しあわせなしょたいをもたせてやりたい(幸せな所帯を持たせてやりたい)
しあわせにしてやれ(幸せにしてやれ)
しおいりのせんすい(潮入の泉水)……庭の池に海の水を引き入れている造りのこと。海水魚などを釣ってたのしむ。
しおだち(塩断ち)
しおまいておくれ(塩撒いておくれ)
  • しおをおまき(塩をお撒き)
しおものひもの(塩物干物)
しかいきようしてかがみのごとし(四海清うして鏡のごとし)
しかいじんにきしばんぽうはいしゅせん(四海仁に帰し万邦拝手せん)
しかいなみたいらかにひゃくせんうしおおつ(四海浪平かに百川潮落つ)……天下泰平でしずかなこと。
しかくばる(四角張る)……形式張る。
しかけ(仕掛・装置)
しかけかた(装置法)
しかしよのなかはさまざまじゃな(しかし世の中は様々じゃな)
しかとうけたまわっております(しかと承っております)
しかともうとつけたぞ(しかと申し付けたぞ)
しからばせっしゃは(然らば拙者は)……これにて失礼。
しからばもうしあげます(然らば申し上げます)
しかるべきすじのもの(しかるべき筋の者)……専門の部署の者。
  • しかるべきすじのものにまかせよ(しかるべき筋の者に任せよ)
しかるべきてをうつしょぞん(しかるべき手を打つ所存)
じきじきのおこえがかり(直々のお声掛かり)
じきじきのおことば(直々のお言葉)
じきじきのおでまし(直々のお出まし)
じぎじきのおすみつき(直々のお墨付)
しきじょう(色情)
  • しきじょうにおぼれ(色情に溺れ)
じきそにおよぶ(直訴に及ぶ)
じきにしょうきづくであろう(直に正気づくであろう)
しくみをかえて(脚色を換えて)
しけ(時花)……季節折々の花。仏前に供える。
じけんとうや(事件当夜)
しごくけっこう(至極結構)
じごくのいっちょうめ(地獄の一丁目)
  • ここはじごくのいっちょうめといってにちょうめのねぇところだ(ここは地獄の一丁目と言って二丁目の無ぇ所だ)
じごくのさたもかねしだい(地獄の沙汰も金次第)……《地獄の沙汰もなんとやら》
しごとっぷりはたいしたもの(仕事っぷりは大したもの)
しごとはこれっきりだ(仕事はこれっきりだ)
しこんしん(紫金身)……ひかりかがやく体。
しさいあるまいがの(仔細あるまいがの)
しさいない(仔細ない)
ししくったむくい(猪喰った報い)
ししっぱな(獅子っ鼻)……大きな鼻。「ししばな」
しじみうり(蜆売り)……▼子供の仕事としてしばしば登場する。
しじみははりにかかりますまい(蜆は針に掛かりますまい)……貝は釣竿では捕れませんよ。
じじょうによってはたすけになろう(事情によっては助けになろう)
しじょのへんせん(四序の変遷)……寒熱の往来。季節の動くこと。「陰陽の代謝」
じしんばん(自身番)……番屋。
しずかにせんかっ(静かにせんかっ)
しせいにでいりをする(市井に出入りをする)
しせいのかたすみ(市井の片隅)
じせつをまつ(時節を俟つ)
じそしてきたもの(自訴して来た者)
じそしてくる(自訴して来る)
しだいによっては(次第によっては)
  • しだいによっちゃぁなんとかなるかもしれないぞ(次第によっちゃぁなんとかなるかも知れないぞ)
  • しだいによってはな(次第によってはな)
  • しだいによってはゆるしてつかわさないでもない(次第によっては許して遣わさないでもない)
したたかなやつ(したたかな奴)
したておろしのふりそですがた(仕立卸の振袖姿)……お嬢さまの美服。
したくにてまどって(支度に手間取って)
したくをしてくれ(支度をしてくれ)
したにしたに(下に下に)……大名行列の触れ声。「下におろう」
したをまく(舌を巻く)……驚嘆する。
  • したまきましたぜ(舌巻きましたぜ)……さすがおかしらの腕だ。
しちてんばっとうのくるしみ(七転八倒の苦しみ)
しちゅうとりしまり(市中取締り)
  • しちゅうのとりしまり(市中の取締り)
しちゅうひきまわしのうえはりつけごくもん(市中引廻しのうえ磔獄門)……重いおしおき。
しちょう(紙張)……紙でつくられた蚊帳のようなかたちのもの。病人や旅人が用いる。
しちりがなだ(七里が灘)
  • そなたおもえばしちりがなだを(そなた思えば七里が灘を)
しっかりおかせぎなさいまし(しっかりお稼ぎなさいまし)
しっかりしてやがるぜ……ずいぶんチャッカリしてる。
じつにしゅしょうであるほめてとらすぞ(実に殊勝である褒めて取らすぞ)
しっぽをつかむ(尻尾を掴む)……手がかりを得る。
  • しっぽをつかんでみせるぜ(尻尾を掴んでみせるぜ)
しつれいごめんくださりませ(失礼ごめん下さりませ)……訪問先へ呼びかけるあいさつ。
しつれいのだんはこのとおりおゆるしねがいたい(失礼の段はこのとおりお許し願いたい)
しでのたび(死出の旅)……十万億土へお陀仏。
しでのたびじ(死出の旅路)
  • しでのたびじのまえいわい(死出の旅路の前祝い)
しなんやく(指南役)……《ご指南役》
しにがみははなれたらしいや(死神は離れたらしいや)
しのごのぬかしてるといのちがなくなっちまうぞ(四の五のぬかしてると命が無くなっちまうぞ)
しはいちがい(支配違い)……管轄外。
  • しはいちがいだからまちかたはでをだせないはずだ(支配違いだから町方は手を出せないはずだ)
しばいのどくじんとう(芝居の独参湯)……独参湯は薬のこと、『仮名手本忠臣蔵』が必ず客入りの回復に繋がることを謂ったもの。
しばらくまちゃれ(暫く待ちゃれ)
じひさしくわえて(慈悲差し加えて)……減刑の処置のあるときのことば。
じひぶかい(慈悲深い)
じひのこころにどくのやいばはあてられませぬ(慈悲の心に毒の刃は当てられませぬ)
じひぶかきもの(慈悲深き者)
じびょうのしゃく(持病の癪)……さしこみ。
しびれ(痺れ)……体がうまく動かないこと。
  • しびれがのこっている(痺れが残っている)
しびれぐすり(痺れ薬)
しぶといくせもの(死太い曲者)……はやく白状をせい。
しぶんにとりたてる(士分に取り立てる)……武士階級になる。
じぶんのちをわけたこ(自分の血を分けた子)……実の子ども。
じぶんのみかわいさに(自分の身かわいさに)……味方を売る。
じべたにあたまをすりつけてたのんでみます(地べたに頭を擦りつけて頼んでみます)
しま(島)……米のめしのこと。大阪でのことば。米会所のあった「堂島」を意味する。
しま(島)……島渡り。布の縞模様のこと。
しま(島)……遠島の流罪地。
  • しまおくり(島送り)……流罪、島流し。
  • しまおくりのじゅうざいにん(島送りの重罪人)
  • しまがえり(島帰り)
  • しまづとめ(島勤め)……遠島の刑に服する。
  • しまながし(島流し)……遠島・流罪。
しまつ(始末)……消してしまえ。
  • しまつしちまえ(始末しちまえ)
  • しまつをつけておくれ(始末をつけておくれ)
しまつのわるいさけ(始末の悪い酒)……酒癖がよくない。
しみったれ……けち。
じめんぐるみ(地面ぐるみ)……土地付き。「地面ぐるみ買い取る」
しもがれ(霜枯れ)……収入の悪い時期。
じゃあくなはかりごと(邪悪な謀)……陰謀。
しゃえとくじょう(捨穢得浄)
しゃく(癪)……差し込み。急な胸や腹の傷み。「持病の癪が」
  • しゃくめがわざをなします(癪めが業をなします)……癪で苦しんでるひとのことば。
  • しゃくをさいかへおさめましょう(癪を臍下へ納めましょう)……癪で苦しんでる相手の帯の下へ手を入れる口実。
しゃくざいしゃくせん(借財借銭)
しゃくしじょうぎ(杓子定規)
  • そんなしゃくしじょうぎなまねはしねぇ(そんな杓子定規な真似はしねぇ)
しゃくせんのさいそく(借銭の催促)
しゃくにさわる(癪に障る)
しゃくをいたせ(酌を致せ)
じゃけん(邪剣)
  • じゃけんをもちいてのしょうぶにかちまけなどない(邪剣を用いての勝負に勝ち負けなどない)
じゃけんのやいば(邪慳の刃)
  • じゃけんのやいばにかけられて(邪慳の刃にかけられて)
  • じゃけんのやいばにつらぬかれ(邪慳の刃に貫かれ)
しゃっきんでにこごる(借金で煮凝る)……身動きがとりづらい。
しゃなりしゃなりあるく(しゃなりしゃなり歩く)……お上品。
しゃにむに(遮二無二)
じゃのみちはへび(蛇の道は蛇)
じゃまだてする(邪魔立てする)
  • じゃまだていたすとようしゃはせぬぞ(邪魔立て致すと容赦はせぬぞ)
  • じゃまだてはむようにいたせ(邪魔立ては無用に致せ)
じゃまをしたな(邪魔をしたな)……さらばじゃ。
しゃみせんのししょう(三味線の師匠)
しゃみせんひき(三味線弾き)……三味線奏者。「三味線野郎」の意味合いも。
しゃみせんやろう(三味線野郎)……口先ばかりの人物。
しゃらくせぇ……《しゃらくさい》
  • しゃらくせぇやろうだ(しゃらくせぇ野郎だ)
しゃれたまねやらかす(洒落た真似やらかす)
しゃれもの(洒落者)
しゅいれ(朱入)……刺青の彫り方のひとつ。仕上げに彩りを入れること。▼刺青の色彩は古くは墨・朱・紅殻(べんがら)が用いられてた。
しゅうげん(祝言)
しゅうげんのひどり(祝言の日取)
しゅうげんもまんしがたし(衆眼も瞞し難し)……かんたんにだますことは出来ない。
しゅうさいせり(収載せり)……掲載しました。
じゅうじくつわ(十字轡)……丸に十の字のしるし。轡十字。
じゅうじゅうふとどき(重々不届)
  • じゅうじゅうふとどきによりせっぷく(重々不届きにより切腹)
じゅうじゅうふとどきしごく(重々不届至極)……ふとどきのいちばん重いクラス。
じゅうだいのたから(重代の宝)
しゅうたんば(愁嘆場)……お芝居の泣きどころ。「うれいば」
じゅうねんもたてばひとのそうもかわる(十年も経てば人の相も変わる)
しゆうのしゅうちゃくふかくして(雌雄の執着深くして)……鴛鴦の性質。
じゅうりょうぬすめばくびがとぶ(十両盗めば首が飛ぶ)……ご定法。
  • じゅうりょうぬすめばくびがとぶってことぐらいおまえさんもしってるだろ(十両盗めば首が飛ぶって事ぐらいお前さんも知ってるだろ)
  • じゅうりょうぬすめばくびがとぶんだよ(十両盗めば首が飛ぶんだよ)
しゅうれんをつむ(修練を積む)
しゅぎょう(修行)
  • しゅぎょうにうちこむ(修行に打ち込む)
  • しゅぎょうにはげむがよいぞ(修行に励むがよいぞ)
  • しゅぎょうはつらいぞ(修業は辛いぞ)
しゅくがんでござった(宿願でござった)……長い間の悲願。
しゅくば(宿場)
しゅくばまち(宿場町)
じゅしぼみはおつる(樹凋み葉落る)……秋冬になった木立ち。
しゅつじんじゃ(出陣じゃ)……「いざ出陣じゃ」
しゅっせすごろく(出世双六)
しゅっぷせよ(出府せよ)
しゅにまじわればあかくなる(朱に交われば赤くなる)
しゅみちょうじょうにきんしょうをうつ(須弥頂上に金鐘を撃つ)
じゅみょうがじゅうねんはちぢまったよ(寿命が十年は縮まったよ)
じゅみょうのくすり(寿命の薬)
しゅらをかさねるころしあい(修羅を重ねる殺し合い)
しゅらんのくせ(酒乱の癖)
しゅんちょうはしゅんぷうになきしゅんぎょはしゅんすいをろうす(春鳥は春風に啼き春魚は春水を弄す)
じょう(情け)
  • じょうがふかい(情が深い)
  • じょうがふかいものはけぶかい(情が深い者は毛深い)……毛深いひとへの褒め言葉。
  • じょうにあつい(情に篤い)
じょうい(上意)……主君の命令。「ご上意」
  • じょういであるぞ(上意であるぞ)
じょういうち(上意討ち)
じょうか(城下)……城下町。
  • じょうかにせんにゅうしたものと(城下に潜入したものと)
しょうぎ(床几)……腰掛。茶店などでは座布団や緋毛氈が敷いてある。
しょうきん(正金)
  • しょうきんでにしゅ(正金で二朱)
しょうぐんけのごじょういである(将軍家のご上意である)……控えよっ。
しょうこがため(証拠固め)
じょうし(上使)……つかわされて来たお使者。「ご上使さま」
しょうじきなあきんどでございます(正直な商人でございます)
しょうじきにさえしていればかならずしあわせになる(正直にさえしていれば必ず幸せになる)
しょうじきもの(正直者)
しょうじんあげ(精進揚)……野菜やきのこなどの天ぷら。
しょうじんもの(精進物)……なまぐさものを用いない献立。精進。
じょうじんのふるまいとはもうせぬ(常人の振舞いとは申せぬ)
しょうちしねぇ(承知しねぇ)
じょうちかえってひとをまよわす(浄地却って人を迷わす)
しょちゅうやすみ(暑中休業)
じょうてんき(上天気)
じょうないへおなりをねがい(城内へお成りを願い)
しょうねがくさってる(性根が腐ってる)
しょうねがはいってないからそういうことになるんだ(性根が入ってないいからそういう事になるんだ)
しょうばいがたき(商売敵)
しょうばいなかま(商売仲間)
しょうはしょうめいをなしくはくきょうをなす(鐘は鐘鳴をなし鼓は鼓響をなす)
しょうふくできぬ(承服できぬ)
じょうぶつ(成仏)
  • じょうぶつしやがれ(成仏しやがれ)
  • じょうぶつしろ(成仏しろ)
  • じょうぶつできずにさまよってる(成仏出来ずに彷徨ってる)
じょうぶなからだ(丈夫な体)……健康体。
しょうもん(証文)……契約書。
  • このしょうもんにはんをついとくれ(この証文に判を突いておくれ)
  • しょうもんさえこちらにあればこっちのもんだ(証文さえこちらにあればこっちのもんだ)
  • しょうもんはなくなっちまったんだから(証文はなくなっちまったんだから)
しょうゆだる(醤油樽)……居酒屋の腰掛。
しょうゆどようにさけかんに(醤油土用に酒寒に)……それぞれの製造時期を示したことば。
しょうわる(性悪)……性根が悪い。
しょうわるおんながいたについてきたな(性悪女が板について来たな)……いよいよ悪いやつになって来たもんだ。
しょきあたり(暑気中り)……熱気にやられる。
しょきばらい(暑気払い)……暑さを吹き飛ばすためのこと。
しょこくしゅぎょうのみ(諸国修行の身)
しょこくをわたるてんじくろうにん(諸国を渡る天竺浪人)
しょしき(諸色)……いろいろな物品。
  • しょしきがたかい(諸色が高い)
  • しょしきこうとう(諸色高騰)
  • しょしきねあがり(諸色値上り)
しょてんじんみゃくするにみちなくまげひそかにうかがえどもみえず(諸天尋覓するに路なく魔外溍に覰えども見えず)
しょほうへでかせぎ(諸方へ出稼ぎ)
しょぼんのぽぉ……気が抜けてる、萎れてる。
しらす(白洲)……奉行所などで吟味取り調べをおこなう場。下に白砂が敷いてある。
  • しらすであるぞ(白洲であるぞ)
  • しらすにていつわりをもうすとおもきとがにあたるぞ(白洲にて偽りを申すと重き咎にあたるぞ)
しらないったらしらないよ(知らないったら知らないよ)
しらぬかおのはんべえさん(知らぬ顔の半兵衛さん)……知らん顔をすること。
しらぬぞんぜぬ(知らぬ存ぜぬ)
  • しらぬぞんぜぬでとおせるもんか(知らぬ存ぜぬで通せるもんか)
  • しらぬぞんぜぬをきめこむおつもりか(知らぬ存ぜぬを決め込むおつもりか)
しらねぇなぁそんなむすめは(知らねぇなぁそんな娘は)
しらばっくれるのもいいかげんにしろ(しらばっくれるのもいい加減にしろ)
しらをきる(しらを切る)……知らないことを装う。
  • しらをきってもむだだよ(しらを切っても無駄だよ)
しりっぺた(尻っぺた)……おしり。
しりはしょり(尻端折り)……着物をすそをまくり上げた着方。歩きやすい。
しりもちつく(尻餅突く)……転んで尻を打つ。
しりょたらざるもの(思慮足らざる者)……考えの至らぬ愚かな者たち。すぐに悪の道へ走るような心根の弱き者たち。
しるこもち(汁粉餅)……▼古くは「しるこ」ではなく「しるこもち」と称するのが一般的だった。
しるし(効験)
じれったい……《じれってぇ》
  • じれったいじゃありませんか
しろしゅす(白繻子)……白の繻子。
しろりんず(白綸子)……白の綸子。着物などに用いる。
  • しろりんずのくみしろ(白綸子の組白)……組白は二枚白を重ねること。正月などに武家の女性が着る。
しわばらをかききって(皺腹を掻き切って)……切腹を覚悟の上のじいや。
しんいのほむら(瞋恚の炎)
しんがいだ(心外だ)
しんかいち(新開地)……あらたに開発された土地。
しんがんをとげる(心願を遂げる)……目標を遂げる。「心願を遂げることが出来ました」
しんきのたね(辛気の種)
じんきょ(腎虚)
じんきょうにてんぜられ(塵境に纏ぜられ)……苦しい現世に存在すること。
しんくんいえやすこう(神君家康公)……東照宮さま。
しんざん(新参)
しんざんもの(新参者)……新入り。
じんじゅっぽうせかい(尽十方世界)……広い宇宙。
しんじょ(寝所)……寝室。ご寝所。
じんしんをけんらんにする(人心を絢爛にする)
しんしんをさわやかにいたします(心身を爽やかに致します)……お灸の効能触れ。
しんせんぎょうじゃ(神仙行者)
しんだい(身代)……財産・資本。
  • しんだいがおおきい(身代が大きい)
  • しんだいをねらってるんだろう(身代を狙ってるんだろう)
しんだきになって(死んだ気になって)……覚悟をきめて。
しんだものがいきかえるわけないじゃありませんか(死んだ者が生き返るわけないじゃありませんか)
しんでいったれんちゅう(死んでいった連中)
  • しんでいったれんちゅうもそれはのぞんじゃいまい(死んでいった連中もそれは望んじゃいまい)
しんでしまえばみなほとけさまです(死んでしまえばみな仏様です)
しんでどうにかなるもんじゃねぇ(死んでどうにかなるもんじゃねぇ)
しんではなみがさくものか(死んで花実が咲くものか)
しんでもしにきれない(死んでも死にきれない)
しんでん(新田)……あらたに開発された田地。
しんのうさま(神農さま)……薬のかみさま。▼大陸の古代の王様。香具師のみんなの守り神でもある。
しんのぞう(心の臓)
  • しんのぞうがだいぶよわっておる(心の臓がだいぶ弱っておる)
  • しんのぞうのほっさだ(心の臓の発作だ)
じんのぞう(腎の臓)
しんぱいいらねぇよ(心配いらねぇよ)
しんばつみょうばつ(神罰冥罰)
しんぷく(心服)……尊敬する。
  • しんぷくする(心服する)
しんぼう(辛抱)
  • しんぼうがたりん(辛抱が足りん)
  • しんぼうしておくれ(辛抱しておくれ)
しんみょう(神妙)
  • しんみょうにしねぇとためにならねぇぞ(神妙にしねぇと為にならねぇぞ)
  • しんみょうにしやがれ(神妙にしやがれ)
  • しんみょうにしろい(神妙にしろい)……おとなしく縛につけ。
しんめいはつゆよりももろし(身命は露よりも脆し)……命のはかないこと。萩の露の命。
しんようだいいちのあきないですからね(信用第一の商いですからね)
しんらばんしょうかたちをのがるるところなし(森羅万象形を逃るるところなし)
じんりんのみちにてらして(人倫の道に照らして)
しんるいづきあい(親類付合い)
しんるいどうようのひいき(親類同様の贔屓)……まるで身内の者かのようにご贔屓にあずかって

最終更新:2025年04月14日 15:37