エムル

登録日:2025/01/19 Sun 20:28:00
更新日:2025/01/22 Wed 23:28:15
所要時間:約 15 分で読めます






見さらせ

致命魂(ヴォーパルスピリット)ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!


エムルシャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~の登場人物。
本作の事実上のマスコットキャラクター。




プロフィール

性別:♀
年齢:15歳(人間換算)
身長:0.4m
体重:6kg
誕生日:冬の頃
好きなもの:にんじん
嫌いなもの:寒さ
好みのタイプ:ヴォーパル魂が高い者
嫌いなタイプ:ヴォーパル魂が低い者
夢:世界の果てを見に行きたい
好きなゲーム:にらめっこ
嫌いなゲーム:鬼ごっこ
座右の銘:旅は道連れ世は情け
CV:日高里菜


概要

VRMMORPGシャングリラ・フロンティアに登場する兎型モンスター「ヴォーパルバニー」のNPC。
ヴォーパルバニーの国「ラビッツ」を取り仕切る親分兎・ヴァイスアッシュの子ども達のうちの1羽で、兄弟姉妹が25羽いる。(読者からの通称でAtoZとも)
このうちエルク・エヌハとは三つ子の姉妹で、兄弟姉妹の中で丁度真ん中にあたる。
名前の由来はアルファベットの「M」から。公式でもたびたび誤植で「エルム」になっていることがあるのは内緒。

ユニークモンスター「夜襲のリュカオーン」相手に大健闘した主人公・サンラクの前に突如現れ、ユニークシナリオ「兎の国からの招待」を発生させてヴァイスアッシュの食客としてラビッツの兎御殿へと招いた。
以後、サンラクに相棒として付き、様々な冒険を共にする。


キャラクター

赤い目とロップイヤー、麻呂眉にアヒル口が特徴の小柄な白兎。かわいい。
水色のジャケットに赤いスカーフ、懐中時計に加えて片眼鏡を差したシルクハット……と『不思議の国のアリス』あたりを彷彿とさせるファンシーな服装をしている。
定位置はサンラクの頭or肩の上。金属質の頭装備を使用していると肌触りが合わないのか不機嫌になる。

本来ヴォーパルバニーは人語を解さないが、エムルをはじめとするヴァイスアッシュの子ども達は特別で、人語によるコミュニケーションが可能。
語尾に「~ですわ」とつけるのが口癖で、関西弁とお嬢様言葉のイントネーションが入り混じった珍妙な話し方をする。

ヴォーパルバニーとしての務めに忠実で、公の場ではヴァイスアッシュを「カシラ」と呼ぶ。
元々「おとーちゃん」と呼んでおり、慣れていないのか「おと……カシラ」と言い直すことが目立つ。

職業は魔法使い系上位職業の魔術師。
兄弟姉妹の中でも特に2番目の姉・ディアレを慕っており、魔法使いとしての師匠でもある。
当初はディアレが圧倒的にエムルより強かったのだが、後にエムルがレベルを追い越してしまったためディアレはアイデンティティに悩むことになった。


性格は単純かつ食い意地が張っており、にんじんを1個チラつかせれば、それまで怒っていても一瞬で機嫌が直る。
にんじんだけで直らないこともたまにあるが、その時はおだてる言葉を投げてやれば結局にんじん(時々+マナポーション)で許してくれる。
あまりにチョロいためサンラクからは度々心配されることも。

本作のヴォーパルバニーの例に漏れず、謎のパラメータ「ヴォーパル魂」を信仰しており、リュカオーンとの戦いで凄まじい値を示したサンラクに尊敬の念を抱いている。
当初はよく「流石ですわ、サンラクサン!」と素直な賞賛の言葉を贈っていたのだが、行動を共にしていくうちにサンラクの奇行にドン引きしたり、無茶な行動をさせられることが増えた結果、割と辛辣なコメントをするようになった。


「喋るヴォーパルバニー」という一般プレイヤーからすればあり得ないユニーク要素の塊であるため、普段はマフラーに擬態するか後述の人間姿への変身で身バレを防いでいる。
web版ではほぼ完壁なマフラー擬態ができているようだが、漫画版では耳で無理やりしがみ付いて帽子で顔を隠すというゴリ押し擬態となっている。


ユニークシナリオ「兎の国からの招待」

エムルがサンラクに同行する切っ掛けとなったユニークシナリオ。
シャンフロのサービス開始後初めての受注者がサンラクであり、後に秋津茜サイガ-0、イムロンも発生させた。
内容は、
推奨レベル:80

発生条件
  • 致命武器を装備した上で超格上のモンスターと戦闘、特定条件(おそらくクリティカル攻撃)を満たし、隠しパラメータ「ヴォーパル魂」を一定以上示す。
クリア条件
  • ラビッツにある「ヴォーパルコロッセオ」で、プレイヤーよりレベルが高いが機転で対応可能なモンスターとの10戦を勝ち抜く。
クリア報酬
  • 称号「ラビッツ名誉国民」
  • ユニークシナリオEX「致命兎叙事詩(エピック・オブ・ヴォーパルバニー)の発生。
補足情報
  • シナリオをクリアするまで、取得経験値が半分になる代わりに取得ステータスポイントが2.5倍になるアクセサリー「致命魂の首輪」を強制装備され、クリア後は強制的に没収される。
  • コロッセオで使用可能な武器は致命武器のみ。
  • 10戦は1度に10連続勝利する必要はなく、1戦につき何度も挑戦可能で途中中断もOK。
  • シナリオを受注した時点でヴァイスアッシュの子ども達のうち1羽がお目付け役としてプレイヤーに同行するようになる。
  • シナリオ進行中・クリア後はラビッツ、および兎御殿へ自由に出入り可能となる。
推奨レベル80*1とあるが、これは「レベル80でないとクリアできないくらいのモンスターが出てくる」というわけではなく、「レベル80くらいになるまでのプレイ経験があれば十分クリア可能」という意味合いが強い。
実際10戦に出現するモンスターもプレイヤーのレベル・ステータスなどによって調整される仕様で、高レベル・高ステータスになってから攻略を始めた秋津茜とサイガ-0はサンラク挑戦時よりも厄介なモンスターを相手取ることになった。




このシナリオ最大の問題点はそれ自体の内容ではなく、発生条件が超高難度かつ推測しづらいこと。
第一に、必要となる隠しパラメータ「ヴォーパル魂」の値を確認する手段がなく、また存在を知ることもそうそうできない点が挙げられる。
実際サンラクと秋津茜もヴォーパル魂の存在を知ったのはシナリオを発生させてからであり、発生条件を満たしたのは両者とも偶然である。

そして少なくともプレイヤーのレベルと比較してレイドボス並のパラメータを持つ超強力なモンスターを相手取り、ヴォーパル魂を一定以上示さなければならない。
ヴォーパル魂は「戦闘でどれだけリスクを背負って強敵に挑むか」「粋なロールプレイができているか」を示しており、大きなレベルやパラメータ差がある相手に挑む・防具未着用などの縛りを設ける・台詞で見栄や啖呵を切る…etc.といった行動により大きく上昇する。
加えて「死亡の結果ありきの無謀な行動」をするとマイナスが入るため、そもそも高いヴォーパル魂を持っているでも無い限りは死亡を前提とした挑戦では条件未達となる可能性が高い。

また、発生条件達成には致命武器を使用しなければならないのもネック。
致命武器自体は多くのエリアに渡って出現するヴォーパルバニーを倒すとレアドロップ品として入手できるのだが、より強力な装備は鍛冶生産品をはじめゲーム内に溢れているので、上位プレイヤー達が積極的に使うようなものではない。

まとめると、「上位プレイヤーであるほど使う理由に乏しい装備を用いて、敗北の公算が非常に高いようなモンスター相手に、生存を前提とした戦闘を果敢に挑んで一定の戦果を上げる」という廃人だからこそ思いつかない・やらないであろう発生条件が設定されたユニークシナリオと言える。

なお、発生条件に「パーティ人数制限」「ユニークモンスターの呪いの付与」といったものは一切存在しない。
実際サイガ-0とイムロンはユニークモンスターの呪い無し・パーティorレイド戦中に発生条件をクリアしている。



キャラクター性能

ビルドはオーソドックスな後衛魔法使い型。
登場当初のレベルは56、冒険をこなすうちどんどんレベルアップしていき3桁レベルに到達した。
サンラクに付けられるあたり、システム的に彼の不得手な部分を補うようビルドされている。
サンラクの指示の下、時には遠距離攻撃、時には行動阻害の魔法でサポートを行う。

アクセサリー


武器


スキル


魔法


職業



余談

担当声優の日高里菜はアニメ第一期の放送期間中にサンラク役の内田雄馬との結婚を発表した。
このためか第二期では、ショートコーナー「シャンフロ劇場」で新婚を意識したネタが描かれたことも。
なお、結婚自体にシャンフロはおそらく関係なく、共演を切っ掛けと仮定した場合は『りゅうおうのおしごと!』の可能性が高いと思われる。*3

作者によるとモチーフは『40代で既婚者の勇者ですも!』らしいが、十中八九ゼノブレイドリキの事。


追記・修正はヴォーパル魂を高めてからお願いします。

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最終更新:2025年01月22日 23:28

*1 シナリオ受注時のサンラクのレベルは28、攻略開始時でも29。

*2 web版では32回だったが漫画版で大幅増となった。

*3 こちらは主人公とヒロイン(師弟関係)の役柄であった。