フロギィ/ドスフロギィ

登録日:2025/10/05 Sun 09:19:33
更新日:2025/10/14 Tue 16:26:26
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毒霧の統率者
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フロギィ及びドスフロギィは、『モンスターハンター』シリーズのモンスターの一種。
別名は「毒狗竜(どくくりゅう)」。

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◆概要

初登場は『モンスターハンターポータブル3rd』(MHP3)で、ドスジャギィドスバギィと並ぶMHP3の狗竜トリオの一角。
褐色がかった濃淡のある橙色の体色が特徴。
解像度の上がったMHRiseでは細部がより鮮明に見えるようになり、表面のぬめりや質感など、爬虫類よりは両生類っぽい質感であることがはっきり分かる。
ついでに豚っ鼻がくっきりしてちょっと不細工になった

フロギィ、ドスフロギィの両者ともに喉に毒袋を持ち、これを大きく膨らませることでを霧状に噴霧して獲物に浴びせかける。
速度は遅いかわりにしばらくその場に留まってトラップのように機能するうえ、地味に射程距離が高いので意外と厄介。
生息域としている水没林や火山には防御力に優れるズワロポスリノプロスがいるため、それらを狩るために毒を使うようになったと思われる。

氷属性が弱点なこともあって寒冷地は苦手なようだが、水だらけの水没林に生息している割には、水属性も意外と苦手なようである。

ちなみに、ズワロポスなどの草食種を狙って狩りをするため肉食と思われがちだが、実は肉以外にもキノコや毒草、昆虫なんかも食べたりする。要は雑食。
食にこだわりが無いのが生息域の広さの理由の一つである。

放つ毒の流体としての特性に違いはがあるとはいえ、「狗竜版ドスイーオス」という立場であり、同一作品での共演は実現していない。


フロギィ

小型鳥竜種の一種。
同期のジャギィ、バギィたちに比べると大柄で、体格的にもモーション的にもジャギィノスと同格。

小型鳥竜種の中ではガタイがいいほうであり、毒攻撃に加えてタックル攻撃でハンターを吹っ飛ばしてくる。
単体ではどうとでもなるのだが、他の大型モンスターと乱戦状態になっている時に横からヘェーイ!されるのが非常にウザったい。

余談だが、モーションがジャギィノスと同じなこともあって身体を丸めて地面に寝そべる様子もよく見られるが、周りが水だらけの水没林でもお構いなしに休んでいるせいで顔面が水没してしまっている光景をよく見る。
身体がほとんど水中に隠れてしまい、「なんか浮いてんなー」と思って近づいたらフロギィだった、なんてことも。


ドスフロギィ

両生類っぽいビジュアルに加え、喉袋を膨らませた姿はコブラ、平べったい尻尾はエイと複数の有毒生物の特徴をデザインに盛り込まれているようだ。
そんなビジュアルに反し、鳴き声はやたらドスの効いた迫力のある声色をしている。こっちのほうがよっぽどアッアッオーウwwwwって鳴きそうなツラしてるのに

鳴き声で子分たちを呼びよせるのは他のドス鳥竜と同様だが、こいつは鳴き声によってフロギィたちに防御指示を飛ばす習性がある。
攻撃ではなく防御なのは、毒をメインウェポンにしているためボスを守りながら獲物が弱るのをじっくり待つためだと思われる。

特徴的な毒袋は破壊可能部位であり、部位破壊すると毒霧の射程が落ちるうえに毒霧がすぐに消えて残留しなくなってしまい、露骨に弱体化する。
よく見ると毒を吐き出す際に破壊した傷から毒霧が漏れてしまっており、どうやら毒袋に穴が貫通してしまっているようだ。……致命傷では?

MHRiseでは強化をもらって毒の塊を吐き出し、着弾地点に毒霧を発生させる新技を習得した。


勿怪の狩庭

軽挙妄動 憚るべし 

来たりし鳥竜 毒霧ふけば

七歩と歩けず 死出三途


本作では既存、新規問わずモンスターに東洋の妖怪や昔話が仮託されていることが多いが、ドスフロギィの場合は七歩蛇と思われる。

位置情報ゲームであるモンスターハンターNowでは2025年夏のシーズン6よりドスフロギィが追加実装された。狗竜の中では一番最初に参戦を果たし、シーズンストーリーにおいても最初に緊急クエストが出現して戦う相手でもある。
森林と沼地エリアに出現する。
MHRiseやサンブレイクで見せた行動を取ってくるので、基本的にあちらと同じ立ち回りをすれば特に問題なく倒せるだろう。子分がいないのもそれを後押しする。とはいえスマホ操作なので回避行動に癖があるので、タックルのような攻撃範囲の広い行動には注意したほうがいい。他に本作では高難易度になると尻尾攻撃すら致命傷になりうるので余裕を持って回避することを心がけよう。
氷属性が弱点だが、麻痺や睡眠にも弱いのでマルチでは誰かがそれらの属性武器を持っていけば楽に狩れる。


◆武具

防具

フロギィの素材を使用して作成できる防具「フロギィシリーズ」はフリンジ*1付きのベストにブーツ、テンガロンハットにチャップスといったガンマン風のデザインとなっており、ウエスタンチックで中々にカッコいい。
特に女性用防具はへそ出し+太ももが非常にエロ……ゲフンゲフン魅惑的である。
腰のベルトには二丁拳銃……っぽいデザインの剥ぎ取りナイフが備わっている。

しかしアイルーのオトモ用装備である「フロギィネコシリーズ」になると一転、何故か丸いサングラスと付けヒゲを付けた怪しいおっさんのようなビジュアルに。
工房の防具デザイナーは何を考えていたのだろうか……

ガルク用の「フロギィガルシリーズ」のほうは再びカウボーイデザインに。
頭絡に手綱、鞍に鐙とカウボーイが乗る騎馬のようなデザインになっており、ご丁寧に左側面には投げ縄まで用意してくれている。
ハンターもオトモもフロギィシリーズに身を包み、ガルクに跨って疾走すれば西部のカウボーイ気分が味わえるだろう。横のグラサンのオッサンに目を瞑れば

スキルはシリーズによって異なるが、「業物」や「通常弾・連射矢UP」、「装填拡張」に「速射強化」といった武器の能力を強化するスキルが発動することが多い。
「毒無効」や「毒属性強化」といった毒関係のスキルがつくことも。
MHNowでは注目するものとして、新スキルである「ラストバレット」を持つ。これはボウガンの各弾種の一番最後に撃った弾の威力が上昇するもの。MHWildsで登場したスキル、ファーストショットやフォースショットの仲間でもある。
ボウガンの中でも特に徹甲榴弾や竜撃弾、拡散弾のような一発の威力の大きいものを撃てるヘビィボウガンが恩恵を得やすい。弾を撃ち切った後でリロードせずにジャスト回避すれば一発弾が装填されるので再びラストバレットが発動し、連続で威力の上がった弾を撃つ立ち回りが出来れば気分は凄腕ガンマン…かも?やるのは非常に難しいけど。装填防御や回避装填のようなスキルと組み合わせる戦法もありだろう。


武器

作成可能な武器は太刀片手剣双剣ハンマーの計五種類。
近接武器はすべて毒属性を帯び、弓も毒ビンが使用可能と毒属性で統一されている。

双剣のデスペラード系統はガンブレードそっくりの二丁拳銃、弓のフロギィリボルバー系統は大口径のマグナムのような見た目となっており、他の武器種もリボルバーや拍車といったガンマンチックなデザインをしていて防具の雰囲気と非常にマッチしている。

MHNowの武器も毒属性だが、すでにリオレイア希少種オオナズチのような強力な毒武器が台頭しているので本種の武器は肩身が狭く苦しい。一応金レイアはイベントでたまに姿を見せるモンスターで、ナズチは古龍なのでどちらも素材を集めにくく、こっちは素材を集めやすいので差別化できる…と言いたいところだがプケプケが初期の段階で実装されているのでこれまた苦しい現状…。一応双剣だけはこちらにしか無いが。


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最終更新:2025年10月14日 16:26

*1 袖とかについてるヒモがいっぱい並んだヒラヒラしたアレの名前