登録日:2025/07/03 Thu 18:52:00
更新日:2025/07/05 Sat 09:46:37
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カードテキスト
《幻惑の見習い魔術師》
効果モンスター
星6/
闇属性/
幻想魔族/攻2000/守1700
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは手札を1枚捨てて、手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
「幻惑の見習い魔術師」以外の幻想魔族モンスター1体をデッキから手札に加える。
(3):このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体はその戦闘では破壊されない。
概要
ウジャト眼をあしらった帽子と杖が特徴の、非常にかわいい外見のモンスター。
ザ・ヴァリュアブル・ブックEX4によると《幻惑の魔術師》の妹弟子と語られている。
(1)効果は自己特殊召喚。
消費自体は通常の
A召喚と変わらないものの、手札のカードをどれでも1枚送って良いため融通がきく。
(2)のサーチ効果もあるので、実質的な手札交換とも見做せる。
またこの特殊召喚はチェーンブロックを作らないため、《
増殖するG》などの
手札誘発をチェーンされない利点も持つ。
(2)効果は、他の幻想魔族モンスターのサーチ。
幻想魔族でさえあれば属性やレベル、攻守値に関係なくサーチができる。
《増援》等と同じ「種族サーチ効果」を持つわけだが、彼女の場合はモンスターカードとして場に残る特徴がある。
そのため
サーチ先と彼女自身で「素材にできるカード」が2枚用意出たこととなり、その後の展開もスムーズに進む。
反面、フィールド上で発動するモンスター効果である故に《
エフェクト・ヴェーラー》等で止められる欠点にもなる。
(3)効果は初期の幻想魔族に見られた戦闘破壊耐性。
特別場に維持する意味もなく、素材として速やかに退いてもらうことが殆どなので使う機会は少ないだろう。
一応、緊急時の壁として用いることも無くはない。
評価
総じて、幻想魔族系デッキは言うに及ばず、他デッキへ一部の幻想魔族を採用する際の介添えにもなる優秀な一枚。
幻想魔族自体が12期から登場しサポート面が薄かったため、有力なカードとして決闘者からは歓待を受けた。
例えば【
有翼幻獣キマイラ】では、初動役の《ミラー ソードナイト》《コーンフィールド コアトル》をサーチしつつ、自身も幻想魔族として融合素材にできる。
更には《幻獣王キマイラ》と共に《
永遠の淑女 ベアトリーチェ》を初めとするランク6の
X召喚も可能。
(1)の手札コストも、《
エッジインプ・チェーン》《大陰陽師 タオ》など墓地効果持ちを捨てれば無駄がない。
同パックに収録された《原罪のディアベルゼ》共々【有翼幻獣キマイラ】と相性が良く、こちらは初動面の細さを解決した立役者となる。
また【
アザミナ】では、《白き森の聖徒リゼット》を初めとする「アザミナ」をサーチできる他、そこから罪宝カードのサーチにも繋げることができる。
そこで《罪宝の欺き》をサーチすることで、アザミナ融合モンスターの準備も整う。
上でも少し触れたが、サーチ効果を使った後も「星6・闇属性・幻想魔族」という能力値から、幅広く素材として消費できる。
特に「特殊召喚が簡単な上級闇属性」なので《
カオス・アンヘル-混沌の双翼-》のS素材に用い易い。
幻想魔族のカードプールが広がると同時に力を増す型の能力であり、今後も大きな活躍が期待できるだろう。
余談
外見と攻守値は《
ブラック・マジシャン・ガール》のそれであり、あちらの派生カードの1枚となる。
また効果とカード名は《
幻想の
見習い
魔導師》に近しいものとなっている。
かなりややこしいのだが《幻想の見習い魔導師》は魔法使い族で《幻惑の見習い魔術師》が幻想魔族である。
こうした事情から、このカードは正式名称以外では「アプレンティス」と呼ばれることが多い。
その愛らしい外見と将来性の高さ、そして「LEGACY OF DESTRUCTION」では高レアで収録されたとあり、市場では高値で取引されている。
追記修正お願いします。
- ちなみにサーチ効果を使われるのは兄弟子よりディアベルゼが多いという…。 -- 名無しさん (2025-07-05 09:46:37)
最終更新:2025年07月05日 09:46