グレイン(メダロット)

登録日:2011/05/23 Mon 01:01:53
更新日:2024/12/09 Mon 16:36:09
所要時間:約 2 分で読めます





メダロットシリーズにおけるラスボスの1体。
漫画・ゲーム・アニメの三媒体、いずれにおいても主人公である天領イッキが最後に対峙する敵である。
メダロットシリーズでは媒体が違うと設定もかなり変わってくるのだが、グレインは外見以外はほとんどと言っていいほど共通項が無く、特に「製造された背景」に至っては根本的に違っている。
その為、媒体によってサイズすら異なっている。


【ゲームでのグレイン】

グレイン
ADV型 男型

頭部 デモリッシュ なおす/フォース制御
右腕 ドローン ぼうがい/行動誘発
左腕 ルーイン ねらいうち/スタティック
脚部 ソース 二脚

メダチェンジ
シフト変形・浮遊型
ドライブA アサッシン
ドライブB デストロイ
ドライブC タイムアタック

目ざめよ めいかいの王!

王の中の王『グレイン』!!
全てを はかい するのだ!

ゲームではメダロット4で初登場。
製造目的は……ヘベレケ博士の影響を受けたせいで世界征服の為、のようだ。
元々の目的から見ると不要な物である。
暴走しすぎた結果作り上げたものだが、どうもブラックデビル絡みのメダロットのデータが手に入った為に完成までこぎつけたような話がある。
少なくとも最終決戦時の機体は巨大メダロットのハズなんだけど、ゲーム中だとグレイン単体とのサイズ比を感じさせる構図や描写が一切ない上に、対になるパーティクルと激突する場面も男女の汎用二脚メダロット同士で済まされ、通常メダロットと全く変わらない仕様なせいで全然そう感じない。
イッキとの9vs9ロボトルに敗北したオロチが最終兵器として起動させた。ヘベレケ博士との共同開発で、グレインが暴走した時に備えパーティクルも同時に開発された。

ちなみに両者が暴走した時の対策は無い。

巨大な頭部に細長い手足の小さな胴体と不気味なフォルムをしており、流石ラスボスといったところ。名前の由来はパーティクルと同じく「穀粒」を意味する「grain」からだと思われる。
オロチとの最終決戦ではパーティクルを使ってのタイマンになるのだが、無闇に行動すれば簡単に負けてしまう。が…












グレインの行動は一定のパターンを繰り返すだけ。

つまりは行動を先読みすることでロボトルを有利に進められるのだ。
以下、ローテーション↓
1:フォース制御
の後は、
2:スタティック
3:メダチェンジ
4:デストロイ
5:タイムアタック
6:アサッシン
7:メダチェンジ
8:行動誘発
の繰り返し。
この他にも、MF「えんかくじらい」で即死させたり、カウントアタックの連射等でも倒せない事はないが、フォース制御の関係や安全面を考えるならローテーションをみて行動する方が良いだろう。

最期はオロチを庇って命を散らす。その時のメダルはオロチの息子、ミズチのパートナーのメダルだったのだ…。

なお、クワガタVer.に限り通常プレイで入手可能(カブトVer.ではパーティクルが手に入る)。ヒントはミニゲームをたくさんプレイすること。手に入ったらその強さを存分に楽しもう!!



大悪魔をモチーフにしたメダロット。
凶悪な力はふるうたびに増し、相手に苦痛を刻み付ける。己の恐怖心に屈せず、抗うすべを求めた者のみが、このメダロットに立ち向かうことを許される。

メダロットSにも登場。
通常メダロットサイズで普通に使えるが、ラスボスとしての印象を強く持っていると3対3に混ざった威圧感を凄く感じる人は多いだろう。
ソシャゲなので、仕方ないと言えば仕方ないが、期間限定ガチャで入手する。
デモリッシュ かくとう MFシール
ドローン かくとう コンフュージョン
ルーイン しゃげき スタティック
ソース 二脚 ブロウビート
ドライブA かくとう パイル
ドライブB しゃげき デストロイ
ドライブC しゃげき カウントアタック
浮遊 ぎゃっきょう
4時代の補助効果が、全て攻撃ヒット時の追加効果になっているが、
それ以上に気になるのがタイムアタックがカウントアタックに変更された事だろう。
代わりにパーティクルがタイムアタックを持ったので、武装が入れ替わっている



【アニメでのグレイン】


私の感情が、悪魔に侵されていく


アニメメダロット魂では、デスメダロットとして登場。
(デスメダロット社が作る、戦闘特化のメダロットの事をデスメダロットと呼ぶ。)
製造目的は、最強のメダロット。どんな相手も、一撃で倒す事を売りにしている。
サイズは成人男性と同じくらい。なお、頭のデカさで身長を稼いでいるだけなので通常サイズのティンペットを使用していると思われる。
初登場時の実験においてユニトリス軍団とブロッソメイルを単騎で蹴散らしてはいるが、この時点では変形後のデストロイ攻撃の反動に耐えられない未完成品であった。
コクリュウはそんな未完成品を持ち出し、無双させるがデストロイを使用できないように掛けられていたプロテクトを外し、使用。
メダチェンジしているディレルビートルを一撃で機能停止させたのち、反動であちこちから煙を吹きだしたのち、機能停止する。
その後、グレインが完成する間に様々な背景が展開される。
まず、グレインの核としてブラックビートルのメダルが使われているのだが、戦闘に特化させる為に自我を塗りつぶす感覚に耐えられず、一度はコクリュウの元から逃走。
だが、自分のマスターは何を言われようとコクリュウだと選んだブラックビートルは彼の元に戻っていった。
デスメダロット社としては強すぎるグレインは「商売にならない」として開発の中止を命じていたが、
実際にはコクリュウ財閥の御曹司の意向を制止しきれず完成までこぎつけている。
本作でのグレインの制作者であるマイヅル博士は実際に使われたグレインに後悔を覚えて設計データを破棄するも完成品が存在していた為、既に遅かった。

完成を聞きつけたイッキ達はコクリュウと対峙。
上記のセリフを呟きながらグレインは起動する。

メタビーアークダッシュドークスティレルビートルの4体を同時に相手にしながら完全に圧倒しており、ダメージらしいダメージは皆無。
ティレルビートルがやられた事でイッキ達は逃げ出すが、デスメダロット社の設備を壊す事を気にせずコクリュウは攻撃を続けさせる。
背後に動力炉を背にして、迂闊に攻撃させられない事を意識させたところで、残った3体によるメダフォースを放つも、メダチェンジを解除してグレインはメダフォース制御を行い、無効にする。
攻撃を続けさせる。
余りにも周囲を顧みない攻撃の結果、動力設備も破壊して爆発。
コクリュウも巻き込まれるがメタビーたちによって救い出される。
そこに現れたグレイン。
ゲームの仕様と違うが、タイムアタックで継続ダメージを受けていたメタビーたちはもうダメかと叫ぶ。
だが、グレインはコクリュウ達の身代わりとなり、落ちてきた瓦礫を受け止める。
受け止めた瓦礫ごと後ろに下がったグレインはそのまま機能停止した……

その後、ブラックビートルのメダルは回収され、元のボディに入っている。





【マンガでのグレイン】


侵食は生命体共通の使命
命の本質と言っても良い

漫画「メダロット4」では、月のマザーとして登場。
製造目的は……地球のマザーメダロットへのカウンターが一部。具体的な裏の目的は暴走した結果、不明。
本作ではメダロット博士が最初期に作ったマザーメダロットもどきをベースにして作られている……のだが、とにかくデカいのが特徴。
どのくらいデカいかというと、一軒家が足元を隠す程度だったり、倒れたマザーの頭とイッキ達がシルエットになってる場面で、イッキ達が目玉の部分に届いていないくらいにデカい。
そんなデカさではあるが頭部にガスを満載しているために身軽で大ジャンプをしていた。
詳しくは、月のマザーのリンク先を参照。

因みに作中では月のマザーと呼ばれ、グレインという呼称は使われていない。

余談ではあるが、ゲーム版メダロット3においては月に配置される予定だった地球のマザーメダロットが存在しており、
そちらは作中でその外観から悪魔という概念の元になった存在ではないかと推測されている。

パラレルワールドとはいえ、悪魔の真祖と言える存在がマザーメダロットであることを踏まえると、
月のマザーが大悪魔型であるグレインを依り代にしているのも、ある意味では必然だったのかもしれない。




追記・修正はローテーションを見ないで倒してからお願いします。

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最終更新:2024年12月09日 16:36