レベル8。
原作に於ける最初の儀式モンスターにして遊戯の切り札の一つという由緒ある儀式モンスター。
青眼と同等とステータスは初期の儀式モンスターとしては最も高かったが、現在では効果が無い上にステータスですら効果持ち儀式モンスターに大きく劣るため普通に使う限りリメイクカオソを差し置いて採用する意義は無い。
「カオス・ソルジャー」サポートを意識しても他に優秀な効果持ちが複数いるため、どうしても活躍させたいなら効果の無い儀式モンスター(=効果モンスターではない)である事をどうにか活かす事が重要。
実用面で言えば、フィールドには出さず《究極竜騎士》の融合素材としてのみ活用するのが最も有効な使い道かと思われる。
下記ゼラ共々全国大会優勝賞品として世界で1枚のみステンレス製カードも製作されている。
儀式モンスターとしての《カオス・ソルジャー》はそのレプリカである。
ステンレス製版は後にオークションに出品された所、200万円以上の値が付いた。
レベル8。
登場時点では 悪魔族としては最高のステータスを持っていた。
リメイクカードがムーブメントになる以前から関連カードが多数作られており、OCGのバックストーリーの裏側で暗躍している事が示唆されている。
こちらも全国大会優勝賞品として世界に2枚のステンレスカードが作られている。
アニメ『DMGX』では洗脳されたキースが使用。どうもコピーカードだったようだ。
レベル6。
ザ・ヴァリュアブル・ブックの記念すべき第1巻の付録として登場したOCG最初の儀式モンスター。イラストは高橋先生描き下ろし。
下記サクリファイスと違ってこちらは儀式魔法もセットで付いてくる。
このモンスターに続くアンデット儀式の登場には非常に長い時間を要する事になる……(詳しくは後述)。
アニメ『DMGX』ではコザッキーの使用カードとして登場。
なお、ゲーム作『封印されし記憶』では、CGにかなり気合が入っており、続編の『継承されし記憶』でも移動した箇所を荒野にする特殊能力を持っていたりと変に愛されている。
レベル7。
ステータスはレベル7の水準より少し低い程度と、性能的には00年の登場当時としても見るべきものは無い。
OCGで先に登場し後に原作で梶木が使用した逆輸入カードの一つで、アンティルールで城之内の手に渡った事からあちらではそれなり以上のレアカードである模様。
原作では落とし穴に掛からない飛行能力を始め、様々な効果を持っていた。
逆輸入なので誤解されがちだが、原作では儀式モンスターではない。
そのため召喚に必要な儀式魔法を渡していないというツッコミは御門違いである…が、アニメ版ではOCGに合わせて儀式モンスターにされたためそのツッコミが通じてしまう羽目に…。
儀式モンスター初にして唯一のレベル1デース。
効果付き儀式モンスターの元祖でもありマース。
テキスト欄が広くなった 第2期の最初のパック Magic Rulerで登場しマシたが、
そのテキスト欄いっぱいにテキストが書かれている、ある意味すさまじいカードになってマース。
原作で遊戯ボーイを苦しめた吸収効果はOCGでも再現されてマース。
1ターンに1度かつ装備できるモンスターは最大1体、バトルダメージはお互いに受けると弱体化されてマース。
バット、低レベル・低ステータスによるサポートカードは豊富デース。
さらに優秀な効果を持っているので、現在でも十分戦える貴重な儀式モンスターとなっていマース!
オーゥ!ファンタスティック!
このカードを融合素材とする「 サウザンド・アイズ・サクリファイス」や「ミレニアム・アイズ・サクリファイス」も存在しマース。どちらも「 簡易融合」でも踏み倒せマスが「サクリファイス・フュージョン」も駆使すれば三種のサクリファイスで相手モンスターを次々と自分のものにできマース!
レベル6。
ステータス云々よりも どう見てもハンバーガーそのものなのに戦士族という一点でネタにされ続けているモンスター。
そのため、ごく一部でカルト的人気を誇っている。
そして2023年にはまさかの このカードを名指しで指定するテーマが登場した事によって決闘者達の度肝を抜いた。
レベル8。
光と闇の仮面が使用した仮面モンスターの1つ。
バニラ儀式モンスターでは最高の攻撃力3200を誇るが、カオス・ソルジャー同様実戦ではなかなか優先されにくい。
同じ悪魔族には優秀な効果を持つ儀式モンスターが多いのも痛い。
ただ「デス・ガーディウス」の召喚条件となる「カースド・ギュラ」と「メルキド四面獣」はともにレベル4 バニラであり、
「高等儀式術」でリリースに使える関係上、 ファンデッキが組みやすい。
「 レスキューラビット」で「 ダイガスタ・エメラル」を エクシーズ召喚するコンボも使用可能。
実用面で言えば儀式サポートでサーチしやすくメインデッキに入る悪魔族としては高い攻撃力を誇るため、 ダーク・ガイアの融合素材としてなら採用を検討できる。
レベル8。
まさかのゾーク様、原作TRPG編から参戦である。
第3期の「闇魔界の脅威」に収録された。
以後、強力な儀式モンスターが充実するまで長年【儀式召喚】の代表格として扱われてきた。
原作故かサイコロで効果が決まり、
1、2で相手のモンスター全破壊、3、4、5で相手のモンスター1体破壊、
6で 自分のモンスター全破壊という博打な効果。
自滅する確率は1/6(17%)と、3/8(38%)もの確率で自陣にオールバウンスを放つ カオス・ネオスよりはマシか。
ちなみに相手モンスターを全滅させる確率は、こっちが1/3(33%)であっちは1/8(13%)である。
「スナイプストーカー」と違い何を破壊するかが決まっていないだけで、
どの目が出てもモンスターを破壊するため「 スタダ」などには引っかかるのがやや残念。
この方もレベルは8だが「下準備」に対応しているのはありがたい。
DM8でラスボスを務めたモンスター。
今はなき『デュエルターミナル』ではバクラが使ってきていた。ご丁寧にファンブル時の専用セリフがある。
光属性・悪魔族という珍しいステータスで攻撃力は2500とゾークより少し劣るが上級モンスターの標準ラインは超えている。
手札の魔法カード1枚を「 心変わり」に変える効果を持ち、使い方次第ではなかなか強力。
当時は奪ったモンスターを安全に処理する手段が限られており、ゾークよりも一段劣ると見られがちだった。
現在ならエクシーズ・リンク素材として処理することも可能である。
レベル8。
アニメオリジナルの乃亜編で登場した 乃亜の切り札。
sophiaの影霊衣に抜かれるまでの 約12年に渡って儀式モンスターの最高攻撃力だった3300を持ち、
守備表示のモンスターを戦闘破壊した時にその攻撃力分のダメージを与える。
同じレベルの「 カオス・MAX」に比べるとかなり地味だが、
「儀式の下準備」に対応していたり、光属性・天使族ゆえに「サイバー・エンジェル」との連携が取れたり「 オネスト」が使えるといった利点はある。
「シナト」の由来は日本神話に登場する志那斗弁命(シナトベノミコト)と思われるが、
攻撃名の「六道輪廻」は仏教の用語でデザインも仏像に近いが、背中の6枚の羽根はキリスト教の熾天使を彷彿とさせる。
さらに、アニメでの使用者の乃亜や儀式魔法の「奇跡の方舟」は旧約聖書が由来と、なぜか元ネタがバラバラでまとまりがない。
レベル8。
同一カテゴリではないが、どちらも儀式魔法「エンド・オブ・ザ・ワールド」で降臨する珍しいタイプ。
それぞれ「 開闢」と「 終焉」を調整したようなカードとなっている。
ルインはモンスターを戦闘破壊した時にもう一度攻撃でき、
「デミス」は2000ライフを支払うことで自分以外のフィールドのカードを一掃できる。
しかし、「ルイン」は攻撃力が2300しかないのが災いして、活躍は厳しい。
わざわざ儀式召喚をして2300の二回攻撃では、「不意打ち又佐」を強化するか、無制限になった「 開闢」で殴った方が効率がいい。
だが、イラストアドとその不遇さが逆に人気を呼んでいる節がある。
「下準備」「サイバー・エンジェル」「 オネスト」など豊富なサポートで差別化をしていきたい。
余談だが、他にふつくしい女性系儀式モンスターはリチュアの方々を除けば救世の美神ノースウェムコがいる。
Q.私にも儀式召喚、始められるかな?手札消費とか大丈夫かしら?
A.だったら私に任せて。サーチもサルベージも豊富だから。
長らく不遇だった儀式召喚において、ようやく登場した儀式特化カテゴリ。
手札消費の激しさをサーチ・サルベージ・デッキへの回収効果を充実させる事によってカバーし、
バウンスやハンデス効果を持つ儀式モンスターを次々儀式召喚する。
そのプレイングスタイルは儀式召喚の1つの完成形とも評される。
殆どの儀式デッキで必須とされる「マンジュ・ゴッド」を必須としない珍しい儀式デッキでもある。
実力は高いが、ぐるぐるデッキと手札を回すため、相当のプレイングスキルを要求される上級者向けデッキである。
リリースされることで効果を発揮する 聖刻と組み合わせた 聖刻リチュアは
先攻からガリガリと相手手札をデッキバウンスする恐ろしさを持ち、 ソリティア性も通常リチュアより恐ろしいほど高まっている。
レベル6。
ケモナー大歓喜なドラゴンの姿をしたお姫さま。
自身の儀式召喚に成功、もしくは手札・デッキから光属性モンスターが墓地に送られたターンのエンドフェイズに発動可能。
2枚ドローして1枚捨てる、ランダムの1ハンデス、墓地の光属性の回収のうちどれかを発動できる。
光属性・レベル6ゆえに「サイバー・エンジェル」と相性のいいモンスターの1つ。
ただし、天使族ではないのがややネックではある。
後に粛声に関連するカードとして人間態が登場。
レベル6。
ゴルフボールを2つくっつけて手足と羽根を生やしたような、なんとも表現しがたい姿の天使族。
通称パーデク。
手札の天使族一枚を墓地に送ることで、
魔法、罠、モンスター効果の発動を無効にして破壊するという悪辣極まる カウンター効果を持つ。
要するに、手札の天使族がカウンター罠以外のカードの発動を何でも無効にできる妨害カードになるということ。
専用儀式の《宣告者の預言》は墓地から除外することでリリースしたモンスターを1体回収できるので、ある程度は自力でコストを補充できる。
逆にいえば「神の通告」のようなカウンター罠が天敵であり、攻撃力も1800と中途半端なことから使いこなすのは骨が折れる。
後手に回ると巻き返しが難しく、手札を消費するがゆえに突破されるとジリ貧は必至となる。
活躍させるにはある程度特化した構築が不可欠だが、光属性・天使族ゆえにサポートも豊富。光属性なのでオネストにも対応。
テテュスパーデクマスターヒュペリオンクリスティアなんかされた日には涙も笑いも止まらない、一時期環境の一角に立った恐るべきゴルフボールである。
レベル12。
初のレベル12儀式モンスター。《 神光の宣告者》の進化系と思われる。
姿は人型に近くなったがやっぱりゴルフボールっぽい。
《神光の宣告者》と同じように天使族を手札から捨てることで カウンターできる。範囲はさらに広がっており、チェーンに乗らない特殊召喚を無効にできるようになった。
つまり ほとんどのカード効果と特殊召喚を手札一枚で無効化する。
「 神の宣告」に近いカウンターを手札1枚で放てる、と言えばわかりやすい。
やはりカウンター罠にはなす術がないが、専用デッキを組んで出してみる価値はあるだろう。
ただし、Lv12であるが故にリリースの調達に苦労するという無視できない欠点がある。
出しやすい《 神光の宣告者》の方が優先されることもしばしば。
登場から長らく不遇をかこっていたのだが、レベルではなく攻撃力を参照して儀式召喚できる「ドライトロン」が登場すると評価は一変。1体で複数回の妨害が可能な凶悪なフィニッシャーとして君臨するようになった。
リチュアは儀式召喚の完成形…確かにそう言った。
ならば、影霊衣は完 了 形だ。
「影霊衣」と書いて「ネクロス」と読む新気鋭の儀式カテゴリ。
リチュアである程度対策された事故軽減・アド損軽減を更に突き詰め、
手札誘発持ちの儀式モンスター、エクストラデッキからリリース、「墓地から儀式召喚だとぉ!?」などなど前代未聞の効果を多数引っ提げて圧倒的な安定力を確立した儀式召喚の革命児。
とにかく儀式をどうすれば強化出来るかという、その答え全てが此処に在る。
だからって同一カテゴリに全部詰め込むのはやりすぎだと思うの。
レベル5以上の儀式モンスターは同名リリース不可、レベル7以上は同レベルリリース不可と儀式召喚にデメリットがあったが、
実際はシュリットで踏み倒していたのであまり関係なかった。
儀式召喚のこれまでの扱いの悪さと下記のスターターの一件の鬱憤を積もらせたかのようなエクストラ絶対潰すマンと化して、
瞬く前に環境を青一色に染め上げてしまった……恐るべし。
というか、汎用儀式にもその力分けて下さいマジで。
2015年1月、影霊衣がブチ切れすぎた反動で影霊衣本体と一緒に多くの汎用サーチが規制される。
儀式は終わった……かと思われたが、元がファンデッキレベルが殆どだったせいか
「ターボや遅延ギミック入れて無理矢理動かしてたから全然回し心地変わった気がしない」
「虹光のサーチ効果使う為のシンクロギミック…ブンボーグと音響戦士使おう!」
「リチュアの方のチェインさんいるしそっちに頼ろう」
「むしろ非カテゴリ用の埋め合わせサポートがやってくることに期待が持てる」
などなどネガティブに前向きな意見も頻出している。
流石に虐げられ慣れすぎだ。
流石にコナミもやりすぎだと感じていたか、上記の通り4月にサーチ規制はほぼ緩和された。
レベル8。
まさかの儀式版 レッドアイズ。
アニメにオリジナルのドーマ編で 城之内が使用し、視聴者に鮮烈な印象を残した。
レッドアイズを鎧として纏ったようなデザインから、元祖・影霊衣とも言われる。
相手のヴァロンもアーマーモンスターという身に纏うタイプのモンスターであったため、その時の戦いはもはや聖闘士星矢。
バーンに特化したレッドアイズの中では珍しく妨害に長けた効果を持つ。
自身以外のカード効果にチェーンして発動し、フィールドのカードを破壊できる。
魔法・罠かモンスターでそれぞれ1回ずつ発動可能であり、計2枚まで割れる。
何かするとカードを割られてしまうので、相手にとってはかなり厄介。
ただ、レベルの都合上、「高等儀式術」を使う場合はレッドアイズよりも 青眼の白龍の方が相性がよかったりする。
詳細は 真紅眼の黒竜参照。
実は炎属性の儀式モンスターはかなり貴重であり、このカードは最初の炎属性儀式《伝説の爆炎使い》に続き 12年振り2種類目。
つまり《伝説の爆炎使い》は儀式モンスター開闢以降 約16年間に渡って唯一の炎属性儀式モンスターだった。
なお22年4月現在も炎属性儀式は 5枚しか無い。
レベル9。
ARC-Vで 方中ミエルで使用したモンスター。
最上級儀式モンスターとしては10数年以来となるOCG化。
フリーチェーンで「太陽の書」もしくは「月の書」と同様の表示形式変更効果を使用できる。
更に自分エンドフェイズにリバースモンスターを墓地からセットする効果を持つ。
「ロード・オブ・ザ・レッド」同様に制圧能力は非常に高いが、
高レベル故の儀式召喚の難しさや2700/1200という自身の半端なステータスが足を引っ張りがち。
このカードと組み合わせる事を前提としたかのようなレベル9かつ強力なリバース効果をもつ「 禁忌の壺」はほぼ必須となる。
なお、同じくリバース効果を多用するテーマである シャドールなどとは相性がいい。
GXと ARC-Vで 明日香が使った儀式カテゴリ。
レベル6の「弁天」と「韋駄天」は儀式召喚時とリリース時に発動する効果があり、損失を補いやすい。
また、特殊召喚メタと バーンの「 美朱濡」、貫通と墓地回収の「 荼吉尼」、
回復とコントロール奪取の「 那沙帝弥」と、強力な戦術を一通り行える。
専用儀式魔法の「機械天使の儀式」は墓地から除外することで、光属性モンスターを破壊から守ることも可能。
「弁天」で光属性・天使族モンスターをサーチできる都合上、「 神光の宣告者」などと相性がいい。
「リチューアル・チャーチ」で「サイバー・プチ・エンジェル」を使いまわせるなど、手札を確保しやすい。
元々はGXの頃からアニメで活躍したカード群だったが、タッグフォースでオリジナルカードとして収録されたくらいでなかなかOCG化しなかったが、ARC-Vでの明日香登場に伴い一気にOCG化&強化された。
レベル8。
劇場版で海馬が使用した、4000という儀式モンスター最強の攻撃力を持つカード。
特筆すべきはその強力な耐性と圧倒的なダメージ強化能力であり、
対象をとる効果と効果破壊を受け付けず、貫通ダメージを倍にするという攻防ともに冗談のような能力を持っている。
つまり、このカードを攻略するには対象をとらない破壊以外の効果で除去するか、戦闘破壊しかないということになる。
が、汎用除去カードの大半は破壊ではなく対象をとらないという条件には合致せず、戦闘破壊も攻撃力4000を超えるのは楽ではない。
「闇の護封剣」や「 ライトニング」「オネスト」には勝てないので、別に対処する手段を用意しておこう。
もちろん ブルーアイズのカテゴリに含まれ、「ドラゴン・目覚めの旋律」や「トレード・イン」など、サポートの一部も共有可能。
ただし儀式という点で純青眼への投入より専用構築にすべきだろう。
守備力0のモンスターへ貫通攻撃できれば1キル可能。しかし自分も守備力0のためミラーマッチが大敵。天敵が自分自身という珍しいカードである。
フィールドに存在する限り受ける自身がダメージを半分にする効果と、
自分の場にリンクモンスターが存在する場合自身以外を攻撃対象に選択されない効果、
相手に効果破壊された場合デッキのサイバース族をサーチする効果を持つ。
……どちらかと言えば守備よりの能力で正直なところ性能面ではパッとしない。
(一応、リンクモンスターとの戦闘では攻撃力が1000上がるけど)
真っ当にサイバース+儀式使いたいなら同パックの「嵐竜の聖騎士」使えと言われる始末……。
まぁ、儀式魔法や専用サポート(後述)がべらぼうに優秀な反動とも言えるので今後のテコ入れにはまだ期待できる方ではある。
このカードで特筆するべきなのは性能面よりも、周囲の環境の方である。
初代遊戯以来となる、主人公が劇中で使用する儀式モンスターであり、上記のマスクド・ヘルレイザー以来実に17年ぶりのメインパックのパッケージを飾る儀式モンスターである。
もう一度言う。儀式モンスターがメインパックのパッケージを飾るのは1 7 年 ぶ りである。
スピリットモンスターであり儀式モンスターという特殊な形態を取る《霊魂鳥神-姫孔雀》と《霊魂鳥神-彦孔雀》が所属するテーマ。
上記2枚のカードは、儀式モンスターが1枚も無い属性として最後まで残っていた風属性、
そして今まで儀式モンスターが1枚も無かった鳥獣族の2つに跨り初の儀式モンスターである。
儀式モンスターの開闢以来、実に 17年目の事であった。
肝心の性能はというと、風属性の大型モンスターに相応しく豪快なバウンス能力を持っており、またスピリットであるため手札に戻ってしまうが場にトークンを残す。
下級霊魂の方はスピリットをサポートする効果を持っているが、 尽くスピリットの性質と噛み合っていない。
海外産、アメコミ(スポーンとニンジャスレイヤーと思われる)をモチーフとした儀式テーマ。
フィールドで儀式素材にされる事により儀式モンスターが強化されるという儀式魔人と一体化したような性質を持つ。
なお、構成モンスターは全てアンデット族であるが、アンデット族の儀式モンスターは《スカル・ライダー》以来18年振りである。
第10期に登場した、儀式モンスターカテゴリー。
全てが岩石族の儀式モンスターで構成されているが、実は岩石族の儀式モンスターは儀式モンスター登場以来20年目にして初めてである。
専用の儀式魔法を持たず、儀式モンスターが儀式召喚する効果を持っているというのが特徴だが、下級メガリスの儀式召喚効果にはある欠陥が……
レベル8。
アモルファージの親玉である竜魔王レクターPがアモルファージ・イリテュムと融合した大魔王。
儀式召喚成功時に次の相手のメインフェイズ1をスキップする効果や、
モンスターゾーンに存在する限り、融合・シンクロ・エクシーズモンスターの効果をすべて無効にするという非常に強力な二つの効果を併せ持つ儀式モンスター。
しかし残念ながら自分のテーマであるはずのアモルファージは専用のアモルファスPがリリースするにはもったいないほど強力なフィールド魔法であること
儀式召喚主体のテーマではないではないので儀式サポート等をデッキに組み合わせることが難しく、唯一儀式召喚であるアモルファクターPが扱いにくい。
といった事情があるため、実は自身との相性があまりよくないという欠点を持っている可哀そうな魔王。
だが一方で、アモルファクターP自体は三番目の効果である竜魔王カードサーチを除けば単体の儀式モンスターとして強力なカードであり、
また下記の「高等儀式術」や「大地讃頌」等の汎用儀式魔法を使えば問題なく召喚できるために、
むしろ自分の配下のテーマよりも儀式サポートが直接受けられる他の儀式召喚主体のデッキに出張することが多く出張する事が出来るモンスターとして扱われる。
…組織のトップである魔王としてどうなんだと思わざるを得ないが、彼の活躍の場があること自体は喜ばしい事ではある。
儀式召喚の方法がレベルの合計だけだと誰が決めた!
「竜輝巧」と書いて「ドライトロン」と読む、儀式召界に彗星の如く現れた期待の新星とも言える機械族テーマ。
最大の特徴として従来の儀式召喚の条件として必要だった「レベルを参照した合計のリリース」ではなく、
攻撃力を参照してその合計をリリースして特殊召喚を行うという今までの儀式召喚の概念を根本的に覆す「流星輝巧群」の登場は儀式召喚界に激震をもたらした。
更に下級ドライトロン達は
・ドライトロンカードの効果でのみ特殊召喚できる
・効果を発動するターン自分は通常召喚できないモンスターしか特殊召喚できない
・自分の手札・フィールドからこのカード以外の「ドライトロン」または儀式モンスター1体をリリースして手札・墓地から守備表示で特殊召喚するという共通の効果を持ち、
ドライトロン儀式モンスター達はこのカードの儀式召喚に使用したモンスターのレベルの合計が〇以下のみ場合発動できる強力な効果という共通点を持つ。
そのため特に「魔神儀」等の儀式サポートでありながら相性の悪いカードも多いため、従来の儀式召喚デッキとはまた違った工夫が求められる。
一応勘違いされがちだが通常召喚に関しては制限が無いので、「マンジュ・ゴッド」等を通常召喚で出す分には何ら問題はない。
他にも下級ドライトロンはレベル1・攻撃力2000、ドライトロン儀式モンスターはレベル12・攻撃力4000で統一されている特徴を持つ。
特に儀式モンスターの切り札である「竜儀巧-メテオニス=DRA」は効果耐性・モンスター全体攻撃・墓地の攻撃力2000のモンスターを除外することで除去の三つを併せ持ちこちらも強力。
一方で「流星輝巧群」に関してもう一つ特筆すべき点があり
このカード自体はリリース元を機械族に限定するという条件はあるものの、儀式召喚先をドライトロンだけに限定しない汎用的な儀式魔法として扱えるという大きな特徴を持つ。
そのため上述の儀式モンスターのほとんどをドライトロンデッキに組み込んで儀式召喚することが可能であり、
例えばレベル12の「崇光なる宣告者」でさえも下級ドライトロン1枚と「流星輝巧群」さえあれば崇高なる宣告者の攻撃力が丁度2000である為に容易に儀式召喚が行えてしまうのだ。
更に攻撃力を参照するため今まで不可能だったエクシーズ召喚やリンク召喚のモンスターをリリースして儀式召喚に持ち込めるため組み合わせることも可能、
また下級ドライトロンは共通効果として自身の自己蘇生を持つために儀式召喚の際のリリースを途切れさせにくい、
「流星輝巧群」は墓地の儀式モンスターを儀式召喚が行えるなど単純に儀式召喚デッキとしての質も高く、まさに新時代の儀式テーマに相応しい仕上がりになっている。
ただし、「流星輝巧群」には「攻撃力を参照」する関係上、攻撃力0のモンスターは儀式召喚出来ないと言う落とし穴がある事には注意したい。
いそうでいなかった史上初の儀式ペンデュラムモンスター。
儀式召喚と手札からのP召喚でのみ特殊召喚可能という、儀式召喚以外の召喚方法が正規の召喚手順とされている珍しいモンスターである。
相手がEXデッキから特殊召喚するたびに微弱なバーンを与える効果と、
自身をペンデュラムゾーンに置くことで相手の魔法を無効にし、さらにこの時儀式召喚で出していた場合はEXデッキからオッドアイズを特殊召喚するというモンスター効果を持つ。
条件付きとはいえカウンターのついでに展開が出来ると聞くと強そうに見えるが、むしろこいつの本領はP効果の方であり、自身を手札に戻すことで儀式魔法をサーチorサルベージできる。
ペンデュラムドラゴンの流れを汲んだためか発動がエンドフェイズと遅いものの、儀式魔法をなんでも持ってこれるのは可能性を感じる効果である。
また、ペンデュラムグラフの名を持つため、虹彩の魔術師でサーチ可能なのもありがたい。
まさかの史上初の儀式 リバースモンスター。
リバース効果の都合上、同時に登場した冥占術の儀式も セット状態で儀式召喚出来る効果を携えている。
リバース時にデッキからリバースモンスターをリクルート可能で、タロットレイのフリーチェーン太陽の書or月の書効果が単体対象から任意の数対象に強化されているため複数のリバース効果で攻め立てる事が可能。
また儀式召喚だけでなく聖占術姫タロットレイの効果でも特殊召喚可能となっているため、
タロットレイスをリリースしてタロットレイを儀式召喚→エンドフェイズにタロットレイスを墓地からセット、即座にリバース→タロットレイスでリバースモンスターをリクルート、自身の効果で自身を即座に裏守備に→相手ターンにタロットレイの効果でタロットレイスをリバース、タロットレイスでリバースモンスターをリクルート→タロットレイスの効果でリバースモンスターを全員リバース
と言った具合のデザイナーズコンボが形成されている。
思い思いの本と共に、その本のキャラクターの力を借りて変身する異能者達のテーマ。
儀式テーマ特有の「場にカードを揃えづらい」というデメリットを補うデザインで、下級モンスターは儀式モンスターを見せることで手札から特殊召喚可能という共通効果を持つ。
従来の儀式テーマ以上の展開力を活かして儀式召喚も、場に並ぶカードの多さから汎用枠として用意したEXからの特殊召喚もやりやすい、時代に合わせて扱いやすくなった正統派儀式テーマとも言える。
三人の巫女見習いの少女と、彼女らを依り代として顕現する女神によるテーマ。
下級モンスターも儀式モンスターも全て攻守0の貧弱ステータスだが、全員が戦闘破壊されない上にダメージを全反射するという効果を持っている。
テーマ内エースモンスターは儀式モンスターであるものの、純構築での主な動きは儀式よりも反射効果と装備魔法による強化を主体とするビートダウンといった感じ。
しかし、条件を無視して1ターンのみ儀式モンスターを出せる「伝承の大御巫」や、それを含むテーマカードを簡単にサーチできる「オオヒメの御巫」を中心とした出張ギミックが便利であり、主軸になる「オオヒメの御巫」が儀式モンスターであるためそのサーチ手段として儀式サポート共々入りやすい状態となっている。
上述のハングリーバーガーを名指しでサポートするカードも含まれる儀式テーマ。悪魔の料理人コンビが経営するレストランを題材としている。
最近の儀式は先述した「ドライトロン」「メガリス」の様に、普通の儀式とは一味違う挙動を見せるものもあるが、このテーマも例外ではない。
こちらはなんと「展開の起点以外では儀式魔法を使わず、条件を無視した直接の特殊召喚で儀式モンスターを並べる」というもの。
ほぼ全てのヌーベルズモンスターが「自身(レベルが上がると自身を含む場のモンスター)と相手をリリースし、自身よりレベルが上の儀式モンスターを特殊召喚する」という効果を保有しており、まさかの超融合ならぬ超儀式とも言える方法で展開していく。
条件無視の特殊召喚がメインの都合上、墓地に落ちると蘇生できない等の制約がキツいが、それを見越した回収・再利用手段もテーマ内に豊富。
また、儀式召喚ではなく特殊召喚で出るので着地時の効果条件もゆるくなっており、「限定解除」等で無理やり出しても効果を使えるのがポイント。
11期の続き物ストーリー、通称「烙印世界」の主軸となるテーマ。表向きは巨大な宗教国家にして、その正体は一人の野心家によって振り回された「殉教者」たち。
その野心家こと《教導の大神祇官》が邪悪な本性を見せてから、ドラグマというテーマは儀式テーマに変化した。
元々EX召喚に対するメタを重視したテーマな為、追加された儀式関連のカードもEXメタがメイン。
お互いのEXを墓地に送りつつ自己強化を行う《凶導の白騎士》、大型ドラグマに耐性と打点強化を与える《凶導の白聖骸》、EXモンスターに対するメタ効果を大量に持つ《凶導の白き天底》と、とにかくEXを使う相手に対して強気に出られる。
《ローの祈り》に描かれていた少女、もとい《粛声の祈り手ロー》の祈りに応え降臨する守護神たち。
例のハンバーガーに続いてリメイクによる脚光を浴びたのは、これまた古参儀式モンスターの《 ローガーディアン》。サフィラとサウラヴィスの人間態も追加された。
光属性のドラゴン族または戦士族を中心とし、《粛声なる守護者ローガーディアン》《竜姫神サフィラ》《古聖戴サウラヴィス》による強烈なメタ効果で敵の動きをガチガチに縛っていく。
主軸になる《粛声の祈り手ロー》が 攻撃力50というとてつもなく貧弱なステータスをしているが、緩い条件での自己蘇生と、特定条件を満たす儀式モンスターのリリース素材となる場合は1体だけで必要分レベルを満たせるという効果を持つ為、彼女を如何にして展開し続けるかが鍵となる。
2体目の儀式ペンデュラムモンスターにして史上初の儀式魔法で儀式召喚出来ない儀式モンスター。
じゃあどうやって出すのかと言うと、フィールドのモンスターが破壊された時にレベル10の「竜華」モンスター1体をリリースする事で自身をEXデッキから儀式召喚扱いで出す、と言う自身の効果でのみ特殊召喚が可能なこれまた異質な儀式モンスター。
最早儀式モンスターの皮を被った特殊召喚モンスターだが、一応儀式モンスターの体裁を整えるためか自身のレベルとリリースするモンスターのレベルは10に合わせていたり、儀式モンスターの定型分である『〜により降臨。』のテキストに『「創星竜華-光巴」により降臨。』と自身の名前を記載していたりする。
ペンデュラム以外の「竜華」カードをサーチしつつ自壊するP効果を持つため自身をEXに送る手段・リリース元の確保は容易。なんなら所属テーマの「竜華」には「竜華」モンスターをサーチしつつEXにこのカードを直接EXに表側で置くカードもある。
また、EXから特殊召喚した際に自分の場のカードを2枚まで破壊してその数までデッキから「竜華」永続魔法を表側で場に置く効果もあり、効果無効化・バウンス・攻撃力0化から選んで妨害を構える事が出来る。
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