【試合順】
- 練習試合1:日本(日本を操作)
- 練習試合2:ブラジル代表決定戦
- 練習試合3:デンマーク
- ワールドカップ南米予選リーグ:ペルー、コロンビア、ウルグアイ
- ワールドカップ本戦グループリーグ:アメリカ、ベルギー、イングランド、[イタリアかオランダ]
- ワールドカップ1回戦:フランス
- 2回戦:アルゼンチン
- 準決勝:ドイツ
- 決勝戦:日本
14試合。うち1試合は日本を操作。
【ストーリー】
日本と練習試合を行う事になったブラジル代表。
しかし、そこにカルロス・サンターナの姿は無かった……。
事実上、シニョーリのワンマンチームとなった陣容を前に、翼にかつての戦いの記憶が蘇る……。
[練習試合・日本戦]
※試合中、選手データの閲覧でシニョーリに「アクセルスピンパス」が加わっているのが確認できる。
試合中に使ってくる事は無く、性能は分からない。
あのシニョーリが必殺パスを持っているということを確認して、プレイヤーが以前との変化に驚くだけ。
翼 「シニョーリ!またお前一人で戦うつもりなのか!」
シニョーリ 「へんっ!サンターナのやつ、もうすぐコインブラが退院するからって
試合まですっぽかして他のやつらとどっかに行っちゃったのさ!」
シニョーリ 「なんだい、サンターナったらコインブラ、コインブラって、嬉しそうにさ……。
そんなに、コインブラのことが好きなのかよ!オレじゃ駄目なのかよ!
オレだって、サンターナと一緒にやりたいよ……。
もう、一人でサッカーやるなんて嫌だ……。
サンターナと一緒じゃなきゃ嫌なんだ……」
日向 「シニョーリ……お前、あの時から変わったな……」
シニョーリ 「なんだよ!文句あるのかよ!」
日向 「大きくなったな、と言いたかったのさ」
シニョーリ 「えっ……」
翼 「シニョーリ、今の君はきっと前よりも強い……。
一人だけで戦っていた時よりも、ずっと」
シニョーリ 「で、でも、今日はサンターナが……。
やっぱ、サンターナと一緒じゃなきゃ……」
翼 「今の君ならきっと……サンターナがいなくても十分な強敵さ」
シニョーリ 「えっ? な……なんなんだよぉ、それぇー!?」
[ハーフタイム、ブラジル優勢の場合]
シニョーリ 「ちっくしょう……。こんなの、勝ってても楽しくねえよ……。
オレ一人なんかじゃ……さみしいよ、サンターナ……」
[ハーフタイム、ブラジル劣勢の場合]
シニョーリ 「やっぱり……あいつら相手にオレ一人じゃ無理だよ……!
帰って来てくれよ、サンターナ……」
[試合後]
シニョーリ 「ちっきしょう!やっぱり負けちまったじゃねーか!
サンターナ、どこ行っちゃったんだよう……」
翼 「でも、君のプレイは前よりずっと良くなった。
サンターナとコインブラが戻ってきたら、勝てるかどうか……」
シニョーリ 「お前もコインブラかよ!もういいよ!」
※シニョーリ逃げ出す
翼 「あっ……」
日向 「子供なのは相変わらずだな、あいつ」
翼 「サンターナもずいぶん好かれてるみたいだね」
日向 「子守りも大変だな、まったく」
若島津 「ええ」
[練習場にて・ベンチから]
シニョーリ 「はあ……。もう練習する気も出ねーや……。
サンターナ……」
シニョーリ 「あれっ? なんだ、あの選手たち……知らない奴ばっかりだけど……」
シニョーリ 「サンターナ!なんであの中に?」
[練習場・グラウンド]
カルロス 「本当に……戻ってきてくれたのか……」
※キャプテン翼2と同じように、目線が隠れた状態から光が当たるコインブラ。BGMも同じものを流す。
カルロス 「コインブラ……!!」
コインブラ 「済まなかったなカルロス、今まで待たせてしまって……」
サンタマリア「カルロス!俺たちも、もう一度ブラジル代表に戻ってみせる」
ジェトーリオ「俺たちの力で世界一を取り戻すんだ!カルロス!」
ディウセウ 「やろうぜ!カルロス!」
カルロス 「サンタマリア、ジェトーリオ……!
ザガロ、ディウセウ、ネイ、トニーニョ、
リベリオ、ドトール、アマラウ……!
メオンにレナートまで……!みんな……!」
メオン 「ゲルティスが戻ってくるまではゴールは任せろ、カルロス」
コインブラ 「メオンごときに任せるようでは先が思いやられるぜ。
まあ、そのぶん俺とカルロスで点を取ってやればいい」
メオン 「ひでえなあ!おいカルロス、なんとか言ってやってくれよ!」
ネイ 「大丈夫だって!コインブラにカルロス、それに俺たちなら!」
[練習場・ベンチから]
シニョーリ 「なんだよあいつら、サンターナのこと、みんなカルロスって呼んで……」
シニョーリ 「仲、良さそうだな……。
なんか俺だけ、仲間外れみたいだ……」
シニョーリ 「そんなの、嫌だ!」
※シニョーリ、ベンチから飛び出す
[練習場・グラウンド]
シニョーリ 「なあ、サンターナ!」
カルロス 「うん?」
シニョーリ 「そ、そのさあ……。俺も、サンターナのこと……。
カルロスって、呼んで、いい……?」
カルロス 「……ああ、いいぜ!大歓迎だ!」
シニョーリ 「うん!ありがとよ、カルロス!」
※他の選手たちより背が低いシニョーリをみんなでじゃれ回す
コインブラ 「これで、こいつも俺たちの仲間だな」
コインブラ 「カルロスと共に……
日本を……ツバサを倒すための……!!」
【ブラジル代表決定戦】
こうしてフィールドに復帰したコインブラだったが、
現在のブラジル代表チームが簡単に復帰を認めるわけではなかった……。
[練習場で]
※フィールドに姿を現すコインブラたち
オリベイラ 「なんだ、お前たちは!大勢でゾロゾロと……」
コインブラ 「決まっているだろう。俺たちを代表チームに入れてもらう」
オリベイラ 「なにィ!」
コインブラ 「ブラジルの代表として再びツバサと戦うのは……俺たちだ……!!」
オリベイラ 「コインブラ……!」
オリベイラ 「貴様ら、そう言って何度日本に勝てなかった!
あげくデンマークには6-0で惨敗……
去年のコパ・アメリカではアルゼンチンのディアス一人に掻き回されて、
あれ以来、お前たちはもう使わんと言われているはずだ!」
オリベイラ 「コインブラにしても、退院したばかりで以前のようなプレーができるとは限らん。
俺は認めんぞ!不安定な戦力を抱えて勝ち抜けるほど、ワールドカップは甘くないんだ!」
ジョアン 「このワシが……」
オリベイラ 「!?」
ジョアン 「コインブラの復帰に太鼓判を押してもかね。オリベイラ」
オリベイラ 「あなたは……ジョアン!!」
ジョアン 「力は衰え、引退も間近だったお前をサンパウロに呼び寄せ、
再びチームのキャプテン、そしてブラジル代表が務まるほどに再生させたのはこのワシだ。
そのワシを疑おうと言うのか、オリベイラ」
オリベイラ 「うっ……!
し、しかし……!」
オリベイラ 「コインブラはまだともかく……
ザガロ、ネイ、サンタマリア、お前たちはもう代表入りする力は無い!」
コインブラ 「力ならば見せてやろう。
俺が動けるかどうかも……他のみんなが、かつての俺たちと同じかどうかも……!」
オリベイラ 「まさか……ジョアン……!」
ジョアン 「どうかね、オリベイラ。
彼らと君たちで、どちらがより強いブラジル代表と言えるか勝負してみては。
その結果で判断する。何よりも明確な判断と言えるじゃろう」
オリベイラ 「……分かりました。
だが、俺も簡単に代表の座を譲るつもりはありません」
オリベイラ 「それからサンターナ、シニョーリ、お前たちはこの試合には参加するな」
シニョーリ 「えー! なんでだよー!」
オリベイラ 「お前の実力ならもう分かっている。どっちにせよ、お前とサンターナの代表入りは確実なんだ」
シニョーリ 「ちぇーっ、分かったよ」
カルロス 「コインブラ……みんな……」
コインブラ 「任せておけ。俺は負けない……」
コインブラ 「もう、誰にも……」
コインブラ 「ツバサ・オオゾラにも!!」
[試合前]
リベリオ 「コインブラ。普段カルロスがいるポジションには俺が入るよ。
けど、はっきり言って俺はカルロスみたいにお前のプレイにはついていけない」
リベリオ 「だから……俺に合わせようとしないで、思い切り駆け回ってやれ」
コインブラ 「分かった」
リベリオ 「……なあ、こんな時に何だけどさ。
お前が現れてポジションを取られて、俺は悔しかったよ……。
どう考えても勝てる相手じゃ無いしさ……」
リベリオ 「こんな形でだけど、俺、やっとお前と同じフィールドでプレーできるんだ。
初めてなんだぜ? お前と一緒にプレーするの」
リベリオ 「そして、これが最後になっちゃうかも知れない。
お前の復帰戦……みんなが代表に戻れるかの大事な試合……。
せいぜい、足を引っ張らないようにしないとな」
コインブラ 「リベリオ……」
リベリオ 「勝とうぜ、コインブラ」
コインブラ 「ああ……必ず勝ってみせる!」
※3のブラジルチームからカルロスの代わりにリベリオがスタメン。ゲルティスはいないのでGKはメオン
※5のブラジル側はカルロスとシニョーリがいない。戦力的には3側が圧倒的に有利である
[ゴールキーパーにレナートを起用]
オリベイラ 「レナートだと? まさか、いくらなんでも……」
オリベイラ 「代表にふさわしい実力か……それ以前に、
サンパウロのレギュラーの座も掴んでいないと言うのに……」
バモラ 「ちょうどいい機会じゃないか。この俺を超えられるかどうか……
見せてみろ、レナート!」
※バモラの口調について。
キャプテン翼4での特徴的な話し方は、翼や石崎に向けて片言の日本語で会話しているためにあのような口調になったと解釈する。
ここではブラジル人同士の会話なので変な口調にはならない。一人称も「私」より「俺」の方が5のバモラらしいと考える。
レナート 「ついに、このチャンスがやってきた……!」
レナート 「いつもいつも、ブラジル代表に選ばれるチャンスを
ぎりぎりで逃してばかり……」
レナート 「だが、今日こそは違うぞ!俺はこのチャンス、掴み取ってみせる!!」
[試合中、ドリブル中のコインブラにオリベイラが接触]
オリベイラ 「コインブラ!お前が本当に復活したか、見せてもらう!」
コインブラ 「貴様らに俺を止められはしない!」
[試合中、トニーニョかジェトーリオがPA外でボールを持つ]
チャーリー 「これは!トニーニョ(ジェトーリオ)、この位置からシュートの態勢だ!」
オリベイラ 「なにィ!この距離からだと!」
トニーニョ 「俺たちはフィールドのどこからでもゴールを狙う!」
ジェトーリオ「このフィールドの全てが、俺たちの射程圏内だ!」
チャーリー 「トニーニョとジェトーリオ、ロングドライブツインシュート!」
※ロングドライブツインを使用。結果は通常通り判定する。
[試合中、ナシメントがメオンにドライブシュートを使用]
※自動的にキャッチ成功
メオン 「俺にはドライブシュートは通用せん!」
ナシメント 「なにィ!」
オリベイラ 「いかん、メオンのドライブシュート対策は完璧だ!
得点できるのは俺しかいないのか……!」
※この後、ナシメントは地上でシュートを撃たなくなり、シュートチャンスがあってもオリベイラにパスを出すようになる
[試合中、オリベイラのシュートをレナートが防ぐ]
オリベイラ 「なにィ!」
レナート 「や、やったぞ!
オリベイラさんのシュートを止めた……!」
バモラ 「ナイスセーブだ!レナート!」
[試合後]
コインブラ 「勝った……!」
リベリオ 「よおし、勝ったぜ、みんなー!」
ネイ 「やった!」
ザガロ 「俺たちが代表復帰だ!!」
オリベイラ 「………………」
ジョアン 「オリベイラ……これで良かったのかね。最後まで悪役を引き受けてくれて」
オリベイラ 「これでいいのです……。
引退の前に、素晴らしい若者たちに後を継いでもらえるのですから。
それができるサッカー選手などざらにいませんよ。
あのジャイロだってそんな幸運には恵まれなかった」
オリベイラ 「今年のコパ・アメリカ……サンターナを鍛えるためとは言え、
俺たちは勝手な理由で大事な試合をボイコットしてしまった。
それから、ブラジルサッカー協会から、ワールドカップには起用したくないと通告されました」
オリベイラ 「本当は、選ばれる資格が無いのは俺たちの方だったんですよ……」
オリベイラ 「だが、これなら大丈夫です。彼らはきっとやってくれますよ。
ワールドカップ優勝……俺たちに代わって……」
ジョアン 「オリベイラ……。ワシもそう信じておるよ」
コインブラ 「これでようやく戦えるな……。敵はツバサ・オオゾラ……」
カルロス 「その前に、借りを返さなくちゃならない相手がいる」
コインブラ 「!!
デンマークか……。あの屈辱……倍にして返してやるぞ!」
【練習試合・デンマーク戦】
奇跡を呼ぶ男、デンマークGKシューマッハ。
彼の前に、かつて完全に封じられて敗北したブラジル。
今、ここに、あの時の雪辱を果たす時がやって来たのだ。
※ほぼ3の陣容にシニョーリが加わった状態のブラジルを操作。
※カルロスとコインブラのガッツが無限に使えるため、ほぼ間違いなく圧勝する。
[試合中、それぞれが必殺シュートで得点する]
カルロス 「あの時とは違う!もう俺たちを止められはせん!」
シニョーリ 「すっげえ!さすがカルロスだ!」
コインブラ 「見たか!これがスーパーストライカーの真の力だ!」
シニョーリ 「ボールが……消えた……!?
なんて奴だよ、こいつ!」
シニョーリ 「へへん、ちょろいね!」
コインブラ 「こいつ、やるな……!面白い奴が入ってくれたぜ!」
[試合中、アクセルスピンパスをカルロスかコインブラに使用]
シニョーリ 「天才はパスだって天才なんだいっ!
受け取ってくれよーっ!」
※アクセルスピンパスをカルロスかコインブラが受ける
カルロス 「シニョーリのやつ、いいパスをくれるぜ!」
コインブラ 「このパスの威力に、俺たちの力を加えれば……!」
チャーリー 「カルロス、コインブラのリーサルツイン!
い……いや、これは!さらに威力を増した!
リーサルトライシュートだぁぁぁっ!」
※自動的に得点。
※カルロスとコインブラが必殺シュート「リーサルトライ」を修得。
[カルロス、コインブラのガッツが300以下になるとガッツ全回復]
カルロス 「この程度で、俺たちの屈辱は晴らしたことにならん……!!」
シニョーリ 「すっげえ気迫だ……!
こんなカルロス、今まで見たことねえ……!」
コインブラ 「まだだ!スーパーストライカーの受けた屈辱……!
この程度で済まされると思うなよ!!」
シニョーリ 「なんだよ、この殺気……!
なんか相手に恨みでもあんの!?」
[試合後]
こうして、ブラジルはかつての屈辱を晴らした。
もはや彼らの目指すものただひとつ、それはワールドカップ優勝だった……。
最終更新:2024年08月31日 00:51