ゲマトリア(ブルーアーカイブ)

登録日:2024/06/03 Mon 00:00:14
更新日:2025/03/02 Sun 20:31:15
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「ゲマトリア」とは、「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」に登場する、正体不明の組織。


【概要】

端的に言うなれば先生の敵」である「大人」の集まりである。
メンバーはおおよそ人の形をしているが、基本的には異形頭など人外的特徴を備えている。
彼らも先生と同じく「キヴォトスの外」から来たようだが、それ以前の経歴については一切不明で、全員が同じ世界から来たのか、はたまた別々の世界から来たのか、そもそもどんな世界から来たのかなどはっきりしない。

己の探求心や理想、それに至るまでの過程はメンバーごとに異なるが、「ゲマトリア」という組織の目的としては、
世界に破滅を齎すとされる「色彩」と呼ばれる存在に対抗するためであり、そのためであれば悪辣な手段も辞さない。

また「不可解な存在」として先生に対して強い関心を持っており、時にはゲマトリアに先生を引き入れようとしている。
また一部のメンバーを除き、先生は自らの思想や成果に理解や共感を示してくれると考えているほか、より高度な思考に至るために不可欠な存在と見る者もいるなど、先生を不可解な存在と見なしつつも好意的に評価している。
そのため「先生大好きクラブ」と呼ぶプレイヤーもいる

ただ先生の方はというと、「自分たちの目的のためなら生徒を利用し危害を及ぼし、都合の良いように使う」という一点で絶対に相容れない存在であるため、
好意はゲマトリア側からの一方通行であり、先生にとってはあくまで敵である。

彼らのセリフは意味深なものが多く、考察勢の間でもしばしば考察材料として引き合いに出される。
しかし、実際にはキーワードを言う事はあっても具体的に説明してくれる事は稀。
しかも彼らにとっても仮説・考察の一つでしかないような事態も多く、実際結構外れてるし考察材料としての信頼性に疑問を呈される事も多い。
なおプレイヤーの間では彼ら自体をある種の考察勢と見做したり、逆にブルアカの考察勢をゲマトリアと揶揄したりするネタも見られる。


【構成員】

黒服


真理と秘儀を手に入れられるこの提案を断ってまで、あなたはキヴォトスで何を追求するおつもりなのですか?

CV:坂巻学

  • 人物
体は影のように黒く無機質で、右目に相当する部分には白く発光する部分がある。さらにその右目からは全身に亀裂が走っている。
その名に違わぬ黒いスーツを常時着用している。ただその「黒服」という名も自分でつけたものではなく、ホシノがその外見的特徴からつけた仮称であったが、
本人はこれを気に入ったらしく自分でそう名乗っており、他メンバーや先生からも常にそう呼ばれている。

口調や言動は至って紳士的だがどこか達観した物言いをすることもあり、一層不気味さを際立たせている。
本人曰く「観察者であり、探求者であり、研究者」とのこと。実際、ゲマトリアが追う「無名の司祭」らが保有するオーバーテクノロジーや狂気のAI・デカグラマトンに精通した技術者でもある。
総力戦では、デカグラマトンの預言者「ビナー」「ケセド」「ホド」との初バトルの時の前口上を担当している。

先生に対しては「仲間と認識し、互いに競い合える」という認識を持っている。



+ Vol.1「対策委員会編」

第2章「失ったもの、手放さなかったもの」

黒服の目的は、キヴォトス最高の神秘を持つとされるホシノと契約を交わし、所有すること。
複製(ミメシス)で観測された神秘の裏側、恐怖(Terror)を「生きた生徒」に適用させようとする実験のために、カイザーPMCを介しホシノ及び対策委員会を追い詰めていた。

その悪辣な手段についても善か悪かで問われれば悪であるとは認めつつも、「あくまでルールの範疇」と語る。
誰の責任でもない事象を利用し搾取しようとしただけであり、大人とは力のない者、すなわち子供を搾取し規範に縛ることができる者である、と持論を語り、ホシノと交わした契約を以てアビドス及びホシノから手を引くよう求めるが、先生は「ホシノの退会・退部届に、顧問たる自分がサインをしていない」と、同じく「契約」を理由に拒否。
だが先生には戦う手段はない、という黒服に対し、先生は迷うことなく「大人のカード」を差し出す。
しかし黒服は、「大人のカード」の副作用について漠然と知っているらしく、もっと大切なことに使うよう忠告し、カードを返す。

両者ともに譲らず交渉は決裂。
ただしどちらかと言えば黒服が折れたとも言え、「ホシノの居場所だけは教え、救出に向かうなら止めはしない」と消極的に譲る形をとった。


+ Vol.2「時計じかけの花のパヴァーヌ編」
出番は無い。

……が、最終編のバッドエンドスチル(通称)において、「魔王」になってしまったアリスの顔にかざされた謎の手*1が描かれたものがあり、
誤った選択の先においては、黒服がアリスに接触して目覚めさせるような展開に繋がっていたのでは? という見方もある。
ただし、このカットはさも本編を振り返っているように見えて最終編より後に関連事案が起きている場合もあるため、現行の出来事より未来のことに関連した何かであることも考えられ、謎をかなり残す部分である。

+ 最終編

第1章「シャーレ奪還作戦」

キヴォトスに襲来した「色彩」の襲撃を受けたゲマトリア。
ただ襲撃者(黒いシロコ)に関して何か知っていたようで、全てをあの世へと導く「アヌビス」という存在であり、「狼の神の裏側」であることを見抜いた。

黒服も激しく負傷し、顔の形を見出せていた状態から頭部全体に亀裂が入った状態になってしまう。さらにゲマトリアも壊滅状態に陥ったため、一時的な解散を宣言。
落ち着いた頃合いを見て再度召集をかける、と残ったメンバーに告げて姿を消した。

第2章「虚妄のサンクトゥム攻略戦」

現在進行形で起きていること……「色彩」の襲撃と、それに伴ってキヴォトス各地に出現した「虚妄のサンクトゥム」とその対抗策を聞き出すべく先生が接触。
どうやって黒服と接触できたのかは謎なのだが、年賀状に連絡先とか書いてたのだろうか。
行方不明になったシロコに「色彩」が接触し「アヌビス」へと変質させたこと、そしてそれを引き起こしたのは「色彩の嚮導者」プレナパテスであること、そしてこれまで観測された不可解な事象は「色彩」の手中に落ち、虚妄のサンクトゥムを守護する存在になったこと。
先生はこれらの危機を乗り越えるべく「大人のカード」を取り出すが、「カードを濫用すれば、私たちと同じ結末を辿ることになる」と忠告する。

第3章「アトラ・ハシースの箱舟占領戦」

全ての元凶は上空75000m上空に浮かぶ「アトラ・ハシースの箱舟」であることを突き止めたが、それに対抗する方策を見出せずにいた。
それに対抗する方策を何か知っているはず、という考えのもと、先生から再度接触を受ける。
必要とあらば敵対する者からも、いかなる代償を払ってでも情報を得ようとする先生の姿勢を受け、情報提供への対価としてゲマトリアへの加入をチラつかせるも冗談として、そもそも壊滅状態ということから「特別に」無償で情報を提供する。

対抗する術は、「アトラ・ハシースの箱舟」に匹敵するオーパーツのみ。
アビドス砂漠に眠るというオーパーツの名は「ウトナピシュティムの本船」、いわゆる宇宙戦艦。
対策委員会編2章でカイザーPMC理事が言っていた「宝物」、そして最終編1章でカイザーPMC要人「ジェネラル」「プレジデント」が語った「超古代兵器」の正体こそこの「ウトナピシュティムの本船」であった。
当初、黒服はこれが「箱舟」であるという見立てをたて、カイザーPMCを介し発掘作業をさせていたものの、先述したように一番の興味はホシノの身柄であり、加えて「箱舟」ではないと判明すると興味の対象から外した、とのことである。

ただしこれを使った瞬間、先生の肉体は取り返しのつかない被害に遭い、最悪の場合命を落とす、と警告する。

第4章「プレナパテス決戦」

「黒いシロコ」の正体が経緯は合っているがこの世界のシロコじゃなくて別の世界のシロコであり、この世界のシロコはピンピンしてたことが判明したため、黒服はしたり顔(?)で堂々とミスリードしてたことが発覚。
前述した「ゲマトリアも勝手に考察して意味深なこと言ってるだけ」の代表的なケースである。


ゲーム中ではストーリーのみの登場なのでボイスは無いが、対策委員会編を描いた「ブルーアーカイブ The Animation」では、公式放送「ブルアカらいぶ」MCを別に声優としてブルアカに関わってるわけでもないのに長らく務めていたブルアカ大好き声優こと坂巻学氏がCVを担当している。
その結果、「全生徒のプロフィール暗記してそう」とか、「スーツの下にヒフミのプリントTシャツ着てそう」というちょっとあり得そうなネタが誕生し、実際ヒフミがプリントされたTシャツを着た黒服のイラストも投稿されている

3rdPVの1カットでは、生徒たちが置いて行った年賀状が積まれたスチルがあるのだが、その中に1枚、黒服にそっくりな白い亀裂の入った真っ黒な年賀状が紛れ込んでおり、黒服から送られてきたものでは、とする見方がある。
なお、そのレターボックスには「持参した年賀状はこの箱に入れてください」と書かれているので、直接シャーレを訪問して置いて行った可能性も……。

また明確な敵対者ながらも先生に対しての好感度が特に高く、他メンバーと比較して話の通じる相手でもあり、さらにその独特な立ち位置から、「黒服がブルアカの真のヒロイン」とする珍説もある。ん、私がメインヒロイン
さらには、セフィロトの樹の守護天使の1体「メタトロン」をとある手法で数字に変換すると"314"となり、これがユウカの誕生日3月14日と一致することから、黒服=ユウカ説なるネタめいた仮説もある。
もっとも、対策委員会編のスチルとユウカのメモロビの構図が似ていること、そして会話内容が一部共通しているというだけのこじつけめいたものであるが。



マエストロ


私の作品に、全力で応えてくれたまえ!

  • 人物
タキシードを着た頭が2つある木製のマネキン人形で、身動きをする度にギシギシと軋む音がする。本人はこの外見をあまり好ましいものではないと思っている様子。
自身を「芸術家」と称し、生み出した作品に対して強い誇りを持っている。そのため作品を侮辱されたり、ぞんざいに扱われることを嫌う。
特に「自身の目的のためならば、あらゆる手段を自分にとって都合の良いようにこき使う」ベアトリーチェとは反目しあっているが、あくまで手段は手段と割り切っており、その思想や野望に関しては敬意を払っている。

先生に対しては「先生の敵ではないが味方でもない。助けはしないが邪魔もしない」と中立的だが、自身の作品への「理解者」になってくれると考えており、
「理解者と認識し、互いに高め合える」という認識を持っているらしい。

総力戦では、複製(ミメシス)として再現されたスランピアのアミューズドール「シロ&クロ」、そしてマエストロの「作品」たる聖徒の交わり(Communio Sanctorum)「ヒエロニムス」「グレゴリオ」の前口上を担当している。
ストーリーや任務でも登場する「ユスティナ信徒」や戦略兵器「アンブロジウス」はマエストロの作品でもある。



+ Vol.3「エデン条約編」

第3章「私たちの物語」

アリウス分校によるエデン条約襲撃に際し、「ユスティナ聖徒会」の複製を得るべく、「ロイヤルブラッド」と呼ばれる特異な血統のアツコを利用し、ユスティナ聖徒会の複製の顕現に成功。
さらに、トリニティ地下に眠る「太古の教義」を完成させるべく、地下のカタコンベまで案内させる。

サオリとアズサの一騎打ちの決着と同時に、「太古の教義」たるヒエロニムスが完成。
放置すれば間違いなく脅威になると判断した先生が「大人のカード」を取り出す。

そうか、あれが例の「カード」……!
人生を、時間を対価として得られる力……その根源も限界も、私たちですら把握できない不可解なもの……!
嗚呼、ゴルコンダならあれをどう呼称しただろう……何か高次的な表現を教えてくれたのであろうか……。
見せてくれたまえ、先生。そなたが払ってきた対価を……
そうして手に入れたものの輝きを……!

私の作品に、全力で応えてくれたまえ!

ヒエロニムスが倒されたがそれに対し怒ることはなく、むしろ不完全な姿で見せてしまったことを申し訳なく思っていたようで、いずれ完成させてみせると誓いその場を去った。


+ 最終編

第1章「シャーレ奪還作戦」

「色彩」によって襲撃されたゲマトリア。
マエストロは特に激しく損傷。2つある頭のうち1つが破壊され、全身が激しく欠けてしまうが、痛手を負いながらも黒服が処置をしたようで、代替品の頭部を取り付けられて蘇生を果たした。
その後黒服からゲマトリアの一時解散宣言が出され、再招集がかかるまでは自由にしてよいと告げられる。

最終編後も体はそのまま。
総力戦「グレゴリオ」の前口上では、外見がさらに好ましくないものになったと考えているらしく、醜い姿で先生の前に現れたことに詫びを入れている。




ゴルコンダデカルコマニー


背を向けた状態での挨拶となるご無礼、どうかお許しくださいませ。わたくしにはこれ以外の方法がありませんもので……。

まあそういうこった!>



  • 人物
ロングコートを着たステッキを持つ首無し大男の方が「デカルコマニー」、そしてデカルコマニーが片手で抱えている肖像画に映っている背を向けたシルクハットの男性が「ゴルコンダ」。要はニコイチ。
ゴルコンダ曰く「非存在」であるらしく、ゴルコンダは肖像画の姿でしか登場せず、加えていつも背を向けている状態であるためその顔は不明。またデカルコマニーの方は本質的に死ぬことができないとのこと。
また両者は「虚像と非実在を象徴する相棒」であるらしい。
喋るのは基本的にゴルコンダの方で、デカルコマニーは「そういうこった!」と大声で相槌を打つだけ。
ただし上記のセリフの通り相槌のバリエーション程度であれば「そういうこった」以外の言葉を喋った事もあるため、同じ言葉しか喋れない訳ではない模様。

慇懃な紳士然とした物言いをする小説家や文学家のような存在らしく、文学的な言い回しや「文脈(テクスト)」、「記号」に重きを置いており、物体や現象に文脈や概念を付与する。

初登場はメインストーリーではなく、総力戦「ペロロジラ」の前口上。
「神秘」「恐怖」を持たない、ありふれた都市伝説が独り歩きして「崇高」へと至った稀有な例として、それに含まれる「記号」から意味を見出してほしい、と持論を説く。
また「ゴズ」の前口上も担当している。

先生への評価は「保留中」とのことだが、黒服やマエストロと同様に好意的に捉えている様子で、
「メタファーと認識し、互いを通じて完成される」という認識を持っている。

文学を司るキャラではあるがデザインや名前は絵画関連の要素が多く見られ、ゴルコンダの名前と容姿はマグリットの同名作品「ゴルコンダ」、デカルコマニーの名前は同名の絵画技法「デカルコマニー」がモチーフと思われる。
なお、少々ややこしいが絵画としての「ゴルコンダ」にデカルコマニー技法が使われている訳では無く、モチーフ同士には特に関連性は無い。


+ Vol.3「エデン条約編」

第4章「忘れられた神々のためのキリエ」

出番は最終盤。
アリウススクワッドと先生によってベアトリーチェが打ち倒され、なおも足掻こうとした時に現れる。
以前どこかでお会いしたかもしれない、と前置きを省略し、ベアトリーチェを連れ戻しに来た、と用件を話す。

先生はあなたの敵対者ではありません。これはあなたの物語ではないのです。

あなたが起こした事件、葛藤、過程の数々……。
それらは「知らずともよいもの」に格下げされました。

あなたは主人公どころか……先生の敵対者でもなく、ただの「舞台装置(マクガフィン)」だったのです。

有無を言わさずベアトリーチェを連れ戻そうとするゴルコンダに何か言いたげな先生だったが、どうか邪魔なさらぬよう、と穏やかに警告。
「ヘイローを破壊する爆弾」など、様々な道具を生み出すことができると告げてその場を去った。
ただ先生に対して使用しても効果はなく、加えてヘイローを破壊できなかったため実験は失敗とのこと。





ベアトリーチェ


洗脳や超能力……くくくっ、そんな便利な力があれば良かったのですが。
残念ながら、それは「大人」のやり方ではありませんので。

  • 人物
長い黒髪と真っ赤な肌、まっ白いドレスを纏う長身の女性。ぱっと見は美しい貴婦人という感じだが、
顔面は鼻に相当する突起はあるものの人間に存在する穴という穴が一切ないのっぺらぼう。
頭部の上半分は目がついた翼のようなもので埋め尽くされた毛玉のようなもので覆われており、口も通常は無いものの口に相当する部分が割れる感じに邪悪な笑みとともに見せる乱杭歯など、外観をよく見ると醜悪。
アリウスの生徒やゲマトリアのメンバーからは「マダム」と呼ばれている。

「子供は大人から搾取されるべき存在」という思想を持っており、生徒を自身の都合の良いように扱い、用済みになったら「処分」も躊躇なく行い、そして嘘や裏切りも平然と行う。
手段を選ばない狡猾な手法はゲマトリアの中でも随一。
混乱に乗じてアリウス自治区を自らの領地とし、所属する生徒をそのまま自身の配下の戦力として確保するなど、黒服もその手腕については認めている。

ゲマトリアには後から加入したメンバーらしく、それぞれが重要視する探求や美学を軽視し、それらは結果を追い求めるための道具に過ぎないという思想の持ち主。
そのため美的感覚への拘りが強く、「作品」を道具としてぞんざいに扱われることを嫌うマエストロとは反目し合っている。

先生に対して非常に敵対的で、自身の目的にとって邪魔な存在と考えており先生を本気で殺害しようと考えている。
そのため先生を好意的に捉えている他3名からはやや疎ましく思われている。

頭部が花のように開いた、赤い光輪を背負う異形の姿に変化することができ、アリウス自治区内に作ったバシリカのステンドグラスにその姿が描かれている。



+ Vol.3「エデン条約編」

第4章「忘れられた神々のためのキリエ」

エデン条約強奪失敗の責を問われ、アリウスからも追われる身となったアリウススクワッド。
体力も尽きたところで追い詰められたが、目的が自分の身柄であることを察知したアツコは、自分と引き換えにサオリら3人の身の安全を保証するよう求め、その条件を飲む。
……ように見せかけ、アツコの身柄を確保したその直後に約束を反故にし、始末の命令を下した。

そして自身がより高位の存在へとなるべく、「ロイヤルブラッド」の持ち主たるアツコの神秘を搾取する儀式を強行。
命の危機が迫ったアツコを救うべく、サオリは恥も承知で先生に助力を懇願し、ミサキやヒヨリとも合流してアリウス自治区へと潜入。

しかし潜入は見抜かれており、条約が失効し存在できないはずのユスティナ信徒に包囲させた状態で、余裕綽々とばかりに通信越しに語る。
エデン条約の強奪及びトリニティ・ゲヘナ自治区の征服は建前であり、本来の目的は「ユスティナ聖徒会」の複製能力を確保すること。そのためにトリニティ及びゲヘナへの憎悪を煽り、アリウス分校の生徒を都合の良い私兵としてこき使っていたこと。
そして自らの目的と持論を傲慢極まる態度で告げ、先生に宣戦布告。

しかし先生の助力を受けたスクワッドにあっさりと敗北し、なおも醜く足掻こうとするが、現れたゴルコンダに手厳しい評価を下され、アリウス自治区から撤退した。



「黙れ。私の大切な生徒に話しかけるな。」と口調が変わるほど先生が激しい怒りを示した唯一の存在。
ベアトリーチェが語っていた「子供(生徒)を搾取する大人の姿」が、いかに先生の「大人」としての理念を逆撫でするものだったかが窺える。


+ 最終編
ただでさえ先生に対して激しい敵愾心を向けていただけに、あっさりと敗北したことを受けてさらに憎悪を募らせるベアトリーチェ。
黒服らが敵対すべき存在ではない、と再三諫めていたのも無視し、挙句の果てには他メンバーの価値観まで否定し始めるなど、場の空気を完全に乱していた。
とはいえ儀式は不完全ながらも成功しており、「色彩」の力の一部を手中に収めることには成功していた。

そして憎悪に呑まれたベアトリーチェは究極の決断を下す。
……キヴォトスに「色彩」を呼び寄せ、先生のみならず、黒服らの懸案事項であった「無名の司祭」や「箱舟」諸共キヴォトスそのものを滅ぼす、と。
本来キヴォトスを見つけることができなかった「色彩」にキヴォトスの場所を教え、呼び寄せていたのである。
この暴挙にさすがのゲマトリアの面々も愛想を尽かし、メンバーとしての資格喪失を宣告。
ゴルコンダが製作したと思われる何かしらの装置……「色彩」に対抗する装置と思われるもので「送り届け」られた。

しかし「色彩」は既にキヴォトスに到達した後であり、その先兵がゲマトリアを襲撃し壊滅状態に陥らせることになる元凶を作ったのである。




地下生活者


さぁ……攻略法が完成した。始めようか、プレイヤー……いや、先生よ……ヒヒッ、ヒ。

  • 人物
かつてゲマトリアに所属していたものの追放され幽閉されていた元メンバーで、フランシスによって解き放たれる。
その存在に関しては、最終編でベアトリーチェを追放した際に、黒服が「また席が空いてしまいましたね」と発言していたことから、ベアトリーチェが追放されるより前に追放されたメンバーがいることを仄めかしていた。
黒塗りの面に、瞳が時計の文字盤となった幾つもの眼球のようなものがついており、額にはローマ数字で「XVIII(18)」と刻まれている。一人称は「小生」。
幽閉期間が相当長かったためか現在のキヴォトスについては非常に疎く、学園都市になったことも知らなかった模様。しかし逆に言えば「学園都市という設定になる前のキヴォトス」について知っている人物でもあり、「太古の神秘」が眠るアビドスについて何か知っているような描写がある。

ゲーム脳物事をゲーム(特にボードゲーム)のように認識しており、世界の変化を「RULE BOOK(コデックス)」や「キャンペーン」と、TRPGの用語を用いて表現している。
「勝利」よりも「過程」に価値を見出しており、結果的に敗北したとしても、その過程において何を経験し何に気付いたのか、という点にのみ価値はあると主張し、自発的に苦難や苦行に身を投じる。
つまりディープなゲーヲタ。

普段は卑屈な陰鬱とした性格だが、自身の考え方や主義について介入しようとすると激しく怒りだす。
この点は当人にも自覚はある様子。
また他のゲマトリアのメンバーとは価値観という根本的な部分からそりが合わなかったらしく、「奴らにゲマトリアを名乗る資格はない、自分こそ真のゲマトリアである」と考えている。

総力戦ではなく、「制約解除決戦・セトの憤怒」の前口上を担当する。

名前の由来はドストエフスキーの著書「地下生活者の手記」というのが有力な説。
また、悪い意味でのオタク具合やTRPG脳といったキャラクターから、
「アメリカでヒキニートを揶揄するスラング『地下室の住人(basement dweller)』」
あるいは「TRPGにのめり込み、まるで(本来は「地下牢」を指す言葉である)ダンジョンを住処としているようなオタク」
あたりのニュアンスが込められているのではないかと思われる。

また、韓国には低所得層を指すスラングとして「半地下」というものがある。これだけなら国ごとのあるあるネタだが、同国にはそれらを題材とした「パラサイト 半地下の家族」という有名なスリラー映画が存在している。
この映画のあらましをネタバレ無しで解説するなら「小悪党が強い存在を如何に攻略していくか」を描いた物語であり、こちらも地下生活者の「攻略スタイル」を思わせる部分がある。


+ Vol.1「対策委員会編」

第3章「夢が残した足跡」

初登場はここ。
フランシスによって解き放たれるが、見くびってはいけない存在として先生への対策を教えようとするも、地下生活者は既に先生を「攻略対象」と見做し攻略法を思案中。フランシスの行為は、地下生活者が重要視する「物事の過程」をすっ飛ばした、いわば「ネタバレ」であった。

邪魔をするなァアッ!!クズがッ!!!!
「死」を知らない貴様ごときがア!ええッッ!?
小生の苦しみ、孤独を……恐怖を、理解できるのかア!?

自身の信条に物申されたと見做した地下生活者は罵詈雑言とともに激しい暴行を加え、フランシスを昏倒させる*3
その後、先生を「攻略」するべく奸計を巡らせ、単独行動を開始。

先生が未来を望む形へと捻じ曲げてしまうのなら、どう頑張っても変えることのできない、確定した「過去」を利用し先生及び対策委員会を困窮させる頭脳プレイと同時に、
シャーレの配管を何かしらの異能で弄りオフィスを爆破……銃弾1発でも命の危機に瀕する「HP1」である先生の肉体を破壊すれば「攻略完了」とするパワープレイという両極端な作戦を取っている。
ただ爆発の直前、アロナ&プラナが配管構造が弄られていることを察知しており、加えて「悪意」めいた気配も察知されている。他にもアヤネもぼんやりと似たようなことを発言しており、全くの証拠なく動くことはできない模様。
対策委員会編第3章の話の発端になった「偶然」見つかったあるものも彼の異能によって発見させたと思われる。

存在と非存在が混ざり合った「混沌の世界」に身を潜めており、そこからキヴォトス全域を観測し干渉できる異能を持っていることが判明。
シャーレのガス配管を弄ったのも、この異能によるものであった。
また干渉は物理的なものに及ばず人間の精神にも干渉できているような描写があり、ホシノや彼女を取り巻く人物らを何かしらの目的を持って誘導している。
攻略の際に立てた4つの作戦は以下の通り。
  • その1「既に起きた出来事は変えられない」
  • その2「肉体には物理的な限界がある」
  • その3「心は予測も制御もできない」
  • その4「小さな傷が致命傷となる」
またキヴォトスに伝わる「7つの古則」の6つ目、非有(ひう)の真実は真実であるか」という問いに深い興味と関心を抱いており、小鳥遊ホシノ(キヴォトス最高の神秘)に干渉しその解を検証しようとしている。


先生に対しての攻撃が一時行動不能にする程度に留まってしまったことを除けば概ね思惑通りに進み、過去に縛られるホシノを精神的に追い詰めていきホシノのテラー化という期待に応えた結末を引き出すことに成功する。
だが、プラナが「色彩」の力を転用してシロコ*テラーをこの場に呼び出したことにより、ホシノ*テラーの戦力的優位は瓦解。
先生陣営がホシノを救うことを諦めたらこの時点で戦いの結果は決まっているところである。
キヴォトス新参の彼にとってシロコ*テラーの存在は想像の範囲外の出来事であり、

こんなチートが許されるのか!?
コデックスに反している!ルール違反だろこんなの……!
クソッ、匿名の行人は何をしている……あの役立たずが!こんな存在がいるなら先に言えよッ!

とフランシスに責任転嫁。ネタバレ拒否したのはお前や。


顕現しようとしていたが途中で停止してしまった「セトの憤怒」を何らかの方法で再始動させ、ゴリ押しで押し切ろうとする。
5つ目の攻略法、「チートにはチートで対抗する」
セトの初撃は復活したホシノに防がれてしまうが、顕現そのものは成功した以上、彼にはまだ勝算があった。

チートにも限界がある……そうでしょう?
一度に指揮を行える対象は、最大六人。それ以上は、統制が乱れる。
これが、今まで得た情報を分析して得た結果!

しかしプレイヤーは知っている。
『ブルーアーカイブ』には約4ヶ月前、最大10人の編成で「セトの憤怒」と戦闘するコンテンツ、「制約解除決戦」が実装されていることを。
そんな筋書きの通り、アロナとプラナの2人のOSを搭載したシッテムの箱は、今までの制約を解除した新しいコンテンツ(技術)を実現可能としていた。
これにより「エアプ」「その攻略サイト更新止まってるよ」等と言われることに。
この時点ではまだ余裕を残していた地下生活者だったが、続いて「大人のカード」を取り出したことで豹変。
そう、実は地下生活者は「大人のカード」の存在すら知らなかったのだ。
口ぶりからして実は何も知らないなんてわけではないはずなのだが、何をどこまで知ってたのだろうか……?

ルールは?コデックスは?そんな力に敵うわけがないだろう!?
反則だッッ!
あんなもの……あんなもの、許されるものか!
そんなのナシだろ……カードなんて……ゲームでこれは……ズルだろう……?はあ……??
こんなの、チートだ……。
チートだ、チート!チートだァァァァァッ!
小生を、騙すとはッ!ノーゲームだ!分かったかッ!?

「フェアな対戦ゲームだと思ったらPay to Winでした」はそりゃ文句もあるだろうけど。
見苦しく喚く中、混沌の世界へのアクセスが可能となったプラナを介して先生は「この世界を勝利と敗北でしか定義できない青二才」と断じ、
ついでにプラナにも「大人になりきれなかったあなたのような者」とご褒美侮蔑の表情と共に貶される。地下生活者と共に多数の先生にも巻き添えを喰らわせたのはナイショ
「勝利」よりも「過程」と嘯いていながら、その姿は自分が勝てなきゃ文句を言うばかりの、悪い意味でゲーム感覚のお子様であった。

そうしてセトは破られ完全敗北。
しかし彼自身が何かされたわけではなかったため、凹みつつ「こんな世界は小生に相応しくない」と現実逃避していた。
……だがそこに、かつてゲマトリアをその手で壊滅に追いやったシロコ*テラーが現れる。
「死の秘密を求めているなら自分で体験させてあげる」と脅すシロコ*テラーに必死で命乞いし、最終的にシロコ*テラーは手を下さずに去った。

ただし……努々、忘れないように。
アビドスにいる……「死の神(アヌビス)」の存在を。

執拗に「死の神」の恐怖を刻みつけられた地下生活者は正気を失ってしまったのか、うわ言を呟きながら「混沌の世界」とキヴォトスとの接続を断った。
かくして、「死の恐怖に怯え続ける」という苦しみを味わい続けることになった。

……くるしい。ヒィッ……くるしい、くるしい。くるしい……くるしい……。くるしい……。

「制約解除決戦・セトの憤怒」の前口上での彼も同様にくるしいくるしいと呟き、
敵意も示さずにただ関わるのを嫌がり、セトの力については「よくご存知とは思いますが」とも言っていることから、第3章終了後の彼であったことが4ヶ月越しに判明することとなった。



なお実は「攻略法」の数々は彼自身にも跳ね返っており
  • その1「既に起きた出来事は変えられない」地下生活者も先生が過去に起こした奇跡は変えられない。
  • その2「肉体には物理的な限界がある」「混沌の世界」に行けるなら物理的にどうにかなる。
  • その3「心は予測も制御もできない」→干渉しても完全に人心を操れるわけではない。*4
  • その4「小さな傷が致命傷となる」初手で奇跡の体現者である先生を仕留め損ない、直接対処せず放置したのが運の尽きとなった
  • その5「チートにはチートで対抗する」チート(セトの憤怒)を超えるチート(大人のカード)で反撃されることを想定していなかった。



第3章だが、所々に最終編や4thPVを意識したようなシーンや描写が多くみられる。
シャーレが爆破された際に、プラナが「先生が傷付く姿は、もう二度と……」と反動でダウンしてしまうレベルの強力な物理干渉で先生を守ったが、シロコ*テラーやプレナパテス、プラナの元々いた世界でも、原因不明の爆発によってシャーレが崩壊し、先生が昏睡状態に陥っている。
その後対策委員会に描写が移り変わる際、「電気の消えた教室に、目のハイライトが消えたシロコが入ってくる」というシーンがあり、これも最終編でシロコ*テラーが反転する前のシーン*5と酷似している。
そのため、地下生活者がシロコ*テラーの世界が滅びた最大の原因ではないか、という考察もある。




【関係者】

黒服が「キヴォトス最高の神秘」と語る、「暁のホルス」。
ホシノがアビドス高校に入学した直後から何度も接触しており、アビドス高校が抱える借金の半分と学校の存続を担保するという条件でホシノの身柄を手中に収めようとしていた。
またホシノが失敗した時に備えて、狼の神を代替として計画していた様子。
第3章では黒服に代わって地下生活者に目をつけられ、その身の神秘を利用される。

マエストロ及びベアトリーチェが計画の要として目をつけていた生徒で、「ロイヤルブラッド」なる特異な血筋の持ち主であるとのこと。
マエストロからすれば、「ユスティナ聖徒会」の複製を入手するために、ベアトリーチェからすればアツコを生贄にした儀式を通じ、高位の存在へと至るために必要であった。

実際、アツコは世襲制であるアリウス分校の生徒会長の血筋を引いており、生徒会長になる資格を持つ生徒。
しかし生徒会長やアリウス分校の主人と称してベアトリーチェが学園を掌握していたため、それなりに好待遇ではあったものの良い思いはしていなかった様子。

いつもつけているガスマスクは、黒服が「無名の司祭」の技術を転用し作ったもので、アツコの身に危険が及んだ時に身体を保護する機能が搭載されいる。
実際にアズサがセイアのヘイローを破壊するために渡されていた、ゴルコンダ製の「ヘイローを破壊する爆弾」をサオリに向けて使った時、サオリを庇ったアツコは負傷したものの保護機能が働き無事であった。

  • 錠前サオリ
ベアトリーチェの私兵となったアリウス分校の生徒の中でも、とりわけ優れた能力を持ったエリート部隊「アリウススクワッド」のリーダー。
メンバーはサオリが守るべき存在として幼少の頃から面倒を見てきたミサキ・ヒヨリ・アツコと、反抗的だったため常態的な暴力を受けていたのを見かねて引き入れたアズサの5人。
アリウスの異常な環境から4人を守るべく重責を背負い続けてきたほか、アツコからはベアトリーチェの儀式の生贄になる、と話を聞かされており、ベアトリーチェからはエデン条約強奪に成功すれば生贄になる必要はなくなると持ちかけられたため、彼女の指示に従っていた。

ミカからアリウスとの「和解の象徴」としてアズサの転校を持ち掛けられた際、サオリは少なからず和解への希望を抱いていたが、トリニティへの憎悪を煽るベアトリーチェはそれをよしとせず、アズサをトリニティの内情を探るスパイとして送り込む。
その結果、ベアトリーチェがかねてより警戒対象としていた「預言の大天使」百合園セイアの殺害の道具にされてしまったことで全ての歯車が狂い始めてしまった。

後にある任務にてドレス姿を披露したサオリだが、そのドレスのデザインはベアトリーチェのそれに酷似している。
サオリ自身は装いに無頓着なせいもあるが、センスは多少ベアトリーチェから影響を受けているようだ。

ベアトリーチェが特に危険視していた「預言の大天使」の神秘を持つ、ティーパーティー3人のトップの1人。
高精度の未来予知を含む「予知夢」を視ることができるため、計画を察知されないようにミカ及びアズサを欺いて殺害しようとしていた。
エデン条約編4章では、「キヴォトスが終焉を迎える」予知夢を視てしまったため、その情報を探っていたところ偶然ゲマトリアの会合を盗聴し、ベアトリーチェがアリウス自治区で行っていた計画の一端を知る。
ただベアトリーチェに感づかれてしまい、精神を捕えられる。さらに儀式を通じて「色彩」と接触してしまい、その代償として肉体が浸食されてしまい重篤な状態に陥る。
それが最悪のタイミング……ミカがセイアと2人だけの時に起きてしまい、加えて「魔女」の烙印を押されていたミカがセイアにまた何かした、とトリカストリニティの生徒が騒ぎ立てたため、ミカはさらに追い詰められていくことになる。

自らを絶対的存在と称するAIと、彼の者の麾下にある10機の「預言者」。
遥か昔のキヴォトスでは、神の存在を証明し再現できれば、新たな神を創り出すことができる、という計画で「神性を探し出す人工知能」の開発が進められており、その研究を支援したのが「ゲマトリア」と呼ばれる組織であった。
その研究が放棄され、組織も消滅してからその名前だけを拝借した、と黒服は語っているため、現在のゲマトリアとの関連性は無い。



【余談】

組織名である「ゲマトリア(Gematria)」は、ヘブライ文字をヘブライ数字の法則に従って変換し、単語や文章を数値として扱う学問のこと。日本語訳としては「数秘術」が適当。
ユダヤ教における神秘思想・カバラ*6においては、聖書の文言を変換した数値に何かしらの意味がある、と考えられており、「カバラ数秘術」とも呼ばれている。


追記・修正は大人として子供(生徒)を守る責任を果たせる先生がお願いします。

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最終更新:2025年03月02日 20:31

*1 覗く手の黒くひび割れた様子は黒服のそれ。ただ左手に時計をしていることが事件の関係者であるリオと被っており、そちらと関係あるのではとも。

*2 同姓同名の哲学者、及びその子孫である科学者とは別人。父方が哲学者ベーコンの異母兄の家系とされる。

*3 絞め上げるようなSEののち、「パキィッ」と何かが折れるようなSEがあるが、フランシスをどう痛めつけたのかは不明

*4 実際あと数秒遅れでばホシノの暴走が止められた描写があった

*5 シャーレ爆破以降、シロコを除いた対策委員会のメンバーが次々と死亡し、たったひとりで対策委員会の活動を続けようとするシーン

*6 デカグラマトン編でも言及された「セフィラ」と同じルーツ