PSYCHO-PASS サイコパス

登録日:2013/01/26(土) 10:25:09
更新日:2024/12/03 Tue 02:36:22
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12年秋アニメ 2012年 PSYCHO-PASS Production_I.G SF SF版沙粧妙子 アニメ キチガイ過ぎる犯人 グロ サイコパス シビュラシステム ジャンプSQ. タツノコプロ トマトジュース ドミネーター ノイタミナ マンハント メンチカツ レズ 一話からエログロ 人骨パイプ 伝説の始まり 全ての始まり 全てはここから始まった 塩谷直義 天野明 心の数値化 怪物と戦うものはその過程で自らが怪物とならぬよう気をつけよ 攻殻立ちED 日髙のり子 未然の犯罪防止 本広克行 死体オブジェ 深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ 潜在犯 犯罪を犯す可能性の抹消 犯罪係数 犯罪計数 百合 管理社会 虚淵玄 血だまリボーン 近未来SF警察



その銃口(システム)は、正義を支配する。




『PSYCHO-PASS サイコパス』は2012年10月から2013年4月にかけて放送されたノイタミナアニメ作品。製作はProduction I.G。
及び作中における「心を数値化したステータス」の俗称。

+ 目次


【概要】

異色過ぎるスタッフのコラボで放送前から大きな注目を集めた。

本広が当初持ってきた企画は「現代版パトレイバー」で、刑事ものの要素を持つロボット物だったらしい。
なお、虚淵氏によれば「一年半前に企画書をもらった時には放送枠が決まっていた、恐ろしい企画」だったとのこと。

その後、ロボット要素を廃して「未来の刑事ドラマ」と言う方向へシフト。
SF的なガジェットを駆使しつつも、あくまで泥臭く犯人を追いつめる「刑事」の戦いを描く方針が貫かれている。

略称は特にないが、「メンチカツ」という俗称がある。
これは、精神医学用語のサイコパス (psychopath,精神病質者)と区別するため、この作品のタイトルを「メンチカツ」っぽく平坦に発音するという覚え方から。
ただし実際には精神医学用語と同じアクセント(最初にアクセント)で読んでいる人も多い。



スピンオフ・メディア展開

月刊ジャンプSQ.にて、アニメ本編のコミカライズ版『監視官 常守朱』が連載された。
朱は最終巻である第6巻にて表紙を飾った。
さらに監視官時代の狡噛慎也とその仲間たちを描くオリジナルストーリーコミック『監視官 狡噛慎也』が月刊コミックブレイド2014年8月号より連載。

ノベライズ版には本編脚本家の深見真のものと高羽彩のもの、そしてスピンオフ小説としてスチームパンクシリーズの桜井光による『追跡者 縢秀星』等が存在する。

ゲーム版はXbox One用の『PSYCO-PASS サイコパス 選択なき幸福』が2015年5月に発売。
描かれるのは1期の5話付近から分岐したifストーリーで、現在のところ3人のオリジナルキャラクターが判明している。

この他にディスク特典のドラマCDもある。



シリーズ展開

2014年10月~12月には第2期となるPSYCHO-PASS サイコパス2が放送。
制作会社はIGからタツノコプロに交代した。
シリーズ構成は『マルドゥック・スクランブル』『蒼穹のファフナー』『攻殻機動隊ARISE』の冲方丁が担当し、『革命機ヴァルヴレイヴ』・『ハマトラ』の熊谷純も参加した。
2期に先駆け、1期の内容を再編集した1話1時間構成の新編集版が、2014年7月~9月までノイタミナ枠で放送された。
なお、この放送中に「佐世保女子高生殺害事件」が起き、その影響を考慮して第4話(本放送時の第7話・第8話)の放送が見送られた。
ただしニコニコ生放送での放送や、BD/DVDへの収録は行われている。

さらに劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスが2015年1月に公開。

2019年10月~12月には第3期となる『PSYCHO-PASS サイコパス3』が放送された。


【スタッフ】

総監督:本広克行
監督:塩谷直義
脚本:虚淵玄・深見真・高羽彩
音楽:菅野裕悟
キャラデザ:天野明




【主題歌】

前期OP「abnormalize」
歌:凛として時雨

前期ED「名前のない怪物」
歌:EGOIST

後期OP「Out of control」
歌:Nothing's Carved In Stone

後期ED「All Alone With You」
歌:EGOIST



【あらすじ】

公式より引用。

人間の心理状態や性格的傾向を、計測し数値化できるようになった未来世界。
あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向はすべて記録され、管理され、大衆は「良き人生」の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。
人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われるようになるこの計測値を人々は『PSYCHO-PASS(サイコパス)』の俗称で呼び慣わした。

犯罪に関する数値も“犯罪係数”として計測され、犯罪者はその数値によって裁かれる。
治安維持にあたる刑事たちは常に、犯人を捕まえる実動部隊となる“執行官”と、執行官を監視・指揮する“監視官”のチームで活動する。
自らが高い犯罪係数を持ち、犯罪の根源に迫ることのできる捜査官こそが優秀な“執行官”となりうる。
それゆえに、犯罪者になりかねない危険も孕む“執行官”は、その捜査活動を冷静な判断力を備えたエリートである“監視官”に監視されている。

公安局刑事課一係のメンバーはそれぞれの想いを胸に、正義の在処を常に突きつけられながら任務を遂行していかなければならない。
彼らが立ち向かうものの先にあるのは──



【登場人物】


◆主要人物

常守朱(つねもり あかね)
CV:花澤香菜
本作のヒロインで、公安局刑事課一係に所属する新米監視官。コールサインは「シェパード2」。
天真爛漫な性格だが押しの弱い不器用な一面や、経験不足もあってか当初は足を引っ張りがちである。
執行官と必要以上に関わって自分の色相を濁らせるべきではないという考えを持つ宜野座とは基本的にソリが合わないものの、その他の点では尊敬すべき人と認めている。

激しい精神的ダメージやショックを受けてもサイコパスが僅かしか変動を見せず、常に良好状態を保つ特殊体質者(後述の「免罪体質者」とはまた別種のものとされる)。
多くの凄惨な事件に関わっていくうち、精神的にも監視官としても大きな成長を遂げていく。
本編であるTVアニメ版2期とコミカライズ版「監視官 常守朱」では主人公を務める。


狡噛慎也(こうがみ しんや)
CV:関智一
本作の主人公で、公安局刑事課一係に所属する執行官。コールサインは「ハウンド3」。
征陸からは「コウ」縢からは「コウちゃん」と呼ばれる。
宜野座とは高校の同期。
以前は監視官を務めていたが、標本事件で部下だった執行官が犠牲になったのをきっかけにサイコパスが規定値を超え、その際にセラピーを疎かにして捜査を優先させたために執行官に降格させられた。

高い捜査能力を持っており、作中で何度もその能力を活用して事件を解決に導いている。
また豊富な知識と観察眼から簡単ながらもプロファイリングができ、それによって事件の犯人を絞り込む事に長けている。
「優れた武器を使うからこそ、その使い手はより優れていなければならない」という信念から、その肉体は自虐的なまでに鍛え上げられている。
格闘技の心得もあり、一係が保有する戦力としては頭ひとつ抜けた強さを持つ。


宜野座伸元(ぎのざ のぶちか)
CV:野島健児
公安局刑事課一係に所属する、朱の先輩である監視官。コールサインは「シェパード1」。
狡噛からは「ギノ」縢からは「ギノさん」と呼ばれる。
狡噛とは高校の同期であり、常に成績は彼に一歩遅れをとっていたものの、仲は良好だった模様。
犯罪係数の高い人間を憎悪し、社会から駆逐したいという一念でキャリアを歩むエリート。
常守に執行官と一線を引いて関わるよう厳しく指示するが、それは過去に相棒だった狡噛の一件を踏まえての事である。

と、こうして書けばかなり有能に見えるが、実は作中では目立った活躍はしていない
その理知的なルックスや役柄からチームの参謀的役割を期待されたが、狡噛の無駄な頭脳派っぷりによりその方面では全くと言っていいほど立つ瀬がなく、終盤では話を追う毎に有能になっていく常守に活躍の場を完全に開け渡してしまう形となった。
しかし実際は、潜在犯墜ちした彼の父親と、その親族である自分が社会から厳しい目を向けられた事に対する、過去のコンプレックスが先行して空回りしてしまう事があるだけで、迅速な捜査の立て直し、部下への的確な指示など、目立たないものの司令塔としての有能さが発揮される場面も多い。
因みに眼鏡は伊達。


征陸智己(まさおか ともみ)
CV:有本欽隆
公安局刑事課一係所属の執行官。コールサインは「ハウンド1」。
狡噛と縢からは「とっつぁん」と呼び慕われ、勤勉実直で頼りがいのあるベテラン。
左腕は過去の事件で失ったため、義手になっている。
メンバーで一番常識人に見えるものの、誰よりも事件に対する鋭い嗅覚を持ち、犯罪者の心理をよく理解している。

+ 以下、ネタバレ
実は宜野座の実父であり、シビュラシステム導入までは刑事であった。
しかしシビュラの導入により、長年刑事として事件に携わってきた経験が災いして多くの刑事と共に潜在犯と診断されてしまったという過去を持つ。
そのせいで家族を辛い目に遭わせてしまった事に、表だっては見せないが負い目はあるようである。


六合塚弥生(くにづか やよい)
CV:伊藤静
公安局刑事課一係所属の執行官。コールサインは「ハウンド2」。
黒髪ポニテ要員。感情を表に出すことがないクールな女性だが、決して冷めた性格というわけではなく、仲間を思いやる一面もある。
また、ある事件で被害者となった少女の友人を慰めて優しい言葉をかけるなど女性らしい温かな心も持っている。
他の執行官と比べ裏方的な働きが多く直接的な危険に関わる事は少なかったせいか、最後まで存在意義が謎だった

小説版では見せ場が追加されている。
ガチレズ*1。唐之杜と肉体関係を持っており、相思相愛。
小説版では百合好きを公言している深見真が手掛けているだけあって…
直接の描写こそないけど弥生とリナ、弥生と志恩のレズセックスあります。


縢秀星(かがり しゅうせい)
CV:石田彰
公安局刑事課一係所属の執行官。コールサインは「ハウンド4」。
冗談や軽口が多く軽薄な性格のように見えるが、その実は仲間への信頼と仕事への確かな責任感を持った青年。
5歳の時に潜在犯として診断され、更生の見込み無しとして施設での生活を余儀なくされてきた過去を持つ。
その過去から、幅広い職業選択ができたにもかかわらず曖昧な理由で監視官となった朱に当初は嫌悪感を示すが、後に彼女が自身の使命感を見せたことから和解し親睦を深めるようになる。


唐之杜志恩(からのもり しおん)
CV:沢城みゆき
公安局総合分析室の分析官。
執行官、監視官たちの捜査活動を様々な分析データでバックアップする、饒舌でナイスバディな美女。喫煙者。
医師免許を持っているためか監視官、執行官の健康管理も行っているが、本人はそれに対して「コキ使いすぎ」と不満を述べている。
とはいえ任された仕事はきっちりこなすプロフェッショナル気質の人物。

執行官という肩書こそ持たないものの、潜在犯認定を受けている。その為か場合によっては権限を逸脱した行為を取ることもでき、監視官・執行官からの要請に非常に柔軟な対応を見せる。
六合塚とは恋人関係。バイセクシャルだが、六合塚にはゾッコンベタ惚れ


槙島聖護(まきしま しょうご)
CV:櫻井孝宏
数々の事件の裏で暗躍する謎の男。
「人は自らの意思に基づいて行動することで、その魂を輝かせる事ができる」という考えから、数々の潜在犯の犯罪に協力する。
しかし状況によってはそれらの潜在犯も簡単に見限り、自ら手を下す事すら厭わないような残忍な一面を持つ。
哲学や文学に精通し、狡噛に負けず劣らずの豊富な知識を持つため、時に難解な言葉を使う。
紙の本にこだわりがあるらしく、電子書籍は「味気ない」と評している。*2
武器を持った男3人に襲われても素手で撃退するなど格闘技術・身体能力にも秀でており、その実力は(手負いだったとはいえ)狡噛を無傷で倒す程。
狡噛とは奇妙な縁で結ばれており、互いに互いを意識せざるを得ない宿命の存在となっていく。

+ 以下、ネタバレ
極まれに存在する、生まれついての「免罪体質者」。
彼が人殺しなどの犯罪行為に走っても、彼の犯罪係数が上昇することはない。
そのため、公安が用いる主力兵装ドミネーターでは槙島を犯罪者と認識できず、撃つことができない。
この体質が、公安局が槙島を拘束しにくい大きな要因となっている。


◆その他の人物

雑賀譲二(さいが じょうじ)
CV:山路和弘
臨床心理学を専門とする元大学教授で、狡噛のかつての恩師。大学制度解体後は埼玉県秩父市の山奥でひっそりと暮らしていた。
シビュラシステム導入時には公安局の職員に向けて講義を行ったが、受講者の犯罪係数の上昇によってその任を解かれた。
ホロなどの虚飾ではなく自然のありのままの姿を好み、その思想に則った古式的な生活を送る。

TVアニメ1期では登場回数こそ少ないものの、朱に犯罪心理学の短期講義を行い、終盤では狡噛の行動をサポートするなど、重要な役どころを担う。
TVアニメ2期開始時は潜在犯認定を受けたことで隔離施設に収容されていたが、
朱の要請によって分析官となり、犯罪者に対しての尋問や捜査のサポートを行うなど準レギュラーとして活躍。



一係以外にも二係・三係が存在するが、アニメ本編ではモブとしての登場がほとんど。
2期開始時点では一係も含めどの係もおよそ半数の人員が入れ替わっている。
今のところ1期の二係と三係にいた人たちがどうなったかは明かされていない(少なくとも二係の神月凌吾は死亡が明確にされている)。

三係だった百田舞と高見彩果は2期に登場しておらず1期でも空気だったが、『ちみキャラさいこぱす』では活躍している。
また、1期で二係にいた男女の執行官2名、三係にいた男性の監視官・執行官2名には名前が設定されておらず、一見モブには見えない人もいる。

一係の宜野座伸元が執行官に降格したように、二係の監視官だった新庄要も2期では三係に異動の上で降格している。

1期の監視官・執行官18名の設定画は『PSYCHO‐PASS サイコパス OFFICIAL PROFILING』に収録され、本編では見られなかった表情も拝める。

2期では二係と三係の監視官・執行官の半数が死亡しており、実質的に機能しているのは一係のみである。
二係の生き残りの内2名は一係に異動となったが、須郷徹平は負傷により入院し、蓮池楓は公安局を裏切った元二係監視官の酒々井水絵に殺害されている。
そして残り1名の波多野紘一は三係に異動した。

この他、本編以前に在籍していた監視官・執行官については漫画や小説にて活躍が描かれている。



【用語】

サイコパス(PSYCHO-PASS)
人間の心理状態や性格的傾向を計測した数値。
数値化されたデータは全て記録、管理され、これにより理想の精神状態を保つ為のメンタルケアが社会全般に普及し、
趣味嗜好や適切な職業が事前に全て明示される為、それに沿って最適な幸福を目指す社会が実現されている。
身分証明にも利用されている為、サイコ(心理的な)パス(パスポート)的な意味合いで名付けられたと思われる。


シビュラシステム
市民の精神状態を科学的に分析して、人々に適性のある職業を提示し、欲求実現のための手段を提供する包括的生涯福祉システム。ぶっちゃけデスティニープラン
この時代の厚生省が運営を行っており、市民のサイコパスはこのシステムによって常時管理されている。
大抵の人々は自身の生活がシビュラに完全に依拠する事を受け入れて何の不満もなく生活しているが、反感を覚えシステムの打倒を目論んで活動する者も存在する。


犯罪係数
サイコパスに含まれるパラメーターの1つで、犯罪者になる危険性を表した数値。
この数値が一定の基準を超えた者は、たとえ罪を犯していなくても『潜在犯』と呼ばれる犯罪者として扱われ、収容施設に強制送致され社会から実質的に排除される。
収容施設では潜在犯のサイコパスを良好にする試みが行われるが、出所例は無いに等しい。
暴力衝動や強迫観念の影響を受けやすく、ストレスに耐性が無い若年層に多い傾向がある。
『色相(しきそう)』と呼ばれる視覚化された生体反応のバロメーターが、白から黒へと穢れていくのは危険信号であるため、
一般市民はこの白に近い心理状態を日常的なメンタルケアの指標としている。


サイコハザード
不健全な精神の人間による影響で、周囲の人間のサイコパスが悪化してしまう現象。
そのため、この現象によってサイコパスが一定値以上に悪化した者は、社会から隔離される。


執行官
厚生省公安局で捜査の実動を担う刑事。
人格破綻者でありながら犯罪者を狩るための猟犬とされる「獣を狩るための獣」。
犯罪解決能力が評価されているが、彼らも高い犯罪係数を持つ潜在犯であり、犯罪者と化す危険性もある。
常に厳しい監視の下で執行官として働き、隔離施設からの外出も監視官の同伴がないとできない。


監視官
厚生省公安局で執行官の監視・指揮を担い、捜査活動の全責任を負う刑事。
犯罪係数の低さによって裏付けられた善良かつ健全な精神と模範的な社会性、更に優れた知性と判断力を兼ね備えている。


ドミネーター
CV:日髙のり子
正式名称『携帯型心理診断鎮圧執行システム・ドミネーター』
有事の際、監視官と執行官だけが携帯できる特殊な武器で、一言で言えば「相手のサイコパスを読み取る銃」。
おそらく視聴者の殆どが魅了されたであろう、本作の世界観を象徴するロマン溢れるアイテム。

シビュラシステムとリンクすることで、被疑者に照準を向けるだけで瞬時に相手の犯罪係数を計測することができる。
そして、対象の犯罪係数が規定値を越えていればセーフティが自動的に解除され、弾を発射することができる…という近未来的な武器。
グリップを握ると、ドミネーターのユーザー認証を行った人間にのみ伝わる指向性音声ガイドが流れる。

ドミネーターには、相手の犯罪係数の高さに応じて被弾した際の効果を自動で変更するシステムが実装されている。
通常時は被疑者確保のための『執行モード・ノンリーサル"麻痺"(パラライザー)が適用され、被弾した対象を即座に気絶させる威力の電気ショックを与える弾丸を放つ。
対象の危険性(犯罪係数)が高くなると銃の全身が展開・変形して『執行モード・リーサル"殺害"(エリミネーター)に切り替わる。
このモードの弾丸に被弾すると体内部で炸裂し、人体は文字通り跡形も無く消し飛ぶ
対兵器用の『執行モード・デストロイ"完全排除"(デコンポーザー)というモードも存在し、ドローン兵器など人間以外の敵を排除する際に使用する。

その性質上、被疑者の犯罪係数が基準値に満たない場合は何の攻撃もできなくなる*3他、シビュラからの電波が届かない場所(電波暗室など)でも使用できなくなる。
実際、劇中では後述の免罪体質者を前にしてドミネーターが何の役にも立たない場面が描かれた。


標本事件
公安局の未解決事件。
特殊な薬剤で体内の水分や脂肪分をプラスチックなどの合成樹脂に置き換える、所謂プラスティネーションをした遺体を解体、加工しオブジェようにさせて公衆の場に遺棄した連続猟奇殺人事件。
この事件で狡噛は部下を殺され、そのせいでサイコパスが規定値を超えた。

その詳細はスピンオフ小説でも真相が語られている。


免罪体質者
本来なら犯罪係数が上昇する状態においても犯罪係数の上昇が計測されない特殊な体質を持った人間。
約200万人に1人の割合で存在すると推測されている。つまり割といる
いつ、いかなる事をしても犯罪係数が上がらない為、潜在犯として確保できず、ドミネーターによる執行も不可能。
したがって、任意同行という形の強制手段をもって拘束するしかない。
その特殊性ゆえにシビュラシステムの信頼性を脅かすものとして危険視され、その存在は公表されていない。



続編・派生

映像作品

  • TVアニメ
  • 劇場アニメ
    • 劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス
    • PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System
      • Case.1 罪と罰
      • Case.2 First Guardian
      • Case.3 恩讐の彼方に__
    • PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR
    • 劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE

書籍

  • スピンオフ漫画 
    • PSYCHO-PASS サイコパス 監視官 狡噛慎也
    • 学園さいこぱす

  • スピンオフ小説
    • PSYCHO-PASS サイコパス/ゼロ 名前のない怪物
    • PSYCHO-PASS LEGEND 追跡者 縢秀星
    • PSYCHO-PASS ASYLUM
    • PSYCHO-PASS GENESIS
    • PSYCHO-PASS LEGEND 執行官 狡噛慎也 理想郷の猟犬 ユートピア・ハウンド

ゲーム

  • PSYCHO-PASS サイコパス 選択なき幸福





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最終更新:2024年12月03日 02:36

*1 なお、PSYCHO-PASSの世界観では同性愛はごく当たり前のことである

*2 彼の「紙の本を読みなよ。電子書籍は味気ない」というセリフは、本作のヒットもあり『紙の本を読みなよフェア』などのイベントが公式で開催され様々な書店で槙島のイラストが使用されるなど、読書家の間でブームになっていた。

*3 通常時のパラライザーで撃てるのは犯罪係数が100~299までの人間に限られる。したがって、犯罪係数99以下の対象をドミネーターが撃つことはできない。