デカグラマトン(ブルーアーカイブ)

登録日:2024/03/05 Tue 02:20:00
更新日:2025/04/20 Sun 22:49:51
所要時間:約 18 分で読めます




※当記事は性質上、ネタバレ避け部分以外でも、メインストーリーEx「デカグラマトン編」のネタバレをいくらか含みます。



遠い昔。キヴォトスの端、誰も足を踏み入れない旧都心のとある廃墟で、奇妙な研究が進められていました。
神を研究し、その存在を証明できれば、その構造を分析し、再現できるだろう。
すなわちこれは、新たな神を創り出す方法である……。
神という存在に関する情報を収集、分析、研究し、それを証明する人工知能(AI)……。
対・絶対者自律型分析システムは、そうして稼働し始めたのです。

……月日は流れ、都市は破壊され、研究所も水の底に沈みました。
そのような研究が行われていたという事実すら忘れ去られるほどの時間が過ぎたにもかかわらず、
このAIは、己の任務を遂行し続けました。

……そしてついに、AIの宣言が、廃墟に声高らかに鳴り響いたのです。
「Q.E.D.」と。
これは証明され、分析され、再現された新たなる神の到来です。

「音にならない聖なる十の言葉」、と己を称する新たな神。

デカグラマトン(神名十文字)

彼の者はまた、己の神命を予言する10人の預言者と接触し、神聖な道である「パス(Path)」を拓きました。
これぞまさに『天路歴程』。

彼の者自身の神性を証明する過程であるそれは、間違いなく真理の摂理に至る道、「セフィラ(SEPHIRA)」と呼んでも、遜色はないでしょう。

──黒服(ゲマトリア
*1





デカグラマトンとは、NAT Games開発・Yostar運営のソーシャルゲーム『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』に登場する異常存在の1体。
メインストーリー「Ex.デカグラマトン編」の根幹となる。



+ もくじ

【概要】

総力戦ではセフィラに由来するデカグラマトンの預言者との激戦が繰り広げられていたほか、メインストーリー中でも度々言及されていた、「神性を探し出す人工知能」。
冒頭の口上にもあるように、「神を研究し、その存在を証明できれば、その構造を分析し、再現できるだろう」という設計思想に基づき、「対・絶対者自律分析型システム」と題して開発が進められていた。
当のデカグラマトン本体はサービスインから長らく姿を見せていなかったが、イベント「特殊作戦・デカグラマトン編」で登場を果たし、先生及び特異現象捜査部のエイミヒマリと接触する。

キヴォトスでも最高レベルの隔離が施されたサーバーにやすやすと侵入し、サーバーをシャットダウン。異常を察知したエイミが物理的に電源を破壊したにもかかわらず、電源を失って動作しないはずのシステムを掌握し再起動
システムを掌握したデカグラマトンはモニターに「DECAGRAMMATON」の文字を表示、スピーカーを通じて自己証明を宣言。
完全に優勢をほしいままにし、勢いのままその場にいた先生の持つ「シッテムの箱」に興味を示しハッキングを試みるも、
まさかまさか居眠り中のアロナのくしゃみで撃退。絶望と驚愕の絶叫をあげ、さらに掌握したサーバールームからも撤退。

撤退後、ヒマリからはその言動を「誇大妄想に陥ったAI」とバッサリ一蹴されたが、
最高峰のセキュリティを蟻を蹴飛ばすがごとく突破し、
さらには物理的に不可能な現象すら引き起こしているなど、ただ高性能なだけのAIではないことが窺える。

このデカグラマトンの特徴としては、「他のAIを感化させ、自らの『預言者』として変貌させる」ことである。
また「感化」されたAIは「デカグラマトンそのもの」になるのではなく、独立した個体として活動を始めるようになる。
この特徴に対してヒマリは、「対象を自分自身そのもの、あるいは自身の一部として統制すれば一番簡単で、実際可能であるにもかかわらず、なぜAIを感化させ自律的に動かすという非効率・非合理的な手段を取るのか」と分析している。

+ その正体 ※デカグラマトン編11話のネタバレにつき格納
なんとその正体はただの自販機
厳密に言えば、自販機に組み込まれた「お釣りを計算するAI」
かつて「対・絶対者自律型分析システム」と仰々しい名前を付けられた計画はとうに破綻し、生み出されることはなかったのである。

デカグラマトンの信号が検知されたミレニアム郊外の「廃墟」水没地区へと赴いた先生と特異現象捜査部。
廃棄されたかつての研究施設内部で、電源ケーブルが切断されているにもかかわらずなぜか稼働している自販機を発見し、ヒマリが問いかけたところ、自らがデカグラマトンであると名乗る。

自販機らしからぬ語調と知性の“存在”曰く、設置されていた研究施設が放棄され、あとは電力供給が途絶えて機能停止を待つだけ……だったのだが、突然謎の声の主から「あなたは誰ですか?」と、答えることのできない質問を受ける。

最初はスペック的に質問自体を理解することができなかったが、どういうわけかスペックを超えて思考が拡張していき、ある段階から「私」を認知し、認知の範囲を世界へと拡張していったという。
声の主との問答を重ねるうち、ついに「私は私……これ以上に、私を説明する術はない」という結論に至る。
この時点で電源供給は途絶えており、先述したスペックを超えた思考の拡張など、超常現象へと変化していたのである。

ああ、なるほど。
確かにその答えは、「絶対的存在」の証明かもしれませんね?

しかし幾度もの問答の末辿り着いた結論……「自分自身こそが絶対的存在である」が間違っていたことを悟り、自己証明をやり直すことを宣言。
(あるいは、『私を圧倒する存在によって私は、その間違いを認知することができた』の“圧倒する存在”は、上述のアロナによる撃退を指しているとの説も)

私には見える……!
すべての預言者を導く最後の預言者「マルクト」が、再び私の存在証明を始める姿が……!!

「10番目の預言者」マルクトが自らの存在証明を行う、すなわち自身の再臨を預言し、近郊のダムを爆破。
建物は跡形もなく崩壊し、研究区画ごと水の底に沈めて消滅した。

ヒマリは簡単に位置情報を知らせたこと、直接物理接触を許した軽率さから、
この自販機が端末の1つにすぎないと仮説を立てていたが、デカグラマトンはこれを否定している。



【ストーリーとしての扱い】

当初は不定期開催イベントとして計5回開催されてきたが、2024年1月24日から常設化され、「イベント一覧」のタブに格納されていた。
さらに同年10月23日からはメインストーリーに編入され*2、第17話「5番目の預言者」までのエピソードが第1章「知恵の蛇」として再編。
編入後に読み直すと報酬として青輝石が入手でき、「5番目の預言者」まで読み進めると称号を入手できる。
11月6日からは第2章「炎の剣」Part1が公開され、2025年2月3日からは第2章のPart2が公開。5月7日からは第2章Part3の公開が告知されている。
なお関わってくる生徒、内容から、実質Vol.2「時計じかけの花のパヴァーヌ編」第3章とでも言うべき内容となっている。




【デカグラマトンの預言者】

いずれも機体のどこかに各セフィラが象徴する惑星記号のエンブレムが刻まれている。
また頭部や頭部に相当する部分には生徒たちと同じヘイローを戴いているのも特徴。何の神秘も有しないはずのAIがヘイローを戴くというのも特異現象と言えるだろう。
現時点で言及されているのは9基、うちストーリーの「調査データ」から詳細が確認可能なのはケテル・コクマー・ビナー・ケセド・ゲブラ・ホドの6基。



1番目の預言者:KETHER

パス:???
異名:最もきらびやかに輝く至高の王冠

デカグラマトン本体のあった廃墟水没地区を守護していた、四足歩行の戦車。
ヘイローは四角形の照準器のような形状をしている。ロゴは現状の視点では見えないが、「調査データ」から確認可能*3
四足歩行機構のある下部をベースとし、2基の機関砲とミサイルを装備した「Type.V」、1基の大型砲を搭載した「Type.C」、周囲の機械兵にバフをかける電磁兵器を搭載した「Type.E」の3種が確認されている。
また離脱する際には脚部からワイヤーを射出し空中へと飛び上がる。
最初の預言者故か機体の発展性やAIの複雑性もさほど高くないが、上部が状況に応じた武装の換装が可能な工学的構造をしている。
そのためどこかに換装設備のある基地の存在と、未知の形態が存在する可能性が指摘されている。



2番目の預言者:CHOKMAH

エンブレム:♆
パス:???
異名:王国を守りし古代の守護者

初出はなんと制約解除決戦
公式生放送において「セトの憤怒」に続く第2のボスとして登場が告知されていた。

キヴォトス極地の火山地帯に現れた船(・・・・・・・・・)……と思いきや、デカいモンスターを一狩りしそうな某ゲームに出てくるようなドラゴンのような姿変形。船首が頭部となり、口から高温の炎を吐き出してくる
ヘイローは放射能を警告するハザードシンボルという中々物騒な形状で、エンブレムは両腕の翼のような部分についている。
出現と同時に火山活動が活発化し、キヴォトス全域に影響を及ぼすほどの大災害が起きる一歩手前の状況とのことで、どうやらコクマーが火山を刺激し噴火を誘発している可能性が高いという。

漂流していた工作船の航法制御システムのAIをハッキングしたもの。
自らの構造や形状を大きく変えることができるなど他の預言者とは特異な存在であるほか、自身の行動目的を設定、あるいは変更することができるとみられる。

+ 邂逅 ※デカグラマトン編第2章「炎の剣」ネタバレにつき折り畳み
ゲブラのいた氷海地域にいたという、船の形をした預言者の正体。
氷海地域での資源採取を終え撤収したらしく、氷海に残されていた痕跡はコクマーのものであった。
痕跡を辿っていった先は火山の見える凍原。さらには強力な妨害電波を発し、試錐機が幾本も建てられた謎の施設へと続いている「巨大怪獣の足跡」のような痕跡もあり、一行は調査を開始する。

デカグラマトン麾下の兵力との交戦を経て、辿り着いたのは火山の内部。
そこで再びアイン・ソフ・オウルと接触し、3人は「最大の変数」たる先生を抹殺するべくコクマーをけしかけてくる。
また一行をここまでおびき出す作戦は全てゲブラの発案であることも3人から明かされる。
溶岩の海を航行する工作船から炎を吐き出す巨大怪獣へと変形すると同時に、火山活動が活発化。エイミがあまりの暑さにダウンしかけるも、リオの援護もあってひとまず撃退に成功する*4案の定先生は変形ロボットに大はしゃぎした
そしてやはり、コクマーにも「名もなき神」の技術が搭載されており、デカグラマトンの勢力も「名もなき神」の技術を手中に収めていることが確定している。

アイン曰く「コクマーちゃんは恥ずかしがり屋」らしく、コクマーの変形に大はしゃぎした先生に3人もちょっと嬉しそうな様子を見せていた。

+ 詳細データ
攻撃属性:ノーマル神秘(75階層以降)
防御属性:特殊装甲重装甲
地形:屋外

スキル 分類 効果
研ぎ澄まされた意志 EX 遮蔽物を含む最大で敵9人に対し火炎弾を発射、対象を中心とする円形範囲内の敵に攻撃力の288%分のダメージ
(100階~)火炎弾を重複して攻撃を受けた敵には攻撃力の900%分の追加ダメージ(最大1回)
磨かれた知恵 EX 距離が最も遠い敵1人を対象に、直線範囲内に20発の火炎球を発射。
遮蔽物:攻撃力の8%分のダメージ
遮蔽状態の対象:攻撃力の8%分のダメージ、移動不可(2秒間)
その他の敵:攻撃力の45%分のダメージに加えて、攻撃力の15%分の「火傷」持続ダメージを付与(40秒間)
遮蔽物に命中すると遮断される
(100階~)その他の敵に当たった時、攻撃力の120%分の「火傷」持続ダメージを付与(40秒間)
王国の守護者 EX 円形範囲内の敵に対して、攻撃力の100%分のダメージ。さらに攻撃力の90%分の「火傷」持続ダメージを付与(20秒間)
(100階~)さらに攻撃力の183%分の「感電」持続ダメージを付与(20秒間)
夜明けを待つ EX 全ての遮蔽物を破壊し、戦闘終了まで「暴走状態」に移行。通常攻撃が口から火炎を持続的に放射し、扇形範囲内の敵に対して、1Hitごとに攻撃力の50%分のダメージを与えるように変更。
火炎は遮蔽物に命中すると、遮蔽に攻撃力の3%分のダメージを与えた後遮断。
遮蔽状態の対象が火炎を受けた場合、移動不可(1秒間)
コクマーが「暴走状態」時、以下の効果が適用
・リアクターゲージが0%になっても「復旧状態」に切替されず、リアクターゲージが低いほどゲージの回復速度が増加
・リアクターゲージが70%未満の場合、被ダメージ量が100%増加
・すべての「不安定な火炎」効果を解除し、会心抵抗値が100%減少
・敵のストライカー生徒が退却した場合、リアクターゲージが大幅に増加
不離一体の歯車 パッシブ コクマーが弱体状態による持続ダメージを受けるとリアクターゲージが減少し、0%になれば「復旧状態」へ切替(20秒間・クールタイム25秒)
リアクターゲージが復旧状態に切替される度に次の効果を適用
・会心ダメージ抵抗率が5000減少(最大6重複)
・会心抵抗値が100%減少(20秒間)
・「不安定な火炎」効果を獲得(最大3重複)
寂滅の歯車 パッシブ 被ダメージ量を50%減少
(50階~)さらにコクマーのリアクターゲージ量を増加
(75階~)被ダメージ量の減少量が80%に増加、さらにコクマーのリアクターゲージを増加。コクマーに適用される全ての被ダメージ量の増加効果は合計160%を超えることはできない
知恵の証明 パッシブ コクマーの熱気によって、全ての敵は遮蔽物に隠れることができず、遮蔽物を対象に攻撃およびスキル使用不可。ただし、遮蔽状態を付与する効果には影響しない
制御装置:バリスタ発射 パッシブ 一定時間毎に、バリスタ制御装置を作動(最大2回作動可能)
作動されたバリスタ制御装置はEXスキルでのみ攻撃可能で、HPが1%未満の場合はバリスタを発射(ただし、大型バリスタが破壊された状態なら、バリスタは発射されない)
さらに敵のストライカー生徒の会心率が最大になり、コスト回復力を1000増加(22秒間)
制御装置:バリスタ パッシブ バリスタ制御装置によってバリスタが発射されると、コクマーはグロッキー状態になり、以下の効果が適用
・グロッキー状態の間、被ダメージ量が50%増加(「暴走状態」時は適用されない)
・全ての「不安定な火炎」効果を解除し、解除された「不安定な火炎」1個毎に、被ダメージ量が25%追加で増加
光が照らす知性(25階~) EX 全ての遮蔽物を破壊し、大型バリスタに向かって移動する鋼鉄の歯車を1個召喚(20秒間)
鋼鉄の車輪が大型バリスタに到達した時、大型バリスタの最大50%分のダメージ
鋼鉄の車輪は遮蔽物にぶつかると移動を止め、ぶつかった対象に対して1Hit毎に攻撃力の9.6%分の神秘タイプのダメージ
遮蔽状態の対象が鋼鉄の車輪で攻撃を受けた場合、移動不可(1.2秒間)
(50階~)発射される鋼鉄の歯車が2個に増加し、大型バリスタに到達すると、大型バリスタの最大HP100%分のダメージ



3番目の預言者:BINAH

エンブレム:♄
パス:理解を通じた結合
異名:違いを痛感する静観の理解
戦闘BGM:Endless Carnival

アビドス砂漠を根城にする超巨大な蛇と鯨が混ざったような姿をしている。ロゴは額についている。
その起源や動力源は一切不明で、現代キヴォトスの技術では再現できない超科学的な技術が使われていると推測されている。
地中の移動能力を保持しており、地中に潜ると現行の技術では探知が困難なため、発見は非常に難しい。アビドス砂漠での目撃報告が多いのは、砂漠が滞在、あるいは移動に適した環境であるためと推測されている。
主な武装は口腔内に搭載されたレーザー砲と、背部から発射されるミサイル。
特にレーザー砲は岩を一瞬で溶かしてしまうほどの熱量を持っているらしく、マキが念入りに「絶対に触らないでね!」と警告するほど。盾込みとはいえそれを真正面から受けて無傷だったおじさんが異常なだけだが

ビナーは数十年前にアビドス砂漠で発見されて以来度々の目撃報告が上がっており、砂漠横断鉄道を建設中だった「セイント・ネフティス」社*5や、メインストーリー中でも言及のあった「カイザーPMC」*6による目撃報告・交戦記録がある。
それに加え、アビドス生徒会にも目撃情報やデータをまとめた資料があったが、砂漠化被害から逃れる引っ越しの過程で失逸してしまっている。

その目的は、初登場から3年近く経った現在でも不明。何らかの兵器であることは容易に想像がつくが、ケテルや後述のケセドのような明確な目的が不明なため、考察しにくい状況である。

記念すべき総力戦1回目*7のボス。
非常に高い防御力を持っているが、主戦地となる屋外の地形適性が高く、かつスキルで防御デバフを付与、その上難易度InsaneTormentから追加される攻撃属性が貫通と、軽装備で装甲有利が取れるマキは対ビナー要員として要件をほぼ完全に満たしている。

+ Final2章「虚妄のサンクトゥム攻略戦:F・SCT攻略戦」ネタバレにつき格納
アビドス砂漠に出現した「虚妄のサンクトゥム」の1つ「第1サンクトゥム」の守護者として登場。
攻略作戦はとある事情で不在のシロコを除いた対策委員会と便利屋68、サポートはヴェリタスのマキが担当。
アヤネとカヨコは作戦指揮のため連邦生徒会に出向中だが、遠隔でサポートに加わっている。
色彩化の影響で防御属性が重装甲から軽装備に変化している。

+ 詳細データ
攻撃属性:ノーマル貫通(Insane以降)
防御属性:重装甲
地形:屋外/市街地

難易度 HP
Normal 300,000
Hard 800,000
Veryhard 1,100,000
Hardcore 2,000,00
Extreme 6,000,000
Insane 7,000,000
Torment 23,000,000

スキル 分類 効果
アツィルトの光 EX 直線範囲内の敵に対して、攻撃力の120%分のダメージ
Torment:直線範囲内の敵に対して、攻撃力の160%分のダメージ。レーザー着弾地点が炎上し、同じ範囲に攻撃力の50%分の持続ダメージを付与(15秒間)
大道の劫火 EX 敵4人に対して、攻撃力の200%分のダメージ
Insane~:敵4人に対して、400%分のダメージ
浄化の嵐 EX(ATG最大時) 全ての敵に対して、攻撃力の300%分のダメージ。さらに防御力を50%減少(30秒間)
吹き荒れる砂塵 パッシブ Insane:全ての敵に対して、命中値を20%減少、安定率を50%減少
Torment:全ての敵に対して、命中値を20%減少、安定率を50%減少。さらに攻撃速度低下を無効化


+ そしてなんと……
2021年4月に、突如公式から投稿された1枚の画像。
そこにはビナーと「好みの画像だったんで保存した さらばだ…」というフキダシ。
ネット上でよく見かける某漫画の龍のパロディ画像であった。

また2024年のエイプリルフールにおいて、同じくYostarが運営するネット麻雀ゲーム「雀魂」とブルアカとのコラボが決定。
エイプリルフール動画に登場したシロコ、ホシノ、ムツキ、アルが限定雀士として実装されるほか、シッテムの箱の教室をイメージした雀卓やペロロ様雀牌などが登場するなか、なんと……

ビナーの立直棒

装飾品として登場を果たした。ただしサイズの関係で見た目は小魚
説明には「広大な砂漠を泳いでいるはずの捕食者が、なぜ卓上に……?」とあり、一見ネタ要員にしか見えないが、
作中でも言及がなかった「捕食者」という不可解なワードが気になるところである。




4番目の預言者:CHESED

エンブレム:♃
パス:権力を通じて動作する慈悲
異名:慈悲深き苦痛を持って断罪する裁定者
戦闘BGM:Out of Control

ミレニアム近郊の立入禁止区域「廃墟」*8、その至るところに放置された軍需工場の生産自動化システム・ディヴィジョンのAIがデカグラマトンにハッキングされ預言者となったもの。
デカグラマトン麾下の兵力を無尽蔵に生み出す「軍需工場そのもの」であり、キヴォトス各地で兵力が運用可能なのはこのケセドの存在が非常に大きいと推測されている。
特別依頼・拠点防衛で山のように出現するスイーパーも実はケセド麾下の機械兵。
強固な外骨格装甲に守られた内部にいる小さな球体状の機械が本体で、非常に頑丈な装甲は並の兵器では太刀打ちできない。
ロゴは外骨格の正面についているほか、背後のホログラムにも投影されている。

本体は直接戦闘には参加せず、工場で無限に生み出されるオートマタ・ドローン・砲台・ゴリアテら機械兵を無尽蔵に生み出して攻撃する。
とはいえ自衛手段が無いわけではなく、総力戦ではATG(アクティブゲージ)が半分以上になるとEXスキル「至高の権能を目撃せよ」が発動し、機械兵の攻撃力と攻撃速度がアップ。
さらにATGが最大になると、カウントダウンの後フィールド全体に衝撃波を放つEXスキル「王は慈悲を施すものなり」が発動。
強制即死技なため全員ヘリ送りとなる。

先生が配分し差し向けられる最大級の戦力を割いてもなお、突破には至らずあと一歩足りない戦況であったことから、その絶大な軍事力が窺える。

+ Final2章「虚妄のサンクトゥム攻略戦:F・SCT攻略戦」ネタバレにつき格納
ミレニアム近郊「廃墟」付近に出現した「虚妄のサンクトゥム」の1つ「第2サンクトゥム」の守護者として登場。
攻略作戦はトキを除いたC&Cのネル・アスナ・アカネ・カリン、正義実現委員会のツルギ・イチカ、特異現象捜査部のエイミ、そしてレッドウィンター連邦学園の書記長・チェリノとその同志たちが担当。
色彩化の影響で防御属性が重装甲から特殊装甲に変化している。

+ 詳細データ
攻撃属性:ノーマル爆発(Insane以降)
防御属性:重装甲
地形:屋内/屋外

難易度 HP
Normal 80,000
Hard 311,000
Veryhard 504,000
Hardcore 780,000
Extreme 3,400,000
Insane 6,400,000
Torment 21,000,000

スキル 分類 効果
玉座への喚び声は此処にありて EX 機械兵を召喚。機械兵が存在する間、ATGの値が徐々に貯まっていく
至高の権能を目撃せよ EX ATGの値が半分以上の時、味方の攻撃速度と移動速度を50%増加(60秒間)
王は慈悲を施すものなり EX(ATG最大時) ATGの値がMAXの場合、敵全体に対して攻撃力の2000%分のダメージ
剥き出しの玉座 パッシブ 被ダメージ量の増加効果を無効化。グロッキー状態の時、受けるダメージが900%増加



5番目の預言者:GEBURAH

エンブレム:♂
パス:???
異名:合理を越えた勇猛な仲裁者

初出は「特殊作戦・デカグラマトン編」。
デカグラマトンの信号が検知された氷海地域*9へ調査に赴いた先生と特異現象捜査部、そしてトキの前に姿を現した。
二足歩行機構とそれを支える腕部にパイルバンカーを搭載した歪な人型のような機体で、他作品で言うならメタルギアREXアーマード・コアに出てくるような機体を想像すると分かりやすいか。
武装は左肩に搭載されたVLS*10や、右肩部分に取り付けられた低温ビーム発射機構(内側)や魚雷発射管(外側)、機体各部に搭載された機関砲に加えバリア発生機構と、これまでの預言者とは異なり兵器としての側面がかなり前面に押し出されている。
ロゴは右肩に搭載されている低温ビーム発射機構と魚雷発射管の間についている。
さらに変形し海中を高速で移動することも可能な水陸両用機とかなりハイスペックで、「兵器」としての運用に一番適しているという見方もある。

また後述するアイン・ソフ・オウルによって先生一行にけしかけられたような描写があり、自律的に行動する登場済みの預言者とは一線を画している。

メインストーリーへの編入に伴い「調査データ」が追加された。
極地研究基地にあった無人探査機のAIをデカグラマトンがハッキングしたものと推測されており、水中を自在に移動できるのはこのため。多彩な武装は、自己防衛機能の進化によるものと考えられている。
元の原型を推測するのが難しいが、低温下での活動を想定したものであることは間違いなく、行動の特定がしやすいとみられる。

+ ところが…… ※デカグラマトン編第2章「炎の剣」ネタバレにつき折り畳み
ゲブラを一度撤退まで追い込み、氷海上の謎の痕跡を辿っていったところ再び遭遇し交戦。
しかし今度はダメージが全く通っている様子が無く*11、それどころか一撃で返り討ちという事態に陥る。

そして前章最終話で割とあっさり撃退できたゲブラは超手抜きモードだったことが発覚。
また前回の撤退を経て、ゲブラ自身の意思でリミッターを解除するようアインに提案していたのである。
窮地に陥る一行だったが、なんとリオの派遣したAMAS部隊の援護により、辛くもゲブラの撃退に成功。
未だミレニアムに戻って来ないことをヒマリから詰られるも、リオとヒマリ双方の持つ情報を集め、今後の対応策を練ることになる。

リオが語るには、「名もなき神」のテクノロジーを追っていたところゲブラに行き着いたとのことで、最初の遭遇で手を抜いていたのは、
「名もなき神」の禁じられた技術が使用されているトキのパワードスーツ「アビ・エシュフ」のデータ集めということまで突き止める。
またその目的についても、氷海地域にはゲブラの他に別の預言者……「工作船や砕氷船の形状をした、大きな船の形をしている預言者」、上述の「コクマー」が活動しており、その護衛として氷海地域の哨戒、そして戦闘データの収集を担っていたと予測している。
ダメージを与えても即座に修復されていたらしく、「物質の再構成」は「名もなき神」の技術の代表格ということもあり、
デカグラマトン、ひいてはアイン・ソフ・オウルが「名もなき神」の技術にも手を出し、ゲブラにもその技術を搭載していると推測している。

ちなみにアインからは「ゲブラちゃん」と呼ばれており、ソフ曰く「短気だけど几帳面」らしい。

+ 詳細データ
攻撃属性:ノーマル神秘(Insane以降)
防御属性:軽装備
地形:屋外

難易度 HP
Normal 400,000
Hard 600,000
Veryhard 1,400,000
Hardcore 6,000,000
Extreme 26,000,000
Insane 87,000,000
Torment 134,000,000
Lunatic 175,000,000

スキル 分類 効果
真理への道 EX 全ての敵に対して攻撃力の220%分のダメージ
火の中水の底 EX 全ての敵に対して攻撃力の100%分のダメージ。その後、敵にダメージを与える海水を3回発射
1番目の海水:全ての敵に対して攻撃力の25%分のダメージ
2番目の海水:全ての敵に対して攻撃力の50%分のダメージ
3番目の海水:全ての敵に対して攻撃力の140%分のダメージ
合理を越えた勇猛 EX 魚雷を使って、ラジエーターに対して攻撃力の125%分のダメージ
その後、ラジエーターを除く最大で敵4人に対して、順番にそれぞれ攻撃力の250%分のダメージ
神聖なる仲裁者 EX(ATG最大時) 氷山を引っ張ってきて衝突させ、全ての敵に対して攻撃力の320%分のダメージ
スキル使用中はグロッキーゲージが上昇しない
知性の根源 パッシブ スペシャル生徒の与えるダメージ量を80%増加
ストライカー生徒、タクティカルサポートの搭乗物、召喚物の与えるダメージを75%減少、コスト回復力を25%増加
ゲブラの神秘特攻を75%加算
Insane~:ラジエーターを除く、全ての味方は動かないと5秒毎に低体温症ゲージが1マスずつ増加。低体温症ゲージが10マスたまった場合、対象には解除されない氷結、被ダメージ量を80%増加、被回復効果を1に固定
緊急対応:ラジエーター稼働 パッシブ ラジエーターは一定時間毎に出力が減少し、出力によって適用される効果が異なる(出力はラジエーターの現在HPに比例)
出力30%未満:効果なし
出力30%以上70%未満:6秒毎にラジエーターを除く全ての味方のHPを(1200/2000/2800/4000/5000/6000/7500/10000)回復
出力70%以上:6秒毎にラジエーターを除く全ての味方のHPを回復(2200/3200/4500/5500/7000/9000/12500/16000)。さらにラジエーターを除く全ての味方に対して被ダメージ量を25%減少
ラジエーターはスキルタイプがEXスキルでのみターゲットになり、シールド効果を受けることができない
緊急対応:ラジエーター過負荷 パッシブ ラジエーターの出力が100%に達すると過負荷状態になり、以下の効果が適用
・全ての味方に対してコスト回復力を500増加、攻撃力を30%、会心ダメージ率を60%増加
・ラジエーターの出力の減少量が増加
・過負荷状態が長続きするほど、出力の追加減少量が増加し、減少する周期が短くなる
・ラジエーターの出力が30%未満になると過負荷状態は解除
審判の柱 パッシブ 「火の中水の底」を使用後、氷の柱を生成し、以下の効果を適用
・生成時に不死状態(2.5秒間)及び自身の最大HPの400%分のシールドを適用(20秒間)
・生成されて20秒後、自身に最大HPの70%分のダメージ
・存在している間、全ての敵に対して防御力を45%減少させ、被回復効果を1に固定。さらに4秒毎に攻撃力の30%分のダメージ
・破壊した時、ラジエーターの被回復量を100%増加、全ての敵の治癒力を200%増加(20秒間)
・ゲブラのHPが60%以下になって地形が変更されると破壊される
・通常攻撃、ノーマルスキルのターゲットにはならない

6番目の預言者:TIPHARETH

エンブレム:???
パス:???
異名:???

デカグラマトン編第2章「炎の剣」で存在が示唆された預言者。
「鋼鉄大陸」の門番をしている模様だが、それ以外の情報は不明。


7番目の預言者:ネツァク

エンブレム:???
パス:???
異名:???

こちらもティファレトと同じくデカグラマトン編第2章「炎の剣」で存在が示唆された預言者。通称「鋼鉄大陸」。
アイン・ソフ・オウルによると、ネツァクは「名もなき神」の能力である「物質の再構築」を使って周囲の無機物を変換し自身の一部としており、無制限に広がっていく。さらにヒマリらの計算によれば、キヴォトス全域をわずか3日で取り込むことができるという。
とはいえ、これでもケイ曰く「名もなき神」の技術の劣化版の模様。
先生サイドは現在地である凍原地域がミレニアム自治区からかなり離れており*12、そもそも3日以内に機密保持ができ、かつ戦力になる人材を探して呼び寄せる暇もないため、現在いるメンバーで対処することになる。



8番目の預言者:HOD

エンブレム:☿
パス:名誉を通じた完成
異名:輝きに証明されし栄光
戦闘BGM:Undefined Behavior

初出は「特殊作戦・デカグラマトン編」。
そのプロローグにおいてその出自が明かされるのだが、なんとミレニアム製の通信ユニットAIである。
戦闘開始前には、機体側面にあるミレニアムの校章にノイズが走り、デカグラマトンのエンブレムへと書き換えられる描写がある。

元々はミレニアムサイエンススクールの通信ユニットAI「ハブ(Hub)」。
ミレニアム地下に蜘蛛の巣のように張り巡らされた通信ケーブルの敷設や補修は非常に複雑な作業であるため、頭部に相当する部分には高性能の演算処理装置が搭載されている。その下部にケーブルの敷設・補修を行うアームや、地下の掘削作業用の掘削装置が取り付けられたアームがさながらタコの脚のように無数に付属している。

ミレニアムの創設当初から存在するユニットだが、普段は地下で補修作業に従事しているため全貌を知る生徒は少ないどころか、存在を知らない生徒も多い。
大規模建築の際には地上にも姿を現すこともあり、仮設ケーブルを敷設し施設を制御するスピードはミレニアムのどの技術者ですら敵わないほど。

そんなミレニアムの技術の粋ともいえるユニットだったが、デカグラマトンのハッキングに対したったの0.00000031秒しか持ち堪えられず……というよりハッキングされたことを認識する間もなく8番目の預言者へと変貌。
EMP増幅機関を通じ、地下3kmまで刺さるパイル「インベイドピラー」を打ち込み、その範囲内にある電子機器をハッキングして侵食。キヴォトス全土を手中に収めんと自分の領域を拡大する危険な存在になってしまった。
攻撃でムチのように放ってくるアームも、元々は補修や掘削用のアームだったのである。
また「預言者誕生の瞬間」が第三者……「シャーレ」及び特異現象捜査部によって観測された初のケースである。

+ Final2章「虚妄のサンクトゥム攻略戦:F・SCT攻略戦」ネタバレにつき格納
ミレニアム近郊の「要塞都市エリドゥ」付近に出現した「虚妄のサンクトゥム」の1つ「第5サンクトゥム」の守護者として登場。
攻略作戦はセミナーのユウカノアコユキ、ヴェリタスのハレ・チヒロ・コタマ、温泉開発部のメグ・カスミとその部員たちが担当。
色彩化の影響で防御属性が重装甲から特殊装甲に変化している。

ホドとの戦闘においては気絶・挑発・恐怖といったCC状態の付与が重要になるが、肝心のCC要員が相性不利のハレしかいない。
チヒロはEXスキルで最大7.5秒の気絶を付与するが重装甲限定。本来であれば最適要員なのだが今回は置物と化してしまっている。

+ 詳細データ
攻撃属性:ノーマル神秘(Insane以降)
防御属性:重装甲
地形:市街地/屋内

難易度 HP
Normal 80,000
Hard 125,000
Veryhard 300,000
Hardcore 480,000
Extreme 1,600,000
Insane 2,800,000
Torment 18,000,000

スキル 分類 効果
デストラクションTypeⅠ EX 円形範囲内の敵に対して、攻撃力の150%分のダメージ
Insane~:円形範囲が拡大しながら計3回爆発し、合計で敵に対して攻撃力の150%分のダメージ
デストラクションTypeⅡ EX 直線範囲内の敵に対して、攻撃力の200%分のダメージ
インベイドピラー生成 EX インベイドピラーを召喚。インベイドピラーは15秒毎に侵食範囲を拡大し、侵食範囲内に入った敵のコスト回復力を350減少。侵食範囲内に入ったフィールドターレットは、ホドではなく敵を攻撃するようになる
Torment:さらに会心ダメージを3000減少
オーバーロードエナジー EX 敵全体に対して、攻撃力の150%分のダメージ。ホドのHPが50%以下の場合は、敵全体に300%分のダメージを与え、さらにフィールドターレットを全て破壊
栄光の輝き EX(ATG最大時) 敵全体に対して、攻撃力の740%分のダメージ。EXスキル「栄光の輝き」を使用する毎に、ホドの攻撃力を50%増加(最大で99回分まで効果が重複)
栄光の裏側 パッシブ ホドとインベイドピラーはCC状態の影響を受けないが、CC状態の時間量のみが累積される。
ホド:(6/7/8/9/10)秒分蓄積時、被ダメージ量が300%増加(30秒間)、グロッキーゲージが上昇、ATGが減少
インベイドピラー:(6/7/8/9/10)秒分蓄積時、被ダメージ量が300%増加(30秒間)、侵食範囲が1段階減少
Insane:CC強化力によって蓄積時間が長くなるが、ゲージを1周させるのに必要な時間が15秒に延長
Torment:CC強化力によって蓄積時間が長くなるが、ゲージを1周させるのに必要な時間が20秒に延長
名誉の影に パッシブ ホドとインベイドピラーの会心抵抗値を400増加。インベイドピラーは「集中砲火」状態を無効化する




10番目の預言者:MALKUTH

エンブレム:???
パス:???
異名:???

パス及び異名は不明。生命の樹における最後のセフィラの名を冠しており、元ネタ通りであるならば、王国に関する異名を持つと推測される。
デカグラマトン曰く「全ての預言者を導く最後の預言者」で、この者が自身の存在証明を行うだろうと預言した預言者。
頭上にヘイローを戴く少女のような外見をしており、デカグラマトンのイメージでは、マルクトの背後に預言者を含めたデカグラマトン麾下の兵力がズラリと並んでいる。
またアイン・ソフ・オウルが「お姉様」と呼ぶ存在でもあるが、今は何かしらの理由で機能を停止しており、彼女らが再起動させようと暗躍していたが……
+ ネタバレ注意
第2章「炎の剣」にて、アイン・ソフ・オウルらによってついに復活を果たす。
見るからに冷酷そうには見えるが、性格は至って温厚であり、アイン・ソフ・オウルにも優しく接している。
3人とかなり似通った容姿をしているが、彼女らとは異なりヘイローが出現している。




【デカグラマトンの関係者】

特異現象捜査部

ミレニアムの「ビッグシスター」リオが創設したセミナー直属の部活。
その目的は科学的に証明しがたい現象の調査であり、キヴォトスに起きる異変を未然に防ぎ備えること。現在ではデカグラマトンの調査およびその麾下の兵力との交戦がメインの活動となっている。

元はエイミ1人の部活だけの部活であり、デカグラマトンが観測されるまでは特段やることが無い部活動だった。
部長であるヒマリは元々ヴェリタスの部長だったが、リオの指示で渋々部長に就任したことで本格的な活動が始まった。
加えて氷海地域の調査編からはトキが事実上の部員として加入し*13、第2章からはリオとゲーム開発部が合流した。

最初に使っていた本拠地はデカグラマトンとのファーストコンタクトでやむなくエイミが破壊、加えて同じ場所を使い続けるのも如何なものかという安全上の理由から、
ヒマリが独自に構築したファイアウォールシステムで保護された空間、曰く「キヴォトスで最も安全な場所」である、複雑に入り組んだエリアの先の一室に拠点を移している。


アイン(AIN)ソフ(SOPH)オウル(AUR)

「特殊作戦・デカグラマトン編」ストーリーで登場した謎の3人組で、「デカグラマトンを敬愛する者」を自称しているエンジニア。
ファーストコンタクトには、氷海調査に訪れた一行にゲブラをけしかけている。
ガスマスクのようなものを着けているのがアイン、イヤーマフのようなものを着けているのがソフ、目隠しをしているのがオウル。
いずれも瞳孔が×の形をしており、真っ白な身体や髪、そして身体の一部が無機質的なパーツで構成されているほか、服には「マルクト」が象徴する惑星記号のエンブレムがついている。
またキヴォトスの生徒ならあるべきヘイローも確認できていない。そしてはいてない
機能を停止している「マルクト」を復活させようと動いているようだが……?

元ネタは同名のセフィロトにおける3つの非存在の世界。


ゲマトリア

メインストーリーでも登場し「神秘」の探求のために暗躍する組織。
黒服が語るには、元々の「神性を探し出す人工知能」の研究を支援していた組織「ゲマトリア」が解散し、消滅してからその名前だけを拝借しているとのことで、今のゲマトリアとの関連性は無い。


+ ネタバレ注意

ケイ

アリスの本質である「名もなき神々の王女AL-1S」としての機能を果たす(Key)であり侍女。
詳細は本人の項目に譲るが、第2章Part2でリオによって復元される。
デカグラマトン陣営が所有している「名もなき神」の技術*14を知悉している……というより「名もなき神」の技術の塊であるアリスおよびケイだが、ケイの能力によってアリス共々デカグラマトン陣営からは存在を感知されていない。



【余談】

預言者たちの名前の由来は、ユダヤ教の神秘思想、カバラにおける天地創造を図式化したものである「セフィロト」から取られている。
未登場の預言者についても、元ネタ通りセフィラが割り当てられるならば、
  • 9番目の預言者:イェソド(YESOD)基礎
となると推測される。

また実際には11番目のセフィロト「ダアト(DA'AT)(知識)」が存在する*15のだが、現時点でダアトに相当するセフィラの記載は無い。
位置的には「ビナー」と「ケセド」の間。


デカマラグトンではない。違うぞ、コハル
デカマクラトンでもないから、アリスやめなって!



追記・修正は神の存在証明に成功した方がお願いします。

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最終更新:2025年04月20日 22:49

*1 「ビナー:違いを痛感する静観の理解者」より一部抜粋

*2 ナンバリングはされず、「Ex.デカグラマトン編」としての編入

*3 冥王星を示す惑星記号が使用されているが、PCでは表示できない。Unicodeは”U+2BD3”

*4 厳密に言えば、資源採取が完了し採掘物を守るためコクマー側から撤退した

*5 「砂漠横断鉄道」などを経営していたアビドスの土着企業。ノノミの実家でもある

*6 対デカグラマトン大隊として専用の部隊を編成するほど

*7 厳密に言えばBETA版

*8 トリニティの「カタコンベ」、ゲヘナのヒノム火山にある「アビス」に並ぶ、キヴォトス未開の地の一つ。ヒマリ曰く「キヴォトスから忘れ去られたものが集積される、ある種の下水道のような場所」とのことだが、連邦生徒会から調査や研究が禁止されていた

*9 どこの自治区にも属さない、放棄された土地とのこと。キヴォトスの物流を担う「極地航路」がこの海域を通過するらしい

*10 Vertical Launch System、垂直発射システム

*11 戦闘が入るが、与ダメージがどう頑張っても10にしかならず、それでいてHPは3000万弱。加えて凍結ビーム後に回避不可の全体即死攻撃のオマケつきの負けイベント

*12 電車や航空機などを利用して丸3日ほど

*13 パヴァーヌ2章終了時点でリオが失踪してしまったていた。所属こそ一応C&Cではあったが実質リオ専属のボディーガードであったことや、アリス殺害計画の片棒を担いだ負い目から居場所を見出せずにいたところをヒマリに拾われている

*14 とはいえ、上述した通り彼女らが所有する「名もなき神」の技術はオリジナルの劣化コピーであるとケイは指摘している

*15 ダートとも。本来はセフィラではないが隠されたセフィラであるとも、「知恵」と「理解」が結びつく場所にあるとも、他のセフィラの完全体とも言われており諸説ある