ヴァイス(DCFF7)

登録日:2010/02/09(火) 00:15:25
更新日:2025/02/22 Sat 09:35:31
所要時間:約 5 分で読めます




縊り、バラし、斬り、殺し…


撲殺して 刺殺して 圧殺して 扼殺し 突き殺し 射殺して 鏖殺しよう

ヴァイスとはDIRGE of CERBERUS FINAL FANTASY Ⅶの登場人物。

プロフィール

年齢:不明
職業:ディープグラウンドソルジャー
身長:189cm
体重:不明
生年:不明
血液:不明
出身:不明
声優:中田譲治

名前の由来はドイツ語で「白」。

概要

神羅の闇、ディープグラウンド(DG)の総統。
見た目は白髪で長身の男。
白のコートを身にまとい、日本刀とリボルバーを合わせたような2本の武器を使う。いわゆる銃剣だが、パラサイト・イヴ2に登場するガンブレードが最も近い。

「人間をやめる事」を前提とするDGソルジャーの中にあって、圧倒的な強さとカリスマ性で他を従える。
あまりの強さに付いた異名が「純白の帝王ヴァイス」。

「地上で最も強い生物」と言われており、その風評に違わず、絶大な戦闘力を持っている。
セフィロスと同じく銀髪イケメンだが、彼以上のマッチョマン。しかも半裸。セフィロスといい、お前ら露出狂か。

メテオ災害以降、神羅ビルの壊滅と共に閉ざされたDGの扉が開かれた際に「全生命の刈り取りを始める」と告げ、世界に対して宣戦布告した。

しかし、その目的はいまいち不明であったが…?








以下DCFF7の重要なネタバレがあります。
未プレイの方は注意。







かっ……はははははははははは!そうだ!私だ!!

宝条だよ!ははははははははは!


ディープグラウンドで生み出された「地上で最も強い生物」だが、実はDCFF7本編開始前にほぼ死亡している。
DC本編で登場したヴァイスはその肉体を宝条に乗っ取られた存在である。

DC本編開始前

本来、DGソルジャーは「レストリクター」と呼ばれるソルジャーによって管理されており、反乱防止の為、DGに入った時点で脳に制御用のチップが埋め込まれていた。
しかしヴァイスだけはあまりの強さに制御が追い付かず、反乱を恐れた管理者側によって、レストリクターが死亡すると強力な致死ウイルスが体内に溢れだすよう細工されていた。

それを知っても尚ヴァイスは自由を欲し、他のツヴィエート共々レストリクターに対して反乱を起こす。
結果、DCFF7の3年前……つまりFF7本編中にオンライン版主人公を利用することでレストリクターを殺害し、反乱は成功。
ヴァイスは名実共にDGの帝王となるが、同時に死の引き金を引く事になった。

この辺の経緯はDCオンラインモードで描写されていたが、現在サービスは終了している。
後にインターナショナル版にてイベントシーンが収録されている。


しかし、ヴァイスの身体は完全には死んでいなかった。
奇しくも宝条に人体実験を受けたヴィンセント同様、死に限りなく近い状態に留まっていたのである。

フラグメントシステムによってDGのマザーコンピュータをハッキングした宝条はそれに目を付けた。
実はヴァイスにはシェルクと同様のSND能力が備わっており、それをハッキングする形で宝条はヴァイスの脳を支配する事に成功する。
宝条は当初、妻であるルクレツィアの理論――つまりハイウェポンであるカオスとオメガに関する理論を信じていなかったが、ヴィンセントがカオスに変身した事で彼女の理論が正しかった事を認識。
その理論を元にオメガの力を手に入れるべく、オメガを宿らせる程の強靭な肉体を欲していた。
地上で最も強く、そして簡単に肉体を支配できる状態にあったヴァイスは最高の依り代だったのである。


ヴァイスの身にオメガの力を宿らせるべく、宝条はヴァイスの弟ネロに「ヴァイスを復活させる方法がある」と接触。
それを信じたネロ、ひいてはDGソルジャーの手によって「清き命」――汚れのない純粋な魔晄を集める為、全世界の人間が殺戮・拉致されていく事になったのがDCにおきた事件の真相だったのだ。

DCFF7本編

物語終盤。
必要なだけの魔晄を得てとうとうヴァイスは復活。
しかし脳は宝条によって支配されており、用済みとなったネロを無情にも斬り捨てる。
その場でヴィンセントに真相を話し、ウォーミングアップと称して戦闘。
ヴィンセントを相手に「余興にもならない」とする程の圧倒的な力を発揮した。

が、実はこの時ネロによって「生命の淀み」の影響を受けており、本来のオメガの力を発揮出来ずにいた。
その事を知らないヴァイス(宝条)は、カオスを制御したヴィンセントに敗北。
そのショックで自我を取り戻したヴァイスとネロが融合する事によって宝条の自我は消滅し、不完全な形でオメガが復活する事になる。

その後は復活したオメガの核「オメガヴァイス」となり、同じくカオスとして覚醒したヴィンセントと激しい戦いを繰り広げる。

本作におけるラストボスである。
かなり強いのだが、ヴィンセントのカオスが強すぎるため、強さを実感できないプレイヤーの方が多い。

最終的には他の全てを巻き込んで宇宙へ飛び立とうとするが、ヴィンセントの捨て身の突撃によって爆散した。

そのまま死亡したと思われたが、シークレットムービーにて謎のソルジャー「G」に回収されており、彼に「眠りにつくのはまだ早い」と語り掛けられている。
尚、その際Gに「弟」と呼ばれているが、これは彼らツヴィエートがジェネシスの因子を移植されている為。あくまで血の繋がった兄弟はネロのみである。

余談

その強さと中田譲治ボイスも相まって中々カッコいいのだが、真に彼のカッコよさが発揮されるのはオンラインモードだろう。
是非、宝条に乗っ取られる前の「純白の帝王」に痺れて欲しい。
オンラインモードはサ終?インター版買え!オンラインは欝エンド?それはうん…

だが、本編では宝条に乗っ取られた姿しか見せず、ラストバトルもオメガと一体化したオメガヴァイスであり、彼自身のキャラクターは余り描写されない。
そのため、ラスボスなのに空気扱いされることも多い。

設定のせいもあり、しばしばFF7最強論議の槍玉に挙げられる。
一応スタッフが「セフィロス最強」を公言しているが、機会があればこの二人の戦いは見てみたいものである。

名言集

「……俺にも……戦わせろよ……レストリクター殿?」

「我らは、これより世界全ての狩り取りを行う。選ばれし者は糧になる事を許そう。選ばれる価値のない者には殺戮と虐殺を与える」

「クビり、バラし、斬り、殺し……撲殺して刺殺して圧殺して扼殺し突き殺し射殺して、鏖殺しよう」

「しかしヴィンセント・ヴァレンタイン。お前とはつくづく腐れ縁だな」

「余興にもならんな」

「2人で……会いに行こう……」


DC以外での活躍

CCFF7

終盤、ザックスに敗れたジェネシスを回収するためにネロと共に登場。
ちなみに半裸ではなく、ネロ共々ちゃんと制服を着ている。


FF7R


さあ 狩りを始めようか


PS5以降追加されたインターグレードにてまさかの登場。
ユフィ編ことインターミッションでデータを採集されている姿を見ることができる。

本編とインターミッション両方をクリアすると本編で戦うことができる。
と言っても本人ではなく、再現データ。
だが、地上最強の名に恥じないおぞましい強さを誇っておりFF7R内ではまちがいない最強ボス。プラウドクラッド零号機?あれはスクラップだ。

ちなみに裏ボスとしての選出理由は「クラウドと戦ったことがなかったから」とのこと。

素早い2刀で戦う通常モード、物理無効になり機関銃を使うアスールモード、魔法無効に加えダメージを与えた分HPを回復する長剣を使うロッソモードを切り替えて戦ってくる。
各種モードで時間をかけすぎると全体大ダメージの物理攻撃「帝王の剣」でこちらを殲滅する。

兎にも角にも行動を見切らないことにはまともに戦えない。
通常モードは攻撃をうまく回避やガードしヒート状態にしバースト狙い、アスールモードは魔法を連打、ロッソモードはジリ貧になりやすいのでリミットブレイクで畳みかけるなどうまく立ち回ろう。

倒すとあの男が重なり、笑いながら消えていく。

いずれ ディープグランドでまみえよう


追記・修正は死んでも自由を求める方か、脳を乗っ取られた方か、ウェポンと一体化した方にお願いします。

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最終更新:2025年02月22日 09:35