登録日:2025/04/16 (水) 09:57:52
更新日:2025/05/17 Sat 10:41:11
所要時間:約 4 分で読めます
■概要
『秘密法人デスメイカー』とは『ヤンチャンWeb』で連載している漫画。隔週土曜日更新。
作者は
死と生を愛する男こと
鰻田まあち。
2024年1月23日発売の『ヤングチャンピオン4号』に読み切りが掲載。
その後4月30日に『ヤンチャンWeb』に読み切り版が掲載されるとSNSでバズる。
好評だったことから11月30日『ヤンチャンWeb』で正式に連載開始してしまった。1~3話と最新話が無料で読むことができる。
単行本1巻は2025年5月27日に発売予定。
作者の鰻田まあちはPixivやX(元Twitter)での投稿を見ればわかるように
過激な性癖を持っており、それに由来すると思しき倫理的に際どいネタが多め。
本作の二次創作ガイドラインとして「
屍姦から四肢切断まであらゆるジャンルを全て可」と公言しているレベルである。
また、
ブラックな要素が強烈すぎて見落としがちだがパロディ元である特撮関連のネタも地味に多い。
細かいところのセリフやサブタイトルに実在の特撮作品(
スーパー戦隊シリーズが多め)から拝借してきたフレーズがさらっと紛れ込んでいたりするほか、
怪人のデザインも
同一素体の使い回しやスーツアクターが中に入ることを前提にした造形等々、作者のこだわりが端々に感じ取れるものになっている。
よく見るとタイトルロゴにも
これとか
これみたいに「
死冥家」と当て字が隠されていたりする。
ただ、作者としては読み切り掲載時に
「日和られて滅茶苦茶妥協させられたのが癪」と語っており、以降も更新の連絡の度に「クソ漫画」等と呼ぶなど忌み子扱いしている様子。
もっとも本作を読んだ読者からの反応は
「これで妥協……?」「編集がちゃんと仕事している」なので、
不満を持っているのは作者だけという状況になっている。
愛読者を「敵」呼ばわりしながらもキャラの設定画やボツネタなどを律儀に提供しているあたりある種のプロレスである。
ついでに作者はさっさと打ち切りたいと思ってそうだが無情にも最新話の掲載の度にデイリー1位になる。
絵柄は表紙からもわかるようにユルい4頭身ほどの可愛らしい絵柄だが時折、リアル化して女性キャラが妙な色気を放つことがある。
■あらすじ
SNSでバズってしまった話題作、とうとう連載化!
人間のヒーロー作品が大好きで、そんな存在にぶっ殺されることに憧れるデュアルホーン。
夢を叶えるべく人間界にやってきたがヒーローはおらず、自分で創ることにしたらヤバい怪人が次々生まれて……!?
死と興奮に詳しい鬼才・鰻田まあちが贈る、濁り切った世界観。悪の組織ブラックコメディ!
(公式より引用)
■主な登場人物
■デスメイカー
「やっぱりいつ見ても人間界のヒーローってやつたまんねぇー〜……」
本作の主人公。『宗教法人デスメイカー』の教祖。二本の角と岡山の地底湖みたいな瞳がチャームポイント。
一見幼い少女のような可愛らしい外見だが実年齢は42歳。
その正体は怪人界の王「怪人王」が作り出した幹部怪人『双角怪人デュアルホーン』。
「人間界の『ヒーロー』に正義の名の下に斬り捨てられて死にたい」という
性癖願望があり、ヒーローの活躍を見ながら
××××をするのが日課というとんでもない異常性癖持ち。
しかし思い切っていざ人間界に行ってみるとヒーロー番組がフィクションであったことを知る。
殺されること前提で片道切符しか買っていなかったので怪人界に帰れず20年だらだら過ごしていたが、
しんとから「悪の組織から離反したヒーローという設定の怪人を産み出して、それに殺されるなら?」というアドバイスを受けたことで、
自らの怪人を産み出す能力を用いていずれヒーローとなり得る逸材を産もうと発起する(
ただし怪人は尻から出る)。
異常性癖を抜きにしても怠惰で自己中心的で倫理観がない、劇中屈指のダメ人間もとい怪人。
実子のはずの怪人たちへの態度は一言で言えば毒親そのもの。
気に入らなければすぐ処分しようとしたり、産まれてこられなかった怪人の種を燃えるゴミに出そうとしたりと命を命とも思わないような振る舞いが目立つ。
しかも絵に描いたようなビッチであり、怪人界にいた頃は体だけの関係の男がたくさんいた。
そのせいかどうも性病持ちらしく、関係を持った男たちは全員病死してしまっている。本人はピンピンしているのがタチが悪い。
そんな性格ゆえに怪人たちからの人望は全くなく、「ボケてんすか?」「早く死んでくれワン」「アバズレの淫売」などと日常的にボロクソに言われている。
あくまで欲情しているのは「かっこいいヒーローに殺されるシチュエーション」に対してであるようで、単に「死ぬ」ことに対しての恐怖と忌避感は人並みにある様子。
どちらかといえばヒーローとしての内面よりビジュアルにこだわっているようなところもあり、アルミホイルジョンソンやサイレンナイト(まわり)のことは自分を殺すヒーローとしては認めていない。
一応常識的な感覚や良心も身につけていないことはなく、性癖や性欲がらみで頻繁に暴走する怪人たち相手にツッコミ役に回ることもよくある。
また、しんとのことは連れてきた経緯はともかくとして娘感覚で大切にしている。目の前で××××はするが。
ちなみに「悪の組織」とは言いつつ、組織として悪事を働いたり人間界の侵略を企てたりすることは特になく、普段はデスメイカーのオフィス内でダラダラとしんとや怪人たちとの無為な共同生活を送っているだけである。
「教祖さま落ち着いてください!」
『宗教法人デスメイカー』の幹部。人間の女性。20歳。巨乳。
名前の「しんと」は恐らく「信徒」だと思われる。
あまり自己主張の強くない性格。いわゆるアセクシャルの気があるのか、「性欲というものがよくわからない」らしい。
趣味はパチスロ。幼少期から憧れがあったらしく、お小遣いは全てパチ代のために貯めていた。
本人曰くにぎやかなのが好きなようで、怪人たちとの暮らしはなんだかんだで気に入っている様子。
特に自身がデザインしたケルベガスのことは「ワンちゃん」と呼んで可愛がっている。彼女が自分に性的な目を向けていると知ってからも特別避けたりはしていない様子。
見慣れているのかデュアルホーンが目の前で××××をしていても平然としているが、グロや汚物系の下ネタは苦手らしく、よく吐く。
言動の端々から育ちの悪さが垣間見える点を除けば、人当たりも割とよく怪人たちのように性癖・性欲がらみで暴走することもない本作屈指の常識人。
実は長らく甘やかされて育ってきたせいで一応義務教育は終えているのに分数すら理解できないほどのバカで、おまけに間違いを指摘されると即癇癪を起こして話が通じなくなるという怪人達とはまた違った人格面での問題を抱えている。
その学のなさとわがままぶりはあのデュアルホーンですら甘やかしすぎたことを本気で反省しているほど。
これまでは経緯もあってか読者からも「唯一のまともな常識人」だと思われていたのだがこの真実に「知りたくなかった…」とガチで落ち込む者もいたほど。
デュアルホーンとは親子のような関係だが、血の繋がりは無い。
曰く「橋の下で捨てられているのを拾った」とのことで、捨て子だったしんとをデュアルホーンは女手一つで育ててきたのだという。
…というのは真っ赤な嘘で、実はデュアルホーンが人間界に来た時、「橋ノ下産婦人科」で「
たくさんいるから一人もらってもいいか」という
第二のいなり男みたいな理由で誘拐して育てていた子供。
そして出生の嘘が発覚した際に本名が「
山本輝々星降夜」というとんでもないDQNネームだということも判明。
流石にそのような本名を受け入れられるわけがなく、判明後も「しんと」の名で生きていくことを選んでいる。
「自分……ウンコにしか興味無いすから!」
デュアルホーンが産んだ長男。デスメイ怪人1号。スカトロ好き。口臭はケチャップの匂い。
ハエの触角と複眼がついたオムライスのような頭部を持つ。首から下は
赤いマフラーに全身タイツ・ブーツと手袋にハエの羽根というビジュアルで、意外とヒーロー寄りの要素が多め。
こうなったのはヒーローになる怪人を産もうとした際に、夕飯のメニューと近くにいたハエがイメージに混ざったため。
基本イメージがヒーローなだけあって人間態は銀髪のイケメンで善良な常識人だが、いかんせんハエなので
うんこが好き。
出す人間ではなくうんこそのものに執着しているため、出したのが男だろうと女だろうと動物だろうと全く気にしないという筋金入り。
眼前で女子高生の生着替えイベントが発生しそうになっても心底どうでもよさそうな表情を見せる等、「ウンコにしか興味無い」という台詞に嘘偽りは無い様子。
デュアルホーンからはしばしば「ウンコマン」と罵倒されるが本人は悪口だと認識していない。それどころか自分からウンコマンであることを認めている。
また、うんこが絡む場面では他人の迷惑を鑑みずに暴走してしまうことがしばしばある。
倒産寸前のとあるAVメーカーに乗り込んでス○トロAVメーカーとして再起させ
てしまったことまであるほど。
オムライスの怪人だけに料理が上手いが、放っておくとカレーばかり作る。カレーが好きなのは当然
うんこに似ているから。
下2人に比べるとデュアルホーンには穏当に接するが、あまりに理不尽な命令に対してはキレてお茶をぶっかけたりとたまに過激な反抗の仕方をする。
「ボクはパイセンを性的な目で見ているワン……」
デスメイ怪人2号。ハエオムライスの妹。ガチレズ。巨乳。
家事を担当するハエオムライスによる1ヶ月に渡るカレーのみの食生活から抜け出すために産み出された。
でかい犬の顔から両腕と人間の下半身を生やしたようなアンバランスな二頭身体型の怪人。
実際の特撮怪人で例えるなら
こいつに近い体型をしている。
頭には「ラスベガス」らしいスロットマシーンが乗っかり、犬の頭の形をした肩当てを付けて「ケルベロス」の三つ首を表現している。ちなみにデザインしたのはしんと。
人間態はマーチングバンドの指揮者風の服装の女性だが、普段はジャージなどのラフな私服で過ごしていることも多い。
頭のスロットを回してスリーセブンが揃わないと形態変化ができないという難儀な能力の持ち主で、初登場からほどなくして人間態になって以降一度も怪人態には戻っていない。
一人称はボク。語尾はワン。
怪人態のいかつい外見に似合わない無邪気なマスコット枠……と見せかけて、しんと相手に過激なセクハラをした挙句「でかい乳揺らしてボクを誘惑するパイセン(しんと)が悪い」などと言ってはばからない性犯罪者一歩手前のヤバい性欲を持つガチレズ。
実妹のパスフィン相手にも欲情しているらしい描写があったり、まわりとの初対面でもまず無言で尻を触りに行ったりと女性相手だと全く見境がない。
そのせいでデュアルホーンに去勢すると脅されても「この漫画は性的少数者を差別している」と逆ギレしたり「レズなので子宮の使い道がないし別にいい(意訳)」と開き直ったりと、かなり神経が図太い。
ハエオムライス同様性欲を抜きにすれば常識人なところはあり、しんとに「性欲というものがよくわからない」と言われると即セクハラをやめるなど、一応本当に超えてはいけないラインは弁えている様子。
デュアルホーン相手に正面から反発したりツッコんだりするのは彼女であることが多い。
また、単にロリ体型が好みから外れているのか、それとも普段の言動がアレすぎるせいか、デュアルホーンのことは全くそういう目で見ておらず、彼女のハメ撮り写真を「グロ画像」とまで言い切っている。
なお、一部ではかつて作者が二次創作でよく描いていた
メギド72の登場人物の1人・ナベリウスに似ていると指摘されている。
「ワタクシノーゴーストノーコープスですわ♡」
デスメイ怪人3号。次女で爆乳の痴女。愛称は「ひつぎ」。口調は上品だが時々かなり口汚くなる。
ハエオムライスとケルベガスを立て続けに産んだせいで「産み癖」がついてしまったデュアルホーンが特に理由もなく産み出した。
種から産まれてくる際、デュアルホーン曰く「羽化不全的な」状態になりしばらく産まれてこなかった。
その際に一度死んでしまったのかもともとそういう性質なのかははっきりしていないが、体はいわゆる霊体になっているらしくバラバラになっても平気。
しかしバラバラの状態のまましばらく経つと強烈な腐敗臭を漂わせ始める。
一方で本人は「ノーゴーストノーコープス」と主張している。
先に触れた通り産まれてくるまでの間自分をぞんざいに扱ってきたデュアルホーンを露骨に恨んでおり、上2人に輪をかけて彼女には辛辣。
時々命を狙っているかのような態度まで取るため、デュアルホーンからはかなりビビられている。
一方、手厚く弔おうとしてくれたハエオムライスとケルベガスとは関係良好。特にハエオムライスからは妹として可愛がられている。
怪人態は1つ目のついた棺から骨が剥き出しの手足とスピーカーが生えたような姿。
人間態は和風の幽霊と修道女を折衷したような風体の女性で、布で隠れているのは前だけで後ろは丸見え(しかもノーパン)という露出魔。と言っても流石に外に出かける時は普通の服に着替える。
自慢の爆乳で少年をかどかわしたり何度も全身バラバラになったりと
色んな意味での本作のサービス要員。
しかし基本的にはマイペースながら温厚な性格で、時々シャレにならない暴走をしでかす上2人よりも見ようによってはマトモ。他の面々が騒動を起こしている時も横で黙って見ていることが多い。
少なくとも「悪しき存在」ではないようで、ある退魔師が放った「破魔の波動」なるものを食らってもノーダメージだった。なお、
隣にいたデュアルホーンは派手に炎上していた。
初期案では「棺桶牧師」という名前だった。モチーフの器物+職業というネーミングや1つ目の怪人態からして元ネタは
五星戦隊ダイレンジャーのゴーマ怪人と思われる。
現在の名前もおそらく「パスター(牧師)」と「コフィン(棺桶)」が由来。
「ファーッファッファッファイブジー!!」
デスメイ怪人4号。「父がコオロギ大帝で、自分を改造しようとしている」と主張する少年・本田たけとを家に追い返すために産み出された「陰謀論に強そうな怪人」。
頭にアルミホイルを巻いたアメコミヒーローみたいな姿をしているが、顔が妙に濃いうえに不自然に大きくて気持ち悪い。「ござる」口調で話す。
デュアルホーンたちはたけとの主張を陰謀論かぶれの子供の妄言だと認識していたが、実は彼は本当にコオロギ大帝から身を狙われていた。
アルミホイルジョンソンは腕を改造されてしまったたけとを守るためにコオロギ大帝を倒し、見事に悪の組織から離反したヒーローになってしまった。
……が、見た目が悪いのでデュアルホーンは彼をヒーローとは認めなかった。
「……チェンジで」
たけとに引き取られていったのでその後は登場していない。
「何って……頭骨に穴を開け塩酸を流し込む事で脳を物理的に刺激し作り変えるだけだが……?」
デスメイ怪人5号。しんとのあまりのバカさ加減に反省を感じたデュアルホーンが産み出した「頭を良くする怪人」。
巨大な脳そのものの形をした頭に血管の浮き出た首とかなりキモい外見をしており、塩酸の入ったタンクと鉛筆を模した巨大なドリルと「チンパンジーでも5年でgo○gleに就職できる」デスメイドリル(紙)を装備している。
「キョキョキョキョー!」と不気味な鳴き声を上げ、脳に直接塩酸を流し込むというヤバすぎる方法でしんとの頭を良くさせようとするなど、ある意味一番「怪人」っぽい言動をする危険人物。
しかし、デュアルホーンにより逆に自分の脳に塩酸を流し込まれてしまい、妙に澄んだ目をした「汚いまんがタイムきららみたいな顔いい子」に矯正させられた。
■怪人界
「しっかり働けよ お前にゃ散々金かけさせられたからな!」
怪人界の王。片目を隠す変なデザインの兜と胸から上を覆う鎧を身につけ、マントを羽織った壮年の男性。
いわゆる「顔出し幹部」の典型といったビジュアルで、娘のデュアルホーン同様人間寄りの姿をしている。
人間界とは友好関係を結びたいと考えており、そのために人間界に滞在しているデュアルホーンに使者になってもらうつもりでいる。絶対人選ミスだと思う。
部下宛ての仕送りをほぼ全額中抜きされたり、お茶に下剤を盛られてフレングラスの目の前で漏らしたりと、デュアルホーンには散々な目に遭わされている。
それでも彼女をなんやかんや気にかけてはいるが、「絶対に帰ってくるな」と念押ししたりもしている。
その娘本人に向かって上記のやや毒親っぽい台詞を吐いたり、ハエオムライスが無意識に口にしたダジャレに乗っかってウザ絡みをしたりと、娘との血筋を感じさせるような言動もたまに見せる。
前者に関してはデュアルホーンの普段の行いが行いなので言われてもしょうがないところはあるが。
「人に散々辛酸舐めさせといて忘れたとは言わせんぞ……」
デュアルホーンの学生時代の同級生。42歳。ライゲルドⅢ世の秘書。
人間態はメガネにビジネススーツのテンプレ的な秘書そのものの姿だが、耳がいわゆるエルフ耳になっている。
怪人態は同じくエルフ耳で下半身が細長い葉に覆われた植物(本人曰くススキらしい)型怪人だが、
デュアルホーン同様かなり人間寄りの容姿をしている……というか部分的な人外要素を除けばお姫様っぽいファンシーなビジュアルであまり怪人らしくない。
作者も「囚われの姫みたいにしたかった」と語っている
が、満足いくデザインではなかったようで「産廃」「クソみてぇなキャラデザ」「今後登場の予定はありません」と自虐混じりにボロクソに扱き下ろしている。
「どこにでも草を生やす」能力を持つ。セリフにもたまに
草が生える。
学生時代デュアルホーンには「ジャングル」と呼ばれており、これは植物怪人だから……ではなく
陰毛が濃いからという酷いイジメ。
このせいで「あいつ陰毛濃いんだな」という視線とあだ名呼びに心を痛めており、大人になってから全身脱毛したという。
ちなみにデュアルホーン本人はこの件について「親しみやすいあだ名つけてやった」としか思っていなかった上、怪人態を見せられて思い出すまで彼女の存在自体をすっかり忘れてしまっていた。
デスメイカーに乗り込んだ際にデュアルホーンの下半身をマングローブにするという復讐を成し遂げるが、ライゲルドは別にそんなこと命令していなかったらしくクビを通告されてしまった。
かつてデュアルホーンと関係を持っていた男の1人であり、恐らくはケルベガスの実父。
故人。
デュアルホーン同様外見は人間寄りで、筋肉質で精悍な顔つきの男性。
ブネに似ている。
生前の写真では顔に
謎の斑点が多数出ていたが、デュアルホーンは「模様」と言い張っていた。
ケルベガス同様かなりの性豪だったらしく、生前は100人の女を孕ませたと語っている。
そしてその全員に
堕ろさせたとも悪気なさげに語るデュアルホーンに負けず劣らずのクズ。
だから地獄に堕ちるんだよ。
ケルベガスとは彼女が
色々あって一度死んだことで直接顔を合わせており、その性欲過多ぶりに関して「
淫売のサラブレッド」と太鼓判を押している。
ワイルドレオと同じくかつてデュアルホーンと関係を持っていた男たち。2人とも故人。
ハエオムライスの父がヘルベルゼ、パスフィンの父がナイトメアンデ。
やはり顔には謎の斑点がある。
■その他の登場人物
「サイレンナイト見参でありま〜す♡」
私立
江楠斗裏無高校出身の女子高生。17歳。
デュアルホーンと同じくヒーロー特撮「ジャスティスレイヴ」シリーズのファン。
憧れが高じて自作のヒーローコスチュームを身に纏い、「輝光警邏サイレンナイト」を名乗って街の風紀を守るため日々奔走している。
当初は
こいつみたいなフルアーマータイプの正統派なコスチュームを着ていたが、
アーマーを修理に出してインナースーツだけで活動していたところ、不良生徒たちの反応が変わったのを見て
変な方向に目覚めてしまう。
結果、コスチュームをデュアルホーン曰く
「でーえるさいととかで売ってるやつ」みたいな露出の多いデザインに改造してしまった。そのためデュアルホーンの性癖の射程範囲からは外れている。
なお自分の中で目覚めた癖についてはあまり自覚していない様子。
まさに奇行軽裸。
若干思い込みの激しい性格で、宗教法人を名乗っているデスメイカーを「悪の巣窟」だと認識してカチコミをかけたのがデュアルホーン達との縁の始まり。
その後誤解(?)は解け、デュアルホーンとジャスティスレイヴ談義で意気投合したことから半ばヲタ友のような関係になり、時々デスメイカーに顔を出すようになっている。
「拙僧は決してメンヘラではござらん!!!!」
退魔師協会から派遣された退魔師の男性。
焼けた肌に筋肉質の身体、腕には多数の切り傷と歴戦の雄を思わせる姿だがその実はメンヘラであるおっさん。
曰く「人より感情の浮き沈みが激しい」のだが退魔師としての腕前はやはり一流。
デュアルホーンからパスフィンの退治を頼まれ、「悪しき魂を持つ者を聖なる炎で浄化する」という「破魔の波動」を放つが…
「俺達は既に服役を終えている…つまり前科はあるが現行で犯罪者じゃねぇ…!」
デュアルホーンに誘拐されたしんとを20年かけて捜索していた両親。
「こんなクソみたいな名前付けるような親絶対まともじゃない」と語るデュアルホーンの予想通り、外見・言動共に中年夫婦のマイナスイメージを凝縮したような毒親。
しんとの妹にあたる人物を夏のパチンコ屋の駐車場に放置して死亡させるというとんでもない前科を持っている。
劇中ではデュアルホーンと激しい親権争奪戦を繰り広げるが、最終的に覚醒剤取締法違反の犯罪者として警察に連行。しんとはそのまま誘拐犯の元に留まることになった。
デュアルホーンに呼び出されて現れた野犬らしき何か。
デュアルホーンはただの犬と主張しているがやたら恐ろしげな見た目をしており、瞬間移動したり人語を話したりする。
悪口を言ってくるような相手には容赦なく襲いかかる一方、普通に応対するぶんには危害を加えたりせず、お土産を持たせるとちゃんとお礼を言うなど、割と善良な性格をしているらしい。
それもあってかしんとやデュアルホーン以外の怪人たちからはさん付けで呼ばれており、デス次郎の側も彼らにはかなり友好的に接している。
やはりというべきか彼は単なる野犬ではないようで、死んだ生物を生き返らせたり逆に寿命を吸い取ったりするというとんでもない能力を持っている。
なお、ワイルドレオ曰く怪人界には生物の命さえ操るという伝説の神獣「デ・ファス・ジキローレ」についての言い伝えが存在しているらしい。
高架下にいる浮浪怪人。全身がホースで出来ている。
デュアルホーン曰く「確かに危ないかも」「絶対に目合わせるなよ」。
クリケットソルジャーを配下に持つ怪人。
「インセクト・ノヴァ」なる大災害を引き起こそうとしていたがアルミホイルジョンソンとたけとの手で倒された。
■用語
人間界とは別の次元に存在する「怪人界」の住民。
上から順に怪人王・幹部怪人・上級怪人・怪人兵の4階級が存在するらしく、デュアルホーンは幹部怪人、配下のデスメイ怪人たちは上級怪人に位置する。
概ね特撮番組に登場する「怪人」のイメージそのまんまの存在だが、別に種族として人間と敵対したりはしておらず、むしろ当代の怪人王であるライゲルドは先に触れた通り友好的な姿勢をとっている。
現状は怪人側が人間を一方的に認知している状態で、怪人界では人間界のビデオなども出回っている。
怪人が
ケツから作り出す種。
呪文をかけることでイメージした通りの怪人を生み出すことができるが、自分より格下の階級の怪人しか作ることができない。
なお、種を作り出すためには事前に
しかるべき行為をする必要がある様子。
つまりこれを作り出した上位の怪人とそこから生み出された下位の怪人は
はっきりとした血縁関係にあることになる。
EDやどうにもならなくなった時のために流れる皆で歌って踊れるED曲。
さあみんな!
デスメイダンスの時間だよ!
♪東京台東浅草橋
あのビル2階の秘密結社
♪清く正しくアットホーム
♪幅を利かせるwiki籠り
♪これ以上アニヲタwikiの品位を下げるな
秘密法人デスメイカー
また見てね♪
追記・修正は怪人を産んでからお願いします。
- 編集者がめっちゃ仕事してるのがわかる稀有な漫画 -- 名無しさん (2025-04-16 10:24:29)
- 作者の性格的に本当に嫌々描いてるんだろうなというのは察しがつくんだけど、かといってこの作者が満足するようなもの描いたら世に出せないのはそりゃそうとしか言えない -- 名無しさん (2025-04-16 16:14:57)
- 一般化で日和るエロ畑の人間をネタにする側だったのに自分もそうなってしまった人 -- 名無しさん (2025-04-16 16:55:31)
- 作者がアンチ最大手 -- 名無しさん (2025-04-16 17:57:39)
- 作者にとっては忌み子こ割に面白いから困る でも真夏のパチンコ店とかパスフィン誕生辺りの没ネタはアクセル踏み過ぎてて笑えないレベルなので何とも反応に困る漫画 -- 名無しさん (2025-04-16 19:21:55)
- この作者に声かけて一般向けに制御してる編集はすげえよ -- 名無しさん (2025-04-16 19:59:32)
- Q:この人が「やりたいようにやる」とどうなるの? A:屍◯と切断と道具化 ってくらいには突き抜けてる漫画家だからなぁ…あとはNEXONを愛し憎むナツ好きでもある -- 名無しさん (2025-04-16 20:20:07)
- 闇文明のクリーチャー? -- 名無しさん (2025-04-17 00:53:59)
- なんで異常性癖の作者に一般向け漫画を書かせようと思ったんだ。なんでちゃんと制御できてるんだ。なんで作者も文句言いつつちゃんと書けてるんだ。 -- 名無しさん (2025-04-17 11:23:00)
- これ深夜アニメになったら作者発狂しそう。 -- 名無しさん (2025-04-17 11:54:40)
- ↑2 異常性癖界隈から一般に進出して大当たりした長瀞さんって前例があってぇ……ただあっちは本編にそういう要素ないし作者もナルヒナに浄化されたせいかノリノリで描いてそうだったけど、こっちは抑えてるとはいえ全然闇を隠す気がないし作者も忌み子扱いっていうのがなかなか他にないというか -- 名無しさん (2025-04-17 13:50:43)
- いまんとこマルハン摂津店の回と梅毒回以外は毒にも薬にもならねえなって -- 名無しさん (2025-04-18 02:51:58)
- 屍姦がリンクされてるの笑う -- 名無しさん (2025-04-18 03:30:14)
- ↑2 もうちょっと毒増やして欲しいよね -- 名無しさん (2025-04-18 10:52:09)
- 意外とハエオムライス人気があるの笑う -- 名無しさん (2025-04-18 22:01:25)
- ハエオムライスくんの夢小説やらリョ○アートある程度には人気なのいいよね、はぁ…はぁ…ハエオムライスくん… -- 名無しさん (2025-04-19 08:13:14)
- 作者が微妙とか迷走したと明言してる回はだいたいそのとおりだから本人の中にもいいクソと悪いクソはあるんだよな -- 名無しさん (2025-04-24 01:46:46)
- ひつぎちゃんのおねショタをもっとやれ -- 名無しさん (2025-04-25 00:09:16)
- 特撮好き(だよね?)で異常性癖界隈の作者さんかーって、なにかデジャブを感じたけどカヅホ先生だ -- 名無しさん (2025-04-25 01:24:09)
- なかなか更新されないな、遂に手綱握れなくなったか? -- 名無しさん (2025-05-03 08:23:59)
- 隔週土曜更新なので次は10日です。 -- 名無しさん (2025-05-07 05:06:17)
最終更新:2025年05月17日 10:41