シャングリラ・フロンティア(架空のゲーム)

登録日:2022/01/04 Tue 00:30:00
更新日:2024/03/27 Wed 21:51:33
所要時間:約 55 分で読めます





Welcome to Shangri-La Frontier


シャングリラ・フロンティアは、シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~に登場する架空のオンラインゲーム。
開発会社はユートピアエンタテインメントソフトウェア(UES)。略称は「シャンフロ」。




概要

フルダイブVRマシンの現行主流機をリリースしているユートピア社が、物語開始時から約1年前に発売したVRMMORPG。R15推奨。
既存ゲームの5世代は先を行くと評され、そのクオリティの高さから「神ゲー」としての評価を揺るぎないものとしている。
発売1年後時点で登録者数3000万人という多すぎ異常な数字を叩き出し*1「最も多くの人が同時にプレイしたゲーム」として世界記録も獲得した怪物タイトル。

所謂「異世界シミュレータ」タイプのゲームであり、ゲーム世界独自の物理法則に基づいて世界が廻っている。
プレイヤーはこの世界に「開拓者」として足を踏み入れ、各地を冒険し、時にモンスターと戦い、時に他のプレイヤーやNPC達と交流しながら世界を開拓していく……というのが基本方針となる。


フルダイブ技術が当たり前となり、様々なフルダイブゲームがリリースされている作中世界でもオーパーツのような扱いを受けている本ゲーム最大の特徴は、常軌を逸した凄まじいまでの「異世界の作り込み」
例えば、「船」というオブジェクト一つ取っても「『船』というオブジェクトが存在している」のではなく、「各種部品が組み上げられて『船』というオブジェクトを構成している」という力の入れ様。
この作り込みがゲーム世界全体に行き届いており、尚且つ「なんでもできる」と言って良い高い自由度、遊び尽くすことができない程の大量のコンテンツが「神ゲー」たる所以である。
攻略にあたっては作り込まれた「世界観」を考察していくことが必須要件となっており、理解を深めてそれらを活用することでゲームを優位に進めていくことができるようになっている。

作者の発言を引用して例えるとしたら、初代ファミコンが発売されて世界が賑わっている最中、突如Nintendo Switchブレスオブザワイルドが発表・発売されたようなもの」というのが世間でのシャンフロの扱いとなる様子。

この狂的なまでの「異世界」を運営するには当然従来のPCサーバーではマシンパワーが全く足りなかったため、UESはビル一棟を丸ごとサーバーとして設計したビル型サーバーを独自開発した。
このビル型サーバーをメイン3棟+サブ7棟連結することで構築した「三幹七枝システム」でゲーム世界を維持している。*2
各サーバーにはそれぞれ管理AIが存在し、各AIがリアルタイムで各種調整やフラグ管理、クエストをはじめとする各種コンテンツの生成などを行っている。
基本的な部分の管理は各AIに任されているが、細かいところや難易度、デザイン・演出などは担当スタッフ達による人力調整である。
なお、サーバービル群はUESの社屋も兼ねている。


開発者はフルダイブ技術を発明した非現実的なレベルの超天才技術者・継久理創世。
創世が幼い頃に祖父から聞かされた寝物語*3が世界観・ストーリーのベースとなっており、UES内の原典閲覧室という小さな部屋にある旧型PCに全貌が納められている。

創世は技術力こそ凄まじいものの世界観至上主義の典型的なダメGMであり、彼女が作った設定のままでは攻略不可能なクソゲーそのものだった。
そこで大学時代の同窓生である天地律が運営に参加し、ゲームとしての仕様と共存できるよう調整された結果現在の「シャングリラ・フロンティア」が生まれた。
役割の関係上、創世と律は険悪な仲だが権限は当然創世が上なので、度々発生する創世のやらかしにブチギレながら律以下調整スタッフ達が必死に運営している……というのが裏側の実情である。


問題点

ゲームとしての成り立ちは先述した通りで、それが遠因となってシステム的に不安定な面やゲームとして破綻している部分も多々残っており、それらに気づいて疑念を抱くプレイヤーも少なくない。神ゲーの皮を被ったクソゲー。
指摘される代表的な問題点としては「一部の上位プレイヤーが特定ユニーク(シナリオ)を独占している」ことなど。
プレイヤーの人数と比較して特定コンテンツ・イベントの参加上限人数が異常に少ないのは事実であり、このような指摘は当然と言えるのだが、一方でプレイヤーの行動に応じてリアルタイムでAIが各種コンテンツを追加していくという仕様上、セオリーや周囲に倣ったプレイをするだけでは後追いするだけになってしまい、他者を羨む状況から抜け出すことはできない。
また、再現可能なコンテンツを発見したとしてもその情報を公開するか否かは発見者次第というのが一応の共通認識として浸透しているため、このような意見は愚痴・アンチ意見として流されてしまうことが多いのが実情である。

なお、そのシステムの性質上、エンドコンテンツに挑める上位プレイヤーは人格的に問題のある奴か、狂人同然の情熱や執着を持つ近寄りたくないヤバい奴であるパターンが非常に多い。
或いはそういった常識を逸脱した熱意や狂的な執着が無ければエンドコンテンツに挑むことはできないのだろうか……。


プロローグ

遥かな太古、神代と呼ばれる時代があった。
偉大なる神人達は後世に命を紡ぎ、その姿を消した。
時は流れ、神人の遺志継ぐ我々は彼らが願ったように地に広がり、そして大いなる命の流れを紡いでいく……

今を生きる我々は、歴史と遺跡の中に息づく過去の遺産から神人達の軌跡を辿る。
貴方は開拓者。東よりの風と共に現れ、幾度となく膝をつき、されど進み続け……そして風と共に消えるかもしれない者。

貴方の生きる意味は?
一振りの剣に己が身命を託す?
魔道の深淵を覗いて魔道の高みを目指す?

あるいは戦いの道を選ばないことも出来る。その全てがここにある。その全ては貴方の中にある。
さぁ、一歩踏み出して。未知を、未来を、そして可能性を切り拓いて。
それがこの地に生まれ落ちし、神代よりの子らに課せられた使命なのだから。

シャンフロ廃人・玲ちゃんが解説 『シャングリラ・フロンティア』攻略掲示板 vol.1 より

???「スキップスキップ!」


舞台・世界観

舞台となるのは地球から遠く離れた「惑星ユートピア」
荒廃した地球を脱出して宇宙を放浪することになった移民船団が新天地となるユートピアに入植後、ある事件をきっかけに新人類を残して滅亡。その数千年後が現行のゲーム世界である。
基本は剣と魔法のファンタジーの中世並の文明世界だが、各地に残る遺跡には旧文明由来のSFチックなロストテクノロジーの痕跡がそこかしこに遺されている。

用語(世界観)

  • 旧大陸
プレイヤーが初めて足を踏み入れる土地。
人類による統一国家「エインヴルス王国」によって大陸全土が治められている。
全部で15の街が存在し、それらを繋ぐエリアと各地のダンジョンが主な構成要素。
街の名は全て数字を捩ったものになっており、プレイヤーは東にある最初の街ファステイアからスタートし、西にある最後の街フィフティシアに到達するのが当面の目標となる。
フィフティシアまでのルートは一本道ではなく、サードレマから幾つかのルートを選択可能。
各街には貴族達が領主として君臨している。


  • 新大陸
グランドクエストで新大陸調査船が完成したことで解放された新マップ。旧大陸の西方に位置する。
旧大陸と違って未開拓の未知の土地であり、プレイヤー達は一から拠点作ることをはじめとした本格的な「開拓」を行わなければならない。
完全無人というわけではなく、旧大陸より文明レベルが低いものの森人族や巨人族、鳥人族といった多数の亜人種達が暮らしている。
出現するモンスターは基本的に旧大陸のものより強力で、西に行くにつれてより脅威度が増していく傾向にある。

  • エリア
旧大陸では街と街の間、新大陸ではほぼ全域を指す広大なフィールドマップ。
エリア毎に様々な特色があり、各種採取素材や出現モンスターは千差万別。
旧大陸の各エリアには「エリアボス」というボスモンスターが存在し、倒さなければ先に進むことができない。
エリアボスは都度復活するため一度倒しても再度通る際には改めて討伐する必要がある。



  • 神代
プロローグでも触れられている、旧地球人類が築いた超古代文明のこと。
この時代の遺跡はSF要素が満載で、出土品も同様。
とある条件を揃えることができれば実際にプレイヤーもこれらを扱うことができるようになる。

  • 三神教
旧大陸で広く信仰されている宗教。
「運命神」「創世神」「調律神」の三神を崇める多神教。
三神は三位一体ながら別存在とされ、世界の危機に際して神獣と共に降臨する……というのが主な教義。
最上位の教皇、象徴とされる聖女、教皇候補の枢機卿で上位層が構成され、その下に大司教、司教と続く。
今代の聖女であるNPC「慈愛の聖女イリステラ」はシャンフロ最高の美少女NPCとしてプレイヤー間でも絶大な人気を誇る。
教会独自戦力として聖女を守護する「聖盾輝士団」を擁する。

  • マナ粒子
惑星ユートピアに満ちる特殊な粒子。「マナ」や「魔力」とも呼ばれる。
「願いを叶える」性質を持ち、この性質を利用することで物理法則を書き換えたり、空想を現実にすることができる。
ゲーム中のスキルや魔法などはこれを利用して発動しているという設定になっている。

  • バハムート
神代製の恒星間航行(バハムート)級アーコロジーシップ。
全長数千キロメートル級、文字通り地球のリソースを「食い尽くして」作られた星を泳ぐ大魚。
ゲーム的には内部に複数の階層が存在するダンジョンと化しており、場所によっては神代時代のゲームがプレイできる環境になっている。
この艦艇の出現によりゲーム内で銃火器の使用が解禁されるなどゲームに与えた影響は大きい。
艦は「リヴァイアサン」「ベヒーモス」「ジズ」の3艦。


ゲームシステム

プレイヤー関連

アバターの成長システムはレベル・スキル・魔法・職業の複合式。
プレイヤーの行動が常に記録されており、レベルアップと同時にそれまでの経験が反映されスキルや魔法を習得する。
設定した職業に応じて習得できるスキルや魔法の傾向を大まかに調整することができる他、その職業系統専用のものを習得することができる。
当初のレベルキャップは99だがレベル100以上のモンスターを倒すことで以降も「Extend」として経験値を蓄積することができ、新大陸のある施設でイベントを行うことでレベルキャップを解放して最大レベル150まで上げられるようになる。

  • キャラクターメイキング
プレイ開始に当たってシャンフロ内での自分となるアバターを作成する。
容姿に関しては多種多様な設定が用意されており、明らかに人外のような極端な容姿にすることも可能。
もっとも、あまりに度が過ぎた造形にしてしまうとまともに身体を動かせなくなるようである。
ランダム生成するも良し、現実の自分の容姿を反映させるのも良し、現実の自分の容姿を読み込んでから編集するのも良し、1から全て造形(フルスクラッチ)するも良しとエディット方法自体も多様。
現実とは逆の性別のアバターを作ってネカマ・ネナベとしてプレイすることもできるが、性別に応じて声に補正は掛からず現実の声そのままなので、上手く女声・男声を自力で出さないと違和感が凄まじいことになる。
作中のネカマ・ネナベアバター使用者の殆どはこの点については開き直っている。
初期職業や装備も設定でき、特筆すべき点としてこの時点で初期装備を売り払うことも可能。初期装備はこの時点で売却するのが最も高額となる。
ここで決める「出身」の設定でプレイ開始時のスタート地点が変化する場合がある。

  • ステータス
9種類存在し、レベルアップ時に付与されるステータスポイントを各ステータスに自由に割り振ることでアバターを自分好みに成長させていく。

  • スキル
基本的にMPを消費せずに発動できる。
影響力が他の要素と比較してもかなり大きいためシャンフロは「スキルゲー」と称される。
殆どがプレイヤーの意志で発動するアクティブスキルで、使用後にはスキル毎にリキャストタイムが発生し再発動までにインターバルを要する。
習得方法は主に「そのスキルの習得に適した行動の繰り返しによる閃き式」「スキルの熟練度を上げることによる上位スキルへの進化・派生」「特技剪定師(NPC)によるスキル合体」の3種で、前者2つは先述の通りレベルアップ時に反映される。
スキルは無数に存在するため全て網羅することは不可能だが、ある程度の習得条件や合体レシピは有志により調査・公開されており、それを参照して条件さえ揃えられれば誰でも狙ったものを習得できる。

レベルキャップ突破後に解禁されるスキルは「三桁スキル」と呼ばれ性能が急上昇する。
レベル150に到達するとパッシブスキルの到達技能(プライムアーツ)を6つ自動習得する。

  • 魔法
MPを消費して発動できる。
大別して「属性魔法」「強化魔法」「干渉魔法」「その他」に分けられ、スキルに負けず劣らず種類が豊富。
基本的に使用には詠唱、もしくは代替となる予備動作が必要だが、効果や範囲を犠牲にして無詠唱で発動することも可能。
他、「使い捨て魔術媒体(マジックスクロール)」というアイテムを用意すればそれに記された魔法を誰でも発動することができる。

  • 職業(ジョブ)
設定した職業に応じて適正武器種が変化し、習得するスキルや魔法の傾向も変化する。
基本的にはその職業で習得可能な適正武器用のスキル・魔法がプレイヤーのメインウェポンとなる。
一つの職業系統につき初期職業・上位職業・最上位職業と3段階のランク*7があり、上位になるほど強力になっていく。
また、派生職業も多く存在しており、中でも転職条件が非常に複雑だったり、同系統職業の活動中に転職方法が明示されないようなものは「隠し職業」と呼ばれる。
転職に特定のユニーク武器やユニークシナリオの発生が必要で就職者数に限りがあるものは「ユニーク職業」と呼ばれ、通常職業とは一線を画した特殊な特典を得られる。
一部の職業は各々に設定された禁を破ると強制的に職を剥奪される場合がある。
メインサブの2種類を設定可能で、メインならば職業固有スキル・魔法や専用技能といった特典を得られ、サブならば習得スキル傾向の拡張といった補正のみを受けられるようになる。*8
当初は最上位職業をメインとサブの双方同時に設定することが不可能だったが、後に両立できるようにアップデートされた。
ちなみに、職業限定スキルは各職業ごとの「ギルド」に入会しないと修得不可能であり、「職業に就いているがギルド不参加」の場合はNPCから「無職」扱いされることがある。

  • 装備
基本的に武器は左右の手、防具は頭・胴・腰・足の4部位に装備できる。
この他にアクセサリースロットが存在し、空いている数だけアクセサリーを装備できる。
武器・防具共に耐久値が設定されており、これが0になると破損して消滅する。
鍛冶師系統のプレイヤーやNPCに依頼することで耐久値の回復が可能。
武器は種別だけでも大量に存在しており、その中から自分のスタイルや職業に見合ったものをチョイスする。
なお、防具を付けていない部位には自動的に「インナー」が表示されており、「半裸プレイ」は可能だが「見た目が全裸プレイ」は不可能になっている。女性の場合ちゃんとブラも付く

  • ユニークアイテム/装備
他に類を見ない特殊・強力な効果を持つアイテム/装備のこと。
必ずしもオンリーワンの一品物というわけではなく、同じものを複数個入手可能なタイプも存在する。
実は明確な定義は明かされておらず、作中の描写を総合すると「高レアリティかつ数にある程度の限りがある」「(鍛冶)生産品を除いた特殊な性能を持つアイテム/装備」が該当すると思われる。
ユニークシナリオの報酬として入手できることも多い模様。

  • ユニークスキル/魔法
ユニーク装備やユニーク職業を条件として習得できるスキル/魔法。
ユニークアイテム/装備同様、通常のものと比べて特殊なものや非常に強力なものが多い。

  • 称号
ユニークシナリオやクエストのクリア、特殊なモンスターの撃破によって獲得できる実績の証明。
特段意味や効果はないが、NPCの反応に影響が出る場合がある。

  • マスクデータ
ステータスには表示されない隠されたパラメータのこと。
大量に存在しており、プレイヤー各々のこれらの数値を参照してイベントフラグの有効無効やNPCからの印象などが変化する。
特殊な場合を除いてプレイヤーが数値を確認することは不可能だが、NPCの反応などを元にある程度推し量ることはできる。

ゲーム的仕様

  • パーティ
1パーティの上限は15人。
複数のパーティで行動することも可能。
パーティリーダーはパーティの解散権、メンバーはそれぞれ離脱権を持つ。
ドロップアイテムの数や経験値はパーティメンバーで等分される。
パーティを組んでいる状態でリーダーがクエストやユニークシナリオを受注した場合、特に制限が無ければ他のメンバーも同様にそれを受注することができる。

  • セーブとリスポーン
各街に存在する宿屋で就寝することでセーブし、リスポーンポイントを更新することができる。
厳密には「死亡する前に寝たベッド」がリスポーンポイントなので、何らかの理由でベッドが破壊されるとそれ以前のポイントからリスポーンする。
他、「セーブテント」というアイテムを使えばエリアやダンジョンでも回数制限があるもののセーブ可能。
PKがPKKされた場合、以前にどこで寝たかは関係なく必ず始まりの街「ファステイア」の牢獄にリスポーンする。

  • ログアウト
基本的に宿屋で休んでからログアウトを行う。
何らかの事情で宿屋で休めないが早急にログアウトしなければならない場合は強制ログアウトを行うことができるが、突然死としてカウントされデスペナルティが発生する。
PKは強制ログアウトを行うとPKK判定が発生するペナルティが追加されており実質使用できない。

  • デスペナルティ
死亡すると一定時間ステータスが低下するデスペナルティが発生する。
他、死亡時に手から離れていたアイテム類や装備はその場に残されたままとなる。
ワールドストーリー第5段階では、大規模PvPイベント「王国騒乱」での無限ゾンビアタックを抑止するという建前理由で死亡時に身に着けていた装備を全てドロップするペナルティが一時的に追加されている。
特定の場所並びに手段で死ぬとデスペナルティが付かないままリスポーンできる。

  • フィールド移動
基本的にフィールド移動は徒歩。街間を瞬時に移動するファストトラベルポータル類は存在しない。
一応移動時には何らかの補正が掛かるらしく、フィールドに設定された実際の広さにしては体感・実移動時間共に短いようである。
プレイヤーによってはAGI系強化スキル・魔法を重ね掛けして猛スピードで移動する。
他、神代設備で乗り物系アイテムを作成するとそれに乗って移動できる。

ファストトラベルは魔法「座標移動門(テレポートゲート)」によって唯一行うことができる。
このため座標移動門持ちのプレイヤー・NPCが重宝され、同じく座標移動門の使い捨て魔術媒体が高額で取引されている。
利用にあたっては一度は必ず自分の脚で対象の街を訪れ、ランドマーク設定をしておく必要がある。
なお、作中で座標移動門を使用可能かつパーティ同行できるNPCはラビッツ出身者以外登場していない。

  • プレイヤーキル(PK)
プレイヤーが他のプレイヤーをキルすること。
PKを生業とするプレイヤーは「プレイヤーキラー(PKer、PK)」と呼ばれ、どんなプレイングをしようとも利己的な理由が動機なのは確実なので一般プレイヤーからは嫌悪・敵視される。
PKを行った時点でプレイヤーネームが赤くなり(所謂レッドネーム)、髑髏のアイコンが表示され周囲からPKしたことがあると分かりやすく明示される。
PKのメリットとして、PK対象のインベントリ内のアイテム・装備を根こそぎ奪えることが挙げられる。
一方デメリットとして、街への正規ルートでの出入り不可、一部のNPCからの心象が最悪となり懸賞金が掛けられる、一部の施設の利用不可…etc.といった重いペナルティが課される。*10
PKをキルすることを「プレイヤーキラーキル(PKK)」と呼び、PKKしたプレイヤーがPKと同様のリターン+懸賞金を得られると共に、PKKされたプレイヤーは余所に預けていたアイテムを含む全財産を賠償金として没収された上でカルマ値に応じた借金を背負う
課された借金を完済するまでは現金を入手しても自動的に返済に回されてしまう他、完済するまではPK時代のペナルティの一部はそのままとなる。
シャンフロでは(宿屋を除いて)PK不可能な安全エリアは存在せず、街中であってもPKが可能だが、実際に街中でPKを行うと超強力なNPC「賞金狩人」が仕置人として出現する。 
一応不可抗力によるPKを行ってしまった場合*11、証人となるNPCを教会に連れて行って正当性を主張し認められると、少しの罰金の支払いでPKが許されるパターンがあるらしい。
実は賠償金の徴収は「あらゆる資産を持った瞬間」ではなく「現在所有権を持つアイテム類と資金」が対象となるため、かなり限定はされるがそこに引っかからなければ徴収を回避できる。

  • 食いしばり
戦闘不能になるダメージを受けてもHP1で耐えること。
全プレイヤーに共通して極低確率ながら無条件でこれが発動する仕様が存在する。
先述のようにLUCを鍛えることで確定食いしばりを発動できるようにすることも可能。
また、仕様とは別枠で食いしばり効果を持つスキルも存在する。
この手の仕様の慣例通り、毒などのスリップダメージには無力。

  • 特殊状態
特定のアイテムやユニークシナリオの進行などで付与される特殊ステータス。
作中ではユニークシナリオのタイムリミットのカウントダウンや、探知機のような性質などが付与された。
曰く「(特殊な)力の発生源が自分自身になった」ような状態らしく、バフの括りに入らない。

  • 物理法則
このゲームでは、物理法則も明確な力として作用する。
高所から落下すれば重力加速度に従って加速するし、それで敵にぶつかればその速度によるダメージ算出が行われる。お互いに対して。これを応用した技も存在する。
また、もっと一般的な所では「衝撃」もダメージリソースとして機能する。
激しい振動に晒されたり、パリィ時にいなしきれなければその分のダメージが発生するなど、かなり細やかな算出が行われている様子。

  • クリティカル
クリティカルはランダム発生ではなく、理想的なポイントに理想的なタイミング・軌道で攻撃を加えられたら発生する形式。
先述の通りLUCが高いとこの辺りが多少雑でも甘く判定してくれるようになる。
この理想的なポイントというのはモンスター固有の弱点箇所の他に、部位破壊力によって外装・体表を破壊して内部を露出させることで意図的に作ることも可能。
これに当たって部位耐久値を直接削る「破壊属性」や、破壊属性を毒のスリップダメージの形で蓄積する「壊毒」といった状態異常も存在する。

  • 掲示板
面識の無いプレイヤーとも雑談や意見交換ができるシャンフロ公式掲示板サービス。
匿名性ではなく名前欄にはプレイヤーネームが表示される。
様々なスレッドが立てられ、スレ毎のお題に応じて日夜活発に書込みが行われている。
web版では当初各街のギルドからでなければ閲覧や書込みができなかったが、後にいつでもどこでも利用できるようにアップデートされた。
漫画版では最初からどこからでも利用できるようになっている。

粘着荒らしなどの悪質な掲示板荒らしをやらかし、他プレイヤーから通報されるとゲーム内で悪臭ペナルティを負う。
具体的にはアバターから臭いスメルが発せられ周囲のプレイヤーやNPCを不快にさせる。
通報の規模によってスメルの度合いが変わり、悪質な荒らしだった場合「腐った牛乳雑巾スメル」「腸内環境最悪の汗だくデブが腐った豚骨スープ飲んでろくに消化されないまま出てきたみたいな臭い」を全身から撒き散らすようになる。
前者で数百人による通報クラスらしく、それを超える後者になるとNPCが状態異常になって逃げ出し、セーブ場所となる筈の宿屋から叩き出され、不快感に耐え切れなくなった他プレイヤーにPKされるほど酷い。
なお訴訟レベルでやらかしたプレイヤーは垢BANされ、フルダイブVRシステムだけなくユートピアネットワークアカウントから作り直しになった挙句BANされた垢に罰金請求が課される。

クラン

共通の目的や活動方針を持った複数のプレイヤーで結成するグループのこと。
他のRPGにおける「ギルド」に該当するが、シャンフロでは「ギルド」は職業ごとの組合となっているため、プレイヤーグループは「クラン」となっている。
クランを結成するとクラン共用ストレージ、装備やアイテムの所有権共有、クランハウスの購入といったシステムを利用できるようになる。
クランとしての活動の中で特定の施設や組織とのコネを作ることができれば、クラン単位でそれらの優先利用権を取得することもできる。

ストーリー・イベント関連

  • ユニークシナリオ
シャンフロ最大の売りとも言えるサブイベント群。
「シナリオ」の名の通りどのユニークシナリオにも「始まりと結末」が存在しており、プレイヤー・NPC・モンスター問わず「特定の存在」について語られる。
不特定多数が受注可能なもの、周回が可能なもの、オンリーワンなものとタイプは様々。
推奨レベルが表示される場合があるがこれは一種の目安であり、シナリオの難易度がプレイヤーのレベルに応じて調整されることもある。
クリアした時の報酬は第一線級の強力なアイテム/装備やスキル/魔法だったり、クリア者限定の特別サービスだったりと豪華なケースが殆どなので、多くのプレイヤーやクランが血眼になって発生フラグを探している。
ユニークシナリオも他のコンテンツの例に漏れずAIがリアルタイムで生成しているため、「誰も知らない自分だけのユニークシナリオ」を発生させたいのならばセオリーに囚われないプレイングが重要となる。
ユニークシナリオの情報を公開するか否かは発見者の自由なので、自発したものを独占・秘匿しているプレイヤーは多い。
間違われがちだが、必ずしも報酬でユニークアイテムやユニーク魔法などが入手できるわけではない。*14

  • ワールドストーリー
正式名称はワールドストーリー「シャングリラ・フロンティア」
世界そのものが「次の段階」へと進み、変化することに関する物語。
ユニークモンスターの討伐によって進行し、その度に大型コンテンツが解禁されていく。

  • グランドクエスト
運営が設定したプレイヤー全体の「目標」。
攻略の目安とも言え、何をするか迷ったならグランドクエストの達成の助けとなるような行動を取れば間違いはない。
こちらもワールドストーリー同様、達成することで新コンテンツが解禁され、新たな目標が定められる。

  • ユーザーイベント
プレイヤーが自発的に行うイベントのこと。
運営が関与していないため実際にはシステム的に存在しているわけではない。

施設関連

  • ギルド
各職業系統に存在する職業組合のこと。
その職業に属しているNPCや他プレイヤーとの交流、クエストの斡旋、職業専用イベント、その職業ならではのサービスといった各種特典が受けられる。
クランとはまた違った人脈を構築できるため、プレイヤーの第二の活動集団・拠点としての役割を担う。
周囲に迷惑を頻繁に掛けるなど素行不良の度が過ぎたりした場合はギルドから追放されることもある。
メインとサブでも待遇に差異があり、当然メインに設定している方がより良いサービスを受けられる。

  • 特技剪定所(スキルガーデナー)
各街に存在するショップの一つ。
特技剪定師という特殊な職業のNPCが存在し、スキル関連の様々な商品を取り扱っている。
最大の特徴はスキルレベル上昇タイプのスキル2種類を連結し、新しいスキルとして生まれ変わらせる「スキル合体」が行えること。
これの上位版として、複数のスキルを歯車のように組み合わせて新スキルとする「同調連結(ハイコネクション)」も存在する。こちらは連結解除により元のスキルに戻すことができる。
より強力なスキルの習得、不要なスキルの整理としても使えるため必須級の施設と言われる。
他、記された条件を満たせば特定スキルを確実に習得できる「秘伝書」の販売も行っている。

  • 覚醒の祭壇
新大陸の各亜人種の集落にある施設。
ここでイベントを行うことでプレイヤーのレベルキャップを解放、Extendとして蓄積していた経験値を全て反映させた上でレベル150まで成長できるようになる。
更に、祭壇の地下にある設備を利用することでアバターの種族を集落に対応する亜人種へと変更する改宗(コンバージョン)も行うことができる。
改宗するとアバターの容姿が亜人種のものに変化し、亜人種特有のスキルや補正を得ることができる。


ゲーム内コンテンツ

この途方もない作り込みから本筋以外のミニゲームも存在する。
要は現実の据え置きゲームでも見かける「ゲーム内ゲーム」。

  • フィロジェネテック・ジオグリフ
神代の技術満載の隠しダンジョン「リヴァイアサン」の第三殻層「戯盤(カジノ)」でプレイできるトレーディングカードゲーム。通称「フィロジオ」
プレイヤー自身をマナ粒子と定義することで生物が進化する条件やその性質をカード能力として落とし込んでいる……という設定。
モンスターを場に出し、「環境」と「要因」を整えることで独自の「生態系」を構築しつつ、相手の生態系の構築を妨害する対戦型カードゲーム。
第四殻層へ上がるための手段の一つで、フィロジオを用いる場合は「専用コーナー『フィロジオタワー』で全99階層の門番MOB*15を一つのデッキで攻略(=99連勝)」しなければならない。

カードプールは全て「シャンフロ内で登場するモンスター」とその関連(サポート)カードで構成されている。
つまるところ、シャンフロ内のモンスターをVRカードゲーム風に置き換えたミニゲーム。
カード購入のためにはリヴァイアサン内限定通貨「スコア」が必要なので事前に別の手段で稼いでおく必要がある。
ブースターパックは「購入者がこれまでに遭遇してきたモンスター」がカードとして排出されるため、自分だけのデッキが構築できるのが売り。
他プレイヤーと独自に取引してカードをトレードしたり購入することも可能。
レアリティはコモン、アンコモン、レア、エクスティンクション、レジェンダリー、ザ・ワンの6種。
各プレイヤーの戦闘経験によって同一カードでもレアリティが変化することがある。*16

主なルールは、
  • 決闘対戦開始時にプレイヤー双方が「ジェネレーション!」と叫び、声が大きかった方が先攻。
  • プレイヤーは双方とも1巡目(最初のターン)は攻撃することはできない。
  • 複数種類のマスが存在し、各マスには対応した種別のカードしか配置できない。
  • 場のモンスターの数が多いほど効果優先権が高くなる。
  • サレンダーは両者合意の時のみ成立する。
  • 最終的に相手の生態系を絶滅させた方が勝利となる。

問題はカードプールが多すぎること、ゲームの進行次第で使用できるデッキが増減すること、ゲームマスターでもあるリヴァイアサンの管理AI「勇魚」がプレイヤーに応じて排出率を弄るのでコレクターとして活動しようとすると凄まじい苦行になることなど。
このゲームにドハマりしたプレイヤーは「フィロジオニスト」と呼ばれ、シャンフロでの目的が「世界の開拓」ではなく「フィロジオをプレイすること」に逆転してしまう。
フィロジオ廃人ともなると、開拓を推奨している勇魚に白い目で見られようが舌打ちされようが小言を言われようがお構いなしにリヴァイアサンに入り浸り、
本来本編である筈のシャンフロでのあれこれは「カードプールを広げるために仕方ないからこなさいといけないクソイベント」と扱うようになる。
あるフィロジオニスト曰く、「何がやばいってマジで第三殻層で一生遊べそうなことなんだよね、フィロジオ楽しすぎる」

ちなみに、リヴァイアサンが蓄積し続けてきたデータのごく一部を除いた殆どがリソースとして使われているため、「惑星ユートピア」について調べる上での最適解の一つともなっている。


MOB関連

  • NPC
NPCには超高度なAIが搭載されており、他者の感情や思考を察したり、冗談を言ったりとリアルの人間とほぼ同様のコミュニケーションが可能。
プレイヤーの与り知らぬところでNPC同士のコミュニティを作っていることも多々ある。
NPCをパーティに加えて戦闘に参加させることもできるが、NPC達は惑星ユートピアで「生きている」設定なので死亡すると二度とリスポーンすることはない。
無実のNPCに意図的に危害を加えたり、あまつさえ理由なくキルした場合はPKと同等のペナルティを負うことが示唆されている。
特殊な出自の設定があったり、特別な役割を与えられた一部のNPCはレベル150のプレイヤーを遥かに凌駕する力を持っているケースもある。
人間種だけでなく、亜人種やエネミー判定の無いモンスターのNPCも存在する。
実はプレイヤーとNPCは生物レベルで全く別の人種であり、NPCからするとプレイヤーは「死亡しても復活する変な人達」として認識されている。

  • モンスター
惑星ユートピア全体に生息する生物群。
マナ粒子の影響によりスキルや魔法を扱える種も多く存在する。
それぞれ生息エリアで生態系を構築しており、種にもよるが基本的には生殖によって個体が増えているという設定。
世界観的に完全未発見の新種が見つかることもあり、その場合は発見者が命名することができる。
一部のモンスターはスキル「テイム」に成功すると仲間として連れ歩くことができるようになる。
NPCと違ってスポーンするが、これはプレイヤーの認識外で発生しており、「新しい個体が以前からいた」ことになる形で補填される。

  • 二つ名持ち
通常種ながら異常な行動特性を獲得したために二つ名で呼ばれるようになったモンスターのこと。
過酷な環境下で生まれ落ち、尚且つその環境を生き抜いて適応・成長した個体を指す。
かなり強力なモンスターではあるが、元の種の範疇なのでドロップアイテムは通常個体と変わらない。
非常に稀だが、更なる経験を積むことで下記のレアモンスターへと後天的な進化を遂げることがある。
こちらの場合は専用素材をドロップする。

  • レアモンスター
各エリアに一種類以上生息する遭遇率が低いモンスターのこと。
通常のモンスターよりも強く、ドロップアイテムや素材も品質の良いものが多い。

  • ユニークモンスター
ゲーム内では「七つの最強種」と呼ばれる7体の特殊なモンスター。
「最強種」の呼び名に偽りなく、他のモンスターと隔絶した理不尽とも言える圧倒的な戦闘能力を誇る。
準備が整っていない状態での遭遇=確実な死を意味するが、遭遇し交戦するだけで大量の経験値を得られる共通仕様があり、ボーナスモンスターとしての側面も併せ持つ。
また、ただ遭遇しただけでは倒せないようになっており、必ず対応するユニークシナリオEXを発生・受注しておく必要がある。
攻略にあたってはモンスターのバックボーンとなる世界観設定を考察して対処法を練ることが重要。
どれも討伐は困難を極めるが、成功すればレベルアップとは別枠の大量の追加ステータスポイント、及び非常に強力かつ特殊なユニークアイテム/装備を報酬として獲得できる。
一体撃破される度にワールドストーリーが進行する。

  • レイドモンスター
ワールドストーリー第4段階で解禁された、ユニークモンスターに匹敵する超強力なモンスター群。ゲーム内では新大陸側は「左方始源眷属」、旧大陸側は「右方始源眷族」と呼ばれる。
旧大陸と新大陸にそれぞれ・黒・の5体ずつ、計10体(うち交戦可能なのは9体)存在する。
「レイド」と付く通り数十人以上の討伐隊で挑むことを前提とした絶大な戦闘能力を持ち、数段階の形態を攻略した上で、最終形態始源解帰(Primal Revolve)を撃破することで討伐となる。
討伐報酬はハイリスクハイリターン・そこそこリスクそこそこリターン・ローリスクローリターンの3タイプのアイテムのうち何れか一つ。どのタイプがドロップするかはランダム。
なお、一度でもレイド戦に参加していれば実際に討伐された戦闘に参加していなくとも報酬を得られる。
討伐後一定期間が経過すると復活する共通仕様を持つ。

  • 色竜
新大陸に生息するレイドボス級ドラゴン型モンスター。
ただし、一部を除いて皆異形寄りの姿をしている。
レイドモンスター同様、・黒・の5体が存在する。
共通して討伐寸前まで追い詰められると災害状態(ハザードモード)という発狂モードに移行する特性を持つ。
5体ともプライドが高く、自分以外の生物を敵視している。
とあるプレイヤーが唆したことで大規模レイドイベント「竜災大戦」で一挙に集結し、プレイヤーとジークヴルム相手に大混戦を繰り広げた。

  • エクゾーディナリーモンスター
大型アップデートで実装された強力なモンスター群。
先述の"緋色の傷"の誕生を受けてサーバーが提案・実装した既存モンスターの特殊個体で、より強力な突然変異を遂げた「不世出の実力者達」
一部を除いてモンスターネームは「既存モンスター名+“四字熟語の当て字(+ルビ)”」で構成される。
基本的にどれも強力だが、戦闘能力は元となったモンスターの影響も大きく、例えば始まりの街「ファステイア」付近に出現するエクゾーディナリーはゲームを始めたばかりの低レベル生産職プレイヤーでも十分に討伐可能。
討伐すると専用素材の他、元となったモンスターの力を宿した強力なスキル不世出の奥義(エクゾーディナリースキル)を習得できる。
オンリーワンな個体という訳ではなく、一定時間が経つと再度出現するようになる。
なお、生態的には「異常な成長過程を辿った結果変異した」のではなく、「異常な変異を持って生まれた」個体が中心で、生物として致命的欠陥を患っている者も多く、そういった意味では「儚い生態」「可哀想な生き物」とも言える。

  • 真なる竜種
人間の「竜」に対する恐怖が具現化したレイドボス級ドラゴン型モンスター。
モンスターネームは真なる竜種(The Truth Dragon):No.~」「(真名)」で表記される。
設定上はNo.Ⅰが「ジークヴルムに対する畏怖」から「竜」として顕現したことでNo.Ⅱ以降もドラゴンを象るようになったとされる。
No.Ⅰ~No.Ⅲは現代になるまでに過去のNPC達によって討伐されており、プレイヤーが実際に戦えるのはNo.Ⅳ以降。
「竜への恐怖」以外に元となる「恐怖」が存在し、それに応じた姿と能力を持つ。
一応オンリーワンなモンスターで同じNo.と真名を持つ竜種は存在しないが、元となる「恐怖」が共通していれば類似した竜種が新たに生まれることがある。
ユニークモンスターが討伐される度に総数が3体ずつ増加し、現存数が総数未満の場合に週一で新たな竜種が生まれる。
討伐しても素材や経験値は得られないが、討伐報酬として各プレイヤーがその戦闘中に最も長く装備していた武器・防具をユニーク装備「竜滅装備」に進化させると共に、隠し最上位職業「真竜討滅者」への転職権が得られる。
武器・防具を装備していない部位がある、もしくは既にユニーク装備だったなどの理由で竜滅装備化の対象外だった場合「脈打つ銀色の石」というアイテムが手に入る。


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最終更新:2024年03月27日 21:51

*1 本作の世界は現実以上にゲームが世間一般に受け入れられていること、フルダイブハードはユートピア製一強状態であること、シャンフロのためにハード買い替えの必要が無いこと等が要因と思われる。アクティブ数は不明。

*2 あくまでゲーム世界の維持に10基のサーバーが使用されているのであって、ワールドがサーバーで分かれているわけではない。

*3 ルート分岐まで網羅していたあたりTRPGのシナリオブックだった可能性がある。

*4 スキル習得など限定アイテムの販売、上位職業・高レベルNPCによる各種施設の利用など。

*5 発生条件が簡単な別のユニークシナリオでも訪れることができるが、そちらは兎御殿には入れず、クリアしてしまうと追い出されて再入国はできない。

*6 動体視力やピンチ力など。

*7 一部の職業系統は初期職業相当の職が無い場合がある。

*8 一部のユニーク職業をはじめとした職業はこの限りでなく、サブに設定していても特典の一部を利用できる場合がある。また、その職業でないと覚えられないが固有スキルではない扱いのスキルも存在する。

*9 少なくともショップなどで売却して「市場に流した場合」は所有権が離れる。

*10 逆に言えば、裏社会に生きるアウトローなNPCとコネクションを作りやすくなり、それを利用すれば一部のペナルティを無視できる。

*11 例:後述の悪臭ペナルティによる壮絶な悪臭に耐え切れなくなったことで、悪臭源となっているプレイヤーを殺害した場合など。

*12 黒剣が万全の状態でリュカオーンと戦えたのはこの情報のおかげ。

*13 現実が少女と思しきプレイヤー。

*14 一例として、発生条件が広く知られているユニークシナリオ「兎の国ツアー」のクリア報酬の魔法「エンチャント・ヴォーパル」はユニーク魔法として扱われていない。

*15 各門番毎にデッキテーマが異なる。

*16 実際は超強力なモンスターでも乱獲経験があればコモンに、逆にそこまで強力なモンスターではないが交戦回数少ない&その戦闘で非常に苦戦した場合はレジェンダリーになったりなど。

*17 作中では花:秋津茜、鳥:イムロン、風:サイガ-0、月:サンラクの4組。