3すくみ

3すくみ

聖戦の系譜以降に搭載されたシステム。互いの武器の相性により、攻撃力や命中率へ補正がかかる。

作品によって武器種の間の有利不利の関係は変わるが、の三大近接物理武器に関しては
  • 剣>斧>槍>剣>…
の関係で安定している。
魔道書といった間接武器の扱いは作品によってまちまち。竜石やそもそも武器でないは3すくみの影響を受けない。

聖戦の系譜/トラキア776

初の3すくみ実装となる作品と、同じ世界観の続編。
聖戦時代は斧の冷遇が続いているが、自軍の斧使いユニットが貴重で、良くも悪くも独特な立ち位置で個性が出ていた。
トラ7にて優秀な斧使いの登場や体格システムの実装により、斧の冷遇問題は解消される事となる。
この時点で物理武器においては基本的な土台が完成しているが、魔法武器についての強弱関係が少し特殊。というのも、両作品の世界観では
と、光と闇が理系の3属性に対して絶対的に優位となっているのである(光と闇がぶつかった場合は対等な魔法戦となる)。
メタな事を言うと、種類が少なく出番が後半に集中する光魔法闇魔法に特別性や優位性を持たせるため…だろうか。

聖戦は武器の個性を際立たせる為、極めて強い補正(命中±20)がかかるので、技・速さの極端に低いアーダン等であっても有利な斧相手には結構戦えたりする。また、3すくみの影響がない弓使いは常時安定して戦える。

逆に、出撃要員が限られる場面の多いトラキアでは、極めて補正が軽く(命中±5)設定されており、殆ど相性を気にする場面がない。

封印の剣

炎・雷・風が理魔法というカテゴリに統一されたため、ファイアーだろうがサンダーだろうがエイルカリバーだろうが同属性ということで有利不利は無くなった。
また、光・闇との関係が以下のように組み直された。
  • 理>光>闇>理>…

すくみ補正は以下の通り。
  • 有利側…命中+10、武器威力+1
  • 不利側…命中-10、武器威力-1
本作は剣と理以外の命中が極端に悪く、10%という補正は正直物足りない。下手に3すくみを意識するよりも、素の命中が安定している剣や理で殴ったほうが良いという場面も見られた。
また、パラディンジェネラルも(剣)・槍・斧使いになっており、手槍より命中は劣るが手斧のほうが3すくみ的に有利なので、とにかくみんなで手斧を担ぐ…というテクニックも生まれた。

武器自体の威力が変化するため、特効武器の攻撃力が大きく変化する。
3すくみを反転させるバスターシリーズ武器の初登場作品でもある。
ソードキラーは存在しないのでパワーバランスは保たれており、使いこなせば便利な武器種。といったカタチで活躍していた。


烈火の剣/聖魔の光石

武器同士の関係は封印と同じ。すくみ補正は以下の通り。
  • 有利側…命中+15、武器威力+1
  • 不利側…命中-15、武器威力-1
剣一強な状態を意識してか補正が大きくなった。
どちらか片方がバスターシリーズを使用すると補正が倍になる。ソードキラーが強い理由の一つ。
双方が使用した場合はそのまま。

蒼炎の軌跡

理魔法が再び3属性に分割されたため、以下の3すくみが復活。
  • 炎>風>雷>炎>…
一方で闇魔法が削除されたため、光魔法はすくみの関係から外され、どの武器に対しても有利不利が無くなった。

すくみ補正は以下の通り。
  • 有利側…命中+10、武器威力+1
  • 不利側…命中-10、武器威力-1
すくみによる命中補正が10%に戻った。

暁の女神

闇魔法が復活し、魔法のすくみが以下のように組み直される。
  • 炎>風>雷>炎>…
  • 炎・雷・風>光>闇>炎・雷・風>…

すくみ補正は以下の通り。
  • 有利側…命中+10、武器威力+1
  • 不利側…命中-10、武器威力-1
難易度マニアックの場合3すくみが無効になる。

新・暗黒竜と光の剣/新・紋章の謎/覚醒

魔道書の属性分けが廃止されたため、魔法系3すくみが完全消滅。
また、すくみ補正が有利側の武器レベルに依存して変化し、同時にすくみ不利側は武器レベルによる補正を無効化されるようになった。
加えて、ダメージ補正が武器威力ではなく最終攻撃力にかかるようになり、すくみ補正に対して特効補正が乗算されることがなくなった。

  • 有利側E、D
    • 有利側…命中+5
    • 不利側…命中-5、武器レベル補正無効
  • 有利側C
    • 有利側…命中+10
    • 不利側…命中-10、武器レベル補正無効
  • 有利側B
    • 有利側…命中+10、攻撃力+1
    • 不利側…命中-10、攻撃力-1、武器レベル補正無効
  • 有利側A
    • 有利側…命中+15、攻撃力+1
    • 不利側…命中-15、攻撃力-1、武器レベル補正無効

最終的にはまた15%の補正に戻った。
これらの作品では武器レベル補正が非常に大きいため3すくみが非常に重要になっている。
例えば相手が剣Aで、こちらが槍Bの場合、攻撃力を4も下げることができる。

if

従来の三大近接武器の相性に加えて、魔導書(呪)、暗器(手裏剣)、弓(和弓)にも3すくみが存在し、相性は以下の通り。

赤属性(剣・魔導書)>緑属性(斧・弓)>青属性(槍・暗器)>赤属性>…

各色の関係は、ポケモンの炎・水・草のタイプ相性と同じである。
同じ色であれば同じ属性とみなされるため、例えば剣は斧だけでなく、弓に対しても有利となる。

絡繰人形、ゴーレム、ノスフェラトゥ、竜、獣系のユニットが使用する「絡繰鋸」「岩石」「拳」「ブレス」「竜石」「獣石」は三すくみの影響を受けない。

すくみ補正は新暗黒竜・新紋章・覚醒と同じ。

ヒーローズ

if同様の属性、赤、青、緑に無色(白)を加えた三すくみとなっている。
命中・回避の概念が無い本作では
三すくみ有利時には威力1.2倍
三すくみ不利時には威力0.8倍の補正がかかる。
剣は赤、槍は青、斧は緑、杖は無色となり、
魔道書、弓、暗器、獣、竜は4種の属性のどれかに属している。
(例:赤弓、無色獣、緑竜など。魔道書のみ武器継承は同色に限られるという特徴あり)

無色属性は三すくみの影響を受けず、どの属性と戦闘しても同色属性と同様の計算式となる。
ただし例外として、レイヴン系魔法など無色に対して有利をつける武器との戦闘時は三すくみ不利を受けてしまう。

幻影異聞録♯FE (Encore)

システム上の三すくみは存在しないが、
敵味方問わず原作の三すくみ不利に対しては弱点をつかれてしまうという三すくみを再現した弱点構成となっている。
「弱点を突くことが超重要なゲームシステム」に定評があるアトラス社とのコラボ作品らしい要素。

風花雪月

三すくみが廃止。
しかし「⚪︎殺し」系のスキルが、従来の有利武器装備時のみ発動するようになっており、
この⚪︎殺し系のスキルを装備する事で従来の三すくみを再現可能となっている。
DLC「煤闇の章」では敵味方共にこの⚪︎殺し系スキルを所持したユニットが多い為、三すくみを把握して戦術を練る必要がある。

無双 風花雪月

本編には三すくみはなかったものの、無双には存在する。
剣、槍、斧以外にも魔法>弓>格闘>魔法という、ifに類似したすくみが存在。
すくみ有利の効果は「与えるダメージがアップ」「スタンゲージの発生率と減少量がアップ」。
踊り子とダークメイジのみ通常の三すくみと有利な敵が異なり、踊り子は魔法に、ダークメイジは騎馬に有利。

エンゲージ

3すくみが復活。
従来の剣、槍、斧の三3くみに加え
体術は短剣、魔道書、弓に対して一方的に有利を取れるという相性が追加された。

有利属性でダメージを与えた場合、相手を次の戦闘終了まで反撃不可にする「ブレイク」状態にする。
なお、戦闘スタイルが重装(アーマー系)の場合、三すくみによるブレイク状態を受けない。

命中率や攻撃力の補正はなく、ブレイク以外には影響を及ぼさないようになっている。

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最終更新:2025年02月19日 13:00