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エルバフ(ONE PIECE)

登録日:2026/04/06 Mon 16:30:50
更新日:2026/06/18 Thu 10:06:06
所要時間:「何分 何分だと問いやがるぜドリー!!」「この項目は約 7 分で読めるのになブロギー!!!」






ここはエルバフの戦士の王国「ウォーランド」!!!

かつて戦争に明けくれた世界最強の王国!!!



エルバフとは漫画『ONE PIECE』に登場する地名で、偉大なる航路(グランドライン)後半の海域(通称「新世界」)にある島。世界政府非加盟国。

後述の住民の服装、食文化などから北欧のヴァイキングや北欧神話の要素を取り入れている。


概要

冒頭の「ウォーランド」はエルバフという島を領土とする王国の名前。
だが、劇中ではエルバフと呼ぶのが一般的で国名はあまり使用されていない。

実力のある巨人族を輩出した『巨人族の総本山』と呼ばれており、100年以上前の『巨兵海賊団』、『大昔の新世界の制圧』などの数々の伝説を残している。
現代でもその戦力が備わっていることから『世界一の強国』『世界最強の王国』と恐れられている。

名前の初出はリトルガーデン編。
以後巨人族は出演しつつもしばらく語られることはなかったが、ビッグマムの回想、シャンクスVSキッドなどでたびたび登場。
そしてエッグヘッドでの激闘を経て麦わらの一味はエルバフに上陸することになった。

地理

島の中枢には世界に数本しかない「宝樹アダム」が聳え立っており、エルバフの樹は樹齢も大きさも規格外。
その大きさ故に宝樹アダムの枝の上に村や住居を築き上げて暮らしている。年月の経った枝は化石化する。
木なので落雷や火災の影響を受けやすく、枝が古くなると消火が困難になる事と延焼を防ぐ為に村ごと切り落とさなければならない事も。
エルバフは3つの層ができており、構成としては以下の通りになっており、エルバフの住民は「太陽石(ペインター)」と呼ばれる特殊な石で虹の道を描き、それに乗る事で階層間を行き来する。

◆下層「冥界」

「第一世界」と呼ばれる、太陽の光が差さない階層で吹雪が荒れ狂う極寒地帯。
監獄及び処刑場の役割を担っており、険しい雪山と樹齢1000年を超える大木たち、そして各山に住む屈強な動物達*1が罪人認定された者たちを囲い込み、死に至らせている。
ロキとルフィが出会った際に出てきたガスマスクを付けた黒コート集団はエルバフに侵攻するも返り討ちにあった人間で、ロキの話ではコートは冥界の猛獣を寄せ付けない臭気を染み込ませている。
なお彼らはルフィ(この時には既に四皇)を見ても「ただのチビ助」と知らなかった模様。
留置所があり、陽界にまで繋がる吊り橋も点在する。
ヤルルによると上陸した者達は冥界がエルバフ本土だと思ってしまい、入島手段がわからず陽界に辿り着けないまま逃げ帰る者が多いとの事。
イーダの酒場など、エルバフの島周囲には幾つか小島がある模様。

留置所
罪を犯した巨人族を拘束するための施設。城のような外観をしている。
なお留置所内の一室を自分の趣味の為にブロックの王国に改装している奴もいる。

イーダの酒場
巨人族にとっては小さな酒場。初代店主はイーダで、今はマトという女性が切り盛りしている。
エルバフ本土とは海を挟んだ向かい側の場所に建てられている為か吹雪や猛獣などの危険要素がない。
作中では赤髪海賊団が宴をしていた。

◆中層「陽界」

エルバフの戦士たちの村がある陽の差す階層。
巨人族にとっても広すぎるため、階層の全景は見渡せない。
この階層の時点で標高がかなり高いからか、島雲と海雲が点在している。
また、海に向けられた大砲や冥界に届くまで突き刺さった大剣などが確認されている。


陽界の各地に点在する集落で作中では「漁師村」「西の村」「職人村」「酒村」「狩人村」と固有名があり、名前から村ごとに専門的分野に長けてる者たちが住んでいると思われる。
かつて「ハウゲン」という集落もあったが、前述した火災で最終的に延焼を防ぐ為に枝を切り落とされた。
以前は物資の奪略による集落同士の争いが起きていたが、ハラルドが道の整備などの「流通や交流を深める」の改革で現在では内争は収まった。

ヤルルの家
長老ヤルルが暮らす家。
島雲の上に建てられている。

セイウチの学校
ハグワール・D・サウロが設立した学校。西の村の南西に位置している。
ハラルドの頼みで開校したようで、彼の思想とサウロの意向もあってこの学校に通う子供達の価値観は、「歴史や文学を重視して戦士は過去の産物」と大きく変化している。
ロキからは「戦士の資質を失って腑抜けばっかになる」と酷評されている。

フクロウ図書館
学校に隣接している図書館。
巨大な梟のビブロがおり、ビブロの能力によって本や新聞などは巨人族サイズに変換されている。
オハラの学者が遺した文献をサウロらが回収、保管している。

戦士の泉
学校近くにある泉。
宝樹アダムの一部が化石化・風化することで砂浜のようになっている。

アウルスト城
西の村の付近にある王族が住み、統治活動を行っていた城跡。
14年前にハラルド王がロキに殺害された場所で、その惨状から入り口は封鎖されている。


大昔の施設


古くからある施設。しかし、これまでエルバフにあった建物とは大きく異なる機械的な外見にフランキーも驚愕する。
案内してくれたリプリーによると「ずっとここにあった」ものでなぜエルバフにあるのか不明。
かなりの年月が経っているのか苔と植物に侵食されているが、一応建物の内部に入る事は可能。
ベガパンク(リリス)」曰く「建てられたのは3000年前」とのこと。いわゆるオーパーツである。

◆上層「天界」

アダムの上層部。
現状は詳細不明。

羊の家

かつてカルメルが経営していた孤児院。
経歴・種族関係なく孤児を預かっていたが、リンリンの起こした騒動で他の島に移すことを余儀なくされたため、エルバフにあるのは跡地。

海域

エルバフの周辺海域の生物はどういう訳か巨大。
そのため人間の船ではひっくり返る恐れがあるので、基本的にエルバフ周囲の海域は避けて通る。

エッグヘッドとの間の航路には「眠霧地帯」と呼ばれる海域があり、そこを通った者は眠ってしまう。

文化

信仰

長く「戦士の国」と知られただけあり、戦いの神「エルバフ」を信仰。
どちらかが死ぬまでの決闘が始まり、決着がつくまで基本的にエルバフへの帰還を禁じている。
ただしドリーとブロギーは武器が壊れてしまい殴り合いでも決着をつけれず、エルバフに武器を取りに戻っていたりと例外はある模様。
同じように太陽の神「ニカ」に関する伝承も伝わっているが、内容が曖昧かつ古い話なので、巨人族の間でも「解放の神」「破壊をもたらす神」「支配する悪神」「笑いをもたらす友好的な神」と解釈違いによる喧嘩が発生する。
中にはニカになろうと目論む者もいる。

「冬至祭」という太陽への感謝を示す行事がある。
まずセムラを食してから12日間の断食がスタート、断食を終えると盛大な祭りが執り行われる。

総じて太陽に対する信仰心を持っている。

建物、食文化、服装など

複雑に編み込まれる縁飾りや刺繍をした服にベルトをしており、ブロギーなど角のついた兜を被っている。
女性陣も同様の格好をしているが、例にもれず露出が高め。
エルバフの冬は巨人族でも苦しむ程に過酷な為、上に着るコートやブーツなどは分厚い毛皮で出来ている。

建物はロングハウスを意識した木造住宅をしており、屋根のてっぺんに動物の頭蓋骨、紋様をいれている。
中には水車を取り入れている。

太陽石(ペインター)
箱型の鉱石。
前述した通りに虹を描く、出来ていた虹にこの石を使うことで船の移動ができる。
ただし冥界の吹雪く程の悪天候には効力を発揮しない。


  • 食文化
例にもれずエルバフで自生や生産されてる食物は巨人族サイズでブドウの実の一粒が砲弾並。
エルバフ特有の食べ物として保存食として鮫肉を発酵させたハカール*2、お菓子のセムラ、緑の薬草酒アブサンがある。
危険だが冥界にいる猛獣はかなりの美味で、特にヘラジカの肉は上等な代物。海域の魚介類も美味で外界でも輸出されている。

歴史など


かつては他国の侵攻と奪略行為で世界中を恐怖に陥れたが、100年以上前に『巨兵海賊団』が解散し、カルメルやハラルドの「戦いや略奪より他国との交易」という主張を切っ掛けに人間との平和的交流を行うようになった。
エルバフの各村の長老などからは「伝統を重んじるべき」と対立があったものの、ハラルドの尽力もあってこの改革の意向を受け入れて外界との交流をしていくうちにエルバフの海産物、高品質な材木の輸出するまでになった。
同様に外海の非加盟国同士との繋がりが出来て冷害による不作や不漁で深刻な食糧不足で村同士の内紛が起きてしまうも他国の人間が食糧を支援したことで滅亡はさけられた。
戦士世代もリプリーやハイルディンの代で打ち止めになり、今のエルバフの子供達は学校に通い、戦いや外海に出ることに消極的かつ、戦い自体も「野蛮」と蔑む。
一方で戦士に憧れるコロンもいたりするが、学校に通っている子供たちはコロンのような考えを「乱暴者」と軽蔑し距離を置くようになっている*3
ルフィは「価値観の変化による戦士の喪失」の話を聞くと「寂しい」と言い、同じくエルバフの戦士に憧れたウソップもルフィに同意しつつも「文句なんか言えねェ」と受け入れる姿勢をとる。
ただし戦士としての誇りを完全に忘れ去った訳でもなく、ハイルディンたちが新巨兵海賊団の結成やルフィたちの恩義を忘れることなく彼らを救うべくドリーとブロギーが巨兵海賊団を率いて海軍と交戦したりした。

エルバフには他国出身の巨人族を冷遇するという負の慣習があり、
ハラルドは南の海生まれのイーダと結婚し、彼女を王室に迎え入れようとしていたが、周囲の反対を受け、エルバフ生まれの権力者の娘・エストリッダと結婚することになった。
しかしエストリッダはロキを産んで1年後に死亡し、ロキが物心ついた頃には彼の問題行為(悪戯)が社会問題になった。
エストリッダの死後、ハラルドはイーダを正室にしたいと周囲に働きかけていたが、既得権益を失うことを嫌がったエストリッダの親族によりイーダは謀殺されており、その事実を知ったロキは実母の親族を酒村諸共殲滅した*4
現在において、人種差別に抵触する慣習も今ではなくなりつつある。

ハラルドの改革で平和主義に転じつつあるとはいえ、巨人族の戦士の軍団の精強さは有名。
ビッグマムや政府は彼らの武を欲しているが、前者は過去の一件で巨人族からは名を出すのを憚れる程に嫌われ、後者は支配しようと画策するが失敗してロキに恨みを買ってしまう。
どちらも諦めて人間の巨大化させる方法を選ぶも人間の巨大化は困難を極め、世界でも上位の天才科学者のシーザーからも「無理」と結論していた。
エルバフ編では混沌とする状況下かつ革命軍による攻撃で反政府思想が広がって数ヵ国は革命軍の手に落ち、サボらによる先行チームによって聖地の食糧庫は爆破されて食糧運搬も各国が拒否し、革命軍による妨害で届かずに天竜人は食糧危機に。
この事態を打破する為に上からの命令で神の騎士団がエルバフを占領すべく行動して、そこで麦わらの一味との戦いがはじまる。
政府上層部はハラルドの一件からエルバフとの因縁があるようで、五老星の一人が「因縁深き者」と述べている。


ルイ・アーノートの手記


“巨大”とは感動である

この絶景を一体誰が正しく言葉にできようか

ここはエルバフ島「ウォーランド王国」通俗的にはその総称で「エルバフ」と呼ばれる巨人達の王国─

草や木 蔓や花 虫・魚・鳥 動物達に至るまで全てが巨大でただ息をのむ

冒険者達よ返却されぬ去りし時を悔いる事なかれ

しかし…全てが大らかなる神秘の土地「エルバフ」について私が一つだけ書き記すとするならば心の片隅にこの言葉を留めておいてほしい

“この地に長居してはならない”

かつて存在した探検家の手記だが、エルバフに上陸してその巨大な世界に感動したが、「長居してはいけない」と警告文を遺している。
なぜ長居してはいけないのか現段階では不明。





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最終更新:2026年06月18日 10:06

*1 動物達は映画「STRONG WORLD」にてメルヴィユに登場した動物と同じである。

*2 ルフィとゾロからは臭いと言われるも、フランキーはコーラにも合うと好評。ルフィ自身もギア5の反動からハカール食べると即復活した

*3 ただし、コロンと同年代の子供達との関係は決して険悪という訳ではない。

*4 エストリッダの一族以外の酒村の村人達は辛うじて生き延びていており、現在において酒村は復興している。