登録日:2010/01/11 Mon 14:21:59
更新日:2026/08/03 Mon 17:53:35
所要時間:約 5 分で読めます
15年前 戦争があった
いや―
戦争ならば 遥か昔から 何度となくあった
彼らは北辺の谷を出で 南の土地を目指して侵攻を繰り返した
運に恵まれぬ彼らに 勝利が続くはずはない
彼らは 時代が変わったことに 気づかなかった
敗戦を繰り返しては領土を失い 小国に戻りつつあった彼らは
比類無き工業力を養い
それを武器に 世界に向かって 最後の戦いに挑んだ
それが15年前の戦争―
彼らは猛々しく戦い 惨敗した
自国内で 核兵器を使う 愚さえ犯したベルカ人
その無惨さを目にした戦勝国たちは 自らの武器を捨てようと心に誓った
世界に平和が訪れた
彼らのおかげで
それは永久に続くかと思われた
平和から最も遠いこの島で 平和を守って飛ぶ彼ら
ACE COMBAT 5
-THE UNSUNG WAR-
Nothing Else Comes Close.
エースコンバット5は、エースコンバットシリーズの記念すべき第5作目。
基本的なシステムは前作『04』のものを踏襲しているが、今作は僚機に指示を飛ばしたり、「機体
経験値」の要素が増え、やり込み度が格段に上昇した。
機体経験値を溜めて派生機体を解禁となる関係でプレイアブル機体が『04』から大幅増加。その数53機で
『INFINITY』に抜かれるまでシリーズ最多を誇っていた。
中にはF-14BやYA-10B、MiG-31M等他のゲームでは中々お目にかかれない面子もちらほら。
だがその反動としてPS2以降の作品としては唯一、特殊兵装が機体毎に1種類に固定となっている。
不評だったのか次回作のZERO以降は04と同様の2~3種類の内一つを初期装備、残りを追加購入する形となった。
またアーケードモードでは前作・
エースコンバット04の主人公である
メビウス1やAWACSスカイアイが登場する等嬉しい演出も有る。
ストーリーも『04』の直接的な後日談であり、旧エルジア軍残党勢力「自由エルジア」との戦いが描かれる。
Mobius1 Engage!
使用されている楽曲・グラフィック・シナリオは素晴らしく高次元であり、神ゲーとの呼び声が高い。
特に楽曲はサントラがCD4枚組になる程の容量であり劇中では未使用の楽曲も収録されている。
脚本は前作でサイドストーリー制作で監督を務めた片渕須直氏が続投。
前作の戦争の虚しさを描いたどこかもの悲しいストーリーに反し、本作は映画的な熱い展開が繰り広げられ、こちらも人気が高い。
ゲーム開発業界でも本作のシナリオはなかば教本扱いされているらしく、開発現場では度々その名が挙がるのだとか。
ただし、なにぶん古い作品で復刻も7のPS4版初回購入特典のみとプレイできる環境を整えるのが厳しく、若い世代のシナリオライターには知らない者も増え、例えで本作を出しても通じない事が増えているとか……だってよ、バンナム
パッケージでは
F-14Aが描かれているが、本編でも後半の展開で部隊新設された際の部隊章がF-14Aに描かれたことなどもあり、
以降のシリーズでもF-14=ACE5主人公機という認識が浸透し、その後のシリーズでも特別塗装での登場回数も多い。
但し、原型機の古さ故か後続シリーズではA型の改良型であるF-14D(スーパートムキャット)しか出て来ない事が多く、
「ACE5カラーのF-14A」の登場は実はあまり多くない。
F-14という元々人気機種というのもあるが立体化では同じPS2三部作主人公であるメビウス1やサイファー共々商品化の機会も多い。
ソフトが発売されて15年後でもJC wingsから1/72・1/144ダイキャストモデルが発売されるなど高い人気を維持している。
本作では、前作で一度廃された日本語音声が再び収録されているが、
主要人物からモブに至るまで人気声優や今は亡き名優が名を連ねており、キャストの豪華さはエスコンシリーズでもトップクラス。
コーエーの看板タイトルである一騎当千な某シリーズ並に青二声優率が異様に高い気がするのは恐らく気のせいではない。
これ以降のエスコンシリーズは
一部例外を除いて
日本語・英語の2カ国音声の収録が通例となっている。
【あらすじ】
オーシア大陸北東の
ベルカ公国
が引き起こした
ベルカ戦争から15年後、2010年9月23日。
オーシア連邦の孤島・サンド島。
太平洋を挟んだ隣国
ユークトバニア連邦共和国に最も近いこの地で飛行訓練を行っていたオーシア空軍の訓練生達の許に、突如国籍不明機が襲来する。
その結果、訓練生8人と教官2人が死亡、更にユークトバニア――ベルカ戦争以来の友好国だったはずの彼らは、オーシア連邦に宣戦布告した。
たまたま地上に残っていた数名の新米や訓練生は、人数不足からやむを得ず実戦に投入される。
上官を尽く失った事で新米でありながら隊長になってしまった
ブレイズ
は、3人の新米仲間と共に各地で戦う。
――しかしその一方で、戦争の裏にはある陰謀が渦巻いていた……。
登場人物
【ウォードッグ隊の人物】
グリム、チョッパー、ナガセとスノーのTACネームの頭文字(Archer、Chopper、Edge、Sworsman)を取るとACESになる。
主人公。
最初のミッションにて最後尾の4番機だったことから、「どん尻」の意味と「新人の坊や」の意味を掛けて「ブービー」の愛称(国外で発売されたバージョンでは「キッド」)が与えられた。以降チョッパーもブレイズが隊長になった後も同様に呼ぶようになる。
開戦から様々な戦闘を経て技術を付け、ウォードッグ隊の隊長として的確な指示や、素晴らしい操縦技術で数々の伝説を残す事になる。
常に3人の仲間と共に戦っていたり、ブレイズ個人よりも部隊の4人一纏まりで恐れられたり期待されたりすることが多いため、
「隊長としての技能はともかく個人での戦闘能力は他の歴代エスコン主人公程の強者感が薄い」という意見も散見されるが、
困難なミッションを単騎でこなしたり、部隊員からも自分達とは別格の強さと称される事も多々あるため、決して他のエスコンエース達に引けは取らない。
スノー大尉曰く、「戦闘中の今この瞬間にすら成長している」とのこと。
またバートレットが教育していた新米達の中でも一番の秘蔵っ子とされている。
TACネームは「炎」の意味。刃物に関する単語で統一されている他の仲間達のTACネームと比べると少し浮いて見えるが、名前に込められた真の意味はラストシーンで回収される。
基本エースコンバットの主人公は外観年齢性別全てが不詳だが、彼は作中の新聞の写真に写っている為ある程度判明している。
比較的ガタイの良い男性だが、顔はチョッパーの腕に隠れており見えない。
両手を腰に当てて身を乗り出すようなポーズを取っており、ノリの良い性格を感じさせる。他のムービーシーンでも首から下だけの姿で何度か描かれている。
またストーリー開始時点でまだ新米パイロットである事が明言されている。
また基本無口なエースコンバットの主人公にしては珍しく、「はい」か「
いいえ」か程度の意思疎通を行う事が出来る。
逆を言えば他の主人公はそれさえしないという事である
このためプレイヤーによって「素直で聡明な人」「スッとぼけた人」「天邪鬼・ひねくれ者」「本当の本当に無口」といった感じにキャラが分かれる。
河野D曰く、「ブービー」の愛称はドイツ軍のエースパイロット
エーリヒ・ハルトマンの愛称「
Bubi」に由来しているとのこと。
初めてバートレットの僚機として飛んだ際に「最後尾」だった事と、ネーミングである。
一部のファンからは愛称の他に、「仲間」に関するエピソードの多さ、
通称「黒い悪魔」といった点等から、
ブレイズそのもののモデルもハルトマンではないかと推測されている。
なお国外版で愛称が変更されているのは、アメリカ版製作スタッフから
「ブービーだと『boobies』を連想してしまう」と反対されたため。
おかげで7の特典として復刻した時は音声選択に「ENG(JPN_VER.)」という謎の選択肢が…
ウォードッグ隊の二番機にして23歳の紅一点。階級は少尉→中尉→大尉。
TACネームは「エッジ(Edge/刃)」。
サンド島の訓練飛行襲撃事件に於いて訓練生で唯一生き残った。
鋼の精神に肉体的にも優れ、天才的な操縦技術を持つが、時々油断したり無茶をしてしまう。
ブレイズら新米たちだけの小隊で初出撃時にはサンダーヘッドから隊長機となるように命じられている辺り指揮官としての素質もあったようだが、自身は「二度と一番機を落とさせない」という決意と共に二番機に回る。
ナガセ(エッジ)と言えばエースコンバットシリーズの名物端役キャラであるが、本作はナガセが遂に正式にヒロイン枠となった出世作である。
名前や容姿から日系人を連想させるがストレンジリアル世界に日本に相当する国は『7』に至るまで登場していない。
《もう少し…ブレイズの二番機で居させて…》
ロック好きな29歳の兄貴分。階級は少尉→中尉→大尉。最終的に中佐。
TACネームは「チョッパー(Chopper/叩き切るもの)」。
音楽、殊更ロックンロールが大好きで、部屋で音楽を聞いていたりポスターを始めとしたロックバンドのグッズ類を大量に保管していたりする。
非常に饒舌で、戦闘中にも軽口を叩く陽気な漢。
厳格なサンダーヘッドからはその度に何度も怒られるのだが全く改善するつもりが無い。しかしながら操縦技術は一級品。
態度も普段はおちゃらけている一方で、自軍の兵器の脆弱性を冷静に分析・指摘したり(後に正にその点を衝かれる事になる)、戦争の非情さやそれを前に人が惨たらしく死んでいく様を前に消沈する事もある。
軍人でありつつも決して好戦的ではなく、姿勢はむしろ非戦派。
そのため平和路線のハーリング大統領には好感を持っており、一方で戦線をやたらに広げるような方針を取る副大統領の事は嫌っている。
他方、繰り返し叱責して来るサンダーヘッドの事は鬱陶しく思う面もありつつ嫌っている訳でもない様子。
彼曰くサンダーヘッドは「美声」との事。
カークという名の犬を飼っており、度々ムービーに出て来る。
《へへっ…良い声だぜ…》
機械弄りが好きな青年。落ち窪んだ目元が特徴的。顔がアップで映る場面が何度かあるが、どれもちょっと怖い。
ウォードッグの4人の中で一番の新人で、まだ訓練課程を修了していない。そのため階級も最も低い一等空士のまま昇進しない。
当初は補修中のパイロット候補生であり、サンド島が空襲を受けた際に放置されていた機体に乗り込んで出撃し初陣を迎え、以降はウォードック隊の一員として活躍する。
TACネームは「アーチャー(Archer/弓兵)」……なのだが名乗る場面はあっても呼ばれる事は殆ど無く、専ら「グリム」と呼ばれる。
なお名前はドイツ(ストレンジリアル的に言えばベルカ)系だが、ベルカのあれこれに関しては一歩引いた目線で見ており、ベルカ出身というより単に「ベルカ系オーシア人の家系」と見る方が自然か。
当初は訓練修了前であったが、戦闘を重ねる度にめきめきと力を付ける。
後のミッションで語られた所によると、バートレットからもその素質を見抜かれており、何事も無ければパイロット候補生を卒業できていた模様。
陸軍に勤めている兄が居り、あるミッションの無線にも少しだけ登場する。
《そうだ、来週誕生日だったんだ…僕》
ウォードッグ隊長にしてブレイズ達の教官。階級は大尉。
TACネームは「ハートブレイク・ワン」。これを捩ってプレイヤーからは
「失恋一号」の通称で呼ばれる事も。
パーソナルマークは「
ハートが刺さった剣で割れているハートのA」。
無駄口と粗野な言動が目立つがパイロットとしての技量は高く、ジュネットからは教官としても優秀と見込まれている。
しかし現場の判断で命令違反を何度も繰り返しており、昇進の見込みがない事から万年大尉と自嘲している。
ユークの最初の奇襲攻撃で教官として唯一生存、その後は新米達を率いて任務に出る事となる。
しかし序盤でナガセを庇い被弾、ベイルアウトするが……
《機体なんざ消耗品、搭乗者が生還すりゃ大勝利だ》
ちなみにベルカ戦争にも参加しており、『ZERO』のミッション10で登場する。
サンド島基地所属の中年の航空整備員。階級は少尉。コールサインは「Pops(おやじ)」。
ウォードック隊の機体整備を担当しており、その温厚な性格から「おやじさん」と呼ばれて親しまれており、パイロットたちを影から見守る父親のような存在の人物。
元々はパイロット出身で、ベルカ戦争時には戦闘機パイロットとして活躍。敵地で撃墜された際にバートレット大尉に助けられて以来、彼とは友人の関係にある。
現在も輸送機パイロットとして空を飛び続けており、サンド島が空襲を受けた際は敵機入り乱れる中で輸送機ごと空中退避し、無事に戻ってくるなどパイロットとしての腕前も確か。
その正体は元ベルカ空軍のエースパイロット「ウォルフガング・ブフナー」。
凶鳥フッケバインの異名を持つ筋金の入りのエースにして名門貴族の出身だが、自国に核を落とす命令に背き、逃亡していた際にバートレットと知り合い、彼に匿われる形でオーシア軍人の肩書と偽名で過ごしていた。
後に「灰色の男たち」の陰謀に気が付き、同じくして裏切り者の汚名を着せられて追われる事になったブレイズたちと共に練習機を強奪しオーシア軍を離反。
練習機を軽々と乗り回し往年のエースとしての風格を見せつけ、ブレイズたちをケストレルまで導いた。
戦場から離れて久しいにも拘わらずナガセらが驚嘆する程に操縦技能は健在。しかし「既に引退して良い歳の身」と謙遜、自身はサポートに回り、後半は作戦立案やサンダーヘッドに代わりケストレルのCICからブレイズたちを指揮する。
《激しい飛行は体にこたえます これからは― 彼らの時代です》
オーシア軍の空母ケストレルの飛行隊分隊長。階級は大尉。エスコンの主要キャラには珍しい黒人。
TACネームは「ソーズマン(Swords man/剣士)」。
かなり腕が立つようで、度重なる戦闘で隊が疲弊する中で最後まで生き残る。
戦闘機の無線越しに登場する機会は何度かあるが、生身の姿でムービーに登場するシーンが数回しかなく、容姿はほとんど描かれていない。
一応機体選択画面で顔写真が映るが非常に小さい。
中の人である乃村健次氏は続編の
ACE7では
腹ペコAWACSロングキャスターを熱演。7でもプレイヤーキャラの傍にいる頼もしい人物を熱演した。
《お前自身がお袋さんを喜ばせろ。あとちょっとだ。》
航空母艦ケストレル艦長。階級は大佐。
豊かな白髪の壮年男性。
温和な性格で、戦闘の度に艦載機とパイロットを失って来た事から自らを「負け戦ばかり続けて来た男」と自嘲するが、
実際には二度に渡る第三艦隊への奇襲攻撃で周囲に被害が続発する中、ケストレルにただの一度も被弾させる事の無かった名指揮官であり、乗組員らからの信頼も篤い。
戦場がユーク本土に移り空母の出番が減少してからは、ある情報を掴んだ事で独自の動きを取るようになる。
ウォードッグとはストーリー序盤に少しだけ共闘してからしばらく出番は無くなるが、後に彼らの理解者となって行く。
彼が劇中で発した
「イエス、ケストレル」という発言は、プレイヤー間から妙な人気を集めている。
『5』から9年後を舞台とする『
ACE7』では
あまりにも意外な形で再登場する事になる。
序盤~ウォードッグ隊離脱までウォードッグ隊の管制を担当したAWACS管制官。機種はお馴染み
E-767。
「サンダーヘッド/Thunder head」とは英語で「積乱雲」の意味。「
気象用語}を航空無線で使ったりして紛らわしくないのか」とか『04』~『6』までのAWACSの中で唯一名前に「eye」が入らないなど、名前に纏わるネタは少なくない。
非常に生真面目な人物らしく、陽気なダヴェンポートとはそりが合わないようで、度々衝突している。
また母艦の援護に回りたいと必死に申し出るスノーに対して、(母艦の援護は主人公らに任せて)頑なに敵戦闘機の迎撃を命じるなど若干杓子定規気味。
お陰で彼らからは「石頭」「サンダー石頭ヘッド野郎」などと揶揄されている。
もっとも、その生真面目ぶりは同僚たちを心配する事から来ているもので、ダヴェンポートが墜落寸前に陥った時も声を荒げて励ましており、彼の事を嫌っているワケではない。
というか本来なら何度叱られても無線で私語をするのを辞めないチョッパーの方が異常
また彼自身も無駄口が一切無い訳ではなく、ユークが
2010年の時分に戦艦を持ち出して来た
時には
「馬鹿にしやがって」
と吐き捨てた。
また安全なはずの内海で突然敵戦闘機の襲撃に遭った際には動揺する場面もあるなど、あちこちで人間味も窺える。
《私語は慎め。》
本作の語り部。項目冒頭のナレーションも彼のものである。
オーシア本土より遠く離れた孤島にいる変わり者の隊長=バートレットの噂を聞きつけサンド島空軍基地にやってきた民間の記者。元々地方新聞社だったが、現在はフリーの身である。
演習を撮影しようとバートレットの機体に同乗したものの、敵襲によりそのまま演習が実戦へと変じてしまい、期せずして戦争の最初の戦いの目撃者となる。これがきっかけで一時拘禁される事となるが、程なくしてユークトバニアが宣戦を布告したため釈放。以降はウォードッグ隊専属の報道班員として彼らの戦い、ひいてはこの戦争の真実を目撃していく事となる…。
体を鍛えていたとかそういう背景は特に語られていない根っからのブン屋だが、何気に上記の戦闘における戦闘機の機動に最後まで耐え抜いているタフガイである。
続編のPSP専用タイトル「
ACE COMBAT X Skies of Deception」にも語り部として登場する他、
ACE7にも思わぬ所でカメオ出演する。
オーシア連邦第48代大統領。
長らく冷戦が続いていたユークトバニアとの融和政策を引き継ぎ、軍縮を進めていた。
それと同時にその分浮いた軍事予算で宇宙開発も進めており、元々は対地攻撃衛星だったアークバードを軌道上を漂うユリシーズの破片掃討に転用させている。
また、劇中に登場したマスドライバーも削減された軍事費で建造された。
ナガセを始めその平和路線を評価し尊敬する者も多い一方、軍や政府の高官の中にはそれを快く思わない者も一定数存在している。
ストーリー中盤、C-5輸送機に搭乗し、ある目的で極秘にノースポイントに向かっていた所を哨戒中のウォードッグ隊と偶然遭遇、
この時は正体を隠していたため「積荷(Cargo(Mr.Cargo))」と名乗っていた。
ウォードッグの活躍で危ない所を命拾いした後は8492隊のエスコートで再びノースポイントに向かうが……。
続編の
ACE7にも再登場、物語の中核となるキーパーソンとして引き続き登場する。
- セリョージャ・ヴィクトロヴィッチ・ニカノール(CV:江原正士)
ユークトバニア首相。ユークの国家元首を務める。
こちらもハーリング同様の穏健派で、オーシアとの融和を進めていた。
平和路線派同士、ハーリングとの関係も良好だった模様。
……にも関わらず突然オーシアに宣戦布告同時攻撃を仕掛けた事から、彼に何かが起きている事が示唆されている。
- ナスターシャ・ヴァシーリエヴナ・オベルタス(CV:渡辺美佐)
ユークトバニア軍の女性将校。ベルカ戦争時代、バートレット大尉と恋仲であった女性でもある。
サングラスをかけた妖艶な美女と言った容姿であり、ナガセやジュネットらに名前を訊ねられても「謎の女1号(Mystery Woman Number 1)」「少佐」としか名乗らず身元を明かさないなどミステリアスな人物。
結局作中では名前は全く明かされず、フルネームはエンドロールで判明した。
その正体はユークトバニアの情報将校であり、ユークトバニア側で灰色の男たちの策謀を探っていた人物。
灰色の男たちによって監禁されていたニカノール首相を救出するべく、レジスタンスやいち早く脱走していたバートレットたちと合流。
秘密兵器であるSOLGについての情報をもたらすなど、ストーリー終盤のブレイズたちを裏側で支援する。
ユークトバニア空軍所属のAWACS「オーカ・ニエーバ」管制官。機種はこちらもE-767。
終盤のミッションにてブレイス達の管制を務める。
初登場時にご機嫌に歌いながらブレイズたちの前に現れるなど、サンダーヘッドと比べるとユーモア溢れる人物の様子。
ちなみにユークトバニア語(=ロシア語)で「オーカ・ニエーバ(Oka Nieba/Ока Неба)」は「空の目」の意味。
……つまり「SkyEye」であるが、04のAWACS管制官との関係は不明。
サンド島基地副司令官。階級は大尉。軍人の家系出身。
ペロー司令と違い、スリムな体型で整った顔立ちの人物。
堅物であまり人望のないペロー司令とは違い、配慮深く理知的で、軍人でなければジャーナリストになりたかったとジュネットに語る一面も。
ジュネットに対して部屋をあてがい、従軍記者としてウォードック隊への密着取材を許可したのも他ならぬ彼の配慮である。
実際は灰色の男たちの息がかかった人物であり、8492飛行隊への派遣経験もあるなど本作における黒幕側のキャラクター。
物語中盤、ベルカの策謀に気が付いたブレイズたちをペロー司令を唆す形でユークトバニアのスパイとしてでっち上げ、抹殺しようと企てるも逃走され失敗している。
この策謀に乗じて大尉から少佐へと昇進。思想も完全に灰色の男たちによって感化されており、ブレイズを争いをもたらす諸悪として憎悪する。
終盤では自身もオーシア軍のパイロットとしてブレイズたちに襲い掛かってくるが、トンネル内にブレイズを追って飛び込んだ際にはじけ飛んだ敵機と衝突し死亡する。
この際のトンネルはその難易度とハミルトンの顛末からハミルトンネルと呼ばれて恐れられている。
サンド島基地司令官。ウォードック隊の上官。
恰幅の良い肥満体系の男性であり、その性格は傲慢不遜を地で行くタイプでかなりの見得張り。ブリーフィングに用いるデータベース「GASA」のユーザーネームも「Islandking(島の王様)」である。
もちろん部下からの人望も薄い。
サンド島の防衛戦では勇壮な言葉で兵たちを鼓舞し続けているが、グリムからは「心を入れ替えたんでしょうか」「泣ける台詞だ」、チョッパーからは「帰ってからもあれを期待するなよ。俺らには別の言葉が待ってると見た」「助けてほしいんなら素直に言やいいんだ」と、鼓舞というより「命を顧みず戦え」とせっつかせていると見做されている。
一方で、ナガセが戦闘中行方不明になった際は「彼女をこの上に二階級特進させるな」と口は悪いながらも部下の命を軽く見ている訳ではない部分も覗かせる。
プレイヤーからは「二階級特進されたら遺族年金を増額させないといけなくなるのを嫌がっているだけではないか」と勘繰られることも多いが
空母ケストレル所属のオーシア軍海兵隊。
地上作戦で要所において登場しており、ユークトバニアの捕虜収容所解放作戦や救出作戦など、ブレイズたちに深く関わる。
ナガセを口説こうとしたり、洋画キャラのような冗談を頻繁に飛ばすなど、戦闘中でも任務中でも軽口を絶やさないが任務は必ず遂行するナイスガイズ。
ブレイズたちがサンド島を追われた後も引き続き友軍として活躍。終盤にはとある大役を引き受けてオーシア首都オーレッドへと向かう。
部隊名は「sea」+「ゴブリン(goblin/小鬼)」で「海軍のゴブリン」といった意味合いと思われ、続編の7ではオーシア軍海兵隊として「バジリスク隊」も登場する。
オーシア警察の警官で、バーナ学園都市の市警察所属。
ユークトバニア軍のコマンド部隊による毒ガスによる大規模な報復化学兵器テロ事件で、非番の中、犯人を追うべくパトカーを操って追跡に出る熱血警官。
化学兵器テロ事件という深刻なミッションにも関わらず、まるでコメディめいた破天荒な暴走をするマッドポリスであり、エースコンバット5でも随一のネタキャラ。
詳細は
当該ミッションの詳細記事を参照。
オーシア空軍のパイロットで、バートレット大尉の後任となるはずだった人物。
開戦時に本土の本隊から分遣隊のあるサンド島までF-4Eで飛行してくるが、折り悪く到着時はユークの空襲真っ只中で、燃料不足のため強行着陸をしようするも、援護を受けられないまま撃墜され戦死した、オーシア軍の名前有りパイロットの中でも屈指のついてない人。
態度も非常に悪く、自分の安全優先で勝手に着陸しようとして管制に咎められたり、会って早々チョッパーを軍法会議送りにしようとするなどかなり印象の悪い人物。
無線の中だけでなくミッション中に実際に飛んできて撃墜される様子がある。余裕があれば観察してみると良い。
オーシア空軍のパイロットであり、ブレイズたちの前に度々姿を現す謎の部隊の隊長。
公式には存在を否定されている存在だが……
《ウォードッグ、こちら8492飛行隊だ。こちらが見えるか。敬意とともに英雄を誘導させてもらうよ。一緒に帰ろう。》
本名はアシュレイ・ベルニッツ。ベルカ系の名前が示す通り、元ベルカ空軍グラーバク戦闘隊のエースパイロットであり、大国を破滅させようと暗躍する灰色の男たちの工作員。
アグレッサー(仮想敵)部隊としてオーシア軍に潜伏しており、戦争を長引かせるよう裏で画策していた。
戦争犯罪をブレイズへ擦り付けたり、増援部隊を偽の無線で引き返させチョッパー戦死の原因を作るなど、ブレイズたちを度々陥れる。
因みに、彼ら8492隊が乗るF-15S/MTDはエースコンバットに於いて敵役が乗りがちな機種でお馴染みである。その為一部のプレイヤーからは「搭乗機自体が正体の伏線」「MTDの時点でネタバレ」と見られていた。
最終的にブレイズ暗殺のため作戦の帰路についてきた彼らを誘導するも、暗殺に失敗。その後の戦いで、一度は撃墜されるもベイルアウトし、最終決戦でブレイズの前に立ちはだかる。
おやじさんことフッケバインとは確執があったようで、ベルカ戦争時から彼に見下げ果てられるような事をしていたようであり、おやじさんから「あれからさらに理想を捨てたようだね。」と唾棄されている。
最終決戦時にブレイズたちを亡き者にしようと最後の抵抗を行うも、撃墜された事で戦死する(制限時間内に撃墜できなかった場合も自爆して同様に死亡する)。
策謀を重ね、大国への意地と復讐に生きる男であった彼の最後の台詞は、長い復讐から解放された事への安堵か、希望の為に戦う彼らの前に敗れ去った事への驚嘆か、意味深な一言となってプレイヤーの脳裏に刻まれている。
《ああ…これほど出来るとは思わなかったよ、君たちが。》
また、本作はミッション中の僚機、サンダー石頭ヘッド、味方陸軍、敵兵士、警察官等の無線のやりとりも、好評だった前作に引き続き魅力的で、
音声データは前作のなんと20倍である。
【用語】
主人公らの属する国。
オーシア大陸の大部分を支配する、ストレンジリアル世界に於ける超大国の一つ。
巨大な軍隊を有し、その規模はユークにも引けは取らないが、ベルカ戦争以来軍縮を進めている。
マスドライバー施設やアークバードを保有するなど、宇宙開発にも力を入れている。
首都オーレッドの街並みや大統領官邸ブライトヒルがニューヨークやホワイトハウスに酷似している事、五大湖とほぼ同じ湖がある事、通称「マイルシティ」と呼ばれる都市を有する等の点から、モチーフはアメリカと思われる。
主人公らウォードッグ隊の所属基地。
オーシアの南西にあるセレス海の洋上にある、いわゆる南の島。
三角形をした小さな島であり、基地以外には何もない辺境の基地だったが、
ユークトバニアに最も近いという地理的要因から対ユーク戦の最前線基地となってしまう。
モデルはミッドウェー島と思われる。画像検索すれば分かりやすいが、見た目は地形は元より滑走路の配置までミッドウェー島とほぼ同じ。
というかミッドウェー島の正式名称はサンド島である。
- オーシア国防空軍第108戦術戦闘飛行隊サンド島分遣隊
通称「ウォードッグ隊」「サンド島隊」。
主人公が所属し、後に隊長を務める事になる航空隊。エンブレムは「稲妻状の首輪を着けたレトリバー犬」。
人手不足を理由にまだ訓練生でありながらサンド島の警戒ついでに港を出港する第三艦隊の防衛に駆り出された事を皮切りに実戦投入させられ、文字通りオーシア各地を飛び回る事になる。
しかしその活躍振りからオーシア軍各地で期待と尊敬を集められる様になり、
遂には「今日の空軍戦力はサンド島の4機だ」と言われた途端に地上部隊が奮起するまでになる。
ウォードッグ隊の前に度々現れるF-15S/MTD4機で構成された戦闘機隊。「8492隊」とも。
謎が多く詳細不明。
グリムが8492隊に遭遇した事を軍上層部に報告した際、「そのような隊はオーシア軍には無い」と回答されるが……。
セント・ヒューレット港を拠点とするオーシア海軍の艦隊の一つ。数百年もの長い歴史を持つ伝統ある艦隊である。
出港支援を切っ掛けに、サンド島隊とは度々絡む事になる。
ヒューバート級航空母艦ケストレルを旗艦とし、同じくヒューバート級空母「バルチャー」「バザード」、その他多数の艦艇を有するが、
シンファクシの攻撃により瞬く間に大損害を被る事となり、バルチャー・バザードも轟沈してしまった。
なおケストレルを始めとしたヒューバート級のモデルはニミッツ級航空母艦である。
オーシア海軍のヒューバート級航空母艦。艦長はニコラス・A・アンダーセンが務める。
開戦当初から活動をしており、同型艦の多くが戦没する中でも、艦長の卓越した指揮により一発の被弾もなく戦争を生き延び続けている幸運艦でもある。
一方、連戦によって空母航空隊のパイロットは消耗を続けており、補充もされないままスノー大尉一人を残して全て戦死。
戦争の中盤は主戦場がユーク本土へ移ったことで、セレス海にて待機を続けていた。
劇中では中盤以降、重要な役割を果たすようになる。
15年前のベルカ戦争時を描いた後発作エースコンバットZEROにも登場しており、この時には試験運転の名目で連合軍部隊の空母として参戦、フトゥーロ運河奪還作戦に参加している。ちなみに正式な就役はその4年後であり、かなり無茶な運用をしている。
実際は「灰色の男たち」の陰謀に気が付いたアンダーセン艦長によって、情報収集艦アンドロメダと共に秘密裏に活動を行っており、ユークのスパイという濡れ衣を着せられたブレイズたちを匿い、彼らの第二の基地として活動する。
幽閉されていたハーリング大統領の救出後は、ブレイズたちラーズグリーズ隊の母艦となり、灰色の男たちの陰謀に立ち向かっていく。
その後もベルカの核保管施設の破壊、アークバード撃破、ニカノール首相救出と言った活躍を裏で支えていく。
また、ユークトバニア海軍から離反し味方に付いた艦も合流、敵対するユーク・オーシア艦隊を撃破した事で力強い味方と共に最終決戦に臨もうとした矢先、敵潜水艦の襲撃により損傷、沈没は時間の問題になってしまう。
だが、そんな中でも艦長の判断によってギリギリまで粘ってラーズグリーズ隊を緊急射出。最終局面へ向かう彼らを見届けるように、その巨体は海底へと沈んでいく。
退避完了した乗員は沈みゆくケストレルへ敬礼を送り、アンダーセン艦長は彼らを無事に送り出すという勝利を前に微笑むのであった。
その最後の雄姿に涙したエスコンプレイヤーは数知れず、このケストレル沈没の下りは今なお名シーンとして語り継がれている。
それに比べて7におけるケストレル2の顛末ときたら……
おそらくは「意外な形で再登場するアンダーセン艦長」のための伏線・タメだったのだろう
North Osea Gründer I.G.
ノースオーシア州に本社を構える企業。「グランダー社」とも。
前身はベルカの軍事力を支えていた半国営企業「南ベルカ国営兵器産業廠」。
オーシア軍がブリーフィングに使用しているデータベース「GASA」もこのグランダー社製で、起動画面や画面隅にロゴマークが確認できる。
非常に高い技術力を有し、おやじさん曰く
「部品と工程数を極限まで減らす工夫が施されている」
「
性能と強度を維持しながら戦闘機2機分の予算で3機建造することができる(=1機あたり本来の70%の予算で建造可能)
」
という凄まじさ。これはベルカ時代から変わっていないという。
何故かエルジアの試作戦闘機であるX-02も建造していたらしく、これまたどういう訳かその残骸がサンド島基地のガレージにある。
後に登場するX-02の改修機であるX-02Sはグランダー社とエルジアが組んで開発したものだが、その開発開始は2010/04/19(本編の約5ヶ月前)である
通称「ユーク」。
オーシア大陸とは太平洋を挟んだ西の対岸、ベルーサ大陸にあるもう一つの超大国。
かつてはオーシアと冷戦状態にあったが、ベルカ戦争を期に融和を進めつつあり、今やオーシアの友好国の一つとなっている。
軍事力も強大ながら、こちらもやはり軍縮中である。
人や物の名前がロシア語系、「赤地・左上に黄色い鹿」という国旗、保有する空母など艦艇の多くがソ連・ロシアと同じものであることからモチーフはロシア・ソ連、名前の由来はユーゴスラビア連邦と思われる。
作中で度々触れられる「15年前の戦争」。
1995年3月に、オーシア大陸北東部にあるベルカ連邦(現ベルカ公国)が周辺諸国へと攻め入った事で巻き起こった戦争。
初めは強力な軍隊を持つベルカが優勢だったが、オーシア・ユークを含む「連合軍」の反撃によりベルカは敗北した。
その最中にベルカは連合軍を食い止める為に「自国領土内で7つの核爆弾を起爆する」という暴挙に出た事で北部と南部は事実上分断され、
南部は戦後はオーシアに信託統治される事となり、「ノースオーシア州」として事実上オーシアの支配下に置かれる事となる。
またこの戦争を切っ掛けに、世界的に融和と軍縮の流れが生まれる事になる。
ベルカは元々は山間の小国だったのが長年の侵略戦争と元は高い軍事力・工業力により大国に成長したものの、
80年代頃に領土と軍事力の拡大し過ぎによって経済恐慌が起き始め、そこへこの戦争によって軍と国土の大半を失い、再び小国に転落する事となった。
一応戦争から15年が経過した今ではベルカも国際社会に復帰しつつある。
The Gray men.
劇中でおやじさんが語る謎の集団。
戦争に裏で暗躍をする集団であり、ウォードック隊の前に度々その影をチラつかせる。
その正体はベルカ国内の過激派組織。前日譚であるZEROにおいては自国内での核使用に踏み切ったのも彼らの仕業である。
先のベルカ戦争において、自国を破滅へと追いやったオーシア・ユークトバニア両国を憎悪しており、戦後長くに渡って両国の政府・企業などに工作員を潜伏させ、機会を伺っていた。
特に前述のノースオーシア・グランダーI.G.は前身がベルカの国営企業だった通り、ズブズブの関係(と言うか社長が灰色の男たちの関係者)であり両国に兵器を売りさばいて戦争の泥沼化を助長させている。
また、ユークトバニアにはオヴニル飛行隊、オーシアには8492飛行隊と、ベルカの元エース部隊をアグレッサーとして送り込み暗躍。
8492飛行隊はブレイズたちに戦争犯罪の濡れ衣を着せようとしたり、チョッパー戦死の原因を作るなど特に悪逆非道な行為を劇中で行った。
そして、両国の首脳を拉致して息のかかった政治家や軍人を操る事で、大国同士を戦争で共倒れさせようと画策している。
一方で両国の軍や政府内にもその存在を察知した者が存在しており、ユークトバニア軍の情報将校のナスターシャやオーシア海軍のアンダーセンなどが秘密裏に灰色の男たちへの抵抗活動を行っていた。
戦局を打破するほどの活躍を行い、計画を狂わせる存在となったブレイズたちを幾度となく謀略を使って妨害し、しまいには亡き者にしようと画策するが、死を偽装して生存したブレイズたちが「ラーズグリーズ」として活動を開始。
その活躍によって灰色の男たちの策謀は砕かれ、計画を打ち砕くものというラーズグリーズ伝説の通りに、灰色の男たちの野望は阻止された。
こうした経緯とベルカ戦争の出来事もあってか、ベルカ人に対する国際社会の評価は悪くなっており、続編の7においては「ベルカ人は悪だくみに長けた民族である」
「混乱の源、陰謀家である」などと散々な偏見を持たれており、ベルカ系またはベルカ出身の人物が悪く見られる社会が形成され、ベルカ人に対する組織的な戦争犯罪も行われるなど尾を引いている。
ユークトバニア海軍の開発・運用している巨大潜水艦。外観はタイフーン級にも似た平たい楕円形。
1番艦シンファクシと、2番艦リムファクシの2隻が存在する。
元々はオーシアとの冷戦中に建造されていたが、冷戦終結により実質的に忘れられていた。……が、開戦により引っ張り出される事になる。
全長は300m以上という巨体と、それに見合わない高いステルス性、僅か1分で潜航可能な能力を持つ。
弾道ミサイルのプラットフォームであり、また潜水空母の名の通り、多数の航空機を発進可能である。
なお航空機は
弾道ミサイル発射管から射出される。
「散弾
ミサイル」と呼ばれる特殊な弾道ミサイルを運用可能で、これは平たく言えば発射後空中で炸裂する超巨大
クラスター爆弾である。
高度5000フィート以下の航空機は瞬時に撃墜され、大型航空母艦ですら一瞬で撃沈せしめる高い威力を持つ。
この事から、散弾ミサイルはオーシア軍からは「鉄の雨」と呼ばれ恐れられている。
シンファクシが運用する艦載機はF-35・ハリアー等。
リムファクシは自動化・少人数化が進められており、巨体に反して僅かな人数で運用可能で、艦載機も
無人機となっている。
動力源は船体規模からして通常動力とは考えにくいものの、明言が無かったため5の時点では不明だったが、
7でのオーシア中央情報局による調査では原子炉搭載と報告している。
オーシア連邦の運用している宇宙船。
「大気機動宇宙機」というカテゴリーに属しており、見た目は宇宙船だが厳密には「宇宙船のような形の、自力で移動可能な人工衛星」に近い。
元々はユークとの冷戦中に建造された、弾道ミサイル迎撃の為の対地レーザー兵器だった。
冷戦終結に伴い対地レーザー砲は撤去され、逆に対空レーザー砲を設置する事で、未だに軌道上を漂い宇宙開発の邪魔になっているユリシーズの破片を破壊して掃除するシステムとして平和利用される事となった。
後にアークバード機内に各国の首脳を集めてサミットまで開催されている。
シンファクシの実戦投入に伴い、こちらも対地レーザー砲が再度装備され、ミサイル迎撃の任務に就く事になる。
大きく軌道を変える際は大気圏上層まで降下し、大気との摩擦抵抗を利用するが、チョッパーからは「対地衛星兵器としては弱点になり得るのではないか」と指摘されている。
The Demon of Razgriz.
ストレンジリアル世界にて世界的に親しまれている童話「姫君の青い鳩」に登場する悪魔。「ラーズグリーズの悪魔」とも。
北の海から現れるとされ、チョッパーは祖母から度々「ラーズグリーズが来るぞ」と脅かされていたという。
「歴史が大きく変わる時、ラーズグリーズはその姿を現す。はじめには漆黒の悪魔として。悪魔はその力をもって大地に死を降り注ぎ、やがて死ぬ」「しばしの眠りの後、ラーズグリーズは再び現れる」という伝承はストレンジリアルでは世界的に有名。
実際に北の海から出現し、鉄の雨という形で「空から死を降り注いだ」シンファクシは、「現実に現れたラーズグリーズ」としてオーシア兵を恐れさせた。
【余談】
コールサインとTACネーム
戦場の航空無線はノイズが入りやすいのでそこに参加する者は本名を秘匿しつつ聞き取りやすい「あだ名」で呼び合う規則がある。
米空軍や航空自衛隊ではそのあだ名のうち、
部隊や所属を示すあだ名
を
コールサイン
、
個人に付くあだ名
を
TACネーム
と言う。
例を示すとオーシア空軍サンド島分遣隊のコールサインは「
ウォードッグ
」でその隊長機の職務に当たるセクションが「
ウォードッグ1
」
これが部隊やその配置・役職を示す「コールサイン」ということ。
それに対してサンド島分遣隊に所属するケイ・ナガセ少尉個人を示すあだ名(
TACネーム
)は「
エッジ
」であり
ナガセ少尉はサンド島隊の2番機なのでコールサインは「
ウォードッグ2
」、個人名のTACネームは「
エッジ
」と呼ぶ。
ナガセ少尉がサンド島隊長に出世したり他の部隊に異動すればコールサインが変わるが
TACネーム
は引き続き
エッジ
のまま。
さてエスコンシリーズは米空軍をモデルにした描写が多いが、今作までは
TACネームに当たる呼び名をコールサインとして扱っている
。
この記事の紹介でも
TACネーム
「
ブレイズ
」「
エッジ
」と記述しているが
実際のゲーム内や説明書ではコールサインと書かれている
。
覚えてない人はMISSON4のグリムの離陸を見てみよう。
これは米海軍式の呼び方で、こちらでは
TACネーム
も
コールサイン
もまとめて"コールサイン"と呼んでいる。
現実でもそうだとは言え流石にややこしいと思ったのか、次作からは
コールサイン
と
TACネーム
をここでの解説と同じように使い分けている。(今作と同じ世界だったり同じオーシア軍の登場する作品でも)
BGMについて
PVにも使用されていたミッション4「初陣-First Flight-」のBGM
First Flightは、
04のミッション4「BLOCKADE 空中回廊の遮断」の
BGM「Blockade」のアレンジである。
かなり雰囲気が異なるがサビを良く聞くと確かにBlockadeと同じメロディであり、また最後には04のメインテーマが使用されている。
またFirst Flightは東京オリンピック2020の入場行進のBGMの一つとして使用された。
入場曲は日本のゲーム音楽から使用されており、ドラクエの「序曲」やFFの「メインテーマ」、モンハンの「英雄の証」といった錚々たる面々に混ざってのエースコンバットには多くのファンが驚愕、そして感動した。
河野Dや作曲した小林啓希氏にとっても大きなサプライズだったようで、Twitterにて反応を示している。
同年秋に開かれたエースコンバット楽曲の演奏会でも、河野氏の入場曲として披露された。
なんでも、本来は演奏予定は無かった(プログラム表にも書かれていない)のだが、オリンピックでの使用を受けて急遽投入される事になったという。
他作品とのリンク
プレイヤーキャラであるラーズグリーズ隊は7の舞台である2019年時点では全員軍を離れており、7の舞台となった灯台戦争には参加していない。参加してたらあっという間にゲームが終わってしまう。
ブレイズとグリムの動向は語られていないが、スノー大尉はサルベージ会社の潜水艇操縦士として活躍。
ナガセは絵本作家の道を進んだ後に、ハーリングの力添えもあり宇宙への道を目指し、宇宙船ピルグリム号の乗員として飛来する小惑星除去の任務につき、灯台戦争真っ只中に地球へと帰還した。
大統領を退いたハーリングは、民衆からの絶大な人気をそのままに、国際軌道エレベーター公社の顧問へと就任。
しかし灯台戦争中に戦闘に巻き込まれ死亡。よりによって殺害の濡れ衣をプレイヤーであるトリガーが被ってしまう。
劇中で見せた彼の謎の行動が、劇中ではハーリングの鏡というキーワードとなった多くの人物の心を突き動かす事になる。
ケストレル艦長であったアンダーセン艦長は退役後、スノーの力添えで海底に沈む乗艦の姿を見た後に死去。彼の名前を冠した航空母艦が、終盤に大きな役割を果たす事になる。
一方で前作で登場した空母ケストレルの名を冠したケストレルⅡ、数々の戦いで活躍したシーゴブリン隊はあっけなく沈んだり壊滅するなど、多くの5ファンのプレイヤーが困惑した「その後」もあったりする。
特に7では意外なキャラがキーパーソンとして物語の展開に大きく関わっており、特に5に思い入れのある人々には一部のキャラや部隊の扱いを以外は歓喜とも言うべきファンサービスがてんこ盛りとなっている。
Company D Soldier《こちらD中隊のとある兵士。頼みがあるんだが。…うちの鬼隊長を上から爆撃してくれるか?》
Police《おいチャーリー11、後部座席に見えるデカブツはなんだ?》
Charlie 11《対戦車ライフルだ! 家からの持参品だ!》
「イエス ケストレル」
AWACS Thunderhead
<<あきらめるなチョッパー!がんばるんだ!チョッパー!>>
「負け続けの私だが… 今回は私の勝ちだ」
「え?」
「見たまえ 彼らは無事に飛び立った それが私の勝利だ
彼らが空中にある限り 私の負けはない そして 彼らなら やってのけるだろう」
Soldier《『サンド島の4機』って聞いてたんだが…。3機しか見えないぞ》
Soldier《知らないのか?4機目は正直者にしか見えないって話だぜ》
「彼らは今 …東へ飛んでいる」
Chopper
《あー、気が乗らねぇ、気が乗らねぇ、気が乗らねぇ!》
Archer
《仕方無いですよ。追記修正出来るのは、アニヲタWikiを見た人だけなんですから》
Chopper
《やいブービー!ホントに追記修正出来るんだろうな!?》
はい[> いいえ
Archer
《流石隊長、お見事です!》
- 珍しく主人公が指揮能力も評価されるエスコン。Xのグリフィス1とどっちが上か… -- 名無しさん (2014-02-28 23:41:44)
- 間違い無く神ゲー。異論は絶対認めない -- 名無しさん (2014-05-16 21:56:44)
- 4,5,0と続けてやったが、戦闘機ゲームがこんなにおもしろいとは思わなかったわw -- 名無しさん (2014-06-08 19:04:24)
- ↑そりゃ勿論ブレイズだろ -- 名無しさん (2014-06-16 21:53:43)
- 全然戦闘機の知識を持ってない頃にプレイしたから、参戦してる機体の大半が実戦投入されてないもしくはマイナーな機体って知って驚いた -- 名無しさん (2015-03-04 00:35:17)
- 警官の台詞は「こちらチャーリー11。これより独自にやつらを攻撃する」「おいチャーリー11、後部座席のデカブツはなんだ?」「対戦車ライフルだ!家からの持参品だ!」だったような -- 名無しさん (2015-03-04 19:21:11)
- ただ唯一残念なのは残弾管理がシビアすぎるのがな…戦車とか敵攻撃機とかめっちゃ堅いのに補給できないから何度やりなおしたか -- 名無しさん (2015-03-04 20:10:40)
- 現実だともっとシビアだから我慢しろ。主にミサイルとかミサイルとか……え?現実でこんな作戦あるのかって?ごもっともです -- 名無しさん (2015-03-09 17:44:57)
- 「7」は本作から10年後かぁ 懐かしの面々も出るらしいし、ラーズグリーズの皆も出るかな -- 名無しさん (2016-12-07 18:22:49)
- これとZEROの戦争の全てが公開される年かな?エピローグ的な意味で -- 名無しさん (2016-12-07 18:58:52)
- PARのチートで対地ミサイルをマルチミサイルにすると恐ろしい命中率を叩き出す。 -- 名無しさん (2017-05-08 14:54:28)
- ぶっちゃけ黒幕の八つ当たりだよなぁ…この戦争。 -- 名無しさん (2017-10-31 18:49:31)
- 移植版でも、ようやくプレイできそうで楽しみ。さて、5と7のどちらがオマケになるのやら -- 名無しさん (2019-01-12 18:46:58)
- 今なら分かる その意味を -- 名無しさん (2019-10-15 23:14:06)
- <<へっ…いい声だぜ>> -- 名無しさん (2019-12-20 01:04:54)
- チョッパー大尉のキャラ好きだったから生きて欲しかったな…… -- 名無しさん (2020-08-15 04:44:00)
- アーチャーに限らず、コールサインはチョッパー以外は自分で言う以外は稀かもしれない。そういやグリムって結構皮肉屋っぽいところがあるような気がする -- 名無しさん (2020-10-20 19:50:17)
- 04の進行ルートを自由に決めるという感覚に比べると、5はレールに沿って進む感覚で、ちょっと息苦しさを感じたなぁ、あと当たり判定とか敵が地面に潜るバグのせいで好きになれなかった -- 名無しさん (2020-12-15 11:19:55)
- 思えばサンド島逃亡時、偽装撃墜前には射出座席の分のレーダー反射が3回増えてるはずなのに、スノーが「撃墜したわマジで」って言ってるのを追認してるんだから、空気が読めない男は最後に空気が読める男を見せたのかもしれない -- 名無しさん (2020-12-15 12:24:06)
- 8492の暗躍で戦争が起きたとなるけど、実際は8492が過激派に協力しただけですぐ戦争になる世界だったんだろう 膨らみきった風船に、8492の針が少し刺さっただけで爆発した -- 名無しさん (2021-05-21 17:24:02)
- 7の司令がクソすぎるせいでペローが再評価されるのは草。いや、実際タカ派&人望が無いだけでしっかり仕事はこなしてるんよな。主人公たちが民間人の攻撃を疑われた時は『その働きで無実を証明しろ』って激励するし、ナガセが撃墜された時も『二階級特進させるな』って励ますし、何ならおやじさんの尋問も『戦争中に経歴詐称した外国人が軍事基地いる』っていう一大事って考えれば至極真っ当。 -- 名無しさん (2021-12-25 03:03:59)
- シナリオ、音楽ともに文句なしの名作。ただ、ゲーム部分マジでもうちょっとなんとかして欲しかった…ターゲットバグのせいで正直まともに遊べねぇし、敵がやたら硬い&一撃死が多いミッション&ミッションスタートからのしばらく会話……この辺りなんとかして欲しかった。特にラストミッションはとんでもなく展開が熱くて、泣きそうになったのに、トンネル入った後の初見殺しが酷くてな……あの熱い演出も、2回見せられると興醒めだよ……シナリオや演出が良ければ良いだけ、ゲーム部分が足を引っ張るという典型だった。 -- 名無しさん (2025-09-30 23:29:16)
- ゲームシナリオの教本扱いされてるくらいだし、諸々の問題でリメイクが難しいならせめて実写or3Dドラマ化とかしてくれないかな……ゲームならではのシナリオ体験ってのはもちろんあるけどさ -- 名無しさん (2026-06-15 00:08:37)
最終更新:2026年08月03日 17:53