むえきなせっしょうはやめろ(無益な殺生はやめろ)
むかし(昔)……お茶の銘に用いられることが多い。「はつむかし」など。
むかしなかま(昔仲間)
  • あしをあらってくらしてるようだがあいつはおれたちのむかしなかまよ(足を洗って暮らしてるようだがあいつは俺達の昔仲間よ)
むかしなじみ(昔馴染み)
  • むかしなじみのかおがみたくなってよ(昔馴染みの顔が見たくなってよ)
むがのきょうち(無我の境地)
  • むがのきょうちにはいっている(無我の境地に入っている)
むかんとなり(無官となり)…官職から離れること。
むぎこがし(麦こがし)
むぎまんじゅう(麦饅頭)
むぎゆ(麦湯)……夏の飲み物。
むぎゆうり(麦湯売り)……屋台・床几などで麦湯を売る商売。
むごいおもいをするもの(惨い想いをする者)
むこうみず(向こう見ず)
むこのたみ(無辜の民)
むさくるしいところだな(むさ苦しい所だな)
むざむざみごろしにしては(むざむざ見殺しにしては)
むしかえして(蒸返して)
むしがよすぎる(虫が良すぎる)
  • むしがよすぎるんじゃございませんか(虫が良すぎるんじゃございませんか)
  • むしがよすぎるんだよおまえは(虫か良すぎるんだよお前は)
むじつのさいなん(無実の災難)
むじつのつみ(無実の罪)
むしのいいことをいう(虫のいいことを言う)……くちばっかり。
むしのいき(虫の息)……死にそう。
むしゃぶるい(武者震い)
  • ふるえているのではないっむしゃぶるいともうすものだっ(震えているのではないっ武者震いと申すものだっ)……怖くなんぞないぞ。
むしゅくにん(無宿人)
むしゅくもの(無宿者)
むしょうにあいたい(無性に会いたい)
むしんする(無心する)……ねだる、要求する。
むすめかぶき(娘歌舞伎)
むすめぎだゆう(娘義太夫)
むすめっこ(娘っ子)
むだぼねおる(無駄骨折る)
むちもうまい(無知蒙昧)……ものごとを知らず、おろか。
  • むちもうまいのものはこれだからはこまる(無知蒙昧の者はこれだから困る)
むてっぽう(無鉄砲)
  • むてっぽうなやつだ(無鉄砲な奴だ)
むにしちゃいけねぇぜ(無にしちゃいけねぇぜ)
むなしくこういんをわたる(空しく光陰を渡る)……空しい日々を過ごす。
むねがすく(胸が空く)
むねにおぼえがあろう(胸に覚えがあろう)
むねにてを(胸に手を)
  • むねにてをあててみりゃ(胸に手を当ててみりゃ)
  • むねにてをあててよくかんがえてみろ(胸に手をあててよく考えてみろ)
むねのつかえがおりたここちでございます(胸の痞えが下りた心地でございます)
むねわり(胸割)……胸のあたりまで入れた刺青。
むねわりながや(棟割長屋)……長屋の建築のひとつ。
むねをたちわってみたところでひとのよしあしというものはわからない(胸を断ち割って見たところで人の善し悪しというものはわからない)……心性は目で見ることは出来ない。
むねをわずらう(胸を患う)……肺病。
むふんべつなまねをするんじゃない(無分別な真似をするんじゃない)
むほん(謀反)
  • むほんにん(謀反人)
  • むほんをくわだてる(謀反を企てる)
  • むほんをくわだてたるちょうほんにん(謀反を企てたる張本人)
むやみにふところへねじこんで(無暗に懐中に捻込んで)
むやみやたらに(無暗矢鱈に)
むようのあらそいはこのまぬ(無用の争いは好まぬ)
むらさきききのくもたなびく(紫の雲棚引く)
むらしばい(村芝居)
むらはずれ(村外れ)
むらはちぶ(村八分)……共同体から相手にされなく無視されること。
むりからぬこと(無理からぬこと)
むりじいして(無理強いして)
むりなんだい(無理難題)
むりはきんもつだよ(無理は禁物だよ)
むりもないことだよ(無理もないことだよ)
むりやりに(無理矢理に)
むりをきいてやったんだぜ(無理をきいてやったんだぜ)
最終更新:2025年04月18日 16:32