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アタックゾイド/コマンドゾイド

登録日:2026/06/08 Mon 20:34:53
更新日:2026/06/22 Mon 21:34:23
所要時間:約 13 分で読めます




アタックゾイド/コマンドゾイドとは、トミー(現・タカラトミー)から発売された玩具シリーズ『ゾイド』のカテゴリーの一つである。

【目次】

【概要】

1987年に森永製菓から『メカ生体ゾイド チョコスナック アタックゾイド』として発売(製作はトミー)。
後の2000年にはトミーの系列会社ユージンからカプセルトイ『コマンドゾイド』として、24ゾイドの一部*1を加えて復刻販売された。
2003年には当時存在した通販サイトのキャンペーン品として配布された。カプセルトイ版では未発売だった機体もこの時復刻された。
小さいながらもスケールは当時の主流だった1/72で統一されており*2、大型機の周りに配置するだけで一気にジオラマっぽくなる優れもの。
機体下部に大型機と接続できるジョイントを持つものが多い。

設定としては、花形である中型・大型ゾイドを補佐する超小型機。
小型ゾイドは元より、同じく超小型の「ゾイドバラッツ」や「カスタムブロックス」よりも更に一回り小さいシリーズ史上最小のゾイド群
大きさは多少のバラつきはあるがだいたい自動車くらい。
そのため直接戦闘よりも偵察や情報収集で活躍する……はずなのだが、意外とガチンコで戦果を挙げている機体も多い。小さい奴がデカいのを打ち倒す姿はいつだってロマンなのだ。

旧大戦(中央大陸戦争~第一次大陸間戦争)時代においてはアタックゾイドと24ゾイドは別区分だったが、第二次大陸間戦争の頃には統合されてコマンドゾイドと呼称されるようになった。
へリック共和国軍・ゼネバス帝国軍双方で様々な機体が運用され、ゼネバス滅亡後は他の帝国軍機と同様にガイロス帝国軍(暗黒軍)に接収。
最終的に共和国軍では5万機、暗黒軍では12万機が運用されたという。


【一覧】

名前や型式番号が併記されているものは、前者はアタックゾイド、後者はコマンドゾイドのもの。
単記のものはカプセルトイ版で未発売のため改名されなかった(キャンペーン配布でも同じ名前)。
キットでは全機コクピットが露出しているが、設定では水中や地中で活動できるものも存在しているため、それらの機体は玩具では再現していないだけで実際にはコクピットカバーが付いていると思われる。

☆共和国軍

・ショットダイル/ディノチェイス

+ スペック
型式番号 RAZ-01
RZS-003
全長 4.3m
全高 3.1m
重量 3.2t
最高速度 210km/h
乗員 1名
主な搭乗者 フォッカー大尉
情報収集を得意とするカンガルー型アタックゾイド。
「ダイル」だの「ディノ」だのと爬虫類っぽい名前な上にシルエットもラプトル種に似ているがカンガルー型である。
コクピット上部には投光器のような装備が確認できる。
脚力が高く、ジャンプによる機動力に加えてキックでの格闘戦にも秀でている。
偵察部隊に多く配備された。

・シーバトラス/アサルトシーカー

+ スペック
型式番号 RAZ-03
RZS-001
全長 4.5m
全高 0.9m
重量 4.9t
最高速度 水上750km/h
乗員 1名
主な搭乗者 シュルツ伍長
水中戦が得意なカブトガニ型ゾイド。
カブトガニのくせに空も飛べる水空両用機。
機体前面には鋭いクロー、後部には対空用と思われる銃器を備えている。
その平たいボディはステルス性が高く、また硬い甲殻により対弾性にも優れる。
……ところで最高速度の数字、桁を間違えてませんか?*3 これが飛行速度の方なら不自然でもないのだが。

ZAC2041年にコマンド部隊「ブルーパイレーツ」に配備された際には、同部隊の砦「ドクロ岩」での攻防戦において指揮官機ダブルソーダに率いられたアタックゾイド隊により複数のレッドホーンを撃破、更にシーパンツァーの鹵獲まで成し遂げた。
その後帝国軍からの追撃を受けるも、これを退けて無事に帰還。ダブルソーダと共に悠々と空を飛んで凱旋する姿が描写されている。
ちなみにこの時シーパンツァーは網で吊り下げられて運搬されていた
どう見ても水揚げされた海産物
ZAC2100年の第二次全面会戦においては西方大陸出身の傭兵たちが搭乗して戦果を挙げたという。

・カマキラー/ライトスパイカー

+ スペック
型式番号 RAZ-05
RZS-005
全長 4.3m
全高 2.8m
重量 3.0t
最高速度 150km/h
乗員 1名
主な搭乗者 ビッグフット・ジョン軍曹

格闘戦に優れるカマキリ型アタックゾイド。
同じカマキリ型であるスパイカーの後継機にして縮小版。
両腕の鎌は切れ味抜群で、森林戦の他に市街地での破壊活動などにも用いられる。
なんとアイアンコング落とし穴に誘導して撃破するという大金星を挙げたことのある凄いヤツ。

・キャノッサ/ソルディス

+ スペック
型式番号 RAZ-07
RZS-007
全長 3.9m
全高 1.4m
翼長 5.8m
重量 2.8t
最高速度 M1.5
武装 2連装ビーム砲(機首)
乗員 1名
主な搭乗者 オズベルト中尉
高い飛行能力を持つ鳥型アタックゾイド*4
頭部に備えた2連装ビーム砲の他、強靭な脚部による格闘攻撃や、垂直離着陸能力を持つ。
他の空戦ゾイドの補佐や連絡機として多用され、共和国軍の航空基地にはほぼ間違いなく配備されていたという傑作機。
戦闘においてもショットダイルと共にシールドライガーを援護し、5機ものサーベルタイガーを共同で撃破する活躍を見せた。

・ハイパーシザーズ/エイビー

+ スペック
型式番号 RAZ-09
RZS-009
全長 5.8m
全高 1.0m
重量 3.8t
最高速度 90km/h
乗員 1名
川や沼地といった湿地戦が得意なザリガニ型アタックゾイド。エビじゃねぇ
頭部には連装ビーム砲、両腕には鋼鉄をも切り裂くハサミを備えている。
水上・水中どちらでも活動が可能で、バリゲーターと共に水辺でのゲリラ戦を展開した。

・クロスウィング/プロラバーン

+ スペック
型式番号 RAZ-11
RZS-011
全長 5.9m
全高 1.5m
重量 2.5t
最高速度 M0.9
乗員 1名
低空飛行が得意なトンボ型アタックゾイド。
頭部に2門のパルスビーム砲を持つ他、爆撃装備も可能。
スピードこそさほどではないものの、低空飛行・垂直離着陸・ホバリングと空中での運動性は随一。
そのため偵察・空輸・地上攻撃と様々な任務で活躍した。
パワーは低いが複数集まれば重量物の輸送も可能で、ある時にはグレートサーベル擁する帝国基地への奇襲作戦のために6機掛かりでシールドライガーMk-Ⅱを空輸して見事作戦成功に導いた。
またある撤退戦ではクロスウィングの大部隊がデスザウラーを爆撃で足止めして味方の逃げる時間を稼ぐという大戦果を挙げた。

・ウォータースパイダー

+ スペック
型式番号 RAZ-13
全長 5.3m
全高 1.9m
重量 2.7t
最高速度 水上600km/h
乗員 1名
水上戦を得意とするアメンボ型アタックゾイド。ゾイド史上唯一のアメンボ型。
名前に反してクモ型ではないが、恐らく忍者道具の「水蜘蛛」に掛けたネーミングと思われる。
6本脚の先端に備えたスキッドにより、水上を音もなく進む。
一方で隠密行動なんて知ったものかとばかりに爆速で水上を疾走し、頭部に装備した2門のパルスビーム砲で敵を討つ一撃離脱戦法を持つ。
こいつがいるせいでシーバトラスの水上速度が誤記ではない可能性が高くなっている

・サラディン

+ スペック
型式番号 RAZ-15
全長 5.5m
全高 1.8m
重量 6.5t
最高速度 120km/h
乗員 1名
防御力に優れたアルマジロ型アタックゾイド。
そのボディは特殊合金と超鋼セラミックによる鎧で覆われ、非常に生存性が高い。
頭部下に2門のビーム砲を備えるが、高い防御力の反面火力は高くないようだ。

☆帝国軍/暗黒軍

・シルバーコング/アタックコング

+ スペック
型式番号 EAZ-02
EZS-002
全長 2.6m
全高 2.4m
重量 4.4t
最高速度 100km/h
乗員 1名
このクラスとしては最強のパワーを持つゴリラ型アタックゾイド。
名前の由来は恐らく「シルバーバック*5」か。
同じゴリラ型のアイアンコングやハンマーロックと共に装甲擲弾兵師団の中核を形成する。
超小型であるため市街戦や入り組んだ地形で特に力を発揮したという。

・ゴリアテ/ランディングシェル

+ スペック
型式番号 EAZ-04
EZS-004
全長 3.1m
全高 2.9m
重量 5.0t
最高速度 120km/h
乗員 1名
砂漠戦を得意とするカタツムリ型アタックゾイド。
同じカタツムリ型のマルダーの縮小版。頭部下に2連装ビーム砲を備える。
だが「鈍重なため他機との連携に向かない」とされたマルダーと異なり、高い攻撃力と重装甲から前線の兵士からの人気は高かったらしい。マルダー哀れ。

・グラップラー/サイカーチ

+ スペック
型式番号 EAZ-06
EZS-008
全長 5.8m
全高 1.6m
重量 3.4t
最高速度 110km/h
乗員 1名
格闘戦に優れるカブトムシ型アタックゾイド。
やはり同じカブトムシ型のサイカーチスの縮小版……のはずだが、砲撃特化のあちらと異なり遠近両用。
そのため性能的にはどちらかというとサイカーチスのライバル機ダブルソーダに近い。
短時間ながら低空飛行も可能。

・ビーシューター/キャリービー

+ スペック
型式番号 EAZ-08
EZS-006
全長 4.5m
全高 1.8m
重量 2.8t
最高速度 M1.9
乗員 1名
主な搭乗者 ハンナ・ハンナ
機動力の高いハチ型アタックゾイド。
しかし角ばった頭部や翅の配置からセミにしか見えない。くびれのある腰部など、ハチっぽい部分もなくはないが。
武装はちゃんとハチらしく、尾部のビームニードルにより中型ゾイドすら仕留められる。
垂直離着陸能力も併せ持ち、偵察・連絡用としても使われた。
機獣新世紀ZOIDS』ではプロイツェンナイツのハンナ・ハンナが乗っていたことがある。

・クラブラスター/グライク

+ スペック
型式番号 EAZ-10
EZS-010
全長 2.8m
全高 2.0m
重量 3.8t
最高速度 100km/h
乗員 1名
水陸両用のシオマネキ型アタックゾイド。
岩場や海岸といった足場の悪い地形での戦いを得意とする。
溶解液「メルトバブル」で敵の装甲を溶かしつつ足を止めさせ、必殺の「ハイパーシザーズ」で一刀両断する。
……武器の名前が敵機と被ってんじゃねーかと言ってはいけない。

・ダムバスター/ウォンバム

+ スペック
型式番号 EAZ-12
EZS-012
全長 2.9m
全高 2.9m
重量 3.0t
最高速度 M0.8
乗員 1名
夜間戦闘に長けるコウモリ型アタックゾイド。
頭部の超音波レーダーで敵の動きを補足し、牙「ハイパーファング」や広範囲兵器「ソニックブラスター」で仕留める。この他翼下に多目的ミサイルを備える。
夜における強さは「無敵」と称えられたほど。

・ヘルダイバー

+ スペック
型式番号 EAZ-14
全長 6.6m
全高 2.0m
重量 2.9t
最高速度 80kt
乗員 1名
水中戦を得意とするシュモクザメ型アタックゾイド。仮面ライダーZXのバイクではない
高性能ソナーを持ち、腹部下の超小型魚雷で攻撃する。
頭部には「ヘッドカッター」を備え、格闘能力も高い。
ウオディックやブラキオスと共に共和国海軍に向けて果敢に突撃し、バリゲーターの口を縛り上げて鹵獲したことも。

・グランドモーラー

+ スペック
型式番号 EAZ-16
全長 4.6m
全高 1.4m
重量 6.8t
最高速度 地上90km/h
地中40km/h
乗員 1名
特殊工作用のモグラ型アタックゾイド。意外と他にいないモグラ型。*6
鼻先の「スピンドリル」と両腕「パワーアーム」で地中を掘り進んで奇襲を仕掛ける。
眼はサーチライトのようになっている。




追記・修正はアタックゾイドで大型機を倒してからお願いします。

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最終更新:2026年06月22日 21:34

*1 1/72スケールのバトルローバー&ゴーレム。この2体は完全新規造形であり、また初めて発売された1/72スケールの24ゾイドである。

*2 メッキでこそないが同サイズのパイロット人形も付属。共和国軍側は青色、帝国軍側は赤色。

*3 資料によっては「750kt」とされるが、こちらの場合は「750kt=1389km/h=M1.13」という更にとんでもない数字が出てくる。流石に誤記だと思いたい。

*4 コマンドゾイド版のソルディスは恐らく翼竜のソルデスが由来。

*5 成熟したことで背中の毛が白くなった雄のゴリラを指す。

*6 グランチャー(ハリモグラ型)はいるが、モグラとハリモグラは全く別の生物である。