赤髪海賊団

登録日:2021/08/23 Mon 14:16:50
更新日:2024/10/14 Mon 19:54:16
所要時間:約 4 分で読めます





まだ暴れ足りねェ奴がいるなら

来い…!!!おれ達が相手をしてやる!!!


赤髪海賊団は漫画『ONE PIECE』に登場する架空の組織。
四皇赤髪のシャンクスを頭とする海賊団。


【概要】

主人公ルフィと共に第1話から登場している、作中で最も早く登場した海賊団。
海賊旗は左目に3本の傷が描かれた、シャンクスを模した意匠のドクロ。

ツノの生えた竜の船首と赤い装飾が特徴のオーソドックスな帆船「レッド・フォース号」を乗船としている。*1

黒ひげを追うエースを止めるよう白ひげに直談判するなど戦争を起こさない事に尽力し、
エースが黒ひげに敗れ海軍に捕まったために起こった頂上戦争では、カイドウの戦争への乱入を牽制した上で
戦争終結の仲裁の役目を担うなど、四皇の中では唯一といっていい穏健派で各勢力のバランサー的な立場を取っている。


船員達は基本的に酒も冒険も大好きという典型的な海賊団ながら粗暴な面を見せず、
ギャグを交えながら陽気な雰囲気を漂わせる海賊団といった印象。
民間人にも手を出さず、当時まだ子供だったルフィと楽しく宴会するなどフレンドリーな印象も強い。
一方で友人であるルフィを痛めつけた山賊や、
自分に挑んて来たユースタス・キッドの片腕を容赦なく切り落として返り討ちにしたりと
敵対者と判断した者には一切容赦がなく、四皇の一角に相応しく非情さも持ち合わせている。
かつてポートガス・D・エースが自分の海賊団であるスペード海賊団を率い赤髪海賊団に会った際は
エースの目的が挨拶をしに来たと言うと、それをカチコミだと判断しかけ一触即発の空気になったこともある。だが、エースの目的が義弟のルフィの命の恩人で度々シャンクスの話をしていたから、一度シャンクスに会って直接礼を言いたかったと分かると、一触即発の空気をあっさりと変えて、ルフィに義兄がいた事に驚きつつも、彼等の来訪を歓迎し、ルフィの話を聞こうとして彼らと宴をしていた。
また、ジュラキュール・ミホークが自身らのいる島に来た時には、二日酔いで気分が悪い状態でミホークの目的が自身と決着をつけに来たと思って敵意を見せていたが、ミホークが昔シャンクスからルフィの話を聞いており、ルフィの懸賞金が描かれた手配書を直接シャンクスに見せに来たのだと分かると、手配書を見て驚く幹部らと同じく驚いた後に笑顔を見せ、ミホークに「このまま帰すわけには行かない」と、二日酔いの状態にもかかわらず、幹部ら共にミホークと宴会を行い、ミホークから二日酔いだろうと言われるも「祝い酒」と二日酔いを気にせず、宴会を楽しんでた。
総評すると「カタギには優しいが敵対者には容赦ないオン・オフをきっちり分けた二面性のある海賊団」といった様子。
個人で例えると「昼行灯だがやる時はやるタイプ」といった具合か。

劇場版『ONE PIECE FILM RED』で原作に先駆けて、船員たちの本格戦闘シーンが描かれた。

◆戦力

四皇に数えられるようになったのは6年ほど前。
他の四皇は火災のキングシャーロット・カタクリといった10億〜13億ベリー台の懸賞金の最高幹部がいてもあくまで船長が突出している・ワンマンなどと海軍本部に認識されているのに対し、赤髪海賊団幹部は個々に名をあげて高い懸賞金アベレージを誇るとのこと。
マリンフォード頂上戦争にてNo.2のベックマンが黄猿を足止めしつつも一瞬の隙をついて黄猿が逃れてみせたあたり、四皇最高幹部級の船員が多くいる模様。

海軍本部からは、赤髪海賊団は大頭と幹部の信頼も厚く、最もバランスの取れた「鉄壁の海賊団」と新参ながらかなり高く評価されている。

現時点では、四皇の中で唯一悪魔の実を食べている船員が描写されてない海賊団で、作中で最も早く登場した海賊団でありながら、伝説の海賊団と並び非常に謎が多い。
数少ない判明している事は
  • みかじめ料のような制度がない
  • 縄張りの島を持っている
  • SBSによれば傘下も多数存在し、雰囲気は麦わら大船団のイメージに近い
ことぐらいで、その縄張りの島もルフィの狂信者に旗を焼かれてしまっただけに今後どう対応するのかが注目である。

傘下の実力

幹部達は「鉄壁」と評される実力者揃いだが、その一方で1079話で明かされた傘下の内実は「弱いことで有名」
名の知られた賞金首がいることも確かだが、中には新世界の海賊とは思えない程見るからに貧弱な弱小海賊団を複数抱えている。
シャンクスの旗の威光で救われてきた関係から傘下の海賊達はシャンクスに恩義を感じ心酔している者が多く、たとえ遙か格上の海賊相手であろうとビビりながらも立ち向かえる胆力を有している。
武闘派や荒くれ者の集まりであった他の四皇とは明らかに毛色が異なっており、全体的に「シャンクスの友人達の寄り合い所帯」のようなアットホームな雰囲気が漂っている。


【来歴】

※記述はいずれも新世界編基準。

24年前、海賊王ゴールド・ロジャー処刑。船長の死を涙ながらに見届けたシャンクスは、共に見習いをしていたバギーを仲間に誘うも喧嘩別れし、一人旅立つ。

その後、シャンクスは噂を聞き続けて銃の名手ヤソップらを仲間に加えて赤髪海賊団を結成。
なお、海賊旗にあるシャンクスの傷がいつ出来たものかは不明。0巻などでのロジャー処刑の日やヤソップと出会う場面のシャンクスの顔は意図的に隠されている。

ジュラキュール・ミホークとシャンクスが行ったいくつもの決闘は伝説と謳われるようになった。

19年前に、自分達にケンカをふっかけた海賊達を返り討ちにし、その時に奪った財宝の中にある一つの宝箱の中に入っていた当時2歳のウタと出会い、娘として育てていく。

13年前*2CP9フーズ・フーらが護衛する政府の護送船からゴムゴムの実を強奪。
12年前には東の海フーシャ村にしばらく滞在し、メンバーは村の少年モンキー・D・ルフィ7歳と仲良くなる。
航海の際に寄ったエレジアである事件が起き、ウタとそこで生き別れとなる。
その後、シャンクスが左腕を失って偉大なる航路に帰還したことは誰もが驚いたという。

2年前の東の海編では、ルフィに懸賞金がかかったことをミホークに教えられ、喜んでいた。

偉大なる航路編では、「ポートガス・D・エースがマーシャル・D・ティーチを追っている」と知り、白ひげ海賊団エドワード・ニューゲートに部下エースを止めてもらうよう、「同盟の可能性もある目的不明の四皇接触」を妨害しようとする海軍艦隊を壊滅させて接触。
実はシャンクスと同様の懸念を白ひげもしていたが、殺されたサッチの無念を思ったことと白ひげの名に泥を塗ったティーチを許せなかったエースは白ひげやマルコらの制止を振り切って飛び出していた。
そのため、エースの面子を重んじた白ひげは「自分の命令」と偽ってシャンクスの頼みを拒絶し、交渉は失敗した。

シャンクスと白ひげの懸念通り、ティーチにエースは敗れ、エースの処刑を巡って「白ひげ海賊団(&ルフィ率いる脱獄囚)vs海軍&王下七武海」のマリンフォード頂上戦争が勃発。
赤髪海賊団はそれに乗り込もうとする百獣海賊団と小競り合いをしつつ抑え、エースと白ひげ死亡後の海軍本部マリンフォードに到着。
自身が危険視していたティーチと再会するも、すでにグラグラの実とヤミヤミの実を得て容易く島を沈めることも可能になったティーチとの交戦を避け、自らが抑止力となることで黒ひげ海賊団・損耗していく海軍と白ひげ海賊団の戦闘を停止させた。
戦争終結後、白ひげ海賊団と共に、白ひげの故郷スフィンクス近くの島に白ひげとエースの遺体を埋葬した。


2年の間では、ユースタス・キッドが赤髪海賊団に攻撃。
だがキッドはシャンクスの顔すら見ることができず、左手を失う手傷を負って返り討ちにあった。


新世界編では、とある島で誰かの結婚式を祝っていた。
ワノ国天上決戦後、カイドウの居なくなったワノ国に黒ひげ海賊団が現れることを懸念し、ワノ国近海へ船を寄せた。ワノ国本土で暴れる緑牛を牽制して撤退に追い込む。その後カイドウへの討ち入りに協力していたマルコをスフィンクスまで送った。

エルバフにて、ワノ国を出航してきたキッドと偶然遭遇。
赤髪海賊団傘下を薙ぎ倒してこようとするキッドに対し、未来視でその攻撃力を察知し警戒したシャンクスは全力で攻撃してキッドとキラーを一撃で倒し、ドリー&ブロギーはキッド海賊団の船を沈めて壊滅させた。

どこかのタイミングでバルトロメオを締め上げている。
海賊旗を燃やされたことで、権威失墜からくる被害を防ぐべくバルトロメオをしばき、バルトロメオに「大ボスのルフィに毒薬飲ませてこい」と言ったらバルトロメオが迷わず毒薬を飲み干す。
毒薬は偽薬であり、シャンクスはバルトロメオの覚悟を喜ばしく思うも、あくまでシャンクスがバルトロメオ個人に対して気が済んだだけにすぎず、バルトロメオが舐めた態度をとったこともあるからか、「赤髪海賊団」から「バルトクラブ」に対する落とし前としてゴーイングルフィセンパイ号を沈めた。

【組織構成】

船長(大頭):シャンクス



この帽子をお前に預ける
おれの大切な帽子だ

いつかきっと返しに来い
立派な海賊になってな

CV:池田秀一
赤髪海賊団の大頭にして四皇の一角。
ルフィの憧れの海賊であり、彼が海賊を目指すきっかけになった人物。
また、ルフィのトレードマークである麦わら帽子の元の持ち主で、ルフィに帽子を預けたのもこの男。
外見は異名の由来である深紅の赤髪に大きめの黒マントと左目にある三本傷が特徴。
10年前までは麦わら帽子を被っていた。
フーシャ村滞在中のとある事件にて、利き腕である左腕を失う。

詳細は項目参照。

副船長:ベン・ベックマン



卑怯?

甘ェ事言ってんじゃねェ
聖者でも相手にしてるつもりか


赤髪海賊団副船長。冷静沈着で、シャンクスの右腕として彼を的確にサポートするナイスガイ。

詳細は項目を参照。

幹部

ヤソップ



悲しい別れだったが仕方がなかったっ

理由は1つ!!
海賊旗がおれを呼んでいたからだっ!!!

異名:『追撃者(チェイサー)
年齢:45歳→47歳
誕生日:8月2日(しし座)
身長:183cm
出身:東の海
血液型:S型
好物:旬の魚
CV:小林通孝

赤髪海賊団幹部。ドレッドヘアーの狙撃手、追撃者(チェイサー)の名でも知られている。趣味はダンス。甲殻類をそのまま食べるという謎設定がある。
蟻の眉間に銃弾を撃ち込めると豪語する(蟻がバラバラになるじゃんは禁句)ほどの狙撃手で、彼が的を外すことをルフィは見たことがなかったという凄腕。
ウソップの実父で、22年前にシャンクスに勧誘され、その後妻バンキーナと幼いウソップを残し海へと旅立った。とはいえウソップに対する愛情はあったようでフーシャ村滞在時にはルフィが飽きるほど何度もウソップの事を話していた様子。
しかしバンキーナは彼が家を出てから間もなく病死。ともすればウソップから家族を捨てたと恨まれても仕方ないが、逆にウソップからは最も尊敬する人物として敬愛されており、バンキーナも死の間際まで夫のことを誇りに思っていた。そんな男だからこそバンキーナはヤソップを愛したのかもしれない。バンキーナの臨終の際にウソップが初めてついた嘘も「海賊が来た、父の船が帰って来た」というものだった。
とはいえ流石に少しは思うところがあったらしく『ONE PIECE FILM RED』にて、自責の念に囚われるゴードンに対し、ウソップは、ゴードンがウタのそばにいて支え続けたことを「立派だぜアンタ」と称えた。
当のヤソップ本人もアニメオリジナルのストーリーで、「海軍一の狙撃手」と呼ばれた海軍少尉ダディ・マスターソンと早撃ちによる決闘をおこなったエピソードにて勝利を収めた際に、敗北したマスターソンからは自身を殺すように要求されるも、彼のペンダントに写る愛娘のキャロルの姿を確認したヤソップは、同じく子を持つ親としてトドメを刺すことなくその場を立ち去った。去り際、ヤソップは「おれは、息子に何もしてやることが出来ねえ」「こんな駄目な親はおれ一人でたくさんだ」と自身を皮肉りながら、マスターソンに娘の側で暮らすように勧めた。
ちなみにウソップの長鼻は母親譲りで、彼は長鼻ではないが、下マツゲやタラコ唇は受け継いでいる。
息子同様見聞色特化で、『RED』では本編に先駆けて覇気越しに息子と再会を果たしている。
一方で本編では麦わらの一味と接触かという話題になった際、「ウソップに会う心の準備が……」と情けない事を零しており血筋をうかがわせた。まだ息子に会ってはいけない病
劇場版『STRONG WORLD』連動企画で放送されたアニオリに登場したシロップ村出身の老婆によると昔はウソップと同じようにイタズラばかりして村人達の手を焼かせていたらしい。

ラッキー・ルウ



ないっ!!
敵船から奪ったゴムゴムの実(●●●●●●)が!!!!

ルフィ お前まさかこんな実食ったんじゃ……!!

年齢:33歳→35歳
誕生日:7月6日(かに座)
身長:241cm
出身:南の海
血液型:F型
好物:鳥の骨付き肉(ダイエットしているつもり)
CV:土門仁

赤髪海賊団幹部にしてコック。常に骨付き肉を持ち歩き、バンダナにグラサン姿が特徴的な大食漢のデブ。
陽気な性格でシャンクス相手にもタメ口で話す。一方で、敵対するものには躊躇いなく発砲するなど冷徹な一面も持つ。
ひょうきんな見た目だが、第1話にてシャンクスに銃を突きつけ威圧したヒグマの手下をあっさり射殺し「海賊船の船長に銃を突きつけるというのはどういう事か」「日々酒場でちゃらけているように見えるが、海賊たちが本来はどういう存在なのか」をこの上なく分かりやすい形でヒグマやルフィ、読者たちに見せつけた。
かなりまんまるとしたそのお腹だが、その脂肪は伊達ではなく、普通の銃弾程度なら覇気無しで無効化する事が出来る。武装色の覇気も当然会得しており、自身の体に覇気を纏い、その体を高速回転させながらぶつかる「覇気ボーリング」という強力な技を持つ。
一味の中でも一際ルフィに好意的な人物で、頂上戦争の際にはシャンクスにルフィと会わなくて良いのか?と言ったり、ルフィがカイドウを倒したと知った際にはあいつはすげぇと自分の事のように喜び、しきりに会いに行こうと提案していた。
因みに女好きなベックマンとは真逆で実は女性に耐性がないらしい。

その他の幹部

いずれも101巻SBSで判明。幹部全員は赤髪海賊団がフーシャ村を拠点としていた時期には既に加入していた古参メンバーであり、当然ルフィと面識がある。また、声優に関してはシャンクスがキーパーソンとなる映画「ONE PIECE FILM RED」で本編に先駆けてCVが付き、それに加え『RED』の特典である40億巻にて原作より先に各キャラの人物像や船での役職、一部戦闘スタイル等も明らかになった。


  • ビルディング・スネイク CV:二又一成
赤髪海賊団幹部。航海士にして曲芸師でもある。赤髪海賊団屈指の巨漢で、サングラスと首元付近にある蛇の形の刺青が特徴。
そのデカさ故に刀をあたかもナイフの様に二刀流で構え、さらに足技を使ったトリッキーな戦法で敵を仕留める。
12年前は今よりも一回り小さく、武器も普通のサーベルであった。
『RED』では回転しながら敵に突進するという荒業を披露していた。

赤髪海賊団幹部にして船医。左こめかみに傷があり、長い髪は医者らしく清潔を保つために束ねてオールバックにしている。 またきれい好きらしい。
戦闘では棒術を使うが、それだけでなくあらゆる武器の造詣にも深い分解のエキスパートでもあり「分解魔」としても活躍する。
器用な手先で相手の武器を瞬時に分解し、破壊してしまうという。
今でこそ端正な顔立ちだが12年前はどう考えてもきれい好きにも船医にも見えない歯抜けのアホ面であった。
『RED』では「覇気ボーリング」を使用したルウをボールのように蹴っ飛ばしたりもした。
バルトロメオの件については毒薬を渡したのは彼。まあ、実際は偽薬だったことから、ルフィに対しての落とし前の必要性はさておき、そのときは本気でルフィを殺すつもりはなかったと思われる。

ライオンのような長髪と顔つき、鋭いギザ歯とがっしりとした体躯の男。
スネイク同様かなりの巨漢。幹部だが船での専門職は不明。
かなりの強面だが、その心はやさしく、そしてちょっぴり小心者。幽霊嫌いで虫も嫌いという意外な一面もある。
12年前までは今よりも細身だがこの時から既にデカく、当時はスネイクがそこまでデカく無かったこともあり、幹部の中でも屈指の巨漢だった。
能力者なのか、それとも自力なのかは不明だが、その二つ名の通り咆哮を放って相手を吹き飛ばすという技を持つ。描写はほぼビームだが。 また劇中では披露しなかったが、咆哮に斬撃属性や金縛り属性も持たせられるようだ。
余談だが他のメンバーと違い、原作1巻にて彼らしき人物の姿が描かれていない。

  • ライムジュース CV:小野健一
デフォルメ化された赤髪海賊団のジョリー・ロジャーが刺繍されている特徴的な黒い帽子とサングラスをつけた長髪の伊達男。ガブと同じく幹部だが、船での専門職は不明。
サンジ同様「空中行歩」のように空を駆け、電撃を纏った武器で仕留める戦法をとる。
銃弾も叩き落したりと芸達者であるとのこと。
特徴的なその帽子は12年前から既に愛用していた様子。
原作でも1054話にて台詞付きで登場。自分達に喧嘩を売ってきたキッドにはかなり腹を立てており、彼の事を「キッドのガキ」と吐き捨て怒りを露にしていた。

  • ボンク・パンチ CV:中村浩太郎
赤髪海賊団幹部。
頭頂部から左目を伝うように伸び、首にまでかけて残る縫い傷とスキンヘッドが特徴的な、いかつい顔の大男。
こんなナリだが音楽家で、同じく音楽家である猿のモンスターと長年コンビを組んでいる。

見かけ通りの武闘派で、相棒モンスターとの完璧なコンビネーションと自身の怪力を活かして闘うパワーファイター。
戦闘ではモンスターに雑魚の処理と時間稼ぎを任せ、自身はその隙にパワーを蓄える事で強烈な一撃を強敵に叩き込む戦法を取る。
12年前からスキンヘッドといかつい顔面はそのままだが、今ほど体も屈強では無く、縫い傷も見られない。
またボンク・パンチとモンスターコンビに加え、ウタもまた赤髪海賊団の音楽家であるが、ウタがいた時代から彼らも音楽家だったのかウタが降りた後音楽家を継いだのかは不明。

  • モンスター CV:島田敏
赤髪海賊団の幹部で正体はまさかの
加えて悪魔の実を食べている描写もなく、ミンク族でもない正真正銘の猿である。
毛をチョンマゲのように束ね、猿ながら人にも劣らぬ強さと高い知能を持ち合わせており、人間さながらの感情豊かな表情が魅力。
元々はマキノの酒場で行われていた赤髪海賊団の宴会に紛れ込んでいた普通の猿で、現在は相棒のパンチと共に音楽家を務めている。

勿論赤髪海賊団幹部を任されているだけあって元は普通の猿ながらその強さは本物。ボンク・パンチが力を溜めている間に雑魚を処理し、時間を稼ぐまさに縁の下の力持ち。
『RED』終盤にて人々を救うために死を覚悟して歌う事を決意したウタの前に電伝虫を手配する粋な気遣いを見せた。


船員

ロックスター



元々海賊やってまして
ちったァ名の知れた方だとは思ってんすがね…

おいあんた達…ロックスターって名を知ってるだろ…?

CV:郷里大輔→斎藤志郎

赤髪海賊団新入り(頂上決戦前)。懸賞金9400万ベリー。
本人曰くそれなりに名は知れていたとのことだが海賊団では下っ端の模様。
白ひげへの使者として派遣されるが、白ひげやマルコには全く相手にされなかった。
9400万ベリーという懸賞金は直前までの大ボスであったサー・クロコダイルの七武海入り前の懸賞金8100万ベリーを上回っており*3、それすら使い走りにする赤髪海賊団と、歯牙にもかけない白ひげ海賊団の強大さを表した*4
ぶっちゃけ噛ませだが、某超大物と名前が似ているため、妙にネット上で人気である。

新入りながら使者を任されるなどシャンクスから信頼されているようだが、10億越えのマルコに「おいアンタ」と話しかけたり(アニメ版では食べ物の話題を仲間としているモブキャラに変更)、当時世界最強の男と世界的に評されていた白ひげがシャンクスの手紙を破り捨てたことに「相手は“赤髪(●●)”だぞ!? 気は確かか!?」と言って、そのことを電伝虫で報告した際シャンクスに「面子よりお前の命が大事だ」と言われるまで報復を考えていた様子など、白ひげ海賊団のことをあまり知らない世間知らずな点が見られる。
もしかしたら、シャンクスが彼に白ひげへの使者を任せたのは、もっと世界を知って欲しかったのも理由かもしれない。
ちなみに性格面は40億巻によると、ルールにうるさく、正義感が強い体育系の人物とのこと。

初登場では何かと小物臭い印象が拭えなかった彼だが、赤髪海賊団への入団を認められている以上、シャンクスの目に適うだけの見所があったと評する向きもあり、今後の活躍が待たれる。

『RED』では幹部達と揃って登場。40億巻で戦闘スタイルは、まっすぐ剣を振り下ろす"カチ割剣"、"剣で穴掘るドリル"と記載されている。
加入時期を考えるとウタとの面識はないと思われるが、彼女を助ける為トットムジカにライムジュースと共に攻撃を与えた。
故郷里氏は晩年元王下七武海で後に麦わらの一味操舵手になる男の声を担当していた。

元船員

ウタ



あたしは赤髪海賊団の音楽家ウタ!


みーんなが自由になれる新時代を歌で作る女よ


映画『ONE PIECE FILM RED』のメインヒロインであり、シャンクスの娘と言われる世界の歌姫。12年以上前にはレッドフォース号に乗船しており、フーシャ村にてルフィとの交流もあり幼馴染の関係であった。本人曰く自分は赤髪海賊団の音楽家と語っているが、シャンクスには海賊とは認められていないとのこと。しかし、現在はある事件を境に袂を分かっている。

詳細は該当項目にて。


傘下

  • 玉指(たまゆび)ゲロティニー
CV:沼田祐介

水たまり海賊団船長。
カエルのような風貌の中年で、シャンクスに戦いを仕掛けたキッドを警告しようとして台詞を何度も噛む余りにも締まらないデビューを飾った。
キッドからシャンクスの正気を疑われ、ザコ扱いされた海賊団の1つ。

  • 威霊刃(いれば)のフガー

ソシアルクラブ船長(バンマス)
外れやすい入れ歯を付けた超高齢の老人。部下からは「おやっさん」と慕われてはいる。
そもそも肩書き的に海賊ですらない可能性もあるが詳細は不明。
キッドからシャンクスの正気を疑われ、ザコ扱いされた海賊団の1つ。

  • ブルブルのプルル
CV:山口茜

ブルジョワ海賊団
海賊と呼ぶにはあまりにも不釣り合いな語彙力といい、海賊というより良い家のお嬢様感溢れるビジュアルの女性。
キッドからシャンクスの正気を疑われ、ザコ扱いされた海賊団の1つ。

  • オリ婆
CV:堀越真己

シャンクスの傘下の1人。
本名は不明でフガー同様超高齢の老婆。
シャンクスとは友人のようにフランクに話し合える仲であり、シャンクスから「敵より寿命に気ィつけな」と嗜められている。

  • リナリア
CV:木村悠里

ナイトバタフライ海賊団の女性。
1079話でシャンクスに抱き着いていた女性で、幼少期にシャンクスに命を助けられシャンクスに憧れて海賊になった。
異名は『着火のリナリア』ですぐ放火する危険人物。
口癖は『シャンクスにつけといて
存在は108巻SBSより。

協力者

巨兵海賊団率いる二大頭。
シャンクスとは協力関係を結んでおり、前述したキッドの迎撃に協力を求めていた事に快く引き受けた。



追記・修正は麦わら帽子を買ってからお願いします。

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最終更新:2024年10月14日 19:54

*1 10年前も同じ意匠の船を使用しているが、大きさが異なる(現在の方が明らかに大きい)ため、媒体によっては別の船とされている。

*2 少年ジャンプ掲載時の1017話では12年前だった。

*3 この額はドフラミンゴ討伐後のフランキーと同額である。

*4 後に七武海の元懸賞金の低さは、ボア・ハンコックや黒ひげの例で「早期勧誘の例」とフォローされている