シュモクザメ

登録日:2010/08/03 Tue 22:11:46
更新日:2024/03/29 Fri 11:44:23
所要時間:約 5 分で読めます




◆シュモクザメとは?
メジロザメ目シュモクザメ科に属するサメの総称。なので一種を指す名前ではない。

特徴的な頭のファッションから鮫の中でも有名で人気な鮫。
どのくらい特徴的かと言うと、リーゼントやアフロ等相手にならないくらい。
では早速その姿を解説。

◆姿

なに見てんだゴラァ!

「すごく…ハンマーです。」
最早ハンマー。シュモク先輩の不良っぷりが伝わってくる。
シュモク先輩マジシュモク
(機能性は後述)

目と鼻はハンマーの横にある(機能性は後述)。

  • 体色
種によって違うが大体褐色灰色薄青色

どのくらいシュモク先輩がイカしてるか伝わったと思う。いややっぱり伝わらんか……画像を各自調べるのを推奨


◆生態

  • 棲息域
一種に拘らなければ沿岸から沖、水平線の彼方まで広く分布している。シュモク先輩の縄張りは広い。流石に深海にはまずいない。

目は見ての通り体から離れているため、人間のように立体視出来る。
だが、目同士が離れ過ぎているため、真正面が死角となり残念ながら見えない。
更に、視覚は若干遠視気味と言われている。
更に更に、戦闘中は目を負傷しないために、瞬膜という膜を動かして目を閉じる。

Q.wiki篭り
「そんな装備で大丈夫か?」

A.シュモク先輩
「大丈夫だ。問題ない」

以下、問題ない理由。

他の鮫と同じく超高性能。
100万倍以上に薄めた一滴の血を嗅ぎつける。
潮風や潮流で嗅ぎつけると、確実にその場所に近づいてくる。

他のサメと同じく(ry
水中で1~2キロ離れた場所で弱った魚がもがく音を聴いて、近づいて来る。

  • ロレンチーニ器官
まずロレンチーニ器官とは、生物が発する生態電流(脳からの電気信号など)を100万分の1ボルトレベルで感知する器官。
その性能は砂に埋まって完璧に擬態したカレイやエイを探し出す程。

シュモク先輩は頭が大きいのでこの機能が特化している。心眼と言っても過言ではない。

  • 食性
様々な魚、甲殻類、頭足類を捕食する。
大型種になると、小型の鮫やエイも捕食し、共食いもする。シュモク先輩は過激派。

  • 群れ
シュモク先輩は一匹狼…と思われるが、群れる。時にはこれでもかというくらいに群れる。
なんとその数、数百匹レベル。…かなり友達がいるようだ。

  • 泳ぎ
ハンマーが水の抵抗になって泳ぎにくい。…と思われるが、飛行機の前翼の役割を果たしている。シュモク先輩に隙はない。

  • 生殖
なんとメスはオスの精子を6ヶ月位保存出来る。
更にメスはオスが消えたとしても単性生殖出来る。
つまり処女の状態で…萌える。

だが通常はやはりオスとギシあん絡み合いながらえっちする。本当にシュモク先輩には隙がない。

  • 弱点
ハンマーの根元を掴むと「あわあわピチピチ」しだす。可愛い。

…が、陸でやっても鋭い歯に噛まれるかもしれないので止めよう。

もちろん水中でやろうものなら…後は分かるな?

  • 性格
シュモク先輩のイメージが崩れるのであまり言いたくないが、他の鮫と同じく臆病でおとなしい性格。
というよりも臆病ではない野生動物なんてものは意外と少ない。
臆病であることは決して襲い掛かってくることは無いという保証にはならないことには要注意。


◆ダイビングウォッチング

与那国島、神子元島、ココアイランド、ラヤンラヤンなどが有名ポイント。

不用意な行動、刺激等しなければほぼ無害な鮫。
餌をやると無防備に近寄ってくるため人気がある。

だが刺激し過ぎると防衛本能で自慢のハンマーで叩かれ、鋭い歯で肉体を噛み千切られるのでダイビング初心者は気を付けて鮫には優しく近付こう。


シュモク先輩の名前

  • 和名の総称
「シュモクザメ」
頭が鐘を鳴らす撞木(しゅもく)に似ている事から。

  • 英名の総称
「Hammerhead shark」(ハンマーヘッドシャーク)
頭が金槌に似ている事から。素晴らしい。かっこいい。語感、響き共に完璧。この英名を名付けた学者は天才である。


◆驚きの捕食法

  • 大型種

1.自慢の器官で海底のエイを探し見つける。

2.自慢のハンマーで砂を掘り起こしエイを追い出す。

3.自慢のハンマーを激しく叩き付けて弱らせる。金槌を横にした感じのT型で叩く。

4.自慢のハンマーをエイに押し付け海底と挟み拘束捕食プレイ。

  • 更に大型種

1.自慢の器官で(ry

2.自慢のハンマーで(ry

3.丸呑み

何とエイの持つ自慢の毒針は刺しても食われてもシュモク先輩には効かない。

エイに同情しよう…


◆様々なシュモク先輩

〇ウチワシュモクザメ

  • 英名
「Bonnethead」(ボンネットヘッド)
和名は頭が団扇に似ている事から。英名は頭が車のボンネットに似ている事から。中々のセンス。

  • 特徴
体長は最大1.5m程。可愛い。
因みに最小種はスカラップボンネットヘッド。体長は1m弱の大きさ。
頭はシャベルやスコップに似ている。


〇インドシュモクザメ

  • 英名
「Winghead shark」(ウィングヘッドシャーク)
ハンマーというよりは飛行機の主翼に似ている事から。これまた素晴らしい名前。

  • 特徴
体長は最大1.9m。
頭の大きさが特徴的で、体長の半分程にも成長する。


〇ヒラシュモクザメ

  • 英名
「Great hammerhead」(グレートハンマーヘッド)
英名の由来はこの種が最大種であることからと思われる。
シュモクザメの英名に関してはついに本気を出したようだ。

  • 特徴
体長は最大6.1mにも達する。シュモクザメ科の最大種。
和名の由来にもなった平らなハンマーを持つ。
第一背ビレは体長に対して大きく、尖っている。


シュモク先輩の過激な活躍



  • 漫画家の鈴木次郎の自画像


◆食材
食材として美味とされている珍味フカヒレの一つ。
肉質も歯応えが良く、どんな調味料にも合う美味しいお魚。
ヒレはフカヒレ、肉は刺身(ポン酢でキュッと)、残りはカマボコにされる。
美容コラーゲンたっぷりな女性の味方。

だが後述のように美味故に問題もある。


◆絶滅
多くのシュモクザメはジンベイたんなどの鮫と同じく、ワシントン条約のレッドリストに指定され、乱獲により絶滅の危機に瀕している。
肉自体にはあまり価値がないため、ヒレだけ切り落としてリリースする場合もあるとか。

いかに鮫が優秀な種族であり、古代からその血を絶えず受け継いで来たとしても、人間によって簡単に絶滅させてしまう。

ちゃんとフカヒレの食事禁止等、絶滅対策は行われてるが、まだ十分ではないのでもっといい最善策が出来る事を祈ろう。






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最終更新:2024年03月29日 11:44