【裏設定】

キャプテン翼6妄想企画の前提となる、「キャプテン翼5までに起きていたこと」の設定です。


[コインブラについて]

(関連:ストーリーデモ

キャプテン翼2以前の時期、コインブラを育成したのはジョアンだった。
カンピオーネを結成しようと思い立った時に最初に指導した選手がコインブラだったが、
ついにチームとして活動を開始した時に入院していたのでスカウトできなかった。

詳細はコインブラについてのページに記載。


[ユニバーサルユース当時にポブルセンとフライハイトはドイツチームにいた]


東西ドイツの統一を記念した大会で東ドイツの選手が全くいないのは不自然すぎる。
DFの3名は東ドイツの選手だったのではないか。ポブルセンも東ドイツ出身ではないかと想像する。

シュナイダーの演説の全文はこうあるはずだったのではないだろうか。

俺たちはこの大会に備えて世界中で腕を磨いてきた!

カルツは歴史あるイギリスのサッカーを!
シェスターはシャンペンサッカーと呼ばれるフランスの個人技を学んだ!
カペロマンはメキシコでスタミナを養い、必殺シュートに磨きをかけた!

マーガスはブラジルでディウセウやサトルステギと競い
ワカバヤシを一撃で粉砕するヘディングを会得した!
そしてリオ・カップの決勝でツバサと戦い、伏線を張る計画だったが
準決勝でカルロスに負けて台無しになった!

ポブルセンは前の試合でレッドカードを喰らい出場停止!

秘密兵器のフライハイトは、今日は晴れてしまったのでベンチで応援している!

それはともかくゲルマン民族の誇りに賭けて、この勝利渡さん!!
(赤字部分は酷すぎるので発言しなかった)

「マーガスだけ話題に出てこない」「翼だけ事前にドイツ選手と戦わない」という二つの不自然さから、
ブラジル担当はマーガスだったのではないか、ちょうど必殺ヘディング使いが二人もいるので彼らと戦っていたのではないか、と想像。


[ストラットの必殺タックル]


ストラットはバンビーノを再起不能に追いやった必殺タックルを持っていたが、事故以来封印していた。
ワールドカップ決勝戦で、ついにその封印を解く。

……と言う事にでもしないと、通常のタックルとショットガンドリブルでバンビーノが負ける展開にならない。
ついでに強引なドリブルも追加。
強引なドリブル&ショットガンドリブルによるゴールデンコンビは、ワンツーをやりながら人を吹き飛ばしていくかも知れない。



【没設定】

設定として考えてみたものの、採り入れる事は無かったアイデアです。


[ジャイロは作中時期に存命である]

ペレ(1956~1971年にブラジル代表)よりも前の世代であるジャイロは、
カナリアスターズに在籍する、オーバーヘッドキックの元祖レオニダス(1932~1946年にブラジル代表)と同世代の人物と仮定すれば
作中時期(1980年代~1994年)には存命であっても不思議では無い年齢と考えても良い。
(ただし、ペレから何年前の人物だったのかは定かでは無いので、すでに亡くなっているという可能性も十分にある。
 存命説はあくまで「可能性は否定できない」というだけで、絶対的なものではない)

このジャイロがブラジル代表の監督あるいは隠れたコーチとして、コインブラに「真のサイクロン」を伝授するラスボスとして登場する、という案。
世代的にはジョアンが現役時代の監督であり、ジョアンはジャイロの現役時代を知っていたという事でも良い。

この案は「翼の師匠であるロベルトの師匠であるジョアンの師匠であるジャイロ」といった「前ボスより強い新ボス」の位置づけになるが、
単純なインフレ構造に組み込まれるだけであり、またジャイロの存在を「今はもう手の届かない伝説の選手」から「翼が打倒し得る対戦相手」に引き下げてしまうことを意味する。
ジャイロの存在の魅力は、もはや並び立つことが永遠に叶わない存在であるからこそという点を外してはならない。

対戦相手としてではなく、ストーリー上で観客席から翼たちのプレーを眺め、翼のサイクロンに対して批評を加えるという形で登場させるのもいいが、
これもやはり彼のサイクロンを「幻の存在」から引き下げてしまうことにしかならず、魅力を損なってしまうだろう。


[ジャイロが使っていたサイクロンの正体]

ゲーム中で使用されるサイクロンは、伝説をもとに翼が開発した新しいシュートである。ジャイロが使っていた技はどんなものだったのか明示はされない。
当「キャプテン翼6」の妄想でも様々な形のシュートが「これが真のサイクロンなのでは?」と推測されるが、やはりジャイロ版サイクロンが明かされることは無い。
上記の「ジャイロがラスボスとして立ちはだかる(=翼がジャイロを倒してしまう)」と同じく、それは結論を出してはならない話題だからである。

ここで裏設定/没設定として考えているのは、「ジャイロのサイクロンは翼の考えたものとは全く違っていた」「翼版サイクロンとは、優劣を競うことができるものではなく、完全な別路線であり比較対象では無かった」というものである。


まず確定的なのは
  • ヘディングが苦手なジャイロは、浮き球に対してどうにかする必要があった
  • サイクロンを止められるゴールキーパーはいなかった(世代的にはカナリアスターズのジウマールですら取れなかったという事になる)
という2点。

翼が開発したものとは異なる点は
  • どんな状態からでも瞬時に撃って得点できるシュートである。上から落ちてくるのを待たねばならない初代サイクロンや、強力なパスを必要とするブーストサイクロンとは完全に別物である
という事。


その正体は、当時レオニダスが開発して間もない(そして翼たちの世代ではごくありふれた技になっていた)オーバーヘッドキックの事だった、という案。
ただし、そこから放たれるシュートは変幻自在の変化を見せ、ゴールキーパーが右に飛べば左に、左に飛べば右に変化し、また手を伸ばした位置から曲がって取れない距離に逃げていく。
これが「誰にも取ることができなかった」という意味であり、翼たちが行う「取ったゴールキーパーを吹き飛ばして無理矢理ゴールする破壊力」では無かった。

地上、低い浮き球(ボレー)、本来は頭で処理するはずの高い浮き球(オーバーヘッドキック)を問わず全てキックで処理して、
一定の軌道では無く、様々な変化をその都度使い分けて得点するジャイロのプレースタイルそのものを指して「サイクロン」と呼ばれたのであり、
実は「ある特定の必殺シュート」では無かった。
そのため、後に「サイクロンとはどんなシュートだったか」を調べても、誰にもその正体が特定できなかったのである。

言葉にすれば「あらゆる体勢から放たれる、あらゆる変化を見せるシュート」ということになるが、それは不定形であり、
翼が開発した「最強の威力を持つ、一つの定まった形を持つシュート」とは別のものだった。

ゲーム中の技として設定するのなら、
  • 地上/低い浮き球/高い浮き球を問わず使用可能。モーションは地上シュート、ボレー、オーバーヘッドでそれぞれ行う
  • 威力は極めて高いが、吹き飛ばし能力は無く、消費ガッツも低いので連発できる
  • アニメーションは一定ではなく、ボレーシュートの体勢からドライブシュートのように上下したり、オーバーヘッドキックの体勢からバナナシュートのように横に曲がったり、翼のサイクロンのように螺旋軌道を描いたりするのをランダムに組み合わせたものになる
と言ったところだろうか。


以上の事は、「ジャイロのサイクロンとはいったい何だったのか」という事の一つの仮定であり、
やはり「こうだったのだ」という結論を出すのはやめた方が良いという気持ちの方が強い。


最終更新:2024年08月31日 00:51