ヌケニン(ポケモン)

登録日:2009/11/20(金) 12:40:00
更新日:2021/03/27 Sat 21:24:06
所要時間:約 6 分で読めます





■データ


全国図鑑No.292
分類:ぬけがらポケモン
英語名:Shedinja
高さ:0.8m
重さ:1.2kg
タマゴグループ:鉱物(性別不明)
※ツチニンはタマゴグループ:虫で♂50♀50

タイプ:むし/ゴースト

弱点:ほのお/ひこう/いわ/ゴースト/あく
半減:くさ/むし/じめん/どく
無効:ノーマル/かくとう

特性:ふしぎなまもり(効果が抜群以外の技で“ダメージ”を受けない)

種族値
HP:1
攻撃:90
防御:45
特攻:30
特防:30
素早さ:40
合計:236

努力値:HP+2

ツチニンが進化(レベル20)する際、手持ちに空きがあり、モンスターボールを一つ以上所持していると手持ちに加わる。
剣盾ではレベル20での進化でなければヌケニンが追加されない。


■概要


ツチニンが しんかする ときに いつの まにか モンスターボールに はいっている ふしぎな ポケモンだ。


セミの抜け殻のような姿をしている。抜けたセミがテッカニン
背中には抜け出た際の切れ目が入っており、当然中は空洞で何もない。
ジュペッタ同様、かりそめの身体に何かの魂が宿ってしまったものと考えられ、実体のないゴーストポケモンに分類される。
中の空洞を覗き込むと魂を吸い取られてしまうという。
羽を動かさずに空中に浮かんでおり、息をせず、全く動かない。雌雄の区別もない。頭の上には三日月状の輪がある。
まさに、蝉の(抜け殻に取りついた)幽霊である。

入手条件が非常に特殊で、知らないと入手し損ねていることも多い。
三世代以外ではモンスターボール以外のボールではダメなので注意。ダークボール等に入れたかったオシャボ勢にとっては残念な所…だったが8世代のワイルドエリアで シリーズ初の野生出現 するため野性産なら全ボールに入れられるようになった。
技や個体値、性格等は進化時のものがこちらにもそのまま適用される。因みに、テッカニンに進化するレベルでちょうど覚えた技は、ヌケニンも使うことができた。
……が、BWからはそれができなくなった。なぜ仕様変更されてしまったのか。
なお進化させるツチニンが色違いだとヌケニンも色違いになる。

ちなみにこんな性質故か、XYSMUSUMポケパルレ/ポケリフレではポフレ/ポケマメは食べない。
満腹度(?)も存在しない。
しかし剣盾 カレーは食べる
一応ツチニン時のなかよし度は引き継ぐ。


■対戦でのヌケニン


虫・ゴーストという固有タイプを持つが、合計種族値は236と全最終進化ポケモン中ぶっちぎりのワースト。
ツチニンの攻撃と防御を入れ替えてHPを1にしただけなので、進化前並である。
というか未進化ポケモンでもこいつを上回る奴はゴロゴロいる
ただし、仕様上攻撃と素早さ以外の能力は実質無意味なので、実は言うほど酷くはない。

一見するとものすごく弱いポケモンだが、注目すべきは特性「ふしぎなまもり」の効果。
これにより炎・飛行・岩・ゴースト・悪と「わるあがき」以外の全ての攻撃技を一切受け付けない。
このため、止められる奴には無敵。
止められない奴には滅法弱い。
ちなみに「みずびたし」や「もりののろい」を受けると耐性が激変する。

能力値も役割もここまで極端なポケモンが他に居るだろうか?
滅多にお目にかかることが出来ないが、このポケモンは“忘れた頃にやってくる”
特にカイオーガを最も安定して止めてしまう。
「げんしのちから」で突破されるが、この技をヌケニンだけのために入れる人は殆どいない。

残り1匹、もしくは交代封じをさせられた時に登場した絶望感は異常。
もちろん、対策無しの時。


耐久面は壊滅的…と言うかHP1
実数値が1で固定されているので個体値厳選努力値を振っても意味がない。

弱点タイプ以外の攻撃技を受けないだけなので砂嵐、「ステルスロック」や「まきびし」、呪いやリウマチでも即死する。
バンギラスユキノオー等には場に出ただけで殺されてしまう。

そしてカイロスオノノクスといった特性を無効化する特性持ちにも滅法弱い。
カイロスはタスキを持たせれば1ターン凌げるが、オノノクスが「ダブルチョップ」持ちだった場合タスキを貫通されるため完全な天敵と言って良い。
運悪くオノノクスと対面してしまった日にはカモである。

一撃で死ぬので「きあいのタスキ」の恩恵が大きいが、火傷・混乱による自傷対策の「ラムのみ」、天候対策の「ぼうじんゴーグル」、まきびしやステルスロック対策の「あつぞこブーツ」も候補に上がる。

「ふしぎなまもり」は「スキルスワップ」の効果は受け付けないが、「トレース」はされる。
エスパーは自身で弱点突けるとは言え、控えにエスパーやノーマルの弱点を突ける奴を入れておかないと痛い目を見る事も。

ゴーストであるだけに補助技は非常に豊富。
「おにび」や「あやしいひかり」等の状態異常技に始まり、混乱と相性の良い「いやなおと」
カババンギノオーと鉢合わせ用「にほんばれ」、「かいふくふうじ」のようなレア技、「うらみ」や「トリック」「あやしいひかり」等面白い技を覚える。
ツチニンがじめんタイプであるため、地味に「すなあらし」なんかも覚える。
天候で後続をサポートしつつ、自分は天候ダメージで確実に自主退場すると言う芸当は他のポケモンにはまず出来ない。
自滅して後続を無性降臨させられるため、後続にすなかき持ちのムーランドを控えさせ、死に出しからタイプ一致「かたきうち」を使わせることがある。

攻撃種族値も並程度にはあるので火力もそれなりに出せる。
攻撃技のレパートリーは安定した性能の「シザークロス」や「シャドークロー」に先制技の「かげうち」。
どくどく」「おにび」やZクリスタルとの併用が前提の「ゴーストダイブ」に「あなをほる」、有用な追加効果のある「むしくい」に「どろぼう」等。
なお、「きゅうけつ」の回復効果が無意味どころか特性「ヘドロえき」持ち相手だと即死するため「シザークロス」が優先されるという珍しいポケモンである。
剣盾では新しく教え技で相手の特攻を確実に下げる虫技「はいよるいちげき」と、相手の道具を利用して攻撃するゴースト技「ポルターガイスト」を習得できるようになった。特にポルターガイストはゴツメが怖いヌケニンにとって嬉しい非接触攻撃かつ威力110と非常に強力。

また、前述のように第三、第四世代ではテッカニンに進化させるタイミングにより「つるぎのまい」か「バトンタッチ」を習得する事が出来る。
両立は不可。

性格ポリゴン系の「ダウンロード」対策になる「さみしがり(攻撃↑防御↓)」か「せっかち(素早さ↑防御↓)」推奨。
仕様上耐久力を下げるデメリットもない。
トリパで使うなら「ゆうかん(攻撃↑素早さ↓)」でも良いが。

自身の“倒される要素”がかなり限定される為、相手の行動を読み易いのが強み。
「もらいび」持ちやの降臨が非常にしやすい。

因みに素早さと攻撃以外の能力はあっても意味が無いので最も個体値厳選が楽なポケモンでもある。
ただ「ポリゴン系統のダウンロード対策」を「変身対策で防御と特防をできるだけ低くする」という条件ですると、
防御と特防の微妙な種族値差のおかげでかなり難しくなる。
ダウンロード対策だけ(防御<特防にする)ならそこまでは難しくないが。

余談だが、HPが1しかないせいか第6世代のHPゲージ減少時コイツだけ消える仕様になっていた。
残念ながら第7世代では廃止されたが、代わりにいきなり赤く変色し超高速で減少するようになった。

第八世代で登場したダイマックスとの相性は全ポケモン中最悪レベル。
何しろダイマックスレベルに関わらず発動したところでHPが1のままなので…
当たり前だがダイマックスでHPの上昇がないのはヌケニンのみ。
実質的なメリットが技威力の上昇しかないので、安定性・実用性はほぼ皆無である。
また相手のダイマックスにも非常に弱く、多くのエースアタッカーが不一致でも「ダイバーン」「ダイジェット」を持っている環境なので突破されやすく、攻撃と同時に砂嵐状態にする「ダイロック」には襷ごと貫通される。
貴重なダメージソースだった「どくどく」も没収されているので、ヌケニンにとってかなり厳しい状況。
ただ、使用者が多くダイマックス技の強力なキョダイラプラスに対しては滅法強く、キョダイセンリツを不発にさせて壁展開を阻止できるため、手軽な対策のひとつとして使用するトレーナーもそれなりにいる。

なお、マックスレイドバトルで出現することもある。
バリア枚数8枚という圧倒的な数を展開するが、案の定ワンパンで落ちるためほぼ出オチである
しかしこのヌケニン、バリアを張らなければならないというシステムの都合上なんとHPが3*1
どの道弱点をつけばワンパンで落ちることには変わりないのだが、
バリアにだけダメージを与える一撃必殺技でバリアを削り切れば中途半端に体力が残っているという前代未聞のヌケニンの姿を拝むことが可能である。
性質的にはアイテムが貰えるボーナスゲームのようなものであり、オシャボ入りも狙える。

■ゲームでのヌケニン


その特異性から本編での登場例は少なく、基本的にバトル施設で顔を見ることが多い。

HGSSで強化ツクシが使用する。
特性がやはりネックになるだろう…
という訳でもなく、他も虫ポケモンで固められてる為、ついでに弱点をつかれて倒される場合が多い。
その上再戦ジムリーダーの手持ちなのに経験値がまさかの3ケタというガッカリ感等扱いが酷い。

ポケモン不思議のダンジョンシリーズにも登場し、役割が変動している。

特性は本家同様「弱点以外の技でダメージを受けない」ものだが、なんとHPが3~5とか10しかなく、罠や異常気象などで即死する。
技の組み合わせが悪いと厳しい、と思いきや通常攻撃は0か1で通るし、投擲は特性を無視して有効な為、対処法さえあれば弱ポケの部類である。
だが、フルドーピングすると凄まじい強さを誇る。
そこまでドーピングするのが大変だし、頼らないと成長率がダメすぎるが…

超不思議のダンジョン以降では、ふしぎなまもりで通常攻撃を無効化するようになり、相手やこちらの持ち手次第では完封試合もありえるようになった。
一方で、ツチニンが倒されると数ターン後に出現するというぼうれい武者のような性質を持つようになり、
敵として出現すると他のポケモンに狙われ、倒したポケモンが進化したり、覚醒したり、メガシンカしたりするようになった。
見つけたら優先的に倒すべきポケモンだが、自分たちとは遠い場所で襲われたりすることもしょっちゅう。


ちなみにポケモンXDの要素の一つ「バトルディスク」にヌケニン6匹を1ターンで倒せというものがある。
此方が仕掛けた罠によってバタバタ倒れていくヌケニンたちの心境や如何に。


■不死のヌケニン


ダブル・トリプル限定で以下の手順を踏むことにより、「不死のヌケニン」を作るというネタ動画が存在する。


用意するもの
①「こらえる」を覚えたヌケニンに持ち物「ぼうじんゴーグル」を持たせる
②特性「ふしぎなまもり」を別の特性に上書きできる技を持ったポケモン
③特性「がんじょう」持ちで「スキルスワップ」を覚えたメレシー


一.1ターン目、①、②、③を場に出す。
二.ヌケニンはこらえるを使用して敵のダメージを耐える。
三.②の技で①の特性を上書きする。
四.「スキルスワップ」で③と①の特性を入れ替える。
五.「不死のヌケニン」完成。


このように手間はかかるが、完成した「不死のヌケニン」は「がんじょう」の効果でいつまでもHPが1のまま減らない。
ついでにまひさせておけば毒や火傷にもならない。
伝説のポケモンも真っ青のチートポケモンとなるのである。

ただし、「やどりぎのタネ」や「のろい」によるダメージは防げず、「かたやぶり」等特性を無視する特性を持った相手にも通用しない。
「やどりぎのタネ」に関しては、オーロットに「もりののろい」を打たせれば、ヌケニンのタイプに草タイプが追加されることで防ぐことが可能。
「さめはだ」や「ゴツゴツメット」持ちにうっかり攻撃すれば即死、「ミイラ」持ちに攻撃すれば努力は水の泡。
そのため、直接攻撃ではない「ポルターガイスト」か、特殊型にして「むしのさざめき」「シャドーボール」「たたりめ」を攻撃手段にすることになる。
非接触の実用的な物理攻撃技は、威力はあるが相手が持ち物を持っていないと不発で、PP・命中不安の「ポルターガイスト」しかないため、
がんじょう型ヌケニンを運用するなら特殊型がより安定する。
ただしヌケニンの特攻種族値は30しかなく、泥仕合確定である。
はたきおとす」を喰らってぼうじんゴーグルを無効化されれば天候ダメージを防げなくなり、「いえき」を浴びれば完全無防備である。
対策が出来ていないと相手は積むが、完成する前にサポート役を落とされたり「ちょうはつ」を受けたり、途中で失敗させられるリスクも多い。

■ポケモンGOでのヌケニン


「ツチニンを進化させれば勝手に手に入ってるんじゃないの?」と思うかもしれない。

違う。

なんと特定のイベント期間中の大発見(リサーチタスクを合計7日間達成)でのみ遭遇可能という、
伝説のポケモン並の激レア仕様なのだ。

しかし性能の方はと言うと、はっきり言って悲惨。
ポケモンGOには特性が無いため、ただHPが壊滅的なだけの抜け殻と化してしまっている。
一応、本家ポケモンとは異なりHP10には届くのだが、どのみち余裕でワンパン圏内。
そのため今のところはほぼ観賞用である。

スマブラSPでのヌケニン


スピリットで登場。
Mr.ゲーム&ウォッチに乗り移っている。
体力制だが何と原作と同じく相手のHPが1しかない。
しかし開始すぐ一定時間だけ無敵になり、さらに常時リフレクト状態なので開幕アイテム投げや飛び道具で即撃墜するという方法は通用しない。
だが無敵になるまでほんの僅かな猶予があるのでソニックなど走行速度が速いファイターでダッシュ攻撃すればあっさり撃墜できる事もある。
性能は階級HOPEのサポーターで蓄積ダメージが30%になるが防御力がアップする代償防御強化のスキルを持っている。


ヌケニン「なかに誰もいませんよ?」

ヌケニン「ぐわあぁぁぁ!無敵なのにやられたぁぁぁ!」


追記・修正は最大HP1の方がお願いします。
この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2021年03月27日 21:24

*1 ★5レイドの場合