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しのびごと

登録日:2026/06/28 Sun 1:13:00
更新日:2026/08/10 Mon 21:11:17
所要時間:約 15 分で読めます





それは特殊な兵法"忍術"を用いて
 

諜報活動を生業とする選ばれし精鋭部隊


彼らは今でもこの日本で 物陰に忍び
 

悪を討つ
 
 

『しのびごと』とは、『週刊少年ジャンプ』にて連載中の漫画作品である。
原作:たけぐし一本、作画:みたらし三大。単行本は既刊8巻。
 

概要
本誌2024年42号から連載開始。同期は『魔男のイチ』と『白卓 HAKUTAKU』。
作者両名はかつて同誌で『アメノフル』を連載しており、タッグとしてはこれが2作品目となる。

類まれな戦闘能力を持ちながらそれ以外はさっぱりな主人公・ヨダカがヒロインである向日アオイとの関わりを通して成長していくバトルラブコメ作品。
『アメノフル』でも評価されていた絵柄の可愛らしさやキャラ同士のどこか緩い独特の掛け合いは健在であり、ウケた要素はそのままにより幅広い支持が取れるよう丁寧な補強が施されている。
この美麗な作画とどこかコミカルな「良い意味で」シリアスになり切れないコメディ寄りの作風が評判を呼び、同誌の看板バトル漫画であるダークファンタジーの『カグラバチ』やハイファンタジーの『魔男のイチ』等とも棲み分けが成されている。
その甲斐あってか連載期間はめでたく前作を超え、今やジャンプの主力作として今後の成長が期待されている。それはそれとしてカラーページ要員として編集部から酷使されている節がある
 
余談だが、ヨダカ含め登場するほとんどのキャラが偽名を名乗っており本名は不明である。

  
あらすじ 
影に紛れ、闇を駆ける──。
"忍者"は今でもこの日本で、活動していた。
忍者名(コードネーム)<ヨダカ>が託された次なる任務は、向日アオイの護衛。
慣れない学園生活を送りながら、さまざまな危険をすり抜け彼女を守ることができるのか...。
現代に忍ぶ、ポップでクールな秘密の護衛忍者譚!
(公式サイトより抜粋)


主な登場人物 
※特記が無い限りCVはボイスコミック版
◆9号部隊
○ヨダカ CV:村瀬歩
「誰も一人ぼっちにしないために国家があるんです…それを守るのが僕の仕事です」
本作の主人公で、公安警察忍部隊「9号部隊」のエース。
中性的で頼りなさげな外見と態度をしているが、その正体は忍者育成センター「トリノス」を首席かつ歴代最年少で卒業し、同世代最強の呼び声も高い腕利きの忍者。
純粋な体術・格闘戦においては本編開始時点から全忍者含めてトップクラスであり、強靭なフィジカルと卓越した戦闘センスを併せ持つ。
オペさんをして『戦闘だけに集中したヨダカは無敵』と評しているほど。
作中でも以下のような人外染みたスペックを幾度となく発揮している。
  • 毒や薬の類への耐性が著しく高い(完全に無効化するわけではなく、時間が掛かると影響を受けていく)
  • 遠くから画鋲をポスターの右上に投げて止める
  • 飴玉をサッカーボールに投げ当てて超加速させる「飴玉は後で洗って食べます もらったものなので」『やめな?』
  • 錠剤やボタンを指で弾いて即興の飛び道具にする(忍者のスズメが怯み、一般人のひったくりが気絶するほどの威力)
  • 指パッチンで敵の耳が暫く機能しなくなるほどの爆音を鳴らす(ただし指が折れる)
その反面、マルチタスク(複数の作業に優先順位をつけ並行処理すること)を非常に不得手としており、例えば戦闘においても「敵を倒す」「仲間を守る」「周辺を破壊しない」といった風に考えるべき事項が増えると処理能力が容易く超過しパフォーマンスが著しく低下してしまう。
さらに他人とのコミュニケーションも苦手なので、忍者の主要任務である潜入捜査・情報収集にもまるで適正がない戦闘面だけに偏ったステータスの持ち主。

また忍者の一族ではなく民間の出身であり、忍者の一族でない者が一線級の忍者になった例は現状ヨダカしかいない。
その後ろ盾のなさから単独で危険な任務ばかりに派遣され心身ともに潰されかけた時期があったという。
今のオペさんともこの時期にオペレーターを転々とした先で出会った。

向日アオイの護衛任務のため同じ学校に入学し、ヨダカは不慣れなコミュニケーションに苦戦しながら次第に彼女に惹かれていく。
護衛任務中に名乗る偽名は「野月ユウ」。元々の役割はアオイ本人には接触せず、不測の事態が起きた際に武力で解決する安全装置役だったが、計画の変更によりアオイと距離を縮め恋人役になることを命令される。

忍者名の由来はヨタカ目ヨタカ科に属する夜行性の鳥「夜鷹(ヨタカ)」から。
なお、見ての通り本来の読みは「ヨタカ」であり、名前に反して鷹(タカ)の仲間ではない。



○ウミネコ CV:陽向ゆき/大塚剛央(JC4巻発売PV)
「(ヨダカさんがめっちゃ見てる いいとこ見せてぇなぁ)」
高身長で整った見た目をしており、スズメをして「イケメン」の評価をもらっている忍者。
忍びの名門「火室家」の長男だが、血界が発現しなかったため当主候補から外れている。

ヨダカとは逆に忍者としてなんでもそつなく平均以上にこなせるマルチタスクが得意な優等生。
その万能さはオペさんも高く評価しており、普段から癖が強い他の9号部隊の面々以上に仕事を任されるどころか頼んでもいない事すらやってくれるほど気が利く。
それゆえにオペさんも『お前が一番頼りになる』『常に痒いところに手が届く君はまるで孫の手』『もし辞めるとか言い出したら寒気がする』『9号部隊が困った時にいつも助けてくれる一番頼りになる忍者』と最大級の賞賛を捧げている。
当初は淡々として冷静沈着に見えていたが、その実ヨダカに対して強い憧れを持ち、初期の頃は20秒喋っただけで「やっほい」「心のブラジルがサンバカーニバル」してしまうほど静かにテンションを上げていた。
その後も最早ヨダカに対し全面的な尊敬・信頼を隠すこともなく接する、見た目に反して弟分寄りな性格。
ヨダカ以外の9号部隊忍者には普通にぶっきらぼうに接し、仕事を振ってくるオペさんに関しても任務に忠実にはなれど思うところがないわけでもないらしい。

護衛任務中に名乗る偽名は「内海タキ」。本来の性格よりも爽やかで社交的な性格を演じている。
アオイの友達からいずれ恋人になる予定だったが、どうにも相性が悪く役目を譲ることになる。

忍者名の由来はチドリ目カモメ科に属する鳥「海猫(ウミネコ)」から。



○ヒバリ CV:藍谷早咲/小松未可子(JC4巻発売PV)
「いいぜぇ私のことを好きにしても?出来るもんならなぁ!!!」
ポニーテールをなびかせ、護衛任務中は眼鏡をかけている忍者(くのいち)
護衛任務中とは打って変わって本性は血の気が多く好戦的な性格。9号部隊内でも特に口調も荒く、戦闘スタイルも泥臭くパワーファイター寄り。
忍者としてのスペックは普通で、特別優れた能力は持っていない。ただし度胸とガッツは部隊内でも特に高く、時には火だるまになってでも炎塗れの敵の身体を抑えつけるのも辞さないほど。
さらにその度胸が部隊を引っ張るきっかけになることも多く、オペさんも『チームの良い火付役になってくれると思う』と分析しており、部隊の精神的支柱とも言える存在。
ヨダカと接するうちに彼を異性として意識し始めている。

護衛任務中に名乗る偽名は「藤宮カナ」。漫画的挙動のぶりっ子委員長的なキャラを演じており、見る人が見れば「イタい子」のようだがしっかりクラスに溶け込めている。

忍者名の由来はスズメ目ヒバリ科に属する鳥「雲雀(ヒバリ)」から。


○スズメ CV:七海ひろき(JC4巻発売PV)
「この僕がダメダメな君達に恋を指南してあげよう!」
高身長でルックスに優れた、女好きで王子様系キャラな忍者(くのいち)ただし自分以外のイケメンは嫌い
4巻発売PVの中の人も元宝塚の人なので、公式でそういう路線のキャラ。
存在自体は第1話の時点で示唆されていたが、本格的な登場は少し遅めの第18話から。
目立ちたがり屋且つ自身のルックス・スペックに絶対的な自信を持つナルシスト気味だが、実際は仲間意識が強く寂しがり。
普段の態度からは想像できないが非常に視野が広く、外部からも「ヨダカが9号部隊の主砲ならスズメは屋台骨」「統率者」と高く評される。
どうやら一族から破門を言い渡されているらしいが、現時点では詳細は不明。

護衛任務中に名乗る偽名は「結城マコト」。アオイと同じ部活の仲間役になるはずだったが、アオイが部活に入らなかったため役割を失い暇になった。
ヨダカとの初対面時にはアオイの恋人役を受け持とうと対立するが、ひと悶着の末彼とアオイをくっつけるためのキューピット役を買って出ることに。
なのだがプレゼントの浮き輪に肯定的だったところから感性がヨダカ寄りっぽく、あまり頼りにならない。
なお、彼女に関しては常に自然体で学校用の人格は作っていない。
もちろんテストの順位操作もせず期末テストの順位も1位。『バカか!!目立つなよ!』*1

忍者名の由来はスズメ目スズメ科に属する日本人にとっても最も馴染み深い鳥の一つ「雀(スズメ)」から。



○9号 CV:紙本瞬/浪川大輔(少年ジャンプ連載1周年記念PV)
『そういうことはな…友達になってから考えればいいんだ…だから仕事して?忍者として』
9号部隊の担当オペレーターを務めている公安職員。通称「オペさん」。
本編の描写を見るに恐らく男性とは思われるが、本名、容姿等他の情報は不明。
普段は一切姿を見せず、鳥の羽のような形をした黒いインカムを通して部隊メンバーと会話している。
アオイの高校在学中の作戦指揮を任されており、ヨダカら4人の忍者を集め9号部隊を結成した。
ヨダカにとっては護衛任務に就く前から心を開いて話せる唯一の人物で、オペさん自身も彼と話す際は他メンバーより遠慮が無くなる。
冷静に見えて情が深い人間であることは度々描写され、孤独を救ったヨダカを筆頭に色んな人物から厚い信頼を寄せられている。
一般家庭出身の叩き上げであり、忍者とのコネを持っていないため何かしら問題を抱えた忍者しか招集できない。

任務中の指示出しや解説の他、本作の一癖二癖もある登場人物の奇天烈な言動にも小気味よくツッコミを入れるのが役割。
メタ的な観点で言えば、オペレーターと言う役職ゆえに姿を見せず護衛対象にも隠れて発言できる非常に便利な存在で、戦闘内外問わず如何なる状況でもツッコミを入れられる唯一の存在。
ある意味では本作の自由度を上げた立役者でもあり、他のバトル漫画連載陣とも一線を画すコメディ寄りの作風を維持できてるのも彼の存在があってこそとも言えるかもしれない。


◆6号部隊
○ハヤブサ
「噂通りだね…6号 この夏は楽しい演習になりそうだ」
ウミネコとは別タイプのイケメンな、6号部隊のエース。
物腰柔らかく紳士的と、人格面は極めて良好なヨダカが苦手なタイプの人物。
しかし自身の腕前には圧倒的な自身を秘めており、実際にエースと評されるだけあり実力は非常に高い。
実際に幼少期からその才能と血界は高く評価されていた。

アオイとは中学時代の知り合いで、当時は「速水ソウスケ」の偽名を名乗っていた。
彼から見ても今のアオイは「楽しそう」らしく、ヨダカにも「君…アオイちゃんが好きなの?」と純粋な疑問をぶつけフリーズさせた

忍者名の由来はハヤブサ科ハヤブサ属に属する世界最速の猛禽類「隼(ハヤブサ)」から。



○ムクドリ
「仕事中だろ?忍者名で呼べよウミネコ」
名門火室家出身のウミネコの実姉で、紳士的なハヤブサに対し好戦的な性格の忍者。
9号部隊に関してはヨダカのことは高く評価してるものの、ヨダカ以外のメンバーはウミネコの前で「9号部隊はヨダカくん一強だもんね?」と言い放つほど徹底的に見下している。
彼女の提案で、9号部隊は6号部隊とアオイ護衛任務を賭けた忍法勝負が執り行われることに。
やはり実力は高く、ヨダカ以外の9号部隊3人を相手取っても劣勢になることはなかった。
一見弟のウミネコを見下したような態度にはある想いが隠されており…?

忍者名の由来はスズメ目ムクドリ科に属する鳥「椋鳥(ムクドリ)」から。
鳴き声の騒音や糞害から一般的に害鳥扱いされる一方、農家等からは害虫を食べる益鳥扱いされることも。



◆7号部隊
○カササギ
「私は君達の青春の幻影…おねぇさんだよ」
7号部隊のエース的存在で、さらに忍者八つの名門の一つ「右旋家」の跡取りと言う名門出身の忍者。
そして6号部隊との忍法勝負を聞きつけた右旋家がヨダカを引き入れるため、ヨダカと婚姻させるために寄越した見合い相手。なおこの話を聞いたヒバリは分かりやすく椅子から転げ落ちた
「結婚は政略」と自身で述べており彼女もあくまで政略の一つとしてヨダカとの結婚を受け入れてる…と思いきや以前からヨダカのことは一目惚れしており、彼と見合いをすることになった際には内心喜んでいた。
そして彼に想い人がいると判明したときは膝から崩れ落ちるほどショックを受けていた。
もちろん婚姻を結べば9号部隊にいられなくなるため、当然ヨダカは断っていくが…

学校では偽名「笠野ハルカ」を名乗り、護衛任務の増援扱いで教育実習生として潜入。
元よりの美貌もあって男子生徒も狂喜乱舞していたが、日が立つと慣れられて普通に接されていた。
当初はヨダカの想い人で彼と距離が近いアオイのことを嫉妬敵視していたが、彼女と交流していくうちに考えは改まっていき…

忍者名の由来はスズメ目カラス科に属する鳥「鵲(カササギ)」から。

具体的な能力名は不明だが、手から分泌する液体で作った泡を自在に操る血界持ち。
泡は粘着性が高く、濡れた身体がどこかに張り付くとまともに身動きが取れなくなるほど。
さらに泡ごと引っ付けた対象をこちら側に引っ張って来たり、足場のように分で移動もできたりと応用力も高い。



◆向日アオイの関係者
○向日アオイ CV:和氣あず未
「高校生活なんてすごいスピードで走り抜けちゃうんだから!」
明るめの金髪が特徴的な少女。本作のヒロインで、ヨダカ達の護衛対象。
裕福ながら両親や親族がいない天涯孤独の身の上であり、彼女を含む向日家の人間の血には特殊な力があり、それを狙う抜け忍を筆頭とした悪人が後を絶たない。
それゆえに危険が及ばないよう、幼い頃から公安の忍者によって周囲の人間関係を密かに操作されている。
その身分ゆえに中学以前は他人との交流や行事への参加もままならない窮屈な思いをしていたが、9号部隊の尽力もあって高校生活は一人の高校生らしく色んな行事やイベントを楽しめている。
忍者の護衛任務は対象にバレないように行われているが、自身の周りが作為的な「普通」であることをなんとなく察している節がある。

境遇からは想像できない程明るく前向きな性格で、友達のために上級生に怒ったり階段から転げ落ちそうな学生を率先して受け止めに行くほど清廉潔白な人柄。
加えて天然気味且つドジなため、よく転んだり周辺に物を散乱させたりしがち。
ヨダカとは入学式前にキーホルダーを拾ってくれたところから出会いが始まり、以後も彼女の行動力もあってかとんとん拍子に友達になり交流を深めていく。
アオイ自身もヨダカのことはいたく気に入っており、第14話時点でも「(友達としてだが)好き」と答えているほど。

一般人ゆえに戦闘パートでは出番が激減するものの、学校パートでは打って変わってヒロイン力を存分に振るい存在感を出していくことに。


○ミミズク CV:佐々木義人*2
「お前らのせいでまともに生活できなかった子供が…最近やっと…楽しそうなんだよ だから…これ以上邪魔をするな」
アオイの運転手から身の回りの世話、自宅警護、身元引受人を務める忍者。アオイの前では「宇佐美」という偽名を名乗る。
一見気難しそうな雰囲気且つ口調も怒りそうな文脈…と思いきや配慮を見せながら褒めてくる穏やかな性格。
7歳のアオイを引き取った実質的な育ての親として彼女への思い入れは強く、天守の管理を条件に護衛任務の継続を許されている。
9号部隊所属ではないが、作戦目的が共通するため現在9号部隊と提携し戦闘指南や共闘を買って出ることもある。

元1号部隊所属のエリートで、アオイの父親とは何らかの関係があったらしい。 
勿論その腕前は非常に高く、前線から長期間離れ本人曰く「鈍ってる」状態にも関わらず、完全なるシングルタスクモードのヨダカですら仕留められなかったホオジロを圧倒的な実力で完封した。
血界は覚醒しているが戦闘に向いたものではないらしく、家系に伝わる召捕六ヶ術を用いて戦う。
その召捕六ヶ術も非常に高い練度で使いこなしており、既に作中最強クラスのヨダカを含めた9号部隊にとっても師匠のような存在。

忍者名の由来はフクロウ科に属する種の中で羽角(耳のような飾り羽)がある鳥の総称「木菟(ミミズク)」から。
 

◆抜け忍
○ツバメ
「うん…いい天気!絶好の暗殺日和」
アオイの誘拐と護衛忍者の暗殺のため高校に潜入していた、本作で最も登場が早い抜け忍。
「三宅」と言う偽名でサッカー部のパシリとしてヨダカ等に近づき、一人になったヒバリを襲撃。
その後駆け付けたヨダカと交戦するも、シングルタスクとなったヨダカに手も足も出ず瞬殺され逃亡。
続いてハチクマとともにアオイ誘拐のためショッピングモールで襲撃するも、相対したミミズクとの戦力差を察知し再度逃亡…と不憫な役割が目立つ。
ヨダカとの交戦時は悪役らしく嫌味全開でヨダカに口撃を仕掛けるも、当のヨダカには「…抜け忍した人に言われても」と身も蓋も無い事実を突きつけられ、その後も「抜け忍として生き延びてるのがどれだけ凄いことかわからない?」「どんな相手でもしてもらったアドバイスは聞いといた方が良いと思うな」と問い詰めるも全く伝わっていなかった。
「……わっ…かりました」
「わかってないよね?」
『戦況はどうだ?』
「意外と口では勝ってるぞ」

忍者名の由来は言わずもがなスズメ目ツバメ科の鳥「燕(ツバメ)」から。


○ハチクマ
「あーーあ タバコ税が全部俺の収入にならねぇかなぁ~」
ショッピングモールへ買い物に来たアオイとウミネコを襲撃した抜け忍。
過剰なほどものぐさな性格で、常に気怠そうな態度で意味不明な独り言が多い。
その性格故に一般的な武器も重いからと一切使わない。
元は優秀な忍者だったが、自身より弱い者が寄りかかってくることに嫌気が差し公安から離れた過去がある。

忍者名の由来はスズメバチの天敵としても有名な鳥綱タカ目タカ科の鳥「蜂熊(ハチクマ)」から。

戦闘では糸を駆使し、床でも壁でも豪快に周辺ごと切断していく。
ストックも準備しているため、絡まっても一安心。


○トビ
「月が隠れていく…君は可哀想ですね 死に際に月も見れないなんて」
林間学校の肝試し中に、ヨダカとアオイを襲撃した抜け忍。
やたら詞的なオペさん曰く『強そうな奴しかしない言い回し』を好んだり刀に話しかけたり「女性と子供は斬らない主義」とベタすぎる設定を出したりとなかなか香ばしい奴
しかも相手もノッてくれると楽しそうな反応を見せる。
「夜は…俺だけの味方だ」『ほら!セリフもかっこよくなってきた!!』
「……そうやって…夜の闇を鮮血に染めるんですね」『なんかお前もかっこいいこと言おうとしてない!?』

忍者名の由来はタカ目タカ科の鳥「鳶(トビ)」から。

戦闘では話しかけていた刀を得物とし、周辺を木ごとぶった切ったりと剣の腕もピカイチ。
最大の武器は驚異的な聴力で、暗闇でも相手の動きを把握でき、心拍数を聞き揺さぶりをかける心理戦にも使える。


○バン
「無能な部下の尻拭いは…上司の定めですね…」
ヨダカ&スズメが倉庫潜入時に遭遇した、般若のお面を被った抜け忍にして鬼上司(オペさん談)。
…しかし鬼上司と言われた割には口調自体は丁寧で、フローラルな香りで社会人エチケットたる体臭ケアも怠らないできる男。
モブ殺し屋がヨダカに掃討された後にスズメ&ヨダカと交戦。毒が効きにくいヨダカがカワセミに地下へ連行され、残ったスズメを始末する寸前で乱入したヒバリと交戦。

忍者名の由来はツル目クイナ科の鳥「鷭(バン)」から。



○カワセミ
「すまんな~今日の俺らの最終目標は君を殺すことやねん」
バンとともに倉庫で遭遇した、関西弁で話し売れ残り押し付けられたかのような丸眼鏡を掛けた抜け忍。
「でも店員さんはお似合いです言うてくれたぞ」『効いてるぞ』
ヨダカを地下へ連行し、当初は動けないスズメを人質に取るがヒバリの乱入で事なきを得、下記の特殊能力を使い交戦開始することに。

過去には8年前に一族が惨殺され、当時11歳だったカワセミも記録上ではそのときに行方不明になっている。
倉庫撤退時には自身をアオイの「兄貴」と言っていたが真相は不明。

忍者名の由来はブッポウソウ目カワセミ科の鳥「翡翠(カワセミ)」から。

戦闘では片手斧を武器に使うが、特に斧術には拘らずシンプルな肉弾戦を駆使する。
それとは別に身体を任意で赤色化させ、(毒が回り始めてるとはいえ)ヨダカを翻弄させるほどに身体能力を大きく向上させる能力を持っている。
忍者時代は基本に忠実且つ投擲が得意と真逆の戦い方だった。



○コノハ
「甘えてんじゃねぇ 自分で殺してみろよ」
アオイ誘拐を目的として潮塞港を襲撃した抜け忍の一人で、襲撃メンバーのメイン戦力。
ヒバリを奇襲した際に彼女から「クソ兄貴」と呼ばれていたが、詳細は不明。
ヘビースモーカーだが当然身分証なんて無いのでタバコを買うのも一苦労
もちろん実力も相応に高く、6号部隊エースのハヤブサ&ムクドリ相手でも手間取らず、血界還源状態では一瞬で二人を一時戦闘不能に追い込んだ。

忍者名の由来は諸説あり、フクロウ目フクロウ科に属する猛禽類「コノハズク(木葉木菟)」か、この世で唯一スズメ目コノハドリ科に属する名前通り木の葉のように緑色の鳥「木葉鳥(コノハドリ)」のどちらかか。



○ホオジロ
「じゃ…女よこしな そしたら跡形もなくぶっ殺してやるよ」
潮塞港襲撃メンバーの一人で、その正体は元5号部隊のエース。
大柄で典型的なチンピラ染みた見た目に違わず、内面も粗暴で戦闘狂な危険人物。
こんな性格ゆえに公安時代から周囲の制御もままならず問題を起こしてきたようだが、それでも失態を容認させるほどの圧倒的な実力を以て5号部隊にまで上り詰めたほどの実力者。
完全なるシングルタスクのヨダカ相手にも押されず彼を追い詰めたが、直後救援に来たミミズクの実力に圧倒され戦闘不能となった。

忍者名の由来はホオジロザメ…ではなくスズメ目ホオジロ科の鳥「頬白(ホオジロ)」から。

戦闘ではステゴロで戦う見た目通りのインファイターだが、パワー・スピードともに高水準。
特にそのパワーが凄まじく、一撃で一軒家が4~5件は収まるほどの巨大なクレーターを作り出せるほど。
また、身体が損傷を受けるたびにより強い身体に修復される血界能力持ち。ただし強化には上限がある模様。
小細工こそ不得手だが、長引けば長引くほど強力になっていくシンプルに強力な戦闘スタイルを有している。


○カラス
「それまで君が彼女を守って下さいね 僕らに渡しておけば良かったと後悔しないように」
戦闘不能になったコノハを救援に来た、おかっぱヘアで左目を包帯で巻いている見た目からしてミステリアスな忍者。
しかしその正体は、かつての忍者の頂点だった元1号部隊のエース。
8年前に公安職員を狙った大規模テロを起こし失踪し、それを追うように当時の有力な一桁級忍者も抜け忍へと至るのであった。

現在は理由は不明だが忍法を使うと吐血してしまうほど弱っており、長時間の戦闘はできない模様。
それでも忍法の強力さは健在で、結果コノハ共々取り逃がしてしまうことに。

名前の由来は説明不要のスズメ目カラス科に属するお馴染みの黒い鳥「烏(カラス)」から。

 

用語
○公安警察忍部隊
国家保安を脅かす事案を秘密裏に対処する忍者の部隊。所属する忍者は鳥類の忍者名(コードネーム)を名乗り合計で100近い部隊がある。
部隊名はオペレーターの名前の数字に由来し、基本的に数が小さいほど格が高く優秀な部隊となる。中でも1号から9号の一桁部隊は別格視される。
存在を知る者は「公安の忍」と俗に呼ぶが決して一枚岩ではなく、忍者は公安の仕事を受け、公安は忍者の存続を助けるという2つの組織の利害関係で成り立っている。
メインからモブから敵である抜け忍まで全員固有の忍者名を名乗るせいで連載が長期化すると忍者名に使う鳥の名前が枯渇するのではないかと一部で心配されている

○抜け忍
公安の手から離れ、様々な違法沙汰に手を出している元忍者の総称。
本作における悪の組織ポジションの集団で、忍者界最大のタブーと言える存在。
腕が優れた強者も多数存在するが、それもそのはずで抜け忍になる=味方を欺き公安の追っ手から逃げ遂せていることになるため、必然的に抜け忍でいる時点で優れた部類の忍者だから。
現在登場している抜け忍に単独犯はおらず、全員が(カラス)という抜け忍を頭目をした集団に属している。
彼らの目的は向日家の特別な血を有しているアオイであり、彼女を守ることが9号部隊の任務となる。
ふしぎのまもりを持ってたりはしない

○忍術
全ての忍者が扱う特殊体術にして、戦闘の基本となる戦術や技術。
その実忍術と呼ぶスタイルの範囲も幅広く、ウミネコが踵に仕込んだ隠し武器やら、ヨダカが印を結び使う「専心の術」も大まかに言えば忍術の一つ。
こちらは訓練次第で誰でも使えるようになるものがほとんど。

血界(けっかい)
忍者の一族が持つ特殊体質のこと。早い話能力バトル漫画における特殊能力の呼び名。
各一族で継承されてきた忍者の切り札であり、忍者にとっては最重要且つ門外不出の能力である。間違ってもどこぞのバカみたく自慢するためだけにベラベラ喋ってはいけない
習得すれば超能力のような人知を超えた力を扱えるようになり、「真に忍者を名乗れるのは血界を覚醒させた一握りのみ」という思想も突飛なものではない。
ほとんどの血界は先天的に生まれ持つものだが、後天的に目覚める例もごく稀にある。

忍法(にんぽう)
専心の術や変わり身といった「忍術」は訓練次第で誰でも使える技術だが、「忍法」とはその特殊な体技に血界による超常的身体特性を掛け合わせ磨き抜いた忍術の極点である。
ありていに言えば血界持ちの忍者だけが持つ必殺技。

血界還源(けっかいげんげん)
世代を経るごとに血が薄まり弱体化していった血界が源流の強さに戻った状態のこと。所謂先祖返り。
向日の特殊な血を摂取することで発現するとされる。

召捕六ヶ術(しょうほろっかじゅつ)
 血界を持たない忍者が血界持ちと対等に戦うため編み出された忍びの技。
その名の通り六つの体術で構成されるが、絶大な攻撃力の反面、習得難易度の高さゆえに術者が増えず、やがて術を恐れた血界使いによって抹殺された経緯がある。
ミミズクの家系は人知れずこの技を受け継いでおり、ヨダカへと伝授されることになった。

天守(あまもり)
水が漏れそうな名前のアオイの住居にしてマンションに偽装する公安経営の要人保護施設。
住人の2割が保護対象、それ以外の住人・従業員全てが忍者や公安職員で構成されている。
現在の管理人はミミズク。

潮塞港(ちょうさいこう)
バーベキューでもしながら付けたような名前の公安の運営する海辺の一時避難施設。
劇中では天守の内部調査のため一時的に保護対象を避難させる用途で使われた。

八家蒐集(はっけしゅうしゅう)
忍者の名門である八つの家系の代表が一堂に会し、意見交換や決議を行う集議のこと。柱合会議
本編開始時点での参加者の内訳は白凪家、操生家、地走家、化野家、火室家、泥美家、稲土家、右旋家。
顔ぶれのほとんどが各宗家の当主、もしくは当主の名代と公安の一桁エースを兼任している。
また、かつては向日家も八家に名を連ねていたが、現在は除名されている。
 

 
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最終更新:2026年08月10日 21:11

*1 9号部隊(ヨダカ除く)はその気になれば学力テストくらい簡単にパスできるのだが、悪目立ちしないよう自分の演じている人格相応の点数を取るよう指示されていた

*2 クレジットでは「アオイの執事」表記