登録日:2009/06/27(土) 20:55:51
更新日:2024/09/26 Thu 20:41:51
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もしこのターンを逃したら相手にモンスターを大量展開され、あっという間にワンキルされてしまう!
そんな時にはこの魔法の言葉を唱えよう
大天使クリスティア
効果モンスター
星8/
光属性/
天使族/攻2800/守2300
(1):自分の墓地の天使族モンスターが4体のみの場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の天使族モンスター1体を対象として発動する。
その天使族モンスターを手札に加える。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。
(4):フィールドの表側表示のこのカードが墓地へ送られる場合、墓地へは行かず持ち主のデッキの一番上に戻る。
【概要】
《大天使クリスティア》とは、
遊戯王OCGに存在するモンスターの1つ。
ちなみに大天使とは天使のなかでも最上位の存在のことで、堕天使の代名詞である堕天する前のルシファーやミカエルが該当する。
そしてその肩書に恥じず、天使族でデッキを組み上で最大の強みとして挙げられる、長年の「天使族を代表するエースカード」として君臨している。
- 墓地に天使が4体、揃えば特殊召喚出来る効果
- (1)の効果で特殊召喚に成功した場合に墓地の天使族を手札に加える効果
- お互いの特殊召喚を封じる永続効果
- 墓地へは行かずにデッキトップに戻る効果
を持つ天使族モンスター
展開の過程及び切り札の大半がエクストラデッキのモンスター等、特殊召喚に依存したデッキが大半の現環境において特殊召喚を封じる効果は非常に強力。
特殊召喚ができない以上、このカードを突破するには、魔法・罠や通常召喚したモンスターの効果でなければならない。
いざ戦闘破壊しようにも攻撃力は同じ特殊召喚封じにありがちな低攻撃力である《
フォッシル・ダイナ パキケファロ》や《
虚無魔人》に比べて2800とかなり高く、
特殊召喚を封じられた脳筋で対処するのはなかなか難しい。
さらに、《
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》や「
壊獣」で相手のモンスターをリリースして出すのは特殊召喚なので、
それらによって処理できない点も要注目。
最上級モンスターだが、自身の効果で特殊召喚が可能。
その条件は墓地に天使族モンスターが4体ちょうどいる場合。
天使族モンスターは、展開に際して墓地に枚数がたまることが多く、4体以上は普通に達成可能。
増えすぎてしまった場合にも、天使族の豊富なサルベージで回収したり《マスター・ヒュペリオン》などによる除外で枚数調整もたやすい。
自身の効果で特殊召喚に成功すれば、墓地回収効果でさらにアドを稼げる。
加えたモンスターを通常召喚して追撃したり、《大天使クリスティア》が突破された際の保険として温存するのもあり。
手札誘発の《
オネスト》《朱光の宣告者》なんかを握っておけば、相手へのプレッシャーはさらに強固となる。
なお、
儀式モンスターの《
神光の宣告者》とは非常に相性がいい。
墓地に天使族モンスターが貯まっていくので特殊召喚の条件が満たしやすい。
特殊召喚時に天使族をサルベージできるので、カウンター効果のコストを補充することもできる。
光属性・天使族の《大天使クリスティア》は《サイバー・エンジェル-弁天》をリリースすることで簡単にサーチできる。
なお《
ダーク・アームド・ドラゴン》のような特殊召喚条件や非常に優秀な効果を持つため、特殊召喚モンスターと誤解しやすいが、
よく見るとこのカード自身にその手の制限はかかっていない。
つまり通常召喚も他のカードの効果での特殊召喚も可能。
墓地の天使が4体で無くとも《神の居城―ヴァルハラ》で奇襲をかけることだって出来てしまうし、《
アテナ》や《
堕天使スペルビア》で蘇生することも可能なのだ。
墓地へ送る手段としては《堕天使スペルビア》や、レベル8なので《
トレード・イン》を使うなどがある。
《ジェルエンデュオ》や《フォトン・サンクチュアリ》を使えば
アドバンス召喚も現実的。
《死皇帝の陵墓》でリリースを踏み倒して出すこともできる。
デッキトップに戻る効果は、次のドローするカードが《大天使クリスティア》に固定されてしまうため、基本的にはデメリット。
このカードが突破されたということは劣勢であることが多く、このカードは場に出すことができなければ役に立たない。
さらにフィールドからは墓地に送られないために、墓地蘇生カードがあっても使えない。
が、特殊召喚条件を満たしている場合や、《神の居城―ヴァルハラ》が場にありフィールドに何も居なければ何度でも蘇る事が可能。
また、自身の攻撃力も2800と高いため攻撃要員としても優秀。
ただし、特殊召喚を封じる効果は《虚無の統括者》と異なり、こちらも特殊召喚が不可能になるため、
《アテナ》や《堕天使スペルビア》などの効果が使えなくなる上に《シャインエンジェル》などのリクルーターも無力となってしまう。
なので使い方によっては自分の首を絞める可能があるので注意が必要が必要である。
特に《
アテナ》の蘇生効果や《光神化》からの《地獄の暴走召喚》などで一気に攻めたい時に《大天使クリスティア》が居ると、発動すらできなくなるので注意。
日本では「
GOLD SERIES」の発売を記念にしたのか、
このカードのレアリティは日本版のゴールドレア。勿論、VJ同梱初のゴールドレアである。
雑誌の付録ゆえにすぐに絶版になり、強力だが入手困難なカードの1つとなっていた。
その後、2010年12月に発売した
ストラクの「ロスト・サンクチュアリ」で再録され誰でも簡単に入手できるようになった。
環境を遠のいてから長い時間が経った後の2014年12月10日に「THE RARITY COLLECTION」に再録される。
レアリティはスーパーレア、コレクターズレア、シークレットレアの三種。
「THE RARITY COLLECTION」のシークレットレア仕様のカードは後に高騰したものが多く、このカードもその例に漏れず現在では高価。
その「ロスト・サンクチュアリ」で強化された
代行者によってより扱いやすくなったため、
2011年3月の制限改訂を持って準制限カードに指定された。
しかし環境を遠のいて長く、2015年4月の制限改訂では久々の無制限カードに戻った。
【余談】
漫画版遊戯王GXでこのカードが登場した際、「クリスティア」は「大天使」の振り仮名のように重なって書かれており大 天 使となっていた。
追 記 修 正。
- 朱光を回収されとさらに無理ゲー化する、速効性はダムドに劣るけどコントロール能力は超強力 -- 名無しさん (2013-12-27 00:49:42)
- 堕天使VS大天使は漫画GXでも特に印象が強い -- 名無しさん (2014-05-12 14:18:06)
- 漫画版だと特に効果ついてなかったんだっけ? -- 名無しさん (2014-05-12 14:34:26)
- こいつと神光並んだら死ねる -- 名無しさん (2014-05-12 15:04:32)
- わたしにもデュエル始められるかな? -- 名無しさん (2015-02-05 18:35:49)
- 進撃の帝王貼ってフォトンサンクチュアリからアドバンス召喚すると超強い。 -- 名無しさん (2015-04-01 20:34:30)
- 漫画でもこの効果があったらマッケンジーがとんでもない強敵になっていただろう -- 名無しさん (2016-06-18 20:53:01)
- 墓地の天使の枚数を調整しやすい雲魔物と地味に相性がいい -- 名無しさん (2016-08-03 08:50:39)
- 自分は特殊召喚で場に出てくるくせにその後の特殊召喚を一切認めないあたり、いかにも神の使いらしい傲慢さが透けて見える良カード -- 名無しさん (2018-10-08 11:22:39)
- ↑クリスティアに親でも殺されたんか? -- 名無しさん (2019-06-11 12:09:47)
- モンスター効果のインフレで除去札をモンスターに頼り切りになってる現状、先攻でこいつ立たせればほぼ何もせずに完封勝ちできることが多々あるのが面白い -- 名無しさん (2019-06-11 12:22:04)
- 未だに出れば強いし出せないこともないあたり当時のコイツがいかに忌々しいカードだったか想像に難くない -- 名無しさん (2021-01-21 17:45:55)
- 昔の大型モンスターって開闢しかりゴーズしかり今となってはパワー不足のモンスターが目立つけど、こいつだけはどれだけインフレが進んでもついていけると思う。出された人にとっては多分ダークロウ並みに不快なカードだろうけど、初心者時代はこいつにお世話になりまくったから個人的には好きなカード。 -- 名無しさん (2022-05-15 17:56:09)
- MDのアナコンダ→烙印融合で墓地に落としたコイツをスネークアイで永続魔法化して相手ターンに出す動き、犯罪じみてる。 -- 名無しさん (2024-02-26 11:37:12)
- ↑アナコンダと縛りの緩いデッキ融合が共存してる間は結構色々出来るよな。フランベルジュのおかげでアナコンダの制約躱しやすいのもあってMD環境ならではギミックとして暫く間は見かけそう -- 名無しさん (2024-02-26 11:49:23)
最終更新:2024年09月26日 20:41