【ワールドカップ ヨーロッパ予選】

ポーランド

1、2に登場。左FWマッハー、GKジャイッチを擁する。
イベント試合のため、初戦になっている。

ポルトガル

1に登場。中央MFシャラーナを擁する。

スペイン

1に登場。右FWアルゴスを擁する。

デンマーク

4に登場。GKシューマッハを擁する。

ロシア

2に登場。当時はソ連。右FWベラエフ、GKラシンを擁する。


【ワールドカップ グループリーグ】

アメリカ

ミハエル、ジャック、ルークを擁する。守備用の必殺技を持つジャックはDFに回っている。ルークは通常行動に吹き飛ばし効果がある。

ベルギー

ラムカーネを擁する。後半で極端に低下する能力が軽減されている。

イングランド

ロブソン、リチャード、ロリマー、リネカーを擁する。テクモ版歴代FWが勢揃い。

ウルグアイ

ビクトリーノ、ダ・シルバを擁する。


【グループリーグ開会式】

チャーリー 「さあ、いよいよ始まります!
       サッカーの頂点を決めるワールドカップ!
       会場となるアメリカの地に、世界の強豪国の中に混じって
       アジア予選を勝ち抜いた我らが日本代表の姿が見えます!
       その中心は、もちろんキャプテン、大空翼!」

翼     「とうとう来たぞ……このワールドカップに……」

ファンベルグ「ツバサ……!私と戦うまで勝ち上がってこい!!」

イスラス  「もう一度、あいつと戦えるところまで……俺は行くぞ!」


【ベルギー戦】

※前半のラムカーネはシャドーシールドを使用してくる。ほぼ無敵状態。

[後半、オランダ側がシュートを放つ]

チャーリー「おおっ!ラムカーネのシャドー……
      な、なんだこれは!」

※シャドーシールドの演出の後、周囲が輝く演出が加わる。ダークイリュージョンと同じになる
※一度目は必ずボールをキャッチする

ラムカーネ「これで……まだ、もう少しは戦える……!!」

※ラムカーネ、必殺セービング「シャドーフラッシュ」を使うようになる。
※後半の能力低下は従来作ほどではなく、かなり固い。だが前半のような完全無敵では無い。


【ワールドカップ 決勝トーナメント】

チャーリー 「さあ、ワールドカップもいよいよ大詰め!
       決勝トーナメントの開幕です!
       グループリーグを勝ち抜いたのは16か国!
       いずれも世界屈指の強豪チームばかり!
       日本は果たして優勝する事ができるのでしょうか!」


ファンベルグ「2試合目にフランスと当たるのか……。
       さて、ピピンはどう来るかな」


【イタリア戦】

[試合前]

ファンベルグ「ストラット、今日は手加減はしてやらんぞ」
ストラット 「もちろんですよ!全力のあなたたちに勝ってこそ世界一ですからね!」
ファンベルグ「ふふっ……いい答えだ!」

イスラス  「ストラット……。
       必殺シュートだけならファンベルグさんにも勝ると言われたストライカー……」
イスラス  「俺もあいつのような必殺シュートが使えたらな……」

[試合中、ストラットがメガロゾーンシュートを使用して得点した後]

イスラス  「……いや、無理だな。あんなのは」
イスラス  「……今、いったい何が起きたんだろう……?」


【決勝トーナメント 1回戦】

[試合後]

ファンベルグ「次はフランスか。ピピンはどうしているかな」
フーリア  「あいつも運が無いな。俺たちと当たったばかりに敗退とは」
ニスケンス 「それがワールドカップだ。仕方ないさ」
ファンベルグ「フランスは若手が主体らしいが……
       まあ、大人と子供の差を見せつけてやろう」


【フランス戦】

[試合前]

ファンベルグ「ピピン!悪いが、今日はもらったぞ」
ピピン   「そう簡単には行かんよ、ファンベルグ。
       フランスは頼もしい若手が育ってきている」
ファンベルグ「ほう!ぜひ拝見したいものだな。
       それに、元気な若者ならオランダにもいるぞ」
ピピン   「それは楽しみだ。君の後継者になれる器かな、そいつは」
ファンベルグ「ふふっ……」
ピピン   「ふふっ……」

イスラス  「………………」

イスラス  「ファンベルグさんの後継者か……。
       シュナイダーの事と言い……
       全く、噂ばかり大きくなって行くもんだな」

イスラス  「今の俺がそんなでかい器のわけが無いじゃないか。
       今の、俺は……」

イスラス  「ピエール、ナポレオン……まず目標はお前たちだ!」

[試合後]

ピピン   「くっ……!やはり、壁は厚かったと言う事か……」
フーリア  「やっぱり、三対一じゃあな!」
ピピン   「いや、ピエールとナポレオン……彼らの成長があれば、
       君たち三人を相手にしても見劣りはしないと思っていたよ」

ピピン   「だが……」

※イスラスの顔が映る

ピピン   「まさか……四人目がいる事までは、予想していなかった」
ニスケンス 「あいつか……」
フーリア  「なかなか自分の壁を破れなかった奴だが、最近はグングン伸びてるな」
ピピン   「この調子なら狙えるぞ、ワールドカップ優勝も」
ファンベルグ「もちろんだ!我々の手で、決めてみせる!」
ピピン   「応援しているぞ、みんな!」


【ドイツ戦】

[試合前]

イスラス  「シュナイダー……
       彼は、俺の事をどう思っているんだろう」
イスラス  「虚名ばかりで実力の無い男だと蔑んでいるんだろうな。
       正直、これまでの俺はそう思われても仕方なかった……」
イスラス  「今の俺はそうじゃない……それを証明するためには
       あのシュナイダーに勝ってみせるしか無いんだ!!」

[試合中・シュナイダーとイスラスが接触]

※シュナイダーが勝った場合

シュナイダー「所詮、評判だけの男だったようだな!」
イスラス  「くっ……!」


※イスラスが勝った場合

シュナイダー「なにィ!」
イスラス  「これがシュナイダーに勝る俺のスピードだ!」


[試合中・イスラスがシュートを撃つ]

※ミューラーが止めた場合

ミューラー 「お前などシュナイダーの足下にも及ばん!」

※シュートが入った場合

ミューラー 「バカな!!」


[試合後]

※イスラスが取った得点 - シュナイダーが取った得点 +(上記のイベントでイスラスが勝っていたら+2)
 で両者の勝敗を決める


※イスラスがシュナイダーに勝った場合

イスラス  「勝った……俺はシュナイダーに勝ったのか……」

イスラス  「俺は噂ばかりの男じゃ無いと、これで証明できた……」


※イスラスがシュナイダーに負けた場合

イスラス  「くっ……駄目だな、俺は……。
       試合には勝ったが、これはファンベルグさんたちの力だ。
       なんとしても、決勝では結果を出さないと……!」


【決勝戦の対戦相手決定】

[宿舎でテレビ中継を見ているオランダ代表]

チャーリー 「決まったー!夢のワールドカップ優勝に向けて
       大空翼、この試合も八面六臂の大活躍だ!!」

ファンベルグ「ツバサ……。
       あの時からまた一回り大きくなったようだな。
       それでこそ決勝戦の相手にふさわしい!」

イスラス  「ツバサ……ファンベルグさんも、
       対決を楽しみにしている……。
       俺よりもはるかに凄い選手か……」


【日本戦】

[試合前]

翼     「ファンベルグさん!」
ファンベルグ「これから戦う敵に向かって、さん、はいらないぞ。ツバサ」
翼     「えっ……」
ファンベルグ「今日は、プロとしての心構えをテストしてやるために
       フィールドに立っているのでは無い。
       お互いの国に栄冠をもたらすために、
       サッカー選手として最大の夢を叶えるために、
       相手を倒すために来ているんだ!」
翼     「……はい!それは、ずっと前から……俺の夢でした!」
ファンベルグ「手加減はしないぞ!ツバサ」
翼     「全力で行きます!……ファンベルグ!!」
ファンベルグ「よし!」


イスラス  「ツバサ……ファンベルグさんの次に、
       世界最高のプレイヤーと呼ばれるのは
       たぶんお前なんだろうな」

※シュナイダーに勝っていた場合

イスラス  「俺は負けない……!
       お前と胸を張って戦えるところまで、俺は来たんだ!!」

※シュナイダーに負けていた場合

イスラス  「あのシュナイダーにも勝った男に、
       俺の力は通用するんだろうか……。
       だが……やるしかない!勝つしかないんだ!!」

[試合中・イスラスと翼が対峙]

イスラス  「ツバサ……!俺はお前を超えてみせる!!」
翼     「来い、イスラス!」

[試合中・ファンベルグと翼が対峙]

ファンベルグ「ツバサ!手加減はせんぞ!!」
翼     「全力で行くぞ、ファンベルグ!!」

[試合中・イスラスがレインボーオーバーヘッドを使用]

イスラス  「見せてやる!これが、今の俺の力だ!」

若林    「なにィ!!こ……これはファンベルグの……!!」

※判定は普通に行う

[試合中・石崎がボールを持ってペナルティエリアに入る]

ミハエル  「サルザキ!!
       今こそヤマザルスマッシュを決めるのデース!!」
石崎    「よーし!決めてやるぜ、ミハエル!!」

※ヤマザルスマッシュを使用する。判定は普通に行われるため、決まるとは限らない

※得点した場合

石崎    「どうだ!見たかーっ!」
ミハエル  「まさにミラクルモンキーね、サルザキ!!」

[日本が2点以上リードされている時にシュートする]

石崎    「これ以上、点差を離されてたまるかぁぁぁーーーっ!!」
石崎    「くそったれーーーっ!!」
石崎    「ぐわああああ!!」

チャーリー 「石崎、根性の顔面ブロック炸裂だーーーっ!!」

※シュートを全て阻まれるため、日本に3点以上リードすることはできない。また、ドリブルでGK抜きやPKは若林が全て止める

[試合後半・日本がリードされている時に翼にボールが渡る]

翼     「俺は諦めないぞ!!ゴールを奪えないキーパーなんて
       この世にいるわけ無いんだ!!」

※翼がドライブタイガーとブーストサイクロンタイガーを使用するようになる
※三杉がオーバーヘッドパスを使用するようになる
※このイベント以降、日本側BGMがキャプテン翼5のカンピオーネ戦のものに変化

[上のイベント後・三杉にボールが渡る]

三杉    「翼君!!日向!!」

※オーバーヘッドパスを使用、ボールを受け取った翼はブーストサイクロンタイガーを使用

翼     「決めるぞ!!ブーストサイクロン!!」
日向    「喰らえ!!ファイナルタイガァァァーーーッ!!!」

チャーリー 「これが全日本の最終兵器!
       ブーストサイクロンタイガー
       ツインシュートだぁぁぁーーっ!!」


【エンディング】

イスラス  「やった……!俺が勝ったんだ、あのツバサに……!」
ファンベルグ「よくやったぞ、イスラス……。
       これでもう、お前を過去の男だという者はいないだろう」
イスラス  「ありがとうございます!ファンベルグさん!」


翼     「負けた……。
       俺たちが……俺が子供の頃からずっと夢見ていた……
       ワールドカップ優勝の夢が……」
ファンベルグ「いい夢だな、ツバサ」
翼     「ファンベルグさん!
       今日は完敗でした……。でも、いい勉強になりました。
       4年後はきっと……俺たち日本が優勝してみせます!」
ファンベルグ「うむ。
       素晴らしい夢と言うものはな、
       それに向かって努力する人の姿が美しい夢のことを言うんだ。
       大きな目標を掲げ、それに向かって努力を怠らず、
       何が必要なのかを考え、
       困難に当たっても決してくじけず、あきらめない」
ファンベルグ「そんな男たちが戦うサッカーの夢は……本当に素晴らしい!」
翼     「はい!ファンベルグさん!」

ファンベルグ「そして、これからはツバサ、お前たちの時代だ。
       4年後に戦う相手は私ではなく、イスラスになっているだろう」
翼     「えっ……!」
イスラス  「そんな……!」
ファンベルグ「4年後には、きっと、今のようなプレーはできなくなっている。
       8年後も現役だとは思えないな。
       そんな日が来る前に、ツバサのような若者と出会えて……
       そして、イスラスのような若者を育てる事ができて……
       私のサッカー人生は、幸せだった」
翼     「ファンベルグさん!」
イスラス  「ファンベルグさん!」

※ファンベルグと翼、握手を交わす

チャーリー 「今、両キャプテンががっちりと握手を交わしました!
       日本代表惜しかった!しかし初の予選突破から準優勝までの激闘は
       きっと日本のサッカーに新しい道を、4年後の再挑戦に向けて
       切り開いてくれる事でしょう!」
チャーリー 「そして、優勝チーム、オランダのウイニングランが始まります!」


そして……稀代のサッカー選手ファンベルグはこの翌年、フィールドを去った。
それは一つの時代が終わり、新しい時代が開かれる象徴でもあった……。



(注記:ファンベルグのモデルとなった実在選手マルコ・ファン・バステンは1995年に怪我のため引退)


最終更新:2021年03月14日 14:28