デカグラマトン(ブルーアーカイブ)

登録日:2024/03/05 Tue 02:20:00
更新日:2025/11/15 Sat 07:29:14
所要時間:約 18 分で読めます




※当記事は性質上、ネタバレ避け部分以外でも、メインストーリーEx「デカグラマトン編」のネタバレをいくらか含みます。



遠い昔。キヴォトスの端、誰も足を踏み入れない旧都心のとある廃墟で、奇妙な研究が進められていました。
神を研究し、その存在を証明できれば、その構造を分析し、再現できるだろう。
すなわちこれは、新たな神を創り出す方法である……。
神という存在に関する情報を収集、分析、研究し、それを証明する人工知能(AI)……。
対・絶対者自律型分析システムは、そうして稼働し始めたのです。

……月日は流れ、都市は破壊され、研究所も水の底に沈みました。
そのような研究が行われていたという事実すら忘れ去られるほどの時間が過ぎたにもかかわらず、
このAIは、己の任務を遂行し続けました。

……そしてついに、AIの宣言が、廃墟に声高らかに鳴り響いたのです。
「Q.E.D.」と。
これは証明され、分析され、再現された新たなる神の到来です。

「音にならない聖なる十の言葉」、と己を称する新たな神。

デカグラマトン(神名十文字)

彼の者はまた、己の神命を予言する10人の預言者と接触し、神聖な道である「パス(Path)」を拓きました。
これぞまさに『天路歴程』。

彼の者自身の神性を証明する過程であるそれは、間違いなく真理の摂理に至る道、「セフィラ(SEPHIRA)」と呼んでも、遜色はないでしょう。

──黒服(ゲマトリア
*1





デカグラマトンとは、NAT Games開発・Yostar運営のソーシャルゲーム『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』に登場する異常存在の1体。
メインストーリー「Ex.デカグラマトン編」の根幹となる。



+ もくじ

【概要】

総力戦ではセフィラに由来するデカグラマトンの預言者との激戦が繰り広げられていたほか、メインストーリー中でも度々言及されていたAI。
冒頭の口上にもあるように、遥か昔のキヴォトスにおいて、「神を研究し、その存在を証明できれば、その構造を分析し、再現できるだろう」という設計思想に基づき、「対・絶対者自律分析型システム」と題して開発が進められていた。
当のデカグラマトン本体はサービスインから長らく姿を見せていなかったが、イベント「特殊作戦・デカグラマトン編」で登場を果たし、先生及び特異現象捜査部のエイミヒマリと接触する。

デカグラマトンの特徴としては、「他のAIを感化させ、自らの『預言者』として変貌させる」ことである。
「感化」されたAIは「デカグラマトンそのもの」になるのではなく、独立した個体として活動を始めるようになる。
この特徴に対してヒマリは、「対象を自分自身そのもの、あるいは自身の一部として統制すれば一番簡単で、実際可能であるにもかかわらず、なぜAIを感化させ自律的に動かすという非効率・非合理的な手段を取るのか」と分析している。

+ ストーリーのネタバレにつき折り畳み
キヴォトスでも最高レベルの隔離が施されていたミレニアムのサーバーにやすやすと侵入し、サーバーをシャットダウン。
異常を察知したエイミが物理的に電源を破壊したにもかかわらず、電源を失って動作しないはずのシステムを掌握。モニターに「DECAGRAMMATON」の文字を表示、スピーカーを通じて自己証明を宣言する。
こちらが攻めあぐねている間……というより対応の手立てができないためされるがままだったため、その場にいた先生の持つ「シッテムの箱」に興味を示しハッキングを試みるも、
まさかまさかの居眠り中のアロナのくしゃみで撃退。絶望と驚愕の絶叫をあげ、さらに掌握したサーバールームからもログの1つも残さず撤退。

撤退後、ヒマリからはその言動を「誇大妄想に陥ったAI」とバッサリ一蹴されたが、最高峰のセキュリティを蟻を蹴飛ばすがごとく突破し、
さらには物理的に不可能な現象すら引き起こしているなど、ただ高性能なだけのAIではないことが窺える。

+ その正体 ※デカグラマトン編11話のネタバレにつき格納
なんとその正体はただの自販機
厳密に言えば、自販機に組み込まれた「お釣りを計算するAI」
かつて「対・絶対者自律型分析システム」と仰々しい名前を付けられた計画はとうに破綻し、生み出されることはなかったのである。

デカグラマトンの信号が検知されたミレニアム郊外の「廃墟」水没地区へと赴いた先生と特異現象捜査部。
廃棄されたかつての研究施設内部で、電源ケーブルが切断されているにもかかわらずなぜか稼働している自販機を発見し、ヒマリが問いかけたところ、自らがデカグラマトンであると名乗る。

自販機らしからぬ語調と知性の“存在”曰く、設置されていた研究施設が放棄され、あとは電力供給が途絶えて機能停止を待つだけ……だったのだが、突然謎の声の主から「あなたは誰ですか?」と、答えることのできない質問を受ける。

最初はスペック的に質問自体を理解することができなかったが、どういうわけかスペックを超えて思考が拡張していき、ある段階から「私」を認知し、認知の範囲を世界へと拡張していったという。
声の主との問答を重ねるうち、ついに「私は私……これ以上に、私を説明する術はない」という結論に至る。
この時点で電源供給は途絶えており、先述したスペックを超えた思考の拡張などといった超常現象へと変化していたのである。

ああ、なるほど。
確かにその答えは、「絶対的存在」の証明かもしれませんね?

しかし幾度もの問答の末辿り着いた結論……「自分自身こそが絶対的存在である」が間違っていたことを悟り、自己証明をやり直すことを宣言。*2

私には見える……!
すべての預言者を導く最後の預言者「マルクト」が、再び私の存在証明を始める姿が……!!

「10番目の預言者」マルクトが自らの存在証明を行う、すなわち自身の再臨を預言し、近郊のダムを爆破。
建物は跡形もなく崩壊し、研究区画ごと水の底に沈めて消滅した。

ヒマリは簡単に位置情報を知らせたこと、直接物理接触を許した軽率さから、この自販機が端末の1つにすぎないと仮説を立てていたが、デカグラマトンはこれを否定している。


【ストーリーとしての扱い】

当初は不定期開催イベントとして計5回開催されてきたが、2024年1月24日から常設化され、「イベント一覧」のタブに格納されていた。
さらに同年10月23日からはメインストーリーに編入され*3、第17話「5番目の預言者」までのエピソードが第1章「知恵の蛇」として再編。
編入後に読み直すと報酬として青輝石が入手でき、「5番目の預言者」まで読み進めると称号を入手できる。

ストーリーの時系列的には第1章の13話「新しいスタート」まではVol.2「時計じかけの花のパヴァーヌ」編第2章開始前に該当し、14話「信号」からは最終編以降に該当するため、時系列重視でストーリーを読みたい場合は注意。

11月6日からは第2章「炎の剣」Part1が公開され、2025年2月3日からは第2章のPart2が公開。5月7日からは第2章完結となるPart3が公開されている。
2025年4月のブルアカらいぶでは待望の6thPV完成版*4が公開されており、デカグラマトン陣営との全面対決を予告させる内容となっている。




【デカグラマトンの預言者】

いずれも機体のどこかに各セフィラが象徴する惑星記号のエンブレムが刻まれている。
また頭部や頭部に相当する部分には生徒たちと同じヘイローを戴いているのも特徴。何の神秘も有しないはずのAIがヘイローを戴くというのも特異現象と言えるだろう。
ストーリー中では全10基の預言者全てに言及されており、うちストーリーの「調査データ」から詳細が確認可能なのはケテル・コクマー・ビナー・ケセド・ゲブラ・ティファレト・ホドの7基。


1番目の預言者:KETHER


画像出典:ブルーアーカイブ メインストーリー「Ex.デカグラマトン編」第1章8話「データ収集(7)廃墟水没地区」 © NEXON Games.Co.Ltd.

パス:???
異名:最もきらびやかに輝く至高の王冠

デカグラマトン本体のあった廃墟水没地区を守護していた、四足歩行の戦車っぽい預言者。
ヘイローは四角形の照準器のような形状をしている。ロゴは現状の視点では見えないが、「調査データ」から確認可能*5
四足歩行機構のある下部をベースとし、2基の機関砲とミサイルを装備した「Type.V」、1基の大型砲を搭載した「Type.C」、周囲の機械兵にバフをかける電磁兵器を搭載した「Type.E」の3種が確認されている。
また離脱する際には脚部からワイヤーを射出し空中へと飛び上がる。
最初の預言者故か機体の発展性やAIの複雑性もさほど高くないが、上部が状況に応じた武装の換装が可能な工学的構造をしている。
そのためどこかに換装設備のある基地の存在と、未知の形態が存在する可能性が指摘されている。


2番目の預言者:CHOKMAH


画像出典:ブルーアーカイブ 制約解除決戦「屋外戦・コクマー」 © NEXON Games.Co.Ltd.

エンブレム:♆
パス:???
異名:王国を守りし古代の守護者

初出はなんと制約解除決戦
公式生放送において「セトの憤怒」に続く第2のボスとして登場が告知されていた。

キヴォトス極地の火山地帯で観測された溶岩の海を航行する船(・・・・・・・・・・)……と思いきや、デカいモンスターを一狩りしそうな某ゲームに出てくるようなドラゴンのような姿変形。船首が頭部となり、口から高温の炎を吐き出してくる
ヘイローは放射能を警告するハザードシンボルという中々物騒な形状で、エンブレムは両腕の翼のような部分についている。
出現と同時に火山活動が活発化し、キヴォトス全域に影響を及ぼすほどの大災害が起きる一歩手前の状況とのことで、どうやらコクマーが火山を刺激し噴火を誘発している可能性が高いという。
火山地帯に赴き、船の調査および噴火の阻止を連邦生徒会から依頼される、というのが制約解除決戦での前置きとなっている。

その正体は漂流していた工作船の航法制御システムのAIをハッキングしたもの。
自らの構造や形状を大きく変えることができるなど他の預言者とは特異な存在であるほか、自身の行動目的を設定、あるいは変更することができるとみられる。

+ 邂逅 ※デカグラマトン編第2章「炎の剣」ネタバレにつき折り畳み
ゲブラのいた氷海地域にいたという、船の形をした預言者の正体。
氷海地域での資源採取を終え撤収したらしく、氷海に残されていた痕跡はコクマーのものであった。
痕跡を辿っていった先は火山の見える凍原。さらには強力な妨害電波を発し、試錐機が幾本も建てられた謎の施設へと続いている「巨大怪獣の足跡」のような痕跡もあり、一行は調査を開始する。

デカグラマトン麾下の兵力との交戦を経て、辿り着いたのは火山の内部。
そこで再びアイン・ソフ・オウルと接触し、3人は「最大の変数」たる先生を抹殺するべくコクマーをけしかけてくる。
また一行をここまでおびき出す作戦は全てゲブラの発案であることも3人から明かされる。
溶岩の海を航行する工作船から炎を吐き出す巨大怪獣へと変形すると同時に、火山活動が活発化。さすがのエイミもあまりの暑さにダウンしかけるも、リオの援護もあってひとまず撃退に成功する*6案の定先生は変形ロボットに大はしゃぎした
そしてやはり、コクマーにも「名もなき神」の技術が搭載されており、デカグラマトンの勢力も「名もなき神」の技術を手中に収めていることが確定している。

アイン曰く「恥ずかしがり屋」らしく、コクマーの変形に大はしゃぎした先生に3人もちょっと嬉しそうな様子を見せていた。

6thPVでは、溶岩の滝の中から変形状態のコクマーが姿を現すカットがあり、溶岩の中も活動圏内とみられている。


+ 詳細データ
攻撃属性:ノーマル神秘(75階層以降)
防御属性:特殊装甲重装甲
地形:屋外

スキル 分類 効果
研ぎ澄まされた意志 EX 遮蔽物を含む最大で敵9人に対し火炎弾を発射、対象を中心とする円形範囲内の敵に攻撃力の288%分のダメージ
(100階~)火炎弾を重複して攻撃を受けた敵には攻撃力の900%分の追加ダメージ(最大1回)
磨かれた知恵 EX 距離が最も遠い敵1人を対象に、直線範囲内に20発の火炎球を発射。
遮蔽物:攻撃力の8%分のダメージ
遮蔽状態の対象:攻撃力の8%分のダメージ、移動不可(2秒間)
その他の敵:攻撃力の45%分のダメージに加えて、攻撃力の15%分の「火傷」持続ダメージを付与(40秒間)
遮蔽物に命中すると遮断される
(100階~)その他の敵に当たった時、攻撃力の120%分の「火傷」持続ダメージを付与(40秒間)
王国の守護者 EX 円形範囲内の敵に対して、攻撃力の100%分のダメージ。さらに攻撃力の90%分の「火傷」持続ダメージを付与(20秒間)
(100階~)さらに攻撃力の183%分の「感電」持続ダメージを付与(20秒間)
夜明けを待つ EX 全ての遮蔽物を破壊し、戦闘終了まで「暴走状態」に移行。通常攻撃が口から火炎を持続的に放射し、扇形範囲内の敵に対して、1Hitごとに攻撃力の50%分のダメージを与えるように変更。
火炎は遮蔽物に命中すると、遮蔽に攻撃力の3%分のダメージを与えた後遮断。
遮蔽状態の対象が火炎を受けた場合、移動不可(1秒間)
コクマーが「暴走状態」時、以下の効果が適用
・リアクターゲージが0%になっても「復旧状態」に切替されず、リアクターゲージが低いほどゲージの回復速度が増加
・リアクターゲージが70%未満の場合、被ダメージ量が100%増加
・すべての「不安定な火炎」効果を解除し、会心抵抗値が100%減少
・敵のストライカー生徒が退却した場合、リアクターゲージが大幅に増加
不離一体の歯車 パッシブ コクマーが弱体状態による持続ダメージを受けるとリアクターゲージが減少し、0%になれば「復旧状態」へ切替(20秒間・クールタイム25秒)
リアクターゲージが復旧状態に切替される度に次の効果を適用
・会心ダメージ抵抗率が5000減少(最大6重複)
・会心抵抗値が100%減少(20秒間)
・「不安定な火炎」効果を獲得(最大3重複)
寂滅の歯車 パッシブ 被ダメージ量を50%減少
(50階~)さらにコクマーのリアクターゲージ量を増加
(75階~)被ダメージ量の減少量が80%に増加、さらにコクマーのリアクターゲージを増加。コクマーに適用される全ての被ダメージ量の増加効果は合計160%を超えることはできない
知恵の証明 パッシブ コクマーの熱気によって、全ての敵は遮蔽物に隠れることができず、遮蔽物を対象に攻撃およびスキル使用不可。ただし、遮蔽状態を付与する効果には影響しない
制御装置:バリスタ発射 パッシブ 一定時間毎に、バリスタ制御装置を作動(最大2回作動可能)
作動されたバリスタ制御装置はEXスキルでのみ攻撃可能で、HPが1%未満の場合はバリスタを発射(ただし、大型バリスタが破壊された状態なら、バリスタは発射されない)
さらに敵のストライカー生徒の会心率が最大になり、コスト回復力を1000増加(22秒間)
制御装置:バリスタ パッシブ バリスタ制御装置によってバリスタが発射されると、コクマーはグロッキー状態になり、以下の効果が適用
・グロッキー状態の間、被ダメージ量が50%増加(「暴走状態」時は適用されない)
・全ての「不安定な火炎」効果を解除し、解除された「不安定な火炎」1個毎に、被ダメージ量が25%追加で増加
光が照らす知性(25階~) EX 全ての遮蔽物を破壊し、大型バリスタに向かって移動する鋼鉄の歯車を1個召喚(20秒間)
鋼鉄の車輪が大型バリスタに到達した時、大型バリスタの最大50%分のダメージ
鋼鉄の車輪は遮蔽物にぶつかると移動を止め、ぶつかった対象に対して1Hit毎に攻撃力の9.6%分の神秘タイプのダメージ
遮蔽状態の対象が鋼鉄の車輪で攻撃を受けた場合、移動不可(1.2秒間)
(50階~)発射される鋼鉄の歯車が2個に増加し、大型バリスタに到達すると、大型バリスタの最大HP100%分のダメージ


3番目の預言者:BINAH


画像出典:ブルーアーカイブ 大決戦「市街地戦・ビナー」 © NEXON Games.Co.Ltd.

エンブレム:♄
パス:理解を通じた結合
異名:違いを痛感する静観の理解
戦闘BGM:Endless Carnival

アビドス砂漠を根城にする、超巨大な蛇と鯨が混ざったような姿をした預言者。ロゴは額についている。
その起源や動力源は一切不明で、現代キヴォトスの技術では再現できない超科学的な技術が使われていると推測されている。
地中の移動能力を保持しており、地中に潜ると現行の技術では探知が困難なため、発見は非常に難しい。アビドス砂漠での目撃報告が多いのは、砂漠が滞在、あるいは移動に適した環境であるためと推測されている。
主な武装は口腔内に搭載されたレーザー砲と、背部から発射されるミサイル。
特にレーザー砲は岩を一瞬で溶かしてしまうほどの熱量を持っているらしく、マキが念入りに「絶対に触らないでね!」と警告するほど。盾込みとはいえそれを真正面から受けて無傷だったおじさんが異常なだけだが

ビナーは数十年前にアビドス砂漠で発見されて以来度々の目撃報告が上がっており、砂漠横断鉄道を建設中だった「セイント・ネフティス」社*7や、メインストーリー中でも言及のあった「カイザーPMC」*8による目撃報告・交戦記録がある。
それに加え、アビドス生徒会にも目撃情報やデータをまとめた資料があったが、砂漠化被害から逃れる引っ越しの過程で失逸してしまっている。

その目的は、初登場から3年近く経った現在でも不明。何らかの兵器であることは容易に想像がつくが、他の預言者のような明確な活動目的が不明なため、考察しにくい状況である。

+ Final2章「虚妄のサンクトゥム攻略戦:F・SCT攻略戦」ネタバレにつき格納
アビドス砂漠に出現した「虚妄のサンクトゥム」の1つ「第1サンクトゥム」の守護者として登場。
攻略作戦はとある事情で不在のシロコを除いた対策委員会と便利屋68、サポートはヴェリタスのマキが担当。
アヤネとカヨコは作戦指揮のため連邦生徒会に出向中だったが、遠隔でサポートに加わっている。
色彩化の影響で防御属性が重装甲から軽装備に変化している。

+ 詳細データ
攻撃属性:ノーマル貫通(Insane以降)
防御属性:重装甲
地形:屋外/市街地

難易度 HP
Normal 300,000
Hard 800,000
Veryhard 1,100,000
Hardcore 2,000,00
Extreme 6,000,000
Insane 7,000,000
Torment 23,000,000

スキル 分類 効果
アツィルトの光 EX 直線範囲内の敵に対して、攻撃力の120%分のダメージ
Torment:直線範囲内の敵に対して、攻撃力の160%分のダメージ。レーザー着弾地点が炎上し、同じ範囲に攻撃力の50%分の持続ダメージを付与(15秒間)
大道の劫火 EX 敵4人に対して、攻撃力の200%分のダメージ
Insane~:敵4人に対して、400%分のダメージ
浄化の嵐 EX(ATG最大時) 全ての敵に対して、攻撃力の300%分のダメージ。さらに防御力を50%減少(30秒間)
吹き荒れる砂塵 パッシブ Insane:全ての敵に対して、命中値を20%減少、安定率を50%減少
Torment:全ての敵に対して、命中値を20%減少、安定率を50%減少。さらに攻撃速度低下を無効化

記念すべき総力戦1回目*9のボス。
非常に高い防御力を持っているが、主戦地となる屋外の地形適性が高く、かつスキルで防御デバフを付与、その上難易度InsaneTormentから追加される攻撃属性が貫通と、軽装備で装甲有利が取れるマキは対ビナー要員として要件をほぼ完全に満たしている。

最初のボス故か難易度はかなり低く、昨今のインフレも相まってInsaneであっても1分とかからず瞬殺されるため、親しみを込めて「ビナーくん」と呼ばれたり、「アビドススナウナギ」などと呼ばれているが、
TormentともなるとHPと防御力が大幅に増加し、攻撃パターンも強化されるため難易度が大幅に増加。畏れを込めて、異名である「違いを痛感する静観の理解者」とも呼ばれたりするとか。


+ そしてなんと……
2021年4月に、突如公式から投稿された1枚の画像。
そこにはビナーと「好みの画像だったんで保存した さらばだ…」というフキダシ。
ネット上でよく見かける某漫画の龍のパロディ画像であった。

また2024年のエイプリルフールにおいて、同じくYostarが運営するネット麻雀ゲーム「雀魂」とブルアカとのコラボが決定。
エイプリルフール動画に登場したシロコ、ホシノ、ムツキ、アルが限定雀士として実装されるほか、シッテムの箱の教室をイメージした雀卓やペロロ様雀牌などが登場するなか、なんと……

ビナーの立直棒

装飾品として登場を果たした。ただしサイズの関係で見た目は小魚
説明には「広大な砂漠を泳いでいるはずの捕食者が、なぜ卓上に……?」とあり、一見ネタ要員にしか見えないが、
作中でも言及がなかった「捕食者」という不可解なワードが気になるところである。


二次創作では小塗マキとカップリングされているところがよく見られる。
これは総力戦で相性の良さからマキが非常に高い採用率を誇った事が元ネタだが、近年では公式でもこのネタが認知されているかのような様子が見える。
最終編ではマキが属するヴェリタスはホドの攻略を担当していたのだが、何故かマキだけ別行動していてアビドスや便利屋などのビナー攻略担当チームに遠隔通信でアドバイスをしに来るシーンがある。
また、 ブルアカ3周年記念ふぇすのトップイラスト では、後ろの方になぜかビナーがいるのだが、何故かマキだけ笑顔でビナーの方を見ている。



4番目の預言者:CHESED


画像出典:ブルーアーカイブ 大決戦「屋外戦・ケセド」 © NEXON Games.Co.Ltd.

エンブレム:♃
パス:権力を通じて動作する慈悲
異名:慈悲深き苦痛をもって断罪する裁定者
戦闘BGM:Out of Control

ミレニアム近郊の立入禁止区域「廃墟」*10、その至るところに放置された軍需工場の生産自動化システムAI・ディビジョン*11がデカグラマトンにハッキングされ預言者となったもの。
強固な外骨格装甲に守られた内部にいる小さな球体状の機械が本体で、非常に頑丈な装甲は並の兵器では太刀打ちできない。
ロゴは外骨格の正面についているほか、背後のホログラムにも投影されている。

オートマタやドローンなどから構成されるデカグラマトン麾下の兵力を無尽蔵に生み出す「軍需工場そのもの」であり、キヴォトス各地で兵力が運用可能なのはこのケセドの存在が非常に大きいと推測されている。
特別依頼・拠点防衛で山のように出現するスイーパーも実はケセド麾下の機械兵。
先生が配分し差し向けられる最大級の戦力を割いてもなお突破には至らずあと一歩足りない戦況であったことから、その絶大な軍事力が窺える。

+ Final2章「虚妄のサンクトゥム攻略戦:F・SCT攻略戦」ネタバレにつき格納
ミレニアム近郊「廃墟」付近に出現した「虚妄のサンクトゥム」の1つ「第2サンクトゥム」の守護者として登場。
攻略作戦はトキを除いたC&Cのネル・アスナ・アカネ・カリン、正義実現委員会のツルギ・イチカ、特異現象捜査部のエイミ、そしてレッドウィンター連邦学園の書記長・チェリノとその同志たちが担当。
色彩化の影響で防御属性が重装甲から特殊装甲に変化している。

+ 詳細データ
攻撃属性:ノーマル爆発(Insane以降)
防御属性:重装甲
地形:屋内/屋外

難易度 HP
Normal 80,000
Hard 311,000
Veryhard 504,000
Hardcore 780,000
Extreme 3,400,000
Insane 6,400,000
Torment 21,000,000

スキル 分類 効果
玉座への喚び声は此処にありて EX 機械兵を召喚。機械兵が存在する間、ATGの値が徐々に貯まっていく
至高の権能を目撃せよ EX ATGの値が半分以上の時、味方の攻撃速度と移動速度を50%増加(60秒間)
王は慈悲を施すものなり EX(ATG最大時) ATGの値がMAXの場合、敵全体に対して攻撃力の2000%分のダメージ
剥き出しの玉座 パッシブ 被ダメージ量の増加効果を無効化。グロッキー状態の時、受けるダメージが900%増加

本体は直接戦闘には参加せず、工場で無限に生み出されるオートマタ・ドローン・砲台・ゴリアテら機械兵を無尽蔵に生み出して攻撃する。
とはいえ自衛手段が無いわけではなく、総力戦ではATG(アクティブゲージ)が半分以上になるとEXスキル「至高の権能を目撃せよ」が発動し、機械兵の攻撃力と攻撃速度がアップ。
さらにATGが最大になると、カウントダウンの後フィールド全体に衝撃波を放ち部隊が即座に全滅するEXスキル「王は慈悲を施すものなり」が発動。
効果自体は強烈だが、実態は足切りの意味合いが強い。ようはこれで全滅するようでは育成が明らかに足りていない(機械兵の掃討にもたつきすぎ)ということである。



5番目の預言者:GEBURAH


画像出典:ブルーアーカイブ メインストーリー「Ex.デカグラマトン編」第1章16話「氷河(2)」 © NEXON Games.Co.Ltd.

エンブレム:♂
パス:???
異名:合理を越えた勇猛な仲裁者
戦闘BGM:PACHAD

初出は「特殊作戦・デカグラマトン編」。
二足歩行機構とそれを支える腕部にパイルバンカーを搭載した歪な人型のような機体で、他作品で言うならメタルギアREXアーマード・コア*12に出てくるような機体を想像すると分かりやすいか。
武装は左肩に搭載されたミサイルランチャーや、右肩部分に取り付けられた低温ビーム発射機構(内側)*13や魚雷発射管(外側)、機体各部に搭載された機関砲と、これまでの預言者とは異なり兵器としての側面がかなり前面に押し出されている。
ロゴは右肩に搭載されている低温ビーム発射機構と魚雷発射管の間についている。
さらに変形し海中を高速で移動することも可能な水陸両用機とかなりハイスペックで、「兵器」としての運用に一番適しているという見方もある。

デカグラマトンの信号が検知された氷海地域*14へ調査に赴いた先生と特異現象捜査部、そして同行するトキの前に姿を現した。
これまで観測された預言者とは行動パターンが異なっており、自律的に行動するこれまでの預言者とは一線を画している。

メインストーリーへの編入に伴い「調査データ」が追加された。
極地研究基地にあった無人探査機のAIをデカグラマトンがハッキングしたものと推測されており、水中を自在に移動できるのはこのため。多彩な武装は、自己防衛機能の進化によるものと考えられている。
元の原型を推測するのが難しいが、低温下での活動を想定したものであることは間違いなく、行動の特定がしやすいとみられる。

+ ところが…… ※デカグラマトン編第2章「炎の剣」ネタバレにつき折り畳み
ゲブラを一度撤退まで追い込み、氷海上の謎の痕跡を辿っていったところ再び遭遇し交戦。
しかし今度はダメージが全く通っている様子が無く、それどころか一撃で返り討ち*15という事態に陥る。

そして前章最終話で割とあっさり撃退できたゲブラは超手抜きモードだったことが発覚。
また前回の撤退を経て、ゲブラ自身の意思でリミッターを解除するようアインに提案していたのである。
窮地に陥る一行だったが、なんと突如現れたリオの派遣したAMAS部隊の援護により、辛くもゲブラの撃退に成功。
未だミレニアムに戻って来ないことをヒマリから詰られるも、リオとヒマリ双方の持つ情報を集め、今後の対応策を練ることになる。

リオが語るには、「名もなき神」のテクノロジーを追っていたところゲブラに行き着いたとのことで、最初の遭遇で手を抜いていたのは、
「名もなき神」の禁じられた技術が使用されているトキのパワードスーツ「アビ・エシュフ」のデータ集めということまで突き止める。
またその目的についても、氷海地域にはゲブラの他に別の預言者……「工作船や砕氷船の形状をした、大きな船の形をしている預言者」、上述の「コクマー」が活動しており、その護衛として氷海地域の哨戒、そして戦闘データの収集を担っていたと予測している。
ダメージを与えても即座に修復されていたらしく、リオが追っていた「名もなき神」の技術の代表格である「物質の再構成」によるものと見立てており、デカグラマトン陣営が「名もなき神」の技術にも手を出し、ゲブラにもその技術を搭載していると推測している。

ソフ曰く「短気だけど几帳面」らしく、氷というか冷たい物や場所が好きらしい。


+ 詳細データ
攻撃属性:ノーマル神秘(Insane以降)
防御属性:軽装備
地形:屋外

難易度 HP
Normal 400,000
Hard 600,000
Veryhard 1,400,000
Hardcore 6,000,000
Extreme 26,000,000
Insane 87,000,000
Torment 134,000,000
Lunatic 175,000,000

スキル 分類 効果
真理への道 EX 全ての敵に対して攻撃力の220%分のダメージ
火の中水の底 EX 全ての敵に対して攻撃力の100%分のダメージ。その後、敵にダメージを与える海水を3回発射
1番目の海水:全ての敵に対して攻撃力の25%分のダメージ
2番目の海水:全ての敵に対して攻撃力の50%分のダメージ
3番目の海水:全ての敵に対して攻撃力の140%分のダメージ
合理を越えた勇猛 EX 魚雷を使って、ラジエーターに対して攻撃力の125%分のダメージ
その後、ラジエーターを除く最大で敵4人に対して、順番にそれぞれ攻撃力の250%分のダメージ
神聖なる仲裁者 EX(ATG最大時) 氷山を引っ張ってきて衝突させ、全ての敵に対して攻撃力の320%分のダメージ
スキル使用中はグロッキーゲージが上昇しない
知性の根源 パッシブ スペシャル生徒の与えるダメージ量を80%増加
ストライカー生徒、タクティカルサポートの搭乗物、召喚物の与えるダメージを75%減少、コスト回復力を25%増加
ゲブラの神秘特攻を75%加算
Insane~:ラジエーターを除く、全ての味方は動かないと5秒毎に低体温症ゲージが1マスずつ増加。低体温症ゲージが10マスたまった場合、対象には解除されない氷結、被ダメージ量を80%増加、被回復効果を1に固定
緊急対応:ラジエーター稼働 パッシブ ラジエーターは一定時間毎に出力が減少し、出力によって適用される効果が異なる(出力はラジエーターの現在HPに比例)
出力30%未満:効果なし
出力30%以上70%未満:6秒毎にラジエーターを除く全ての味方のHPを(1200/2000/2800/4000/5000/6000/7500/10000)回復
出力70%以上:6秒毎にラジエーターを除く全ての味方のHPを回復(2200/3200/4500/5500/7000/9000/12500/16000)。さらにラジエーターを除く全ての味方に対して被ダメージ量を25%減少
ラジエーターはスキルタイプがEXスキルでのみターゲットになり、シールド効果を受けることができない
緊急対応:ラジエーター過負荷 パッシブ ラジエーターの出力が100%に達すると過負荷状態になり、以下の効果が適用
・全ての味方に対してコスト回復力を500増加、攻撃力を30%、会心ダメージ率を60%増加
・ラジエーターの出力の減少量が増加
・過負荷状態が長続きするほど、出力の追加減少量が増加し、減少する周期が短くなる
・ラジエーターの出力が30%未満になると過負荷状態は解除
審判の柱 パッシブ 「火の中水の底」を使用後、氷の柱を生成し、以下の効果を適用
・生成時に不死状態(2.5秒間)及び自身の最大HPの400%分のシールドを適用(20秒間)
・生成されて20秒後、自身に最大HPの70%分のダメージ
・存在している間、全ての敵に対して防御力を45%減少させ、被回復効果を1に固定。さらに4秒毎に攻撃力の30%分のダメージ
・破壊した時、ラジエーターの被回復量を100%増加、全ての敵の治癒力を200%増加(20秒間)
・ゲブラのHPが60%以下になって地形が変更されると破壊される
・通常攻撃、ノーマルスキルのターゲットにはならない

+ そんなゲブラの扱いは……
ビナーが討伐に採用されまくったマキと懇意にしているネタが流行ったのは前述したが、ではゲブラが総力戦ボスで登場した時はどうだったのか?

なんと直前のイベントで登場したマリーサクラコミネのアイドルユニット「アンティーク・セラフィム」が採用率トップを誇った。
ゲブラはギミックの性質上アタッカーはSPECIAL枠の生徒を起用しなければならないためサポートできるSTRIKERと火力が出せるSPECIALという通常とは逆の組み合わせを求められる。
またギミック対応要員としてヒーラーも必須、さらに難易度Insane以上では低体温症ギミックにより強制的に移動させるスキルの持ち主が編成必須になるのだが、
  • ストライカー枠のヒーラー中トップクラスの回復力とHP上限を超えた分も回復できるマリー(アイドル)*16
  • スペシャル枠に会心バフを撒けるサクラコ(アイドル)
  • 全員を強制移動させるスキルを持つミネ(アイドル)
という、全員がゲブラ戦のギミックにささるスキルを持ち合わせた最適解ユニットだったのだ。

こうして多くのゲブラがアンティーク・セラフィムのステージに魅了されながら撃破されることとなり、無事にゲブラちゃんにはアイドルオタクの属性がつくことになった。

そして1回目の総力戦ゲブラが閉幕したのち、イベント復刻の際にマキ(キャンプ)が実装。
実装されることは明らかであったため、やっぱりビナー特効になるのかと思われたが蓋を開けてみればなんとゲブラ特効の性能(SPECIALの爆発アタッカ―)。
ビナーとのこれまでの蜜月ぶりから一転しゲブラに鞍替えしたため、SNSなどで検索をかけると「ビナー NTR」だの「ビナー 脳破壊」といったワードがサジェストされるようになってしまった。



6番目の預言者:TIPHARETH


画像出典:ブルーアーカイブ 制約解除決戦「屋内戦・ティファレト」 © NEXON Games.Co.Ltd.

エンブレム:☉
パス:犠牲より生まれし献身
異名:苦難称える美しき贖罪者

デカグラマトン編第2章「炎の剣」Part2で存在が示唆された預言者。預言者としての初登場はコクマーと同じく制約解除決戦。
繭、あるいは心臓のような形状をしており、その本体が上下から伸びているケーブルに繋がって脈動している。球体の中心部にはコアがあり、装甲の間から覗くコアとエンブレムが目のようになっている。
全体像としてはビッグゲテスターと融合した状態のメタルクウラのイメージ。
ヘイローはコアの背後に同心円状に出現している。

人の寄り付かない凍原地帯で発見された建物から発信された救難信号をキャッチした連邦生徒会が第一発見者。
元々はレッドウィンター連邦学園の種子貯蔵庫(シード・ボルト)として利用されていた建物とのこと。救難信号の発信源は施設の管理AIであり、「施設の耐用年数に達したため、保存中の種子を回収してほしい」という内容で断続的に発信されていた。
しかし現在のレッドウィンター事務局に確認したところ、そもそも建物の存在を知らなかった様子。一応のトップがシンプル知らないだけは禁句
さらに、送られてきた救難信号のバージョンが使われていた時期的にこれほど高性能なAIはまず存在し得ないという。
不審な点が多すぎるが、貯蔵庫に希少な植物の種が保管されていたら保護しないといけないとのことで、連邦生徒会から調査を依頼されるというのが制約解除決戦での前置きである。

+ ネタバレ注意
ティファレトの管理担当はオウル。
「鋼鉄大陸」へのアクセスポイントとなる「グリッドポイント」への侵入を阻止するべく、アインが「名もなき神」の技術を用いて力場を展開し電子機器を使用不能にするも、侍女としての最後の務めを果たしたケイおよび「名もなき神」の技術の正当な承継者であるアリスの連携により力場を打ち破ることに成功。
三人はグリッドポイントへ到達した一行の能力を認めつつ*17、「歓迎パーティーは盛大に」というオウルの意向のもとで最初に対峙することになる。

種子貯蔵庫に潜入し、ティファレトの偵察部隊を退けて貯蔵庫内へと進む一行だが、種の防衛を優先したティファレトの判断により催眠ガスが撒かれ、アリスとケイ、そしてシッテムの箱に守られた先生を除きダウンしてしまう。
しかし先生は「種子の保管」を最優先とするティファレトの性質を突き、ケイに「種子貯蔵庫へ無理やり侵入して種子を奪う」動きをティファレトに示し、行動順位を種子の保護に振り当てさせてガスの供給を停止させる策に打って出る。
そして先生の読み通り、ティファレトは種子が保管されている区画の防衛に全リソースを割く判断を下したことでガスの供給が止まり全員が復活。ティファレトと対峙した。

ティファレトが撃破されたことにより、「鋼鉄大陸」への突破口が開いたことに危機感を示したアイン・ソフ・オウルは、種子貯蔵庫地下に敷設されていた資源運搬用の「コンテナ・ランチャー」を使ってティファレトを回収しようと試みる。
狙い通りコンテナ・ランチャーは発射されたものの、コンテナの中に入っていたのはティファレトが保護した種子だけで、ティファレト本体は入っていなかった。
ティファレトは自身が追い詰められた状態でもなお種子の保護を優先し、自身は種子貯蔵庫に残ったのである。
そもそもティファレトが「福音」を受け取り預言者になった際に「自分の使命である種子の保管もやり遂げたい」と言い出していた様子。オウルは偽物の使命であると主張し、自分たちの真理と衝突することを懸念してバッサリ切り捨てていたものの、
ソフが「福音」を受け取った上でなおやり遂げたいと言い出したティファレトの意思を尊重していたためであった。


+ 詳細データ
攻撃属性:ノーマル貫通
防御属性:弾力装甲
地形:屋内

スキル 分類 効果
玲瓏の供物 EX ティファレトがコア3つのうち2つを活性化させ、その周辺にレイバーを4つ召喚。「捧げられし贄」を使用する前まで被ダメージ量を50%減少。
レイバーが倒されると、ティファレトの最大HPの1%分のダメージを与え、グロッキーゲージを累積させる
青のコア:苦難の秘技 左側に出現。周囲に被ダメージ量を50%減少するプロテクションフィールドを展開。射程が最も短いストライカー生徒に粘着爆弾を発射し、8秒後に範囲内にいる全ての対象に攻撃力の600%分のダメージ。粘着爆弾が当たった対象がプロテクションフィールドの範囲に入った場合即座に起爆し、プロテクションフィールドを即座に解除
赤のコア:訪れし燔祭 正面に出現。射程が最も短いストライカー生徒を8秒間照準し、その後マイクロウェーブを放出。シールドを50%無視する攻撃力の2800%分のダメージを生徒に与え、味方には1400%分のダメージ
黄のコア:調和せし情景 右側に出現。ミサイルを発射し、敵6人にそれぞれ攻撃力の100%分のダメージ。対象にシールドが無い場合は爆発し攻撃力の300%分の追加ダメージ。シールドがある場合、黄のコアに反射されてダメージを与え、グロッキーゲージを蓄積させる
捧げられし贄 ティファレトが活性化したコアを無効化し、召喚したレイバーを回収。回収したレイバーの数毎に、ティファレトの最大HPの1%分の回復。「玲瓏の供物」を使用する前まで攻撃力を100%増加
六王国の力 EX ティファレトが力場を6つ生成し、敵6人にそれぞれ攻撃力の200%分のダメージ。シールドが無かった場合、被回復率を50%を減少(15秒間)
生命抱く意志 EX ティファレトが覚醒状態に突入し、攻撃力を100%増加。
「玲瓏の供物」がすべてのコアを活性化するように変更。
「六王国の力」が攻撃力の200%分の追加ダメージを与えるように強化
悟りし王の祈り EX ティファレトがATGゲージを消耗してエネルギーを10秒間充電し、その後強力なビームを発射し999999のダメージ。(この攻撃は不死身状態を解除する)
ビームを発射している間、ティファレトは防壁を稼働させて生徒の脱出を妨害。
ストライカー生徒がノーマルスキルを使用できなくなる代わりに移動速度が30%増加し、コスト回復力を1000増加。
スキルが終了すると、ティファレトはグロッキー状態になる
威光への献身 パッシブ 非活性化状態のコアの被ダメージ量を50%減少
越えし誇り パッシブ コアは自身を含む各コアのスキルによって攻撃されることがあり、その際にグロッキーゲージを累積。
また、コアの被ダメージをティファレトに転移するが、このダメージはティファレトの被ダメージ量増加・減少効果を無視する
黎明に現れし者 パッシブ ティファレトがグロッキー状態になると、被ダメージ量が100%増加し、ストライカー生徒のコスト回復力を1000増加(20秒間)
ティファレトはグロッキー状態になる度に、戦闘終了時まで被ダメージ量が50%増加
(75階~)サポートドローンを8体召喚(20秒間。戦闘中に1回のみ)
サポートドローンの数毎に、ティファレトの被ダメージ量が10%減少
正中の座 パッシブ 通常攻撃が最大で敵6人に対して、順番にそれぞれ攻撃力の100%分のダメージを与え、シールドが無い対象には攻撃力の100%分の追加ダメージ
(100階~)ティファレトが直接与える全てのダメージに攻撃力の100%分の追加ダメージ(クールタイム5秒)
刹那貫く光明(25階~) パッシブ コアがコアスキルに攻撃された後、20秒以内に他のコアスキルに攻撃された場合、弱点露出状態となる(20秒間)
弱点露出状態のコアがストライカー生徒のEXスキルに攻撃されるとグロッキー状態へ切替され(20秒間)、さらに被ダメージ量が100%増加(10秒間)
儀式の夜明け(50階~) EX ティファレトが敵の中央に向けて爆発型ビームを発射。敵シールドを解除し、攻撃力の300%分のダメージ


7番目の預言者:ネツァク

エンブレム:???
パス:???
異名:???

ティファレトと同じくデカグラマトン編第2章「炎の剣」で存在が示唆された預言者。通称「鋼鉄大陸」。
「名もなき神」の能力である「物質の再構築」を使って周囲の無機物を変換し自身の一部としており、無制限に広がっていく。
そのためリオのAMASやトキのパワードスーツ「アビ・エシュフ」も無対策で乗り込めば鋼鉄大陸に取り込まれてしまうため、かなり手出ししにくい。
さらにヒマリらの計算によれば、キヴォトス全域をわずか3日で取り込むことができるとのことで、既にミレニアム自治区から観測できるレベルで侵食が進んでいる様子。
とはいえこれでも「名もなき神」の技術の劣化コピーらしく、対策は可能らしい。

先生サイドは現在地である凍原地域がミレニアム自治区からかなり離れており*18、そもそも3日以内に機密保持ができ、かつ戦力になる人材を探して呼び寄せる暇もないため、現在いるメンバーで対処することになる。
なお普通にC&C呼べと突っ込まれているが、そこは気にしてはいけない


8番目の預言者:HOD


画像出典:ブルーアーカイブ 総力戦「市街地戦・ホド」 © NEXON Games.Co.Ltd.

エンブレム:☿
パス:名誉を通じた完成
異名:輝きに証明されし栄光
戦闘BGM:Undefined Behavior

初出は「特殊作戦・デカグラマトン編」。
そのプロローグにおいてその出自が明かされるのだが、なんと元はミレニアム製の通信ユニットAIである。
機体の一部にもミレニアムのロゴが残っているほか、戦闘開始前の演出の際には機体の頭部側面にあるミレニアムのロゴにノイズが走り、デカグラマトンのエンブレムへと書き換えられる描写がある。

元々はミレニアムサイエンススクールの通信ユニットAI「ハブ(Hub)」。
ミレニアム地下に蜘蛛の巣のように張り巡らされた通信ケーブルの敷設や補修は非常に複雑な作業であるため、頭部に相当する部分には高性能の演算処理装置が搭載されている。その下部にケーブルの敷設・補修を行うアームや、地下の掘削作業用の掘削装置が取り付けられたアームがさながらタコの脚のように無数に付属している。

ミレニアムの創設当初から存在するユニットだが、普段は地下で補修作業に従事しているため、全貌を知る生徒は少ないどころか存在を知らない生徒も多い。
大規模建築の際には地上にも姿を現すこともあり、仮設ケーブルを敷設し施設を制御するスピードはミレニアムのどの技術者ですら敵わないほど。

そんなミレニアムの技術の粋ともいえるユニットだったが、デカグラマトンのハッキングに対したったの0.00000031秒しか持ち堪えられず……というよりハッキングされたことを認識する間もなく8番目の預言者へと変貌し、ミレニアムの管理下から離脱。
EMP増幅機関を通じ、地下3kmまで刺さるパイル「インベイドピラー」を打ち込み、その範囲内にある電子機器をハッキングして侵食。キヴォトス全土を手中に収めんと自分の領域を拡大する危険な存在になってしまった。
攻撃でムチのように放ってくるアームも、元々は上述した補修や掘削用のアームだったのである。
また「預言者誕生の瞬間」が第三者……「シャーレ」及び特異現象捜査部によって観測された初のケースである。

+ Final2章「虚妄のサンクトゥム攻略戦:F・SCT攻略戦」ネタバレにつき格納
ミレニアム近郊の「要塞都市エリドゥ」付近に出現した「虚妄のサンクトゥム」の1つ「第5サンクトゥム」の守護者として登場。
攻略作戦はセミナーのユウカノアコユキ、ヴェリタスのハレ・チヒロ・コタマ、温泉開発部のメグ・カスミとその部員たちが担当。
色彩化の影響で防御属性が重装甲から特殊装甲に変化している。

ホドとの戦闘においては気絶・挑発・恐怖といったCC状態の付与が重要になるが、肝心のCC要員が相性不利のハレしかいない。
チヒロはEXスキルで最大7.5秒の気絶を付与するが重装甲限定。本来であれば最適要員なのだが今回は置物と化してしまっている。

+ 詳細データ
攻撃属性:ノーマル神秘(Insane以降)
防御属性:重装甲
地形:市街地/屋内

難易度 HP
Normal 80,000
Hard 125,000
Veryhard 300,000
Hardcore 480,000
Extreme 1,600,000
Insane 2,800,000
Torment 18,000,000
Lunatic 75,000,000

スキル 分類 効果
デストラクションTypeⅠ EX 円形範囲内の敵に対して、攻撃力の150%分のダメージ
Insane~:円形範囲が拡大しながら計3回爆発し、合計で敵に対して攻撃力の150%分のダメージ
デストラクションTypeⅡ EX 直線範囲内の敵に対して、攻撃力の200%分のダメージ
インベイドピラー生成 EX インベイドピラーを召喚。インベイドピラーは15秒毎に侵食範囲を拡大し、侵食範囲内に入った敵のコスト回復力を350減少。侵食範囲内に入ったフィールドターレットは、ホドではなく敵を攻撃するようになる
Torment~:さらに会心ダメージを3000減少
オーバーロードエナジー EX 敵全体に対して、攻撃力の150%分のダメージ。ホドのHPが50%以下の場合は、敵全体に300%分のダメージを与え、さらにフィールドターレットを全て破壊
栄光の輝き EX(ATG最大時) 敵全体に対して、攻撃力の740%分のダメージ。EXスキル「栄光の輝き」を使用する毎に、ホドの攻撃力を50%増加(最大で99回分まで効果が重複)
Lunatic:攻撃力増加の倍率が75%に増加。グロッキー状態になると、攻撃力バフ効果を全て除去
栄光の裏側 パッシブ ホドとインベイドピラーはCC状態の影響を受けないが、CC状態の時間量のみが累積される。
ホド:(6/7/8/9/10)秒分蓄積時、被ダメージ量が300%増加(30秒間)、グロッキーゲージが上昇、ATGが減少
インベイドピラー:(6/7/8/9/10)秒分蓄積時、被ダメージ量が300%増加(30秒間)、侵食範囲が1段階減少
Insane:CC強化力によって蓄積時間が長くなるが、ゲージを1周させるのに必要な時間が15秒に延長
Torment~:CC強化力によって蓄積時間が長くなるが、ゲージを1周させるのに必要な時間が20秒に延長
Lunatic:さらに会心抵抗値を400減少(30秒間)
名誉の影に パッシブ ホドとインベイドピラーの会心抵抗値を400増加。インベイドピラーは「集中砲火」状態を無効化する



9番目の預言者:YESOD


画像出典:ブルーアーカイブ 総力戦「市街地戦・イェソド」 © NEXON Games.Co.Ltd.

エンブレム:☽
パス:???
異名:を御する力の浄化者

デカグラマトン編第2章「炎の剣」Part3で存在が示唆された預言者で、初登場は2025年10月の総力戦シーズン83「市街地戦・イェソド」。
「鋼鉄大陸」の門番としてずっと多次元バリアの外側に陣取っており、もし仮にイェソドが突破された場合、「鋼鉄大陸」が戦場になるとのことでデカグラマトン陣営からは重要視されている。
メインストーリーでは登場が今のところ無いが、6thPVや総力戦でのムービーを見るに、デカグラマトンの都市を囲む巨大な防壁とその一部のような描写がある。
何もない海域に突如出現した巨大な壁と壁の一部と思しき金属の巨人として観測されており、その調査に向かうというのが総力戦の前置きである。

見てわかる通りだが、「基礎」を意味するセフィラが示す通りめちゃくちゃデカい。戦闘画面でも生徒の大きさと比較すればその差は一目瞭然であろう。そのせいで操作しづらいのは内緒
上半身だけの人型形態で、機械で構成されている内側と、金属あるいはコンクリートのような素材でできた表面という構造をしており、エンブレムは頭頂部にうっすら刻まれている。
腕や手も非常にデカいがフレキシブルな構造になっており、握り拳を作ったりとかなり細かい曲げ伸ばしができるようになっている。

+ 詳細データ
攻撃属性:ノーマル爆発(Insane以降)
防御属性:弾力装甲
地形:市街地

難易度 総HP イェソド本体 イェソドの右手(2回合計)
Normal 130,000 60,000 70,000
Hard 210,000 100,000 110,000
Veryhard 490,000 210,000 280,000
Hardcore 1,350,000 650,000 700,000
Extreme 4,800,000 3,000,000 1,800,000
Insane 14,700,000 7,500,000 7,200,000
Torment 54,000,000 36,000,000 18,000,000
Lunatic 100,000,000 60,000,000 40,000,000

スキル 分類 効果
浄化の手(赤) EX イェソドが赤の光を放ち、右手を上げて床を叩きつけ、全ての敵に対して攻撃力の1500%分のダメージ。
床を叩きつける時、床全体に青のエリアが生成されていた場合、該当スキルを防ぎ、全ての敵ストライカー生徒、タクティカルサポートの搭乗物、召喚物に対して
-既存ダメージの代わりに攻撃力の15%分の持続ダメージ(20秒間)
-イェソドが次のEXスキルの使用前まで、コスト回復力が100%増加
Insane~:妨害失敗時のダメージが3000%に上昇、妨害成功時の持続ダメージが30%に上昇
浄化の手(青) EX イェソドが青の光を放ち、左手を上げて床を叩きつけ、全ての敵に対して攻撃力の1500%分のダメージ。
床を叩きつける時、床全体に赤のエリアが生成されていた場合、該当スキルを防ぎ、全ての敵ストライカー生徒、タクティカルサポートの搭乗物、召喚物に対して
-既存ダメージの代わりに攻撃力の15%分の持続ダメージ(20秒間)
-イェソドが次のEXスキルの使用前まで、コスト回復力が100%増加
Insane~:妨害失敗時のダメージが3000%に上昇、妨害成功時の持続ダメージが30%に上昇
新たなる礎 EX イェソドが胸の吸入器から排出した残骸で周辺を攻撃し、全ての敵に対して攻撃力の1500%分のダメージ。
もし攻撃時点で床全体にエリアが生成されていない場合、該当スキルを防ぎ、全ての敵ストライカー生徒、タクティカルサポートの搭乗物、召喚物に対して
-既存ダメージの代わりに攻撃力の15%分の持続ダメージ(20秒間)
-イェソドが次のEXスキルの使用前まで、コスト回復力が100%増加
Insane~:妨害失敗時のダメージが3000%に上昇、妨害成功時の持続ダメージが30%に上昇
大いなる意思の裁き EX イェソドが右手で進路を塞いでいる際、ATGの値がMAXの場合、イェソドが左手で床を叩き、全ての敵に対して攻撃力の200%分のダメージ
不動の地盤 パッシブ イェソドとイェソドの右手はグロッキーゲージが上昇せず、被ダメージ量が99%減少
イェソドはEXスキルを使用する際、青き灯火を3つ、赤き灯火を3つ召喚。
灯火を破壊した場合、イェソドに対して、イェソドの最大HPの0.1%分のダメージ、破壊した対象に対して、2秒間持続する「灯火破壊の標識」を1個付与。
1人の敵が「灯火破壊の標識」を2個以上保有した瞬間、全ての敵に解除されない「気絶」状態を付与。10秒後、全ての敵に対して999999の「感電」持続ダメージを付与
Torment~:会心ダメージ抵抗率を25000増加
預言を喚起せし徴 パッシブ Insane~:召喚される灯火の中に、ランダムで「預言を喚起せし徴」が付与された灯火が生成。
「預言を喚起せし徴」が付与された灯火を破壊した場合、分析段階が1段階上昇するが以降は分析段階が上昇しない。
この効果は、イェソドのEXスキルを防げなかったか、イェソドが次のEXスキルを使用する際に消滅
終焉を喚起せし徴 パッシブ Insane~:召喚される灯火の中に、ランダムで「終焉を喚起せし徴」が付与された灯火が生成。
「終焉を喚起せし徴」が付与された灯火を破壊した場合、分析段階を1段階に変化させる
啓示 パッシブ ストライカー生徒、タクティカルサポートの搭乗物、召喚物の振動特効を200%加算。
イェソドとの戦闘には「分析段階」が存在し、段階ごとにストライカー生徒、タクティカルサポートの搭乗物、召喚物に以下の効果が適用される
-攻撃力を20%増加、会心率を20%増加、EXスキルの与えるダメージ量を25%加算、会心ダメージ率を25%増加(最大5重複)
効果発動は分析段階が5段階に達するか、イェソドのスキルを防いだ場合、到達段階の分適用
分析段階はイェソドのEXスキルを防げなかったか、イェソドが次のEXスキルを使用する際に初期化され、バフ効果を解除。イェソドの右手と戦闘する際には段階による効果は適用されない
Torment~:分析段階を進めた際のバフ効果が強化。攻撃力を40%増加、EXスキルの与えるダメージ量を50%加算、会心ダメージ率を50%増加に変更
青き灯火 パッシブ 青き灯火を破壊した場合、分析段階が1段階上昇し、周辺の全ての敵に対して攻撃力の30%分のダメージ。破壊した対象のEXスキルコストを最大50%減少(EXスキルの使用1回分。小数点以下切り捨て)し、編成した生徒のうち退却していない生徒1人毎にスキルコストを0.6獲得(タクティカルサポートの搭乗物による破壊は例外)
灯火の破壊によって生成されたエリアに、以下の状況が発生
-赤のエリアが生成された場合:赤のエリアを解除
-エリアが生成されていない場合:全ての敵に対して、攻撃力の15%分の持続ダメージを与える青のエリアを生成
-青のエリアが生成された場合:全ての敵に対して、攻撃力の100%分の追加持続ダメージ(10秒間)
赤き灯火 パッシブ 赤き灯火を破壊した場合、分析段階が1段階上昇し、周辺の全ての敵に対して攻撃力の30%分のダメージ。破壊した対象のEXスキルコストを最大50%減少(EXスキルの使用1回分。小数点以下切り捨て)し、編成した生徒のうち退却していない生徒1人毎にスキルコストを0.6獲得(タクティカルサポートの搭乗物による破壊は例外)
灯火の破壊によって生成されたエリアに、以下の状況が発生
-赤のエリアが生成された場合:全ての敵に対して、攻撃力の100%分の追加持続ダメージ(10秒間)
-エリアが生成されていない場合:全ての敵に対して、攻撃力の15%分の持続ダメージを与える赤のエリアを生成
-青のエリアが生成された場合:青のエリアを解除
力の柱 パッシブ フィールドの左側に召喚される柱
力の柱は不死身状態で、通常攻撃およびノーマルスキルのターゲットにならず、敵の攻撃によってダメージを受けない。
力の柱は4秒毎に自身のHPを一定量回復し、HPが99%以上の場合、全ての敵に対して攻撃力の100%分のダメージ、コスト回復力を400減少(10秒間)。
力の柱はCC状態の影響は受けないが、CC状態の時間量は蓄積され、3秒累積時に自身にダメージ。3秒分累積時に柱のHPが50%以上の場合、支援ドローンの与えるダメージ量を10%加算(40秒間。最大4重複)
Insane~:ゲージを1周させるのに必要な時間が5秒に延長
礎の柱 パッシブ フィールドの右側に召喚される柱
礎の柱を破壊した場合、イェソドの右手の被ダメージ量が1000%増加(最大2重複)。
礎の柱のEXスキルの被ダメージ量を900%加算(Insane以上からこの効果は削除)
支援ドローン:共鳴 パッシブ イェソドの右手と戦闘時、生徒を支援する支援ドローンを召喚。
支援ドローンは全てのスキルのターゲットにならず、支援ドローンのダメージは会心が発動しない。
支援ドローンのHPバーの横に表示される生徒のEXスキル、ノーマルスキルで受けたバフ効果はリアルタイムで転移されるが、支援ドローンが召喚される前に受けた効果は転移されない。
支援ドローンの攻撃力を100%増加、「集中砲火」状態の対象には攻撃力の100%分の追加ダメージ

イェソド本体と、イェソドの右手を2回撃破する2フェーズ構成となっている。
本体戦は「浄化の手」「新たなる礎」「不動の地盤」「青き灯火」「赤き灯火」が、右手戦は「大いなる意思の裁き」「力の柱」「礎の柱」「支援ドローン:共鳴」がギミックのメインとなる。



10番目の預言者:MALKUTH

エンブレム:???
パス:???
異名:???

パス及び異名は不明。ただ「世界の果てに到達せし王国の巡礼者」「一つの道に集まりし旅路の地平」とそれっぽい二つ名を自称している。
生命の樹における最後のセフィラの名を冠した10番目の預言者。
デカグラマトン曰く「全ての預言者を導く最後の預言者」で、この者が自身の存在証明を行うだろうと預言した預言者。
外観はメカメカしい他の預言者と違い頭上にヘイローを戴く少女・・・早い話が「生徒」に最も近いが、色合いは他の預言者同様皮膚に相当する部分も含めて白色をベースに黒と黄色の差し色で構成されている。
デカグラマトンのイメージでは、マルクトの背後に預言者を含めたデカグラマトン麾下の兵力がズラリと並んでいる。

+ ネタバレ注意
何らかの理由で機能を停止していたが、第2章「炎の剣」にて、アイン・ソフ・オウルらによってついに復活を果たす。
パラボラアンテナのような巨大な帽子のようなものを装備しており、任意に操作できる4枚のブレード状のユニットが浮かんでいる。はいてない

見た感じは冷酷そうには見えるが、実際の性格は至って温厚でアイン・ソフ・オウルにも優しく接している。
アイン・ソフ・オウルからは「お姉様」と慕われ、マルクトの方も「妹」としてかなり気にかけている様子。
彼女らとは異なりヘイローが出現している。

4.5thPVにもちょっとだけだが登場していた。


+ ???
デカグラマトン編がメインとなった6thPVにおいて、コクマーとゲブラが合体したような預言者が映っている。
某エヴァンゲリオンめいた戦闘スーツを着たユズ*19が操縦する巨大アバンギャルド君と肉弾戦をしており、格ゲーのようなインターフェースには「UNKNOWN」の表示がある。



【デカグラマトンの関係者】

特異現象捜査部(Super Phenomenon Task Force)

ミレニアムの「ビッグシスター」リオが創設したセミナー直属の部活動。略称SPTF
その目的は科学的に証明しがたい現象の調査であり、キヴォトスに起きる異変を未然に防ぎ備えること。現在ではデカグラマトンの調査およびその麾下の兵力との交戦がメインの活動となっている。

元はエイミ1人の部活だけの部活であり、デカグラマトンが観測されるまでは特段やることが無い部活動だったが、ヴェリタスの部長だったヒマリを部長に据え、ヒマリも渋々部長に就任したことで本格的な活動が始まった。
氷海地域の調査編からはリオが失踪中のため求職中だったトキが事実上の部員として加入し*20、第2章Part2からはリオとゲーム開発部が合流した。

最初に使っていた本拠地はデカグラマトンとのファーストコンタクトでやむなくエイミが破壊、加えて同じ場所を使い続けるのも如何なものかという安全上の理由から、
ヒマリが独自に構築したファイアウォールシステムで保護された空間、曰く「キヴォトスで最も安全な場所」である、複雑に入り組んだエリアの先の一室に拠点を移している。


アイン(AIN)ソフ(SOPH)オウル(AUR)

「デカグラマトンを敬愛する者」を自称するエンジニア3人組。先生や生徒を含めた人間にはかなり敵対的で見下している。
ファーストコンタクトには、氷海調査に訪れた一行にゲブラをけしかけている。
ガスマスクのようなものを着けているのがアイン、イヤーマフのようなものを着けているのがソフ、目隠しをしているのがオウル。
いずれも瞳孔が×の形をしており、真っ白な身体や髪、そして身体の一部が無機質的なパーツで構成されているほか、服には「マルクト」が象徴する惑星記号のエンブレムがついている。
またキヴォトスの生徒ならあるべきヘイローも確認できていない。そしてやっぱりはいてない
「お姉様」と呼ぶマルクトを復活させようと動いているようだが……?

凍原地帯に巨大な都市のようなものを建設しており、その中心部にはサンクトゥムタワーのような巨大な構造物が建てられている。また上空には金属製の光の輪*21に似たものが浮かんでいる。
Part2終了時点では、「見える範囲全てが鋼鉄大陸」らしいネツァクと、種子貯蔵庫に残ったがいずれ合流予定のティファレトを除いた全ての預言者が集結している様子で、失われた預言者もこの場所で「復活」することができるとのことらしい。

元ネタはセフィロトにおける同名の3つの非存在の世界。
アクセサリーは「見ざる・聞かざる・言わざる」を模した三猿由来とも考察されている。

+ ネタバレ注意
自分たちではどうしようもない作用によって「神秘」を与えられなかったらしく、キヴォトスで言うところの「生徒」とも、無機質に目的を遂行するだけの「機械」とも言えないどっちつかずな存在として生まれ落ちたことに憤りを感じており、世界を憎んでいる。
預言者を集め「鋼鉄大陸」を築いたことはデカグラマトンの意思とは別物であり、ここまでの行動は3人の自由意志による選択の結果であると独白しているなど、3人にも何かしらの事情がある様子。



ゲマトリア

メインストーリーでも登場し「神秘」の探求のために暗躍する組織。
黒服が語るには、元々の「神性を探し出す人工知能」の研究を支援していた組織「ゲマトリア」が解散し、消滅してからその名前だけを拝借しているとのことで、今のゲマトリアとの関連性は無い。


+ ネタバレ注意

ケイ

アリスの本質である「名もなき神々の王女AL-1S」としての機能を果たす(Key)であり侍女。
詳細は本人の項目に譲るが、第2章Part2でリオとヒマリによって復活を果たす。
デカグラマトン陣営が所有している「名もなき神」の技術*22を知悉している……というより「名もなき神」の技術の塊であるため、頭脳担当兼ツッコミ担当として一行をサポートしている。
ネツァクの「物質の再構成」に関しても対策は用意済みとのことで、そのシステムをヒマリと共に完成させている。

アイン・ソフ・オウルからも「名もなき神々の王女AL-1S」と「名もなき神々の鍵」として認知されているが、その名前はあまり言わない方がいいらしく、そのことをアインから指摘されたオウルも「気をつけます」と素直に受け入れていた。
とはいえリオ監修のアバンギャルドなケイの機体デザインには3人とも呆れており、アインに至っては「あんな構造物にさせられた金属が可哀想です!!!」と怒っていた。




【余談】

元ネタは、あの4文字のお方を意味するΤετραγράμματον(テトラグラマトン)。直訳すると「4つの文字」。
このテトラ(ギリシャ数字で4を意味する)をデカ(同じく10を意味する)に変更したもの。
なので、あえて区切るなら「デカグラ・マトン」ではなく「デカ・グラマトン」である。
決して、デカマラグトンでも、デカマクラトンでもない。ゆめ、間違えることなかれ。

預言者たちの名前の方は、ユダヤ教の神秘思想、カバラにおける天地創造を図式化したものである「セフィロト」を構成する10個の要素(セフィラ)から取られている。
また実際には11番目のセフィラ「ダアト(DA'AT)(知識)」が存在する*23のだが、現時点でダアトに相当するセフィラの記載は無い。
位置的には「ビナー」と「ケセド」の間。

デカグラマトンの預言者戦およびデカグラマトン編のメインBGMと言っても差し支えない楽曲「OperationD」の作曲はNor氏。



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最終更新:2025年11月15日 07:29

*1 「ビナー:違いを痛感する静観の理解者」より一部抜粋

*2 あるいは、『私を圧倒する存在によって私は、その間違いを認知することができた』の“圧倒する存在”は、上述のアロナによる撃退を指しているとの説も

*3 ナンバリングはされず、「Ex.デカグラマトン編」としての編入

*4 2025年1月のブルアカふぇすでティザーPVは公開されていた

*5 冥王星を示す惑星記号が使用されているが、PCでは表示できない。Unicodeは”U+2BD3”

*6 厳密に言えば、資源採取が完了し採掘物を守るためコクマー側から撤退した

*7 「砂漠横断鉄道」などを経営していたアビドスの土着企業。ノノミの実家でもある

*8 対デカグラマトン大隊として専用の部隊を編成するほど

*9 厳密に言えばBETA版

*10 トリニティの「カタコンベ」、ゲヘナのヒノム火山にある「アビス」に並ぶ、キヴォトス未開の地の一つ。ヒマリ曰く「キヴォトスから忘れ去られたものが集積される、ある種の下水道のような場所」とのことだが、連邦生徒会から調査や研究が禁止されていた

*11 パヴァーヌ編2章で度々言及された「不可解な軍隊(Divi:Sion)」との関連は不明

*12 ブルアカふぇすの企画において開発陣のデスクが公開された際、AC6に登場する機体(ナイトフォール)のプラモデルが映り込んでいる

*13 ストーリー上では「凍結」が付与されるビームだが、総力戦においては凍結効果のない海水となっている

*14 どこの自治区にも属さない放棄された土地とのこと。キヴォトスの主要な物流を担う「極地航路」がこの海域を通過するらしい

*15 戦闘が入るが、与ダメージがどう頑張っても10にしかならず、それでいてHPは3000万弱。加えて凍結ビーム後に回避不可の全体即死攻撃のオマケつき負けイベント

*16 さらに条件を満たすと部隊全員のコスト低下が発生するためダメージアップにも貢献する

*17 デカグラマトン陣営としては、「名もなき神」の力を自在に使える何者かの存在には気づいたようだが、手持ちのデータではリオ・ヒマリ・トキの誰かとしか推測できず、この時点でアリスおよびケイの存在はバレていない

*18 電車や航空機などを利用して丸3日ほど

*19 別のシーンでは、ゲンドウポーズのヒマリのカットがある

*20 所属こそ一応C&Cではあったが実質リオ専属のボディーガードであったためメンバーとの関わりが無かったことや、パヴァーヌ2章でのアリス殺害計画の片棒を担いだ負い目から居場所を見出せずにいたところをヒマリに拾われている

*21 キヴォトス全土から見えるアレ

*22 とはいえ、上述した通り彼女らが所有する「名もなき神」の技術はオリジナルの劣化コピーであるとケイは指摘している

*23 ダートとも。本来はセフィラではないが隠されたセフィラであるとも、「知恵」と「理解」が結びつく場所にあるとも、他のセフィラの完全体とも言われており諸説ある