘナ救急医学部・セナらの働きによって一命を取り留めたものの、アロナの防御がなければただの人間ということを印象付けるシーンとなった。


+ Final「あまねく奇跡の始発点」編以降
※以下、重大なネタバレが含まれます



































第1章「シャーレ奪還作戦」

キヴォトス各地で観測された不可解な現象を探るべく、リンは緊急チームを発足させ、各学園から協力を募ろうとした。
その際、防衛室長のカヤからチームに先生を同席させるのはどうか、と提案されそれを承諾したリンは防衛室に先生を招集するよう依頼。

しかしカヤはリンを裏切り、先生の身柄を癒着していたカイザーPMCへと引き渡す。
カヤはクーデターを計画しており、この隙に乗じてリンを失脚させようとしたのである
しかしカイザー側はアビドス砂漠で掘り当てたという「超古代兵器」をバックにカヤも裏切り、連邦生徒会を襲撃。シッテムの箱からでしかアクセスできず、サンクトゥムタワーが持つ行政権へのアクセス経路となるクラフトチェンバーを何らかの手段で迂回して起動し、行政権を掌握。連邦生徒会を解散させてD.U.全域に戒厳令を出すなど、キヴォトスの支配へと踏み切った。
先生の身柄もカイザーに引き渡されてしまい、無力化の目的で兵士が先生の足を撃とうとするもアロナの防御により銃弾は逸れ、銃口を密着させても今度は弾が出ないという現象を引き起こし、先生を防御しようとした。

しかし突如一体を包んだ赤い光の影響により、シッテムの箱がダウン。
銃弾が出ないなら、と銃床でぶん殴られ意識を失ってしまい、スマホ及びシッテムの箱を奪われてしまう。

その後カンナ・フブキ・キリノらヴァルキューレ生によって助け出され、さらにカンナは持ち出していた先生のスマホとシッテムの箱を先生の元へと届けた。
生徒にとってはただのタブレット端末という認識でしかなく、優先すべき重要な品だと判断したのは決して当たり前のことではない。
カンナのこの行動が無ければ、最終編は初っ端から詰んでキヴォトス終了だったという超ファインプレーであった。

シッテムの箱を再起動し、アロナはサンクトゥムタワーへのアクセスを試みるも遮断されてしまい、アクセス権の取得には物理的に接近しなければならない状況ということが判明。
アクセスを続けるうち、一瞬だけサンクトゥムタワーへのアクセスに成功。先生の出した救難信号は「一番近くにいる生徒」にしか届かず、加えて追いかけてきたカイザーPMC兵士に取り囲まれてしまう。
万事休すと思われたが、「一番近くにいた」RABBIT小隊が救助に駆け付けたことで事なきを得、RABBIT小隊やヴァルキューレ生の増援を得てシャーレを奪還。サンクトゥムタワーのアクセス権を取り戻し、首謀者たるカイザーコーポレーションの要人の拘束にも成功した。



第3章「アトラ・ハシースの箱舟占領戦」

第2章で天から飛来した6つの「虚妄のサンクトゥム」の出所は、キヴォトスの上空75000m上空に浮かぶという「アトラ・ハシースの箱舟」と判明する。
しかし物理的攻撃はどういうわけか箱舟をすり抜けてしまい手出しできず、それどころか再び虚妄のサンクトゥム出現の兆しも観測されてしまう。
その状況を打破するべく、先生は黒服と接触。
黒服が語るには、カイザーコーポレーションがアビドスで掘り当てたのは「ウトナピシュティムの本船」……いわゆる宇宙戦艦。
「ウトナピシュティムの本船」で箱舟へと攻撃をかければなんとかなるかもしれない……としつつも、「これを起動すると先生の肉体は取り返しのつかない事態になり、最悪命を落とすことになる」と警告する。

そのリスクを承知の上で本船にシッテムの箱を接続し、起動。
黒服が警告した通り、先生の肉体にダメージがフィードバックされていき、ついに先生は意識を失ってしまう。
実はこのダメージ、本船に乗り込んでいた「名もなき神々の王女AL-1S」たるアリスが負うはずのダメージ。
そもそも「ウトナピシュティムの本船」は「アトラ・ハシースの箱舟」に対抗するために建造されたものであり、アリスは自分の天敵に乗っている状態だったため起動しているだけでダメージを受けるところだったのだが、そのダメージを先生が肩代わりしていたのである。

「アトラ・ハシースの箱舟」を包む「多次元バリア」を破るためには、アリス及び"ケイ(Key)"が持つプロトコルATLAHASISを発動し、バリアと同じ「箱舟」を生み出しぶつけることをアリスは提案する。
もちろん自身が危機にさらされることを承知の上であり、そのリスクを知るケイもやめるよう「願う」も、アリスの説得と強い意志によってプロトコルは発動。
バリアの破壊には成功するも、懸念した通りアリスの存在が消失しようとしており、それを拒んたケイがアリスの身代わりとなって消失。
とはいえ先生がダメージを肩代わりしていなければケイどころかアリスも危うかったのである。



第4章「プレナパテス決戦」

アトラ・ハシースの箱舟を占拠し、ついに箱舟中枢にいる黒幕……色彩の嚮導者「プレナパテス」そしてシロコ似の何者かと対峙。
シロコが銃を構え、発砲するも……



"……我々は望む、ジェリコの嘆きを。"
"……我々は覚えている、七つの古則を。"



銃弾はバリアによって阻まれ、そしてさらに……

先生の生体認証、完了。
この「シッテムの箱」に常駐しているシステム管理者であり、メインOS──

──A.R.O.N.A、命令待機中。


そこには「シッテムの箱のシステム管理者A.R.O.N.A」と名乗るアロナとそっくりの少女。
さらにプレナパテスが持っていたのは画面がバキバキに割れたタブレット端末、そしてシッテムの箱のパスワード*11

プレナパテスとは、別世界線の先生の成れの果てであった。
またその隣にいたシロコ似の少女も、プレナパテスと同じ世界線からやってきた「砂狼シロコ」であった。



ここでイベント戦闘「PHT決戦」に突入するのだが、プレナパテス側の演出は先生(プレイヤー)が触っているものとほぼ同じである。
プレナパテスを打ち倒し、最後の抵抗として箱舟の全エネルギーを一点に集め放出しようとするが、アリスが生み出した「光の剣:アトラ・ハシースのスーパーノヴァ」の最後の一撃によって阻止され、さらにリオが開発した地上への脱出シーケンスを使って先生は箱舟内の生徒を脱出させ、残り1回というところで戦闘が中断される。

シロコ*テラーの回想によれば、「別世界線の先生」はシャーレの爆発事故に巻き込まれ、意識が戻らないまま100日が経過、医者からも蘇生は不可能と診断されてしまっていた。
シロコの方も対策委員会メンバーが次々に死亡したため精神が摩耗してしまい、その絶望に反応した「色彩」と接触し反転、「無名の司祭」の操り人形・色彩の嚮導者として、本質のままに世界を滅ぼしていった。
しかし突如として先生が意識を取り戻す。……が、顔はプレートで固定された状態、目も耳もほとんど聞こえないというどうやって生きているか不思議なくらいの満身創痍の状態であったが、シッテムの箱を起動し、A.R.O.N.Aのサポート*12もあってシロコのところへと向かう。
シロコと対面することはできたもののシッテムの箱を撃ち抜かれてしまいA.R.O.N.Aはダウン、サポートを失ってしまった先生は身動きどころか涙を流すシロコの悔恨すら聞こえなくなってしまっていた。
しかし、「先生の義務」「大人の責任」を果たさんとする先生の強い意志に色彩が反応する。
無名の司祭もこれは想定外の出来事だったらしく動揺していたが、「シッテムの箱」の力を掌握できるなら構わないとして、望み通り先生に「色彩の嚮導者」の役割を負わせ、「プレナパテス(偽りの先生)」の名を与えて自身の代弁者とした。
……が、先生の強い意志は無名の司祭如きに手折れるものでは無かった。
シッテムの箱は再起動。A.R.O.N.Aはプレナパテスとなった先生にも反応したのであった。

プレナパテスから先生に向けた引き継ぎを終えて、やるべきことは1つ。
「自分用の脱出シーケンスを、シロコ*テラーに使用する」



アトラ・ハシースの箱舟は崩壊し、脱出しなかった先生は上空75000mへと投げ出されてしまう。
この高度からの自由落下は先生はおろかキヴォトス人ですら生還はおろか生存も不可能*13状況であり、アロナも懸命に防護機能を稼働させるも、これまでの連戦による消耗もあったため限界に近づきつつあった。
自分のことはいいから、他の子に手を差し伸べてあげて、と先生がアロナに告げ、その想いを無碍にできなかったアロナはA.R.O.N.Aのデータをシッテムの箱に移送。
合流し状況を把握したA.R.O.N.Aは先生への強制干渉を開始し、アロナにも協力を求める。

……私が力になります、アロナ。

方法は、あります。
今からあなたと私の力をあわせ、奇跡を起こします。
そうすれば、先生を無事地上に送り届けることができるでしょう。
アロナ、手を。

手、ですか……?

はい。……私を信じてくれますか?

……はい。先生があなたを信じましたから。私も、信じます。

……ありがとうございます。
はじめましょう。あなたと私……私たちの、奇跡を。


アロナとA.R.O.N.A、2人の「奇跡」によって、先生は無事に地上へと帰還できたのであった。
……が、衣服までは守れなかったらしく、「先生が裸で野原を駆けまわった」「裸で埃まみれ、片手にはタブレット、そしてとびっきりの笑顔を浮かべて生徒の元に駆け寄った」という噂がキヴォトス中で広まることになる……。

+ その後
先生を無事地上まで送り届けられたことに安堵したアロナを傍目に、A.R.O.N.Aはどこかへと向かうことにした。
ここに居続ければアロナに負担がかかってしまう、果てまで行けばきっといつかは……

ちょーっと待った!!どこに行くんですか!!
そっちは(うち)じゃありません!
おうちはこっちですよ、一緒に行きましょう!

アロナが追いかけてきていた。

……私がここにいても、良いのでしょうか。

当たり前じゃないですか。大丈夫です!
先生が言ってたじゃないですか。みんなをよろしく、と。

「プラナちゃん」を世話するのが私の役目です!

「A.R.O.N.A」と呼び続けるわけにはいきません。これから一緒にいるんだから、先生が間違えないようにしないと!

で、でも……何で「プラナ」……?

へへん。今私が名付けました。なんだか夜空に光る星みたいというか……ちょっと寂しいような、儚いような……そんな雰囲気がありますので!
なので、これからは「Planetarium(プラネタリウム)」みたいに、周りをあたたかい光で照らしてくれたらと思って、「プラナ」にしてみました!……ど、どうでしょうか?

A.R.O.N.Aはそれを受け入れ、「プラナ」となった。

プラナちゃん、一緒に帰りましょう。

……家に、帰るんですか?

はい!私たちの帰る場所であり、私たちの物語が始まる場所──
Blue Archive(ブルーアーカイブ)に!



これ以降、「お仕事」から入った先の画面にプラナも登場するようになり、プラナが出てくる時はシッテムの箱起動時に画面が紫色になり、教室は夜になる。
また課金画面にもプラナが現れるようになり、グラサンのノリノリプラナも映っている。
もちろんつついたり頭を撫でることも可能。
明るいアロナとは対極のダウナーで淡々とした話し方をする。CVはアロナと同じく小原好美氏の声をベースにした合成音声。
服装は黒のセーラー服に白いリボンとモノトーンだが、ヘイローの形状や色が変化するのは同じ。

理解しました。先生は今、特にやるべきことがないのですね。暇なのですね。

混乱。理解できない行動です。
つつかないでください。故障します。
*14

アロナと同じように、どこかポンコツ感があるのは同じ存在だからだろうか?

上述した「アロナちゃんねる」は2023年8月から「アロプラちゃんねる」として再編され、アロナとプラナの2人で動画が投稿されるようになった。

+ ひとつの仮説
プラナがシッテムの箱に来て以来、アロナは居眠りが多くなったという。
自分が来たことによりシッテムの箱のキャパが耐えられなくなり、その分の負荷がアロナにかかっているというのがプラナの仮説。
しかしそれとは別にもう一つの仮説も証明しており……

シッテムの箱のOS、A.R.O.N.Aである私と、アロナ先輩……
なぜ二人が似て非なる存在であるのか……理解しました。
ここに居たのですね……だからこそ、誰にも見つけられなかった。そうでしょう?



──連邦生徒会長。

向こうの世界でも連邦生徒会長は失踪していたようで、その連邦生徒会長は現在アロナの内部にいる様子。
そしてアロナがイレギュラーな存在であり、A.R.O.N.Aこそがオリジナルであるとする考察もあるが、今のところこれ以上の手がかりとなる情報やストーリーは出ていない。

またプラナには「シッテムの箱」という肩書がついているが、アロナには最初からこの肩書が出ていない。






+ Vol.1「対策委員会」編

第3章「夢が残した足跡」

アビドス砂漠に放置されていた非対称型戦略兵器「列車砲シェマタ」を巡る陰謀に巻き込まれる対策委員会。
問題解決のため動いていた先生だったが、突如シャーレの配管が爆発する。
この時、ゲマトリアの一人「地下生活者」の異能によってシャーレの配管が弄られており、プラナが反動でダウンしてしまうレベルで強力な防護を張ったものの、先生は気を失ってしまい病院に搬送される。
先生が気絶している間も地下生活者による干渉は続き、ホシノが対策委員会を離れ単独行動に走ってしまう。

復活した先生と残ったメンバーでホシノを追い、先生が応援を求めたヒナの助力もあってようやくホシノを止めることに成功するも、2年前に起きたユメの死の原因が自分にあると思い込んだホシノは反転……ホシノ*テラー(ホルス)へと変貌してしまう。
ホシノ*テラーの攻撃はアロナでも完全には防ぎきれるものではなく、さらにはホルスの出現に呼応して、ホルスと世界の覇権を争ったという「セトの憤怒」まで顕現し、世界滅亡の危機に陥る。

この状況をなんとかするために自分はここにいる、というシロコの強い決意に反応し「色彩」が呼び寄せられ、シロコは接触しようとするが、プラナが「色彩」の力を使った転移シーケンスを使用し、シロコ*テラーを呼び出すことに成功。シロコはすんでのところで色彩に接触せずに済んだ。

プラナの分析によって、地下生活者は「混沌の領域」と呼ばれる場所から現実世界に干渉していることが判明する。
「混沌の領域」はかつての「アトラ・ハシースの箱舟」の最奥部「ナラム・シンの玉座」と非常に似た、「様々な状態が混在し存在が確定していない領域」であるらしく、その環境を再現できれば、まだ完全には反転しきっていないホシノの精神世界に干渉して元に戻せるかもしれないとのことで、一行はホシノに接近を試みる。

その後ホシノを反転状態から元に戻すことに成功するも、肝心の「セトの憤怒」はこの世界に完全に顕現してしまっており、やはり世界滅亡の危機は迫っていた。
「シッテムの箱」の制約上6人までしか指揮できない、セトの憤怒にはどうあっても勝てるわけがない、と勝ちを確信する地下生活者だったが、プラナはシッテムの箱の奥にあった別のプロセスを発見する。
プロセスの名は「ペレツ・ウザ」、シッテムの箱の制約を限定的に解除し最大で10人まで生徒を指揮する、新たなコンテンツ(技術)であった。
かくしてセトの憤怒は打ち倒され、地下生活者の目論見を打ち破ることにも成功したのだった。



2024年3月からメインストーリーの更新に先立って実装された「制約解除決戦」のロビーはプラナが担当している。

今の私は無敵です、普段の2倍は強いです。



【余談】

  • 募集……ガチャの際にはアロナが封筒を叩きつける演出が入るのだが、その演出の時点で最高レアリティの★3が出るかどうかを判別できる*15
    そのため運が悪いと延々とハイテンションで青封筒を叩きつけてくるアロナしか現れないため、大人のカード(課金)で得た青輝石を貪り食らうアロナへの八つ当たりや怒りも込めて「アロナァ!」と呼ばれていることもあり、何度か「アロナァ」がトレンド入りしたこともある。
    要するにこの人この人のポジションで、爆死の表記は10連ガチャの最もしょっぱい結果の様子から以下のように表記されることもよく見られる。
    ■■■■■
    ■■■■
    青色は最低レアリティ★1、最後の黄色(金色)は確定分の★2で、★3どころか★2も確定分しか出ないということを指している。

  • シッテム(Shittem)」とは、旧約聖書に記される都市の名で、出エジプトで海を割ったとされるモーセの死地とされている。またヘブライ語では木の一種「アカシア」を指す。
    そのモーセが、天の食物(マナ)や、モーセの兄・アロンが神より授かり、エジプトに9つの災いを齎したアロンの杖、そして十戒が刻まれた粘土板をアカシアの木で作られた箱に収めたものが「契約の箱」「聖櫃(ARK)」と呼ばれるものである。
    そしてこの契約の箱をギリシャ語にすると"Κιβωτός"、ラテンアルファベット表記にすると"Kivotos(キヴォトス)"となる。

  • 「ジェリコ」とは、同じく旧約聖書に出てくる都市の名前*16
    イスラエルの民に城門を閉ざしたが、イスラエルの民は神の示した通りに契約の箱を担いで城壁を一周し角笛を吹いたところ、城壁が崩れたとされている。
+ Vol.1「対策委員会」編3章ネタバレ
地下生活者によるシャーレ爆破事件の際、シッテムの箱の防御機能により先生を仕留め損なった際に、「あの不可解な奇跡を起こす聖櫃(ARK)は、ジェリコの城壁でさえ崩した兵器だというのに、過小評価していました」と言っており、この発言はこのエピソードを踏まえているとみられる。

また制約解除プロセスである「ペレツ・ウザ(Perez-uzzah)」とは、「ウザに対する憤激」を意味する。
これもまた旧約聖書の一節に記載されており、契約の箱を"ダビデの都市"に運ぼうとした際に、ウザという名の者が契約の箱に触れてしまったため、それに怒った神がウザを打ち殺してしまった。
その場所を「ペレツ・ウザ」と呼んだことが由来とされているが、その「ペレツ・ウザ」の場所は現在はっきりしていない。



追記・修正は紫封筒を10枚渡された先生がお願いします。

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最終更新:2025年02月11日 18:05

*1 ブルーアーカイブ The Animation公式サイトより

*2 キヴォトスの生徒が持つヘイローは原則として形状変化しない

*3 ゲーム内ではユーザー名を呼ぶためかリリース当初は非常に癖のあるものだったが、幾度かのアップデートを経てかなり流暢になっている。

*4 『オフィシャルアートワークス』

*5 このハッキングを仕掛けたAIはミレニアムの技術の結晶たる通信ユニットを0.00000031秒で支配下に置いている

*6 ゲームのプロローグにあたる場面も含む

*7 「先生の体が電脳世界に入っていく」的な描写はされていないため、VR的なものと見る余地はある

*8 対策委員会編1章。防犯カメラの映像から連れ去れられたセリカの足取りを追うためとはいえバレたら問題になる行為

*9 肉弾戦から守れるのかは作中に事例がないので不明

*10 キヴォトスの戦闘はちょっと影に隠れたくらいで安全とは決して言えないため、もしかしたら、普段から使ってはいるのかもしれないが

*11 ただしちょっとだけ違う

*12 先生の目と耳、足となると言っており、実際移動もできていた

*13 ブリーフィング時にカヨコが説明していたが、高度75000mの気温はマイナス60度と、呼吸すれば肺が凍り付いてしまう上、体液も一瞬で気化してしまうとのこと。激突の衝撃には耐えられないが、キヴォトス人であれば2分は耐えられる環境らしい……ちなみに高度75000mは地球で言えば中間圏の上層付近で気温もそう違いがない。

*14 目がぐるぐるになっている。かわいい

*15 アロナが封筒を叩きつける前に、背景がピンク色になるorガチャ結果の表示時に背景がピンク色に光る。後者の場合は叩きつけた瞬間よりは後になる

*16 エリコとも