のうてん(脳天)……あたま。
のこらずつみをただしてつかわす(残らず罪を糺してつかわす)
のしつけてくれてやる(熨斗つけてくれてやる)……持っていきやがれ。
のぞみとあらば(望みとあらば)……くれてやる。
のぞむところだ(望むところだ)……かかってこい。
のだて(野点)……野外でおこなう茶席。
  • のだてのかい(野点の会)
のっぱら(野っ原)
のっぴきならねぇ
  • のっぴきならねぇじじょうがありまして(のっぴきならねぇ事情がありまして)
のどもとすぎればあつさをわすれる(喉元過ぎれば熱さを忘れる)
のなかのいっけんやじゃあるまいしおおきなこえだすな(野中の一軒家じゃあるまいし大きな声出すな)
のなかのいっぽんすぎ(野中の一本杉)……やたらと背が高い。
のばなし(野放し)
  • おめぇをのばなしにしといたのよ(お前ぇを野放しにしといたのよ)
のぶれば(陳者)……手紙の書き出しに書かれる定型句。
のぼりおり(上り下り)
のみにくわれたあともない(蚤に喰われた跡もない)……罪による入墨がないことを強調する際のことば。
のりあいのしゅう(乗合の衆)……同船の者たち。
のりあいぶね(乗合船)……多くのお客を乗せる渡し船。▼色々な物を収録した作品などの題名にも用いられる。
のりかかったふねだ(乗りかかった船だ)……放ってはおけまい。
のりつけないもの(乗りつけないもの)……乗り慣れていない。
のりのきどく(法の奇特)
のりもの(乗物)……駕篭。
のれん(暖簾)……店舗の入口などに掛ける、屋号や商標を染め抜いた布。
  • のれんはあきんどのいのちだ(暖簾は商人の命だ)
のれんわけ(暖簾分け)……店員に新しく店を持たせること。
のれんにどろをぬる(暖簾に泥を塗る)……店の信用を失う。
のれんをおろす(暖簾を下ろす)……店をしめる、やめる。
のんき(暢気)
のんきでずぼら(暢気で図法螺)
最終更新:2025年04月14日 15:49